説明

スキャナ装置及びそのスキャナ方法

【課題】商品の値引きがある場合に商品のコード情報を表す第1のバーコードと商品の値引きコードを表す第2のバーコードとを確実に読み取ること。
【解決手段】商品に付された少なくとも第1のデータコードに基づいて商品の少なくとも登録処理を行う商品登録処理装置において、第1のデータコード、又は第1のデータコードと第2のデータコードとを撮像する撮像装置と、商品が撮像装置の撮像領域内に存在するか否かを検出する商品センサと、商品センサにより商品が撮像領域内に存在していることを検出している間に、撮像装置の撮像により取得された画像データに基づいて第1のデータコード、又は第1のデータコードと第2のデータコードとをデコードするデコード部と、デコード部により取得された第1のデータコードのデコード結果、又は第1のデータコードのデコード結果と第2のデータコードのデコード結果とに基づいて商品の少なくとも登録処理を行う登録処理部とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばスーパマーケット等の店舗における商品の値引き等を含んだ精算登録処理に用いられる商品登録処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばスーパマーケット等の店舗やその食品売り場等では、商品のコード情報を表すデータコード、例えばバーコードを印刷した商品ラベルを商品に貼り付けている。このバーコードは、店舗の精算レジのコーナに設置されているキャッシュレジスタのバーコードスキャナによって読み取られ、商品の精算や売り上げ金額の管理に用いられる。そして、スーパマーケット等の店舗やその食品売り場等では、当該店舗内又は食品売り場においてバーコードを印刷した商品ラベルを商品に貼り付けるか、又は商品の出荷過程において商品ラベルを貼り付けた商品を納入している。
【0003】
又、スーパマーケット等の店舗では、例えば食料品等の商品を売り場に出してから賞味期限又は消費期限に近付くと、商品の価格の値下げを行って商品の早期販売を促進している。商品の早期販売又は特価販売等を行う場合、店舗では、商品の元の価格に対する割引率を印刷した文字のラベルを商品に貼り付けるか、又は例えば特許文献1に開示されているように商品の値札ラベルに加えて、新たな値下げ情報、例えば30円引きの情報を表すバーコードを印刷したラベルを商品に貼り付ける。前者では、精算レジのコーナのオペレータによって商品コードを表すバーコードをバーコードスキャナによって読み取り、この後にキー操作によって割引率を入力し、商品の元の価格に対する割引を行った販売価格を登録処理する。後者では、バーコードスキャナによって商品コードを含むバーコードを読み取り、この後に値下げ情報を表すバーコードを読み取ることで値引き後の販売価格の登録処理を行う。
【0004】
図4は商品登録処理装置のブロック構成図を示す。この装置は、バーコードスキャナ1と、キャッシュレジスタ2と、ストアサーバ3とから成る。このうちバーコードスキャナ1は、当該バーコードスキャナ1の全体を制御するCPU4を搭載すると共に、複数のCCDから成るイメージセンサ等の撮像装置(カメラ)5を備える。CPU4には、バス6を介してバーコードデコーダ7と読取結果出力インタフェース(I/F)8とが接続されている。この読取結果出力I/F8には、キャッシュレジスタ2が接続されている。撮像装置5は、商品に貼り付けられているラベル上のバーコード、すなわち商品のコードを表す第1のバーコードや商品の値引きを表す第2のバーコードを撮像してその画像データを出力する。バーコードデコーダ7は、撮像装置5からの画像データを入力し、この画像データ中から第1と第2のバーコードを抽出してそれぞれデコードを行う。これらデコード結果は、商品のコードや商品の値引きコードである。読取結果出力I/F8は、キャッシュレジスタ2との間でデータ通信を行うもので、バーコードデコーダ7による商品のコードや商品の値引きコード等のデコード結果をキャッシュレジスタ2に送る。
【0005】
このキャッシュレジスタ2は、バーコードスキャナ1からのデコードデータを入力するための読取結果入力I/F9を備える。この読取結果入力I/F9には、バス10を介してメモリ部Mが接続されている。このメモリ部Mには、第1のメモリ領域11と、第2のメモリ領域12とが形成されている。又、読取結果入力I/F9には、バス10を介して金銭登録処理部13と、キャッシュレジスタインタフェース(I/F)14とが接続されている。第1のメモリ領域11には、例えば商品コードが格納される。第2のメモリ領域12には、例えば商品の値引きコードが格納される。金銭登録処理部13は、第1のメモリ領域11に格納されている商品コードや第2のメモリ領域12に格納されている商品の値引きコードに対する問い合わせをストアサーバ3に行い、このストアサーバ3から商品の価格情報を読み出して商品の精算処理を行う。キャッシュレジスタI/F14は、ストアサーバ3との間でデータ通信を行う。
【0006】
