説明

ジョブ管理システム及びそのためのプログラム

【課題】 各ドキュメント作成担当者の作業の進捗状況の把握、管理を行うことができるジョブ管理システム及びそのためのプログラムを提供する。
【解決手段】 予約設定部18が、ドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期を設定し、この対応付けの設定に対する作成担当者からの受諾または拒否の情報を、受諾確認部20が受け付け、進捗状況管理部26が、各作成担当者による担当領域または頁の作成完了情報を受け付け、各作成担当者に対して作成完了情報を通知するとともに、納期遅延の場合に納期遅延情報を作成担当者に通知し、個別ジョブ結合部28が各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルを印刷用データに変換した個別ジョブに対して相互の結合関係を付与し、出力制御部32がドキュメントの印刷出力を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のジョブを結合してドキュメントを作成する際の工程管理を行うためのジョブ管理システム及びそのためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、様々なクライアントコンピュータで別々の人が作成したドキュメント同士を印刷制御装置内で連結し、1つのまとまったジョブとして扱う機能が提案されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、印刷装置に保存されている印刷ジョブを、ホストからの指示により他の印刷ジョブと結合することができる印刷制御装置が開示されている。
【特許文献1】特開2001−159961号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の技術においては、印刷ジョブの結合指示をドキュメントの結合を行う操作者の手作業で行っているが、複数のドキュメント作成担当者からドキュメントがバラバラに印刷制御装置に送付されてくる場合、全てのドキュメントが揃うまで印刷ジョブの結合作業をすることができない。このため、ドキュメントの結合を行う操作者に、各ドキュメント作成担当者の作業の進捗状況の把握、管理が要求され、過剰な負担になるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、各ドキュメント作成担当者の作業の進捗状況の把握、管理を行うことができるジョブ管理システム及びそのためのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のジョブを結合してドキュメントを作成する際の工程管理を行うためのジョブ管理システムであって、ドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期を設定する予約設定手段と、前記予約設定手段による作成担当者の対応付けの設定に対する前記作成担当者からの受諾または拒否の情報を受け付ける受諾確認手段と、各作成担当者によるドキュメントの担当領域または頁の作成完了情報を受け付け、各作成担当者に対して前記作成完了情報の受け付けを通知するとともに、担当領域または頁の納期遅延情報を作成担当者に通知する進捗状況管理手段と、各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルを印刷用データに変換した個別ジョブに対して相互の結合関係を付与する個別ジョブ結合手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、上記ジョブ管理システムが、さらに編集内容変更手段を備え、該編集内容変更手段は、各作成担当者が担当する頁数、頁領域が変更された場合に、前記個別ジョブの最終結合形態を修正することを特徴とする。ここで、上記編集内容変更手段は、前記変更内容及び前記最終結合形態を各作成担当者に通知するのが好適である。
【0008】
また、上記受諾確認手段は、各作成担当者からの納期変更依頼情報も受け付けるように構成するのが好適である。
【0009】
また、上記ジョブ管理システムが、さらに出力制御手段を備え、該出力制御手段は、前記予約設定手段が設定した納期が到来すると、前記個別ジョブ結合手段が付与した結合関係に基づき、前記各個別ジョブを結合して出力することを特徴とする。ここで、上記出力制御手段は、作成担当者が送付していない担当領域または頁を空白として出力するか、当該担当領域または頁に、作成担当者、納期等の予約設定情報を出力するのが好適である。
