説明

センサならびにそれを備えた医療装置および訓練装置

【課題】医療器具等を簡易な構成で実現し、かつ操作の複雑化を防ぐことが可能なセンサならびにそれを備えた医療装置および訓練装置を提供する。
【解決手段】センサ100は、ワイヤ状部材1が貫通し、内部においてワイヤ状部材1の湾曲を許容するように形成された貫通穴30を含むワイヤ通過部2と、ワイヤ状部材1の湾曲部分が貫通穴30の内壁に作用する力を検出する荷重検出部32とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサならびにそれを備えた医療装置および訓練装置に関し、特に、ワイヤ状部材に作用する力を検出するセンサならびにそれを備えた医療装置および訓練装置に関する。
【背景技術】
【0002】
体内挿入式の医療器具として、血管および尿管等の菅に挿入するガイドワイヤおよびカテーテルが知られている。また、動脈瘤を塞栓するために、先端に塞栓用のコイルがついたワイヤが知られている。体内挿入式の医療器具を操作する際には、これらのワイヤ状部材を人体の菅に挿入し、人体外部から操作して目的部位まで誘導する。体内にある菅は直線状ではなく、屈曲および分岐しており、外部からの誘導操作に熟練が必要である。特に操作の際に過度の荷重が人体の管に作用すると、人体の菅を損傷する恐れがある。
【0003】
このような問題点を解決するために、たとえば、特許文献1には以下のような体内挿入用医療器具のセンサが開示されている。すなわち、チューブ先端に加わる荷重を検出するための体内挿入用医療器具のセンサであって、その上面に圧電素子が形成されたセンサチップと、先端に加わる荷重をセンサチップへ伝達し、その荷重に基づいてセンサチップを撓ませる荷重伝達手段とを備える。
【0004】
また、特許文献2には以下のようなカテーテルが開示されている。すなわち、カテーテルチューブの先端に設けられたセンサ部の触圧をセンサ部の備える感圧センサによって検知するとともに、その感圧センサからのセンサ出力信号に基づいて進行方向前方における障害物の有無を感知するカテーテルにおいて、センサ出力信号の変化を音声に変換して聴覚化する信号聴覚化手段を備える。
【特許文献1】特開平9−149941号公報
【特許文献2】特開平10−263089号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載のセンサおよび特許文献2記載のカテーテルのようにチューブの先端にセンサを取り付けて使用する構成では、特に極細のガイドワイヤについては実現性に困難を伴う。細いガイドワイヤ、特に脳動脈瘤を脳血管内部から塞栓する治療のために脳血管内に入れるガイドワイヤの場合、ガイドワイヤの直径は約0.35mmであり、ガイドワイヤの先端部に小型の圧力センサを取り付けることは、困難を極める。また、人体外部に圧力センサの信号を取り出すために、ガイドワイヤの中に配線を通すことはさらに困難である。
【0006】
また、使用するガイドワイヤ等の種類は手術に応じて異なるために、さまざまな手術に適応したセンサ付きガイドワイヤ等を用意することは、不経済であり、コスト増大を招いてしまう。
【0007】
また、ガイドワイヤ先端に取り付けた圧力センサの出力と術者の挿入時の力覚とは必ずしも一致しない。これは、人体の菅が屈曲しているために、ガイドワイヤの挿入抵抗が菅との摩擦等の影響を受けるからである。このため、術者は、人体の透視画像による視覚情報と、人体外部において指先で把持したガイドワイヤの挿入抵抗の力覚情報とに基づいてガイドワイヤの挿入操作を実施する必要があり、操作が複雑になってしまう。
【0008】
それゆえに、本発明の目的は、医療器具等を簡易な構成で実現し、かつ操作の複雑化を防ぐことが可能なセンサならびにそれを備えた医療装置および訓練装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるセンサは、ワイヤ状部材が貫通し、内部においてワイヤ状部材の湾曲を許容するように形成された貫通穴を含むワイヤ通過部と、ワイヤ状部材の湾曲部分が貫通穴の内壁に作用する力を検出する荷重検出部とを備える。
【0010】
好ましくは、貫通穴の入力部分および出力部分は、ワイヤ状部材の貫通方向以外の方向への移動を制限するように形成され、貫通穴の入力部分および出力部分以外の部分において、入力部分および出力部分を結ぶ線から一方向に、入力部分および出力部分と比べて幅の広がった幅広部が形成され、荷重検出部は、幅広部に隣接して配置され、ワイヤ状部材の湾曲部分が幅広部における貫通穴の内壁に作用する力を検出する。
【0011】
より好ましくは、幅広部における貫通穴の内壁に対面する貫通穴の壁面は、端部よりも中央部が幅広部における貫通穴の内壁に近い。
【0012】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる医療装置は、この発明のある局面に係わるセンサを備える。
【0013】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる訓練装置は、この発明のある局面に係わるセンサを備える。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、医療器具等を簡易な構成で実現し、かつ操作の複雑化を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0016】
