ソーティングシステム
【課題】各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができるソーティングシステムを提供する。
【解決手段】各集品部3に、コンテナXへの商品の投入個数あるいは当該集品部3に対応する店舗に関する情報を表示する個数表示器8と、全店舗の仕分け作業が終了したときに押下して納品データラベルYの発行を指示する作業終了ボタン12とを備える。そして、作業終了ボタン12を押下することにより納品データラベルYの発行が指示されたときに、その納品データラベルYが貼付されるコンテナXが配置された集品部3の個数表示器8に当該店舗に関する情報を表示させる。
【解決手段】各集品部3に、コンテナXへの商品の投入個数あるいは当該集品部3に対応する店舗に関する情報を表示する個数表示器8と、全店舗の仕分け作業が終了したときに押下して納品データラベルYの発行を指示する作業終了ボタン12とを備える。そして、作業終了ボタン12を押下することにより納品データラベルYの発行が指示されたときに、その納品データラベルYが貼付されるコンテナXが配置された集品部3の個数表示器8に当該店舗に関する情報を表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の流通過程で用いられるソーティングシステムに関し、仕分けシステムの技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品配送センター等では、各店舗からの注文に応じて受注商品を受注個数ずつ仕分ける仕分け作業が行われる。この仕分け作業を行うためのシステムに、各商品を搬送しながら各店舗向けのコンテナに受注個数ずつ投入するソーティングシステムがある。
【0003】
そして、一つの店舗へのコンテナが複数個にわたる場合に、どのコンテナにどの商品が収納されているかを表示して、各店舗における検品作業の効率化を図るものとして、例えば特許文献1に開示のソーティングシステムがある。このソーティングシステムでは、投入された商品で満杯状態となった複数個のコンテナのそれぞれに、その収納商品を表示した納品データラベルが貼付されるようになっている。
【0004】
一方、同じく一つの店舗へのコンテナが複数個にわたる場合に、配送ミスの防止や出荷管理の厳格化等の目的のため、各コンテナに貼付するラベルにコンテナの個数データを表示するものとして、例えば特許文献2に開示のソーティングシステムがある。このソーティングシステムでは、仕分け作業の終了時に、各店舗に対応付けられた集品部に配置され、商品が投入された複数個のコンテナのそれぞれに、何個口のうちの何個目のコンテナであるかを表示した個数データラベルが貼付されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−310620号公報
【特許文献2】特開平9−188403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記納品データラベルや個数データラベルを発行するラベルプリンタは、通常決まった場所に固定的に設置されている。したがって、特許文献1に記載のソーティングシステムでは、コンテナが満杯になるたびにラベルが発行されると、一方、特許文献2に記載のソーティングシステムでは、仕分け作業の終了時に、店舗ごとあるいは全店舗についてラベルが発行されると、作業者は、ラベルプリンタにより発行されたラベルを取りに行き、対応するコンテナが配置された集品部を確認の上、当該コンテナにラベルを貼付することになり、作業者の記憶に頼ることになるから、貼付ミス発生のおそれがある。
【0007】
前記問題に対しては、集品部ごとに店舗名を表示しておけばよいが、固定的な表示形態では、一日の作業においても各集品部の店舗名が変更される場合には対応することができない。それに対しては、集品部ごとに予測される複数の店舗名を表示しておく方法が考えられるが、その場合には作業者の混乱を招きかねないから、やはり貼付ミス発生のおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができるソーティングシステムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0010】
まず、請求項1に記載の発明は、各店舗に対応付けられてコンテナが配置された集品部と、コンテナに貼付されるラベルを発行するラベル発行手段と、ラベルの発行を指示するラベル発行指示手段とを有し、各店舗からの受注商品を前記集品部に配置されたコンテナに仕分けるソーティングシステムであって、各集品部に設けられて当該集品部に対応する店舗に関する情報を表示する店舗情報表示手段と、前記ラベル発行指示手段によりラベルの発行が指示されたときに、そのラベルが貼付されるコンテナが配置された集品部の店舗情報表示手段に当該店舗に関する情報を表示させる制御手段とが備えられていることを特徴とする。その場合の店舗情報には、例えば店舗名、店舗コード、配送ルート等が含まれる。
【0011】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、全店舗の仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する全店舗作業終了指示手段が設けられており、前記ラベル発行指示手段は、該全店舗作業終了指示手段で構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、各集品部に、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する店舗別作業終了指示手段が設けられており、前記ラベル発行指示手段は、該店舗別作業終了指示手段で構成されていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、各集品部に、投入された商品でコンテナが満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段が設けられており、前記ラベル発行指示手段は、該満杯指示手段で構成されていることを特徴とする。
