説明

シンク構造及び流し台

【課題】天板上に後付用シンクを傾動可能に支持することにより汎用性に優れ、調理作業を行い易くしたりカメラなどで食材の数など分かり易く撮影するときにも好適なシンク構造及びそれを有した流し台を得る。
【解決手段】食材や食器などを入れたり洗うときに用いられるシンク構造において、上開口した容器状の本体12を、料理台ないしは流し台の天板4上に支持手段14を介して起立状態から傾動可能となるよう取り付ける。また、支持手段14は、本体12又は天板4の何れか一方に設けられる略球状の頭部16aを持つ支軸16と、本体12又は天板4の他方に設けられて頭部16aに揺動可能に嵌合される固定部材15とからなることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、食材や食器などを入れたり洗うときに用いられるシンク構造及びそれを採用している流し台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の流し台には、シンクを2つ並列させたダブルシンクがある(例えば特許文献1)。また、シングルシンクには、簡易なものとして、流し台などの天板の前縁に固体金具付ステーを介してシンクを着脱可能に取り付ける構造もある(例えば特許文献2)。このようにシンクを2つ持つ、或いはシンクを後付により設けるようにした流し台において、一方のシンク又は後付けされたシンクを食材などの仮置き場として活用できるようにしておけば各種調理作業に便利なものとなる。
【0003】
また、最近では、ブログなどにより調理前後の食材を写真データや動画として公開することがよく行われている。その場合、調理後は加工されたものを食器などに盛りつけた状態で写すことにより完成状態が理解され易いが、調理前の食材、特に野菜などの場合には最初から細かく切った状態でなく、原形をとどめている素材そのものを必要な数量分だけ写しておくことが好ましいことが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特公平6−54028号公報(第3図)
【特許文献2】特開2010−127067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来の流し台では、シンクが姿勢を変更できないため汎用性に欠け、上記したような色々な使い方に十分満足できないことが多かった。具体的には、調理作業の邪魔になる虞、食材を画像データ化する場合に写し難かったり種類などが分かり難いという問題があった。
【0006】
本発明は以上のような背景から工夫されたものである。その目的は、天板上に後付用シンクを傾動可能に支持することにより汎用性に優れ、調理作業を行い易くしたりカメラなどで食材の数、種類を分かり易く撮影するときにも好適なシンク構造及びそれを有した流し台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明は、食材や食器などを入れたり洗うときに用いられるシンク構造において、上開口した容器状の本体を、料理台ないしは流し台の天板上に支持手段を介して起立状態から傾動可能となるよう取り付けることを特徴としている。
【0008】
以上の本発明は、請求項2〜6のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、
(イ)前記支持手段は、前記本体又は前記天板の何れか一方に設けられる略球状の頭部を持つ支軸と、前記本体又は前記天板の他方に設けられて前記頭部に揺動可能に嵌合される固定部材とからなる構成である(請求項2)。
(ロ)前記固定部材は、前記本体の底部に設けられた排水孔を開閉する栓を兼用している構成である(請求項3)。
(ハ)前記支軸は、前記本体の底部に設けられた取付部材を介して取り付けられている構成である(請求項4)。
(ニ)前記支軸と前記固定部材とは着脱可能に連結される構成である(請求項5)。
(ホ)前記本体内は下から上側に向かって次第に径大となるよう形成されている構成である(請求項6)。
【0009】
(ヘ)請求項7は、以上の各発明を流し台として捉えたものであり、調理台用の天板及び蛇口を介して流出される水などの液を貯める排水部付きのシンクとを備えた流し台において、請求項1から6の何れかに記載のシンク構造を前記天板に有し、前記本体内に入れられた水などの液が前記本体を傾動したときに前記シンクに流出可能となっている構成である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明では、本体が天板上に設けられているため食材や食器などを出し入れし易い点、本体が支持手段を介して傾動可能なため必要に応じ任意の向き及び角度に傾けると内部に収容された食材などを目視し易く、また収容された水などを傾けて排出可能となり、しかも撮影も容易となる点、本体が傾動状態から起立状態に復帰されるため使い勝手に優れている点、などの利点を具備できる。
【0011】
