説明

ジャスモン酸及びその誘導体とナノキャリヤー又はミクロキャリヤー間の医薬製剤

本発明は、ジャスモン酸誘導体及び担体、好ましくはシクロデキストリン又はポリアミドアミン、を含んでなる医薬組成物を指す。前記組成物は癌の治療のために使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジャスモン酸ファミリーの化合物(CA2630666)と、ナノ又はミクロカプセル化系を形成する能力を有する幾つかの化合物とを組合せた製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ジャスモン酸ファミリーの化合物は、シクロペンタノン型の構造を持つ化合物として定義され;これは、植物の生長及び発生を調節することを援助する植物ホルモンの一つの群である。ジャスモン酸は、ジャスモン酸及びそのエステル、並びに例えば:ジャスモン酸メチル(MeJa)のような多くの他の誘導体を含む。哺乳動物中で見出される関連するプロスタグランジンホルモンのように、ジャスモン酸は、脂肪酸から生合成的に誘導されるシクロペンタノン誘導体である。これらは、リノレイン酸からシクロペンタノン環とのオクタデカノイド経路によって生合成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】CA 2,630,666
【特許文献2】EP 1814894
【特許文献3】US2002/017347
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Drumond W.S.;Wang,S.H.“Sintese e Caracterizacao do copolimero Poli acido latico−B−Glicol Etilenico” Polimeros:Ciencia e Tecnologia,14,n2,p.74−79,2004
【非特許文献2】Rajewski RA,Stella VJ. Pharmaceutical applications of cyclodextrins.2 In vivo drug delivery.J Pharm Sci 1996;85(11):1142−69
【発明の概要】
【0005】
本発明は、更に、人工的に改変された、又は改変されていない処方された構造を持つジャスモン酸を含み、これは、アミン分子及び又はアミド分子及び又は任意の他の物質による置換またはその含有でジャスモン酸の効果を増加し、例えば、シクロペンタノン環のシクロペンテノン環への転換、任意の種類の他の任意の成分の含有、及び又は置換、及び又は結合、及び又は付加、及び又は還元、及び又は任意の他の化学的過程を伴う、或いは伴わず、単一分子、及び又は混合分子化合物として、ナノキャリヤー又はミクロキャリヤーの内部においてジャスモン酸を含む。
【0006】
ナノキャリヤー又はミクロキャリヤーは、封入(inclusion)化合物を形成するために使用することができる化合物である。例えば、シクロデキシトリン(CD)の、更に具体的には天然のCD、α−、β−及びγ−CDのホストファミリーとなる。あるいは、本出願人等は、封入化合物を製造することができる全ての系がCDのための好都合な別法であることが可能であると考える。
【0007】
これらの用語中で、一連のホスト分子、及び又は粒子、及び又は凝集体がナノキャリヤーとして一般的に定義され、例えば、ポリマー、及び又は交互ポリマー、及び又はコポリマー、及び又はリポソーム、及び又はデンドリマー、及び又は金属ナノ球体、及び又は混合ポリマー、及び又は生体高分子、及び又は炭素構造担体、及び又はシリカ構造担体、及び又はケイ素構造担体、及び又は注射可能なミクロ及び又はナノキャリヤーが挙げられ、、及び又はナノキャリヤーは向上した透過性及び保持効果により腫瘍選択的集積を達成し、ナノキャリヤーに接続された抗体、ペプチド、リガンド、又は核酸のような標的分子は、標的組織によるその認識及び内部移行を更に向上し、及び又はナノキャリヤーは細胞外雰囲気及び又は細胞内雰囲気において刺激−活性化し、及び又はナノ懸濁物、及び又はナノチューブ、及び又はナノワイヤー、及び又はナノカチオン性SLN担体、及び又はゼラチンNP担体、及び又はPLGA NP、及び又はPLGAナノ球体、及び又はヒドロゲルNP構造担体、及び又はCPP NP構造担体、及び又は高分子ミセルは免疫ミセル、及び又は感応化された(functionalized)NP、及び又はナノ結晶構造担体として知られる。
【0008】
一般的に、前述の現象は、以下のスキーム:
【0009】
【化1】

【0010】
のような形成の例としての例示的反応によって特徴づけられる。幾つかの一般的な反応は、(英文明細書の)7頁の等式3に対応する。
これらの処方によって形成される化合物は、ジャスモン酸ファミリーのメンバー及び誘導体を放出し、狙った特異的標的細胞における巨視鏡的に作用するための有効な系として特徴づけられる。これらの標的細胞は、癌細胞としてか、またはそうでなく、又はいずれかの他の部位として特徴づけられる。これらの封入化合物は、ジャスモン酸ファミリーのメンバー及び誘導体の毒性の有意な減少、並びに例えば加水分解及び又は酸化その他の任意の反応に対するジャスモン酸ファミリーのメンバー及び誘導体の分子構造の化学的安定性を伴って、効率の良い性能で作用することができる(EP1814894)。
【0011】
本明細書中で提供されるこれらの製剤は、封入現象、ホスト及びゲストの相互作用の原理を含み、治療の分野における有意な発達及び同様に多くの他の有用な特性を伴う最終産物をもたらす。
【0012】
背景技術
ジャスモン酸化合物は、シクロペンタノン環によって特徴づけられ、そして植物のストレス状態において製造され、そして放出される植物ホルモンとしてすでに知られている。シクロペンタノンとして評価した場合、ジャスモン酸は、Fleischer等によって証明されているようにin vitroにおいて強力な抗体であり、そしてin vivoにおいて腫瘍細胞を減少するために有効である(US2002/0173470)。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、a)α−、b)β−及びc)γ−CDの平面及び側面図である。
【図2】図2は、ジャスモン酸とa)α−、b)β−及びc)γ−CD間の分子構造の平面及び側面図である。
【図3】図3は、ジャスモン酸メチルとa)α−、b)β−及びc)γ−CD間の分子構造の平面及び側面図である。
【図4】図4は、PAMAM型デンドリマーの分子構造である。
【図5】図5は、デンドリマーのジャスモン酸メチルとの会合に対する実験結果である。
【図6】図6は、β−CDのジャスモン酸メチルとの会合に対する実験結果である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ジャスモン酸ファミリーは:ジャスモン酸メチル、ジャスモン酸、7−イソ−ジャスモン酸、9,10−ジヒドロジャスモン酸、2,3−ジヒドロジャスモン酸、3,4−ジヒドロジャスモン酸、3,7−ジヒドロジャスモン酸、4,5−ジヒドロジャスモン酸、ジヒドロ−7−イソジャスモン酸、curcubic酸、6−epy−curcubic 酸ラクトン、12−ジヒドロジャスモン酸、12−ジヒドロジャスモン酸ラクトン、11−ヒドロジャスモン酸、8−ヒドロジャスモン酸、ホモジャスモン酸、ジホモジャスモン酸、11−ヒドロキシ−ジホモジャスモン酸、8−ヒドロキシ−ジホモジャスモン酸、ツベロン酸、ツベロン酸−O−グルコピラノシド酸、5,6−ジヒドロジャスモン酸、6,7−ジヒドロジャスモン酸、7,8−ジヒドロジャスモン酸、cis−ジャスモン酸、ジヒドロジャスモン酸、メチルヒドロジャスモン酸、アミノ酸と結合したジャスモン酸、及び全ての可能な置換基と連結した低級アルキル鎖とのエステル並びに立体異性体と定義される。
