説明

スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置

【課題】 ロック部材により噛合後のクラッチ歯車の移動を制限し、クラッチ歯車の歯跳びによる伝動時の騒音の発生を防止し、伝動の信頼性を強化した、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置の提供。
【解決手段】 スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置は、駆動モータによりウォームギヤが回動され、回動部材の中心孔が筐体に固定され、一端にスライド孔が設けられ、スライド孔の一端に係止溝が形成される。歯車ユニットの第1歯車が中心孔に固定されてウォームギヤと噛合される。クラッチ歯車が回動部材の他端に固定され、第1歯車と噛合される。ロック部材は一端に凸設された摺動柱体がスライド孔に挿入され、他端にガイド斜面が凸設される。バネの弾力で摺動柱体を係止溝内に維持し、係止溝の回動方向上での移動を制限し、クラッチ歯車と筐体に固定された第2歯車の噛合を維持させて歯跳びを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスロットイン方式の光ディスクドライブに関し、特にスロットイン方式の光ディスクドライブの故障や停電等の異常状況において、手動操作で強制的に光ディスクをイジェクトする、イジェクト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なスロットイン方式の光ディスクドライブは駆動モータで歯車ユニットを回転させ、摺動部材を前後に直線移動させて、摺動部材のガイド溝により複数のレバーを連動して光ディスクの光ディスクドライブへの出し入れを誘導しており、且つデッキアッセンブリの昇降を連動して光ディスクを保持または解放する。一旦故障または停電すると、摺動部材を駆動して光ディスクをイジェクトできなくなる。
【0003】
図1に示す先行技術である米国公開第20070124743号特許案のスロットイン方式の光ディスクドライブ10は、緊急イジェクト装置11を備え、故障または停電時に光ディスクをイジェクトすることができる。この従来の緊急イジェクト装置11は歯車ユニット12中に設置される。歯車ユニット12の一端の第1歯車13が駆動モータ14により回転されるウォームギヤ15に噛み合わされ、クラッチ歯車16により他端の第2歯車17を動かし、該第2歯車17が摺動部材18のラック19に噛み合わされる。駆動モータ14の正方向と逆方向の回転により、摺動部材18を光ディスクドライブ10の前後方向に沿って移動させ、光ディスクの挿入とイジェクトを行わせる。
【0004】
ウォームギヤ15と第1歯車13の噛み合わせにはセルフロック作用があるため、歯車ユニット12の方向からウォームギヤ15を回転させることはできない。この従来の緊急イジェクト装置11は主に回動板20の一端が回動可能に第1歯車13の回転軸に枢設され、他端にクラッチ歯車16が枢設され、クラッチ歯車16が第1歯車13に噛み合わされる。バネ21により回動板20を一側に偏向させて回動させ、クラッチ歯車16と第2歯車17を噛合させ、歯車ユニット12の伝動を形成する。光ディスクをイジェクトする必要があるときは、ピン22を利用してバネ21に対抗し回動板20を押して逆方向に回動させ、クラッチ歯車16と第2歯車17の噛合を解除し、歯車ユニット12の伝動を中断させ、第2歯車17及び噛み合わされた摺動部材18がウォームギヤ15のセルフロックを受けないようにする。さらにピン22を深く挿入し、摺動部材18を押して光ディスクをイジェクトする。
【0005】
しかしながら、従来の緊急イジェクト装置11はバネ21の弾力を利用して回動板20に枢設されたクラッチ歯車16と第2歯車17を噛合させ、歯車ユニット12の伝動を形成している。歯車ユニット12が高速で回動したり、光ディスクドライブが衝撃を受けたりすると、クラッチ歯車16の揺動に歯跳びが生じやすく、伝動の騒音が発生するだけでなく、光ディスクドライブの伝動が不確実になる。バネ21の弾力を増加して、クラッチ歯車16と第2歯車17の噛み合わせを強化した場合、緊急イジェクト時の施力が増大し、イジェクト操作がしにくくなる。