説明

センサ取付装置

【課題】配管の曲がり部分に取り付けた場合であっても、配管の振動などにより、取り付けの位置ずれと緩みを防止できるセンサ取付装置を提供する。
【解決手段】配管1を音波により検査するセンサを配管1に取り付けるためのセンサ取付装置10。配管1の外周部を締め付けるように配管1に取り付けられる2つのリング状部材3を備え、2つのリング状部材3は、配管の軸方向に互いに離間するように配管に取り付けられる。さらに、2つのリング状部材3の間隔を一定に保持するように2つのリング状部材3を連結する連結部材5を備える。センサは、リング状部材3または連結部材5に対し取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管を音波により検査するセンサを配管に取り付けるためのセンサ取付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
センサは、例えば、内部に高温流体を流す配管に取り付けられて、配管厚みの減少など、配管の劣化を監視する超音波センサである。この監視において、超音波センサは、検査対象部に超音波を発信し、検査対象部からの該超音波の反射波を受信し、該発信と反射波とに基づいて配管の状態(劣化の有無)を検査する(例えば、下記特許文献1)。
【0003】
図1は、従来におけるセンサ取付装置の構成を示す。図1は、配管の軸方向から見た図である。図1の構成では、U字型部材71、押さえ板73、皿ばね75、およびボルト77を備える。センサ79は、押さえ板73に取り付けられる。皿ばね75を介してボルト77をU字型部材71に締めることで、U字型部材71と押さえ板73とで配管1の外周部を締め付ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−02321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1の構成では、2つの問題点がある。第1の問題点として、配管の曲がり部分に、センサ取付装置を取り付けた場合、配管の振動などにより、その取り付けが緩む可能性がある。第2の問題点として、センサの正確な位置決めが困難である。
【0006】
本願の発明者は、上述の問題点の原因を以下のように検討した。
【0007】
図2は、センサ取付装置の取り付けが緩む原因の説明図である。配管1の曲がり部分において、図2のように、曲がり部分の曲率半径の中心点Pを通る平面L1による配管1の断面(以下最小断面という)では、配管断面の寸法(径)が最小となり、その断面形状は円形となる。中心点Pを通る平面以外の平面L2による配管1の断面では、上述の最小断面と比較して、配管断面の寸法(径)が大きくなり、その断面形状は楕円となる。平面L2上にセンサ取付装置を取り付けた場合、配管1の振動などにより、センサ取付装置は、最も安定した平面L1上の位置へ移動することになり、その結果、センサ取付装置に緩みが生じ、超音波の配管1への伝達が損なわれることになる。また、最小断面の位置を正確に特定することも困難である。
【0008】
そこで、本発明の目的は、配管の曲がり部分に取り付けた場合であっても、配管の振動などにより、取り付けの位置ずれと緩みを防止できるセンサ取付装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明によると、配管を音波により検査するセンサを配管に取り付けるためのセンサ取付装置であって、
配管の外周部を締め付けるように配管に取り付けられる2つのリング状部材を備え、該2つのリング状部材は、配管の軸方向に互いに離間するように配管に取り付けられ、
さらに、2つのリング状部材の間隔を一定に保持するように2つのリング状部材を連結する連結部材を備え、
センサは、前記リング状部材または連結部材に対し取り付けられる、ことを特徴とするセンサ取付装置が提供される。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によると、センサ取付装置は、前記リング状部材に支持され、かつ、該リング状部材に沿って周方向に自身の位置が調整可能な第1の位置調節機構を備え、
センサは、前記第1の位置調整機構に取り付けられる。
【0011】
本発明の好ましい実施形態によると、前記第1の位置調整機構は、該第1の位置調整機構に支持され、かつ、前記配管の軸方向に自身の位置が調整可能な第2の位置調節機構を有し、