【0015】
所望により、ジャスモン酸ファミリーの化合物は、アミド及び又はエステル鎖、及び又は他のものによるプロドラッグとして会合することができる。プロドラッグの定義は、動物の身体の化学的環境内で代謝された後、加水分解又は酸化/還元、或いは任意の代謝性又は異化性の有機反応のような反応が、時に特異的鎖を分解し、そして代謝性、又は異化性の作用を伴う二つ又はそれより多い他のものを、医薬物及び他のものとして産生する幾つかの構造に関する。具体的には、本発明において、この種の組合せは、それを使用する最終産物のより良好な性能を得るために有用であることができる。
【0016】
これらの薬物は、本発明の場合カプセル化されるために、油性及び低溶解度に関係するジャスモン酸ファミリーのメンバー、並びにその誘導体の側面は、経口、皮膚内、皮膚、外科手術、表皮及び粘膜使用のような局所、皮膚貼布、表皮法並びに開口部内使用、機械的又は誘導式腹膜鏡手術、非経口栄養法、脳内手術、腰椎穿刺、美容整形手術、皮下手術、任意の組織手術、経皮、脊椎穿刺又は手術、筋肉内、吸入、眼球、歯科、内因性投与として、舌下、皮下、直腸使用、又は粘膜を経由する任意の他の使用として製造されることができる産物を製造するための、より良好な薬物動態を可能にするものである可溶性の分子に転換することができる。更に、ジャスモン酸ファミリーのナノ又はミクロ保持された要素は、多くの異なった目標に対するその作用を改良するために、その構造を改変することができる。これは、そのシクロペンタノン環において、その効果を改良するために、置換を増加し、又は置換を行い、これをシクロペンテノンに転換し、又は多くの他の要素をその構造に加えて変化することができる。ジャスモン酸ファミリーの要素は、更にナノ、及び又はミクロキャリヤーのその内部に封入されるための新しい化合物を処方するために使用することもできる。
【0017】
分子の制御放出に適用するミクロ又はナノ粒子の指名は、拡張され、そして本発明中で言及される分子を保持することができる、ナノ球体、ナノカプセル、ミクロ球体及びミクロカプセル担体を形成することが可能な全ての種類の異なった構造を指す。命名されるものは、活性な本質が高分子マトリックスの内部で均一に分散又は溶解される系であるナノ球体である。この意味において、得られる系は、独特であり、そしてホストとゲスト分子間を区別することは不可能である。さもなければ、ナノカプセルは、二つの相の化合物を確認することが可能な系である。これらの化合物において、活性な本質は、二つの系、即ちホストとゲスト間の差を区別することが可能である。時には二つの系は、異なった相、即ち固体及び液体相中で形成される。これらの場合、物質は、核と絶縁された高分子マトリックス、即ち通常一枚の膜と共に含まれる。
【0018】
シクロデキストリン(CD)は、−1,4−C−O−C鎖によって連結されたD−L(+)−グルコース単位によって形成される環式オリゴ糖である。CDは、デンプンのCGTアーゼグルコトランスフェラーゼによる酵素的分解によって得られる。
天然のCDは、グルコース単位の数によって定義され、α−、β−及びγ−CDは、6、7及び8個のグルコース単位を伴って得られる。図1は、これらの天然のCDの分子構造を示す。
【0019】
構造的な観点から、CDは、円錐形の分子である。CDの分子構造において、二つの、即ち疎水性及び親水性側面の側面を有する。CDの空洞の内部において、一つの疎水性の特徴が優勢である。この特徴は、ゲスト分子を、空洞の内部に自然発生的に位置させるように誘導するために重要である。この原理は、封入化合物形成現象と呼ばれる。熱力学的側面において、自然発生的形成則、即ちより低いエネルギーの系が起こりやすい。ミセルの古典的実験による形成のように。封入化合物の形成は、これが疎水性効果を持つ分子間でより低いエネルギー状態であるために起こる。さもなければ、CD空洞の外側の親水性部分が、形成された封入化合物の安定性に寄与する。この現象は、低溶解性又は高毒性の分子の医薬産物の活性本質としての使用の可能性を与える。今日、この種の技術は、すでに確立され、そして製薬工業及び他の技術の適用において有用である。
【0020】
CDは、多数のゲスト化合物と封入化合物を形成することができ、そして医薬、食品及び化粧品産物における異なった適用で使用されている。分子のカプセル化は、最も古い産物の新しい製剤に実用的な利益を示す。過去において工業界によって無視された多くの既知の分子は、これらのミクロキャリヤー及び又はナノキャリヤーを伴う新しい製剤において研究することができ、そして新しい産物が多数の適用を残す大きな可能性がある。本出願人等は、CDについて記述したが、しかしその内側に薬物及び多くの他の物質を保持することが可能なナノキャリヤーを構築することが計画される、天然、合成及び半合成及び又は混合物の多くの他の要素及び分子がある。それぞれが、その効果を示すための具体的な目標又は特性を有する。
【0021】
本特許において、本出願人等は、これらの要素及び化合物分子から製造される、ジャスモン酸ファミリーのメンバー内の、その純粋な形態の及び又は混合物の、天然の又はそうではない、半合成の物質、又はそうではない、合成の物質、又はそうではない要素、その効果を増加することができる任意の他の薬物又は複数の薬物又は物質と結合した、ミクロ又はナノカプセル又はキャリヤーの新しい製剤を製造する化合物、その構造に沿った任意の部分において改変されたその構造を伴う、純粋な又は、微生物からの要素及び基質を含む植物又は任意の動物から誘導された、任意の他の物質、及び又は薬物、及び又は薬物及び活性分子の毒性を減少するジャスモン酸を補助因子又は補助ヘルパーとして有する任意の活性主体に伴われた、又は他の薬物又は有機分子、有機基質、純粋な、混合物の又は結合した有機要素、及び又は無機要素を有する、ジャスモン酸ファミリーのメンバーを使用する、及び又は合成の、及び又は半合成の、補助ヘルパーとして作用する改良のための、又はジャスモン酸ファミリーのメンバー及び又はそれから誘導された要素の活性主体を増加する、任意の化学反応から製造される、ミクロキャリヤー、及び又はナノキャリヤーのような全てのミクロ、及び又はナノキャリヤーを予想している。
【0022】
有用であるために、例として:医薬の分野において、その全ての範囲において、処方された分子を、単一の又は、任意の他の要素及び分子、タンパク質、糖タンパク質、脂質、有機要素、無機要素により増加される:化学、物理、機械、構造、農業、獣医、化粧品、任意の種類の工業界の製品の製造における要素の生産の分野においても同様に使用されるような多構造化合物分子としての任意の他の分子と結合したジャスモン酸要素及びファミリー、及び又はその誘導体のメンバーの作用を増加させるものであるミクロ、及び又はナノカプセル、又はキャリヤー、及び又はバイオマーカーを構築するための任意の可能な成分を使用して、狙った標的に到達させる。
【0023】