このため、先行技術のスロットイン方式の光ディスクドライブの緊急イジェクト装置は、構造上まだ問題があり、解決が待たれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国公開第20070124743号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、ロック部材により噛合後のクラッチ歯車の移動を制限し、クラッチ歯車の歯跳びによる伝動時の騒音の発生を防止し、伝動の信頼性を強化した、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、ガイド斜面の小幅の回動を利用し、ロック部材が容易に回動部材を解放できるようにして、便利に光ディスクを緊急イジェクトできるようにした、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の発明の目的を達するため、本発明のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置は、駆動モータでウォームギヤが回動され、回動部材は中心孔が筐体に固定され、一端にスライド孔が設けられ、他端に固定孔が設けられ、前記スライド孔の一端に係止溝が形成される。歯車ユニットの第1歯車を中心孔に固定し、ウォームギヤと噛合させ、クラッチ歯車を固定孔に固定し、第1歯車と噛合させ、第2歯車を筐体に固定し、クラッチ歯車と噛合させる。ロック部材は軸孔を利用して筐体に固定し、一端に凸設した摺動柱体をスライド孔に挿入し、他端にガイド斜面を凸設する。バネの弾力で摺動柱体を係止溝内に維持させ、係止溝の回動部材の回動方向上での移動を制限し、クラッチ歯車と第2歯車に噛合を維持させる。
【0010】
スロットイン方式の光ディスクドライブは摺動部材を含み、ロック部材が摺動部材の下方に配置され、突出したガイド斜面と摺動部材の高さが等しいものとする。筐体にはガイド斜面に相対する緊急イジェクト孔を設ける。回動部材の回動方向における係止溝の摺動柱体に対する施力線がロック部材の回動の中心の軸孔に近く、ピンを緊急イジェクト孔に挿入し、小幅にガイド斜面を押し動かすだけで、摺動柱体を前記スライド孔に沿って移動させ、スライド孔が孔の形を利用して前記回動部材を回動させ、クラッチ歯車と第2歯車を動かして離脱または噛合を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】先行技術のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置の部分背面図である。
【図2】本発明の緊急イジェクト装置を設置したスロットイン方式の光ディスクドライブの立体分解図である。
【図3】本発明の緊急イジェクト装置を設置したスロットイン方式の光ディスクドライブの部分上面図である。
【図4】本発明の緊急イジェクト装置の組み立て図である。
【図5】本発明の緊急イジェクト装置の噛合が離脱されたときの上面図である。
【図6】本発明の緊急イジェクト装置のイジェクト時の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明が上述の目的を達するため、採用する技術手段及美その効果について、最良の実施例を挙げ、図面を組み合わせて以下で詳細に説明する。
【0013】
図2に本発明の緊急イジェクト装置を設けたスロットイン方式の光ディスクドライブ30を示す。スロットイン方式の光ディスクドライブ30は主に本体筐体40、デッキアッセンブリ50、摺動部材60、挿入・イジェクト装置70、緊急イジェクト装置80等を含む。そのうち、筐体40は中空内部を備え、前端に光ディスク(図示しない)を出し入れするための出入口41が設けられる。筐体40の底面の出入口41近くに、上に突起した第1固定柱42と第2固定柱43が設置され、且つ出入口41に沿って取り付け口44が設けられる。筐体40の出入口41側に、緊急イジェクト孔45を開設する。デッキアッセンブリ50は筐体40の中空内部に設置され、一端が出入口41近くの筐体40の側辺に枢設され、軸着端51を形成し、デッキアッセンブリ50を上下に翻転可能にする。デッキアッセンブリ50の他端にスピンドルモータ52が設置され、筐体40の中央に向かって伸びている。
【0014】
摺動部材60は長い棒状であり、筐体40内部のデッキアッセンブリ50に隣接した側辺に設置され、複数のガイド溝61とガイドプレート62が設けられ、前端底部にラック63が設置される。挿入・イジェクト装置70は挿入レバー71、イジェクトレバー72、ディスク判定レバー73及び位置決めレバー74等の複数のガイドレバーを含み、摺動部材60のガイド溝61及びガイドプレート62により、リンク部材やカム等の機構の駆動を利用して、共同で光ディスクの挿入とイジェクトを導引する。該挿入・イジェクト装置70が摺動部材60を利用して光ディスクの挿入・イジェクト機構を作動させるものには多くの先行技術があり、本発明の技術範疇ではないため、ここでは説明を省略する。
【0015】
本発明の緊急イジェクト装置80は筐体40内部の出入口41近く且つ摺動部材60の側辺付近に設置され、駆動モータ81、ロック部材82、回動部材83、歯車ユニット84、バネ85を含む。そのうち、駆動モータ81の回転軸にウォームギヤ87が連結され、駆動モータ81が固定座体88上に設置され、固定座体88は駆動モータ81の側辺にフック部89を備えている。ロック部材82はプレート状であり、中央に軸孔91が設けられ、一端に摺動柱体92が凸設され、他端にガイド斜面93が凸設され、さらに別の端部に湾曲フック部94が設けられる。
