説明

シート貼付装置及び貼付方法

【課題】被着体に貼付すべき印字シートを形成してバッファ領域で待機させる構成であっても、印字シートをバッファ領域に残存させずに被着体に貼付できるシート貼付装置及び貼付方法を提供すること。
【解決手段】バーコードBの読取手段19、剥離シートRLに接着シートSが仮着された原反Rの繰出手段11、被着体Wに付されたバーコードを基に接着シートに印字を施す印字手段13、印字シートPSを作り置きするバッファ領域Aを経て剥離シートから印字シートを剥離するピールプレート15、印字シートを保持して被着体に押圧する押圧手段18、各手段を制御する制御手段22を備えてシート貼付装置が構成される。制御手段は、所定の条件に基づいてダミー印字指令を出力する機能を含み、当該指令が出力された時に、印字手段がバッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行い、押圧手段が作り置きされた全ての印字シートの貼付動作を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシート貼付装置及び貼付方法に係り、更に詳しくは、最後の被着体まで確実にシートを貼付することのできるシート貼付装置及び貼付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
宅配商品の梱包体等に、送り先、商品名等の個体情報が異なる可変情報用データを付し、当該梱包体等を被着体として可変情報用データに対応した印字を施して印字シートを貼付することが行われている。印字シートの貼付を行う一般的な装置としては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されるラベルプリンタが知られている。これらラベルプリンタは、剥離シートの一方の面に接着シート(ラベル)が仮着された原反を繰り出しながら印字を行って印字ラベルを形成し、当該印字ラベルを剥離シートから剥離して被着体に貼付する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−55214号公報
【特許文献2】特許第2562012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたラベルプリンタは、剥離シートから剥離されたラベルをバッファ領域に待機させる構成を採用し、印字されたラベルは、次の印字信号が出力されるまで待機状態とされるため、最終の被着体には、永久にラベルが貼付されない、という不都合がある。また、起動時に古い情報が印字されたラベルが繰出装置に残っている場合があるということは、このラベルに対応した被着体が行方不明になっている可能性もあり、これが被着体との対応関係にずれを生じさせてしまう原因になる、という不都合がある。
上記のような不都合は、特許文献1のような、1のラベルに対して印字と剥離シートからの剥離とが同時に行われるタイプのラベルプリンタを採用すれば解消されるが、ラベルプリンタの選択の自由度を低下させてしまう、という不都合がある。
【0005】
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、被着体に貼付すべき印字シートを形成してバッファ領域で待機させる構成の印字手段を採用した場合であっても、印字シートをバッファ領域に残存させることなく被着体に貼付でき、ラベルプリンタの選択の自由度を低下させることのないシート貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、被着体に付された可変情報用データに対応する情報を印字して印字シートを形成し、当該印字シートを搬送される被着体に貼付するシート貼付装置であって、
前記可変情報用データを読み取る読取手段と、
剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出す繰出手段と、前記可変情報用データを基に前記接着シートに可変情報を印字する印字手段と、少なくとも1枚の印字シートを作り置きするバッファ領域を経て前記剥離シートから印字シートを剥離する剥離手段と、前記剥離手段を介して剥離された印字シートを保持して当該印字シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、予め設定された条件に基づいてダミー印字を施すダミー印字指令を出力する機能を含み、当該ダミー印字指令が出力されたときに、前記印字手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成するとともに、前記押圧手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分の貼付動作を行わせる、という構成を採っている。
【0007】
本発明において、前記ダミー印字シートを除去するリジェクト手段を更に含み、前記制御手段がダミー印字指令を出力した後に前記読取手段が可変情報用データを読み取ったことを条件に、前記ダミー印字シートを前記リジェクト手段が除去する、という構成を採ることが好ましい。
【0008】
また、本発明は、可変情報用データが付された被着体を搬送する一方、前記可変情報用データに対応する可変情報を印字して印字シートを形成し、当該印字シートを被着体に貼付するシート貼付方法であって、