本特許において、その純粋な形態、改変された、結合した、混合物の、複合体の、又はジャスモン酸ファミリーのメンバー、又はそれからの誘導体のより良好な効果を展開する特性を伴うミクロ、及び又はナノキャリヤーとして形成されることが可能な要素又は分子におけるその関与を伴う任意の他の分子を含むそれと共に形成された:磁気的特性、電気的特性、化学的特性、光感受特性、形態的特性、生体受容特性、非拒絶特性、生理学的特性、身体反応特性、保護特性、歯科的特性、器官性及び又は非器官性運動失調効果、全ての種類の運動失調特性、放射特性、ミクロ、及び又はナノホストに対する遠隔操作誘導特性、蛍光特性、熱的特性、より良い担体化合物のために物理的に計画された新しい構造のような一つ、又はそれより多い混合物の特性を有する任意の要素としての、全ての可能な分子を伴う、ジャスモン酸ファミリーのメンバー、又はそれからの誘導体、並びにそれのより形成された全ての可能な分子、更に純粋な又は合成の又は改変された、又は有機成分との混合物と付加又は結合した、改変された、純粋な又は合成の又は改変された、又は脂質成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は無機成分との混合物と付加又は接合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は金属成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は炭素成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は上記の全ての要素のコンピューターで選択した成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は細菌、又は混合物の成分に、それへ、それと共に、加えて使用する部分として製造された細胞、ミクロ及び又はナノキャリヤーとの混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は分子成分及び又はウイルス、又は混合物の成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は分子成分及び又は真菌、又は混合物の成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は分子成分及び又は又は身体の固体要素又は混合物の成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は分子成分又は体液、リンパ液及び血液の要素、混合物の成分との混合物と付加又は結合した、純粋な又は合成の又は改変された、又は分子成分との混合物と付加又は結合した、形態学的表面のポリマーを含むことは予測されている。
【0024】
本特許中で意図するミクロ及びナノキャリヤーのような封入体のような構造を形成して相互作用することができる分子の他の群は、Pluronicのような比較的親水性のポリマーであるブロックコポリマー、及びε−カプロラクトン環の、PEO−PPO−PEO及びスズ化(estanoso)オクタンの触媒の存在中の分解によって得られるポリ−ε−カプロラクトンである(Drumond W.S.;Wang,S.H.、2004)。本特許において、その予測される目的における分子のより良好な効果を提案するキャリヤー構造として使用することができることが予想される他の生体高分子が存在するか、又は存在しない。
【0025】
本発明は、ナノキャリヤー又はミクロキャリヤー、及び又はナノ乳剤、及び上述の全ての可能性を産生するために使用することができる他のものとして、安定な封入化合物を形成する多くの異なった要素と会合した、ジャスモン酸ファミリーのメンバーの構造及び他の分子、及び可能な化合物、それからの誘導体と接続した、多数の製剤であることができる。同様に、これらの要求特許における本発明の使用は、純粋な、及び又は改変された、及び又は混合物の、及び又は封入されたジャスモン酸ファミリーのメンバー及びその誘導体分子、及び可能な由来する化合物、並びにミクロ及びナノキャリヤー内の、及び又はそこにおける、及び又はそれに伴うその各種の製剤の放出の改良を得ることである。
【0026】
本発明は、更に正常な又は癌組織における低酸素状態に対する阻害性薬物のメンバーとしての任意の薬物と相互作用するように使用される、ジャスモン酸由来の化合物、及び又は純粋な、及び又は改変された、及び又は混合物の、及び又は結合した、そしてミクロ及びナノキャリヤー内の、及び又はそこにおける、及び又はそれに伴う、その各種の製剤内の、及び又はそれに伴う、及び又はそれにおけるミクロ及びナノ粒子に言及する。その中の純粋な、又は最初無酸素性解糖として無酸素状態下で展開され、無酸素で最良に機能し、そして無酸素の癌細胞において上方制御されるこれらの経路である、多くの基礎的生化学の経路−DNA合成、転写、翻訳、遺伝子制御及びエネルギー産生−においてその効果を作用することができる分子のメンバーとの混合物の製剤としての、キャリヤーとしてのミクロ粒子中に又はそしてナノ粒子中へ封入されるか、又は封入化合物を形成するジャスモン酸ファミリーのメンバー、及びその誘導体のメンバー並びにそれに伴う可能な分子の相互作用を、発明として要求する。
【0027】
本発明の分子の効果は、トランス活性化領域(TAD)アミノ酸組成への作用を伴い、これはトランス活性化のために必須であるか又はTADにおいて最も豊富なアミノ酸であるかのいずれかであり、TAD基の発生に使用される。転写因子Gal4によるトランス活性化は、酸性アミノ酸によって提供されることが見いだされ、そして従ってGal4は、酸性活性化領域を持つ転写因子と呼ばれる。この系列で、Gcn4は、疎水性活性化領域を持つ転写因子と呼ばれる。
【0028】
九つのアミノ酸トランス活性化領域(9aaTAD)は、酵母中のGal4、Oaf1、Leu3、Rtg3、Pho4、Gln3、Gcn4及びp53、NFAT、NF−κB、核又は核以外の任意の他の遺伝子転写因子並びに哺乳動物のVP16によって代表される真核生物転写因子の大きいスーパーファミリーに共通の新規な領域を定義する。
【0029】
DNA、細胞のRNA、mRNA、クローン、発癌遺伝子、原癌遺伝子、アポトーシス促進細胞の群、抗アポトーシス細胞の群、抗又は疲労促進、及び又は老化、及び又はウイルス、及び又は真菌、及び又は細菌に対するその作用を伴う本発明の分子の効果。
【0030】
免疫学的細胞並びにそのメンバー及び又はその基質に関係する任意の前述の作用を伴う本発明の分子の効果。以下に記述する作用:リン酸化過程、解糖、任意のミトコンドリア過程、及び又は電子運搬鎖に関係する無酸素性、及び又は有酸素性エネルギー代謝過程、及び又はカスパーセと呼ばれるシステインプロテアーゼの群の活性の抑制又は活性化、及び又はアポトーシス誘発因子、及び又はFas受容体(FasR)、及び又は細胞死誘発シグナル伝達複合体(DISC)に関係する任意の基、及び又はアダプター分子FADDを伴う任意の官能基、及び又は更に普通にはカスパーゼ−8と呼ばれる、FADD様ICE(FLICE)のDEDへの結合を容易にするそのアミノ末端近傍の細胞死エフェクター領域(DED)、タンパク質分解性開裂のような任意の細胞間の相互作用、及び又は組込みに関与する本発明の分子の全ての前述の作用を伴う本発明の分子の効果、及び又は純粋又はそうではない、結合した又はそうではない、カスパーゼ−8に対する、又はそれとして、又はそれへのその作用を伴う本発明の分子の効果は、アポトーシス促進性のBH3のみのタンパク質Bidの、その切断された形態tBidへの開裂を触媒する。更に、記述した全ての予測したミクロ及び又はナノ分子が、ファミリーの抗アポトーシスメンバー(Bcl−2、Bcl−xL)と排他的に関与するBcl−2ファミリーのBH−3のみのメンバーと、任意の環境で又は任意の様式で関係する場合、本発明の分子が、Bak及びBaxが外部のミトコンドリア膜に移動することを可能に、又は増加することを可能にすることができる任意の作用、それを透過するように作用し、そしてアポトーシスタンパク質(IAP)の阻害剤のアンタゴニストであるシトクロームc及びSmac/DIABLOのようなアポトーシス促進タンパク質の放出を容易にすることができる全ての過程。
【0031】
純粋であるか又はそうでない、結合しているか又はそうではない、任意の環境で又は任意の様式で、Fasにより仲介されるアポトーシスから保護するためのBcl−2ファミリー(即ちBcl−2及びBcl−xL)の抗アポトーシスメンバーの無能力さによって特徴づけられるタイプ1細胞と呼ばれる細胞に対して、又は関係するようなその作用を伴う本発明の分子の効果。
