ゼラチン−トランスグルタミナーゼ止血ドレッシング及びシーラント
ゼラチンと、トランスグルタミナーゼなどの非毒性架橋材料を具える医療用接着材料。本発明の選択的な実施例は、トランスグルタミナーゼ層が第1及び第2のゼラチン層の間に挟まれているドレッシングを具える。止血剤は、創傷組織の治療に有益である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
創傷組織を治療する方法において、前記組織に、ゼラチンと非毒性架橋剤を具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼがトランスグルタミナーゼ組成物の一部として含有されており、ゼラチンとトランスグルタミナーゼ組成物の重量比が、約1:1乃至約300:1の範囲であることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が少なくとも約40U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が少なくとも約800U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項2に記載の方法において、前記ゼラチン−トランスグルタミナーゼ組成物中のトランスグルタミナーゼの活性が、ゼラチンの約25乃至約400U/gであることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、前記活性がゼラチンの約40乃至約200U/gであることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項2に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼが、植物、遺伝子組み換え動物、あるいは微生物由来の、ファクタXIIIから取り出した血液以外のトランスグルタミナーゼであることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法において、前記組成物が5乃至8の範囲のpHを有することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、前記ゼラチンが動物起源、遺伝子組み換え起源、あるいはこれらの組み合わせから生成したものであることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、前記動物起源が、魚類及び哺乳類からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、前記哺乳類が豚及びウシからなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法において、前記ゼラチンがタイプA(酸処理ゼラチン)またはタイプB(アルカリ処理ゼラチン)であることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、前記ゼラチンが高分子量ゼラチンを具えることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法において、前記創傷組織が、外科的に切開した組織、外科的に修復した組織、及び外傷組織からなる群から選択された組織であることを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項1に記載の方法が更に、前記組織からの出血またはその他の身体流体の漏れを低減するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法が更に、前記組織において止血またはその他の身体流体の漏れの停止を誘発するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1に記載の方法において、前記創傷が出血しているか、あるいは別の身体流体が漏れているかしており、前記創傷組織を治療するステップが、前記創傷部位に前記組成物を適用して、ゼラチン鎖と組織外細胞マトリックスの内因性コラーゲンとの間でインサイチュウ架橋を促進して、身体流体の漏れあるいは出血に対するバリヤを作るステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法が更に、生体模倣血栓を形成するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項1に記載の方法において、前記組成物を適用するステップが:
前記ゼラチンと前記トランスグルタミナーゼを混合して混合物を形成するステップと;
当該混合物を前記組織に適用するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項21】
哺乳動物の創傷に止血を誘発する方法において、当該方法が、前記創傷にゼラチンとトランスグルタミナーゼを具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項22】
損傷を受けた血管の部位に生体模倣血栓の形成を誘発する方法において、前記創傷にゼラチンとトランスグルタミナーゼを具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項23】
ゼラチンとトランスグルタミナーゼを具える組成物において、前記ゼラチンの量と前記トランスグルタミナーゼの量の比が、哺乳動物に生体模倣血栓の形成を誘発するように選択されていることを特徴とする組成物。
【請求項24】
ゼラチンと非毒性架橋剤の組み合わせを具える組成物において、前記ゼラチンの量と前記非毒性架橋剤の量の比が、哺乳動物の創傷における出血を低減するのに十分であることを特徴とする組成物。
【請求項25】
請求項24に記載の組成物において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする組成物。
【請求項26】
請求項25に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼがトランスグルタミナーゼ組成物の一部として加えられており、ゼラチンとトランスグルタミナーゼ組成物の重量比が約1:1乃至約300:1の範囲になることを特徴とする組成物。
