説明

ソーシャルネットワークサービス

【課題】ソーシャルネットワークサービスを提供する。
【解決手段】 複数のユーザが、音声、映像、または意思疎通機器を介して意思疎通する。複数のユーザが音声を介して意思疎通する方法としては、IP電話を用いる方法が考えられる。また、複数のユーザが映像を介して意思疎通する方法としてはテレビ電話を用いる方法が考えられる。さらに、複数のユーザが意思疎通機器を介して意思疎通する方法としては、意思疎通機器としてロボットを用いる方法が考えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、ソーシャルネットワークサービスに関する。
【背景技術】
近年、インターネット上で、ソーシャルネットワークサービス(SNS)が拡大している。
【特許文献1】 特開2006−023876号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在のSNSでは、テキストデータのみの意思疎通しかできない。このため、ユーザは、意思疎通をはかる相手がどのような反応をしているのか把握することができず、不安を感じながら、意思疎通することになってしまう。
本発明は、ユーザ同士が意思疎通をはかる際に、従来感じていた不安を解消することができるソーシャルネットワークサービスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るソーシャルネットワークサービスは、複数のユーザが音声、映像、または意思疎通機器を介して意思疎通することを特徴としている。
【発明の効果】
上記構成によれば、ユーザは、テキストデータのみならず、音声、映像、または意思疎通機器を介して意思疎通することができるので、ユーザは、相手の声を聞いたり、相手の顔の表情等を観たりしながら意思疎通することができるので、従来感じていたような意思疎通時の不安感を解消することができる。
また、インターネットユーザは、「あるSNSでは、音声、映像、意思疎通機器を貸して意思疎通することができる」との情報を知ると、当該インターネットユーザは、当該SNSに参加したくなり、実際に参加することが予想される。したがって、当該SNSはユーザを獲得することができる。以上より、本発明によれば、SNSの活性化をはかることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るソーシャルネットワークサービス(SNS)について説明する。
<第1の実施の形態>
はじめに、第1の実施の形態に係るSNSについて説明する。
第1の実施の形態に係るSNSは、複数のユーザが、音声を介して意思疎通する。
たとえば、複数のユーザが音声を介して意思疎通する方法としては、IP電話を用いる方法が考えられる。
ユーザAがユーザBと意思疎通をはかりたい場合には、ユーザAは、ユーザBのぺージにいって、「ユーザBとIP電話する」というボタンをクリックする。すると、ユーザAとユーザBとの回線がつながり、ユーザAとユーザBとは、IP電話によって意思疎通をはかることができる。
これにより、ユーザAとユーザBは、相手の声を聞きながら意思疎通することができるので、従来感じていたような意思疎通時の不安感については解消されることになる。
また、インターネットユーザは、「あるSNSでは、音声を介して意思疎通することができる」との情報を知ると、当該インターネットユーザは、当該SNSに参加したくなり、実際に参加することが予想される。したがって、当該SNSは多くのユーザを獲得することができる。以上より、第1の実施の形態によれば、SNSの活性化をはかることができる。
<第2の実施の形態>
つぎに、第2の実施の形態に係るSNSについて説明する。
第2の実施の形態に係るSNSは、複数のユーザが、映像を介して意思疎通する。
たとえば、複数のユーザが映像を介して意思疎通する方法としては、テレビ電話を用いる方法が考えられる。
ユーザAがユーザBと意思疎通をはかりたい場合には、ユーザAは、ユーザBのページにいって、「ユーザBとテレビ電話する」というボタンをクリックする。すると、ユーザAとユーザBとの回線がつながり、ユーザAとユーザBとは、テレビ電話によって意思疎通をはかることができる。
これにより、ユーザAとユーザBは、テレビ電話で相手の表情を観ながら意思疎通することができるので、従来感じていたような意思疎通時の不安感については解消されることになる。
また、インターネットユーザは、「あるSNSでは、映像を介して意思疎通することができる」との情報を知ると、当該インターネットユーザは、当該SNSに参加したくなり、実際に参加することが予想される。したがって、当該SNSは多くのユーザを獲得することができる。以上より、第2の実施の形態によれば、SNSの活性化をはかることができる。
<第3の実施の形態>
つぎに、第3の実施の形態に係るSNSについて説明する。
第3の実施の形態に係るSNSは、複数のユーザが、意思疎通機器を介して意思疎通する。
たとえば、複数のユーザが意思疎通機器を介して意思疎通する方法としては、意思疎通機器としてロボットを用いる方法が考えられる。