センサは、第2の位置調節機構に取り付けられる。
【0012】
第1および第2の位置調整機構が複数組設けられてよい。
【0013】
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記配管は、曲がり部分を有し、
第1および第2の位置調節機構は、それぞれ、前記曲がり部分の配管曲面と整合する第1および第2の曲面を有し、
第1の位置調節機構は、前記曲がり部分に取り付けられた2つのリング状部材に架け渡されるようにこれらリング状部材に支持され、この状態で、第1の曲面の向きは、配管曲面の向きとほぼ一致し、
第2の位置調節機構は、第2の曲面を第1の曲面に押し付けることで、第2の曲面の向きが第1の曲面の向きと一致するように調節され、これにより、第2の位置調節機構に取り付けられたセンサも第1の曲面の向きと一致するように調節される。
【発明の効果】
【0014】
上述した本発明によると、配管の曲がり部分に取り付ける場合、一方のリング状部材が位置ずれしやすい第1方向と、他方のリング状部材が位置ずれしやすい第2方向とが互いに逆になるように、センサ取付装置を配管に取り付けることができる。即ち、配管の振動などにより、一方のリング状部材が第1方向に、位置ずれしようとしても、連結部材により、他方のリング状部材には、第1方向に力が作用するが、他方のリング状部材は、第1方向と逆方向に位置ずれする傾向があるため第1方向には位置ずれし難いので、リング状部材の位置ずれが防止される。このように、配管の振動などにより、その取り付け位置がずれることを防止できる。その結果、その取り付けが緩むことも防止される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】従来のセンサ取付装置を示す。
【図2】センサ取付装置がずれる原因の説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるセンサ取付装置を示す。
【図4】(A)は、図3のA−A矢視図でもあり、図3のB−B矢視図でもあり、(B)は、リング状部材を開いた状態を示し、(C)は、図4(A)のC−C矢視図であり、(D)は、図4(A)の矢印Dで示す部分の拡大図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】(A)は、図3のVIA−VIA矢視図であり、(B)は、図6(A)のB−B矢視図であり、(C)は、図6(A)の部分拡大図でありセンサのみを示す。
【図7】図1のセンサ取付装置の作用効果の説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態によるセンサ取付装置を示す。
【図9】(A)は、図8において配管内側に配置された第1および第2の位置調整機構の拡大図であり、(B)は、図8において配管外側に配置された第1および第2の位置調整機構の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明を実施するための最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0017】
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態によるセンサ取付装置10を示す。図3では、センサ取付装置10は、配管1に取り付けられた状態にある。図4(A)は、配管1の軸方向から見た図であり、図3のA−A矢視図でもあり、図3のB−B矢視図でもある。
【0018】
センサ取付装置10は、図3のように、2つのリング状部材3、連結部材5、第1の位置調整機構7、第2の位置調整機構9などを備える。
【0019】
各リング状部材3は、配管1の外周部を締め付けるように配管1に取り付けられる。2つのリング状部材3は、配管1の軸方向に互いに離間するように配管1に取り付けられる。
図4(A)のように、各リング状部材3は、(紙面と垂直な方向を向く)軸C1を中心に互いに回転可能に連結されている1対の部分リング11と、軸C1と反対側において1対の部分リング11を結合する結合部材13とを有する。図4(A)は、1対の部分リング11を閉じた状態を示し、図4(B)は、閉じた状態から軸C1回りに、1対の部分リング11を互いに対し回転させて開いた状態を示す。