請求項2の発明では、図2〜図6に例示されるごとく、支持手段が略球状の頭部を持つ支軸と、頭部に揺動可能に嵌合される固定部材とからなるため簡易であり、実施容易となる。
【0012】
請求項3の発明では、図4(a)、同(b)に例示されるごとく、固定部材が本体の底部に設けられた排水孔を開閉する栓を兼用しているため、本体内に入れた水などの液を必要に応じ確実に排水可能となる。
【0013】
請求項4の発明では、支軸が本体の底部に対して取付部材を介して取り付けられるため汎用性に優れている。これに対し、請求項5の発明では、本体が支軸と固定部材とを着脱して天板から外したり再び取り付けられるため汎用性に富んでいるとともに、使用者が必要に応じて料理台ないしは流し台に本体を着脱して最適な態様を選択可能となる。
【0014】
請求項6の発明では、本体内を下から上側に向かって次第に径大となる、つまり本体が食材の仮置き場として最適な形状となっているため食材を切る、潰す、他の食材や調味料を混合する、焼く、煮る、揚げるなどの各種調理作業にとって便利なものとなる。
【0015】
請求項7の発明では、流し台として、請求項1から6の何れかに記載のシンク構造を採用しているため斬新性に優れ、本体内を撮影し易くなり、しかも本体を傾動したときに流し台のメインのシンクに食材を効率的に移したり水切りも容易となって使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明形態による流し台の全体構成を示す概略的な斜視図である。
【図2】上記流し台の要部を示す拡大断面図である。
【図3】上記サブシンクの構成を示す分解斜視図である。
【図4】(a)と(b)は図2の拡大図の2つの変形例を示す図である。
【図5】図2に対応した要部の他の構成を示す拡大断面図である。
【図6】(a)と(b)は図5の拡大図の2つの変形例を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を適用した形態例を図面を参照して説明する。この説明では、図1の本発明を適用した流し台、図2及び図3の第1形態、図4の変形例1と2、図5の第2形態、図6の変形例3と4の順に述べる。
【0018】
(流し台)図1の流し台1は、複数の引出し2及び収納部を開閉する回動式のドア3などを有し、料理人や主婦などが作業し易い高さに設定された横長の直方体であって、その上部を天板4で覆った状態にユニット化されている。天板4は、人工又は天然の大理石、或いは表層に人工の模様を施したステンレスなどの非腐食板から構成されるもので、そのほぼ中央には凹状に形成された洗い場用のメインシンク5が設けられている。天板4の右側は、天板4の上面より一段低く設けられた箇所に配設されて複数のガスコンロ又はIHヒータ6など組み込んだ加熱器具7と、加熱器具7の上方に設けられて流し台1の背面側にあるキッチン用背面壁8に固定されたフード9とを有し、図示しない排気ファンなどによりこのフード9内に加熱に伴う熱や煙を導き、背面壁8の外側に排気可能としている。また、天板4の左側上面は比較的広い面積の調理部10としている。
【0019】
(第1形態)調理部10には本発明のシンク構造が採用されている。このシンク構造は、図2にも示されるごとく天板4ないしは調理部10のうち、メインシンク5に隣接する箇所に支持手段14を介して着脱可能かつ任意の向きに傾動可能に設けられたサブシンク5Aを有しており、このサブシンク5Aに関連して、メインシンク5の形状、メインシンク5に水や湯を流入する蛇口11の位置が工夫されている。
【0020】
すなわち、メインシンク5は、底面に排水口5aを設けた矩形容器状となっているとともに、容器状の片側にあってサブシンク5A側に向けて緩勾配に形成された傾斜面5bを有している。この構成は、図2の一点鎖線に示されるごとく、サブシンク5Aが支持手段14を介してメインシンク5側に傾けられると、サブシンク5A内の水や湯(更には食材)がそのシンク内の傾斜面5dに沿ってメインシンク5内にスムースに排出し易くする。また、このシンク構造では、蛇口11が背面壁8に対してメインシンク5だけではなく、サブシンク5Aにも水や湯を供給可能となる箇所及び長さ寸法となっている。換言すると、この蛇口11は両シンク5,12に兼用となるよう設計されている。
【0021】
これに対し、サブシンク5Aは、本体12と、本体12に設けられた排水兼用の取付穴13に取り付けられた固定部材15とを有している。本体12は、陶磁器製であり、内部が下から上側に向かって次第に径大となる底浅の容器状となっている。材質は、陶磁製に限られず、ガラス製、合成樹脂製、木材製などであってもよい。取付穴13は、本体底部12aの中央部に貫通されており、内側が径大穴13aで外側が径小穴13bに形成されている。固定部材15は、天板4に立設される支軸16とともに支持手段14を構成しており、全体が有底筒形で、径大穴13aに嵌合する径大部15a及び径小穴13bに嵌合する筒部15bとからなる。筒部15bの筒内には、半球形ないしは球形と嵌合する嵌合穴15cが形成されている。
【0022】