【請求項27】
請求項26に記載の組成物において、前記比が約1:1乃至約100:1の間であることを特徴とする組成物。
【請求項28】
請求項27に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約40U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項29】
請求項28に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約80U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項30】
請求項29に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約200U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項31】
請求項30に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約400U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項32】
請求項31に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約800U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項33】
請求項25に記載の組成物において、前記ゼラチン−トランスグルタミナーゼ組成物中の前記トランスグルタミナーゼの活性が、ゼラチンの約25乃至約400U/gであることを特徴とする組成物。
【請求項34】
請求項33に記載の組成物において、前記活性がゼラチンの約40乃至約200U/g出あることを特徴とする組成物。
【請求項35】
請求項26に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼが、植物、遺伝子組み換え、動物、あるいは微生物由来の、ファクタXIIIから取り出した血液以外のトランスグルタミナーゼであることを特徴とする組成物。
【請求項36】
請求項35に記載の組成物において、更に安定剤あるいは充填剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項37】
請求項35に記載の組成物において、前記組成物が5乃至8の範囲のpHを有することを特徴とする組成物。
【請求項38】
請求項25に記載の組成物において、前記ゼラチンが動物起源、遺伝子組み換え起源、あるいはこれらの組み合わせから生成したものであることを特徴とする組成物。
【請求項39】
請求項38に記載の組成物において、前記動物起源が、魚類及び哺乳類からなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項40】
請求項39に記載の組成物において、前記哺乳類が豚及びウシからなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項41】
請求項40に記載の組成物において、前記ゼラチンが豚の皮膚、あるいは豚の骨、またはこれらの組み合わせを具えることを特徴とする組成物。
【請求項42】
請求項41に記載の組成物において、前記ゼラチンがタイプA(酸処理ゼラチン)またはタイプB(アルカリ処理ゼラチン)であることを特徴とする組成物。
【請求項43】
請求項41に記載の組成物において、前記ゼラチンが高分子量ゼラチンを具えることを特徴とする組成物。
【請求項44】
請求項39に記載の組成物において、前記ゼラチンが、少なくとも約250のブルームを有することを特徴とする組成物。
【請求項45】
請求項39に記載の組成物において、前記魚類が、冷水種の魚類を具えることを特徴とする組成物。
【請求項46】
請求項38に記載の組成物において、前記遺伝子組み換えゼラチンが、バクテリア、イースト、動物、昆虫または植物系、あるいはあらゆるタイプの細胞培養を用いて生成したものであることを特徴とする組成物。
【請求項47】
請求項38に記載の組成物において、前記ゼラチンが精製され塩分を除去したものであることを特徴とする組成物。
【請求項48】
請求項38に記載の組成物において、前記ゼラチンが少なくとも一の調整した、オーダーメイドの、あるいは予め決められた特徴を有することを特徴とする組成物。
【請求項49】
請求項38に記載の組成物において、前記ゼラチンが熱可逆性ゲル化しないことを特徴とする組成物。
【請求項50】
ゼラチンと、非毒性架橋剤を具えることを特徴とする止血剤又は身体流体シーリング剤。
【請求項51】
請求項50に記載の止血剤又は身体流体シーリング剤において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする止血剤又は身体流体シーリング剤。
【請求項52】
請求項51に記載の止血剤又は身体流体シーリング剤において、前記組み合わせが凝集したゼラチンとトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする止血剤又は身体流体シーリング剤。
【請求項53】
請求項1乃至52のいずれか1項に記載の方法又は組成物において、前記トランスグルタミナーゼが選択的に、ストレプトバーティシリウムバルダチ(Streptoverticillium Baldaccii)、ストレプトマイシスハイグロスコピカス(Sreptomyces Hygroscopicus)菌株、あるいは大腸菌のうちの一又はそれ以上から抽出できることを特徴とする方法又は組成物。
【請求項54】
創傷組織に止血を誘発する及び/又は創傷部位をシーリングする方法において、前記組織に、架橋タンパク質基質と非毒性架橋剤を具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする方法。
【請求項56】
