説明

スロープ装置

【課題】上位面の段差角部に対して斜交する斜路を形成するとともに、上位面及び下位面による安定した支持を確保することができる簡易な構成のスロープ装置を提供する。
【解決手段】スロープ装置(1)は、上位面(M)に平行又は水平に接地するとともに、斜路部分を構成する平坦な上面(21)を備えた第1斜路部材(2)と、下位面(R)に接地するとともに、斜路部分を構成する平坦な上面(31)を備えた第2斜路部材(3)と、実質的に連続する斜路(T)を形成すべく各斜路部材を相互連結する連結手段(4,5,6,7)とを有する。連結手段は、斜路の幅方向に延びる水平軸線(X)を中心に傾斜角度(α)をなして第2斜路部材を第1斜路部材に連結又は接合し、第2斜路部材の下位面側の縁部(36)は、下位面に線接触し又は複数箇所で点接触する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スロープ装置に関するものであり、より詳細には、地盤面、舗装路面、床面、荷台開放部等の段差部に配置され、高段部側の面と、低段部側の面とに跨がって架設されて段差解消用のスロープを形成するスロープ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
オートバイ、スクーター、自転車等の二輪車、荷役運搬等に使用される一輪車、台車又はリヤカー、或いは、介護用等の車椅子などの車輪付き移動・搬送装置は、平坦な路面や傾斜路面等を走行することができるが、或る程度の高低差を有する路面等の段差を乗り越えることができない。また、二輪車、車椅子等を輸送車両で輸送する場合、路上の二輪車等を車両の荷台に載せる必要が生じるが、荷台のレベルは、路面よりもかなり高い位置に位置しているので、路面と荷台との間にも又、二輪車等が移動困難な段差が発生する。
【0003】
このような移動困難な段差を解消するためのスロープ装置が知られている。例えば、特開2007−216753号公報には、路面と車両の荷台との間に架設される湾曲形態のスロープ装置が記載されている。また、路面等の段差を解消すべく、高段部側の面と低段部側の面との間に架設される簡易な平板状スロープ装置が知られている。図5には、この種のスロープ装置が示されている。
【0004】
図5(A)には、段差Gを有する路面が示されている。簡易な平板状スロープ装置Sが、高段部側の面M(以下、上位面Mという。)と、低段部側の面R(以下、下位面Rという。)とに跨がって架設される。スロープ装置Sの斜路Tは、上位面Mの段差角部Nに直交する方向(平面視)に配向される。下位面R上の二輪車等は、斜路T上を転動又は走行して上位面M上に移動することができるので、段差を乗り越えて二輪車等を移動させる際の労力等は、大幅に軽減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−216753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図5(A)に示すように斜路Tと段差角部Nとが直交する方向に延びる場合、段差角部N上に位置するスロープ装置Sの接地点A、Bと、下位面R上に位置するスロープ装置Sの接地点C、Dとは、正方形又は長方形の各頂点に位置し、接地点A、C間の距離L1と、接地点B、D間の距離L2とは等しいので、上位面M及び下位面Rが水平面であれば、上位面M及び下位面Rによるスロープ装置Sの支持は、安定する。なお、斜路Tの傾斜角θ1は、距離L1、L2と、段差Gの高さHとによって定まる。
【0007】
しかしながら、図5(B)に示すように斜路Tが段差角部Nとが斜め方向に交差する方向(斜交方向)に延びる場合、スロープ装置Sは、段差角部N上に位置するスロープ装置Sの接地点A、Bと、下位面R上に位置するスロープ装置Sの接地点Cとによって三点支持される。図5(B)に示す如く、接地点A、C間の距離L3と、接地点B及び角部D’の間の距離L4とは相違する。図5(A)の接地点Dに相当するスロープ装置Sの角部D’は、下位面Rから浮き上がり、スロープ装置Sの上位側角部Eも又、上位面Mから浮き上がり、従って、スロープ装置Sは、極めて不安定な状態で上位面M及び下位面Rの間に架設される。なお、斜路Tの傾斜角θ2は、距離L3と、段差Gの高さHとによって定まる。
【0008】
また、スロープ装置Sの下縁Uは、下位面Rに対して傾斜角θ3を有し、斜路Tは、下縁Uにおいて幅方向に傾斜する。このため、二輪車等を斜路T上に移動させると、斜路Tの幅方向の傾斜によって二輪車等が傾斜するばかりでなく、荷重の移動又は変化に伴ってスロープ装置Sが挙動するので、二輪車等を斜路T上で円滑に移動させる作業は困難を伴う。
【0009】