以上の固定部材15は、取付穴13に対して、本体12内より着脱可能に嵌合されると、取付穴13を水密に塞ぐとともに、筒部15bを底部外側へ突出した状態となる。このため、固定部材15は、取付穴13に対する装着態様から、底部外側へ突出した筒部部分を上側へ押圧操作し、かつ、本体内側に突出した径大部15aを摘んで引っ張ることにより取付穴13から簡単に外すことができる。
【0023】
また、支軸16は、合成樹脂などの成形体であり、頭部16a及び軸部16bとを形成している。頭部16aは、略半球状ないしは略球形状であり、上記筒部の嵌合穴15cに対して着脱可能で、かつ、起立状態から任意の角度に傾動可能となるよう嵌合される。軸部16bは、雄ねじになっていて、天板10に螺入により立設される。
【0024】
以上の流し台及びサブシンク5Aを有したシンク構造では次のような点で優れている。
(1)流し台1としてはメインシンク5と共にサブシンク5Aも使用できる。このサブシンク5Aは、本体12が天板10上に設けられているため、又、内部が上開口でかつ上側を下(底部12a)より径大ないしは広くなっているため、食材や食器などを出し入れし易い。加えて、サブシンク5Aは、本体12が支持手段14を介して任意の角度に傾けられるため、内部に入れた水などをメインシンク5に流出つまり簡単に水切り可能となり、内部に収容された食材などを見え易くしてカメラCで撮影する場合にも好適となる。これらにより、従来構造に比べ斬新性に富み、使い勝手を向上できる。
【0025】
(2)調理部10は必要に応じてサブシンク5Aを外した状態で使用できる。すなわち、サブシンク5Aは、本体12が持ち上げ操作されると、支軸側頭部16aに対する固定部材側嵌合穴15cの嵌合が解除されるため天板4上から簡単に撤去できる。この例では支軸14が天板4上に残るが、軸状であるため調理などの邪魔になり難い。勿論、サブシンク5Aは、支軸14に対して頭部16a及び嵌合穴15cの嵌合により再び簡単に装着される。また、サブシンク5Aは、支軸14から外した状態で、食材などを本体12内に収容したり水洗いするときのポールないしは容器として活用できる。その際は、固定部材15を取付穴13から外しておくと、本体12を安定した状態で載置でき、水切りも容易となる。
【0026】
(第1形態の変形例)図4(a)と(b)は、上記支持手段14の2つの変形例を図2の拡大図に対応して示している。この説明では、上記形態と同じか類似する部材ないしは部位に同じ符号を付し、変更した構成についてだけ詳述する。
【0027】
図4(a)の変形例1は、上記第1形態に比べて、固定部材15の上端面に摘み用の突起15dを設けた点と、上記天板4に対して支軸12を取付部材17を介して立設した点で変更されている。すなわち、この構造では、例えば、本体12が支軸16から外された状態で、固定部材15が本体12内から突起15dを摘んで引っ張ることにより取付穴13から外れるため固定部材の着脱操作性に優れている。また、天板4には取付部材17が埋設されている。取付部材17は、軸部16bの雄ねじと螺合する雌ねじ17aを有している。このため、この構造では、支軸16が雌ねじ17aに着脱可能に装着される。
【0028】
図4(b)の変形例2は変形例1を更に簡素化した一例である。すなわち、この支軸18は、頭部18a及び及び軸部18bとからなり、軸部18bが取付部材17に設けられた保持穴17bに差込・引き抜き操作により着脱される。このため、この構造では、本体12が持ち上げ操作されると、軸部18bが保持穴17bから引き抜かれて、天板4上から簡単に外すことができる。そして、この構造では、例えば、本体12が天板4から外された状態で、突起15dを摘んで引っ張ることにより固定部材15及び支軸18を本体12から同時に外したり、固定部材15に対して支軸18を引っ張って頭部18aと嵌合穴15cとの嵌合を解除して支軸18だけを外すことも可能となる。
【0029】
(第2形態)図5は第2形態を示している。この第2形態は、第1形態の支持手段14に比べ、支軸16を本体2に取り付け、固定部材21を天板4に埋設した例である。この説明では、第1形態と同じか類似する部材ないしは部位に同じ符号を付し、変更した構成についてだけ詳述する。
【0030】
サブシンク5Aは、本体12と、本体12に設けられた支軸16とを有している。支軸16は、頭部16a及び軸部16bとからなり、天板4に設けられる固定部材21とともに支持手段14を構成している。そして、支軸16は、本体底部12aの取付穴13に装着された取付部材19に対して頭部16aを下向きにした状態で下設されている。すなわち、取付部材19は、全体が小ブロック状をなし、上記径大穴13aに嵌合する径大部19a、及び径小穴13bに嵌合する胴部19b、並びに胴部19bに設けられた雌ねじである係合穴19cを有し、取付穴13に対して装着されている。支軸16は、雄ねじ付きの軸部16bを係合穴19cに螺合することで一体化されている。
【0031】