【0032】
本特許において予測されるように形成された全ての分子が、任意の環境で又は任意の様式で、H9、CH1、SKW6.4及びSW480を含む特徴づけされたタイプ1細胞と関係する場合、これらの全ては、結腸腺癌系列である後者を除き、リンパ球系列である。
【0033】
純粋な又はそうではない、結合しているか又はそうではない、増加機能、減少機能、補助ヘルパー、上方制御、下方制御、阻害因子としての作用、活性化因子に対するその作用を伴う、及び又は任意の代謝性及び異化性細胞作用に単独で又は結合して関与する、細胞の補助因子としての任意の作用として関与する、全ての次の細胞内部位:STAT、CR、MAPK、SV40プロモーター−1(SP1)、E26(Ets)、NF−AT、GATA−3、JNK、RelA、RelB、IkBs及びNF−κBの全ての形態、NF−κB複合体に属する全てのタンパク質、核受容体のアゴニスト又はアンタゴニストとしてのAP−1、炎症性過程に関係する任意の薬剤と相互作用する基質又は薬剤として全てのサイトカイン及びCOX−1、COX−2を伴うICAM−1、VCAM−1として、全てのプロスタグランジンのアゴニスト又はアンタゴニストとしてのリポ−多糖分子と反応する全てのPPars、純粋な又はそうではないロイコトリエン、ケモサイトカインを伴うトロンボキサン、癌細胞を保持するモノクローナル細胞、樹状細胞、T細胞、B細胞、CD1、CD4、CD8及びその任意の下位群、記憶細胞、天然のキラー細胞、及び全ての血液細胞、純粋な又はそうではない、結合した又はそうではない血液タンパク質、天然の又は人工のクローン細胞で、又はこれらと共に関与する本発明の分子の作用。
【0034】
増加機能、減少機能、補助ヘルパー、上方制御、下方制御、阻害因子として作用するもの、及び又はVEGFの活性化因子、及び全ての成長因子、及び全ての他のサイトカインの細胞受容体としての全てのメタルプロテイナーゼ、aFGF、bFGFに対する全てのその細胞受容体に対するその作用、TK細胞膜受容体、Gタンパク質仲介の細胞膜受容体、任意の他の細胞受容体、細胞基質誘導因子、生体分子誘導因子、免疫学的誘導因子に対するその作用、PDGF、HIF、ポリペプチド成長因子、TGFα及びTGFβ、(TGFβは、三つの既知のサブタイプ、TGFβ1、TGFβ2及びTGFβ3でヒト中に存在する)、インターフェロン、Il、腫瘍壊死因子(TNF、カヘキシン又はカケクチン、そして正式には腫瘍壊死因子−アルファとして知られる)、リンフォトキシン(更に腫瘍壊死因子−ベータとしても知られる)及び任意の分子の産生に伴う直接又は間接的なその作用を伴う、純粋な又はそうではない、結合した又はそうではない、本発明の分子。任意の次の標的:脊椎動物の身体の幾つかの細胞及び組織中に普遍的に存在し、そして免疫グロブリン(抗体)と構造的相同性を共有する免疫グロブリン(Ig)スーパーファミリー、細胞接着分子、及び幾つかのサイトカインにおいてさえ結合する全てのサイトカイン。例えば:IL−1受容体型。
【0035】
任意の種類の、経路又はそのメンバーがその細胞外アミノ酸領域においてある種の保存されたモチーフを有する造血性成長因子(タイプ1)ファミリーとの結合に関係する、任意の前述の作用を伴う本発明の分子の効果。IL−2受容体は、この鎖に属し、そのγ−鎖(幾つかの他のサイトカインに共通)欠損は、インターフェロン(タイプ2)ファミリーの、重症複合免疫不全症のx−連結型(X−SCID)に直接的な原因があり、そのメンバーは、IFNβ及びγに対する受容体である。腫瘍壊死因子(TNF)(タイプ3)ファミリーは、そのメンバーがシステインに富んだ共通の細胞外結合領域を共有し、そしてこのファミリーは、それに基づきファミリーが命名されたリガンド(TNF)の他に、CD40、CD27及びCD30のような幾つかの他の非サイトカインリガンドを含む。
【0036】
任意の種類、経路又は結合に関係する、任意の上述の作用を伴う本発明の分子の、動物界の偏在性の受容体型の七つの及び/又は/いずれかの膜貫通ヘリックスファミリーとの効果。全てのGタンパク質に結合した受容体(ホルモン及び/又は神経伝達物質のための)は、このファミリーに属する。その二つがHIVに対して結合タンパク質として作用する(CXCR4及びCCR5)ケモカイン受容体も、更にこのファミリーに属する。形成において属し、そして関係する全ての要素、及び又は免疫学的反応において直接又は間接的に製造される関係する分子並びに未熟の及び成熟した樹枝状細胞の複合基質。
【0037】
本発明の物理的及び化学的特徴づけ
一つの例として、全てのナノカプセル及びミクロカプセル封入物又はそれに保持されるジャスモン酸ファミリーのメンバー、及びその誘導体を使用する方法を含む、天然のCD並びにジャスモン酸メチル及びジャスモン酸に対する完全な研究を行った。封入化合物の形成の特徴づけである最も一般的な方法の一つは、HYPERCHEMソフトウェアと共に適用される半経験的方法を使用する、理論的な定量的構造活性相関(QSAR)であった。この意味において、QSARを、全ての天然のCDの内部でジャスモン酸及びジャスモン酸メチル間で形成される封入化合物の安定性を推定するために使用した。計算は、0.1kcal・(オングストローム・mol)−1のrmsを持つPolak−Rabiere共役勾配を使用するAM1半経験的方法でおこなった。
【0038】
ΔG≒ΔHと仮定して、封入化合物の形成の反応の平行定数を、エントロピー項の関数として:
ΔG=−RTlnK [1]
と書くことができ、ここで
ΔH≒−RTlnK [2]
である。
【0039】
定量的に、ΔH(=Ebinding)の測定値は、封入化合物の形成が起こった場合の系の全エネルギーの最低値を反映する。
従って、Ebindingによって示される反応の安定性は、封入化合物の形成の反応の全ての個々の成分の全エネルギーから、以下:
S+CD→S:CD [3]
のように推定することができる。
【0040】
この方法で:
ΔH=ΔHfS:CD−(ΔHfS+ΔHfCD) [4]
と書くことができる。
【0041】
表1は、ジャスモン酸メチル及びジャスモン酸と、天然のCD間の封入化合物の形成に対する計算の結果を示す。
【0042】
【表1】

【0043】
表1を観察すると、幾つかの有意な結果を識別することができる。第1に、α−CDとジャスモン酸メチル間の複合体を除き、ジャスモン酸及びジャスモン酸メチルと天然のCD間の全ての封入化合物は、安定である。第2に、β−CDとの複合体は、両方の場合において最も安定である。他の結果はそれほど明確ではない。ジャスモン酸とのα−CDは、γ−CDより最も安定であり、ジャスモン酸メチルとのものは逆である。図2は、ジャスモン酸に対する低エネルギーの分子構造を示し、そして図3は、ジャスモン酸メチルに対する結果を示す。α−CDの場合、ゲスト分子は、両方の場合共、他のCDより空洞の僅か外側にあることを注記する。
【0044】
他のナノキャリヤーとの一般的相関を証明するために、本出願人等は、分析成分を比較するために、デンドリマー及びCDに対するGC/MS装置による実験的分析を行った。使用したデンドリマーの群がPAMAMであることに注意されたい。図4は、PAMAMデンドリマーの一般的構造を示す。両方共ジャスモン酸メチルとの、図5は、デンドリマーに対する結果を示し、そして図6は、β−CDに対する結果を示す。
【0045】
実験データは、50℃の温度のカラムを持つGCで、250℃の注入温度、直線の流量制御モード、50.0mL/分の全流量、1.70mL/分のカラム流量で行われ、ジャスモン酸メチルの組込みに対するパーセントは、β−CD中においての98−99%であり、デンドリマーPAMAMにおいて95%より多かった。ピーク1を2と比較すると、ピーク2はジャスモン酸メチル単独であり、そしてピーク1は、形成された封入化合物であり、両方の場合とも、ピーク1は、明確に異なり、そして分子の会合を証明する。
