説明

ストッパシリンダ

【課題】ワークの搬送方向と反対方向から外力が付与された場合に該ワークを係止することなく搬送可能とし、且つ、前記外力によるロック機構への負荷を軽減する。
【解決手段】ローラ86を備えるレバー30をレバーホルダ26に対して回動自在に支持し、前記レバー30に設けられたロックピン98をロック機構32のロック爪116に係合させることにより、前記レバー30の回動動作を規制して所定方向から搬送されるワークを停止させる。一方、ワークが所定方向と反対方向から搬送された場合に、ロックピン98の押圧作用下にロック爪116を有する第2ブラケット102が回動することにより、前記ロックピン98によるレバー30の回動規制状態が解除され、前記レバー30が回動変位する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロック機構を介して、搬送されるワークを停止させ所定位置に位置決めすることが可能なストッパシリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、複数のローラコンベア等が並設されたコンベアラインによって搬送されるワークを所定位置で停止させるためにストッパシリンダが用いられている。このストッパシリンダは、その付勢作用下に進退自在なピストンロッドと、前記ピストンロッドの先端部に係合するレバー部材とを有し、隣接するローラコンベアの間隙から前記レバー部材をコンベアラインの搬送面より上方に向かって所定長だけ突出させ、前記レバー部材に設けられたガイドローラに被搬送物を当接させることにより、前記被搬送物を停止させるストッパとして機能している。
【0003】
このようなストッパシリンダでは、レバー部材が上方に突出して被搬送物を停止させることが可能なロック状態において、前記被搬送物が所定の搬送方向と反対方向から搬送された場合に前記ロック状態が解除されないため、例えば、作業者が予め設定された被搬送物の搬送方向と反対方向に向かって前記被搬送物を手動で移動させることができない。
【0004】
本出願人は、被搬送物が所定の搬送方向と反対方向から搬送された場合においても、レバー部材によるロック状態を解除可能なストッパシリンダを提案している(特許文献1)。このストッパシリンダでは、レバー部材の端部にロックピン部を有し、該ロックピン部が前記レバー部材の回動作用下にブラケットに係合されることにより前記レバー部材の回動動作が規制され、被搬送物の搬送を停止させるストッパとして機能する。そして、このブラケットを回動可能な構成とすることにより、レバー部材に対して所定の搬送方向と反対方向から被搬送物が当接して押圧された際、前記レバー部材が回動変位することによりロックピン部が前記ブラケットを押圧しながら回動させる。これにより、ブラケットからロックピン部が離脱して該ブラケットによるレバー部材の規制状態が解除され、被搬送物を所定の搬送方向と反対方向に搬送可能としている。
【0005】
【特許文献1】特許第3415425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記の提案に関連してなされたものであり、ワークの搬送方向と反対方向から外力が付与された場合にも該ワークを係止することなく、前記ワークを搬送可能とし、且つ、前記外力によるロック機構への負荷を軽減することが可能なストッパシリンダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するために、本発明は、所定の方向に搬送されるワークがローラに当接し、前記ローラの軸支されたレバーを所定位置で保持することにより前記ワークを所定位置で停止させるストッパシリンダにおいて、
シリンダ本体と、
前記シリンダ本体の上部側に設けられ、前記レバーを所定角度だけ回動自在に軸支するレバーホルダと、
前記レバーの側面部に設けられたロックピンと、
前記レバーホルダの側面部に回動自在に軸支される第1回動部材と、前記第1回動部材に対して回動自在に軸支され、前記ロックピンが係合される係合部を有する第2回動部材と、前記第1回動部材と第2回動部材との間に介装されるスプリングとを有し、前記レバーの回動動作を規制するロック機構と、
前記第1回動部材に設けられ、該第1回動部材を回動させることにより前記ロック機構による前記レバーのロック状態を解除するロック解除部と、
を備え、
前記スプリングの弾発力は、前記ロックピンが前記ロック機構に係合された際、前記係合部が前記ロックピン側に向かうように付勢され、前記ワークの搬送方向と反対方向からの外力が前記レバーに付与され、前記レバーが回動することにより前記ロックピンを介して該第2回動部材が前記スプリングの弾発力に抗して回動変位することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、ワークの搬送方向と反対方向から外力がレバーに対して付与された場合に、ロック機構を構成する第2回動部材がスプリングの弾発力に抗して回動変位することにより、前記第2回動部材の係合部に係合されたロックピンの係合状態が解除され、前記ロック機構による前記レバーのロック状態が解除される。従って、所定の搬送方向と反対方向からワークが搬送された場合でも、該ワークを係止することなく搬送可能とし、且つ、前記第2回動部材を回動可能とすることにより、外力によって回動するレバーからの押圧力がロック機構に対して過大に付与されることがないため、前記ロック機構への負荷を軽減することができる。