結合部材13は、例えばボルトである。図4(C)は、図4(A)のC−C矢視図であるが、結合部材13に関連する構成のみを示す。ボルト13は、一方の部分リング11に軸C2回りに回転可能に取り付けられる一端部と、ナット15が螺合する他端部とを有する。他方の部分リング11には、1対の係止板部16が設けられる。1対の係止板部16の間には、ボルト13の回転により、ボルト13が出入り可能である。1対の係止板部16の間にボル13トを挿入させた状態で、ナット15を締めることで、ナット15が係止板部16の端面を押し付け、これにより、結合部材13が1対の部分リング11を結合させる。
また、各部分リング11は、その内周面に取り付けられた複数の締付力調節具17を有する。図4(D)は、図4(A)において矢印Dで示す破線で囲んだ部分の拡大図であり、締結力調節具17を示す。締付力調節具17は、リング状部材3の内周面に固定されネジ孔19aが形成された支持部19と、該ネジ孔19aに螺合するネジ部21とを有する。ネジ部21を、人が回転させることで、リング状部材3の内周面から内側(配管側)へネジ部21が突出する量を調節でき、これにより、1対の部分リング11を閉じた時に(即ち、図4(A)の状態で)、締結力調節具17が、配管1の外面を押し付ける力を調節できる。即ち、リング状部材3が配管1の外周部を締め付ける力を調節できる。
好ましくは、2つのリング状部材3は、同じ寸法、同じ形状、および同じ構造を有する。
【0020】
連結部材5は、2つのリング状部材3の間隔を一定に保持するように2つのリング状部材3を連結する。図5は、図3のV−V矢視図であり、連結部材5の構成を示す。図5の例では、連結部材5は、リング状部材3が挿入可能な窪み部23が形成される。また、連結部材5には、ネジ孔25と、このネジ孔25に螺合するネジ部27が設けられ、ネジ部27を回転させることで、ネジ部27が、窪み部23に挿入されたリング状部材3を窪み部23の内壁面29に押し付け、これにより、リング状部材3に連結部材5を固定できる。ネジ部27を緩めることで、連結部材5をリング状部材3から取り外すことができる。このような連結部材5が、リング状部材3の周方向に複数設けられる。
【0021】
第1の位置調整機構7は、前記リング状部材3に支持され、かつ、該リング状部材3に沿って周方向に位置調整可能である。第1の位置調節機構7は、2つのリング状部材3に架け渡されるようにこれらリング状部材3に支持される。
図6(A)は、図3のIVA−IVA矢視図である。図6(B)は、図6(A)のA−A矢視図である。図6のように、第1の位置調整機構7は、リング状部材3が挿入可能な窪み部31が形成される。また、第1の位置調整機構7は、その本体に形成されたネジ孔33と、このネジ孔33に螺合するネジ部35とを有し、ネジ部35を回転させることで、ネジ部35が、窪み部31に挿入されたリング状部材3を窪み部31の内壁面37に押し付け、これにより、リング状部材3に第1の位置調整機構7を固定できる。ネジ部35を緩めることで、リング状部材3に沿って第1の位置調整機構7を周方向に人の手で移動して第1の位置調整機構7の周方向位置を調節でき、または、第1の位置調整機構7をリング状部材3から取り外すことができる。また、窪み部31には、周方向におけるリング状部材3の任意の部分を挿入できるので、任意の周方向部分に第1の位置調整機構7を位置決めして固定できる。
図6(C)は、図6(A)の部分拡大図でありセンサ2のみを示す。センサ2は、例えば図6(C)に示す超音波センサであってよい。図6(C)の例では、超音波センサ2は、前面金属板61に圧電素子65が接合されている。圧電素子65は、前面金属板61に固定されたケース62内に収容される。圧電素子65には、配線63、64により電圧が印加され、これにより、圧電素子65は、超音波を前面金属板61を透過させて配管1へ発信する。なお、前面金属板61の前面が、後述のセンサ2の前面2bとなっており、ケース62の後面が、後述のセンサ2の後面2aとなっている。
【0022】
第1の位置調整機構7は、第2の位置調整機構9を有する。第2の位置調整機構9は、第1の位置調整機構7に支持され、かつ、前記配管1の軸方向に位置調整可能である。第2の位置調整機構9は、図6のように、第1板部39、第2板部41、複数の連結棒43、および複数のナット45を有する。