【0046】
本発明の調製の例
ジャスモン酸とナノキャリヤー又はミクロキャリヤー間の封入化合物は、ゼロではない1molまでの濃度のモルを、ホスト分子の当量の部分と混合することによって調製することができる。調製の方法は、水又は他の溶液中の溶液のジャスモン酸ファミリーの化合物を、医薬的に受容可能な塩と混合機にかけることができる。得られた溶液を、成分が溶媒中に完全に溶解するまで撹拌する。通常混合機にかける時間は数時間であり、混合物は熱力学的平衡になる(Rajewski & Stella,1996)。
【0047】
要約
ジャスモン酸ファミリーの化合物は、既知であり、そして癌の治療に使用するために研究され、Flescher及び共同研究者の特許が得られている(米国2002/017347)。ジャスモン酸化合物の感覚受容性の記載において、癌の治療における、そして従って薬物、及び各種の他の化合物及び分子の製造のための物質としての多くの他の使用が大きな問題として指摘され、そしてそれに基づく産物の製造に対する不可能性として示され、ジャスモン酸ファミリーのメンバー及びその誘導体は、その分子構造への改変を伴って、及び/又は他の要素、及び又は物質と結合する及び/又はそれに結合するための任意の化学反応を伴って製造されている。本発明は、別の方法として、全てのナノキャリヤー及び/又はミクロキャリヤーに、及び/又はそこで、及び/又はその中に組合せて保持されたこれらのジャスモン酸の使用を指摘する。具体的には、本発明は、副作用を最小にし、そして医薬、及び/又は化粧品の製造、及び/又は食品工業、及び/又は任意の製造法におけるより良好な溶液を促進するナノキャリヤー、及び/又はミクロキャリヤー内の、及び/又はそこにおける、及び/又はそれに複合された、及び/又はそれに封入された、及び/又はそれと会合した、及び/又はそれと結合したジャスモン酸ファミリーの化合物の医薬製剤である。更に具体的には、本発明は、ジャスモン酸ファミリーのメンバー、及び/又はその誘導体の、改変された又はされていない、天然の又は合成の、半合成の、混合物の範囲の多くの種類のホストからの、その構造中への任意の要素を伴う、及び/又は任意の効果を改良するためにその構造分子が人工的に改変された、及び/又はその予測される目的に対するより良好な効果を遂行するために結合要素により又は任意の他の物理的−化学的反応により構造的に改変された、ミクロ及び/又はナノキャリヤー中に保持された、任意の要素の医薬製剤である。所望により、保持されたジャスモン酸ファミリーのメンバーの化合物、及びその全ての上述の誘導体は、他の活性要素、並びにもう一つの活性物質の組成物のための成分としてのミクロ、及び/又はナノで保持された任意の他の形態内で、及び/又は、及び/又はそこにおいて、及び/又は封入されて形成されたこれらのミクロ分子、及び/又はナノ分子の可能な使用によりもう一つの化合物を形成することができ、又はこの分子、及び/又は化合物は、形成することができ、そして同様に本発明のジャスモン酸ファミリーのメンバー及びその誘導体が改変されるか又はされない場合、任意のマイクロキャリヤー及び/又はナノキャリヤーによって保持されることができ、構造は、プロドラッグとしてアミン、及び/又はエステル連結、及び/又は任意の他の要素の、含有及び/又は置換、及び/又は結合、及び又は物理的及び/又は化学的方法としてその分子構造と結合、及び/又は化学的に連結したとの経由して伴われることができる。この今日の有用な既知の誘導は、ジャスモン酸ファミリーのメンバー、及び全てのその上述の誘導体の感覚受容性の問題を最小にする良好な別の方法であることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャスモン酸ファミリーのメンバー及び全てのその誘導体の分子を、化学的及び/又は任意の他の環境的反応から保護することができるホストとしてのナノキャリヤー又はミクロキャリヤーに、及び/又はその内部で、及び/又はそこにおいてジャスモン酸ファミリーのメンバー及びその誘導体要素並びに全ての分子、及び/又は可能な製剤及び/又は化合物からの活性主体を含んでなる医薬製剤。
所望により、プロドラッグ及び/又は活性主体、及び/又はジャスモン酸ファミリーのメンバーの誘導体及び任意の種類のナノキャリヤー又はミクロキャリヤーとの、及び/又はそれへの、及び/又はその内部の、及び/又はそこにおける全てのその誘導体分子の改良のための、複数の効果を持つ製剤としての付加及び/又は結合した分子のそれのようなその構造に対する変更は、シクロペンタノン環の構造において、ジャスモン酸ファミリーのメンバー、及びその誘導体の任意の部分における、全ての種類のナノキャリヤー、及び/又は全ての種類のミクロキャリヤーの内部で、これらの分子のより良い性能を得るための、可能な結合及び/又は、接続、及び/又は任意の他の天然の、及び/又は合成の反応により、それをシクロペンテノン環に、又は任意の他の製剤に転換するか否かを問わない可能な変更として特許請求される構造的変更としてのその効果を得るために予想されるような、その効果を増加するために有用であることができる。更に具体的には、ジャスモン酸のファミリーのメンバー及び全てのその誘導体分子並びに製剤化合物の全ての可能性は、ゼロではなく、そして宿主の1の範囲の濃度で使用される。請求項間で、本出願人等はナノキャリヤーを、同様に、ナノキャリヤー、即ちCDの内部にジャスモン酸ファミリーのメンバー、及び/又はその誘導体を得るための方法の一つとして本発明の記載中に与えられる実施例を特許請求し、そして要求する。本出願人等は、全てのジャスモン酸ファミリーのメンバー、及び/又はその全ての可能な誘導体、及び/又は分子、及び/又は化合物、及び/又はそれが、任意の可能な物質中に構成された、及び/又は任意の物質、及び/又は複数の物質で製造されたナノホスト、及び/又はミクロホストによって保持された、それを有する産物が特許請求される。それも更に特許請求されるような実施例に付随して、ナノホストとして、これらのCDは、天然の又は改変された、又は合成の或いはCDの混合物であることができる。所望により、任意の薬物、及び/又は活性主体要素、及び/又は薬物活性化のための支持要素として使用される、及び/又は薬剤、及び/又は歯科治療、及び/又は保健医療として使用される、及び/又は食品の補助栄養食品、及び/又はビタミン、及び/又はタンパク質として、及び/又は獣医学において、及び/又は農学において、及び/又は工業において、及び/又は化粧品に含まれる、及び/又は更に所望により本特許中でナノキャリヤー及び又はミクロキャリヤーとして知られ、そしてそれを意味するナノカプセル、及び/又はミクロカプセルを形成することができるホスト分子とこれらの化合物との他の形態の系列の及び/又は封入体、及び/又は複合化合物を形成するCD。
【請求項2】
活性本質が、ナノキャリヤー、及び/又はミクロキャリヤーとの、及び/又はそれへの、及び/又はその内部の、及び/又はそこにおけるジャスモン酸ファミリー及びその誘導体分子からの、及び/又は本来の、及び/又は合成的に製造された、及び/又はその構造式のいずれもにおける置換による、及び/又はそれによらない、及び/又は結合により形成された、及び/又は任意の種類の有機要素、及び/又は無機要素、及び/又は合成の要素、及び/又は任意の他の物質との任意の異なった会合による、純粋な、又は純粋でない全てのメンバーが優先である、請求項1に記載の医薬製剤。