【0009】
また、ワークが所定の搬送方向から搬送される場合には、ロック解除部によって第1回動部材を回動させることによりレバーのロック状態を解除することができる。
【0010】
さらに、シリンダ本体に、レバーに臨み、前記レバーが当接した際の衝撃を緩衝するダンパ機構を備え、前記ダンパ機構を、前記シリンダ本体に対して着脱自在に設けるとよい。これにより、例えば、ダンパ機構の交換を行う場合に、ストッパシリンダ全体を交換する必要がなく、前記ダンパ機構のみを交換することが可能となる。そのため、ストッパシリンダにおけるメンテナンスコストの低減を図ることができると共に、そのメンテナンス性を向上させることができる。
【0011】
さらにまた、シリンダ本体は、シリンダチューブと、
前記シリンダチューブの両端部をそれぞれ閉塞してシリンダ室を形成するロッドカバー及びヘッドカバーと、
前記シリンダ室に供給される圧力流体の作用下に該シリンダ室に沿って変位するピストンと、
前記ピストンに連結されると共に、前記レバーホルダが連結されるピストンロッドと、
を備え、
前記ピストンロッドの内部に前記ダンパ機構を装着するとよい。
【0012】
またさらに、係合部は、レバーの回動が規制されたロック状態においてロックピンが係合される直交部と、
前記直交部に対して所定角度傾斜し、前記レバーが回動自在なアンロック状態において前記ロックピンが当接する傾斜部と、
を備え、
前記レバーの回動作用下に前記ロックピンを前記傾斜部に沿って案内し、前記直交部に係合させるとよい。これにより、レバーの回動作用下にロックピンを係合部の傾斜部に沿って案内し、前記直交部に導くことによりロック機構によってレバーを簡便にロック状態とすることができる。
【0013】
また、ロック解除部はシリンダ本体に臨み、前記シリンダ本体の端部に当接して押圧されることにより、ロック機構によるレバーのロック状態を解除するとよい。これにより、所定の搬送方向から搬送されたワークを停止させた後に、レバーのロック状態を簡便に解除することが可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0015】
すなわち、ワークの搬送方向と反対方向から外力がレバーに対して付与された場合、ロック機構を構成する第2回動部材をスプリングの弾発力に抗して回動可能に設けているため、前記第2回動部材の係合部に係合されたロックピンの係合状態が解除され、前記ロック機構による前記レバーのロック状態を解除することができる。その結果、所定の搬送方向と反対方向から搬送されるワークを係止することなく搬送することが可能であると共に、前記ロック機構に対して過大な力が付与されることがないため、前記ロック機構への負荷を軽減することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係るストッパシリンダについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るストッパシリンダを示す。
【0018】
このストッパシリンダ10は、図1〜図6に示されるように、筒状のシリンダチューブ12と、該シリンダチューブ12の両端の開口部を閉塞するロッドカバー14及びヘッドカバー16と、前記シリンダチューブ12の内部を軸線方向に沿って変位するピストン18とを含む。
【0019】
また、ストッパシリンダ10は、ピストン18に連結されて一体的に変位するピストンロッド20と、該ピストンロッド20の内部に形成された空間部22に内嵌されるダンパ機構24と、前記ピストンロッド20の上部に連結されたレバーホルダ26と、前記レバーホルダ26にレバーピン28を介して回動自在に支持されたレバー30と、前記レバー30の回動変位を規制するロック機構32とを有する。なお、ピストンロッド20の一部は、ロッドカバー14の略中央に形成された孔部34を介してシリンダチューブ12の外部に露呈している。
【0020】
この孔部34には、環状溝を介して弾性材料からなるシール部材36が装着されると共に、該シール部材36に隣接して筒状のブッシュ38が配設される。すなわち、ピストンロッド20は、ブッシュ38によって軸線方向に沿って変位自在に支持されると共に、シール部材36が外周面に当接することによりシリンダチューブ12の内部の気密が保持される。
【0021】
シリンダチューブ12の側面には、一組のセンサ取付用溝40が軸線方向に沿って形成され、該センサ取付用溝40に図示しないセンサを装着することにより、前記シリンダチューブ12の内部に設けられたピストン18の位置を検出することができる。
【0022】
さらに、シリンダチューブ12には、ピストン18が挿通されたシリンダ室42とは別個に一組の通路44a、44bが軸線方向に沿って延在している。この通路44a、44bは、互いに所定間隔離間して略平行に形成され、前記通路44a、44bの一端部は、ロッドカバー14に形成された一組の圧力流体出入ポート46a、46bにそれぞれ連通している。