ストアサーバ3は、ストアサーバCPU15を搭載し、このストアサーバCPU15にストアサーバインタフェース(I/F)16と、商品データベース17とが接続されている。ストアサーバI/F16は、キャッシュレジスタ2との間でデータ通信を行う。商品データベース17には、予め商品コードに対応する商品の価格情報や商品の値引きの有無の情報等が格納されている。ストアサーバCPU15は、キャッシュレジスタ2から送られてきた商品コードや値引きコードを受けると、この商品コードに対応する商品の価格情報を商品データベース17から読み出すと共に、値引きコードに対応する商品の値引き情報を商品データベース17から読み出し、キャッシュレジスタ2に返送する。
【0007】
次に、かかる装置の動作について図5に示す商品登録処理のフローチャートを参照して説明する。バーコードスキャナ1の撮像装置5は、ステップS1において、商品に貼り付けられているラベル上のバーコード、すなわち商品のコード情報を表す第1のバーコードと商品の値引きコードを表す第2のバーコードとを撮像してその画像データを出力する。撮像装置5は、商品のコード情報を表す第1のバーコードと商品の値引きコードを表す第2のバーコードとを同一撮像領域内で撮像してもよいし、別々に撮像してもよい。
【0008】
撮像装置5から出力される画像データは、バーコードデコーダ7に送られる。このバーコードデコーダ7は、撮像装置5からの画像データを入力し、この画像データ中から第1と第2のバーコードを抽出してそれぞれデコードを行う。バーコードデコーダ7の各デコード結果は、読取結果出力I/F8を通してキャッシュレジスタ2に送られる。
キャッシュレジスタ2は、ステップS2において、バーコードスキャナ1から送られてくる商品のコード情報を表す第1のバーコードのデコード結果を第1のメモリ領域11に格納し、商品の値引きコードを表す第2のバーコードのデコード結果を第2のメモリ領域12に格納する。
【0009】
次に、キャッシュレジスタ2の金銭登録処理部13は、ステップS3において、第1のメモリ領域11に格納されている商品のコード情報を表す第1のバーコードのデコード結果と、第2のメモリ領域12に格納されている商品の値引きコードを表す第2のバーコードのデコード結果とに対する問い合わせをストアサーバ3に対して行う。
次に、ストアサーバ3は、キャッシュレジスタ2から問い合わせのあった商品コードに対応する商品の価格情報を商品データベース17から読み出すと共に、値引きコードに対応する商品の値引き情報を商品データベース17から読み出し、キャッシュレジスタ2に返送する。
【0010】
次に、キャッシュレジスタ2の金銭登録処理部13は、ステップS4において、ストアサーバ3から返送されてきた商品の価格情報と商品の値引き情報とを受け取り、これら商品の価格情報と商品の値引き情報とに基づいて商品の販売価格を決定し、購買商品リストに登録する。
次に、キャッシュレジスタ2は、ステップS5において、一定時間経過を待ってからステップS1に戻る。そして、金銭登録処理部13は、購買商品リストに登録された商品の販売価格に基づいて商品の精算処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2002−150434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、特許文献1は、商品の値札ラベルに加えて、新たな値下げ情報、例えば30円引きの情報を表すバーコードを印刷したラベルを商品に貼り付けている。このため、バーコードスキャナ1によりバーコードを読み取る場合、ユーザのバーコードスキャナ1に対する操作によっては、商品の値札ラベルに印刷されている商品のコード情報のバーコードのみを読み取り、新たな値下げ情報を表すバーコードの読み取りをしないで作業を終了してしまうおそれがある。
【0013】
このようにバーコードの読取作業では、値引き対象の商品であるにも拘わらず、値引き処理されずに商品の登録処理がされ、精算処理が行われてしまう。このような登録精算処理が行われるのは、商品の価格情報を含む第1のバーコードと商品の値引き情報を含む第2のバーコードとに基づいて商品の販売価格を求める処理と、商品の価格情報を含む第1のバーコードのみに基づいて商品の販売価格を求める処理との2つの処理が存在し、このうち第1のバーコードのみでも商品の販売価格を正確に求めることができることによる。
【0014】
特許文献1は、商品の値札ラベルに印刷されている商品のコードのバーコードと、新たな値下げ情報を表すバーコードとを同時に読み取りすることにより値引き後の販売価格を登録可能であるが、商品のコードのバーコードと値下げ情報を表すバーコードとを1つの撮像領域内に納めるためにバーコードスキャナを操作するキャッシャは、バーコードスキャナに対する商品の位置や傾き角度等の姿勢を調整しなければならず、操作性を低下させてします。
