説明

ストレッチマット用エア袋及びストレッチマット装置

【課題】仰向けに横たわった姿勢でマッサージとストレッチの両方を行うことのできる構造が簡単で使い易く、コンパクトで安価なストレッチマット用エア袋を提供する。
【解決手段】内部に密閉状態でエアを収容し得るエア収容空間が形成された袋体13と、上記袋体13の所定位置の上下面の間に設けられる筒体21と、上記袋体13内にエアを供給するとともに該袋体13内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓15と、を具備したものであり、袋体13が必要以上に上方へ膨らもうとしても、筒体21によって袋体13上面が椀状になる袋体13上面の上方への移動が制限され、空洞部Cを中心にする凹陥部39が形成されるため、当該袋体13によって保持される体の部位は袋体13にフィットし、安定した保持姿勢が保たれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仰向けに横たわった姿勢で脚部、腰部及び背部等のマッサージとストレッチを無理なく安定した姿勢で長時間に亘って実行することができるストレッチマット用エア袋と、当該ストレッチマット用エア袋を具備したストレッチマット装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から特許文献1、2に示すようにマッサージのみを目的にしたマット装置は種々開発されており、商品化されている。そしてこのようなマット装置にはマッサージ効果を付与するためのエア袋が設けられており、該エア袋内へのエアの給排気によるエア袋の膨張と収縮を利用してマッサージ効果を得るようにしている。
一方、昨今の健康ブームもあって、種々の健康グッズが開発されており、運動前後の体のケアや病後或いは怪我後のリハビリを目的としたストレッチ器具や、より大型のストレッチマシン等も数多く商品化されている。
【0003】
しかしマッサージ効果とストレッチ効果の両方の効果を得ることができる器具や装置はほとんど開発されておらず、僅かに存在するものは一般家庭等での使用に適さない大型で高額の装置となっていた。
また上記マット装置を使用してストレッチを行うことができれば極めて安価で場所をとらないストレッチマット装置を提供できるが、従来のマット装置に使用されていたエア袋は上面の中央部が椀状に上方に膨らんだだけの単純な構造であったため、体へのフィット感と保持力の点で難点があり、ストレッチ器具としての適性に欠けていた。
即ち、マット上でストレッチを行う場合には、上記エア袋によって体が保持された姿勢で体をひねったり、手足を動かす必要があるが、上述のように従来のエア袋は保持力が低いため、エア袋によって支えられていた体の一部がエア袋から落ちてしまったり、位置ずれが生じてしまい、保持姿勢が安定していなかった。
【0004】
【特許文献1】特開平6−335495号公報
【特許文献2】特開平6−335504号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記背景技術及び背景技術が抱えていた問題点を踏まえて本発明が解決しようとする課題を整理すると、マッサージ効果とストレッチ効果の両方の効果を得ることができるコンパクトで安価な器具ないし装置を開発することであり、上記器具ないし装置の開発に当たってマット装置の有効利用を図ることである。
【0006】
そして本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、仰向けに横たわった姿勢でマッサージとストレッチの両方を行うことができ、保持力が高く安定した姿勢で長時間使用できる構造が簡単で使い易く、コンパクトで安価なストレッチマット用エア袋及び該ストレッチマット用エア袋を具備したストレッチマット装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるストレッチマット用エア袋は、内部に密閉状態でエアを収容し得るエア収容空間が形成された袋体と、上記袋体の所定位置の上下面の間に設けられる筒体と、上記袋体内にエアを供給するとともに該袋体内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓と、を具備していることを特徴とするものである。
又、請求項2によるストレッチマット用エア袋は、請求項1に記載のストレッチマット用エア袋において、上記袋体には該袋体の取付位置をスライド自在に調節するためのベルト通し孔が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるストレッチマット用エア袋は、請求項1又は請求項2に記載のストレッチマット用エア袋において、上記筒体はストレッチ部位に対応して1個又は複数個設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるストレッチマット用エア袋は、請求項1〜請求項3の何れかに記載のストレッチマット用エア袋において、上記ストレッチマット用エア袋は、脚部と、腰部と、背部の3ヶ所のストレッチ部位に対応した3種類のストレッチマット用エア袋が用意されており、これらを個別に、或いは適宜組み合わせて使用するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項5によるストレッチマット装置は、内部に密閉状態でエアを収容し得るエア収容空間が形成された袋体と、上記袋体内にエアを供給するとともに該袋体内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓と、を備えるストレッチマット用エア袋と、上記ストレッチマット用エア袋を上面に取り付けることによって保持する下部クッション材と、上記ストレッチマット用エア袋の上側に設置される上部クッション材と、上記ストレッチマット用エア袋と上記下部クッション材と上部クッション材とを被覆するカバー部材と、を備えるストレッチマットと、上記ストレッチマット用エア袋にエアを供給するとともに供給されたエアをストレッチマット用エア袋から外部に排出する給排気手段と、を具備しており、 上記ストレッチマット用エア袋の全部又はその一部は請求項1〜請求項4の何れかに記載のストレッチマット用エア袋であることを特徴とするものである。