【0016】
回動部材83はプレート状であり、中央に中心孔95が設けられる。回動部材83の一端にスライド孔96が開設され、末端部に係止溝99が形成される。回動部材83の他端に固定孔100が設けられる。回動部材83は中心孔95を軸として、両側に向かって一定角度を有して延伸され、曲がった板状を成す。歯車ユニット84は第1歯車101、クラッチ歯車102、第2歯車103等を含み、各歯車は異なる寸法の2つの歯車を同軸で連結して成る。
【0017】
同時に図2及び図3を参照する。図3に本発明の緊急イジェクト装置80をスロットイン方式の光ディスクドライブ30に組み込んだ状態を示す。本発明の緊急イジェクト装置80の組み立て時は、まず固定座体88を駆動モータ81と共に筐体40の取り付け口44に固定する。さらにロック部材82の軸孔91を駆動モータ81近くの筐体40上に回動可能に固定し、ロック部材82が摺動部材60の下方に位置して、突出したガイド斜面93と摺動部材60がほぼ等しい高さとなり、ガイド斜面93が緊急イジェクト孔45に対面する。バネ85の一端を固定座体88のフック部89に固定し、他端をロック部材82の湾曲フック部94に固定する。本実施例はフック部の方式でバネ85の両端を連結しているが、フック部の連結方式に限定されず、半田付けや螺合固定の形式で連結してもよい。
【0018】
続いて、回動部材83上のスライド孔96にロック部材82の摺動柱体92を挿入する。回動部材83の中心孔95に第1歯車101と共に筐体40の第1固定柱42を挿入させて回動可能に固定すると、第1歯車101とウォームギヤ87を噛合させることができる。クラッチ歯車102を回動部材83の他端の固定孔100に固定し、クラッチ歯車102と第1歯車101の噛合を維持させる。最後に第2歯車103を第2固定柱43に回動可能に固定し、緊急イジェクトしないとき、第2歯車103の両側がそれぞれクラッチ歯車102、摺動部材60のラック63と噛合される。
【0019】
図4に本発明の緊急イジェクト装置80の組み立て図を示す。組み立て後、本発明の緊急イジェクト装置80はバネ85の弾力を利用し、矢印Fの方向にロック部材82を引っ張って回動させ、ロック部材82の他端の摺動柱体92をスライド孔96の係止溝99内に進入させて、それを維持する。クラッチ歯車102が押されて第2歯車103との噛合を離脱する方向に移動されると、回動部材83が押し動かされて第1固定柱42を軸としてスライド孔96を回動させる。スライド孔96に伴って回動する係止溝99が、係止溝99内に保持された摺動柱体92を押し動かして移動させる。しかし、係止溝99は回動方向において摺動柱体92に対し矢印Kで示すように施力し、該施力線はロック部材82の回動中心の軸孔91に非常に接近しており、ロック部材82を回動させるトルクは非常に限られ、且つバネ85が逆方向にロック部材82を引っ張るため、摺動柱体92は係止溝99の回動方向上においてその移動が阻まれ、クラッチ歯車102と第2歯車103の噛合を維持させて、本発明の歯跳び防止の目的を達する。
【0020】
図5と図6に本発明の緊急イジェクト装置80がイジェクトを行う過程を示す。緊急イジェクトを行うとき、図5のようにピン104を緊急イジェクト孔45に挿入すると、緊急イジェクト孔45に沿ってガイド斜面93が押され、ガイド斜面93で側面推力が形成され、ロック部材82が押し動かされてバネ85に抵抗し、軸孔91を中心として回動される。ロック部材82の回動に伴いピン104の挿入ルートからガイド斜面93が離れ、ピン104はガイド斜面93に沿って継続して深く挿入され、ガイド斜面93と高さが等しい摺動部材60に接触する。同時に回動するロック部材82が、摺動柱体92をスライド孔96に沿って係止溝99から離脱させ、且つスライド孔96の孔の形状により、回動部材83を押し動かして回動させ、回動部材83の他端に位置するクラッチ歯車102を矢印Gで示す方向に移動させ、第2歯車103との噛合から離脱させる。このため、駆動モータ81の回転軸上のウォームギヤ87のセルフロック作用はクラッチ歯車102のみに作用し、第2歯車103では中断される。第2歯車103と、それに噛合された摺動部材60はウォームギヤ87のセルフロック作用による制限を受けず、自由に移動できるようになる。
【0021】
図6に示すように、セルフロック作用による制限から解放された摺動部材60は、ピン104の挿入が継続されると、ガイド斜面93が離れた後にピン104に制限され、ピン104の側辺に当接し、回動部材83が回動した状態で、クラッチ歯車102と第2歯車103に噛合の離脱状態を維持させる。摺動部材60はピン104の推力の下、光ディスクドライブの後方へ向かって押し動かされ、挿入・イジェクト装置70を動かして、光ディスクを光ディスクドライブからイジェクトすることができる。本実施例は後方へ摺動部材60を押し動かすものを例としたが、これに限定されず、光ディスクドライブの挿入・イジェクトの伝動方向によって、フックを備えたピン104で摺動部材60を引き出して前方に移動させてもよい。