【0010】
また、本発明は、コンピュータを、複数のジョブを結合してドキュメントを作成する際の工程管理を行うためのジョブ管理システムとして動作させるプログラムであって、ドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期を設定し、前記作成担当者の対応付けの設定に対する前記作成担当者からの受諾または拒否の情報を受け付け、各作成担当者によるドキュメントの担当領域または頁の作成完了情報を受け付け、各作成担当者に対して前記作成完了情報の受け付けを通知するとともに、担当領域または頁の納期遅延情報を作成担当者に通知し、各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルを印刷用データに変換した個別ジョブに対して相互の結合関係を付与する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0012】
図1には、本発明にかかるジョブ管理システムの全体構成のブロック図が示される。図1において、ネットワーク10を介してプリントコントローラ12と複数のドキュメントの作成担当者のドキュメント作成端末14とが接続されている。また、プリントコントローラ12には、プリンタ16が接続されている。なお、プリンタ16は、ネットワーク10を介してプリントコントローラ12に接続されてもよい。ここで、ネットワーク10としては、インターネット、イントラネット等を使用することができ、特に限定されるものではない。
【0013】
プリントコントローラ12は、目的とするドキュメントの作成に関する統括者の指示に基づき、目的とするドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期を設定する。ドキュメント作成端末14からは、上記作成担当者からドキュメントの担当領域または担当頁の作成済みのファイルがプリントコントローラ12に送付され、プリントコントローラ12で各ファイルが結合され、プリンタ16から目的とするドキュメントが出力される。
【0014】
図2には、上記プリントコントローラ12の構成のブロック図が示される。図2のプリントコントローラ12は、予約設定部18、受諾確認部20、ジョブID発行・管理部22、編集内容変更部24、進捗状況管理部26、個別ジョブ結合部28、通信部30、出力制御部32及び記憶部34を含む。
【0015】
図2において、予約設定部18は、上記ドキュメントの作成に関する統括者の指示に基づき目的とするドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期が含まれる予約設定情報を作成する。この予約設定情報には、目的とするドキュメントのグループワーク名、各作成担当者が担当する個別ジョブのID番号(ジョブID)、上記ドキュメントの作成に関する統括者名、各作成担当者名、目的とするドキュメントの各頁の領域分割または頁分割の情報、納期情報等が含まれる。なお、後述するように、各作成担当者により担当領域または頁のファイルの内容が修正、変更される場合もある。このため、予約設定部18は、「修正前の印刷用データを自動的に削除するか否か」、「最新の印刷用データが勝手に削除されないようにする」等のセキュリティに関する設定を統括者により行えるように構成するのが好適である。
【0016】
受諾確認部20は、上記統括者の指示に基づき予約設定部18が設定したドキュメントの各頁の分割領域または各頁と作成担当者との対応付けに対して、作成担当者のドキュメント作成端末14からの受諾または拒否の受諾確認情報を受け付ける。ドキュメント作成端末14から拒否の情報が送信された場合には、上記統括者は、当該分割領域または頁を他の担当者に割り振る等の判断を適宜行うことができる。また、ドキュメント作成端末14からの受諾確認情報には、上記受諾または拒否だけでなく、各作成担当者からの納期変更依頼に関する情報も含ませるのが好適である。
【0017】
ジョブID発行・管理部22は、プリントコントローラ12と作成担当者のドキュメント作成端末14との間で、個別ジョブ、予約設定情報、受諾確認情報等のやり取りを行う際に、システムがこれらを管理するためのジョブIDを発行する。
【0018】
