説明

スティックハンバーガー

【課題】パンにハンバーグや野菜などの具をはさんだパンを食べるときに、具の一部や汁などで口の周りや手、服などがよごれてしまうことを解決するパンと、さらには、いろいろな味を楽しめるパンを提供する。
【解決手段】中央部分と周辺部分の一部を筒状に取り除いて、かわりにハンバーグや野菜などの具を収容できるようにし、またはパンを長くしてもちやすくする。また内部にも皮のある筒状のパンを作ることによりパリッとした食感を提供し、さらには複数の具セットの使用によりいろいろな味を楽しむことが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、パンの中央部分と周辺部分の一部を筒状に取り除いて、かわりにハンバーグや野菜などの具を収容できるようにしたことを特徴としたパンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パンにハンバーグや野菜などの具をはさんだハンバーガーは人気のある食べ物であるが、食べるときに具の一部や汁などで口の周りや手、服などがよごれてしまう
【0003】
上記を解決しようとして 実用新案公開平5−53490や実用新案公開平6−79285などがあるが、実用新案公開平5−53490では依然として口の周りや手、服などの汚れが解決された状態にはいたっておらず、また実用新案公開平6−79285では、新鮮な野菜を提供することは不可能であり、また客の注文に応じて多彩な具の入ったパンを過不足なく提供することはむつかしく、又、一つの商品の味は一種類となってしまう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように従来の方法には上記のような問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、パンにハンバーグや野菜などの具をはさんだパンを食べるときに、具の一部や汁などで口の周りや手、服などがよごれてしまうことを解決するハンバーグを提供し、又、多彩な具セットにより、いろいろな味をたのしめるハンバーグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明においてはパンの一端と中央部分[図1]を取り除く。
【0006】
このとき、あらかじめ筒状のパンを作っておいてこれを使用することもできるが、[図2]のような状態で、内部を筒状の空洞にするパンを製造するための棒Bも加熱しながらパンを焼くと筒状のパンができあがり、中身を取り除く手間を節約でき、さらに筒状のパンの内側にも皮を作ることができ、具の汁などがパンに染み込むことを防ぐことができる。
【0007】
取り除かれた部分にハンバーグや野菜、その他の具を収容する。
【0008】
項目[0007]において、ハンバーグや野菜などの具をパンの奥までいれるため、紙状の物でハンバーグや野菜などの具を筒状に巻いてパンの中に入れ、あとで紙状の物を取り除くこともできる。
【0008】
さらに具セットの具の内容をいろいろ変えておき、複数の具セットをパンの中に入れることで、一口ごとにいろいろな味が楽しめるが、具セットの具の順番を決めずに具セットつくることで、具セットの味がランダムに味わえる楽しさも提供できる。
ここで、この具セットは、具セットの味が他の具セットの味とまざらないようにしている効果もある。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、パンの上下を切り分けずに筒状のパンを使用するので、食べたときにパンの上下がずれたり、中の具や汁が、食べた側や反対側や横側にはみ出してくるといったことがなくなり、結果として手や服を汚すことがなくなり、さらには複数の具セットの使用によりいろいろな味を楽しむことが可能となる。
ここで、この具セットは、具の味が他の具セットの味とまざらないようにしている効果もある。
【0010】
またパン自体を長くし、その一端を切りとって内部を筒状にくりぬき、ここに具をつめてパンを立てることにより、パンを動かしても具がこぼれることがない。
【0011】
さらにこのとき[図2]のような状態でパンを焼くと筒状のパンの内側にも皮を作ることができ、具の汁などがパンに染み込むことを防ぐことができる。これによりパンが汁でぐっしょりぬれてしまうことをふせぎ、パリッとした状態で食することができて食感がよくなる。
【実施例】
【0012】
[図1]は本発明において、パンの中央部分と周辺部分の一部を筒状に取り除いて、かわりにハンバーグや野菜などの具を収容できるようにしたことを示している。
【0013】
[図2]は上記の実施例において使用するパンを作る際に、パンの中身をくりぬくのではなく、パン自体を筒状につくり、内側もパリッとさせる方法の例のひとつをしめしたものである。このように棒状の型の周りにパンの素をつけて焼き上げる。
【0014】
[図3]は上記パンのなかに入れるための具セットである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】既製のパンで、パンの一端とパンの内部を筒状に取り除いたパン
【図2】内側をパリッとさせるパンを製造するための炉と道具
【図3】パンのなかに入れるための具セット
【符号の説明】
【0016】
A パンを製造するための炉
B 内部を筒状の空洞にするパンを製造するための棒
C パンの素
D 具セットの具
E オブラート状のもの

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンの一端とパンの内部を筒状に取り除いて、ハンバーグや野菜などの具(以後”具”と言う)を収容できるようにしたことを特徴としたパン及びハンバーガー。
【請求項2】
請求項1において、パンの長さが長いことを特徴としたパン及びハンバーガー。
【請求項3】
請求項1及び請求項2に使用することもできるパンであって、具の汁がしみ込みにくいようにするため、筒状にくりぬかれたパン本体の内面も、パンの外側と同じように皮が作られていることを特徴とするパン及びハンバーガーとその製造方法。
【請求項4】
上記[請求項1]、[請求項2]、[請求項3]において、ハンバーグや野菜などの具もしくは、液体状やゼリー状の具を収容するときに、具を飲食可能なオブラート状のもので包装しておくことを特徴とした、具の収容方法。
【請求項5】
パンにハンバーグや野菜などの具を収容するときに、複数の具の組み合わされたものをオブラート状のもので小さく包装しておき(以下“具セット“言う)、この具セット複数をパンの中に順番につめたり、あるいは順番を決めずにつめたことを特徴としたパン及びハンバーガー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−142897(P2011−142897A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−20710(P2010−20710)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【出願人】(302016347)
【Fターム(参考)】