【0023】
一方の通路44aは、図示しない連通路を介してピストン18の上部側となる第1シリンダ室42aに接続されると共に、他方の通路44bが連通路48を介して前記ピストン18の下部側となる第2シリンダ室42bに接続されている。なお、通路44a、44bの他端部側には球状のプラグ50が挿入され、外部に開口している他端部を閉塞している。
【0024】
ピストン18とヘッドカバー16との間には凹部を介してスプリング52が介装され、該スプリング52の弾発力によってピストン18がロッドカバー14側(矢印A方向)に向かって常に付勢されている。このピストン18の外周面には、環状溝を介してリング状のピストンパッキン54及び磁石56が装着されている。なお、上述したスプリング52を設けることなく、第1シリンダ室42a及び第2シリンダ室42bに供給される圧力流体の押圧力のみによってピストン18を軸線方向に沿って変位させるような構成としてもよい。この場合には、スプリング52が不要となるため、ストッパシリンダ10における部品点数及び製造コストの削減を図ることができるという利点がある。
【0025】
また、ピストン18の下面には、弾性材料からなる環状の緩衝部材60がヘッドカバー16に臨むように設けられ、該ピストン18の変位作用下に緩衝部材60がヘッドカバー16に当接することにより、該ヘッドカバー16からピストン18へと付与される衝撃が緩衝される。
【0026】
このヘッドカバー16は、プレート58を介してシリンダチューブ12の底面部に固定され、前記シリンダチューブ12の底面部を閉塞している。
【0027】
一方、ロッドカバー14の上部には、ピストン18と一体的に変位するダンパ機構24及びレバーホルダ26を案内するガイドロッド62が配設される。このガイドロッド62は、レバーホルダ26に形成されたガイド溝64に挿通され、前記レバーホルダ26等を鉛直方向(矢印A、B方向)に沿って案内している。
【0028】
ダンパ機構24は、ピストンロッド20の空間部22に内嵌される円筒状のアウタチューブ66と、該アウタチューブ66の内部に変位自在に設けられたロッド部材68と、前記アウタチューブ66の一端部側に設けられ、前記ロッド部材68を軸線方向に沿って支持するロッドガイド70とを含む。なお、このダンパ機構24には、例えば、空気圧式、油圧式等のものが用いられる。
【0029】
アウタチューブ66の内部には、ロッド部材68に対して付与された衝撃を吸収する吸収機構72が設けられ、該吸収機構72は、ロッド部材68を上方に向かって押圧するダンパスプリング74と、閉塞された空間に充填された圧油(図示せず)とを含む。
【0030】
すなわち、レバー30の回動作用下にダンパ機構24を構成するロッド部材68がシリンダチューブ12側(矢印B方向)へと押圧されることにより、前記ロッド部材68がロッドガイド70によるガイド作用下にダンパスプリング74の弾発力及び圧油の圧力に抗して一体的に変位する。そのため、レバー30が回動した際の衝撃が好適に緩衝される。
【0031】
レバーホルダ26は断面略L字状に形成され、ピストンロッド20のねじ部20aに螺合されて連結される。そして、レバーホルダ26には、一組の支持部76a、76bが所定間隔離間して形成され、該一組の支持部76a、76bの間に配設されたレバー30がレバーピン28を介して回動自在に軸支される。また、レバーホルダ26の略中央部には、ダンパ機構24が挿通される挿通孔78が形成され、該ダンパ機構24を構成するロッド部材68の一部が前記挿通孔78を介して外部に露出している。
【0032】
さらに、レバーホルダ26には、挿通孔78を中心として支持部76a、76bと反対側となる位置にストッパブロック80が装着されている。このストッパブロック80は、レバー30の回動角度を規制するために設けられ、前記ストッパブロック80の近傍には、ガイドロッド62が挿通可能なガイド溝64が形成される。
【0033】
レバー30は断面略三角形状に形成され、その略中央にはレバーピン28によってレバーホルダ26の支持部76a、76bに軸支される第1角部82が形成され、前記第1角部82から上方に向かって突出した第2角部84には、略半円状に膨出して一組のローラ86が回動自在に軸支される。なお、一組のローラ86は、第2角部84に挿通されたローラピン88を介して同軸上に軸支される。
【0034】
このレバー30には、第1角部82から第2角部84に向かって凹溝90が延在している。この凹溝90は、レバー30の側面から略一定深さだけ窪み、且つ、前記第1角部82から第2角部84に向かって一直線上に形成される(図2参照)。すなわち、凹溝90は、レバー30に挿通されたレバーピン28及びローラピン88と略直交する方向に延在し、該凹溝90を通してレバーピン28及びローラピン88の一部が露呈している。
【0035】
凹溝90には、レバーピン28に巻回された第1リターンスプリング92が配設され、該第1リターンスプリング92の一端部がレバーホルダ26の側面に係合されると共に、該第1リターンスプリング92の他端部が前記凹溝90の内壁面に係合される。このレバー30は、第1リターンスプリング92の弾発力によってレバーピン28を中心としてダンパ機構24に接近する方向(矢印C方向)に回動するように付勢される。