搬送される被着体の可変情報用データが読み取られたときに、剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出し、
前記接着シートに可変情報を印字して印字シートを形成した後に、剥離位置の手前に設けたバッファ領域に少なくとも1枚の印字シートを作り置きし、
次の被着体の可変情報用データが読み取られたときに、前記作り置きされた印字シートを剥離シートから剥離して被着体に貼付するステップとし、
予め設定された条件に基づくダミー印字指令が所定の制御手段から出力されたときに、作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成すると同時に、前記バッファ領域に作り置きされた全ての印字シートを繰り出して貼付動作を行うように制御する、という手法を採っている。
【0009】
前記方法において、前記ダミー印字指令が出力された後に、被着体に付された可変情報用データを読み取ったことを条件に、前記ダミー印字シートを除去する、という手法を採っている。
【0010】
なお、本発明における「印字」は、文字、記号、図形、罫線又はこれらの任意の組合せを含む概念として用いられる。また、「ダミー印字」とは、被着体に貼付すべきでないことを明示する種々の印字の他、印字を施さない場合をも含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、印字シートがバッファ領域に繰り出された後、例えば、次の可変情報用データの読み取りが行われることなく所定時間が経過したことを条件として、印字手段がダミー印字を行って原反の繰り出しを行うように設定すれば、バッファ領域に印字シートを待機させる構成のラベルプリンタが採用された場合であっても、最終の被着体に永久にラベルが貼付されなくなるといった不都合や、古い情報が印字されたラベルが装置内に残ってしまうといった不都合を解消することができる。この場合、バッファ領域にはダミー印字が施された接着シートが残されることになるが、当該ダミー印字された接着シートは、次の可変情報用データが読み取られたことを条件に、リジェクト手段によって除去することができ、その後に、印字手段で可変情報用データに対応する情報を印字した印字シートがバッファ領域に繰り出されることとなり、以後順次、可変情報用データが読み取られる毎に、印字シートを被着体に貼付することができる。
更に、本発明によれば、搬送路に被着体がいつまでも残されることもないため、例えば、被着体が配送物である場合、配送時間のロスをなくすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態に係るシート貼付装置の概略正面図。
【図2】シート貼付装置の概略平面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1及び図2において、シート貼付装置10は、被着体Wに付された可変情報用データとしてのバーコードBを読み取る読取手段としてのバーコードリーダ19と、剥離シートRLの一方の面に所定間隔を隔てて接着シートSが仮着された原反Rを繰り出す繰出手段11と、搬送路12に沿って搬送される被着体Wに付された可変情報用データを基に接着シートSに可変情報を印字する印字手段13と、この印字手段13で形成された印字シートPSを少なくとも1枚作り置きできる長さのバッファ領域Aを経て剥離シートRLから印字シートPSを剥離する剥離手段としてのピールプレート15と、ピールプレート15で剥離された印字シートPSを保持して当該印字シートPSを被着体Wに押圧して貼付する押圧手段18と、ダミー印字シートDSを除去するリジェクト手段20と、これら各手段を制御する制御手段22とを備えて構成されている。なお、バーコードBは、シート貼付装置10に投入される前の段階で、ラベルに印字させて被着体Wに貼付させていることとする。
【0015】
前記繰出手段11は、原反Rを支持する支持ローラ25と、モータMによって駆動される駆動ローラ26と、当該駆動ローラ26との間に剥離シートRLを挟み込むピンチローラ27と、駆動ローラ26と同期回転可能に設けられて剥離シートRLを巻き取る巻取ローラ28とにより構成されている。ここで、繰出手段11、印字手段13及びピールプレート15は、ケース29内に配置されてラベルプリンタ16を形成しており、当該ケース29の図1中左側下部に設けられた開口部29Aを通じて印字シートPS若しくはダミー印字シートDSを1枚ずつ繰り出しできるように設けられている。また、開口部29Aの図1中左上には、繰り出された印字シートPS若しくはダミー印字シートDSの印字を確認するセンサ50が設けられている。
【0016】
前記搬送路12はローラコンベヤにより構成されている。この搬送路12には、被着体Wがシート貼付位置10に搬送されたとき、押圧手段18の下方位置に被着体Wを停止させる第1のストッパ30と、当該第1のストッパ30よりも搬送方向上流側において、後から搬送される被着体Wを貼付位置の手前で停止させる第2のストッパ31とを含む。これら第1、第2のストッパ30、31は図示しないローラ間に位置し、搬送路12の下面側に設けられたシリンダ33によって出没自在に設けられている。
【0017】
