説明

スルホニウム誘導体および潜在酸としてのその使用

式(I)[式中、Ar1は、例えば、いずれも非置換であるか、または置換されたフェニレンまたはビフェニレンであり、Ar2およびAr3は、例えば、互いに独立して、いずれも場合によって置換されたフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリールであり、あるいはAr1およびAr2は、例えば、直接結合、O、Sまたは(CO)と一緒になって、縮合環系を形成し、Rは、例えば、水素、C3−C30シクロアルキルまたはC1−C18アルキルであり、R1、R2およびR3は、互いに独立して、例えばC1−C10ハロアルキルである]の化合物は、効果的な光酸発生剤(PAG)である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

[式中、
Ar1は、フェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、
【化2】

、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレンまたは
【化3】

であり、
フェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、
【化4】

、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレンまたは
【化5】

は、非置換であるか、または1つまたは複数のC3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のハロゲン、NO2、CN、Ar、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28または−OSO28によって置換されており、
場合によって、置換基C1−C18アルキル、C2−C12アルケニル、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28は、C1−C18アルキル、C2−C12アルケニル、R4、R5、R6、R7および/またはR8基を介して、フェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、
【化6】

、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレンまたは
【化7】

上のさらなる置換基と、あるいはフェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、
【化8】

、ヘテロアリーレン、オキシジフェニレンまたは
【化9】

の炭素原子の1つと、5、6または7員環を形成し、
すべてのAr1は、酸の作用により開裂する−O−C−結合または−O−Si−結合を有する基によって、場合によってさらに置換されており、
Ar2およびAr3は、互いに独立して、フェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリールであり、フェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリールは、非置換であるか、または1つまたは複数のC3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルによって、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルによって、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のハロゲン、NO2、CN、Ar、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28によって置換されており、
場合によって、置換基C1−C18アルキル、C2−C12アルケニル、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28は、C1−C18アルキル、C2−C12アルケニル、R4、R5、R6、R7および/またはR8基を介して、フェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリール上のさらなる置換基と、あるいはフェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリールの炭素原子の1つと、5、6または7員環を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、直接結合、O、S、NR7または(CO)と一緒になって縮合環系を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、C1−C2アルキレン、O、S、NR7または(CO)と一緒になって5、6または7員環を形成し、あるいは
Ar2およびAr3は、直接結合、O、S、NR7または(CO)と一緒になって縮合環系を形成し、あるいは
Ar2およびAr3は、C1−C2アルキレン、O、S、NR7または(CO)と一緒になって5、6または7員環を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、Ar1に結合された
【化10】

と一緒になって、
【化11】

を形成し、
すべてのAr2およびAr3は、酸の作用により開裂する−O−C−結合または−O−Si−結合を有する基によって、場合によってさらに置換されており、
Rは、水素、C3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルであり、あるいは
Rは、Ar、OR4、NR56、(CO)R8、(CO)OR4または(CO)NR56であり、
3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキル、分断されたC2−C18アルキル、分断されたC3−C30シクロアルキルおよび分断されたC4−C30シクロアルケニルとしてのRは、非置換であるか、または1つまたは複数のハロゲン、NO2、CN、Ar、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28によって置換されており、
1、R2およびR3は、互いに独立して、C1−C10ハロアルキルまたはArであり、あるいは
互いに独立して、1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C10ハロアルキルであり、
1−C10ハロアルキル、Arおよび分断されたC2−C10ハロアルキルとしてのR1、R2およびR3は、非置換であるか、または1つまたは複数のNO2、CN、Ar、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28によって置換されており、あるいは
1およびR2は、それらが結合されている
【化12】