【0014】
そして、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載のソーティングシステムにおいて、各集品部に、コンテナへの商品の投入個数を表示する個数表示器が備えられており、前記店舗情報表示手段は、該個数表示器で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
まず、請求項1に記載の発明によれば、ラベル発行指示手段によりラベルの発行が指示されると、ラベル発行手段によりラベルが発行される。そして、制御手段を備えたことにより、そのラベルが貼付される各店舗に対応付けられた集品部の店舗情報表示手段に、当該店舗に関する情報が表示される。したがって、ラベルと集品部とが自動的に対応付けられるので、作業者は、表示された店舗情報にしたがって、各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができる。
【0016】
次に、請求項2に記載の発明によれば、全店舗の仕分け作業が終了したときに、全店舗作業終了指示手段により仕分け作業の終了が指示されると、全店舗についてラベルが発行されると共に、対応する各集品部の店舗情報表示手段に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、全店舗の仕分け作業の終了時にラベルの発行及び貼付をまとめて行うことになるが、作業者は、店舗情報表示手段に表示された店舗情報にしたがって、これらのラベルを、対応する各集品部の商品が投入されたコンテナに確実に貼付することができる。
【0017】
また、請求項3に記載の発明によれば、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、店舗別作業終了指示手段により仕分け作業の終了が指示されると、当該店舗についてラベルが発行されると共に、対応する集品部の店舗情報表示手段に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、各店舗の仕分け作業の終了時にラベルの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、店舗情報表示手段に表示された店舗情報にしたがって、これらのラベルを、対応する集品部の商品が投入されたコンテナに確実に貼付することができる。さらに、各集品部に作業終了指示手段が備えられているので、店舗ごとの仕分け作業が終了すると、作業者は、仕分け作業の終了を速やかに指示することができる。
【0018】
また、請求項4に記載の発明によれば、投入された商品でコンテナが満杯状態となったときに、満杯指示手段により満杯状態が指示されると、当該コンテナについてラベルが発行されると共に、対応する集品部の店舗情報表示手段に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、コンテナが満杯になるたびにラベルの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、店舗情報表示手段に表示された店舗情報にしたがって、このラベルを、対応する集品部の商品が投入されたコンテナに確実に貼付することができる。さらに、各集品部に満杯指示手段が備えられているので、コンテナが満杯状態になると、作業者は、満杯状態になったことを速やかに指示することができる。
【0019】
そして、請求項5に記載の発明によれば、集品部に備えられた個数表示器に店舗情報表示手段の役割を兼ねさせるので、システムの複雑化が回避される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るソーティングシステムは、商品を品目別に台車1…1に積み込んで搬送する複数列(図例では3列)の商品搬送経路2…2を有し、これらの商品搬送経路2…2の両側に、店舗別に商品を集品する多数の集品部3…3が列状に配設されている。また、各商品搬送経路2の始端部近傍に、操作卓4とラベルプリンタ5とが配置されている。
【0022】
図2に示すように、各集品部3には、店舗ごとに受注商品を集品して配送するためのコンテナX…Xが配置されている。また、上方のフレーム6には、各集品部3に対応して、コンテナXへの商品の投入を指示する投入指示ランプ7と、投入個数あるいは店舗情報を表示する個数表示器8と、投入完了時に押下する完了ボタン9とを有する表示ユニット10が備えられている。そして、表示ユニット10の両側方に、コンテナXが投入された商品で満杯状態となったときに押下する満杯ボタン11と、全店舗の仕分け作業が終了したときに押下する作業終了ボタン12とがそれぞれ備えられている。なお、前記店舗情報には、例えば店舗名、店舗コード、配送ルート等が含まれる。
【0023】
そして、このソーティングシステムを統括する制御システムが備えられている。図3に示すように、この制御システムは、商品配送センターのホストコンピュータ20に接続されてシステム全体の管理を行うシステムコントローラ21を有し、このシステムコントローラ21に、前記ホストコンピュータ20から伝送された店舗ごとの受注個数、商品名、商品コード等の仕分けデータや、コンテナXへの商品投入データを記憶するためのメモリ22が設けられている。