請求項55に記載の方法において、前記基質が、トランスグルタミナーゼ架橋部位を有する一又はそれ以上の剛性ポリマーシーケンスを具えることを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項56に記載の方法において、前記基質が、少なくとも一のトランスグルタミナーゼ架橋部位を具える変成ポリペプチドを具えることを特徴とする方法。
【請求項58】
止血を誘発する及び/又は創傷をシーリングする組成物において、当該組成物がゼラチンとトランスグルタミナーゼの混合物を具え、前記混合物が、前記ゼラチンが、標準的な動物ゼラチンの自然ゾル−ゲル転移温度より低い温度でトランスグルタミナーゼと共に溶液を形成するように変性されていることを特徴とする組成物。
【請求項59】
請求項58に記載の組成物において、前記ゼラチンが、低減されたゾル−ゲル転移温度を有するように変性されていることを特徴とする組成物。
【請求項60】
請求項58または59に記載の組成物が更に、前記混合物中の前記ゼラチンの溶解度を上げる添加剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項61】
請求項58乃至60のいずれか1項に記載の組成物が更に、前記ゼラチンのゾル−ゲル転移温度を低減する添加物を具えることを特徴とする組成物。
【請求項62】
請求項61に記載の組成物が更に、可塑剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項63】
請求項62に記載の組成物において、前記可塑剤が、多価アルコール、グリセリン、グリセロール、キシリトール、スクロース、ソルビトール、トリエタノールアミン、レソルシン、チオジグリコール、トルエンスルホン酸(toluenesulphoacid)のナトリウム塩、ブチレングリコール、硝酸尿素、チオ尿素、尿素、グルタミン酸、アスパラギン酸、バリン、グリシン、KSCN、KIおよびLiBrからなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項64】
請求項63に記載の組成物において、グリセロールの濃度比範囲が、約0.5:1乃至約5:1 グリセロール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴とする組成物。
【請求項65】
請求項64に記載の組成物において、前記濃度比範囲が、約1:1乃至約2:1 グリセロール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項66】
請求項63に記載の組成物において、前記濃度比範囲が、約0.5:1乃至約5:1 ソルビトール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項67】
請求項66に記載の組成物において、前記濃度比範囲が、約1:1乃至約3:1 ソルビトール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項68】
請求項63に記載の組成物において、尿素の前記濃度比範囲が、約1:2乃至約2:2 尿素:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項69】
請求項61乃至68のいずれか1項に記載の組成物が、更に、pH調整剤及びイオン濃度調整剤からなる群から選択された調整剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項70】
請求項69に記載の組成物において、前記pH調整剤が、約1.5乃至約5.0、又は、約7.0乃至約9.0の範囲のpHを提供することを特徴とする組成物。
【請求項71】
請求項69に記載の組成物が更に、塩を具えることを特徴とする組成物。
【請求項72】
請求項61乃至71のいずれか1項に記載の組成物がさらに、トレハロース、炭水化物、マンニトール炭水化物、あるいはスプレー乾燥、凍結乾燥、またはその他のタンパク質乾燥を安定化させるその他の炭水化物を具えることを特徴とする組成物。
【請求項73】
請求項61乃至72のいずれかに記載の組成物が更に、変成剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項74】
請求項73に記載の組成物において、前記変成剤が、塩酸グアニジンと尿素からなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項75】
請求項74に記載の組成物において、濃度比範囲が、約1:2乃至約2:2 GuCl:ゼラチン、重量/重量であることを特徴とする組成物。
【請求項76】
請求項74に記載の組成物において、濃度比範囲が、約0.5:1乃至約1:1 尿素:ゼラチン、重量/重量であることを特徴とする組成物。
【請求項77】
請求項61乃至76のいずれか1項に記載の組成物が更に、還元剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項78】
請求項77に記載の組成物において、前記還元剤が、塩酸マグネシウムと、イドロキノンからなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項79】
請求項78に記載の組成物において、前記ハイドロキノンが、前記混合物の溶液中に、約0.2乃至約0.5Mの濃度で存在することを特徴とする組成物。
【請求項80】
請求項79に記載の組成物において、前記濃度が、約0.3乃至約0.4Mであることを特徴とする組成物。
【請求項81】
請求項78に記載の組成物において、前記塩酸マグネシウムが、前記混合物の溶液中に、約2乃至約4Mの濃度で存在することを特徴とする組成物。
【請求項82】
請求項81に記載の組成物において、前記濃度が、約2.5乃至約3.5Mであることを特徴とする組成物。
【請求項83】
請求項61乃至82のいずれか1項に記載の組成物が更に、発熱剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項84】
請求項83に記載の組成物において、前記発熱剤が、塩化カルシウム、その他のカルシウム塩、塩化マグネシウム、金属酸化物/ゼオライト、あるいはこれらの組み合わせを具えることを特徴とする組成物。
【請求項85】