【0036】
一方、レバー30は、第1角部82からレバーホルダ26に臨むように延在し、その先端に第3角部94が形成される。すなわち、レバー30は、第1角部82を中心として第2角部84側に向かって延在する凹溝90を含む一側面と、該第1角部82から第3角部94側に向かって延在する平面部96とが略直交した断面略直角三角形状に形成されている。そして、レバー30がレバーホルダ26に接近するように回動することにより、平面部96を介してダンパ機構24のロッド部材68が前記レバー30によって押圧される。
【0037】
また、レバー30の回動作用下に平面部96がレバーホルダ26に装着されたストッパブロック80に当接することにより、該レバー30のダンパ機構24側に向かった回動変位が規制される。なお、ストッパブロック80は、その上面にレバー30が当接した際に平面部96がレバーホルダ26の上面と略平行となる高さに設定される。
【0038】
さらに、レバー30の側部には、後述するロック機構32に係合されるロックピン98が設けられている。このロックピン98は、レバーピン28と略平行に設けられ、前記レバー30の側面から所定長だけ突出して連結される。そして、レバー30が回動変位してロックピン98がロック機構32に係合されることにより該レバー30の回動変位が規制される。
【0039】
ロック機構32は、レバー30のロックピン98に臨むようにレバーホルダ26の側面に設けられ、該レバーホルダ26にボルト110を介して回動自在に支持される第1ブラケット(第1回動部材)100と、該第1ブラケット100に対して回動自在に軸支される第2ブラケット(第2回動部材)102と、前記第1ブラケット100と第2ブラケット102との間に介装されるロックスプリング(スプリング)104とを含む。
【0040】
第1ブラケット100は、プレート材から略L字状に形成され、折曲された略中央部がレバーホルダ26に対して支持される。この第1ブラケット100の一端部はレバーホルダ26の側面に臨むと共に、ロッドカバー14側となるように配設され、該ロッドカバー14の上面部に当接するロック解除部106が設けられる。
【0041】
ロック解除部106は、例えば、樹脂製材料から形成され、第1ブラケット100の一端部を覆うように装着されている。すなわち、ピストン18の変位作用下にレバーホルダ26と共に第1ブラケット100がロッドカバー14側(矢印B方向)へと変位し、ロック解除部106が前記ロッドカバー14の上面に当接することにより、前記第1ブラケット100がボルト110を中心として反時計回り(図4中、矢印D方向)に回動する。
【0042】
第1ブラケット100の他端部は、折曲された略中央部から鉛直上方向に向かって延在し、ブラケットピン108を介して第2ブラケット102が回動自在に軸支されている。
【0043】
また、第1ブラケット100とボルト110との間には、該ボルト110に巻回された第2リターンスプリング112が配設され、該第2リターンスプリング112の一端部が第1ブラケット100の側面に係合されると共に、他端部がレバーホルダ26の側面に螺合された係止ボルト114に係合される。これにより、第2リターンスプリング112の弾発力が、ボルト110を中心として第1及び第2ブラケット100、102を一体的に時計回り(図4中、矢印E方向)に回動させるよう付勢している。
【0044】
第2ブラケット102の一端部は、第1ブラケット100の他端部に対して重ね合わされてブラケットピン108によって軸支されると共に、前記一端部から一直線上に延在した他端部には、略直交方向に折曲したロック爪(係合部)116が形成される。
【0045】
このロック爪116は、レバーホルダ26の支持部76a、76b側に向かって突出し、その先端に向かって徐々に先細状となるように形成される。ロック爪116は、第2ブラケット102の一端部に対して略直角に折曲した直交面(直交部)118と、該ロック爪116の先端から徐々に傾斜角度が大きくなるように傾斜したガイド面(傾斜部)120とから構成される。なお、直交面118は、ロック爪116において第1ブラケット100に臨む下方側に形成され、ガイド面120は上方側にロックピン98が当接可能に形成される。
【0046】
第2ブラケット102の一端部には、重ね合わされた第1ブラケット100側に向かって第1係止片122が突出し、該第1係止片122が前記第1ブラケット100の他端部に係合される。詳細には、第1係止片122は、ロック爪116の突出方向となる第1ブラケット100の一側面に係合されることにより、前記第1ブラケット100の他端部と第2ブラケット102の一端部とがブラケットピン108によって軸支された状態で一直線上に配置される。すなわち、第1ブラケット100に対する第2ブラケット102の時計回り(図4中、矢印F方向)の相対的な回動変位が規制される。
【0047】