ミクロ、及び/又はナノキャリヤーに保持されたジャスモン酸ファミリーへの化学結合、及び/又は任意の他の形態の場合、全ての有機要素、及び/又は基質、及び/又は製剤、及び/又はそれではないもの、化合物、及び/又は無機要素、及び/又は純粋であるか又はそうではない基質、及び/又は純粋であるか又はそうではない化合物、及び/又は単一の又は構成された分子構造の天然の分子、及び/又は既存の薬物、又は改変された薬物、化学療法において使用される化学的要素、亜鉛、銅、セリウムのような金属、ビタミンとの合成の分子、及び/又は半合成の分子、天然の及び/又は合成のマトリックス中に使用される、及び/又は生物学的インプラント、及び/又は置換組織、及び/又は軟骨、及び/又は小胞、及び/又は血管新生、及び/又は抗血管新生、及び/又は人工のステント、及び/又はデバイスに使用される単一の要素、及び/又は要素の混合物としての全ての種類の無機質が考慮されなければならず、及び/又はミクロ及び/又はナノキャリヤー中の封入物の場合、それが、全ての化合物から、部分的に、及び/又は完全に製造することができる以下の構造、及び/又は混合物、及び/又は純粋な、及び/又はそれと結合した薬物放出キャリヤーとして、及び/又は薬物分子を包含することができ、そして治療的核酸をそれに結合することを可能にする生分解性キャリヤー(カチオン性コア−シェルナノ粒子)、及び/又は任意の固体のミクロキャリヤーであるか、又はそれではないもの、及び/又は半固体のナノキャリヤー、又はそれではないもの、及び/又は任意の他の要素、及び/又は純粋な又は純粋でないアルブミン、及び/又はその誘導体及び/又は他のコロイド状内容物、及び/又は脂質様ペプチド、天然の又は天然ではない、任意の種類のリポゾーム、及び/又はリポゾームセラミド、及び/又はセラミド、及び/又は界面活性リポゾーム、及び/又は純粋な及び/又は混合物、及び/又は任意の物質及び/又は画像誘導薬物放出のための方法論的手順に使用される、及び/又は部分又は要素化合物としてのキトサンと結合した又は結合していない、純粋な又は純粋でないコロイド状有機タンパク質、及び/又は例としてポリ(エチレングリコール)−600−ヒドロキシステアレート(PEG−HS)のような任意の脂肪族ポリマー、及び/又は阻害のようなP−糖タンパクに対する任意の寄与及び影響として使用される特異的構造、一般的にポリマー、及び/又は交互ポリマー、及び/又はコポリマー、及び/又はリポソーム−LDE、及び/又はデンドリマー、及び/又は金属性又はそうではないナノ球体、金属性又はそうではないミクロ球体のようなナノキャリヤー、及び/又は全ての混合ポリマー、及び/又は全ての生体高分子、及び/又は全ての炭素構造キャリヤー、及び/又は全てのシリカ構造キャリヤー、及び/又は全てのケイ素構造キャリヤー、及び/又は全ての注射用ミクロ及び/又はナノキャリヤー、及び/又は腫瘍選択性を達成する全てのナノキャリヤー、及び/又は景観又は任意の運動失調効果によって標的化されるナノキャリヤー、及び/又は抗体、及び/又は全てのペプチドのような分子を標的とする全てのキャリヤー効果、及び/又は全てのリガンド効果、及び/又は標的組織によるその認識及び内部移行を更に向上するナノキャリヤーに接続された全ての核酸、及び/又は全ての、又はそうではない細胞外環境において、及び/又は全ての、又はそうではない細胞内環境において、刺激−活性化される全てのミクロ及び/又はナノキャリヤー、及び/又は全てのミクロ、及び/又はナノ懸濁物、及び/又はリガンド−受容体効果を持つ全てのキャリヤー、及び/又は全ての長期循環への、PEG化された又はされていない、医薬的キャリヤー、短期循環性医薬的キャリヤー、及び/又は全てのバイメタルへの、純粋な又はそうではない、圧縮されたDNAプラスミド及び標的リガンドを空間的に区別された様式で同時に結合することができるナノロッド、及び/又は膜不安定化脂質成分への幾つかの効果を有することができる全てのキャリヤー、及び/又はアニオン性ポリマー、及び/又は全てのタンパク質及びペプチド、又は任意の他の要素を持つ官能化キャリヤーへの影響を持つ、独特な、一つ又はそれより多い細胞中に浸透(“タンパク質形質導入”現象)し、そして従って細胞膜を通る“運搬”として貢献することができる能力、及び/又はウイルス、及び/又は真菌に浸透する能力を示す全てのキャリヤー、及び/又はpH感受性(pHにより開裂可能)を持つ全ての高分子成分、及び/又は分枝したスペーサーを持つ、又は持たない全ての線形ビスポリ(エチレングリコール)(PEG)ポリマー、及び/又はポリアミドアミン(PAMAM)G4ヒドロキシ末端の、又はそうではないデンドリマーのような全てのキャリヤー、及び/又は多官能性ナノキャリヤー、及び/又はミクロキャリヤーへの全ての慣用的な、そしてPEG化されたリポソーム、タンパク質、及び/又は全てのペプチド、及び/又は全てのポリマー、及び/又は全ての細胞浸透性分子、及び/又は全てのレポーター基及び他の官能性リガンドのキャリヤー表面への結合のような全ての要求を伴う制御された特性を持つ、及び/又は非共有的に、及び/又はナノキャリヤーの表面上に又は内部に付着されたリガンド中に内因的に又は特異的に挿入された疎水性基の疎水性吸着による全てから進行した付着、及び/又は全ての付着が化学的に行われた、及び/又はキャリヤー表面上に生成した反応基、及び付着される分子中のある種の基の相互作用による、及び/又は全てのペプチドナノチューブ、及び/又は全てリンパ内の、又は別の使用へのヒアルロン酸ポリマーから、全部が又は部分的に、製造されたミクロ及び/又はナノキャリヤーのような全ての特性を持つ任意の他の担体、及び/又は全てのペプチドナノ小胞、及び/又は全ての脂質ナノチューブ、及び/又は抵抗性装飾物質の全ての同時、及び/又は連続放出(例えば、P−糖タンパク質基質と共に)、及び/又は細胞内pHを調節する全ての薬剤、及び/又はアポトーシスの閾値を低下する全ての薬剤(例えば、セラミドと共に)、難治性腫瘍、及び/又は任意の他の疾患における抗癌剤の有効性を向上するためのエネルギー放出(例えば、音、熱、及び光)を伴う全ての組合せ、及び/又は全てのナノチューブ、及び/又は全てのナノワイヤー、及び/又は全てのミクロワイヤー及び/又は全てのカチオン性固体脂質ミクロ、及び/又は全てのナノ粒子キャリヤー、及び/又は全てのゼラチンナノ粒子キャリヤー、及び/又は卵分子誘導体で製造されたキャリヤー、及び/又は全てのポリ乳酸グリコール酸ナノ粒子、及び/又は全てのポリ乳酸グリコール酸ナノ球体、及び/又はミクロ球体、及び/又は全てのヒドロゲルのミクロ及び/又は全てのナノ粒子構造のキャリヤー、及び/又は全ての共重合したペプチドのミクロ、及び/又はナノ粒子構造キャリヤー、及び/又は免疫ミセルとして知られる全ての高分子ミセル、及び/又は全ての官能化されたナノ粒子、及び/又は全てのナノ結晶構造キャリヤー、及び/又は光感受性連結基に任意の種類の薬物、及び/又は分子、及び/又は磁気的ナノ会合体への任意の物理的及び/又は化学的反応によって結合、及び/又は関与することができる、又はできない要素によって適合可能な磁気ナノ粒子、及び/又はそれ自体が因子又は特質を遊離して、及び/又は分子の作用又は、身体内部及び/又は外部、及び/又は身体内に、及び/又は身体における、任意の他の種類のシグナル伝達による形態学的な任意の種類の変換を受けて変換されるキャリヤー、及び/又は溶液の使用に対する細胞内、及び/又は細胞外のジャスモン酸ファミリー化合物が更に考慮されなければならない。
【請求項3】