本発明の目的は、商品の値引きがある場合に商品のコード情報を表す第1のバーコードと商品の値引きコードを表す第2のバーコードとを確実に読み取ることができる商品登録処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の主要な局面に係る商品登録処理装置は、商品に付された少なくとも第1のデータコードに基づいて商品の少なくとも登録処理を行う商品登録処理装置において、第1のデータコード、又は第1のデータコードと第2のデータコードとを撮像する撮像装置と、商品が撮像装置の撮像領域内に存在するか否かを検出する商品センサと、商品センサにより商品が撮像領域内に存在していることを検出している間に、撮像装置の撮像により取得された画像データに基づいて第1のデータコード、又は第1のデータコードと第2のデータコードとをデコードするデコード部と、デコード部により取得された第1のデータコードのデコード結果、又は第1のデータコードのデコード結果と第2のデータコードのデコード結果とに基づいて商品の少なくとも登録処理を行う登録処理部とを具備する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、商品の値引きがある場合に商品のコード情報を表す第1のバーコードと商品の値引きコードを表す第2のバーコードとを確実に読み取ることができる商品登録処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る商品登録処理装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】同装置により商品登録処理される商品に貼り付けられている値札ラベルと値引きバーコードラベルとの一例を示す図。
【図3】同装置における商品登録処理フローチャート。
【図4】従来の商品登録処理装置を示すブロック構成図。
【図5】同装置における商品登録処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図4と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図1は商品登録処理装置のブロック構成図を示し、図2は本装置により登録処理される対象の商品20の一例を示す。この商品20は、商品容器21内に食品等の商品中味22が収容されている。この商品20には、当該商品20のコードを表す第1のバーコードとしての商品コードバーコード23が印刷されている値札24が貼り付けられている。又、商品20には、当該商品20の値引きを表す第2のバーコードとしての値引きバーコード25が印刷されている値引きラベル26が貼り付けられている。これら値札24と値引きラベル26とは、例えば並んで貼られている。
【0019】
バーコードスキャナ1は、値札24、又は値札24と値引きラベル26とを撮像する撮像装置5を有し、この撮像装置5の撮像により取得された画像データに基づいて値札24に印刷されている商品コードバーコード23(以下、値札24の商品コードバーコード23と称する)、又は値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26に印刷されている値引きバーコード25(以下、値引きラベル26の値引きバーコード25)とをデコードするもので、商品センサ30が設けられている。
【0020】
この商品センサ30は、商品が撮像装置5の撮像領域内に存在するか否かを検出するもので、撮像装置5の撮像領域内に例えば図2に示すような商品20が存在すると、この撮像領域内に商品20が存在することを示す商品検知信号を出力する。この商品センサ30は、撮像装置5の撮像領域内に商品20が存在するか否かを検出するために撮像装置5の撮像領域と領域が重なる検出領域を有する。この商品センサ30は、例えば超音波センサ、又は赤外線センサである。この商品センサ30は、例えば撮像装置5に対して近接して設けられている。
【0021】
バーコードデコーダ7は、商品センサ30により商品20が撮像装置5の撮像領域内に存在していることを検出していると、撮像装置5の撮像により取得された画像データに基づいて値札24の商品コードバーコード23、又は値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25とをデコードする。
キャッシュレジスタ2は、バーコードスキャナ1のバーコードデコーダ7により取得された値札24の商品コードバーコード23のデコード結果を第1のメモリ領域11に格納する。又、キャッシュレジスタ2は、バーコードスキャナ1のバーコードデコーダ7により取得された値引きラベル26の値引きバーコード25のデコード結果を第2のメモリ領域12に格納する。
【0022】
キャッシュレジスタ2には、データ格納確認部31が設けられている。このデータ格納確認部31は、バス10に接続され、第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されているか否かを判断する。
又、データ格納確認部31は、キャッシュレジスタ2からストアサーバ3に対する問い合わせの結果、ストアサーバ3から商品20の価格情報と共に、値引き情報も有るはずである旨を受けると、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されているか否かを確認する。この確認の結果、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されていなければ、データ格納確認部31は、再度、撮像装置5に対して画像読取の指示を送る。
【0023】