【0024】
また、システムコントローラ21には、前記商品搬送経路2ごとに、操作卓4及びラベルプリンタ5に加えて表示コントローラ23が接続されており、この表示コントローラ23に、各集品部3に対応した表示ユニット10と満杯ボタン11と作業終了ボタン12とが接続されている。また、システムコントローラ21は、満杯ボタン11が押下された回数をカウントするカウンタとして機能すると共に、コンテナ別納品データを生成する。
【0025】
そして、ラベルプリンタ5は、図4に示す納品データラベルYを発行する。この納品データラベルYには、符号y1で示す納品先の店舗名と、符号y2で示す二次元バーコードで印字されたコンテナ別納品データと、符号y3で示す店舗コードと、符号y4で示す配送ルートと、符号y5で示すコンテナ番号と、符号y6で示すコンテナ個数データとが印字されている。なお、この実施の形態では、図2に示すように、納品データラベルYは、全店舗の仕分け作業が終了したときに一括して発行されると共に該当するコンテナXに貼付される。
【0026】
ここで、このソーティングシステムにおける作業手順の一例を、図5に基づいて説明する。なお、図5に示すフローチャートは、特定の店舗に対応する一つの集品部3に着目したときの作業に関するものである。
【0027】
まず、ステップS1で、作業開始時に、システムコントローラ21に付設されたメモリ22の店舗ごとの商品投入データの仮記憶領域がクリアされ、ステップS2で、満杯ボタン11が押下された回数をカウントするカウンタのカウント値Nがリセットされ、ステップS3で、作業者により、当該店舗の集品部3にコンテナXがセットされる。
【0028】
次に、ステップS4で、今回ソーティングしようとする商品のコード番号が当該集品部3に対応する商品搬送経路2の操作卓4に入力されることにより、この集品部3に商品の受注があれば、表示コントローラ23により表示ユニット10の投入指示ランプ7が点灯され、また、個数表示器8にコンテナXへの商品の投入個数が表示される。図6に示すように、表示ユニット10の個数表示器8は、セグメント表示により4桁の数字あるいは特定の文字が表示される構成のもので、図例では、コンテナXへの商品の投入個数が表示された様子を示す。
【0029】
次に、ステップS5で、作業者は、台車1で搬送している商品を、前記個数表示器8の表示個数だけコンテナXに投入し、完了ボタン9を押下する。このとき、表示コントローラ23により、個数表示器8の表示が消去され、投入指示ランプ7が消灯され、投入完了信号がシステムコントローラ21に送信される。
【0030】
次に、ステップS6で、投入完了信号を受信したシステムコントローラ21により、コンテナXに投入された商品の品目名、個数等の商品投入データがメモリ22に仮記憶される。
【0031】
次に、ステップS7で、今回の商品で当該店舗向けの全受注商品のソーティングが終了したか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS8で、今回の商品の投入によってコンテナXが満杯になったか否かが判定される。そして、コンテナXが満杯になっていない場合には、次回の商品について前記ステップS4〜S7が繰り返されることになる。
【0032】
このようにして、当該集品部3のコンテナXに各商品が投入されてコンテナXが満杯になったことが確認されると、ステップS9で、作業者により、満杯ボタン11が押下される。このとき、押下信号がシステムコントローラ21に送信され、ステップS10で、カウンタのカウント値Nをインクリメントし、且つステップS11で、メモリ22に仮記憶されている商品投入データに基づいて、満杯になったコンテナXの番号と投入された商品の品目名、個数等の商品投入データとでなるコンテナ別納品データが生成されると共に、ステップS12で、メモリ22における商品投入データの仮記憶領域がクリアされる。
【0033】
次に、ステップS13で、当該集品部3に対応する店舗からの全受注商品についてのソーティングが終了しているか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS3に戻り、この集品部3に新たなコンテナXがセットされると共に、ステップS4以降が繰り返される。
【0034】
このようにして、ステップS7で、全受注商品についてのソーティングが終了したと判定されると、ステップS10〜S12が実行される。すなわち、最後に商品が投入されたコンテナXが満杯であるか否かに拘わらず、カウンタのカウント値Nをインクリメントし、このコンテナXに投入された商品についての商品投入データに基づいてコンテナ別納品データが生成される。
【0035】
次に、前記ステップS13を経たのち、ステップS14で、全店舗のソーティングが終了したと判定されると、例えば各集品部3の表示ユニット10の投入指示ランプ7を点滅させることにより、全店舗のソーティングが終了したことを報知するようにしておけば、作業者は、これを認識した上で、ステップS15で、投入指示ランプ7が点滅中のいずれかの集品部3の作業終了ボタン12を押下する。
【0036】
次に、ステップS16で、生成されたコンテナ別納品データは、システムコントローラ21からラベルプリンタ5に出力され、ステップS17で、ラベルプリンタ5により、前記ステップS10におけるカウンタのカウント値Nに基づいて、全店舗につき、店舗ごとにコンテナX…Xの全個数と同枚数の納品データラベルY…Yが発行されると共に、ステップS18で、各店舗に対応する各集品部3の個数表示器8に、各店舗に関する店舗情報が表示される。図7は、個数表示器8に、前記納品データラベルYの符号y3で示すと同じ店舗コードが表示された様子を示し、図8は、個数表示器8に、前記納品データラベルYの符号y4で示すと同じ配送ルートが表示された様子を示す。