又、請求項6によるストレッチマット装置は、請求項5に記載のストレッチマット装置において、上記下部クッション材の上面には、上記ベルト通し孔に挿嵌され上記ストレッチマット用エア袋の取付位置をスライド自在に調節するための取付用ベルトが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるストレッチマット装置は、請求項6に記載のストレッチマット装置において、上記取付用ベルトはその一端を上記下部クッション材に固定されているとともに他端を上記下部クッション材に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるストレッチマット装置は、請求項5〜請求項7の何れかに記載のストレッチマット装置において、上記ストレッチマット用エア袋は、脚部用と、腰部用と、背部用の3種類が設けられており、これら3種類のストレッチマット用エア袋は使用者がストレッチマット上に仰向けに横たわった状態でそれぞれ対応するストレッチ部位を保持するように配置されていることを特徴とするものである。
又、請求項9によるストレッチマット装置は、請求項8に記載のストレッチマット装置において、上記給排気手段は上記3種類のストレッチマット用エア袋の給排気栓に個別に接続される3本の給排気ホースと、上記3本の給排気ホースの他端に接続され上記3種類のストレッチマット用エア袋に個別にエアを給排気し得る給排気装置と、を具備していることを特徴とするものである。
又、請求項10によるストレッチマットは、請求項9に記載のストレッチマット装置において、上記給排気装置にはコントロールボックスが設けられており、該コントロールボックスにおいて予め設定されている動作プログラムにしたがって、上記3種類のストレッチマット用エア袋に対するエアの給気、給気したエアの保持及び給気したエアの排気のそれぞれの動作の切り替えと、上記給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とが自動的に実行されるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項11によるストレッチマットは、請求項9に記載のストレッチマット装置において、上記給排気装置には上記3種類のストレッチマット用エア袋に対するエアの給気及び給気したエアの排気の動作の切り替えを手動で行うことができる作動スイッチが設けられており、予め決めておいた動作手順とタイムテーブルにしたがって上記作動スイッチを操作することによって上記各動作の切り替えと、上記給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とがマニュアル操作で実行されるように構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
したがって、本発明によるストレッチマット用エア袋によると、内部に密閉状態でエアを吸収し得るエア収容空間が形成された袋体と、上記袋体の所定位置の上下面の間に設けられる筒体と、上記袋体内にエアを供給し、袋体内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓とを具備した構成になっているので、袋体が必要以上に上方へ膨らもうとしても、筒体によって袋体上面が椀状になる袋体上面の上方への移動が制限される。そして空洞部を中心にする凹陥部が形成されるため、当該袋体によって保持される体の部位は袋体にフィットし、安定した保持姿勢が保たれる。
又、上記袋体に袋体の取付位置をスライド自在に調節するためのベルト通し孔を設けた場合には体格や性別の違いにより、或いはストレッチ部位の微調整を行うため袋体の取付位置を移動させることが可能になる。
又、上記筒体をストレッチ部位に対応して1個又は複数個設けた場合には、ストレッチ部位に対するフィット感と保持力が向上し、単一の袋体によって複数のストレッチ部位を保持することも可能になる。
又、上記ストレッチマット用エア袋として脚部と、腰部と、背部の3ヶ所のストレッチ部位に対応した3種類のストレッチマット用エア袋を用意し、これらを個別に、或いは適宜組み合わせて使用した場合には、ストレッチを行いたい部位のみを単独で繰り返しストレッチしたり、複数のストレッチ部位を交互に、或いは同時にストレッチし、ストレッチ効果を向上させ、更に複合的なストレッチ効果を得ることができる。