金銭登録処理部13は、データ格納確認部31による確認の結果、第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていれば、キャッシュレジスタ2からストアサーバ3に対する問い合わせの結果、商品コードバーコード23のデコード結果、又は商品コードバーコード23のデコード結果と第2のメモリ領域12に格納されている値引きラベル26の値引きバーコード25のデコード結果とに基づいて商品20の登録精算処理を行う。
【0024】
ストアサーバ3の商品データベース17には、予め商品コードに対応する商品の価格情報や、商品に値引き情報があれば、当該商品の価格情報とその値引き情報とが対応して格納されている。ストアサーバCPU15は、キャッシュレジスタ2から送られてきた商品コードと値引きコードとを受けると、この商品コードに対応する商品の価格情報と値引きコードに対応する商品の値引き情報とを商品データベース17から読み出し、キャッシュレジスタ2に返送する。
又、ストアサーバCPU15は、キャッシュレジスタ2から商品コードのみを受けると、この商品コードに対応する商品の価格情報を商品データベース17から読み出すと共に、当該商品コードに対応する商品の値引き情報の有無を判断する。この判断の結果、商品コードに対応する商品の値引き情報が無いと判断すれば、ストアサーバCPU15は、商品コードに対応する商品の価格情報のみをキャッシュレジスタ2に返送する。
【0025】
又、ストアサーバCPU15は、キャッシュレジスタ2から商品コードのみを受けると、上記同様に、当該商品コードに対応する商品の値引き情報の有無を判断し、この判断の結果、商品コードに対応する商品の値引き情報が有ると判断すれば、キャッシュレジスタ2から商品コードと値引きコードとを受け取らなければならないのに、商品コードのみしか受け取っていないので、ストアサーバ3から商品20の価格情報と共に、値引き情報も有るはずである旨をキャッシュレジスタ2に返送する。
【0026】
次に、上記の如く構成された装置の動作について図3に示す商品登録処理フローチャートに従って説明する。
精算レジのオペレータによって商品20が撮像装置5の撮像領域内に入れられる。撮像装置5は、ステップS10において、商品20に貼り付けられている値札24の商品コードバーコード23又は値引きラベル26の値引きバーコード25のいずれか一方又は両方を撮像し、その画像データを出力する。
【0027】
商品20に対する撮像装置5の撮像範囲は、例えば図2に示すように値札24の商品コードバーコード23及び値引きラベル26の値引きバーコード25の両方が入る第1の撮像領域E1と、値引きラベル26の値引きバーコード25のみが入る第2の撮像領域E2と、値札24の商品コードバーコード23のもが入る第3の撮像領域E3との3通りが生じる。
次に、撮像装置5から出力される画像データは、バーコードデコーダ7に送られる。バーコードデコーダ7は、撮像装置5からの画像データを入力し、この画像データ中から値札24の商品コードバーコード23や値引きラベル26の値引きバーコード25を抽出してそれぞれデコードを行う。
撮像装置5の撮像範囲が第1の撮像領域E1であれば、バーコードデコーダ7は、画像データ中から値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25とを抽出し、これら商品コードバーコード23と値引きバーコード25とをそれぞれデコードする。
【0028】
撮像装置5の撮像範囲が第2の撮像領域E2であれば、バーコードデコーダ7は、画像データ中から値引きラベル26の値引きバーコード25を抽出し、この値引きバーコード25をデコードする。撮像装置5の撮像範囲が第3の撮像領域E3であれば、バーコードデコーダ7は、画像データ中から値札24の商品コードバーコード23を抽出し、この商品コードバーコード23と値引きバーコード25をデコードする。
これら各デコード結果は、読取結果出力I/F8を通してキャッシュレジスタ2に送られる。
キャッシュレジスタ2は、ステップS11において、読取結果入力I/F9を通してバーコードスキャナ1から送られてくる各デコード結果を入力し、商品コードバーコード23を認識したか否かを判断する。
撮像装置5の撮像範囲が第1の撮像領域E1であれば、第1の撮像領域E1内には、商品コードバーコード23と値引きバーコード25との各デコード結果が含まれる。従って、キャッシュレジスタ2は、商品コードバーコード23を認識したと判断する。
【0029】
撮像装置5の撮像範囲が第2の撮像領域E2であれば、第2の撮像領域E2内には、値引きバーコード25のみが含まれる。従って、キャッシュレジスタ2は、商品コードバーコード23のデコード結果を認識しない。
撮像装置5の撮像範囲が第3の撮像領域E3であれば、第3の撮像領域E3には、商品コードバーコード23のデコード結果のみが含まれる。従って、キャッシュレジスタ2は、商品コードバーコード23を認識したと判断する。
【0030】
この判断の結果、撮像装置5の撮像範囲が第2の撮像領域E2であれば、キャッシュレジスタ2は、値引きバーコード25のみを認識し、商品コードバーコード23を認識しない。これにより、キャッシュレジスタ2は、再び、撮像装置5からの画像データを入力し、この画像データ中から商品コードバーコード23を認識するまで、上記各ステップS10、S11を繰り返す。