【0037】
そして、ステップS19で、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、各納品データラベルYが各コンテナXに貼付されて、全店舗についての全ての作業が終了する。
【0038】
以上のように構成したことにより、まず、作業終了ボタン12により納品データラベルYの発行が指示されると、ラベルプリンタ5により納品データラベルYが発行される。そして、システムコントローラ21を備えたことにより、その納品データラベルYが貼付される各店舗に対応付けられた集品部3の店舗情報表示手段としての個数表示器8に、当該店舗に関する情報が表示される。したがって、納品データラベルYと集品部3とが自動的に対応付けられるので、作業者は、表示された店舗情報にしたがって、各店舗向けのコンテナXに貼付するために発行された納品データラベルYを、該当するコンテナXに確実に貼付することができる。
【0039】
すなわち、本実施の形態によれば、全店舗の仕分け作業が終了したときに、全店舗作業終了指示手段としての作業終了ボタン12により仕分け作業の終了が指示されると、全店舗について納品データラベルY…Yが発行されると共に、対応する各集品部3の個数表示器8に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、全店舗の仕分け作業の終了時に納品データラベルY…Yの発行及び貼付をまとめて行うことになるが、作業者は、個数表示器8に表示された店舗コードや配送ルートのような店舗情報にしたがって、これらの納品データラベルY…Yを、対応する各集品部3の商品が投入されたコンテナX…Xに確実に貼付することができる。
【0040】
そして、集品部3に備えられた個数表示器8に店舗情報表示手段の役割を兼ねさせるので、システムの複雑化が回避される。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0042】
この場合には、図1〜3に示したと同じ構成とされる一方、前記第1の実施の形態と異なり、各店舗の仕分け作業の終了時に図4に示した納品データラベルYの発行及び貼付を行うものである。
【0043】
すなわち、図9に示すように、この場合の作業手順では、ステップS33〜S38が実行される。なお、図示を省略したステップS21〜S32は、前述した図5のステップS1〜S12と同じである。
【0044】
ステップS33で、当該集品部3に対応する店舗からの全受注商品についてのソーティングが終了しているか否かが判定され、終了していない場合には、図示しないステップS23(ステップS3)に戻り、この集品部3に新たなコンテナXがセットされると共に、ステップS24(ステップS4)以降が繰り返される。
【0045】
そして、前記ステップS33で、当該店舗のソーティングが終了したと判定されると、例えばこの集品部3の表示ユニット10の投入指示ランプ7を点滅させることにより、この店舗のソーティング作業が終了したことを報知するようにしておけば、作業者は、これを認識した上で、ステップS34で、投入指示ランプ7が点滅中の集品部3の作業終了ボタン12を押下する。
【0046】
次に、ステップS35で、生成されたコンテナ別納品データは、システムコントローラ21からラベルプリンタ5に出力され、ステップS36で、ラベルプリンタ5により、ステップS30(ステップS10)におけるカウンタのカウント値Nに基づいて、この店舗向けのコンテナX…Xの全個数と同枚数の納品データラベルY…Yが発行されると共に、ステップS37で、この店舗に対応する集品部3の個数表示器8に、当該店舗に関する店舗情報が表示される。
【0047】
そして、ステップS38で、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、各納品データラベルYが各コンテナXに貼付されて、この店舗についての全ての作業が終了する。
【0048】
以上のように構成したことにより、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、店舗別作業終了指示手段としての作業終了ボタン12により仕分け作業の終了が指示されると、当該店舗について納品データラベルY…Yが発行されると共に、対応する集品部3の個数表示器8に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、各店舗の仕分け作業の終了時に納品データラベルY…Yの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、これらの納品データラベルY…Yを、対応する集品部3の商品が投入されたコンテナX…Xに確実に貼付することができる。さらに、各集品部3に作業終了ボタン12が備えられているので、店舗ごとの仕分け作業が終了すると、作業者は、仕分け作業の終了を速やかに指示することができる。
【0049】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0050】
この場合には、前記第1及び第2の実施の形態と異なり、コンテナXが満杯になるたびに納品データラベルの発行及び貼付を行うものである。
【0051】
すなわち、図10に示すように、フレーム6に、各集品部3′に対応して、コンテナXへの商品の投入を指示する投入指示ランプ7と、投入個数あるいは店舗情報を表示する個数表示器8と、投入完了時に押下する完了ボタン9とを有する表示ユニット10が備えられている。そして、表示ユニット10の側方に、コンテナXが投入された商品で満杯状態となったときに押下する満杯ボタン11が備えられている。
【0052】