このように斜路Tと段差角部Nとを斜め方向に交差するように配向せざるをえない事例は、例えば、路地のような狭い場所において、オートバイ等の二輪車を路肩又は人工地盤等の上位面M上に駐車又は停車させる必要が生じた場合などに生じる。このような場合、スロープ装置Sを不安定に設置することは望ましくないので、現実には、そのような場所に二輪車を駐車又は停車させることはできなかった。また、同様な状況は、一輪車を用いて工事現場等で荷役搬送する場合、宅配便等の配送時に台車又はリヤカー等を使用する場合、或いは、車椅子等を車両の荷台等に載せる場合などにおいても生じる。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上位面の段差角部に対して斜交(平面視)する斜路を形成するとともに、上位面及び下位面による安定した支持を確保することができる簡易な構成のスロープ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成すべく、本発明は、路面、地盤、床、部材間又は装置間の段差部に架設され、段差部を通過する過程の車輪付き移動・搬送装置の車輪の転動を容易にする連続斜路を段差部に形成するスロープ装置において、
高段部側の上面を構成する上位面に平行又は水平に接地するとともに、斜路部分を構成する平坦な上面を備えた第1斜路部材と、
低段部側の上面を構成する下位面に接地するとともに、斜路部分を構成する平坦な上面を備えた第2斜路部材と、
実質的に連続する斜路を形成すべく前記第1及び第2斜路部材を相互連結する連結手段とを有し、
該連結手段は、前記斜路の幅方向に延びる水平軸線(X)を中心に傾斜角度(α)をなして前記第2斜路部材を前記第1斜路部材に連結又は接合し、前記第2斜路部材の下位面側の縁部は、前記下位面に線接触し又は複数箇所で点接触して該下位面に支持されることを特徴とするスロープ装置を提供する。
【0012】
好ましくは、上記第2斜路部材の縁部と上記水平軸線とは実質的に平行である。所望により、第1斜路部材及び/又は第2斜路部材を更に分割しても良い。
【0013】
更に好ましくは、上記連結手段は、各斜路部材の相対角度(α)を任意の角度に設定するための角度調節手段を有する。
【0014】
好適には、連結手段は、各斜路部材の側面に沿って配置され且つ隣接する斜路部材に跨がって延びる垂直な板状部材と、板状部材を各斜路部材に固定する固定手段とを有し、第1斜路部材の側面に沿って延びる板状部材の下縁は、第1斜路部材の側面の下縁と同一レベルに位置し又は該下縁よりも上方に位置する。
【発明の効果】
【0015】
本発明の上記構成によれば、上位面の段差角部に対して斜交(平面視)する斜路を形成するとともに、上位面及び下位面による安定した支持を確保することができる簡易な構成のスロープ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本発明の好適な実施形態に係るスロープ装置の構成を示す全体斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すスロープ装置の連結部の構造を示すスロープ装置の部分拡大側面図である。
【図3】図3は、図1に示すスロープ装置の平面図であり、スロープ装置を段差部に配置した状態が示されている。
【図4】図4は、図1〜図3に示すスロープ装置を上位面の段差角部に対して斜交方向に配向した状態を示す斜視図、側面図及び正面図である。
【図5】図5は、従来構成のスロープ装置を段差部に配置した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るスロープ装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の好適な実施形態に係るスロープ装置1の全体構成を示す斜視図である。スロープ装置1は、境界面Y−Yにおいて、上位側斜路部材2と、下位側斜路部材3とに分割されており、斜路部材2、3は、左右一対の連結部材4、5によって角度調節可能に相互連結される。斜路部材2、3及び連結部材4、5は、軽金属又は強化プラスチック等の一体成形品からなる。
【0019】
斜路部材2は、斜路を形成する斜路部21と、高段部側の上面(図4に示す上位面M)との間で車輪を円滑に移行せしめるように高さを漸減した斜路端部22と、斜路部21の両側縁から垂下する側部23、24と、境界面Y−Yの側に位置する斜路部21の縁部から垂下する端部25とから構成される。斜路端部22の縁部26は、上位面M(図4)に接地する。斜路部材3は、斜路を形成する斜路部31と、低段部側の上面(図4に示す下位面R)との間で車輪を円滑に移行せしめるように高さを漸減した斜路端部32と、斜路部31の両側縁から垂下する側部33、34と、境界面Y−Yの側に位置する斜路部31の縁部から垂下する端部35とから構成される。斜路端部32の縁部36は、下位面R(図4)に接地する。
【0020】