請求項84に記載の組成物において、前記塩化カルシウムは、周囲温度以上の温度で、摂氏温度の各上昇について、前記混合溶液1mLあたり約0.2乃至約0.7gの量の塩化カルシウムが存在することを特徴とする組成物。
【請求項86】
請求項61乃至85のいずれか1項に記載の組成物が更に、ゼラチン特異的プロテアーゼを具えることを特徴とする組成物。
【請求項87】
請求項61乃至85のいずれか1項に記載の組成物が更に、プロテアーゼ阻害剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項88】
請求項61乃至87のいずれか1項に記載の組成物が更に、追加の止血剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項89】
請求項88に記載の組成物において、前記追加の止血剤がさらに、アルブミン、コラーゲン、フィブリン、トロンビン、キトサン、硫酸鉄、あるいはその他の硫酸塩のうちの一又はそれ以上を具えることを特徴とする組成物。
【請求項90】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)第1のゼラチン層と;(ii)前記第1のゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;(iii)前記トランスグルタミナーゼ層に隣接する第2のゼラチン層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記第1のゼラチン層及び/又は前記第2のゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項91】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)再吸収可能な又は再吸収不可能な材料層と;(ii)前記材料層に隣接する第1のゼラチン層と;(iii)前記第1のゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;(iv)前記トランスグルタミナーゼ層に隣接する第2のゼラチン層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記第1のゼラチン層及び/又は前記第2のゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項92】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)ゼラチン層と;(ii)前記ゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記ゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項93】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)再吸収可能な又は再吸収不可能な材料層と;(ii)前記材料層に隣接するゼラチン層と;(iii)前記ゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記ゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項94】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)ゼラチン層と;(ii)前記ゼラチン層に隣接する再吸収可能な又は再吸収不可能な材料層と;(iii)前記材料層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記ゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項95】
請求項90乃至94のいずれか1項に記載の止血またはシーリングドレッシングが更に、支持材を具えることを特徴とするドレッシング。
【請求項96】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)再吸収可能な又は再吸収不可能なマトリックスと;(ii)ゼラチンと;(iii)トランスグルタミナーゼと;を具え、前記ゼラチンとトランスグルタミナーゼが前記マトリックス内に一体化されていることを特徴とするドレッシング。
【請求項97】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)多孔性の再吸収可能な又は再吸収不可能なマトリックスと;(ii)ゼラチンと;(iii)トランスグルタミナーゼと;を具え、前記ゼラチンとトランスグルタミナーゼが前記マトリックス内に接着されていることを特徴とするドレッシング。
【請求項98】
ヒトまたは下等哺乳類の身体に挿入する医療デバイスにおいて、止血剤、あるいはシーリング剤、または請求項1乃至97のいずれか1項に記載の組成物を具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項99】
請求項98に記載の医療デバイスにおいて、脈管カテーテルを具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項100】
ヒトまたは下等哺乳類の身体に局所適用する医療デバイスにおいて、止血剤、あるいはシーリング剤、または請求項1乃至99のいずれか1項に記載の組成物を具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項101】
請求項100に記載の医療デバイスにおいて、加圧スプレー又は泡を具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項102】
請求項16に記載の方法において、前記身体流体が、脳脊髄液、腸液、空気、胆液、及び尿からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項1】