又、本発明によるストレッチマット装置によると、内部に密閉状態でエアを収容し得るエア収容空間が形成された袋体と、上記袋体内にエアを供給し、袋体内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓とを備えるストレッチマット用エア袋と、上記ストレッチマット用エア袋を上面に取り付けることによって保持する下部クッション材と、上記ストレッチマット用エア袋の上側に設置される上部クッション材と、上記ストレッチマット用エア袋と上記下部クッション材と上部クッション材とを被覆するカバー部材と、を備えるストレッチマットと、上記ストレッチマット用エア袋にエアを供給し、供給されたエアをストレッチマット用エア袋から外部に排出する給排気手段と、を具備しており、上記ストレッチマット用エア袋の全部又はその一部は請求項1〜請求項4の何れかに記載のストレッチマット用エア袋である構成しているので、ストレッチマット用エア袋の膨張、収縮によるマッサージ効果に加えて、ストレッチ部位に対するフィット感と保持力の向上によってストレッチ効果を得ることができる。又、保持姿勢が安定するため長時間の使用にも耐えられ、構造が簡単で使い易く、コンパクトで安価なストレッチマット装置を提供できるようになる。
又、上記下部クッション材の上面に、上記ベルト通し孔に挿嵌され上記ストレッチマット用エア袋の取付位置をスライド自在に調節するための取付用ベルトを設けた場合には、体格や性別の違いにより、或いはストレッチ部位の微調整を行うために袋体の取付位置を移動させることが可能になる。
又、上記取付用ベルトの一端を上記下部クッション材に固定するとともに他端を上記下部クッション材に対して着脱可能に取り付けた場合には、ストレッチ用エア袋の着脱作業が容易化されることになる。
又、上記ストレッチマット用エア袋として脚部用と、腰部用と、背部用の3種類を設け、これら3種類のストレッチマット用エア袋を使用者がストレッチマット上に仰向けに横たわった状態でそれぞれ対応するストレッチ部位を保持するように配置した場合には、脚部と腰部と背部のマッサージとストレッチをストレッチマット用エア袋の取付位置を変えることなく一挙に行うことが可能になる。
又、上記給排気手段を上記3種類のストレッチマット用エア袋の給排気栓に個別に接続される3本の給排気ホースと、上記3本の給排気ホースの他端に接続され、上記3種類のストレッチマット用エア袋に個別にエアを給排気する給排気装置とを具備する構成にした場合には、3種類のストレッチマット用エア袋をそれぞれ単独で使用したり、一部を組み合わせて使用したり、全部を同時に使用する等、使用形態が拡大する。
又、上記給排気装置にコントロールボックスを設け、該コントロールボックスにおいて予め設定されている動作プログラムにしたがって、上記3種類のストレッチマット用エア袋に対するエアの給気、給気したエアの保持及び給気したエアの排気のそれぞれの動作の切り替えと、上記給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とが自動的に実行されるように構成した場合には、効果的なマッサージ及びストレッチがストレッチマット上に横になっているだけで自動的に実行できるようになる。
又、上記給排気装置に上記3種類のストレッチマット用エア袋に対するエアの給気及び給気したエアの排気の動作の切り替えを手動で行うことができる作動スイッチを設けた場合には、ストレッチを行いたいストレッチ部位のみを繰り返しストレッチしたり、ストレッチを行う時間を適宜調節することが可能になる。又、予め決めておいた動作手順とタイムテーブルにしたがって作動スイッチを操作すれば、効果的なマッサージ効果とストレッチ効果がマニュアル操作でも得られるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図1乃至図12を参照し本発明の一実施の形態を説明する。まず、ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)と、該ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)を備えたストレッチマット装置100について具体的に説明する。最初にストレッチマット装置100の構成について説明し、その説明の中で併せてストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)の構成について言及する。
(1)ストレッチマット装置100の構成(図1〜10参照)
本発明のストレッチマット装置100は、図1〜図3に示すように、ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)が収容されたストレッチマット3と、ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)にエアAを供給し、供給されたエアAをストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)から外部に排出する給排気手段5とを具備している。
【0010】
上記ストレッチマット3は、上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)と、上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)を上面に取り付けることによって保持する下部クッション材7と、上記下部クッション材7の上に設置される上部クッション材11と、上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)と上記下部クッション材7と上記上部クッション材11とを被覆するカバー部材9とを備えている。
ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)は内部に密閉状態でエアAを収容し得るエア収容空間Bが形成された袋体13と、上記袋体13内にエアAを供給し、袋体13内に供給されたエアAを外部に排出するための給排気栓15とを基本的に備えている。
【0011】
更に本発明のストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)にあっては、上記袋体13の上面17と下面19の一部を貫く空洞部Cを形成するために上記上面17と下面19との間に両者を連結するように可撓性の筒体21が設けられている。 そして本実施の形態にあっては全てのストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)が筒体21を備える本発明のストレッチマット用エア袋1によって構成されている。上記袋体13は上面17と下面19を構成する2枚のシート状の部材の外周縁部23を接合することによって構成される枕状の部材である。
【0012】
又、上面17と下面19の中央部には開口25、27が形成されていて、これらの開口25、27の周囲が袋体13の内周縁部29になっている。上記筒体21は上下に設けられる上記2つの内周縁部29を連結するように設けられる筒状の部材であり、上記袋体13と筒体21を連結することによって袋体13の内部には空洞部Cを中心とするドーナツ状のエア収容空間Bが形成されている。
尚、この実施の形態の場合には開口25側については閉じられた構成になっていて下側の開口25のみが開放された構成になっている。
【0013】
又、上記筒体21を連結することによって、膨張時に上面17の上方への移動が一定量に制限されるため(筒体21の軸方向長さによって一定量に制限される)、開口25の周囲には開口25を中心とする凹陥部39が形成されている。
この他、袋体13の裏側にはストレッチマット3の下部クッション材7に対して袋体13の取付位置をスライド自在に調節するための取付用ベルト31が取り付けられている。上記取付用ベルト31には上記下部クッション材7側に取り付けられた取付用ベルト43が通るベルト通し孔31aが形成されている。これらの構成については、ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)毎に若干異なっているので追って詳細に説明する。
【0014】
そして、本実施の形態では、図3に示すように、脚部33と、腰部35と、背部37の3ヶ所のストレッチ部位に対応した3種類のストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)が設けられている。
【0015】
この内脚部用のストレッチマット用エア袋1Aは、図4に示すように横長の形状を有しており、袋体13の中央部の左右に円筒形状の2つの筒体21、21を有している。上記筒体21の上下には開口25、27が形成されていて、その内、開口部25は閉じられている。又、袋体13の裏面側には取付用ベルト31が取り付けられている。上記取付用ベルト31には上記下部クッション材7側に取り付けられた2本の取付用ベルト43、43が通るベルト通し孔31a、31aが形成されている。
尚、上記2つの筒体21、21における円形状の開口25の周囲に形成されている凹陥部39には脚部33の一例として、左右のふくらはぎ付近が保持されるようになっている。
そして、上記ストレッチマット用エア袋1Aは、2本の取付用ベルト43、43に沿って移動可能な状態で取り付けられることになり、使用者の身体の大きさ等によって任意の移動されることになる。
【0016】
又、上記筒体21を設けた意義であるが、既に説明したように、ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)を空気によって膨張させる際、上面17が必要以上に膨らまないようにするためであり、それによって、凹陥部39を形成するためである。このような凹陥部39が形成されることにより、脚部33を載せた場合に極めて安定した状態になる。
因みに、筒体21を設けない場合には、上面は略円弧状に膨らんでしまうために、そこに脚部33を載せても不安定な状態になってしまうものである。
【0017】
又、開口部25、27であるが、既に説明しように、上側の開口部25は閉じられているが、下側の開口部27は開放されている。これは次のような理由による。非膨張時にはストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)は平坦な状態になっていて、筒体21も折り畳まれたような状態で平坦になっている。これに対して、空気が供給されると徐々に膨張していくことになるが、その際、開口部27が開放されている場合には、筒体21の内側空間が真空になることはないので、円滑に膨張していくことになり、筒体21も文字通り筒状になる。これに対して、仮に開口部27が閉じられている場合には、筒体21の内側空間が真空になってしまい、円滑に膨張しないことが予想される。開口部27はそのためのものである。
【0018】
又、腰部用のストレッチマット用エア袋1Bは、図5に示すように、横長の形状を有しており、袋体13の中央部に幅方向Wに延びる短めの長円筒形状の1つの筒体21が設けられている。上記筒体21の上下には開口25、27が形成されていて、その内、開口部25は閉じられている。又、袋体13の裏面側には取付用ベルト31が取り付けられている。上記取付用ベルト31には上記下部クッション材7側に取り付けられた2本の取付用ベルト43、43が通るベルト通し孔31a、31aが形成されている。