連結部材4、5は左右対象の構造を有する。連結部材4は、上位面側ボルト挿通孔41、下位面側ボルト挿通孔42及び円弧状スリット開口(開孔)43を穿設した垂直な板体からなり、連結部材5は、上位面側ボルト挿通孔51、下位面側ボルト挿通孔52及び円弧状スリット開口53を穿設した垂直な板体からなる。一対のボルト挿通孔41、51に対応する一対のボルト挿通孔27、28が、斜路部材2の側部23、24に穿設される。ボルト挿通孔42、52及びスリット開口43、53に対応するボルト挿通孔37、38が、斜路部材3の側部33、34に穿設される。ボルト45がボルト挿通孔41、27に挿通され、ナット48がボルト45の雄螺子部に螺着し、ボルト45に堅固に締付けられる。ボルト55がボルト挿通孔51、28に挿通され、ナット58がボルト55の雄螺子部に螺着し、ボルト55に堅固に締付けられる。連結部材4、5は、ナット48、58の締付けにより、斜路部材2と一体化する。
【0021】
連結部材4、5を斜路部材3に連結すべく、ボルト46がボルト挿通孔42、37に挿通され、ボルト56がボルト挿通孔52、38に挿通される。ボルト46、56の雄螺子部は、軽金属又は強化プラスチック等の一体成形品からなる保持板6、7の雌螺子部61、71に螺入する。ボルト46、56の軸芯は、スロープ装置1の幅方向に延びる軸線X−Xに合芯する。ボルト47がスリット開口43及びボルト挿通孔37に挿通され、ボルト57がスリット開口53及びボルト挿通孔38に挿通される。ボルト47、57の雄螺子部は、保持板6、7の雌螺子部62、72に螺入する。スリット開口43、53の円弧状中心線は、軸線X−Xを中心軸線とした所定曲率半径を有する円弧である。なお、保持板6、7は、ボルト47、57の締付け又は弛緩の際、保持板6、7の位置を工具等で固定する必要がなく、従って、工具等で位置固定する必要が生じるナットに比べ、利便性が高い。
【0022】
図2は、図1に示すスロープ装置1の連結部の構造を示すスロープ装置の部分拡大側面図である。図2(A)には、斜路部21、31の上面を同一平面に面一に配置した状態が示されている。ボルト46、47は、保持板6、7の雌螺子部61、71(図1)に締付けられており、斜路部材2、3は、連結部材4、5を介して堅固に連結されている。この状態では、平坦な単一斜路を有する汎用的な単一の(一本の)スロープ装置としてスロープ装置1を使用することができる。
【0023】
ボルト46、56の弛緩により、斜路部材3は軸線X−Xを中心に回動し、斜路部材2に対して相対的に傾斜する。スリット開口43、53は、ボルト47、57を案内する。即ち、ボルト47、57は、スリット開口43、53の角度範囲β内でスリット開口43、53に沿って移動し、ボルト47、57の移動の軌跡は、軸線X−Xを中心とした回転運動の軌跡である。
【0024】
図2(B)には、斜路部材3を斜路部材2に対して最も傾斜させ、斜路部21、31の相対角度αを最大値に設定した状態が示されている。このように斜路部材3を斜路部材2に対して任意の角度αだけ傾斜させた状態でボルト46、47、56、57を締付けることにより、斜路部材2、3を全体的に「ヘ」の字形の屈曲形態に堅固に連結することができる。なお、連結部材4、5の下縁は、斜路部材2、3の境界面Y−Yにおいて変形しており、斜路部材2の側部23に対しては、その下縁と一致するように該下縁と平行に延在し、斜路部材3の側部33に対しては、その下縁から下方にずれた位置において該下縁と平行に延在する。これは、図3及び図4に示すような使用形態において、連結部材4、5が段差Gの上位面Mに干渉しないようにして、有効利用可能な斜路部材2の長さ(有効長)を効果的に確保するための工夫である。
【0025】
図3及び図4は、段差Gを有する路面にスロープ装置1を配置した状態が示されている。スロープ装置1は、段差Gの段差角部Nに対して斜交した方向(平面視)に配向される。使用者は、斜路部材3を斜路部材2に対して任意の角度αだけ傾斜させた状態でボルト46、47、56、57を仮締めした後、斜路部材2を上位面M上に水平に載せ、しかる後、斜路部材3を下位面Rに接地させ、角度αを確定する。斜路部材2は、少なくとも境界面Y−Yが下位面Rの上方に位置するように段差Gから下位面Rの側に突出した状態に配置される。次いで、使用者は、ボルト46、47、56、57を本締めし、斜路部材2、3を全体的に「ヘ」の字形の屈曲形態に堅固に連結する。かくして、実質的に連続し且つ屈曲した斜路Tを構成する単一のスロープが段差Gに形成される。
【0026】
図4に示す如く、境界面Y−Yから接地点C、Dまでの距離L5、L6は、同一の距離であり、スロープ装置1は、段差角部N上に位置する接地点A、Bと、下位面R上に位置する接地点C、Dとによって四点支持されるとともに、スロープ装置1の上位側角部Eが上位面M上に接地する。従って、スロープ装置1の支持は、極めて安定する。このため、斜路T上を移動する二輪車等の荷重移動によってスロープ装置1が挙動することなく、従って、二輪車等を斜路T上で円滑に移動させることができる。なお、斜路部材2を上位面Mに面接触又は線接触させ、或いは、縁部36を下位面R上に全体的に接地又は線接触するようにスロープ装置1を設置しても良い。また、斜路Tの傾斜角θ1は、距離L5、L6と、軸線X−Xの高さ(本例では、段差部Gの高さHと等しい。)とによって定まり、相対角度αと実質的に同一である。