編集内容変更部24は、各作成担当者が担当する頁数または頁領域が変更された場合に、目的とするドキュメントを構成する各頁の分割領域または各頁に対応する個別ジョブの最終結合形態(後述する個別ジョブ結合部28により結合関係が付与される)を修正する。例えば、当初ある作成担当者が目的とするドキュメントの第1頁から第3頁までを担当していた場合に、作成担当者側の都合で3.5頁分の分量となったときに、編集内容変更部24がドキュメント作成端末14からの変更情報を受け付け、当初の第4頁目以降の構成すなわち個別ジョブの最終結合形態を修正する。この各作成担当者が担当する頁数または頁領域の変更は、上記統括者側(プリントコントローラ12)から各作成担当者(ドキュメント作成端末14)に通知されたものでもよい。編集内容変更部24は、各作成担当者からの変更依頼や統括者によるドキュメント構成の変更に際し、影響を受ける頁数または頁領域をリストアップしたり、変更に伴う頁数の増加分を吸収可能な頁領域をピックアップすることで、統括者が各作成担当者に対して依頼する変更内容を決定するための作業負担を軽減することもできる。また、上記頁数または頁領域の変更には、各作成担当者から送付されたドキュメントの校正の結果、発見された修正箇所に対処するために変更が生じた場合も含まれる。さらに、各作成担当者から送付されたドキュメントをポストスクリプト等の印刷用データに変換する際に発生した警告内容に対処するために変更が生じた場合も含まれる。この警告には、例えばRGB警告、細線警告、オーバープリント・トラッピング警告等が含まれる。以上のようにして、頁数または頁領域の変更を受け付け、個別ジョブの最終結合形態の修正を実行した場合は、編集内容変更部24が、各ドキュメント作成端末14に対して変更及び修正の内容を通知するように構成するのが好適である。これにより、各作成担当者が、変更内容を把握することができ、作業が行いやすくなる。
【0019】
進捗状況管理部26は、各作成担当者による担当領域または頁の作成が完了したことを示す作成完了情報をドキュメント作成端末14から受け付け、各ドキュメント作成端末14に対して作成完了情報の受け付けを通知する。なお、この通知は、作成完了情報を送信してきたドキュメント作成端末14のみに限ってもよく、また本通知を必要とする作成担当者を上記統括者が予め設定し、そのドキュメント作成端末14に行うようにしてもよい。さらに、進捗状況管理部26は、予約設定部18が設定した納期にいずれかの作成担当者が遅れている場合に、納期遅延である旨を示すドキュメント納期遅延情報を各作成担当者または所定の作成担当者のドキュメント作成端末14に通知し、担当ドキュメントの送付を促すように構成するのが好適である。以上のような構成によれば、ドキュメントの作成に関する統括者の管理負担を軽減することができる。
【0020】
個別ジョブ結合部28は、各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルを印刷用データに変換して個別ジョブとし、この個別ジョブに対して相互の結合関係を付与する。このように個別ジョブに対して相互の結合関係を付与し、これに基づき印刷することにより、目的とするドキュメントが完成する。本実施形態にかかる個別ジョブ結合部28では、個別ジョブに対して相互の結合関係を付与するだけであり、連結されたジョブとしての実体を持たないので、記憶部34にジョブを格納する際に、記憶容量を節約できる。
【0021】
また、個別ジョブ結合部28は、個別ジョブを単位として管理しているので、各作成担当者のドキュメント作成端末14からプリントコントローラ12にバラバラに担当領域または頁が送付され、全ての頁が揃っていない場合でも、現在送付済の頁のみ印刷用データに変換し印刷することができる。後に他の頁のファイルが送付された場合には、その頁のみ印刷用データに変換すればよい。編集内容変更部24からの変更を受けて、各作成担当者のドキュメント作成端末14から、当該ファイルに対して新たに修正されたファイルが送付された場合にも、その頁のみ印刷用データに変換すればよい。このような構成により、全ての頁が揃わなくても校正等のための印刷ができ、ドキュメントの作成に関する統括者の管理負担を軽減することができる。
【0022】
なお、個別ジョブ結合部28は、各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルをポストスクリプト等に変換した上でラスタライズして印刷用データとするので、各作成担当者が担当領域または頁を作成する際のアプリケーションは問う必要がない。また、ジョブIDや担当領域または頁のファイルをポストスクリプト等に変換して管理することにより、第3者による不正な情報閲覧を防止できる。
【0023】
通信部30は、ドキュメント作成端末14との間で所定のデータの通信を実行する。
【0024】