【0022】
緊急イジェクト後は、前述の図5及び図6の操作順序と反対に、ピン104を抜いてガイド斜面93をピン104の制限から離脱させる。バネ85によりロック部材82が回動され、摺動柱体92がスライド孔96に沿って係止溝99へ移動する。スライド孔96の孔の形を利用し、回動部材83が回動する。摺動柱体92が係止溝99に進入した後、クラッチ歯車102と第2歯車103が噛合され、ロック部材82がガイド斜面93を戻し、ガイド斜面93が緊急イジェクト孔45に接近し、緊急イジェクト装置80に原状を回復させる。
【0023】
このため、本発明のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置は、係止溝により噛合後のクラッチ歯車の移動を制限し、クラッチ歯車と第2歯車の歯跳びを防止し、伝動の信頼性を高めると共に、伝動時の騒音を防止することができる。このほか、本発明のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置は、ガイド斜面の小幅の回動を利用して、ロック部材に回動部材を解放させ、クラッチ歯車を第2歯車から離脱させてウォームギヤのセルフロック作用を解除でき、光ディスクの緊急イジェクトの便利な操作という目的を達することができる。
【0024】
以上の説明は、単に本発明の最良の実施例を説明したのみであり、本発明の範囲は上述の最良の実施例に限られず、本発明の要旨を逸脱しない本発明に基づくあらゆる変更は、本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0025】
30 スロットイン方式の光ディスクドライブ
40 筐体
41 出入口
42 第1固定柱
43 第2固定柱
44 取り付け口
45 緊急イジェクト孔
50 デッキアッセンブリ
51 軸着端
52 スピンドルモータ
60 摺動部材
61 ガイド溝
62 ガイドプレート
63 ラック
70 挿入・イジェクト装置
71 挿入レバー
72 イジェクトレバー
73 ディスク判定レバー
74 位置決めレバー
80 緊急イジェクト装置
81 駆動モータ
82 ロック部材
83 回動部材
84 歯車ユニット
85 バネ
87 ウォームギヤ
88 固定座体
89 フック部
91 軸孔
92 摺動柱体
93 ガイド斜面
94 湾曲フック部
95 中心孔
96 スライド孔
99 係止溝
100 固定孔
101 第1歯車
102 クラッチ歯車
103 第2歯車
104 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、前記スロットイン方式の光ディスクドライブが筐体を備え、
前記筐体に固定され、ウォームギヤを回動させる駆動モータと、
中心孔が前記筐体に回動可能に固定され、一端にスライド孔が設けられ、他端に固定孔が設けられ、前記スライド孔の一端に係止溝が形成された回動部材と、
第1歯車、クラッチ歯車、第2歯車を含み、前記第1歯車が前記中心孔に固定され、前記ウォームギヤと噛合され、前記クラッチ歯車が前記固定孔に固定され、前記第1歯車と噛合され、前記第2歯車が前記筐体に固定され、前記クラッチ歯車と噛合された、歯車ユニットと、
軸孔を利用して前記筐体に回動可能に固定され、一端に前記スライド孔に挿入される摺動柱体が凸設され、他端にガイド斜面が凸設されたロック部材と、
一端が前記駆動モータの側辺に固定され、他端が前記ロック部材のガイド斜面近くの一側に固定されたバネと、
を含み、そのうち、前記バネの弾力で前記摺動柱体を前記係止溝内に維持し、前記係止溝の回動部材の回動方向上における移動を制限し、前記クラッチ歯車と前記第2歯車に噛合を維持させることを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項2】
請求項1に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記駆動モータが固定座体上に設置され、前記固定座体の前記駆動モータ側辺に前記バネを固定するためのフック部を設けたことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項3】
請求項1に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記ロック部材の前記ガイド斜面端側に前記バネを固定するための湾曲フック部を設けたことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項4】
