説明

スピーカ装置

【課題】エンクロージャー型スピーカ装置では得られない解放的な音が再生できる平面バッフル型スピーカの長所を残し、平面バッフル型スピーカの欠点を解決したスピーカ装置を提供する。
【解決手段】エンクロージャー6は、ウーハー4が取り付けられ、ダクト5が備えられ、バッフル板6aには吸音材7が貼られた低音再生用のスピーカ装置であって、ウーハー4の中心線同軸上至近距離にフルレンジ1がウーハー4と同じ向きに裸のままステー2を介してボルト3でバッフル板6aに取り付けられ、フルレンジ1とウーハー4はパッシブフィルターを通さず正相並列にアンプへ接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平面バッフル型スピーカの長所を残し、欠点を解決したスピーカ装置に関 するものである。
【背景技術】
【0002】
オーディオ用スピーカ装置はバスレフ型、密閉型等エンクロージャーにスピーカを収 納したものが主流であり、スピーカ背面をエンクロージャーで囲むことにより、コーン 前後で発生する逆位相の音の回折を無くし、音が打ち消されることを防いでいる。また 、エンクロージャーを小型化することで背圧を高め、低音域でのコーンの空振り現象を 抑制し、音への変換効率を高めている。
【0003】
しかしながら、スピーカ背面をエンクロージャーで囲むことにより、中音以上の音で は微細な音が再生され難くなり、開放的な音が失われる等音質が犠牲となっている。
【0004】
この改善策として、背圧が前圧と同じ平面バッフル型スピーカとする方法がある。
【0005】
誠文堂新光社刊 佐伯多門監修 新版スピーカー&エンクロージャー百科 113ペー ジに「無限大バッフルは平面バッフルのため音の回折効果もなく、最高の条件でスピー カー自身の性能を発揮させることができます。」との記述がある。
【0006】
確かに無限大平面バッフル型スピーカは前圧と背圧が同じであり開放的な音が得られる 。
本発明で使用する「開放的な音」の意味は次の1〜6に定義する意味である。
【0007】
1.音が篭らず朗々と前に出て来る音である。いわゆる音離れの良い音である。
2.個々の音声・楽器の音が圧縮されず、ダイナミックレンジの広い原音が維持でき、 基本音に対する倍音、残響音等の微細な音が再生される。
3.音の立ち上がり、立下りに優れたトランジェントの良い音であり、切れのある、パ ンチの利いた、アタック感のある音である。
4.非直線性歪が少なく自然で素直な音である。
5.エンクロージャー内の反射音から開放され、分解能、解像度の高い透明な音である 。
6.エンクロージャー内の定常波から開放され音が滑らかである。
【0008】
無限大平面バッフル型スピーカの欠点として、背圧を高めることができないため、Q0 値の低いオーバーダンピングのスピーカでは低音が不足すること、F0値以下の低音は 再生できないこと、使用できるスピーカはQ0値が0.7以上のものに限定されること である。
また、スピーカから放射される前面音が後方向へ回り込もうとする時、バッフル板に遮 られることにより反射し、前方向、横方向の音と干渉を起こし音に濁りが生じることで ある。
【0009】
無限大平面バッフルは理論上の形状であり作ることは不可能である。現実には有限大バ ッフルとなり、その時さらに次のような欠点が出て来る。
1.低い周波数の低音を再生しようとするとバッフル板が巨大となる。
2.カットオフ周波数以上の音域において、カットオフ周波数の奇数倍ではピークが、 偶数倍ではディップが現れる。
3.ピーク、ディップを抑えため、スピーカの取り付け位置はバッフル板の中心を避け 、またバッフル板形状を不整形に形成する方法があるが、聴く場所により音質が変化す る。
4.バッフル板の横方向では音がしない8字形ダイポール指向性が形成され、音場再生 上好ましくない。
5.背面が開放されているため、スピーカ装置を設置した時、背面の状況により音の特 性が変化する。
6.バッフル板の振動を抑制するのが難しく、スピーカがバッフル板から振動を受け易 く、音に濁りが生じ易い。
【0010】