また、第2ブラケット102の他端部には、第1係止片122と同一方向に突出した第2係止片124が形成され、前記第2ブラケット102がブラケットピン108を中心として回動した際に、該第2係止片124が第1ブラケット100の他側面に当接することにより、第1ブラケット100に対して第2ブラケット102の反時計回り(図4中、矢印G方向)への回動変位が所定角度で規制される。換言すれば、第1係止片122、第2係止片124は、第1ブラケット100に対する第2ブラケット102の回動角度を所定角度で規制するストッパとして機能している。
【0048】
ロックスプリング104は、第1ブラケット100の一端部側に設けられたピン126aと、第2ブラケット102のロック爪116に設けられたピン126bとの間に介装される。このピン126a、126bは、それぞれ第1及び第2係止片122、124と同一方向となるように、レバー30から離間する方向に向かって突出している。
【0049】
また、ロックスプリング104は、例えば、コイルスプリング等の引張ばねからなり、第1ブラケット100の一端部と第2ブラケット102のロック爪116とを互いに接近させる方向に付勢している。この際、第2ブラケット102は、第1係止片122によって第1ブラケット100に対する時計回り(矢印F方向)の相対的な回動変位が規制されているため、前記第1ブラケット100の他端部と第2ブラケット102の一端部とが一直線上となった状態で保持される。
【0050】
このロック機構32は、第1ブラケット100の一端部と第2ブラケット102のロック爪116とが略同一方向且つ略平行にレバーホルダ26の支持部76a、76b側に向かって突出した略U字状に構成される。
【0051】
本発明の実施の形態に係るストッパシリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0052】
先ず、図7に示されるように、搬送ライン128を構成する複数のローラコンベア130a〜130f中の隣接するローラコンベア130d、130eの間隙にローラ86が位置するようにストッパシリンダ10を配置して固定する。このような状態において、図示しない回転駆動源の付勢作用下にローラコンベア130a〜130fを回転させ、パレットP(図8参照)に載置されたワークWを矢印X方向に搬送する。なお、図7では、ワークWが載置されるパレットPを省略している。
【0053】
また、予め、ストッパシリンダ10における一組の圧力流体出入ポート46bに図示しないチューブ等を介して圧力流体供給源(図示せず)を接続しておく。
【0054】
そして、図示しない圧力流体供給源から一方の圧力流体出入ポート46bに対して圧力流体を供給し、前記圧力流体が通路44bを通じて第2シリンダ室42bへと導入され、該圧力流体による押圧作用下にピストン18をロッドカバー14側(矢印A方向)へと変位させる。なお、この場合、ピストン18には、スプリング52の弾発力がロッドカバー14側(矢印A方向)に向かって付与されている。
【0055】
その際、ピストン18と一体的にピストンロッド20の空間部22に内蔵されたダンパ機構24が上昇し、レバー30の第2角部84に軸支されたローラ86をローラコンベア130d、130eの上方から所定長だけ突出させた待機状態とする(図8参照)。以下の説明においては、図8に示す待機状態を初期位置として説明する。なお、この場合、ロック機構32は、ロックピン98が第2ブラケット102のガイド面120に当接してロックが解除された状態にある。
【0056】
このような待機状態において、パレットPに載置されたワークWをローラコンベア130c、130d、130eによって矢印X方向に搬送する途中、前記ワークWがレバー30の先端に設けられたローラ86に接触する(図8参照)。その際、レバー30がレバーピン28を支点として平面部96がシリンダチューブ12に接近する方向(矢印C方向)へと所定角度回動し、ダンパ機構24のロッド部材68を前記シリンダチューブ12側(矢印B方向)に向かって押圧することにより、ワークWが接触した際の衝撃が該ダンパ機構24によって吸収されると共に、該レバー30は搬送方向(矢印X方向)と略直交した状態でロックされる(図9参照)。
【0057】
すなわち、レバー30は、ワークWの押圧力によって搬送方向(矢印X方向)に沿って押圧されることにより、該レバー30の第3角部94がレバーホルダ26に接近する方向に回動変位し、平面部96を介してダンパ機構24のロッド部材68が下方に向かって押圧される。この場合、レバー30に設けられたレバーピン28が、該レバー30の回動作用下に第2ブラケット102を構成するロック爪116のガイド面120に沿って変位し、前記レバーピン28が該ガイド面120の先端に到達した後に、前記ロック爪116の直交面118に係合される。
【0058】
これにより、レバー30の回動動作がロックピン98を含むロック機構32によって規制されたロック状態となる(図9参照)。なお、第2ブラケット102は、ロックスプリング104の弾発力によってロック爪116が第1ブラケット100の一端部側に接近するように引張されているため、前記第2ブラケット102が前記第1ブラケット100に対して回動変位することがなく、前記第2ブラケット102によるロックピン98の係合状態が維持される。
【0059】