【0031】
撮像装置5の撮像範囲が第1の撮像領域E1又は第3の撮像領域E3であれば、キャッシュレジスタ2は、いずれの撮像領域E1又はE3であっても商品コードバーコード23を認識し、ステップS13に移り、商品コードバーコード23のデコード結果を第1のメモリ領域11に格納する。なお、第1の撮像領域E1の場合、キャッシュレジスタ2は、商品コードバーコード23のデコード結果を第1のメモリ領域11に格納すると共に、商品の値引きバーコード25のデコード結果を第2のメモリ領域12に格納する。第2の撮像領域E2の場合、キャッシュレジスタ2は、商品の値引きバーコード25のデコード結果のみを第2のメモリ領域12に格納する。第3の撮像領域E3の場合、キャッシュレジスタ2は、商品コードバーコード23のデコード結果のみを第1のメモリ領域11に格納する。
【0032】
一方、図2に示すように撮像装置5の撮像範囲が第1、第2又は第3の撮像領域E1、E2、E3のいずれであっても撮像装置5の撮像領域内には、商品20が存在する。商品センサ30は、撮像領域内に商品20が存在することを示す商品検知信号を出力する。すなわち、撮像領域内に商品20が存在しているということは、精算レジのコーナのオペレータが商品20に貼り付けられている値札24の商品コードバーコード23、又は当該商品コードバーコード23と値引きバーコード25とが未だ登録処理されていないと判断している状態を示す。
【0033】
具体的に、商品20に値札24のみが貼り付けられていれば、値札24の商品コードバーコード23が認識された時点でオペレータは、商品20を撮像装置5の撮像領域内から外す。
商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられていれば、値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25との両方が認識された時点でオペレータは、商品20を撮像装置5の撮像領域内から外す。
従って、商品20に値札24のみが貼り付けられていれば、値札24の商品コードバーコード23が認識された時点で、商品センサ30は、撮像領域内に商品20が存在することを示す商品検知信号の出力を停止する。
【0034】
商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられていれば、値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25との両方が認識されるまで、商品センサ30は、撮像領域内に商品20が存在することを示す商品検知信号を出力する。この後、値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25との両方が認識されると、商品センサ30は、撮像領域内に商品20が存在することを示す商品検知信号の出力を停止する。
従って、キャッシュレジスタ2は、ステップS14において、商品センサ30から撮像領域内に商品20が存在することを示す商品検知信号が出力されているか否かを判断し、商品検知信号が出力されていれば、上記各ステップS10〜S14を繰り返す。
【0035】
一方、商品センサ30からの商品検知信号の出力が停止すると、キャッシュレジスタ2は、ステップS15に移り、データ格納確認部31によって第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されているか否かを判断する。
この判断の結果、第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていなければ、キャッシュレジスタ2は、ステップS16に移り、第1のメモリ領域11と第2のメモリ領域12とをそれぞれクリアし、ステップS10に戻り、撮像装置5により画像の読み取りを行わせる。すなわち、第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていなければ、キャッシュレジスタ2は、商品20の登録精算処理を行うことができないからである。なお、撮像装置5の撮像範囲が第2の撮像領域E2の場合のように第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていなければ、キャッシュレジスタ2は、「再度、画像の読取を行います」等のメッセージを表示器等に表示する。
【0036】
これに対して第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていれば、キャッシュレジスタ2の金銭登録処理部13は、ステップS17に移り、ストアサーバ3に対して問い合わせを行う。
例えば、第1の撮像領域E1の場合、商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられていれば、金銭登録処理部13は、第1のメモリ領域11に格納されている商品コードバーコード23のデコード結果と、第2のメモリ領域12に格納されている値引きバーコード25のデコード結果とに対する問い合わせをストアサーバ3に対して行う。