また、図11に示す納品データラベルZには、符号z1で示す納品先の店舗名と、符号z2で示す二次元バーコードで印字されたコンテナ別納品データと、符号z3で示す店舗コードと、符号z4で示す配送ルートと、符号z5で示すコンテナ番号とが印字されている。そして、図10に示すように、この納品データラベルZは、コンテナXが満杯状態になるたびに発行及び貼付される。
【0053】
ここで、このソーティングシステムにおける作業手順の一例を、図12に基づいて説明する。
【0054】
まず、ステップS41で、作業開始時に、システムコントローラ21に付設されたメモリ22の店舗ごとの商品投入データの仮記憶領域がクリアされ、ステップS42で、作業者により、当該店舗の集品部3′にコンテナXがセットされる。
【0055】
次に、ステップS43で、今回ソーティングしようとする商品のコード番号が当該集品部3′に対応する商品搬送経路2の操作卓4に入力されることにより、この集品部3′に商品の受注があれば、表示コントローラ23により表示ユニット10の投入指示ランプ7が点灯され、また、個数表示器8にコンテナXへの商品の投入個数が表示される。
【0056】
次に、ステップS44で、作業者は、台車1で搬送している商品を、前記個数表示器8の表示個数だけコンテナXに投入し、完了ボタン9を押下する。このとき、表示コントローラ23により、個数表示器8の表示が消去され、投入指示ランプ7が消灯され、投入完了信号がシステムコントローラ21に送信される。
【0057】
次に、ステップS45で、投入完了信号を受信したシステムコントローラ21により、コンテナXに投入された商品の品目名、個数等の商品投入データがメモリ22に仮記憶される。
【0058】
次に、ステップS46で、今回の商品で当該店舗向けの全受注商品のソーティングが終了したか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS47で、今回の商品の投入によってコンテナXが満杯になったか否かが判定される。そして、コンテナXが満杯になっていない場合には、次回の商品について前記ステップS43〜S46が繰り返されることになる。
【0059】
このようにして、当該集品部3のコンテナXに各商品が投入されてコンテナXが満杯になったことが確認されると、ステップS48で、作業者により、満杯ボタン11が押下される。このとき、押下信号がシステムコントローラ21に送信され、ステップS49で、メモリ22に仮記憶されている商品投入データに基づいて、満杯になったコンテナXの番号と投入された商品の品目名、個数等の商品投入データとでなるコンテナ別納品データが生成されると共に、ステップS50で、メモリ22における商品投入データの仮記憶領域がクリアされる。
【0060】
次に、ステップS51で、生成されたコンテナ別納品データは、システムコントローラ21からラベルプリンタ5に出力され、ステップS52で、ラベルプリンタ5により、当該コンテナXに対する納品データラベルZが発行されると共に、ステップS53で、この集品部3′の個数表示器8に、当該店舗に関する店舗情報が表示される。
【0061】
次に、ステップS54で、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、納品データラベルZがコンテナXに貼付される。
【0062】
次に、ステップS55で、当該集品部3′に対応する店舗からの全受注商品についてのソーティングが終了しているか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS42に戻り、この集品部3′に新たなコンテナXがセットされると共に、ステップS43以降が繰り返される。
【0063】
このようにして、ステップS46で、全受注商品についてのソーティングが終了したと判定されると、ステップS49〜S54が実行される。すなわち、最後に商品が投入されたコンテナXが満杯であるか否かに拘わらず、このコンテナXに投入された商品についての商品投入データに基づいてコンテナ別納品データが生成され、納品データラベルZが発行され、この納品データラベルZがコンテナXに貼付される。そして、前記ステップS55を経たのち、この店舗についての全ての作業が終了する。
【0064】
以上のように構成したことにより、投入された商品でコンテナXが満杯状態となったときに、満杯ボタン11により満杯状態が指示されると、当該コンテナXについて納品データラベルZが発行されると共に、対応する集品部3′の個数表示器8に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、コンテナXが満杯になるたびに納品データラベルZの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、この納品データラベルZを、対応する集品部3′の商品が投入されたコンテナXに確実に貼付することができる。さらに、各集品部3に満杯ボタン11が備えられているので、コンテナXが満杯状態になると、作業者は、満杯状態になったことを速やかに指示することができる。
【0065】
なお、本発明は、具体的に詳述した前記実施の形態に限定されることはなく、本発明の趣旨に沿うものであればよい。
【0066】
例えば、前記第1及び第2の実施の形態では、各集品部3に作業終了ボタン12を設け、この作業終了ボタン12を押下することにより全店舗あるいは各店舗の仕分け作業の終了を指示したが、各表示ユニット10の完了ボタン9を再度押下することにより仕分け作業の終了を指示するように構成してもよい。
【0067】
また、前記第1の実施の形態では、作業終了ボタン12を集品部3に設けたが、操作卓4に設けてもよいし、ラベルプリンタ5に設けてもよい。
【0068】