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサの構成を示す外観図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサの断面構造を概略的に示す図である。
【0017】
図1および図2を参照して、センサ100は、ワイヤ通過部2と、ワイヤ接触部32とを備える。ワイヤ接触部32は、荷重検出部4を含む。
【0018】
ワイヤ通過部2は、ガイドワイヤ1が貫通し、内部においてガイドワイヤ1の湾曲を許容するように形成された貫通穴30を含む。貫通穴30は、ガイドワイヤ1が挿入される入力ポート3Aと、ガイドワイヤ1が抜き出される出力ポート3Bとを含む。
【0019】
入力ポート3Aおよび出力ポート3Bの直径はガイドワイヤ1よりわずかに大きく、ガイドワイヤ1の軸方向の長さは入力ポート3Aおよび出力ポート3Bの直径の数倍以上である。このような構成により、ガイドワイヤ1の貫通方向以外への移動を拘束することができる。
【0020】
また、入力ポート3Aは、テーパ形状である。このような構成により、ガイドワイヤ1の挿入が容易となる。
【0021】
また、貫通穴30における入力ポート3Aおよび出力ポート3B以外の部分の高さは、入力ポート3Aおよび出力ポート3Bの直径とほぼ同じである。貫通穴30における入力ポート3Aおよび出力ポート3B以外の部分において、入力ポート3Aおよび出力ポート3Bを結ぶ線から一方向に、入力ポート3Aおよび出力ポート3Bと比べて幅の広がった幅広部31が形成される。
【0022】
荷重検出部4は、幅広部31に隣接して配置される。また、荷重検出部4は、ガイドワイヤ1の湾曲部分が幅広部31における貫通穴30の内壁に作用する力を検出し、検出結果を出力電圧Voutとして出力する。
【0023】
図3(a)および(b)は、図2に示すセンサを真上から見た図である。
同図(a)を参照して、ガイドワイヤ1に圧縮荷重Pxをかけるとき、ガイドワイヤ1の圧縮荷重Pxがオイラーの座屈荷重Pcr未満の場合には、ガイドワイヤ1は直線形状を保つ。
【0024】
ここで、オイラーの座屈荷重Pcrは、センサ100の中でガイドワイヤ1が拘束されていない長さL、ガイドワイヤ1のヤング率およびガイドワイヤ1の断面形状から計算することができる。
【0025】
同図(b)を参照して、ガイドワイヤ1の圧縮荷重Pxがオイラーの座屈荷重Pcrと等しくなると、ガイドワイヤ1は湾曲を始め、Pcr以上の荷重を軸方向に伝達することができなくなる。そして、ガイドワイヤ1の圧縮荷重Pxがオイラーの座屈荷重Pcr以上になると、ガイドワイヤ1の湾曲部分の中央付近が荷重検出部4に接触する。そうすると、ガイドワイヤ1は、軸方向に対して直角方向の荷重Pyを荷重検出部4に作用しながら、Pcr以上の荷重を軸方向に伝達する。
【0026】
図4は、ガイドワイヤの軸方向の圧縮荷重Pxとセンサ出力電圧Voutとの関係を示す図である。
【0027】
荷重検出部4は、荷重Pyに応じて出力電圧Voutを出力する。たとえば、荷重検出部4の出力電圧Voutは荷重Pyに比例する。
【0028】
同図を参照して、荷重検出部4に作用する力Pyは、Py=α(Px−Pcr)の関係で決定されることがわかる。また、ガイドワイヤ1の圧縮荷重PxがPcr以上になると、(Px−Pcr)に比例して荷重Pyが発生していることがわかる。ここで、αはL等のセンサの形状によって決まる値である。
【0029】
図5は、貫通穴の構造を詳細に示す図である。
同図を参照して、貫通穴30は、h1>h0を満たすように形成される。すなわち、幅広部31における貫通穴30の内壁つまり荷重センサ4に対面する壁面の山の頂点が、荷重センサ4の中心に対応している。さらに言い換えると、荷重検出部4に対面する貫通穴30の壁面のうち、荷重検出部4の中心に対面する壁面と荷重検出部4との距離が最小となっている。
【0030】
このような構成により、ガイドワイヤ1を確実に荷重センサ4の方向に湾曲させて荷重検出部4に接触させることができる。
【0031】
なお、上記のような構成に限定されるものではなく、幅広部31における貫通穴30の内壁に対面する貫通穴30の壁面が、端部よりも中央部が幅広部31における貫通穴30の内壁に近い構成であれば、ガイドワイヤ1を確実に荷重センサ4の方向に湾曲させて荷重検出部4に接触させることができる。
【0032】
ガイドワイヤ1を入力ポート3Aから挿入すると、ガイドワイヤ1は斜面19に沿って点線20で囲まれた領域を進む。そして、ガイドワイヤ1は斜面21に沿って出力ポート3Bに向かう。ガイドワイヤ1が出力ポート3Bに入ると、ガイドワイヤ1は最も安定的な形状である斜面19および斜面21に沿った形状になる。
【0033】
図6は、荷重検出部の構成を示す図である。
同図を参照して、荷重検出部4は、板5〜6と、歪ゲージ7と、電圧発生回路8と、ケーブル9とを含む。
【0034】
歪ゲージ7は、荷重Pyが板5に作用すると板5の曲げモーメントによって歪む。歪ゲージ7は、歪みを検出することにより、荷重Pyを検出する。
【0035】
また、板6は板5と同じ形状であり、板6には荷重Pyが作用しない。このような構成により、板5の自重および温度ドリフトを補償することができる。