前記印字手段13は、接着シートS側に位置する印字ヘッド35と、剥離シートRL側に位置するプラテンローラ36とを含んで構成され、印字手段13は、バーコードリーダ19によって読み取られた可変情報用データを基に、例えば、被着体Wに、送り先、商品名等の可変情報やダミー印字を行うようになっている。
【0018】
前記押圧手段18は、剥離された印字シートPS若しくはダミー印字シートDSを保持する保持部40と、当該保持部40を上下方向に進退可能に支持する直動モータ41とにより構成されている。保持部40は、図示しない減圧ポンプに接続されており、下面側が吸着面として構成されている。
【0019】
前記リジェクト手段20は、押圧手段18の側方に配置され、シリンダ44と、当該シリンダ44のスライダ45に片持ち支持されたプレート46とにより構成されている。プレート46は、保持部40の下方位置と保持部40の動作で緩衝しない退避位置との間で移動可能に設けられており、その上面にダミー印字シートDSが貼付できるようになっている。
【0020】
前記制御手段22は、パーソナルコンピュータやシーケンサ等からなり、シート貼付装置10を総合的に制御するものであり、図示しない内部記憶装置には各種のシート貼付モードを含む条件が記憶、更新可能に設けられるとともに、時間を計測することのできる内部時計がプログラムによって設けられている。
【0021】
次に、本実施形態に係るシート貼付方法について説明する。
【0022】
原反Rを支持ローラ25から引き出し、印字手段13、ピールプレート15を経由して駆動ローラ26とピンチローラ27との間に挟み込み、原反Rのリード端を巻取ローラ28に固定する。この際、バッファ領域Aに1枚の接着シートSが位置し、印字手段13による印字直前位置に次の接着シートSが位置するように初期位置設定を行う。
なお、制御装置22は、バーコードリーダ19によって読み取られた可変情報用データを基に可変情報を印字した後において、次のバーコードBの読み取りが一定の時間内に行われないときに、バッファ領域Aに位置する接着シートSの枚数、本実施形態では、1枚の接着シートSにダミー印字を行うように予め設定されている。
【0023】
バーコードBが付された1個目の被着体Wが搬送路12に沿って搬送され、バーコードリーダ19がバーコードBの読み取りを行うと、当該1個目の被着体Wの可変情報用データが制御装置22に出力されるとともに、1個目の被着体Wは、第1のストッパ30に被着体Wがないことを条件として、第2のストッパ31を通り越して第1のストッパ30により停止する。
制御装置22が1個目の被着体Wの可変情報用データを基に接着シートSに可変情報を印字する動作信号をラベルプリンタ16に出力すると、繰出手段11が接着シートS1枚分を繰り出すと同時に、印字手段13の直前に位置する接着シートSに印字を行って印字シートPSを形成し、当該印字シートPSがバッファ領域Aに繰り出される。これにより、1個目の被着体Wは第1のストッパ30により停止するとともに、印字シートPSはバッファ領域Aに位置した状態で、次の接着シートSが繰り出されるまで待機状態となる。なお、この繰り出しにより、それまでバッファ領域Aに位置していた接着シートSは、開口部29Aから繰り出され、この繰出途中でセンサ50によってダミー印字(印字が施されていない)であることが読み取られ、リジェクト手段20のプレート46が保持部40の下方位置まで移動し、当該プレート46の上面に貼付されてプレート40が退避位置に後退動作することで除去される。
【0024】
次いで、搬送路12に沿って2個目の被着体Wが搬送されてくると、この2個目の被着体Wに付されたバーコードBがバーコードリーダ19で読み取られ、当該2個目の被着体Wの可変情報用データが制御装置22に出力される。その後、第1のストッパ30に1個目の被着体Wが停止しているため、この2個目の被着体Wは第2のストッパ31により停止する。
制御装置22は、上記同様にラベルプリンタ16に対して接着シートSの繰り出しと、印字の指令を出力することで、バッファ領域Aに作り置きされていた先行する印字シートPSが繰り出される。繰り出された印字シートPSは、繰出途中でセンサ50によって印字の確認が行われ、押圧手段18の保持部40に吸着保持され、第1のストッパ30で停止状態だった1個目の被着体Wに貼付される。その後、第1、第2ストッパ30、31が各被着体Wの停止を開放し、印字シートPSが貼付された1個目の被着体Wは、次工程に搬送されるとともに、第2ストッパ31で停止されていた2個目の被着体Wは、第1ストッパ30によって停止されて次の接着シートSの繰出に備えて待機状態となる。
【0025】
ここで、更なる被着体Wが搬送路12上を搬送されてこなかった場合、第1ストッパによって停止された2個目の被着体Wは、永遠に印字シートPSが貼付されることなく残存することとなるが、制御手段22が内部時計によって予め設定された時間を経過したことを条件に、ラベルプリンタ16に対して強制的に接着シートSを繰り出すことを指令する。この指令によって、印字手段13は、強制繰出される接着シートSにダミー印字を行い、バッファ領域Aに作り置きされていた印字シートPSは、押圧手段18の保持部40に保持されて、待機状態で停止していた2個目の被着体Wに貼付される。なお、制御装置22は、可変情報を印字した後においてのみに強制繰出を行うように設定されているため、バッファ領域Aに残されたダミー印字シートDSが強制繰出されることはない。
【0026】