また、前記第1〜第3の実施の形態では、表示ユニット10の個数表示器8に店舗情報を表示したが、専用の表示器を設けてもよい。
【0069】
そして、前述したソーティングシステムにおける商品搬送経路2…2、集品部3…3等のレイアウトは一例であって、適宜変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0070】
以上説明したように、本発明によれば、各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができるソーティングシステムが提供され、仕分けシステムの技術分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るソーティングシステムの全体構成を示す概略平面図である。
【図2】同じく集品部の正面図である。
【図3】同じく制御システムを示すブロック図である。
【図4】同じく納品データラベルの一例を示す図である。
【図5】同じく作業手順を示すフローチャートである。
【図6】同じく個数表示器に投入個数が表示された様子を示す図である。
【図7】同じく個数表示器に店舗情報の一例として店舗コードが表示された様子を示す図である。
【図8】同じく個数表示器に店舗情報の一例として配送ルートが表示された様子を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るソーティングシステムにおける作業手順を示すフローチャートの一部分である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るソーティングシステムにおける集品部の正面図である。
【図11】同じく納品データラベルの一例を示す図である。
【図12】同じく作業手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0072】
3,3′ 集品部
5 ラベルプリンタ(ラベル発行手段)
8 個数表示器(店舗情報表示手段)
11 満杯ボタン(満杯指示手段)
12 作業終了ボタン(全店舗作業終了指示手段、店舗別作業終了指示手段)
21 システムコントローラ(制御手段)
X コンテナ
Y,Z 納品データラベル(ラベル)
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の流通過程で用いられるソーティングシステムに関し、仕分けシステムの技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの商品配送センター等では、各店舗からの注文に応じて受注商品を受注個数ずつ仕分ける仕分け作業が行われる。この仕分け作業を行うためのシステムに、各商品を搬送しながら各店舗向けのコンテナに受注個数ずつ投入するソーティングシステムがある。
【0003】
そして、一つの店舗へのコンテナが複数個にわたる場合に、どのコンテナにどの商品が収納されているかを表示して、各店舗における検品作業の効率化を図るものとして、例えば特許文献1に開示のソーティングシステムがある。このソーティングシステムでは、投入された商品で満杯状態となった複数個のコンテナのそれぞれに、その収納商品を表示した納品データラベルが貼付されるようになっている。
【0004】
一方、同じく一つの店舗へのコンテナが複数個にわたる場合に、配送ミスの防止や出荷管理の厳格化等の目的のため、各コンテナに貼付するラベルにコンテナの個数データを表示するものとして、例えば特許文献2に開示のソーティングシステムがある。このソーティングシステムでは、仕分け作業の終了時に、各店舗に対応付けられた集品部に配置され、商品が投入された複数個のコンテナのそれぞれに、何個口のうちの何個目のコンテナであるかを表示した個数データラベルが貼付されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開平8−310620号公報
【特許文献2】特開平9−188403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記納品データラベルや個数データラベルを発行するラベルプリンタは、通常決まった場所に固定的に設置されている。したがって、特許文献1に記載のソーティングシステムでは、コンテナが満杯になるたびにラベルが発行されると、一方、特許文献2に記載のソーティングシステムでは、仕分け作業の終了時に、店舗ごとあるいは全店舗についてラベルが発行されると、作業者は、ラベルプリンタにより発行されたラベルを取りに行き、対応するコンテナが配置された集品部を確認の上、当該コンテナにラベルを貼付することになり、作業者の記憶に頼ることになるから、貼付ミス発生のおそれがある。
【0007】
前記問題に対しては、集品部ごとに店舗名を表示しておけばよいが、固定的な表示形態では、一日の作業においても各集品部の店舗名が変更される場合には対応することができない。それに対しては、集品部ごとに予測される複数の店舗名を表示しておく方法が考えられるが、その場合には作業者の混乱を招きかねないから、やはり貼付ミス発生のおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができるソーティングシステムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0010】
まず、請求項1に記載の発明は、各店舗に対応付けられてコンテナが配置された集品部と、コンテナに貼付されるラベルを発行するラベル発行手段と、ラベルの発行を指示するラベル発行指示手段とを有し、各店舗からの受注商品を前記集品部に配置されたコンテナに仕分けるソーティングシステムであって、各集品部に設けられて当該集品部に対応する店舗に関する情報を表示する店舗情報表示手段と、前記ラベル発行指示手段によりラベルの発行が指示されたときに、そのラベルが貼付されるコンテナが配置された集品部の店舗情報表示手段に当該店舗に関する情報を表示させる制御手段とが備えられていることを特徴とする。その場合の店舗情報には、例えば店舗名、店舗コード、配送ルート等が含まれる。