【0036】
電圧発生回路8は、板5および板6の曲げモーメントから荷重Pyに比例した電圧を発生し、ケーブル9を介して出力電圧Voutとして出力する。
【0037】
なお、荷重センサ4は歪ゲージ7を荷重検出に使用する構成であるとしたが、これに限定するものではない。歪ゲージ7の代わりに他のセンサを使用する構成であってもよい。たとえば、弾性バネおよびギャップセンサを使用する構成であってもよい。ギャップセンサは、たとえば磁気式、静電式および光学式等が容易に想像できる。
【0038】
ところで、特許文献1記載のカテーテルでは、医療器具等の構成および操作が複雑であるという問題点があった。
【0039】
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係るセンサでは、貫通穴30は、ガイドワイヤ1が貫通し、内部においてガイドワイヤ1の湾曲を許容するように形成され、荷重検出部4は、ガイドワイヤ1の湾曲部が貫通穴30の内壁に作用する力を検出し、検出結果を出力電圧Voutとして出力する。そして、荷重検出部4の出力電圧Voutを計測することにより、術者の力覚に相当する、術者の手元付近におけるガイドワイヤ1の軸方向の圧縮荷重Pxを検出することが可能となる。また、ガイドワイヤの先端に圧力センサを取り付ける必要がないため、手術の種類ごとにセンサ付きガイドワイヤ等を用意する必要がない。したがって、本発明の第1の実施の形態に係るセンサでは、医療器具等を簡易な構成で実現し、かつ操作の複雑化を防ぐことができる。
【0040】
また、前述のようにガイドワイヤ先端に取り付けた圧力センサの出力と術者の挿入時の力覚とが必ずしも一致しないために、術者のガイドワイヤに対する力覚は実際にガイドワイヤを挿入している術者しか知ることができない。したがって、特許文献1記載のカテーテルでは、経験の少ない術者へ定量的な手技の伝授ができないという問題点がある。しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係るセンサでは、荷重検出部4の出力電圧Voutを計測することにより、熟練術者の操作を定量化することができ、経験の少ない術者の手技を早期に向上させることができる。また、手術中の記録として、透視画像とともに、術者の操作を記録することができる。
【0041】
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0042】
<第2の実施の形態>
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るセンサの構成を示す図である。
【0043】
同図を参照して、センサ200は、ワイヤ通過部2と、ワイヤ接触部32と、提示部11とを備える。
【0044】
提示部11は、センサ200の出力電圧Voutをガイドワイヤ1の圧縮荷重Pxに変換して表示する。
【0045】
なお、センサ200は、提示部11の代わりに提示部12を備える構成であってもよい。提示部12は、センサ200の出力電圧Voutをガイドワイヤ1の圧縮荷重Pxに変換し、時間履歴を伴って圧縮荷重Pxをグラフ表示する。
【0046】
また、センサ200は、提示部11の代わりに提示部13と、スピーカ14とを備える構成であってもよい。提示部13は、センサ200の出力電圧Voutが所定の閾値以上の場合、すなわち所定の圧縮荷重以上が検出された場合に、警告音をスピーカ14から鳴らす。なお、スピーカ14の代わりにランプでもよく、スピーカおよびランプを併用してもよい。また、複数の閾値を予め用意しておき、閾値ごとにスピーカの音およびランプの色を変えることもできる。
【0047】
また、同図では、提示部11およびワイヤ接触部32はケーブルで接続されているが、これに限定するものではなく、赤外線および無線通信等、他の信号転送手段を使用する構成であってもよい。
【0048】
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0049】
<第3の実施の形態>
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る医療装置の構成を示す図である。
【0050】
同図を参照して、医療装置300は、センサ100と、Yコネクタ10とを備える。Yコネクタ10は、生理食塩水および血管造影剤等を注入するポート41を含む。
【0051】
このように、他のガイドワイヤを用いた医療器具とセンサ100とを一体化させることは、容易に想像がつくことである。
【0052】
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0053】
<第4の実施の形態>
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る医療装置の構成を示す図である。同図では、本発明の第4の実施の形態に係る医療装置を実際の治療および検査に使用する様子が示されている。
【0054】
同図を参照して、医療装置400は、センサ100と、提示部11と、カテーテル15とを備える。
【0055】
カテーテル15は、センサ100のワイヤ通過部2に接続され、ワイヤ通過部2の出力ポート3Bを通過したガイドワイヤ1が挿入される。