と一緒になって、1つまたは複数のO、NR7またはCOによって、場合によって分断された5、6または7員環を形成し、
4は、水素、C3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルであり、あるいは
4は、Ar、(CO)R8、(CO)OR8、(CO)NR56またはSO28であり、
3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキル、分断されたC2−C18アルキル、分断されたC3−C30シクロアルキル、分断されたC4−C30シクロアルケニルおよびArとしてのR4は、非置換であるか、または1つまたは複数のAr、OH、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、フェニル−C1−C3−アルキル、C3−C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1−C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR56、C1−C12アルキルチオ、C2−C18アルコキシカルボニル、C2−C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1−C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1−C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2−C18アルカノイル、C2−C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルまたはベンゾイルオキシによって置換されており、
5およびR6は、互いに独立して、水素、C3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルであり、あるいは
互いに独立して、1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルであり、あるいは
互いに独立して、1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルであり、あるいは
互いに独立して、1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルであり、あるいは
5およびR6は、互いに独立して、Ar、(CO)R8、(CO)OR4または−SO28であり、
3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキル、分断されたC2−C18アルキル、分断されたC3−C30シクロアルキル、分断されたC4−C30シクロアルケニルおよびArとしてのR5およびR6は、非置換であるか、または1つまたは複数のAr、OH、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、フェニル−C1−C3−アルキル、C3−C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1−C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、C1−C18ジアルキルアミノ、C1−C12アルキルチオ、C2−C18アルコキシカルボニル、C2−C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1−C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1−C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2−C18アルカノイル、C2−C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルまたはベンゾイルオキシによって置換されており、あるいは
5およびR6は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、1つまたは複数のO、NR7またはCOによって、場合によって分断された5、6または7員環を形成し、
7は、水素、C3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、O(CO)または(CO)Oによって分断されたC2−C18アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、O(CO)または(CO)Oによって分断されたC3−C30シクロアルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、O(CO)または(CO)Oによって分断されたC4−C30シクロアルケニルであり、あるいは
7は、Ar、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56またはSO28であり、
3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキル、分断されたC2−C18アルキル、分断されたC3−C30シクロアルキル、分断されたC4−C30シクロアルケニルおよびArとしてのR7は、非置換であるか、または1つまたは複数のAr、OH、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、フェニル−C1−C3−アルキル、C3−C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1−C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR56、C1−C12アルキルチオ、C2−C18アルコキシカルボニル、C2−C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1−C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1−C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2−C18アルカノイル、C2−C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルまたはベンゾイルオキシによって置換されており、
8は、水素、C3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキル、Ar、NR56であり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、CO、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルであり、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルであり、
3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキル、Ar、分断されたC2−C18アルキル、分断されたC3−C30シクロアルキルおよび分断されたC4−C30シクロアルケニルとしてのR8は、非置換であるか、または1つまたは複数のAr、OH、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、フェニル−C1−C3−アルキル、C3−C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1−C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR56、C1−C12アルキルチオ、C2−C18アルコキシカルボニル、C2−C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1−C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1−C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2−C18アルカノイル、C2−C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルまたはベンゾイルオキシによって置換されており、および
Arは、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリルまたはヘテロアリールであり、
フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリルまたはヘテロアリールは、非置換であるか、または1つまたは複数のC3−C30シクロアルキル、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、C2−C12アルケニル、C4−C30シクロアルケニル、フェニル−C1−C3−アルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC2−C18アルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC3−C30シクロアルキルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のO、S、NR7、O(CO)、(CO)O、(CO)NR7またはNR7(CO)によって分断されたC4−C30シクロアルケニルによって置換されており、あるいは
1つまたは複数のハロゲン、NO2、CN、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ヘテロアリール、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28によって置換されており、場合によって、置換基C1−C18アルキル、C2−C12アルケニル、(CO)R8、(CO)OR4、(CO)NR56、O(CO)R8、O(CO)OR4、O(CO)NR56、NR7(CO)R8、NR7(CO)OR4、OR4、NR56、SR7、SOR8、SO28またはOSO28は、C1−C18アルキル、C2−C12アルケニル、R4、R5、R6、R7またはR8基を介して、フェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリルまたはヘテロアリール上のさらなる置換基と、あるいはフェニル、ビフェニリル、フルオレニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリルまたはヘテロアリールの炭素原子の1つと、5、6または7員環を形成する]の化合物。
【請求項2】
Ar1は、いずれも非置換であるか、または1つまたは複数のC1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、Ar、OR4、NR56またはSR7
によって置換されたフェニレン、ビフェニレン、ナフチレンまたはヘテロアリーレンであり、
場合によって、置換基C1−C18アルキル、OR4、NR56またはSR7は、C1−C18アルキル、R4、R5、R6またはR7基を介して、フェニレン、ビフェニレン、ナフチレンまたはヘテロアリーレン上のさらなる置換基と、あるいはフェニレン、ビフェニレン、ナフチレンまたはヘテロアリーレンの炭素原子の1つと、5、6または7員環を形成し、
Ar2およびAr3は、互いに独立して、フェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリールであり、フェニル、ナフチル、ビフェニリルまたはヘテロアリールは、1つまたは複数のC1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、Ar、OR4、NR56またはSR7によって、場合によって置換されており、
場合によって、置換基C1−C18アルキル、OR4、NR56またはSR7は、C1−C18アルキル、R4、R5、R6またはR7基を介して、フェニル、ビフェニリル、ナフチルまたはヘテロアリール上のさらなる置換基と、あるいはフェニル、ビフェニリル、ナフチルまたはヘテロアリールの炭素原子の1つと、5、6または7員環を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、直接結合、O、S、NR7または(CO)と一緒になって縮合環系を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、C1−C2アルキレン、O、S、NR7または(CO)と一緒になって5、6または7員環を形成し、あるいは
Ar2およびAr3は、直接結合、O、S、NR7または(CO)と一緒になって縮合環系を形成し、あるいは
Ar2およびAr3は、C1−C2アルキレン、O、S、NR7または(CO)と一緒になって5、6または7員環を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、Ar1に結合されている
【化13】