【0011】
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、全店舗の仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する全店舗作業終了指示手段が設けられており、前記ラベル発行指示手段は、該全店舗作業終了指示手段で構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、各集品部に、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する店舗別作業終了指示手段が設けられており、前記ラベル発行指示手段は、該店舗別作業終了指示手段で構成されていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、各集品部に、投入された商品でコンテナが満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段が設けられており、前記ラベル発行指示手段は、該満杯指示手段で構成されていることを特徴とする。
【0014】
そして、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載のソーティングシステムにおいて、各集品部に、コンテナへの商品の投入個数を表示する個数表示器が備えられており、前記店舗情報表示手段は、該個数表示器で構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
まず、請求項1に記載の発明によれば、ラベル発行指示手段によりラベルの発行が指示されると、ラベル発行手段によりラベルが発行される。そして、制御手段を備えたことにより、そのラベルが貼付される各店舗に対応付けられた集品部の店舗情報表示手段に、当該店舗に関する情報が表示される。したがって、ラベルと集品部とが自動的に対応付けられるので、作業者は、表示された店舗情報にしたがって、各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができる。
【0016】
次に、請求項2に記載の発明によれば、全店舗の仕分け作業が終了したときに、全店舗作業終了指示手段により仕分け作業の終了が指示されると、全店舗についてラベルが発行されると共に、対応する各集品部の店舗情報表示手段に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、全店舗の仕分け作業の終了時にラベルの発行及び貼付をまとめて行うことになるが、作業者は、店舗情報表示手段に表示された店舗情報にしたがって、これらのラベルを、対応する各集品部の商品が投入されたコンテナに確実に貼付することができる。
【0017】
また、請求項3に記載の発明によれば、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、店舗別作業終了指示手段により仕分け作業の終了が指示されると、当該店舗についてラベルが発行されると共に、対応する集品部の店舗情報表示手段に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、各店舗の仕分け作業の終了時にラベルの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、店舗情報表示手段に表示された店舗情報にしたがって、これらのラベルを、対応する集品部の商品が投入されたコンテナに確実に貼付することができる。さらに、各集品部に作業終了指示手段が備えられているので、店舗ごとの仕分け作業が終了すると、作業者は、仕分け作業の終了を速やかに指示することができる。
【0018】
また、請求項4に記載の発明によれば、投入された商品でコンテナが満杯状態となったときに、満杯指示手段により満杯状態が指示されると、当該コンテナについてラベルが発行されると共に、対応する集品部の店舗情報表示手段に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、コンテナが満杯になるたびにラベルの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、店舗情報表示手段に表示された店舗情報にしたがって、このラベルを、対応する集品部の商品が投入されたコンテナに確実に貼付することができる。さらに、各集品部に満杯指示手段が備えられているので、コンテナが満杯状態になると、作業者は、満杯状態になったことを速やかに指示することができる。
【0019】
そして、請求項5に記載の発明によれば、集品部に備えられた個数表示器に店舗情報表示手段の役割を兼ねさせるので、システムの複雑化が回避される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るソーティングシステムは、商品を品目別に台車1…1に積み込んで搬送する複数列(図例では3列)の商品搬送経路2…2を有し、これらの商品搬送経路2…2の両側に、店舗別に商品を集品する多数の集品部3…3が列状に配設されている。また、各商品搬送経路2の始端部近傍に、操作卓4とラベルプリンタ5とが配置されている。
【0022】