本発明と音質を向上させる手法の概念が類似しているスピーカ装置が、特開2006 −191510号公報で開示されている。本公報のスピーカ装置は2つのスピーカが直 角方向に配置してあり、スピーカから放射される音は球面波であることから消音効果は 低いと言える。のみならず特定の周波数の音は増強されることもある。
【0011】
消音が十分されない時、本公報スピーカ装置のスピーカーユニット(A)の背面は並行 な側板に挟まれ、左右側板で定常波が発生する。また、スピーカーユニット(B)の前 面は前板、後板及び左右の側板で囲まれ、ホーンとして動作し特定の周波数にピーク、 デップが発生する。
【0012】
本公報のスピーカ装置でブラインドヒヤリングを行った結果、略20名全員が効果を確 認した略、と記述してある。天板を外したことにより、音を出すスピーカーユニット( A)の、略内部反射圧力を無くし略、ここでいう内部反射圧力の意味はエンクロージャ ー内の反射音による音圧のことと理解するが、効を奏しているのは、むしろ前後の空気 バネ力(スチフネス)が同じとなり開放的な音が再生されることであると推測される。 しかしながら、スピーカーシステム全体の再生音から見れば音圧周波数特性にピーク、 ディップが発生し、略音質を著しく向上させる略、とは言い難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2006−191510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
解決しようとする課題は、平面バッフル型スピーカの長所を残し欠点を解決し、エンク ロージャー型スピーカ装置では得られない開放的な音が得られる新しいスピーカ装置を 提供することである。
【0015】
具体的には、平面バッフル型スピーカの下記欠点1〜9をすべて解決し、本発明のスピ ーカ装置が小型で低音が再生でき設置場所、聴く場所に関わらず分解能、解像度の高い 歪の無い音が再生でき、より原音再生を可能にすることである。
1.低い周波数の低音再生ではバッフル板が巨大となること。
2.カットオフ周波数の奇数倍ではピークが偶数倍ではディップが生じること。
3.聴く場所により音質が変化すること。
4.横方向の8字形ダイポール指向性が形成されること。
5.スピーカ装置背面の状況により音の特性が変化すること。
6.バッフル板の振動を抑制するのが難しいこと。
7.スピーカの直接音とバッフル板での反射音が干渉し音が濁ること。
8.Q0値の低いオーバーダンピングスピーカでは低音が再生できないこと。
9.F0値以下の低音は再生できないこと。
【課題を解決するための手段】
【0016】
このような課題を解決するため請求項1の発明においては、エンクロージャー6は、ウ ーハー4が取り付けられ、ダクト5が備えられ、バッフル板6aにはウーハー4孔、ダ クト5孔を除く全面に吸音材7が貼られた低音再生用のスピーカ装置である。
しかるに、フルレンジ1の背面から放射される中高音以上の音がバッフル板6aに到達 した時、吸音材7で吸音する。
ウーハー4の中心線同軸上至近距離にフルレンジ1がウーハー4と同じ向きに裸のまま ステー2を介してボルト3でバッフル板6aに取り付ける。
しかるに、フルレンジ1が裸のまま取り付けてあることにより、ウーハー4前面から放 射される音による定常波の発生が無くなる。
フルレンジ1背面はエンクロージャーで囲まれて無いため、エンクロージャー内部から の反射音から開放され、分解能、解像度の高い透明な音となる。
フルレンジ1はバッフル板に取り付けて無いため、バッフル板の有害な振動から開放さ れ、またフルレンジ1の前面から放射される音が後へ回り込む時、バッフル板で反射が 起こらないため直接音との干渉が無くなる。
フルレンジ1とウーハー4のアンプへの接続は、パッシブフィルターを通さず、同一方 向へ振動するよう正極並列とする。
しかるに、電流位相が進むコンデンサー、または、遅れるコイルを使うハイパスフィル ター、ローパスフィルター等のパッシブフィルターは使用せず、フルレンジ1の背面音 とウーハー4の音の位相が完全な逆相となる。