と一緒になって、
【化14】

を形成し、
Rは、C1−C18アルキル、C1−C10ハロアルキル、Ar、OR4またはNR56であり、C1−C18アルキルおよびC1−C10ハロアルキルとしてのRは、1つまたは複数のハロゲン、NO2、CN、Ar、OR4、NR56またはSR7によって、場合によって置換されており、
1、R2およびR3は、互いに独立して、C1−C10ハロアルキルであり、
4は、水素、C1−C18アルキル、Ar、(CO)R8またはSO28であり、
5およびR6は、互いに独立して、水素、C1−C18アルキル、Ar、(CO)R8またはSO28であり、
7は、水素、C1−C18アルキル、Ar、(CO)R8またはSO28であり、
8は、水素、C1−C18アルキルまたはArであり、および
Arは、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルであり、フェニル、ビフェニリルまたはナフチルは、非置換であるか、または1つまたは複数のC1−C18アルキル、ハロゲン、NO2、CN、OR4、NR56またはSR7によって置換されており、場合によって、置換基C1−C18アルキル、OR4、NR56またはSR7は、C1−C18アルキル、R4、R5、R6またはR7基を介して、フェニル、ビフェニリルまたはナフチル上のさらなる置換基と、あるいはフェニル、ビフェニリルまたはナフチルの炭素原子の1つと、5、6または7員環を形成する、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項3】
Ar1は、非置換であるか、またはOR4によって置換されたフェニレンまたはヘテロアリーレンであり、
Ar2およびAr3は、互いに独立して、フェニルまたはビフェニリルであり、
フェニルまたはビフェニリルは、非置換であるか、またはC1−C18アルキルよって置換されており、あるいは
Ar1およびAr2は、直接結合と一緒になって縮合環系を形成し、あるいは
Ar1およびAr2は、Ar1に結合されている
【化15】