【0056】
ガイドワイヤ1を把持する術者16がガイドワイヤ1を被術者17の体内へ進めるためにガイドワイヤ1に圧縮荷重をかけると、その圧縮荷重が提示部11によって表示される。
【0057】
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0058】
<第5の実施の形態>
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る訓練装置の構成を示す図である。
【0059】
同図を参照して、訓練装置500は、センサ100と、提示部11と、カテーテル15と、シミュレータ22と、ケーブル23とを備える。
【0060】
シミュレータ22は、人体を模擬するものであり、人体の菅の透視画像と同等のものを表示する。医療装置の訓練を行なっている術者16はシミュレータ22の表示画像を見ながらガイドワイヤ1を操作する。シミュレータ22は、挿入されたガイドワイヤ1に対する挿入抵抗を変化させる。操作時の抵抗力すなわち、荷重検出部4で検出されるガイドワイヤ1の圧縮荷重は、表示装置11に表示されるとともに、ケーブル23を介してシミュレータ22にも伝達される。シミュレータ22は、伝達された圧縮荷重に基づいてガイドワイヤ1の挿入抵抗を変更する。
【0061】
なお、同図では荷重検出部4およびシミュレータ22が分離されているが、荷重検出部4およびシミュレータ22が一体化される構成であってもよい。また、提示部11の代わりにシミュレータ22の表示する模擬透視画像にガイドワイヤ1の圧縮荷重を追加表示する構成であってもよい。
【0062】
なお、本発明の実施の形態においては、センサは、ガイドワイヤ1の圧縮荷重を検出する構成であるとしたが、これに限定するものはない。ガイドワイヤに限らず、たとえば、動脈瘤を塞栓するために使用する、先端に塞栓用のコイルのついたワイヤ、およびカテーテル等のワイヤ状部材の圧縮荷重を検出する構成とすることができる。
【0063】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るセンサの構成を示す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るセンサの断面構造を概略的に示す図である。
【図3】(a)および(b)は、図2に示すセンサを真上から見た図である。
【図4】ガイドワイヤの軸方向の圧縮荷重Pxとセンサ出力電圧Voutとの関係を示す図である。
【図5】貫通穴の構造を詳細に示す図である。
【図6】荷重検出部の構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るセンサの構成を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る医療装置の構成を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る医療装置の構成を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る訓練装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0065】
1 ガイドワイヤ、2 ワイヤ通過部、3A 入力ポート、3B 出力ポート、4 荷重検出部、5〜6 板、7 歪ゲージ、8 電圧発生回路、9,23 ケーブル、10 Yコネクタ、11〜13 提示部、14 スピーカ、15 カテーテル、16 術者、17 被術者、19,21 斜面、22 シミュレータ、20 点線、30 貫通穴、32 ワイヤ接触部、41 ポート、100,200 センサ、300,400 医療装置、500 訓練装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤ状部材が貫通し、内部において前記ワイヤ状部材の湾曲を許容するように形成された貫通穴を含むワイヤ通過部と、
前記ワイヤ状部材の湾曲部分が前記貫通穴の内壁に作用する力を検出する荷重検出部とを備えるセンサ。
【請求項2】
前記貫通穴の入力部分および出力部分は、前記ワイヤ状部材の貫通方向以外の方向への移動を制限するように形成され、
前記貫通穴の前記入力部分および前記出力部分以外の部分において、前記入力部分および前記出力部分を結ぶ線から一方向に、前記入力部分および前記出力部分と比べて幅の広がった幅広部が形成され、
前記荷重検出部は、前記幅広部に隣接して配置され、前記ワイヤ状部材の湾曲部分が前記幅広部における前記貫通穴の内壁に作用する力を検出する請求項1記載のセンサ。
【請求項3】
前記幅広部における前記貫通穴の内壁に対面する前記貫通穴の壁面は、端部よりも中央部が前記幅広部における前記貫通穴の内壁に近い請求項2記載のセンサ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載のセンサを備える医療装置。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれかに記載のセンサを備える訓練装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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