創傷組織を治療する方法において、前記組織に、ゼラチンと非毒性架橋剤を具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼがトランスグルタミナーゼ組成物の一部として含有されており、ゼラチンとトランスグルタミナーゼ組成物の重量比が、約1:1乃至約300:1の範囲であることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が少なくとも約40U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が少なくとも約800U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項2に記載の方法において、前記ゼラチン−トランスグルタミナーゼ組成物中のトランスグルタミナーゼの活性が、ゼラチンの約25乃至約400U/gであることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、前記活性がゼラチンの約40乃至約200U/gであることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項2に記載の方法において、前記トランスグルタミナーゼが、植物、遺伝子組み換え動物、あるいは微生物由来の、ファクタXIIIから取り出した血液以外のトランスグルタミナーゼであることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法において、前記組成物が5乃至8の範囲のpHを有することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、前記ゼラチンが動物起源、遺伝子組み換え起源、あるいはこれらの組み合わせから生成したものであることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、前記動物起源が、魚類及び哺乳類からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、前記哺乳類が豚及びウシからなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法において、前記ゼラチンがタイプA(酸処理ゼラチン)またはタイプB(アルカリ処理ゼラチン)であることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、前記ゼラチンが高分子量ゼラチンを具えることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法において、前記創傷組織が、外科的に切開した組織、外科的に修復した組織、及び外傷組織からなる群から選択された組織であることを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項1に記載の方法が更に、前記組織からの出血またはその他の身体流体の漏れを低減するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法が更に、前記組織において止血またはその他の身体流体の漏れの停止を誘発するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1に記載の方法において、前記創傷が出血しているか、あるいは別の身体流体が漏れているかしており、前記創傷組織を治療するステップが、前記創傷部位に前記組成物を適用して、ゼラチン鎖と組織外細胞マトリックスの内因性コラーゲンとの間でインサイチュウ架橋を促進して、身体流体の漏れあるいは出血に対するバリヤを作るステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法が更に、生体模倣血栓を形成するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項1に記載の方法において、前記組成物を適用するステップが:
前記ゼラチンと前記トランスグルタミナーゼを混合して混合物を形成するステップと;
当該混合物を前記組織に適用するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項21】
哺乳動物の創傷に止血を誘発する方法において、当該方法が、前記創傷にゼラチンとトランスグルタミナーゼを具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項22】
損傷を受けた血管の部位に生体模倣血栓の形成を誘発する方法において、前記創傷にゼラチンとトランスグルタミナーゼを具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項23】
ゼラチンとトランスグルタミナーゼを具える組成物において、前記ゼラチンの量と前記トランスグルタミナーゼの量の比が、哺乳動物に生体模倣血栓の形成を誘発するように選択されていることを特徴とする組成物。
【請求項24】
ゼラチンと非毒性架橋剤の組み合わせを具える組成物において、前記ゼラチンの量と前記非毒性架橋剤の量の比が、哺乳動物の創傷における出血を低減するのに十分であることを特徴とする組成物。
【請求項25】
請求項24に記載の組成物において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする組成物。
【請求項26】
請求項25に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼがトランスグルタミナーゼ組成物の一部として加えられており、ゼラチンとトランスグルタミナーゼ組成物の重量比が約1:1乃至約300:1の範囲になることを特徴とする組成物。
【請求項27】
請求項26に記載の組成物において、前記比が約1:1乃至約100:1の間であることを特徴とする組成物。
【請求項28】
請求項27に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約40U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項29】
請求項28に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約80U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項30】