固定部材21は、頭部16aが揺動可能に嵌合される嵌合穴21a及び嵌合穴21aの上側を逆円錐台形に欠肉した逃げ部21bを有しており、天板4に設けられた穴に埋設された状態に装着されている。このため、サブシンク5Aは、支軸側頭部16aが天板側固定部材の嵌合穴21aに対して着脱可能、かつ起立状態から任意の角度に傾動可能となるよう嵌合支持されることになる。
【0032】
(第2形態の変形例)図6(a)と(b)は、上記支持手段14の2つの変形例を図5の拡大図に対応して示している。この説明でも、上記形態と同じか類似する部材ないしは部位に同じ符号を付し、変更した構成についてだけ詳述する。
【0033】
図6(a)の変形例3は、上記第2形態に比べて、本体底部12aが厚く設定されるとともにその外面に支軸20を取り付けるための凹部12bを設けた点と、支軸20の形状を変えた点で変更されている。すなわち、この支軸20は、固定部材側嵌合穴21aに揺動可能に嵌合する頭部20a、及び頭部20aに連結された比較的径大となった軸部20b、並びに凹部12bに係合されるフランジ部20cを一体に有し、本体底部12に対しフランジ部20cが凹部12bに係合固定された状態に取り付けられている。このため、この構造では本体12内の見栄えが良好となる。
【0034】
図6(b)の変形例4は、第2形態に対して取付部材19が径大部19aの端面に摘み用突起19dを有し、支軸16及び取付部材19を本体底部12aの取付穴13に着脱可能にした一例である。すなわち、この構造では、本体12が持ち上げ操作されると、頭部16aが固定部材側嵌合穴21aから嵌合解除され引き抜かれて、天板4上から簡単に外すことができる。また、この構造では、本体12が天板4から外された状態で、突起19dを摘んで引っ張ることにより取付部材19及び支軸16を本体12から同時に外すことも可能となる。
【0035】
なお、本発明は、請求項1で特定した構成を備えておればよく、細部は必要に応じて上記各形態や変形例を参照して更に種々変更可能なものである。
【符号の説明】
【0036】
1・・・流し台(4は天板、7は過熱器具、8は背面壁、9はフード)
5・・・メインシンク(シンクに相当、5aは排水口、5bは傾斜面)
5A・・・サブシンク(シンクに相当)
11・・・蛇口
12・・・本体(12aは底部、13は排水兼用取付穴)
14・・・支持手段
15・・・固定部材(支持手段を構成、15bは筒部、15cは嵌合穴、15dは突起)
16・・・支軸(支持手段を構成、16aは頭部、16bは軸部)
17・・・取付部材(17aと17bは係合穴)
18・・・支軸(支持手段を構成、18aは頭部、18bは軸部)
19・・・取付部材(19aは径大部、19bは胴部、19cは係合穴)
20・・・支軸(支持手段を構成、20aは頭部、20bは軸部、20cはフランジ部)
21・・・固定部材(支持手段を構成、21aは嵌合穴、21bは逃げ部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材や食器などを入れたり洗うときに用いられるシンク構造において、上開口した容器状の本体を、料理台ないしは流し台の天板上に支持手段を介して起立状態から傾動可能となるよう取り付けることを特徴とするシンク構造。
【請求項2】
前記支持手段は、前記本体又は前記天板の何れか一方に設けられる略球状の頭部を持つ支軸と、前記本体又は前記天板の他方に設けられて前記頭部に揺動可能に嵌合される固定部材とからなることを特徴とする請求項1に記載のシンク構造。
【請求項3】
前記固定部材は、前記本体の底部に設けられた排水孔を開閉する栓を兼用していることを特徴とする請求項2に記載のシンク構造。
【請求項4】
前記支軸は、前記本体の底部に設けられた取付部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のシンク構造。
【請求項5】
前記支軸と前記固定部材とは着脱可能に連結されることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のシンク構造。
【請求項6】
前記本体内は、下から上側に向かって次第に径大となるよう形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のシンク構造。
【請求項7】
調理台用の天板及び蛇口を介して水などの液を貯める排水部付きのシンクとを備えた流し台において、
請求項1から6の何れかに記載のシンク構造を前記天板に有し、前記本体内に入れられた水などの液が前記本体を傾動したときに前記シンクに流出可能となっていることを特徴とする流し台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−158913(P2012−158913A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−19452(P2011−19452)
【出願日】平成23年2月1日(2011.2.1)
【出願人】(501300104)学校法人 多摩美術大学 (25)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】