その後、3個目の被着体Wが搬送路12に沿って搬送されると、上記同様にダミー印字シートDSは、繰出途中でセンサ50によってダミー印字の読み取りが行われ、リジェクト手段20のプレート46に貼付されて除去されるため、3個目の被着体Wに貼付されるようなことはない。
【0027】
従って、このような実施形態によれば、搬送路12に被着体Wが残存されてしまうようなことはなくなるとともに、被着体Wと、これに貼付すべき可変情報を印字した印字シートPSとの対応関係を常に一致した状態を保つことができるシート貼付装置10を提供することができる。
【0028】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
【0029】
例えば、前記実施形態では、バッファ領域Aに作り置きされる印字シートPS若しくはダミー印字シートDSの枚数を1枚としたが、2枚以上であってもよい。この場合、作り置きする枚数に応じて、バーコードリーダ19とストッパ30との間に別のストッパを増設し、ダミー印字やリジェクト動作、貼付動作を行う回数の変更が行われることになる。
【0030】
また、印字手段は、サーマルプリンタ、ドットインパクトプリンタ、レーザプリンタ等を採用することができる。
更に、センサ50は、カメラ等の撮像手段や光電管等であってよい。
また、読取手段は、カメラ等の撮像手段でもよい。
更に、ダミー印字を施す予め設定された条件は、予め設定された時間を経過したこと以外に、制御手段22に設けた内部時計によって定刻になったことを条件とすることもできる。
【符号の説明】
【0031】
10 シート貼付装置
11 繰出手段
13 印字手段
15 ピールプレート(剥離手段)
18 押圧手段
19 バーコードリーダ(読取手段)
20 リジェクト手段
22 制御手段
A バッファ領域
B バーコード(可変情報用データ)
DS ダミー印字シート
PS 印字シート
R 原反
RL 剥離シート
S 接着シート
W 被着体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被着体に付された可変情報用データに対応する情報を印字して印字シートを形成し、当該印字シートを搬送される被着体に貼付するシート貼付装置であって、
前記可変情報用データを読み取る読取手段と、
剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記可変情報用データを基に前記接着シートに可変情報を印字する印字手段と、
少なくとも1枚の印字シートを作り置きするバッファ領域を経て前記剥離シートから印字シートを剥離する剥離手段と、
前記剥離手段を介して剥離された印字シートを保持して当該印字シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
前記各手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、予め設定された条件に基づいてダミー印字を施すダミー印字指令を出力する機能を含み、当該ダミー印字指令が出力されたときに、前記印字手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成するとともに、前記押圧手段が前記バッファ領域に作り置きされた印字シートの枚数分の貼付動作を行うことを特徴とするシート貼付装置。
【請求項2】
前記ダミー印字シートを除去するリジェクト手段を更に含み、前記制御手段がダミー印字指令を出力した後に前記読取手段が可変情報用データを読み取ったことを条件に、前記ダミー印字シートを前記リジェクト手段が除去することを特徴とする請求項1記載のシート貼付装置。
【請求項3】
可変情報用データが付された被着体を搬送する一方、前記可変情報用データに対応する可変情報を印字して印字シートを形成し、当該印字シートを被着体に貼付するシート貼付方法であって、
搬送される被着体の可変情報用データが読み取られたときに、剥離シートの一方の面に接着シートが仮着された原反を繰り出し、
前記接着シートに可変情報を印字して印字シートを形成した後に、剥離位置の手前に設けたバッファ領域に少なくとも1枚の印字シートを作り置きし、
次の被着体の可変情報用データが読み取られたときに、前記作り置きされた印字シートを剥離シートから剥離して被着体に貼付するステップとし、
予め設定された条件に基づくダミー印字指令が所定の制御手段から出力されたときに、作り置きされた印字シートの枚数分のダミー印字を行ってダミー印字シートを形成すると同時に、前記バッファ領域に作り置きされた全ての印字シートを繰り出して貼付動作を行うように制御することを特徴とするシート貼付方法。
【請求項4】
前記ダミー印字指令が出力された後に、被着体に付された可変情報用データを読み取ったことを条件に、前記ダミー印字シートを除去することを特徴とする請求項3記載のシート貼付方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2010−202241(P2010−202241A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−48804(P2009−48804)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(000102980)リンテック株式会社 (1,750)
【Fターム(参考)】