尚、上記筒体21における開口25の周囲に形成されている凹陥部39には腰部35が嵌まり、保持されるようになっている。
又、上記筒体21を設けた意義であるが、既に説明した腰部用のストレッチマット用エア袋1Aの場合と同じである。
そして、上記ストレッチマット用エア袋1Bは、2本の取付用ベルト43、43に沿って移動可能な状態で取り付けられることになり、使用者の身体の大きさ等によって任意の移動されることになる。
【0019】
又、背部用のストレッチマット用エア袋1Cは、図6に示すように、縦長の形状を有しており、袋体13の中央部に長さ方向Lに長い長円筒形状の1つの「筒体21が設けられている。上記筒体21の上下には開口25、27が形成されていて、その内、開口部25は閉じられている。又、袋体13の裏面側には取付用ベルト31が取り付けられている。上記取付用ベルト31には上記下部クッション材7側に取り付けられた2本の取付用ベルト43、43が通るベルト通し孔31a、31aが形成されている。
尚、上記筒体21における開口25の周囲に形成されている凹陥部39には首から腰部35にかけての背部37の部分が保持されるようになっている。
又、上記筒体21を設けた意義であるが、既に説明した腰部用のストレッチマット用エア袋1Aの場合と同じである。
そして、この場合には、ストレッチ用エア袋1Cは、既に説明したストレッチ用エア袋1A、ストレッチ用エア袋1Bのように大きく移動可能な状態にはなっておらず、ベルト通し孔31aの貫通孔方向に直交する幅の範囲内での移動となる。したがって、背部用のストレッチ用エア袋1Cを基準して既に説明したストレッチ用エア袋1A、ストレッチ用エア袋1Bの位置を調整することになる。
尚、ストレッチ用エア袋1Cについてもストレッチ用エア袋1A、ストレッチ用エア袋1Bの場合と同様に大きく移動可能な状態で取り付けることも考えられる。
【0020】
上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)に設けられた上記給排気栓15は、袋体13の一部に形成される図示しない給排気口に設けられるプラグ状の部材で、例えば、後述する給排気ホース41と接続されていない状態では上記給排気口を閉塞し、給排気ホース41と接続された状態では上記給排気口を拡開するように作用するものである。
【0021】
既に説明した下部クッション材7は使用者が仰向けに横たわることができる大きさ、例えば700mm×1800mm程度の大きさの矩形シート状の部材である。そして下部クッション材7の上面に、既に説明したように適所に取付用ベルト43が取り付けられている。すなわち、ストレッチ用エア袋1(1A、1B、1C)側に設けられている取付用ベルト31の数に対応して5本設けられている。5本の取付けベルト43は上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)Cの各取付位置に対応した位置にそれぞれ配置されている。
【0022】
又、上記取付用ベルト43の一端は固定されているが、他端はマジックテープ(登録商標)によって下部クッション材7に対して着脱可能な構成になっている。そして、ストレッチ用エア袋1(1A、1B、1C)を取り付ける場合には、マジックテープ(登録商標)側の他端を外して、そこからストレッチ用エア袋1(1A、1B、1C)の取付用ベルト31のベルト通し孔31aに通し、その状態で、他端を下部クッション材7に固定する。又、取り付けたストレッチ用エア袋1(1A、1B、1C)を取り外す場合にも、上記取付用ベルト43の他端を下部クッション材7から外し、その状態でストレッチ用エア袋1(1A、1B、1C)の取付用ベルト31のベルト通し孔31aから取付用ベルト43を引き抜くものである。
【0023】
尚、ストレッチ用エア袋1(1A、1B)を取付用ベルト43に取り付けた状態では、ストレッチ用エア袋1(1A、1B)は取付用ベルト43に沿って自由に移動可能な構成になっている。つまり、取付用ベルト31のベルト通し孔31aに取付用ベルト43が通っている状態になっているので、ベルト通し孔31aを介して取付用ベルト43に沿って移動可能な構成になっているものである。一方、ストレッチ用エア袋1Cは上記ストレッチ用エア袋1(1A、1B)のように大きく移動可能な構成にはなっていない。よって、使用者の身体の大きさ等に応じて、ストレッチ用エア袋1Cを基準にして上記ストレッチ用エア袋1(1A、1B)の位置を適宜調整するものである。
【0024】
上部クッション部材11は上記下部クッション材7と略同じ大きさの矩形平板状の部材である。上記下部クッション材7は硬質クッション層47を備えた構成になっており、一方、上部クッション材11は軟質クッション層45を備えた構成になっている。上記下部クッション材7の硬質クッション層47と上部クッション材11の軟質クッション層45は共に10mm程度であり、軟質クッション層45は軟質のナイロンスポンジ等によって形成されており、一方硬質クッション層47は上記ナイロンスポンジ等より硬めのポリウレタンスポンジ等によって形成されている。
尚、本実施の形態の場合には、上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)、下部クッション材7、上部クッション部材11は単に重ねられた状態になっているが、例えば、面ファスナ等を使用して固定するようなことも考えられる。
【0025】