フルレンジ1背面とウーハー4前面の距離が離れる程、また、放射される音の周波数が 高くなる程、位相差が大きくなり消音効果は低下する。フルレンジ1をウーハー4の中 心線同軸上至近距離に配置することにより、2つの音源の距離が最短となり、また、フ ルレンジ1の背面音とウーハー4の音が完全な逆相であることにより、高い周波数域ま で高効率に消音できる。
フルレンジ1背面音が消音されるため、本発明の低音特性はエンクロージャー6の低音 再生用スピーカ装置に依存し小型で低音再生が可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、平面バッフル型スピーカの欠点を解決することにより、平面バッフ ル型スピーカの低音再生限界を超えた低音が小型で再生でき、平面バッフル型スピーカ 特有のピーク、ディップが無くなることで聴く場所による音質の変化が無く、設置場所 による音の特性の変化が無く、直接音とバッフル板の反射音の干渉が無く濁りの無い音 になり、原音に近い再生音が得られるという利点がある。
【0018】
また、使用できるフルレンジは従来の平面バッフル型スピーカのようにQ0値が0.7 以上のものに限定されることは無く、Q0値の低いオーバーダンピングも可能であると いう利点がある。
【0019】
さらに、本発明のスピーカ装置から再生される音は、エンクロージャー型スピーカ装置 に収納されるフルレンジユニットの改良では到達し得ない開放的な音が得られるという 利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明のスピーカ装置は、高価なフルレンジ、ウーハーを使用することなく、廉価な ものを使用して実現できるため低コストである。
【実施例1】
【0021】
図1は本発明の実施例1を示したスピーカ装置の側断面図であり、フルレンジ1の口径 <ウーハー4の口径である。エンクロージャー6はウーハー4(口径16cmが使用し てある)の特性による所要の容積とする。ウーハー4及びダクト5の取り付け位置及び ダクト5の長さはウーハー4特性の所要値とする。バッフル板6aの前面にウーハー4 孔、ダクト5孔を除く全面に吸音材7を貼る。
【0022】
フルレンジ1(口径12cmが使用してある)に取り付けるステー2は、バッフル効果 が現れないよう最小面積で形成し、鉄、真鍮、アルミ等の金属を使用し、フルレンジ1 を支えるに十分な強度のある物を使用する。ボルト3はフルレンジ1の取り付け螺子と 同等の太さの鉄、ステンレス等強度のあるボルトを使用する。
【0023】
フルレンジ1の取り付け位置はウーハー4の中心線同軸上に配置する。ウーハー4から の距離は図4フルレンジマグネット1cに貼り付けた吸音材7がウーハー4を駆動した 時、ウーハー4のコーン(表示せず)に接触しないようできるだけ至近距離に配置する 。
【0024】
図4フルレンジマグネット1cの側面、底面にはウーハー4から直線方向に放射される 中音、高音を吸音する目的で吸音材7を貼る。
【0025】
フルレンジ1とウーハー4の電気的接続は、ハイパスフィルター、ローパスフィルター 等のパッシブフィルターは通さず、同じ振動方向となるよう正極並列にアンプ(表示せ ず)へ接続する。
【0026】
フルレンジ1とウーハー4の出力音圧特性が3dB以上異なる時は、同音圧となるよう 抵抗を使用したアッテネーターで調整し、聴感上フラットな出力音圧特性を得る。
【0027】
以上に構成された実施例1の動作を説明する。フルレンジ1を単独で駆動した場合、図 3フルレンジ1中心位置からフルレンジフレーム1bの端までの距離Lは6.3cmで あり、カットオフ周波数は4,250cm÷6.3cm=675Hzとなり(フォステ クスカンパニー発行 CRAFT HAND BOOK SPEAKER CRAFT MANUAL VOL.1 ページ18により計算)、それ以下の周波数の音圧は− 6dB/OCTで減衰し低音不足の音となる。
【0028】