請求項29に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約200U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項31】
請求項30に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約400U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項32】
請求項31に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼ組成物が、少なくとも約800U/gmの特定の活性レベルを有することを特徴とする組成物。
【請求項33】
請求項25に記載の組成物において、前記ゼラチン−トランスグルタミナーゼ組成物中の前記トランスグルタミナーゼの活性が、ゼラチンの約25乃至約400U/gであることを特徴とする組成物。
【請求項34】
請求項33に記載の組成物において、前記活性がゼラチンの約40乃至約200U/g出あることを特徴とする組成物。
【請求項35】
請求項26に記載の組成物において、前記トランスグルタミナーゼが、植物、遺伝子組み換え、動物、あるいは微生物由来の、ファクタXIIIから取り出した血液以外のトランスグルタミナーゼであることを特徴とする組成物。
【請求項36】
請求項35に記載の組成物において、更に安定剤あるいは充填剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項37】
請求項35に記載の組成物において、前記組成物が5乃至8の範囲のpHを有することを特徴とする組成物。
【請求項38】
請求項25に記載の組成物において、前記ゼラチンが動物起源、遺伝子組み換え起源、あるいはこれらの組み合わせから生成したものであることを特徴とする組成物。
【請求項39】
請求項38に記載の組成物において、前記動物起源が、魚類及び哺乳類からなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項40】
請求項39に記載の組成物において、前記哺乳類が豚及びウシからなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項41】
請求項40に記載の組成物において、前記ゼラチンが豚の皮膚、あるいは豚の骨、またはこれらの組み合わせを具えることを特徴とする組成物。
【請求項42】
請求項41に記載の組成物において、前記ゼラチンがタイプA(酸処理ゼラチン)またはタイプB(アルカリ処理ゼラチン)であることを特徴とする組成物。
【請求項43】
請求項41に記載の組成物において、前記ゼラチンが高分子量ゼラチンを具えることを特徴とする組成物。
【請求項44】
請求項39に記載の組成物において、前記ゼラチンが、少なくとも約250のブルームを有することを特徴とする組成物。
【請求項45】
請求項39に記載の組成物において、前記魚類が、冷水種の魚類を具えることを特徴とする組成物。
【請求項46】
請求項38に記載の組成物において、前記遺伝子組み換えゼラチンが、バクテリア、イースト、動物、昆虫または植物系、あるいはあらゆるタイプの細胞培養を用いて生成したものであることを特徴とする組成物。
【請求項47】
請求項38に記載の組成物において、前記ゼラチンが精製され塩分を除去したものであることを特徴とする組成物。
【請求項48】
請求項38に記載の組成物において、前記ゼラチンが少なくとも一の調整した、オーダーメイドの、あるいは予め決められた特徴を有することを特徴とする組成物。
【請求項49】
請求項38に記載の組成物において、前記ゼラチンが熱可逆性ゲル化しないことを特徴とする組成物。
【請求項50】
ゼラチンと、非毒性架橋剤を具えることを特徴とする止血剤又は身体流体シーリング剤。
【請求項51】
請求項50に記載の止血剤又は身体流体シーリング剤において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする止血剤又は身体流体シーリング剤。
【請求項52】
請求項51に記載の止血剤又は身体流体シーリング剤において、前記組み合わせが凝集したゼラチンとトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする止血剤又は身体流体シーリング剤。
【請求項53】
請求項1乃至52のいずれか1項に記載の方法又は組成物において、前記トランスグルタミナーゼが選択的に、ストレプトバーティシリウムバルダチ(Streptoverticillium Baldaccii)、ストレプトマイシスハイグロスコピカス(Sreptomyces Hygroscopicus)菌株、あるいは大腸菌のうちの一又はそれ以上から抽出できることを特徴とする方法又は組成物。
【請求項54】
創傷組織に止血を誘発する及び/又は創傷部位をシーリングする方法において、前記組織に、架橋タンパク質基質と非毒性架橋剤を具える組成物を適用するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法において、前記非毒性架橋剤がトランスグルタミナーゼを具えることを特徴とする方法。
【請求項56】
請求項55に記載の方法において、前記基質が、トランスグルタミナーゼ架橋部位を有する一又はそれ以上の剛性ポリマーシーケンスを具えることを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項56に記載の方法において、前記基質が、少なくとも一のトランスグルタミナーゼ架橋部位を具える変成ポリペプチドを具えることを特徴とする方法。
【請求項58】
止血を誘発する及び/又は創傷をシーリングする組成物において、当該組成物がゼラチンとトランスグルタミナーゼの混合物を具え、前記混合物が、前記ゼラチンが、標準的な動物ゼラチンの自然ゾル−ゲル転移温度より低い温度でトランスグルタミナーゼと共に溶液を形成するように変性されていることを特徴とする組成物。
【請求項59】
請求項58に記載の組成物において、前記ゼラチンが、低減されたゾル−ゲル転移温度を有するように変性されていることを特徴とする組成物。
【請求項60】