カバー部材9は上記ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)と、上部クッション部材7、下部クッション材11を収容できる大きさを有する袋状の部材である。そしてカバー部材9の上面の3辺が切り離されていて、残りの一辺を折り線として開閉する蓋部49になっている。
又、上記蓋部49とカバー部材9を構成する残りの部分との接合は、上記切り離された部分に設けられるファスナ51によって行われている。
【0026】
給排気手段5は、上記3種類のストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)の給排気栓15に個別に接続される3本の給排気ホース41と、上記3本の給排気ホース41の他端に接続され、上記3種類のストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)に個別にエアAを給排気し得る給排気装置53とを具備することによって基本的に構成されている。又、図示の実施の形態では更に遠隔操作できるリモートコントローラ(以下リモコンという)55が備えられている。
【0027】
給排気装置53は、図1に示すように、前面が流線形状をしたボックス状の部材で、その上面から前面にかけての部分には電源のON、OFFを切り替える電源スイッチ57、エアAの給排気量の弱強を切り替える弱/強切替スイッチ59、自動運転と手動運転とを切り替えるオートスイッチ61、脚部用のストレッチマット用エア袋1AへのエアAの給排気を切り替える脚部作動スイッチ63、腰部用のストレッチマット用エア袋1BへのエアAの給排気を切り替える腰部作動スイッチ65、背部用のストレッチマット用エア袋1CへのエアAの給排気を切り替える背部作動スイッチ67、全ての動作を停止させて、エアAを全て排気させる緊急停止スイッチ69がそれぞれ設けられている。
尚、上記各スイッチはリモコン55にも設けられており、リモコン55に設けられているスイッチについても同一の符号を付して表示する。
【0028】
そして使用者は予め決めておいた動作手順とタイムテーブルにしたがって、上記3つの作動スイッチ63、65、67等を操作することによって各ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)に対するエアAの給排気の切り替えと、エアAの給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とがマニュアル操作で実行できるようになっている。
又、給排気装置53の内部には、各部の動作の制御を司るコントロールボックス71と、エアAの給排気を実行するエアコンプレッサ73等が設けられている。
そして上記コントロールボックス71において予め設定されている動作プログラムにしたがって、上記3種類のストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)に対するエアAの給気、給気したエアAの保持及び給気したエアAの排気のそれぞれの動作の切り替えと、上記給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とが自動的に実行されるようになっている。
【0029】
(2)ストレッチマット装置100の動作態様(図11、12、表1、2参照)
次のようにして構成されるストレッチマット装置100の動作態様を(A)自動運転時と(B)手動運転時に分け、それぞれ具体的な数値を当て嵌めた表1に示す動作プログラムと、表2に示す動作手順及びタイムテーブルにしたがって説明する。
【0030】
【表1】

【0031】
【表2】

【0032】
(A)自動運転時(図11、表1参照)
使用者は仰向けにストレッチマット3上に横たわり、給排気装置53或いはリモコン55の弱/強切替スイッチ59を押してエアAの強弱を選択し、オートスイッチ61を押して自動運転にする。
この動作プログラムでは最初に脚部用のストレッチマット用エア袋1AへのエアAの給気を開始し、そのまま10分(600秒)保持した後、排気する。又、脚部用のストレッチマット用エア袋1Aが保持時間に移ったところで、腰部用のストレッチマット用エア袋1BがエアAの給気を開始し10秒間保持した後、排気する。
【0033】
又、腰部用のストレッチマット用エア袋1B内のエアAが排気完了後、背部用のストレッチマット用エア袋1CへのエアAの給気を開始し、10秒間保持した後、排気する。
そして背部用のストレッチマット用エア袋1C内のエアAが排気完了後、上記腰部用のストレッチマット用エア袋1Bと背部用のストレッチマット用エア袋1Cの給気、保持、排気を繰り返し、弱の場合は8分、強の場合は約10分で1サイクルが終了し、自動停止する。
ただし脚部用のストレッチマット用エア袋1Aは上述のように保持開始より10分(600秒)間は保持したままで、その後排気し自動停止する。
又、上記一連の動作が終了するまでは上記各作動スイッチ63、65、67やオートスイッチ61を押しても感知しないようになっている。
【0034】
(B)手動運転時(図12、表2参照)
使用者は仰向けにストレッチマット3上に横たわり、リモコン55を片手に持って、リモコン55の弱/強切替スイッチ59を押してエアAの強弱を選択する。
そして表2に示す動作手順とタイムテーブルにしたがって、脚部作動スイッチ63、腰部作動スイッチ65及び背部作動スイッチ67を押し、脚部用のストレッチマット用エア袋1Aと、腰部用のストレッチマット用エア袋1Bと、背部用のストレッチマット用エア袋1Cに対するエアAの給気、保持、排気を繰り返す。
この場合も、弱の場合は8分、強の場合は約10分で1サイクルが終了し、自動停止する。