【0037】
ストアサーバ3は、キャッシュレジスタ2から問い合わせのあった商品コードバーコード23のデコード結果に対応する商品の価格情報を商品データベース17から読み出す。これと共に、ストアサーバ3は、値引きバーコード25のデコード結果に対応する商品の値引き情報を商品データベース17から読み出し、キャッシュレジスタ2に返送する。
次に、キャッシュレジスタ2のデータ格納確認部31は、ステップS18において、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されているか否かを判断する。撮像装置5の撮像範囲が第1の撮像領域E1であれば、キャッシュレジスタ2は、商品の値引きバーコード25のデコード結果を第2のメモリ領域12に格納する。従って、第1の撮像領域E1の場合、データ格納確認部31は、ステップS18において、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されていると判断する。
【0038】
次に、キャッシュレジスタ2の金銭登録処理部13は、ステップS19において、ストアサーバ3から返送されてきた商品の価格情報と商品の値引き情報とを受け取り、これら商品の価格情報と商品の値引き情報とに基づいて商品の販売価格を決定し、購買商品リストに登録する。
次に、キャッシュレジスタ2の金銭登録処理部13は、一定時間経過を待ってからステップS1に戻る。金銭登録処理部13は、購買商品リストに登録された商品の販売価格に基づいて商品の精算処理を行う。
次に、キャッシュレジスタ2は、ステップS16に移り、第1のメモリ領域11と第2のメモリ領域12とをそれぞれクリアし、ステップS10に戻る。
【0039】
一方、第3の撮像領域E3の場合、商品20に値札24のみを読み取っているので、金銭登録処理部13は、第1のメモリ領域11に格納されている商品コードバーコード23のデコード結果のみに対する問い合わせをストアサーバ3に対して行う。
ストアサーバ3は、キャッシュレジスタ2から問い合わせのあった商品コードバーコード23のデコード結果に対応する商品の価格情報を商品データベース17から読み出す。このとき、ストアサーバ3のストアサーバCPU15は、キャッシュレジスタ2から商品コードのみを受けると、当該商品コードに対応する商品の値引き情報の有無を判断する。この判断の結果、商品コードに対応する商品の値引き情報が有ると判断すれば、ストアサーバCPU15は、キャッシュレジスタ2から商品コードと値引きコードとを受け取らなければならないのに、商品コードのみしか受け取っていないので、ストアサーバ3から商品20の価格情報と共に、値引き情報も有るはずである旨をキャッシュレジスタ2に返送する。
【0040】
キャッシュレジスタ2のデータ格納確認部31は、キャッシュレジスタ2からストアサーバ3に対する問い合わせの結果、ストアサーバ3から商品20の価格情報と共に、値引き情報も有るはずである旨を受けると、ステップS18において、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されているか否かを確認する。この確認の結果、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されていなければ、データ格納確認部31は、撮像装置5に対して画像読取の指示を送る。なお、当該第3の撮像領域E3のように撮像装置5に対して画像読取の指示を送る場合、キャッシュレジスタ2は、「再度、画像の読取を行います」等のメッセージを表示器等に表示する。
【0041】
これにより、撮像装置5は、ステップS10において、再度、撮像により画像の読み込みを行い、商品20に貼り付けられている値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25との両方を撮像した画像データを出力する。このとき、商品の登録精算処理が行われていないので、精算レジのオペレータは、商品20を撮像装置5の撮像領域内に入れ続けている。
【0042】
再度の撮像装置5による画像読取りにより第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納され、かつ第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されると、キャッシュレジスタ2の金銭登録処理部13は、ステップS19に移り、上記同様の商品の登録精算処理を行う。
なお、第2の撮像領域E2の場合、値引きバーコード25のみを読み取るのみであり、第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていないので、上記ステップS15から上記ステップS16に移り、ステップS17以降に移らない。
【0043】