これにより、レバー30は、ダンパ機構24のロッド部材68が下方側に押圧された状態で係止されると共に、前記レバー30は、レバーピン28が第2ブラケット102のロック爪116に係合することにより直立状態でロックされる。このようにして、レバー30がワークWの搬送方向(矢印X方向)と略直交した状態で保持されることにより、ダンパ機構24の緩衝力によって前記ワークWが搬送方向と反対方向に押し戻されることが阻止され、且つ、該ワークWを円滑に所定位置に停止させることができる。
【0060】
次に、図示しない切換弁の切換作用下に一方の圧力流体出入ポート46bに供給されていた圧力流体を、他方の圧力流体出入ポート46aへと供給し、通路44aを通じて第1シリンダ室42aへと導入することにより、ピストン18を前記とは反対方向となるヘッドカバー16側(矢印B方向)に向かって変位させ、前記ピストン18と一体的にダンパ機構24をスプリング52の弾発力に抗するように下降させる(図10参照)。そして、図11に示されるピストン18のストローク終端位置において、ローラ86はワークWの搬送ライン128から所定距離だけ下方側に位置すると共に、ロック機構32を構成する第1ブラケット100のロック解除部106がロッドカバー14の上面に当接し、該ロック解除部106がレバーホルダ26側(矢印A方向)へと押圧される。
【0061】
この結果、第1ブラケット100がボルト110を中心として反時計回り(矢印D方向)で所定角度だけ回動変位することにより、前記第1ブラケット100と共に第2ブラケット102が回動変位する。これにより、第2ブラケット102によるロックピン98の係合状態が解除され、レバー30がダンパ機構24により前記レバーピン28を中心としてロック機構32から離間するように時計回り(矢印H方向)に回動変位すると共に、前記レバー30の平面部96がダンパ機構24のロッド部材68から離間し、該レバー30のロック状態が解除される(図11参照)。なお、レバー30のロック状態が解除されることにより、ダンパ機構24のロッド部材68が一体的に上昇して初期位置へと復帰する。
【0062】
次に、ロック機構32によるレバー30のロックが解除された状態で、図示しない切換弁の切換作用下に、再び、一方の圧力流体出入ポート46b及び通路44bを通じて圧力流体を第2シリンダ室42bへと導入し、ピストン18をロッドカバー14側(矢印A方向)へと変位させる。
【0063】
これにより、レバー30を含むレバーホルダ26及びダンパ機構24が一体的にワークW側に向かって上昇し、前記レバー30に設けられたローラ86が、ローラコンベア130c、130d、130eによって搬送されるワークWの載置されたパレットPの底面部に当接すると共に、前記ワークWの搬送方向(矢印X方向)に沿ってレバー30の第2角部84と第3角部94とが略水平となるように回動変位する(図12参照)。
【0064】
従って、ワークWは、ローラコンベア130c、130d、130e及びローラ86に沿って所定方向に搬送され、図13に示されるように、ワークWを含むパレットPがローラ86の上部を通過した後、レバーピン28に巻回された第1リターンスプリング92の弾発力によってレバー30が反時計回り(矢印C方向)に回動変位することにより、該レバー30はロックが解除された状態で初期位置へと復帰する。
【0065】
次に、例えば、複数のローラコンベア130a〜130fを設置して搬送ライン128を構築した後、前記搬送ライン128を自動化する前の調整作業において、作業者が、予め設定されたワークWの搬送方向と反対方向に向かって前記ワークWを手動で移動させる場合について図14〜図17を参照しながら説明する。なお、この場合、図14に示されるように、ストッパシリンダ10は、レバー30に設けられたローラ86がローラコンベア130a〜130fの搬送ライン128から所定長だけ突出し、レバーピン28を介してレバー30がロック機構32によってロックされた状態にあるものとする。
【0066】
このような状態において、図14に示されるように、ワークWがパレットPと共に上述した所定の搬送方向と反対方向(矢印Y方向)から搬送されると、前記パレットPがローラ86に当接して該ローラ86を介してレバー30を押圧する。そして、レバー30に付与される押圧力によって、該レバー30がレバーピン28を中心として時計回り(矢印H方向)に向かって回動する(図15参照)。
【0067】
この際、図15に示されるように、レバー30に設けられたロックピン98が、前記レバー30の回動作用下にロック機構32を構成する第2ブラケット102のロック爪116を上方に向かって押圧する。
【0068】
これにより、第2ブラケット102がブラケットピン108を中心としてロックスプリング104を引張しながら第1ブラケット100に対して反時計回り(矢印G方向)に回動変位する。なお、ロックピン98は、ロック爪116の直交面118に沿って該ロック爪116の先端側に向かって摺動しながら移動する。
【0069】
すなわち、ロック機構32に係合されたロックピン98が、レバー30の回動変位に伴って第2ブラケット102を回動させながら該レバー30と共に変位することにより、前記ロック機構32によって前記レバー30の回動動作が妨げられることがなく、前記ロックピン98から第2ブラケット102に対して付与される押圧力が過大となることがない。