【0027】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。
【0028】
例えば、上記実施形態では、スロープ装置1は、単独の斜路を形成するように構成されているが、複数の斜路Tを並列又は平行に形成するようにスロープ装置1を構成しても良い。このようなスロープ装置1は、台車や、車椅子・リヤカー等の如く、左右の車輪を有する移動装置等のためのスロープとして効果的に使用することができる。
【0029】
また、上記実施形態では、スロープ装置1は、斜路構成部材を2分割して斜路部材2、3を単一の連結部によって相互連結した構成を有するが、スロープ装置1は、3体以上に斜路構成部材を分割してなる3体以上の斜路部材を複数の連結部によって相互連結した構成に設計しても良い。
【0030】
更に、スロープ装置1の連結部に設けられるボルト及びボルト孔等は、斜路部材2、3を任意の相対角度で固定する際に、力学的に重要な締付け部分であるので、ボルト及びボルト孔等の箇所数、位置、寸法又は強度等は、斜路部材2、3の長さ及び想定荷重に応じて適宜設定変更し得るものである。
【0031】
また、所望により、所定角度をなす斜路部材2、3全体を一体成形し、或いは、斜路部材2、3を恒久的に一体化する連結手段(溶接、溶着、接着等)によって斜路部材2、3を所定角度に連結しても良い。
【0032】
更には、車輪等の脱輪を防止すべく斜路部材2、3の両側の縁部を立ち上げ、或いは、斜路部材2、3に多数の穴、開口等を形成したり、車輪等のスリップを防止すべく斜路部材2、3の上面に滑り止め手段等を設けても良い。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、地盤面、舗装路面、床面、荷台開放部等の段差部に配置され、高段部側の面と、低段部側の面との間に架設されて段差解消用のスロープを形成するスロープ装置に適用される。本発明のスロープ装置によれば、上位面の段差角部に対して斜交するように斜路を配置するとともに、上位面及び下位面によって安定した支持を確保することができるので、その実用的価値は、顕著である。
【符号の説明】
【0034】
1 スロープ装置
2 上位側斜路部材
3 下位側斜路部材
4、5 連結部材
6、7 保持板
21 斜路部
22 斜路端部
26 縁部
31 斜路部
32 斜路端部
36 縁部
A〜D 接地点
D’、E 角部
G 段差
M 高段部側の面(上位面)
R 低段部側の面(下位面)
N 段差角部
T 斜路
U 下縁
X 軸線
Y 境界面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
路面、地盤、床、部材間又は装置間の段差部に架設され、段差部を通過する過程の車輪付き移動・搬送装置の車輪の転動を容易にする連続斜路を段差部に形成するスロープ装置において、
高段部側の上面を構成する上位面に平行又は水平に接地するとともに、斜路部分を構成する平坦な上面を備えた第1斜路部材と、
低段部側の上面を構成する下位面に接地するとともに、斜路部分を構成する平坦な上面を備えた第2斜路部材と、
実質的に連続する斜路を形成すべく前記第1及び第2斜路部材を相互連結する連結手段とを有し、
該連結手段は、前記斜路の幅方向に延びる水平軸線(X)を中心に傾斜角度(α)をなして前記第2斜路部材を前記第1斜路部材に連結又は接合し、前記第2斜路部材の下位面側の縁部は、前記下位面に線接触し又は複数箇所で点接触して該下位面に支持されることを特徴とするスロープ装置。
【請求項2】
前記縁部と前記水平軸線とは実質的に平行であることを特徴とする請求項1に記載のスロープ装置。
【請求項3】
前記第1斜路部材及び/又は第2斜路部材は更に分割されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロープ装置。
【請求項4】
前記連結手段は、各斜路部材の相対角度(α)を任意の角度に設定するための角度調節手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスロープ装置。
【請求項5】
前記連結手段は、各斜路部材の側面に沿って配置され且つ隣接する前記斜路部材に跨がって延びる垂直な板状部材と、該板状部材を各斜路部材に固定する固定手段とを有し、第1斜路部材の側面に沿って延びる前記板状部材の下縁は、第1斜路部材の側面の下縁と同一レベルに位置し又は該下縁よりも上方に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスロープ装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−47445(P2013−47445A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−158209(P2012−158209)
【出願日】平成24年7月16日(2012.7.16)
【出願人】(500110728)有限会社ゴッドスピード (2)
【Fターム(参考)】