このように上記一実施の形態によれば、商品センサ30によって商品20が撮像装置5の撮像領域内に存在するか否かを検出し、商品センサ30により商品20が撮像領域5内に存在していることを検出していると、撮像装置5の撮像により取得された画像データに基づいて商品コードバーコード23のデコード結果、又は商品コードバーコード23のデコード結果と値引きバーコード25のデコード結果とに基づいて商品20の登録精算処理を行う。これにより、商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられていれば、値札24の商品コードバーコード23と値引きラベル26の値引きバーコード25との両方が登録処理されるまで、精算レジのオペレータは、商品20を撮像装置5の撮像領域内に存在させる。この結果、商品コードバーコード23と値引きバーコード25との各デコード結果を確実に読み取って商品20の登録精算処理を行うことができる。
【0044】
商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられていれば、商品コードバーコード23と値引きバーコード25との両方の画像が読み取られるまで、金銭登録処理部13は、ストアサーバ3に対して問い合わせをした結果から商品20の登録精算処理を行うことがない。商品20に値札24のみが貼り付けられていれば、商品コードバーコード23の画像を読み取った時点で金銭登録処理部13は、ストアサーバ3に対して問い合わせをする。従って、商品20の値引きの有無に応じて商品20の商品コードバーコード23、又は商品コードバーコード23と商品の値引きバーコード25とを確実に読み取って商品20の登録処理を行うことができ、操作性を向上できる。
【0045】
第1のメモリ領域11に商品コードバーコード23のデコード結果が格納されていなければ、金銭登録処理部13は、ストアサーバ3に対して問い合わせをすることがない。これにより、商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられている場合、金銭登録処理部13は、値引きバーコード25のみを登録処理したとしても商品20の登録精算処理に移ることなく、商品コードバーコード23の画像を読み取るまで、商品20の登録精算処理に移るのを待つ。従って、商品20に値札24と値引きラベル26とが貼り付けられている場合、金銭登録処理部13は、商品コードバーコード23と値引きバーコード25との両方を確実に読み取ってから商品20の登録処理に移ることができる。
【0046】
すなわち、撮像装置5の撮像領域が第1の撮像領域E1の場合、商品コードバーコード23と値引きバーコード25との両方を読み取っているので、ストアサーバ3に対して問い合わせをして商品20の登録処理に移ることができる。
第2の撮像領域E2の場合、値引きバーコード25のみしか読み取っていないので、ストアサーバ3に対する問い合わせを行わず、再度、撮像装置5の撮像により商品コードバーコード23と値引きバーコード25との読み取りに戻る。
【0047】
第3の撮像領域E3の場合、商品20の商品コードバーコード23と値引きバーコード25とがあるにも拘わらず、商品コードバーコード23のみを読み取ったとしても、ストアサーバCPU15は、ストアサーバ3から商品20の価格情報と共に、値引き情報も有るはずである旨をキャッシュレジスタ2に返送し、かつキャッシュレジスタ2のデータ格納確認部31は、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されているか否かを確認するので、この確認の結果、第2のメモリ領域12に値引きバーコード25のデコード結果が格納されていなければ、再度、撮像装置5による画像読取を行わせる。これにより、商品20の商品コードバーコード23と値引きバーコード25との両方を撮像した画像データを取得し、上記同様の商品の登録精算処理を行うことができる。このとき、商品の登録精算処理が行われていないので、精算レジのオペレータは、商品20を撮像装置5の撮像領域内に入れ続けている。
しかるに、精算レジのオペレータのバーコードスキャナ1に対する操作において、商品20の商品コードバーコード23のみを読み取り、値引きバーコード25の読み取りをしないで作業を終了するようなことはなくなる。
【0048】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上記一実施の形態は、商品2には値引きラベル26が複数枚貼り付けられている場合もある。この場合、複数枚の値引きラベル26のうち時間的に最も新しい値引きラベル26を判断し、この最も新しい値引きラベル26と商品コードバーコード23とに基づいて商品20の登録精算処理を行うものとなる。
【0049】
商品センサ30は、撮像装置5から出力される画像データを画像処理し、撮像装置5の撮像領域内に商品20が存在するか否かを判断することも可能である。これにより、撮像装置5は、商品コードバーコード23と値引きラベル26との撮像と、当該撮像装置5の撮像領域内に商品20が存在するか否かのセンサとして兼用することができる。
【符号の説明】
【0050】