次に、ウーハー4を同時に駆動した場合、ウーハー4から放射される逆位相の音により 、フルレンジ1の背面音は消音される。ウーハー4の音がフルレンジ1の背面に到達す る前に、フルレンジ1の背面音がフルレンジ前面へ回りこみ前面音を打ち消した場合、 打ち消した周波数成分は消滅し、ウーハー4の音と消音されることは無く、ウーハー4 の音がそのままの音圧で外部へ放射される。よって外部へ放射されるカットオフ以下の 音圧特性はエンクロージャー6低音再生用スピーカ装置の音圧特性に近く良好な低音特 性が得られる。
【0029】
このような動作をするため、フルレンジ1はQ0値の低いオーバーダンピングスピーカ を使用することが可能なのである。
【0030】
低音再生の限界値はフルレンジ1のF0値に因らず、エンクロージャー6低音再生用ス ピーカ装置の低音再生能力に依存する。
【0031】
実施例1のフルレンジコーン1a前面の先端位置からウーハー4コーン(表示せず)前 面の先端位置までの直線距離は5.6cmであり、消音できる周波数域は音速34,0 00cm÷(5.6cm×2)=3,036Hz以下となり、低音から低高音域まで消 音できることになる。
【0032】
フルレンジ1背面からバッフル板6a方向へ放射される音は、フルレンジ1背面、バッ フル板6a間では消音されるが、波の重ね合わせの原理による波の独立性によりバッフ ル板6aへ到達する。この到達する1KHz以上の中音、高音は吸音材7で吸音し反射 を無くす。
1KHzより低い音は周波数が低くなる程吸音されず反射する。この反射音はウーハー 4の音により2次消音される。
【0033】
ウーハー4から直進方向へ放射される1KHz以上の中音、高音が図4フルレンジマグ ネット1cで輻射し、音に濁りが発生しないようフルレンジマグネット1cに貼られた 吸音材7で吸音する。
【0034】
以上の消音及び吸音対策により聴感上カットオフ周波数の奇数倍でのピーク、偶数倍で のディップは感じられない。よってフルレンジ1の指向特性による音質の変化以外聴く 位置による音質の劣化は感じられない。
【0035】
フルレンジ1の背面音は消音及び吸音され、また、フルレンジ1の背面はバッフル板6 aにより距離が固定されているため、平面バッフル型スピーカのように設置場所により 特性が変化することは無い。
【0036】
フルレンジ1真横方向では、例え回折現象によりフルレンジ1の前後音が打ち消されて も、ウーハー4から放射されるフルレンジ1の前面音と同位相の音により補償されるた め8字形ダイポール指向性は形成されない。
【0037】
以上のように本発明のスピーカ装置は平面バッフル型スピーカの欠点を解決し、さらに 低音再生能力においては従来の平面バッフル形スピーカの限界値を超えるものである。
【実施例2】
【0038】
図5は本発明の実施例2を示したスピーカ装置の側断面図であり、実施例2の目的は、 ウーハー4の代わりに同一のフルレンジ1を使用し、逆位相の音波が酷似した音圧周波 数特性であることを利用し消音効率を高めるためである。
【0039】
エンクロージャー6はフルレンジ1(口径12cm、Q0値0.25のオーバーダンピ ングが使用してある)の特性による所要の容積とする。フルレンジ1及びダクト5の取 り付け位置及びダクト5の長さはフルレンジ1特性の所要値とする。バッフル板6aの 前面にフルレンジ1孔、ダクト5孔を除く全面に吸音材7を貼る。
【0040】
バッフル板6aに取り付けるフルレンジ1はボルト3でエンクロージャー6に収納され るフルレンジ1と合わせてバッフル板6aへ取り付ける。取り付けボルト3は、フルレ ンジ1取り付け螺子と同等の太さの鉄、ステンレス等強度のあるものを使用する。
【0041】
他の実施方法は実施例1と同じであるため省略する。
【0042】
図3フルレンジ1中心位置からフルレンジフレーム1bの端までの距離Lは6.3cm でありカットオフ周波数は4,250cm÷6.3cm=675Hzとなる。
【0043】
実施例2の前側フルレンジコーン1a前面の先端位置から、後側フルレンジコーン1a 前面の先端位置までの直線距離は6.4cmであり、消音できる周波数域は音速34, 000cm÷(6.4cm×2)=2,656Hz以下である。
【0044】
実施例2の低音再生の限界値は、エンクロージャー6低音再生用スピーカ装置の低音再 生能力に依存するため、オーバーダンピングのフルレンジ1を使用したにも関わらずF 0値以下の低域まで再生できる。