出力制御部32は、予約設定部18が設定した納期が到来すると、個別ジョブ結合部28が付与した結合関係に基づき、各作成担当者が送付していた担当領域または頁のファイルを結合してプリンタ16から出力する。また、納期が到来した場合に、作成が遅れている頁があっても、納期遅れの担当領域または頁を空白として出力するように構成するのが好適である。あるいは、納期遅れの担当領域または頁に、作成担当者、納期等を含む予約設定情報を出力するように構成してもよい。これにより、完了した部分だけ先行して校正等を進めることができる。
【0025】
記憶部34は、以上に述べた各種データを格納する。図3には、この記憶部34の記憶領域の一部の例として、予約設定部18が設定した予約設定情報が示される。図3において、予約設定情報には、目的とするドキュメントのグループワーク名及びそのドキュメントの作成に関する統括者名が記憶される。また、各作成担当者が担当する個別ジョブのID番号(ジョブのID)、各作成担当者名、目的とするドキュメントの各頁の領域分割または頁分割の情報(頁及び頁領域、本例の頁領域は行番号で頁分割されている)、納期情報が含まれている。また、受諾確認部20が受け付ける受諾確認情報も含まれ、受諾が”1”、拒否が”0”で示されている。また、納期変更依頼は”2”で示されており、この場合は、「納期」欄の納期が変更されている。また、進捗状況管理部26がドキュメント作成端末14から受け付ける作成完了情報も含まれる。作成完了情報が受け付けられると「完了」欄が”1”となる。また、編集内容変更部24が使用する、各作成担当者が担当する頁数または頁領域が変更された場合の情報も含まれる。変更内容は「変更」の欄に記憶される。さらに、各ジョブID毎に、ファイルの内容が修正、変更された場合に「修正前の印刷用データを自動的に削除するか否か」、「最新の印刷用データが勝手に削除されないようにする」等のセキュリティ情報も予約設定情報に含まれている。
【0026】
図4には、図1、図2に示された本実施形態にかかるジョブ管理システムの動作のフローが示される。図4において、予約設定部18が予約設定情報を作成し、各作成担当者のドキュメント作成端末14に通信部30を介して送信する(A)。予約設定情報が各ドキュメント作成端末14に送信されると、各ドキュメント作成端末14からは、作成担当者による、予約設定の受諾、拒否、納期変更依頼がプリントコントローラ12に送信される(B)。送信された予約設定の受諾、拒否、納期変更依頼は、通信部30を介して受諾確認部20が受け付け、図3に示された予約設定情報に反映される。
【0027】
また、進捗状況管理部26が、納期が近くなったときに、各作成担当者にリマインドを送付するように構成するのが好適である(C)。
【0028】
各作成担当者が担当する頁数または頁領域の編集内容が変更されたときには、プリントコントローラ12の編集内容変更部24及びドキュメント作成端末14のうち、該変更を行った側から他方側に変更情報を送信する(D)。編集内容変更部24は、編集内容が変更された場合に、変更内容を各ドキュメント作成端末14に送信し、各作成担当者に通知する(E)。
【0029】
また、予約設定部18が設定した納期にいずれかの作成担当者が遅れている場合に、当該作成担当者のドキュメント作成端末14に進捗状況管理部26が納期遅延情報を送信する。この送信相手は、当該作成担当者以外の所定の作成担当者のドキュメント作成端末14に送信するよう構成してもよい。これにより、作成担当者の中からドキュメントの章別に責任者を選任しておくような場合に、管理責任を果たすのに有効である(F)。
【0030】
作成担当者による担当領域または頁の作成が完了すると、当該作成担当者のドキュメント作成端末14から作成完了情報が通信部30を介して進捗状況管理部26に送信される(G)。進捗状況管理部26は、作成完了情報を受け付けると、その旨を所定のドキュメント作成端末14に送信し、作成担当者に通知する(H)。また、このとき、ドキュメント作成端末14から作成が完了した担当領域または頁のファイルが送信され、個別ジョブ結合部28が各ファイルを印刷用データに変換して個別ジョブとし、この個別ジョブに対して相互の結合関係を付与する。
【0031】
また、予約設定部18が設定した納期が到来すると、出力制御部32は、個別ジョブ結合部28が付与した結合関係に基づき各個別ジョブを結合してプリンタ16から出力する(I)。なお、プリンタ16により印刷出力が実行されると、出力制御部32が通信部30を介してドキュメント作成端末14に印刷済である旨の情報を送信する(J)。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明にかかるジョブ管理システムの全体構成のブロック図である。
【図2】図1に示されたプリントコントローラの構成のブロック図である。