請求項58または59に記載の組成物が更に、前記混合物中の前記ゼラチンの溶解度を上げる添加剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項61】
請求項58乃至60のいずれか1項に記載の組成物が更に、前記ゼラチンのゾル−ゲル転移温度を低減する添加物を具えることを特徴とする組成物。
【請求項62】
請求項61に記載の組成物が更に、可塑剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項63】
請求項62に記載の組成物において、前記可塑剤が、多価アルコール、グリセリン、グリセロール、キシリトール、スクロース、ソルビトール、トリエタノールアミン、レソルシン、チオジグリコール、トルエンスルホン酸(toluenesulphoacid)のナトリウム塩、ブチレングリコール、硝酸尿素、チオ尿素、尿素、グルタミン酸、アスパラギン酸、バリン、グリシン、KSCN、KIおよびLiBrからなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項64】
請求項63に記載の組成物において、グリセロールの濃度比範囲が、約0.5:1乃至約5:1 グリセロール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴とする組成物。
【請求項65】
請求項64に記載の組成物において、前記濃度比範囲が、約1:1乃至約2:1 グリセロール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項66】
請求項63に記載の組成物において、前記濃度比範囲が、約0.5:1乃至約5:1 ソルビトール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項67】
請求項66に記載の組成物において、前記濃度比範囲が、約1:1乃至約3:1 ソルビトール:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項68】
請求項63に記載の組成物において、尿素の前記濃度比範囲が、約1:2乃至約2:2 尿素:ゼラチン、重量/重量であることを特徴ととする組成物。
【請求項69】
請求項61乃至68のいずれか1項に記載の組成物が、更に、pH調整剤及びイオン濃度調整剤からなる群から選択された調整剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項70】
請求項69に記載の組成物において、前記pH調整剤が、約1.5乃至約5.0、又は、約7.0乃至約9.0の範囲のpHを提供することを特徴とする組成物。
【請求項71】
請求項69に記載の組成物が更に、塩を具えることを特徴とする組成物。
【請求項72】
請求項61乃至71のいずれか1項に記載の組成物がさらに、トレハロース、炭水化物、マンニトール炭水化物、あるいはスプレー乾燥、凍結乾燥、またはその他のタンパク質乾燥を安定化させるその他の炭水化物を具えることを特徴とする組成物。
【請求項73】
請求項61乃至72のいずれかに記載の組成物が更に、変成剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項74】
請求項73に記載の組成物において、前記変成剤が、塩酸グアニジンと尿素からなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項75】
請求項74に記載の組成物において、濃度比範囲が、約1:2乃至約2:2 GuCl:ゼラチン、重量/重量であることを特徴とする組成物。
【請求項76】
請求項74に記載の組成物において、濃度比範囲が、約0.5:1乃至約1:1 尿素:ゼラチン、重量/重量であることを特徴とする組成物。
【請求項77】
請求項61乃至76のいずれか1項に記載の組成物が更に、還元剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項78】
請求項77に記載の組成物において、前記還元剤が、塩酸マグネシウムと、イドロキノンからなる群から選択されることを特徴とする組成物。
【請求項79】
請求項78に記載の組成物において、前記ハイドロキノンが、前記混合物の溶液中に、約0.2乃至約0.5Mの濃度で存在することを特徴とする組成物。
【請求項80】
請求項79に記載の組成物において、前記濃度が、約0.3乃至約0.4Mであることを特徴とする組成物。
【請求項81】
請求項78に記載の組成物において、前記塩酸マグネシウムが、前記混合物の溶液中に、約2乃至約4Mの濃度で存在することを特徴とする組成物。
【請求項82】
請求項81に記載の組成物において、前記濃度が、約2.5乃至約3.5Mであることを特徴とする組成物。
【請求項83】
請求項61乃至82のいずれか1項に記載の組成物が更に、発熱剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項84】
請求項83に記載の組成物において、前記発熱剤が、塩化カルシウム、その他のカルシウム塩、塩化マグネシウム、金属酸化物/ゼオライト、あるいはこれらの組み合わせを具えることを特徴とする組成物。
【請求項85】
請求項84に記載の組成物において、前記塩化カルシウムは、周囲温度以上の温度で、摂氏温度の各上昇について、前記混合溶液1mLあたり約0.2乃至約0.7gの量の塩化カルシウムが存在することを特徴とする組成物。
【請求項86】
請求項61乃至85のいずれか1項に記載の組成物が更に、ゼラチン特異的プロテアーゼを具えることを特徴とする組成物。
【請求項87】
請求項61乃至85のいずれか1項に記載の組成物が更に、プロテアーゼ阻害剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項88】
請求項61乃至87のいずれか1項に記載の組成物が更に、追加の止血剤を具えることを特徴とする組成物。
【請求項89】
請求項88に記載の組成物において、前記追加の止血剤がさらに、アルブミン、コラーゲン、フィブリン、トロンビン、キトサン、硫酸鉄、あるいはその他の硫酸塩のうちの一又はそれ以上を具えることを特徴とする組成物。