第1板部39は板状の部材であってよく、第1板部39には、複数の連結棒43の一端部が固定されている。第2板部41は、板状の部材であってよく、第2板部41には、複数の連結棒43が貫通する貫通孔47が形成されている。連結棒43の他端部には、ナット45が螺合している。また、第2板部41の前面41aには、音波により配管を検査するセンサ2(例えば超音波センサ)の後面2aが接触または結合される。また、センサ2は、第1の位置調整機構7に配管1の軸方向に長く形成された長孔49を貫通するように配置される。第1板部39には、センサ2が貫通する貫通孔51が形成されている。
この構成で、センサ2が長孔49を貫通している状態で、第2の位置調整機構9は、第1の位置調整機構7に対し、長孔49に沿って配管1の軸方向に移動可能となっている。この状態から、各ナット45を、第1板部39側へ該ナット45が移動するように回転させると、第2板部41が第1板部39側へ移動する。即ち、第1板部39と第2板部41との距離が縮まる。これにより、センサ2は、その後面2aが第2板部41の前面に押されて第2板部41と共に第1板部39側へ移動し、センサ2の前面2bを配管1の外面に接触させ、さらに、各ナット45を、第1板部39側へ該ナット45が移動するように回転させると、センサ2の前面2bが配管1の外面1aに押し付けられる。すると、この反力により、センサ2の後面2aが、第2板部41を配管1の外面1aと反対側へ押す。その結果、連結棒43により第2板部41と一体となっている第1板部39も配管1の外面1aと反対側へ押され、これにより、第1板部39の後面9aが第1の位置調整機構7の本体の前面7aに押し付けられる。その結果、第2の位置調整機構9が第1の位置調整機構7の本体に固定される。
【0023】
上述した第1および第2の位置調整機構7、9は、複数組設けられてもよい。
【0024】
上述した本発明の第1実施形態によると、配管1の曲がり部分に取り付ける場合、一方のリング状部材3が位置ずれしやすい第1方向と、他方のリング状部材3が位置ずれしやすい第2方向とが互いに逆になるように、センサ取付装置を配管1に取り付けることができる。図7を参照して説明する。図7において、配管1の曲がり部分の曲率半径の中心点Pを通る平面L1による配管1の断面(以下最小断面という)では、配管1の断面の寸法(径)が最小となり、その断面形状は円形となる。中心点Pを通る平面以外の平面L2による配管1の断面では、上述の最小断面と比較して、配管1の断面の寸法(径)が大きくなり、その断面形状は楕円となる。即ち、平面L1に対する平面L2の傾きが大きくなるほど、平面L2による配管1の断面寸法は大きくなる。従って、配管1の振動などにより、一方のリング状部材3が最小断面に向かう第1方向D1に位置ずれしようとして(即ち、点Xを中心に最小断面側へ回転しようとして)、連結部材5により、他方のリング状部材3には、同じ第1方向D1に力が作用するが、第2方向D2に位置ずれする傾向のある他方のリング状部材3は、第1方向D1には位置ずれできないので、一方のリング状部材3の位置ずれが防止される。他方のリング状部材3が第2方向に位置ずれしようとする場合も、同様である。このように、配管1の振動などにより、その取り付け位置がずれることを防止できる。その結果、その取り付けが緩むことも防止される。
【0025】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態によるセンサ取付装置10を説明する。第2実施形態の構成は、以下で説明する以外の点は、第1実施形態の構成と同じであってよい。
【0026】
図8は、第1および第2の位置調整機構7,9が2組設けられた場合を示す。図8において、符号Pは、配管の曲がり部分の曲率半径の中心点を示す。図9(A)は、図8における、矢印Aが示す破線で囲んだ部分の拡大図であり、図9(B)は、図8における、矢印Bが示す破線で囲んだ部分の拡大図である。即ち、図9(A)は、最も中心点P側に配置された第1および第2の位置調整機構7、9を示し、図9(B)は、最も中心点Pと反対側に配置された第1および第2の位置調整機構7、9を示す。また、図示を省略するが、図8に示された2組の第1および第2の位置調整機構7、9以外の位置に、第1および第2の位置調整機構7、9を配置してもよい。
【0027】