使用されるCDが、所望により、2−,4−,6−トリスメチル−CD、及び/又は全てのヘプタキス−6−硫酸−CD、及び/又は全てのヒドロキシプロピル−CD、及び/又は8ないし26個までの間の範囲のグルコース単位又は鎖の単位、及び/又はポリマー、及び/又は任意の会合体を持つ、及び又は全ての二重系の封入化合物を形成する大環状CDの空洞の内部の最小のCDと会合した又はしていない全ての大環状CD、及び/又は合成的に製造されることができる、純粋であるか又はそうではない、及び/又は混合物の、任意の種類の有機、及び/又は全ての無機要素、及び/又は全ての生物学的要素と連結した、及び/又はジャスモン酸ファミリーのメンバー及びその誘導体を特許請求したような、任意の可能な含有、及び/又は結合によって、及び/又は化学的に、及び/又は形状学的に変化された、純粋な又はそうではない、及び/又は結合した又はしていないCDS内で、その分子における任意の変化によって改変された、又は改変されていない、DNA又はRNA型の分子に伴われたプロドラッグとしての、及び/又は電気的に荷電された、及び/又は磁化された、及び/又は光反応性の、及び/又は光放出構造の、及び/又はpH反応性の、及び/又は化学反応性の、及び/又は放射線感受性及び反応性の、及び/又はコンピュータ制御化薬物放出の、及び/又は分子誘導のためのコンピュータ化構造の、及び/又は遠隔制御される、及び/又はナノ又はミクロキャリヤー、及び/又は化学療法剤、及び/又は任意の抗生物質、及び/又は任意の抗真菌剤、及び/又は任意の抗炎症剤、及び/又は任意のコルチコイド、及び/又は任意のタンパク質、及び/又は任意の炭水化物、及び/又は任意のホルモン剤、及び/又は任意の脂質及び/又は任意の化粧品のような任意の物質、及び/又は任意の農産品、及び/又は任意の工業的使用に伴われる、全ての他の命名されたCDである、請求項1又は2のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項4】
CDが、リポソーム、その形成及び構築構造にかかわらない薬物キャリヤーとしての異なった種類のデンドリマー、例として:PAMAM/MTX及びPAMAM−PEG/MTX、及び/又は他のデンドリマー種又はそれではないもの、及び/又は遺伝子及びsiRNA放出のための超分子ナノキャリヤー、及び/又は酵素療法のための半浸透性ポリマーのナノキャリヤー、及び/又は全ての種類のポリマー、及び/又は全ての生体高分子であるか又はそうではない、及び/又は全ての合成の、又はそうではない、及び/又は全ての純粋な、又はそうではない、及び/又は任意の単一要素として製造された、又はそうではない、及び/又は一つより多い種類のポリマー及び生体高分子と鎖に構成された、及び/又は他の種類のナノ及びミクロキャリヤーとの及び/又は混合物であるか又はそうではないものを含んでなるホスト分子のリストから別に置換されていることができ、及び/又は同様にその構造中に、純粋な、及び/又は混合物としての任意の種類の要素を有する、及び/又は天然の、及び/又は改変された、及び/又は半合成の、及び/又は合成のものとして、及び/又はその中に、その構造の一部として要素を含む異形性の構造、及び/又は同型性の構造から製造されたものとしての、及び/又は生物学的構造のようなキャリヤー自体としての、及び/又はキャリヤー又は任意の他の使用としての血液要素としての、及び/又は生物学的及び/又はコロイド状物質として、及び/又は天然の、及び/又は混合物の、及び/又は合成の、及び/又は半合成のものとしての、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない任意のタンパク質として、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない糖タンパク質、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない酵素、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではないリポ糖タンパク質、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない抗体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない細胞、植物細胞、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない有機流体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない要素、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない動物性基質、及び/又は、純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない植物性基質及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない植物要素及び化合物及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない真菌基質及び/又はそれ自体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではないウイルス基質又はそれ自体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない細菌基質又はそれ自体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない天然の化合物及びその基質、純粋な又はそうではない、及び/又は天然の又はそうではない及び/又は結晶、炭素構造、金又は任意の金属、混合物又は純粋なナノ球体、及び/又はミクロ球体、純粋な又はそうではない、及び/又は改変された、及び/又は混合物の、及び/又は合成の、及び/又は独特の層状小胞の、及び/又は多層小胞のリポソームとしての、全てのナノ及び更にミクロキャリヤーを含む、及び/又は別の方法として、人工のポリマー、及び/又は純粋な又はそうではないLDE、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成の又はそうではない全ての種類の高分子構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない全ての種類のデンドリマー構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない、talosphere構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではないナノ球体構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない金属構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない機械的構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではないコンピュータ化構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない電子工学的構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない磁性構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない生物学的製造物、及び/又は、又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成の又はそうではない生物学的に感受性の構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない化学的に感受性の構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない放射線に感受性の構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない熱的に感受性の構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない電気的に感受性の構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない及び/又は混合物又は純粋な生体高分子、純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない混合物のリポポリマー、及び/又はジャスモン酸ファミリーのメンバーの化合物のミクロ及び又はナノキャリヤーとなることが可能な有機物質と共に投与される、純粋な又はそうではない、及び/又は合成の又はそうではない全ての種類の要素、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成の又はそうではないケイ素、及び/又は純粋な又はそうではない及び/又は合成の又はそうではないケイ素、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成又はそうではない炭素のような純粋な又はそうではない無機要素との混合物、及び/又は純粋な又は混合物の、単純な又は他の要素と組合された全ての種類のデンドリマーから製造されたナノ粒子、又はミクロ球体、又は一般的にミクロキャリヤー又は高分子CD、又はCDナノコンテナー(カルセランド)、又は結晶又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成の又はそうではない金属ナノ構造体、及び/又は純粋な又はそうではない、及び/又は合成の又はそうではない任意の他の生物学的構造、、及び/又は混合物の又は純粋な無機構造体、及び/又は混合物又は純粋な及び/又は他の表面で改変された、及び/又は誘導性物質内の合成構造体、及び/又は次の効果:遮断、及び/又は誘導、及び/又は産生、及び/又は開存性、及び/又は開存性の生物学的指向性の特異性、及び/又は類似体、及び/又は競合体、及び/又は相乗性、及び/又は表面的に改変されたものを伴う、及び/又は多重誘導性物質、及び/又は相互作用、及び/又は照明ナノ粒子、及び/又はシリカ、及び/又はケイ素から誘導されたナノ粒子、揮発性粒子、及び/又は熱感受性粒子、及び/又はガス及び/又は任意の他の化学物質放出粒子、標的又は特異的受容体として、及び/又は植物、及び/又は動物、及び/又はヒトの誘導体において形成されたミクロ及び/又はナノ粒子、光学的及び/又は有機組織、及び/又は移植片保存の使用、及び/又は任意の他の組織の使用を持つ潅流流体との、及び/又は疾病の部位における薬物の生体利用性を向上するためのナノキャリヤー(nanocamer)系、任意の物理的、及び/又は化学的反応(例えば、pH、温度、又はレドックス電位、温度、pH、及び無酸素は、刺激反応性ナノキャリヤーで利用することができる疾病部位における“引金”の例である)、及び/又はそれ自体のみ、及び/又は他の分子、及び/又は薬物及び遺伝子放出のための、刺激反応性ナノキャリヤー系、及び/又は遺伝子放出の効果行うことが可能な任意のナノキャリヤー、及び/又は生物学的刺激に反応することが可能にされたキャリヤー、及び/又はその放出方法中に、及び/又はその前に、及び又はその後に、大きさの最適化及び表面荷電の調節のような、その形態学的構造を変化する(chance)ことが可能な、ミクロキャリヤー、及び/又はナノキャリヤーを含む物質に関係する他の反応によるその放出として展開する任意の刺激反応性特性と共に組込まれたナノキャリヤー系を伴う、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項5】
副作用を減少させる意味におけるヒトの癌に対する化学療法的治療において使用するための癌に対する化学療法的治療において使用するための、単一の療法、及び/又は混合療法としての、及び/又は細胞増殖における妨害、及び/又は阻害されたシグナル、及び/又は細胞のアポトーシスにおける妨害、及び/又は使用される特許請求される分子の部分的に又はその全てにおける効果に対するその作用を伴う、及び/又は成分、及び/又は要素のような、及び/又は任意の化合物の部分として、無限の細胞複写能力の効果における、及び/又は細胞による継続性の血管新生における、及び/又は好ましい抗血管新生における細胞に対するその作用、及び/又は組織侵襲、及び/又は癌の転移、及び/又は腫瘍の展開における任意の効果、及び/又はその退行を制御する細胞、及び/又は:生物学的療法、及び/又は化学療法、及び/又は放射線療法、及び/又は血管新生、及び/又は抗血管新生療法、及び/又は遺伝子療法、及び/又は外科手術、及び/又は任意の療法の部分としての生体分子操作、及び/又は任意の種類の外科手術、及び/又は形成手術、及び/又は光線力学治療法、及び/又は歯科的方法、及び/又は美容整形手術、及び/又は任意の美容的適用、及び/又は任意の外科手術治癒瘢痕及び創傷のような任意の他の療法におけるこの分子の使用を伴う、及び/又は任意の種類のレーザー及び光線療法を伴う任意の種類の治療との組合せにおける、及び/又はAIDS、及び/又は任意のウイルス性疾病、及び/又は細菌性疾病、及び/又は身体の機能障害のための薬物として、及び/又は抗炎症性活性剤、及び/又は疼痛軽減剤、及び/又は消毒液、及び/又は抗真菌性溶液、及び/又は抗ウイルス性溶液、及び/又は抗細菌性溶液と共に使用するための成分として、及び/又は任意の化学的目的の部分として、及び/又は真菌性疾病、及び/又は自己免疫性疾病、及び/又は異栄養症、及び/又は精神病、及び/又は鬱病のための、及び/又は神経学的効果を伴なう、及び/又は中毒又は任意の他の危険な又は害となる影響に対する解毒剤、及び/又は生物学的結果に対する機構の誘導物質又は活性化物質、及び/又は抗喫煙薬物、及び/又はワクチン、及び/又は任意の他の種類の身体の細胞内、及び/又は細胞外活性化物質、及び/又は阻害因子としての身体の及び/又は任意の有機分子、及び/又は動物における、及び/又はヒトにおける単一の又は共同療法における血管新生又は抗血管新生療法として使用するための薬物としての、任意の種類の副作用を減少する意味における、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の医薬製剤。
これらの薬物は、本発明の場合カプセル化されるために、油性及び低溶解度に関するジャスモン酸ファミリーのメンバー、並びにその誘導体の側面は、その中で経口、及び/又は皮膚内、及び/又は経皮、及び/又は外科手術、及び/又は表皮及び粘膜使用のような局所、及び/又は皮膚貼布、及び/又は内視鏡的方法並びに開口部内使用、及び/又は機械的又は誘導された、及び/又は腹腔鏡法、及び/又は非経口栄養法、及び/又は脳内法、及び/又は腰椎(lombar)穿刺、及び/又は美容整形法、及び/又は皮下法、及び/又は任意の組織法、及び/又は経皮、及び/又は脊椎穿刺又は方法、及び/又は筋肉内、及び/又は吸入、及び/又は眼球、及び/又は歯科として、及び/又は内在的投与、及び/又は舌下、及び/又は皮下、及び/又は直腸使用、及び/又は粘膜への、及び/又はそこにおける、及び/又はその内部への任意の他の使用として製造することができる産物を製造するための、より良好な薬物動態を可能にするものである可溶性分子に転換することができる。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−527989(P2011−527989A)
【公表日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517717(P2011−517717)
【出願日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際出願番号】PCT/BR2009/000151
【国際公開番号】WO2010/006392
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(511013441)
【Fターム(参考)】