【0070】
そして、ワークWを含むパレットPがさらに搬送方向と反対方向(矢印Y方向)に移動し、該パレットPによって押圧されたレバー30がさらに回動することにより、ロックピン98により第2ブラケット102がさらに押圧されて回動し、前記ロックピン98が前記ロック爪116の先端から離脱する。また、レバー30に設けられたローラ86が前記パレットPの下面に当接する(図16参照)。
【0071】
このように、レバー30のレバーピン28が、前記レバー30の回動作用下にロックピン98を介してロック機構32の第2ブラケット102を回動変位させ、該第2ブラケット102のロック爪116による前記ロックピン98の係合状態を解除可能としている。これにより、レバー30の回動変位が規制されたロック機構32のロック状態においても、作業者は、搬送方向と反対方向にワークWを円滑且つ容易に移動させることが可能となる。
【0072】
このように、ワークWは、ローラコンベア130a〜130f及びローラ86に沿って所定方向と反対方向に搬送され、図17に示されるように、前記ワークWを含むパレットPがローラ86の上部を通過した後、レバーピン28に巻回された第1リターンスプリング92の弾発力によってレバー30が反時計回り(矢印C方向)に回動変位し、該レバー30はロックピン98がロック爪116のガイド面120に当接してロックが解除された初期位置に復帰する。
【0073】
以上のように、本実施の形態では、レバー30の回動変位を規制するロック機構32を、互いに回動自在な第1及び第2ブラケット100、102から構成すると共に、前記第1ブラケット100と第2ブラケット102との間に介装されたロックスプリング104が、該第1ブラケット100のロック解除部106と前記第2ブラケット102のロック爪116とを互いに接近させる方向に引張している。
【0074】
これにより、ロック機構32によるレバー30のロック状態において、搬送ライン128における所定の搬送方向と反対方向からワークWが搬送された場合に、前記ワークWがレバー30に当接して押圧され、前記レバー30の回動作用下にロックピン98を介して第2ブラケット102が回動する。これにより、第2ブラケット102のロック爪116に係合されたロックピン98の係合状態が解除され、ロック機構32によるレバー30の回動規制状態が解除されてワークWを反対方向(矢印Y方向)へと好適に搬送することが可能となる。
【0075】
また、この際、レバー30が回動した際にロックピン98から第2ブラケット102へと付与される押圧力は、前記第2ブラケット102が第1ブラケット100に対して回動することにより過大となることがない。その結果、レバー30が回動する際にロック機構32を構成する第1及び第2ブラケット100、102に対して付与される負荷を軽減することができる。
【0076】
さらに、ストッパシリンダ10においてダンパ機構24のみを脱着させることが可能であるため、例えば、前記ダンパ機構24の交換を行う場合に、ストッパシリンダ10の全体を交換する必要がなく、前記ダンパ機構24のみを交換することにより容易にメンテナンスを行うことができる。そのため、ストッパシリンダ10におけるメンテナンスコストの低減を図ることができると共に、そのメンテナンス性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の実施の形態に係るストッパシリンダの上部拡大斜視図である。
【図2】図1に示すストッパシリンダの全体縦断面図である。
【図3】図1のストッパシリンダを別の方向から見た上部拡大斜視図である。
【図4】図1のストッパシリンダの拡大正面図である。
【図5】図4のストッパシリンダにおける右側面図である。
【図6】図4のストッパシリンダにおける左側面図である。
【図7】複数のローラコンベアの間にストッパシリンダが設けられた搬送ラインの構成を示す概略斜視図である。
【図8】図7の搬送ラインにおいて、ワークが所定の搬送方向から搬送される場合を示す概略正面図である。
【図9】図8におけるワークの載置されたパレットがストッパシリンダのレバーに対して接触し、前記レバーが回動してロックピンがロック機構に係合されたロック状態を示す概略正面図である。
【図10】図9のレバーによってワークの搬送を停止させた後、前記レバーを含むレバーホルダ及びダンパ機構を一体的に下方に変位させた状態を示す概略正面図である。
【図11】図10におけるロック機構のロック解除部がロッドカバーに当接することにより、レバーのロック状態が解除され該レバーが所定角度だけ回動した状態を示す概略正面図である。
【図12】図11のレバー及びダンパ機構が一体的に上昇し、前記レバーのローラがパレットの下面に当接することによりさらに前記レバーが回動変位した状態を示す概略正面図である。
【図13】図12のワークがさらに搬送され、前記ワークとレバーとが非接触となることにより前記レバーが第1リターンスプリングの弾発力によって反対方向に回動し、ストッパシリンダが初期位置に復帰した状態を示す概略正面図である。