1:バーコードスキャナ、2:キャッシュレジスタ、3:ストアサーバ、4:CPU、5:撮像装置(カメラ)、6:バス、7:バーコードデコーダ、8:読取結果出力インタフェース(I/F)、9:読取結果入力I/F、10:バス、M:メモリ部、11:第1のメモリ領域、12:第2のメモリ領域、13:金銭登録処理部、14:キャッシュレジスタインタフェース(I/F)、15:ストアサーバCPU、16:ストアサーバインタフェース(I/F)、17:商品データベース、20:商品、21:商品容器、22:商品中味、23:商品コードバーコード、24:値札、25:値引きバーコード、26:値引きラベル、30:商品センサ、31:データ格納確認部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に付された少なくとも第1のデータコードに基づいて前記商品の少なくとも登録処理を行う商品登録処理装置において、
前記第1のデータコード、又は前記第1のデータコードと第2のデータコードとを撮像する撮像装置と、
前記商品が前記撮像装置の撮像領域内に存在するか否かを検出する商品センサと、
前記商品センサにより前記商品が前記撮像領域内に存在していることを検出している間に、前記撮像装置の撮像により取得された画像データに基づいて前記第1のデータコード、又は前記第1のデータコードと第2のデータコードとをデコードするデコード部と、
前記デコード部により取得された前記第1のデータコードのデコード結果、又は前記第1のデータコードのデコード結果と前記第2のデータコードのデコード結果とに基づいて前記商品の少なくとも登録処理を行う登録処理部と、
を具備することを特徴とする商品登録処理装置。
【請求項2】
前記第1のデータコードは、前記商品の固有のコードを表し、
前記第2のデータコードは、前記商品の値引きコードを表す、
ことを特徴とする請求項1記載の商品登録処理装置。
【請求項3】
前記デコード部により取得された前記第1のデータコードのデコード結果を格納する第1のメモリ部と、
前記デコード部により取得された前記第2のデータコードのデコード結果を格納する第2のメモリ部と、
前記第1のメモリ部に前記第1のデータコードのデコード結果が格納されているか否かを判断するデータ格納確認部と、
を有し、
前記登録処理部は、前記データ格納確認部による判断の結果、前記第1のメモリ部に前記第1のデータコードのデコード結果が格納されていれば、前記デコード部により取得された前記第1のデータコードのデコード結果、又は前記第1のデータコードのデコード結果と前記第2のデータコードのデコード結果とに基づいて前記商品の少なくとも登録処理を行う、
ことを特徴とする請求項1記載の商品登録処理装置。
【請求項4】
前記商品センサは、前記撮像装置に対して近接して設けられることを特徴とする請求項1記載の商品登録処理装置。
【請求項5】
商品に付された当該商品のコードを表す第1のデータコード、又は前記第1のデータコードと前記商品の値引きコードを表す第2のデータコードとに基づいて前記商品の少なくとも登録処理を行う商品登録処理装置において、
前記第1のデータコード、又は前記第1のデータコードと第2のデータコードとを撮像する撮像装置を有し、当該撮像装置の撮像により取得された画像データに基づいて前記第1のデータコード、又は前記第1のデータコードと第2のデータコードとをデコードするスキャナ部と、
少なくとも前記第1のデータコードに対応する前記商品の価格情報と、前記第2のデータコードに対応する前記商品の値引きの価格情報とを格納するサーバと、
前記スキャナ部により取得された少なくとも前記第1のデータコードのデコード結果に対する問い合わせを前記サーバに行い、前記サーバから少なくとも前記商品の価格情報を読み出して前記商品の精算処理を行うキャッシュレジスタと、
を具備し、
前記スキャナ部は、前記商品が前記撮像装置の撮像領域内に存在するか否かを検出する商品センサを備え、
前記キャッシュレジスタは、前記商品センサにより前記商品が前記撮像領域内に存在していることを検出している間に、前記スキャナ部により取得された前記第1のデータコードのデコード結果を格納する第1のメモリ部と、
前記商品センサにより前記商品が前記撮像領域内に存在していることを検出している間に、前記スキャナ部により取得された前記第2のデータコードのデコード結果を格納する第2のメモリ部と、
前記第1のメモリ部に前記第1のデータコードのデコード結果が格納されているか否かを判断するデータ格納確認部と、
前記データ格納確認部による判断の結果、前記第1のメモリ部に前記第1のデータコードのデコード結果が格納されていれば、前記デコード部により取得された前記第1のデータコードのデコード結果、又は前記第1のデータコードのデコード結果と前記第2のデータコードのデコード結果とに基づいて前記商品の少なくとも登録処理を行う登録処理部と、
を有する、
ことを特徴とする商品登録処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−119005(P2012−119005A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−7461(P2012−7461)
【出願日】平成24年1月17日(2012.1.17)
【分割の表示】特願2009−94321(P2009−94321)の分割
【原出願日】平成21年4月8日(2009.4.8)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】