【請求項90】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)第1のゼラチン層と;(ii)前記第1のゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;(iii)前記トランスグルタミナーゼ層に隣接する第2のゼラチン層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記第1のゼラチン層及び/又は前記第2のゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項91】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)再吸収可能な又は再吸収不可能な材料層と;(ii)前記材料層に隣接する第1のゼラチン層と;(iii)前記第1のゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;(iv)前記トランスグルタミナーゼ層に隣接する第2のゼラチン層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記第1のゼラチン層及び/又は前記第2のゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項92】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)ゼラチン層と;(ii)前記ゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記ゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項93】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)再吸収可能な又は再吸収不可能な材料層と;(ii)前記材料層に隣接するゼラチン層と;(iii)前記ゼラチン層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記ゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項94】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)ゼラチン層と;(ii)前記ゼラチン層に隣接する再吸収可能な又は再吸収不可能な材料層と;(iii)前記材料層に隣接するトランスグルタミナーゼ層と;を具え、前記トランスグルタミナーゼ層が前記ゼラチン層と同延または非同延であることを特徴とするドレッシング。
【請求項95】
請求項90乃至94のいずれか1項に記載の止血またはシーリングドレッシングが更に、支持材を具えることを特徴とするドレッシング。
【請求項96】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)再吸収可能な又は再吸収不可能なマトリックスと;(ii)ゼラチンと;(iii)トランスグルタミナーゼと;を具え、前記ゼラチンとトランスグルタミナーゼが前記マトリックス内に一体化されていることを特徴とするドレッシング。
【請求項97】
止血またはシーリングドレッシングにおいて:(i)多孔性の再吸収可能な又は再吸収不可能なマトリックスと;(ii)ゼラチンと;(iii)トランスグルタミナーゼと;を具え、前記ゼラチンとトランスグルタミナーゼが前記マトリックス内に接着されていることを特徴とするドレッシング。
【請求項98】
ヒトまたは下等哺乳類の身体に挿入する医療デバイスにおいて、止血剤、あるいはシーリング剤、または請求項1乃至97のいずれか1項に記載の組成物を具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項99】
請求項98に記載の医療デバイスにおいて、脈管カテーテルを具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項100】
ヒトまたは下等哺乳類の身体に局所適用する医療デバイスにおいて、止血剤、あるいはシーリング剤、または請求項1乃至99のいずれか1項に記載の組成物を具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項101】
請求項100に記載の医療デバイスにおいて、加圧スプレー又は泡を具えることを特徴とする医療デバイス。
【請求項102】
請求項16に記載の方法において、前記身体流体が、脳脊髄液、腸液、空気、胆液、及び尿からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10AB】
【図10CD】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10AB】
【図10CD】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【公表番号】特表2010−521994(P2010−521994A)
【公表日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541417(P2009−541417)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/025726
【国際公開番号】WO2008/076407
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(509163787)ライフボンド リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/025726
【国際公開番号】WO2008/076407
【国際公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(509163787)ライフボンド リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
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