請求項1に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記回動部材が中心孔を軸として両側に向かって角度を有して延伸され、曲がった板状に形成されたことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項5】
請求項1に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記スロットイン方式の光ディスクドライブが摺動部材を含み、前記ロック部材が前記摺動部材の下方に配置され、突出する前記ガイド斜面と前記摺動部材の高さが等しいことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項6】
請求項1に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記筐体の前記ガイド斜面に相対する位置に緊急イジェクト孔を設けたことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項7】
請求項1に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記摺動柱体が前記スライド孔に沿って移動し、前記スライド孔が孔の形を利用して前記回動部材を回動させ、前記クラッチ歯車と前記第2歯車に離脱または噛合を形成させることを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項8】
請求項7に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記摺動柱体が前記係止溝を離れると、前記回動部材が回動され、前記クラッチ歯車と前記第2歯車の噛合が解除されることを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項9】
スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、前記スロットイン方式の光ディスクドライブが筐体を備え、
前記筐体に固定され、ウォームギヤを回動させる駆動モータと、
中心孔が第1歯車に連結され、前記筐体に回動可能に固定され、前記第1歯車と前記ウォームギヤが噛合され、一端にスライド孔が設けられ、前記スライド孔の一端に係止溝が形成され、他端にクラッチ歯車が設置され、前記第1歯車と噛合された回動部材と、
前記筐体に固定され、前記クラッチ歯車と噛合された第2歯車と、
軸孔を利用して前記筐体に回動可能に固定され、一端に前記スライド孔に挿入される摺動柱体が凸設され、他端にガイド斜面が凸設されたロック部材と、
一端が前記駆動モータの側辺に固定され、他端が前記ロック部材のガイド斜面近くの一側に固定されたバネと、
を含み、そのうち、前記バネの弾力で前記摺動柱体を前記係止溝内に維持し、前記係止溝の回動部材の回動方向上における移動を制限し、前記クラッチ歯車と前記第2歯車に噛合を維持させ、前記係止溝の回動部材の回動方向における前記摺動柱体に対する施力線が前記ロック部材の回動の中心である軸孔に近いことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項10】
請求項9に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記スロットイン方式の光ディスクドライブが摺動部材を含み、前記ロック部材が前記摺動部材の下方に配置され、突出する前記ガイド斜面と前記摺動部材の高さが等しいことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項11】
請求項9に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記筐体の前記ガイド斜面に相対する位置に緊急イジェクト孔を設けたことを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。
【請求項12】
請求項9に記載のスロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置であって、そのうち前記摺動柱体が前記スライド孔に沿って移動し、前記スライド孔が孔の形を利用して前記回動部材を回動させ、前記クラッチ歯車と前記第2歯車に離脱または噛合を形成させることを特徴とする、スロットイン方式の光ディスクドライブ用緊急イジェクト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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