ここで、ロボットは、たとえばユーザAとユーザBのコンピュータにそれぞれ接続されているものとする。
ユーザAがユーザBと意思疎通をはかりたい場合には、ユーザAは、ユーザBのページにいって、「ユーザBとロボットで意思疎通する」というボタンをクリックする。すると、ユーザAとユーザBとの回線がつながり、ユーザAとユーザBとは、ロボットによって意思疎通をはかることができる。
具体的に説明すると、ユーザAが管理画面において、「右手をあげる。」というボタンをクリックすると、ユーザBのコンピュータに接続されているロボットが右手をあげる動作を実行する。
これに対し、ユーザBが管理画面において、「お辞儀する。」というボタンをクリックすると、ユーザAのコンピュータに接続されているロボットがお辞儀をする動作を実行する。
これにより、ユーザAとユーザBは、ロボットの動作をみながら、意思疎通することができるので、従来感じていたような意思疎通時の不安感については解消されることになる。
また、インターネットユーザは、「あるSNSでは、ロボットを介して意思疎通することができる」との情報を知ると、当該インターネットユーザは、当該SNSに参加したくなり、実際に参加することが予想される。したがって、当該SNSは多くのユーザを獲得することができる。以上より、第3の実施の形態によれば、SNSの活性化をはかることができる。
<変形例>
以上、各実施の形態において、本発明に係るソーシャルネットワークサービスについて説明したが、上述した文言に限定されず、たとえば以下のような変形例も含まれる。
(1)上記においては、第1の実施の形態では、音声のみを介して意思疎通すること、第2の実施の形態においては、映像のみを介して意思疎通すること、第3の実施の形態では、意思疎通機器のみを介して意思疎通することについて説明したがこれに限定されない。
たとえば、音声および映像を介して複数のユーザが意思疎通する構成であってもよいし、また、音声、映像、および意思疎通機器を介して複数のユーザが意思疎通する構成としてもよい。
(2)上記においては、音声を介して意思疎通をする際に、IP電話を用いる構成について説明しているが、これに限定されない。
たとえば、音声を介して意思疎通する際に、ラジオ通信を用いてもよいし、テキストデータを入力すると、相手のコンピュータでは、当該テキストデータを音声に変換して音声情報として出力する構成であってもよい。
(3)上記においては、映像を介して意思疎通する際に、テレビ電話を用いる構成について説明しているが、これに限定されない。
たとえば、映像を介して意思疎通する際に、テキストデータを入力すると、相手のコンピュータでは、当該テキストデータを映像に変換して映像情報として出力する構成であってもよい。
(4)上記においては、意思疎通機器を介して意思疎通する際に、ロボットを用いる構成について説明しているが、これに限定されない。
意思疎通機器としては、ロボットのほかに、入力信号に応じてさまざまな香りを発する香り生成装置や、入力信号に応じてさまざまな音を発生する音生成装置などが考えられる。
また、ロボットを介して意思疎通する際に、テキストデータを入力すると、相手のコンピュータに接続されたロボットが、当該テキストデータに従って動作を実行する構成であってもよい。
(5)上述したSNSにおいて、コミュニティを作成した場合に、当該コミュニティの名称を説明する説明文が自動に生成される構成が好ましい。
たとえば、「ロボット」という名称のコミュニティを作成した場合に、「ロボットとは、〜である。」という説明文が自動に生成される構成が好ましい。説明文の生成の仕方としては、コミュニティの名称を辞書データベースから該当する説明文を引用する方法が考えられる。これにより、コミュニティの質が向上する。
(6)上述したSNSにおいて、コミュニティを作成した場合に、当該コミュニティの名称に関連するアフィリエイトリンクが自動に生成される構成が好ましい。
たとえば、「ロボット」という名称のコミュニティを作成した場合に、楽天市場で「ロボット」と検索した検索結果を表示するアフィリエイトリンクが生成される構成が好ましい。これにより、ユーザは多くのコミュニティをつくって、多くのアフィリエイトリンクを獲得しようと必死になるので、コミュニティ数が増大してSNSの活性化がはかられる。
【産業上の利用可能性】
本発明は、ソーシャルネットワークサービスにおいて広く適用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザが、音声、映像、または意思疎通機器を介して意思疎通することをを特徴とするソーシャルネットワークサービス。

【公開番号】特開2008−123470(P2008−123470A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−332558(P2006−332558)
【出願日】平成18年11月10日(2006.11.10)
【出願人】(506408944)
【Fターム(参考)】