【図3】図2に示された記憶部に格納された予約設定情報の例の説明図である。
【図4】本発明にかかるジョブ管理システムの動作のフロー図である。
【符号の説明】
【0033】
10 ネットワーク、12 プリントコントローラ、14 ドキュメント作成端末、
16 プリンタ、18 予約設定部、20 受諾確認部、22 ジョブID発行・管理部、24 編集内容変更部、26 進捗状況管理部、28 個別ジョブ結合部、30 通信部、32 出力制御部、34 記憶部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のジョブを結合してドキュメントを作成する際の工程管理を行うためのジョブ管理システムであって、
ドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期を設定する予約設定手段と、
前記予約設定手段による作成担当者の対応付けの設定に対する前記作成担当者からの受諾または拒否の情報を受け付ける受諾確認手段と、
各作成担当者によるドキュメントの担当領域または頁の作成完了情報を受け付け、各作成担当者に対して前記作成完了情報の受け付けを通知するとともに、担当領域または頁の納期遅延情報を作成担当者に通知する進捗状況管理手段と、
各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルを印刷用データに変換した個別ジョブに対して相互の結合関係を付与する個別ジョブ結合手段と、
を備えることを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項2】
請求項1記載のジョブ管理システムが、さらに編集内容変更手段を備え、該編集内容変更手段は、各作成担当者が担当する頁数、頁領域が変更された場合に、前記個別ジョブの最終結合形態を修正することを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項3】
請求項2記載のジョブ管理システムにおいて、前記編集内容変更手段は、前記変更内容及び前記最終結合形態を各作成担当者に通知することを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項記載のジョブ管理システムにおいて、前記受諾確認手段は、各作成担当者からの納期変更依頼情報も受け付けることを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項記載のジョブ管理システムが、さらに出力制御手段を備え、該出力制御手段は、前記予約設定手段が設定した納期が到来すると、前記個別ジョブ結合手段が付与した結合関係に基づき、前記各個別ジョブを結合して出力することを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項6】
請求項5記載のジョブ管理システムにおいて、前記出力制御手段は、作成担当者が送付していない担当領域または頁を空白として出力することを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項7】
請求項5記載のジョブ管理システムにおいて、前記出力制御手段は、作成担当者が送付していない担当領域または頁に、作成担当者、納期等の予約設定情報を出力することを特徴とするジョブ管理システム。
【請求項8】
コンピュータを、複数のジョブを結合してドキュメントを作成する際の工程管理を行うためのジョブ管理システムとして動作させるプログラムであって、
ドキュメントの各頁を領域分割または頁分割し、各々の領域または頁に対して作成担当者の対応付けと納期を設定し、
前記作成担当者の対応付けの設定に対する前記作成担当者からの受諾または拒否の情報を受け付け、
各作成担当者によるドキュメントの担当領域または頁の作成完了情報を受け付け、各作成担当者に対して前記作成完了情報の受け付けを通知するとともに、担当領域または頁の納期遅延情報を作成担当者に通知し、
各作成担当者から送付されてきた担当領域または頁のファイルを印刷用データに変換した個別ジョブに対して相互の結合関係を付与する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−11944(P2006−11944A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−189730(P2004−189730)
【出願日】平成16年6月28日(2004.6.28)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】