図9(A)、図9(B)、または、これら図の場合と異なる周方向位置に配置される第1および第2の位置調節機構7,9は、それぞれ、前記曲がり部分における配管1の外面1a(以下、配管曲面という)と整合する第1および第2の曲面7a,9aを有する。第1の曲面7aは、第1の位置調整機構7の本体の前面であってよく、第2の曲面9aは、第2板部41の後面であってよい。第1の位置調節機構7は、上述のように前記曲がり部分に取り付けられた2つのリング状部材3に架け渡されるようにこれらリング状部材3に支持され、この状態(例えば、図9(A)、図9(B)の状態)で、第1の曲面7aの向きは、配管曲面1aの向きと一致する(配管曲面1aの向きと正反対となる)。第2の位置調節機構9は、上述したナット45の回転により、第2の曲面9aを第1の曲面7aに押し付けることで、第2の曲面9aの向きが第1の曲面7aの向きと一致するように調節され、これにより、第2の位置調節機構9に取り付けられたセンサ2も第1の曲面7aの向きと一致するように調節される。その結果、センサ2の向きが、配管曲面1aの法線方向に調節され、センサ2による検査精度が向上する。
【0028】
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
例えば、上述の各実施形態では、センサ2は、第1の位置調整機構7を介して間接的にリング状部材3に取り付けられたが、センサ2は、リング状部材3、連結部材5、または第1の位置調整機構7に直接または間接的に取り付けられてもよい。
【0030】
本発明のセンサ取付装置10は、配管1の曲がり部分だけでなく、直線的に延びている配管の直線部分に取り付けられてもよい。
【0031】
第2実施形態の構成を有する第1および第2の位置調整機構7,9は、2組だけでなく、1組または3組以上設けられてもよい。
【0032】
上述のセンサ2は、超音波センサの代わりに、AEセンサなど他のセンサであってもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 配管、3 リング状部材、5 連結部材、
7 第1の位置調整機構、9 第2の位置調整機構、
10 センサ取付装置、11 部分リング、13 結合部材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
配管を音波により検査するセンサを配管に取り付けるためのセンサ取付装置であって、
配管の外周部を締め付けるように配管に取り付けられる2つのリング状部材を備え、該2つのリング状部材は、配管の軸方向に互いに離間するように配管に取り付けられ、
さらに、2つのリング状部材の間隔を一定に保持するように2つのリング状部材を連結する連結部材を備え、
センサは、前記リング状部材または連結部材に対し取り付けられる、ことを特徴とするセンサ取付装置。
【請求項2】
前記リング状部材に支持され、かつ、該リング状部材に沿って周方向に自身の位置が調整可能な第1の位置調節機構を備え、
センサは、前記第1の位置調整機構に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付装置。
【請求項3】
前記第1の位置調整機構は、該第1の位置調整機構に支持され、かつ、前記配管の軸方向に自身の位置が調整可能な第2の位置調節機構を有し、
センサは、第2の位置調節機構に取り付けられる、ことを特徴とする請求項2に記載のセンサ取付装置。
【請求項4】
第1および第2の位置調整機構が複数組設けられる、ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のセンサ取付装置。
【請求項5】
前記配管は、曲がり部分を有し、
第1および第2の位置調節機構は、それぞれ、前記曲がり部分の配管曲面と整合する第1および第2の曲面を有し、
第1の位置調節機構は、前記曲がり部分に取り付けられた2つのリング状部材に架け渡されるようにこれらリング状部材に支持され、この状態で、第1の曲面の向きは、配管曲面の向きとほぼ一致し、
第2の位置調節機構は、第2の曲面を第1の曲面に押し付けることで、第2の曲面の向きが第1の曲面の向きと一致するように調節され、これにより、第2の位置調節機構に取り付けられたセンサも第1の曲面の向きと一致するように調節される、ことを特徴とする請求項3または4に記載のセンサ取付装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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