【図14】複数のローラコンベアからなる搬送ラインにおいて、ワークが所定の搬送方向と反対方向から搬送される場合を示す概略正面図である。
【図15】図14におけるワークの載置されたパレットがストッパシリンダのレバーに対して接触し、前記レバーが所定角度だけ回動した状態を示す概略正面図である。
【図16】図15のパレットがさらにレバーを押圧することにより、該レバーがさらに回動変位してローラが前記パレットの下面に当接すると共に、ロック機構におけるロックピンの係合が解除された状態を示す概略正面図である。
【図17】図16のワークがさらに搬送され、前記ワークとレバーとが非接触となることにより前記レバーが第1リターンスプリングの弾発力によって反対方向に回動し、ストッパシリンダが初期位置に復帰した状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
【0078】
10…ストッパシリンダ 12…シリンダチューブ
14…ロッドカバー 16…ヘッドカバー
18…ピストン 20…ピストンロッド
24…ダンパ機構 26…レバーホルダ
28…レバーピン 30…レバー
32…ロック機構 42…シリンダ室
42a…第1シリンダ室 42b…第2シリンダ室
46a、46b…圧力流体出入ポート 52…スプリング
66…アウタチューブ 68…ロッド部材
72…吸収機構 76a、76b…支持部
80…ストッパブロック 86…ローラ
92…第1リターンスプリング 98…ロックピン
100…第1ブラケット 102…第2ブラケット
104…ロックスプリング 106…ロック解除部
112…第2リターンスプリング 116…ロック爪
128…搬送ライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の方向に搬送されるワークがローラに当接し、前記ローラの軸支されたレバーを所定位置で保持することにより前記ワークを所定位置で停止させるストッパシリンダにおいて、
シリンダ本体と、
前記シリンダ本体の上部側に設けられ、前記レバーを所定角度だけ回動自在に軸支するレバーホルダと、
前記レバーの側面部に設けられたロックピンと、
前記レバーホルダの側面部に回動自在に軸支される第1回動部材と、前記第1回動部材に対して回動自在に軸支され、前記ロックピンが係合される係合部を有する第2回動部材と、前記第1回動部材と第2回動部材との間に介装されるスプリングとを有し、前記レバーの回動動作を規制するロック機構と、
前記第1回動部材に設けられ、該第1回動部材を回動させることにより前記ロック機構による前記レバーのロック状態を解除するロック解除部と、
を備え、
前記スプリングの弾発力は、前記ロックピンが前記ロック機構に係合された際、前記係合部が前記ロックピン側に向かうように付勢され、前記ワークの搬送方向と反対方向からの外力が前記レバーに付与され、前記レバーが回動することにより前記ロックピンを介して該第2回動部材が前記スプリングの弾発力に抗して回動変位することを特徴とするストッパシリンダ。
【請求項2】
請求項1記載のストッパシリンダにおいて、
前記シリンダ本体には、前記レバーに臨み、前記レバーが当接した際の衝撃を緩衝するダンパ機構を備え、前記ダンパ機構が、前記シリンダ本体に対して着脱自在に設けられることを特徴とするストッパシリンダ。
【請求項3】
請求項2記載のストッパシリンダにおいて、
シリンダ本体は、シリンダチューブと、
前記シリンダチューブの両端部をそれぞれ閉塞してシリンダ室を形成するロッドカバー及びヘッドカバーと、
前記シリンダ室に供給される圧力流体の作用下に該シリンダ室に沿って変位するピストンと、
前記ピストンに連結されると共に、前記レバーホルダが連結されるピストンロッドと、
を備え、
前記ピストンロッドの内部に前記ダンパ機構が装着されることを特徴とするストッパシリンダ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のストッパシリンダにおいて、
前記係合部は、前記レバーの回動が規制されたロック状態において前記ロックピンが係合される直交部と、
前記直交部に対して所定角度傾斜し、前記レバーが回動自在なアンロック状態において前記ロックピンが当接する傾斜部と、
を備え、
前記レバーの回動作用下に前記ロックピンが前記傾斜部に沿って案内され、前記直交部に係合されることを特徴とするストッパシリンダ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のストッパシリンダにおいて、
前記ロック解除部は、前記シリンダ本体に臨み、前記シリンダ本体の端部に当接して押圧されることにより、前記ロック機構による前記レバーのロック状態が解除されることを特徴とするストッパシリンダ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公開番号】特開2008−1452(P2008−1452A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−171219(P2006−171219)
【出願日】平成18年6月21日(2006.6.21)
【出願人】(000102511)SMC株式会社 (344)
【Fターム(参考)】