又、一連の動作終了後は電源スイッチ57を押して電源をOFF状態にする。
又、上記自動運転を途中で停止したい場合や自動運転或いは手動運転の途中で何らかの異常があった場合には緊急停止スイッチ69を押して動作を停止させる。
【0035】
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、袋体13に設ける空洞部Cや筒体21の数は1個又は2個に限らず、3個以上設けることが可能であり、ストレッチマット装置100に設けるストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)の一部が上記空洞部C及び筒体21を有しない構造のものであっても構わない。
又、ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)の数は3つに限定されることなく適宜増減したり、使用者の体格等に応じて大きさの違うストレッチマット用エア袋に交換することも可能である。
又、上記各ストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)の膨張、収縮に伴う受動的なマッサージ効果及びストレッチ効果に加えて、使用者が体を捻ったり、手足を動かすことによって行う自発的なストレッチとを組み合わせることも勿論可能である。
又、前記一実施の形態ではストレッチマット用エア袋1(1A、1B)を大きく移動可能な状態で取り付け、ストレッチマット用エア袋1(1C)については略固定として構成したが、全てのストレッチマット用エア袋1(1A、1B、1C)を大きく移動可能な状態で取り付けてもよい。又、その移動可能に取り付ける構成については図示したもの以外にも様々なものがある。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は仰向けに横たわった姿勢で各部位のマッサージとストレッチとを同時に行うことのできるストレッチマット用エア袋ないし該ストレッチマット用エア袋を備えたストレッチマット装置の製造、使用分野等で利用でき、特にストレッチマット用エア袋の保持力を向上させて安定した姿勢で長時間使用できるようにしたい場合に利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、ストレッチマット装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で、ストレッチマット装置を分解した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で、ストレッチマット装置を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で、脚部用のストレッチマット用エア袋を示す平面図(a)と正面図(b)である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す図で、腰部用のストレッチマット用エア袋を示す平面図(a)と正面図(b)である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す図で、背部用のストレッチマット用エア袋を示す平面図(a)と側面図(b)である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す図で、リモコンを示す平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す図で、脚部用のストレッチマット用エア袋が膨張時の脚部への作用状態を示す側断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態を示す図で、腰部用のストレッチマット用エア袋が膨張時の腰部への作用状態を示す側断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態を示す図で、背部用のストレッチマット用エア袋が膨張時の背部への作用状態を示す側断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態を示す図で、自動運転時の作動プログラムを模式的に示す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態を示す図で、手動運転時の動作手順とタイムテーブルを模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
【0038】
1、1A、1B、1C ストレッチマット用エア袋
3 ストレッチマット
5 給排気手段
7 下部クッション材
9 カバー部材
11 上部クッション部材
13 袋体
15 給排気栓
17 上面
19 下面
21 筒体
23 外周縁部
25 開口
27 開口
29 内周縁部
31 ベルト通し
33 脚部(ストレッチ部位)
35 腰部(ストレッチ部位)
37 背部(ストレッチ部位)
39 凹陥部
41 給排気ホース
43 取付けベルト
45 軟質クッション層
47 硬質クッション層
49 蓋部
51 ファスナ
53 給排気装置
55 リモートコントローラ(リモコン)
57 電源スイッチ
59 弱/強切替スイッチ
61 オートスイッチ
63 脚部作動スイッチ
65 腰部作動スイッチ
67 背部作動スイッチ
69 緊急停止スイッチ
71 コントロールボックス
73 エアコンプレッサ
100 ストレッチマット装置
A エア
B エア収容空間
C 空胴部