【実施例3】
【0045】
図6は本発明の実施例3を示したスピーカ装置の側断面図であり、実施例3の目的は、 Q0値が0.7以上のフルレンジ1を使用し、エンクロージャー6が小型でありながら フルレンジ1のF0値より低い低音を再生するためのものである。
【0046】
実施例3ではフルレンジ1の口径は16cmであり、ウーハー4の口径は13cmが使 用してある。即ち、フルレンジ1の口径>ウーハー4の口径である。
【0047】
エンクロージャー6はウーハー4の特性による所要の容積とする。ウーハー4及びダク ト5の取り付け位置及びダクト5の長さはウーハー4特性の所要値とする。バッフル板 6aの前面にウーハー4孔、ダクト5孔を除く全面に吸音材7を貼る。
【0048】
フルレンジ1をバッフル板6aに取り付けるボルト3は、フルレンジ1取り付け螺子と 同等の太さの鉄、ステンレス等強度のあるものを使用する。
【0049】
他の実施方法は実施例1と同じであるため省略する。
【0050】
実施例3では、図3フルレンジ1中心位置からフルレンジフレーム1bの端までの距離 Lは8.3cmでありカットオフ周波数は4,250cm÷8.3cm=512Hzと なる。
【0051】
実施例3のフルレンジコーン1a前面の先端位置からウーハー4コーン(表示せず)前 面の先端位置までの直線距離は7.4cmであり、消音できる周波数域は音速34,0 00cm÷(7.4cm×2)=2,297Hz以下となる。
【0052】
実施例3で使用するフルレンジ1(口径16cm、Q0値が0.7以上)を収納するエ ンクロージャー6の容積は、従来技術の設計によれば低音再生限界をF0値に近づける ため、また、低音再生限界付近に低音の山を作らないため、背圧を高めないよう100 ?程度のエンクロージャーが必要であるが、本発明実施例3のエンクロージャー6の容 積は10?であり、フルレンジ1のF0より低い低音が再生できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施例1を示したスピーカ装置の側断面図である。
【図2】本発明の実施例1を示したスピーカ装置の正面図である。
【図3】本発明で使用するフルレンジの概略正面図である。
【図4】本発明で使用するフルレンジの概略側面図である。
【図5】本発明の実施例2を示したスピーカ装置の側断面図である。
【図6】本発明の実施例3を示したスピーカ装置の側断面図である。
【符号の説明】
【0054】
1 フルレンジ
1a フルレンジコーン
1b フルレンジフレーム
1c フルレンジマグネット
2 ステー
3 ボルト
4 ウーハー
5 ダクト
6 エンクロージャー
6a バッフル板
7 吸音材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンクロージャー6は、ウーハー4が取り付けられ、ダクト5が備えられ、バッフル 板6aにはウーハー4孔、ダクト5孔を除く全面に吸音材7が貼られた低音再生用のス ピーカ装置であって、ウーハー4の中心線同軸上至近距離にフルレンジ1がウーハー4 と同じ向きに裸のままステー2を介してボルト3でバッフル板6aに取り付けられ、フ ルレンジ1とウーハー4のアンプへの接続は、パッシブフィルターを通さず、同一方向 へ振動するよう正極並列とすることを特徴とするスピーカ装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−29808(P2011−29808A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−171952(P2009−171952)
【出願日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【特許番号】特許第4437839号(P4437839)
【特許公報発行日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【出願人】(307038126)
【Fターム(参考)】