と一緒になって、
【化16】

を形成し、
Rは、Arであり、
1、R2およびR3は、C1−C10ハロアルキルであり、
4は、C1−C18アルキルであり、および
Arは、フェニルであり、フェニルは、非置換であるか、またはOR4によって置換されている、請求項1に記載の式Iの化合物。
【請求項4】
(a)酸の作用により硬化する化合物、または酸の作用によりその溶解度が向上する化合物と、
(b)感光性酸供与体としての請求項1に記載の式Iの少なくとも1つの化合物と
を含む化学増幅フォトレジスト組成物。
【請求項5】
ポジティブレジストである、請求項4に記載の化学増幅フォトレジスト組成物。
【請求項6】
(a1)が酸の存在下で分解して、アルカリ現像剤水溶液への溶解度を向上させる酸不安定基を有するポリマーであり、
(a2)が酸の存在下で分解して、アルカリ現像剤水溶液への溶解度を向上させる酸不安定基を有するモノマーまたはオリゴマー分解阻害剤であり、
(a3)がアルカリ可溶性モノマー、オリゴマーまたはポリマー化合物である(a1)、(a2)および(a3)からなる群から選択される成分(a)としての少なくとも1つの成分と、
(b)感光性酸供与体としての、請求項1に記載の少なくとも1つの式Iの化合物と
を含む、請求項5に記載の化学増幅ポジティブフォトレジスト組成物
【請求項7】
ネガティブレジストである、請求項4に記載の化学増幅フォトレジスト組成物。
【請求項8】
(a4)が結合剤としてのアルカリ可溶性樹脂であり、
(a6)が結合剤としての溶媒現像可能樹脂であり、
(a5)が、それ自体および/または他の成分との陽イオン重合性もしくは酸触媒重合性または架橋性を有する成分である(a4)、(a5)および(a6)からなる群から選択される成分(a)としての少なくとも1つの成分と、
(b)感光性酸供与体としての、請求項1に記載の少なくとも1つの式Iの化合物と
を含む、請求項7に記載の化学増幅ネガティブフォトレジスト組成物。
【請求項9】
成分(a)および(b)または成分(a1)、(a2)、(a3)および(b)または成分(a4)、(a5)、(a6)および(b)に加えて、さらなる添加剤(c)、さらなる感光性酸供与体化合物(b1)、他の光開始剤(d)および/または増感剤(e)を含む、請求項4〜8のいずれか一項に記載の化学増幅フォトレジスト組成物。
【請求項10】
(1)請求項4に記載の組成物を基板に塗布し、
(2)該組成物を60℃から160℃の温度で塗布後ベークし、
(3)10nmから1500nmの波長の光で画像様照射し、
(4)該組成物を60℃から160℃の温度で場合によって露光後ベークし、かつ
(5)溶媒または水性アルカリ現像剤を用いて現像することによってフォトレジストを製造するための方法。
【請求項11】
(a)酸の作用により硬化する化合物、またはその溶解度が酸の作用により向上する化合物と、
(b)感光性酸供与体としての、請求項1に記載の少なくとも1つの式Iの化合物と
を含む組成物。
【請求項12】
酸の作用により架橋することができる組成物における感光性酸供与体として、かつ/または溶解度が酸の作用により向上する組成物における溶解エンハンサとしての、請求項1に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項13】
酸の作用により架橋することができる化合物を架橋する方法であって、請求項1に記載の式Iの化合物を上記組成物に添加し、10〜1500nmの波長を有する光を画像様に、または領域全体に対して照射することを含む方法。
【請求項14】
着色および無着色表面塗料、接着剤、積層接着剤、構造接着剤、感圧接着剤、印刷インク、印刷基板、レリーフ印刷基板、平版印刷基板、凹版印刷基板、無処理印刷基板、スクリーン印刷ステンシル、歯科用組成物、カラーフィルタ、スペーサ、エレクトロルミネセンスディスプレイおよび液晶ディスプレイ(LCD)、導波管、光スイッチ、色校正システム、レジスト、電子部品用フォトレジスト、電気メッキレジスト、液体および乾燥膜の両方に対するエッチングレジスト、はんだレジスト、UVおよび可視レーザ直接撮像システムのためのフォトレジスト材料、プリント開路基板の順次堆積層における誘電体層を形成するためのフォトレジスト材料、画像記録材料、ホログラフィック画像の記録、光情報の記憶もしくはホログラフィックデータの記憶のための画像記録材料、脱色材料、画像記録材料のための脱色材料、マイクロカプセルを使用する画像記録材料、磁気記録材料、微小機械部品、メッキマスク、エッチングマスク、ガラス繊維ケーブル塗料、微小電子回路の製造における感光性酸供与体としての、請求項1に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項15】
着色および無着色表面塗料、接着剤、積層接着剤、構造接着剤、感圧接着剤、印刷インク、印刷基板、レリーフ印刷基板、平版印刷基板、凹版印刷基板、無処理印刷基板、スクリーン印刷ステンシル、歯科用組成物、カラーフィルタ、スペーサ、エレクトロルミネセンスディスプレイおよび液晶ディスプレイ(LCD)、導波管、光スイッチ、色校正システム、レジスト、電子部品用フォトレジスト、電気メッキレジスト、液体および乾燥膜の両方に対するエッチングレジスト、はんだレジスト、UVおよび可視レーザ直接撮像システムのためのフォトレジスト材料、プリント開路基板の順次堆積層における誘電体層を形成するためのフォトレジスト材料、画像記録材料、ホログラフィック画像の記録、光情報の記憶もしくはホログラフィックデータの記憶のための画像記録材料、脱色材料、画像記録材料のための脱色材料、マイクロカプセルを使用する画像記録材料、磁気記録材料、微小機械部品、メッキマスク、エッチングマスク、ガラス繊維ケーブル塗料、微小電子回路を製造するための、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
いずれも感光性樹脂ならびに顔料および/または染料を含む赤色、緑色および青色画素ならびに黒色マトリックスを透明基板上に設け、基板の表面またはカラーフィルタ層の表面に透明電極を設けることによって製造されるカラーフィルタであって、前記感光性樹脂が請求項1に記載の式Iの化合物を感光性酸供与体として含むカラーフィルタ。
【請求項17】
カラーフィルタまたは化学増幅レジストの製造における感光性酸供与体としての、請求項1に記載の式Iの化合物の使用。
【請求項18】
カラーフィルタまたは化学増幅レジストを製造するための、請求項13に記載の方法。

【公表番号】特表2012−505926(P2012−505926A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532579(P2011−532579)
【出願日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際出願番号】PCT/EP2009/063095
【国際公開番号】WO2010/046240
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】