W 幅方向
L 長さ方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に密閉状態でエアを収容し得るエア収容空間が形成された袋体と、
上記袋体の所定位置の上下面の間に設けられる筒体と、
上記袋体内にエアを供給するとともに該袋体内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓と、
を具備していることを特徴とするストレッチマット用エア袋。
【請求項2】
請求項1に記載のストレッチマット用エア袋において、
上記袋体には該袋体の取付位置をスライド自在に調節するためのベルト通し孔が設けられていることを特徴とするストレッチマット用エア袋。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のストレッチマット用エア袋において、
上記筒体はストレッチ部位に対応して1個又は複数個設けられていることを特徴とするストレッチマット用エア袋。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れかに記載のストレッチマット用エア袋において、
上記ストレッチマット用エア袋は、脚部と、腰部と、背部の3ヶ所のストレッチ部位に対応した3種類のストレッチマット用エア袋が用意されており、これらを個別に、或いは適宜組み合わせて使用するようにしたことを特徴とするストレッチマット用エア袋。
【請求項5】
内部に密閉状態でエアを収容し得るエア収容空間が形成された袋体と、上記袋体内にエアを供給するとともに該袋体内に供給されたエアを外部に排出するための給排気栓と、を備えるストレッチマット用エア袋と、
上記ストレッチマット用エア袋を上面に取り付けることによって保持する下部クッション材と、
上記ストレッチマット用エア袋の上側に設置される上部クッション材と、
上記ストレッチマット用エア袋と上記下部クッション材と上部クッション材とを被覆するカバー部材と、
を備えるストレッチマットと、
上記ストレッチマット用エア袋にエアを供給するとともに供給されたエアをストレッチマット用エア袋から外部に排出する給排気手段と、
を具備しており、
上記ストレッチマット用エア袋の全部又はその一部は請求項1〜請求項4の何れかに記載のストレッチマット用エア袋であることを特徴とするストレッチマット装置。
【請求項6】
請求項5に記載のストレッチマット装置において、
上記下部クッション材の上面には、上記ベルト通し孔に挿嵌され上記ストレッチマット用エア袋の取付位置をスライド自在に調節するための取付用ベルトが設けられていることを特徴とするストレッチマット装置。
【請求項7】
請求項6に記載のストレッチマット装置において、
上記取付用ベルトはその一端を上記下部クッション材に固定されているとともに他端を上記下部クッション材に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とするストレッチマット装置。
【請求項8】
請求項5〜請求項7の何れかに記載のストレッチマット装置において、
上記ストレッチマット用エア袋は、脚部用と、腰部用と、背部用の3種類が設けられており、これら3種類のストレッチマット用エア袋は使用者がストレッチマット上に仰向けに横たわった状態でそれぞれ対応するストレッチ部位を保持するように配置されていることを特徴とするストレッチマット装置。
【請求項9】
請求項8に記載のストレッチマット装置において、
上記給排気手段は上記3種類のストレッチマット用エア袋の給排気栓に個別に接続される3本の給排気ホースと、
上記3本の給排気ホースの他端に接続され上記3種類のストレッチマット用エア袋に個別にエアを給排気し得る給排気装置と、
を具備していることを特徴とするストレッチマット装置。
【請求項10】
請求項9に記載のストレッチマット装置において、
上記給排気装置にはコントロールボックスが設けられており、該コントロールボックスにおいて予め設定されている動作プログラムにしたがって、上記3種類のストレッチマット用エア袋に対するエアの給気、給気したエアの保持及び給気したエアの排気のそれぞれの動作の切り替えと、上記給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とが自動的に実行されるように構成されていることを特徴とするストレッチマット装置。
【請求項11】
請求項9に記載のストレッチマット装置において、
上記給排気装置には上記3種類のストレッチマット用エア袋に対するエアの給気及び給気したエアの排気の動作の切り替えを手動で行うことができる作動スイッチが設けられており、予め決めておいた動作手順とタイムテーブルにしたがって上記作動スイッチを操作することによって上記各動作の切り替えと、上記給気、保持及び排気に要する時間と回数の管理とがマニュアル操作で実行されるように構成されていることを特徴とするストレッチマット装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−73185(P2008−73185A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−255180(P2006−255180)
【出願日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願人】(397013713)スカイライトコーポレーション株式会社 (3)
【出願人】(500136418)株式会社アイアイ (5)
【Fターム(参考)】