図2に示すように、各集品部3には、店舗ごとに受注商品を集品して配送するためのコンテナX…Xが配置されている。また、上方のフレーム6には、各集品部3に対応して、コンテナXへの商品の投入を指示する投入指示ランプ7と、投入個数あるいは店舗情報を表示する個数表示器8と、投入完了時に押下する完了ボタン9とを有する表示ユニット10が備えられている。そして、表示ユニット10の両側方に、コンテナXが投入された商品で満杯状態となったときに押下する満杯ボタン11と、全店舗の仕分け作業が終了したときに押下する作業終了ボタン12とがそれぞれ備えられている。なお、前記店舗情報には、例えば店舗名、店舗コード、配送ルート等が含まれる。
【0023】
そして、このソーティングシステムを統括する制御システムが備えられている。図3に示すように、この制御システムは、商品配送センターのホストコンピュータ20に接続されてシステム全体の管理を行うシステムコントローラ21を有し、このシステムコントローラ21に、前記ホストコンピュータ20から伝送された店舗ごとの受注個数、商品名、商品コード等の仕分けデータや、コンテナXへの商品投入データを記憶するためのメモリ22が設けられている。
【0024】
また、システムコントローラ21には、前記商品搬送経路2ごとに、操作卓4及びラベルプリンタ5に加えて表示コントローラ23が接続されており、この表示コントローラ23に、各集品部3に対応した表示ユニット10と満杯ボタン11と作業終了ボタン12とが接続されている。また、システムコントローラ21は、満杯ボタン11が押下された回数をカウントするカウンタとして機能すると共に、コンテナ別納品データを生成する。
【0025】
そして、ラベルプリンタ5は、図4に示す納品データラベルYを発行する。この納品データラベルYには、符号y1で示す納品先の店舗名と、符号y2で示す二次元バーコードで印字されたコンテナ別納品データと、符号y3で示す店舗コードと、符号y4で示す配送ルートと、符号y5で示すコンテナ番号と、符号y6で示すコンテナ個数データとが印字されている。なお、この実施の形態では、図2に示すように、納品データラベルYは、全店舗の仕分け作業が終了したときに一括して発行されると共に該当するコンテナXに貼付される。
【0026】
ここで、このソーティングシステムにおける作業手順の一例を、図5に基づいて説明する。なお、図5に示すフローチャートは、特定の店舗に対応する一つの集品部3に着目したときの作業に関するものである。
【0027】
まず、ステップS1で、作業開始時に、システムコントローラ21に付設されたメモリ22の店舗ごとの商品投入データの仮記憶領域がクリアされ、ステップS2で、満杯ボタン11が押下された回数をカウントするカウンタのカウント値Nがリセットされ、ステップS3で、作業者により、当該店舗の集品部3にコンテナXがセットされる。
【0028】
次に、ステップS4で、今回ソーティングしようとする商品のコード番号が当該集品部3に対応する商品搬送経路2の操作卓4に入力されることにより、この集品部3に商品の受注があれば、表示コントローラ23により表示ユニット10の投入指示ランプ7が点灯され、また、個数表示器8にコンテナXへの商品の投入個数が表示される。図6に示すように、表示ユニット10の個数表示器8は、セグメント表示により4桁の数字あるいは特定の文字が表示される構成のもので、図例では、コンテナXへの商品の投入個数が表示された様子を示す。
【0029】
次に、ステップS5で、作業者は、台車1で搬送している商品を、前記個数表示器8の表示個数だけコンテナXに投入し、完了ボタン9を押下する。このとき、表示コントローラ23により、個数表示器8の表示が消去され、投入指示ランプ7が消灯され、投入完了信号がシステムコントローラ21に送信される。
【0030】
次に、ステップS6で、投入完了信号を受信したシステムコントローラ21により、コンテナXに投入された商品の品目名、個数等の商品投入データがメモリ22に仮記憶される。
【0031】
次に、ステップS7で、今回の商品で当該店舗向けの全受注商品のソーティングが終了したか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS8で、今回の商品の投入によってコンテナXが満杯になったか否かが判定される。そして、コンテナXが満杯になっていない場合には、次回の商品について前記ステップS4〜S7が繰り返されることになる。
【0032】
このようにして、当該集品部3のコンテナXに各商品が投入されてコンテナXが満杯になったことが確認されると、ステップS9で、作業者により、満杯ボタン11が押下される。このとき、押下信号がシステムコントローラ21に送信され、ステップS10で、カウンタのカウント値Nをインクリメントし、且つステップS11で、メモリ22に仮記憶されている商品投入データに基づいて、満杯になったコンテナXの番号と投入された商品の品目名、個数等の商品投入データとでなるコンテナ別納品データが生成されると共に、ステップS12で、メモリ22における商品投入データの仮記憶領域がクリアされる。
【0033】
次に、ステップS13で、当該集品部3に対応する店舗からの全受注商品についてのソーティングが終了しているか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS3に戻り、この集品部3に新たなコンテナXがセットされると共に、ステップS4以降が繰り返される。
【0034】
このようにして、ステップS7で、全受注商品についてのソーティングが終了したと判定されると、ステップS10〜S12が実行される。すなわち、最後に商品が投入されたコンテナXが満杯であるか否かに拘わらず、カウンタのカウント値Nをインクリメントし、このコンテナXに投入された商品についての商品投入データに基づいてコンテナ別納品データが生成される。
【0035】
次に、前記ステップS13を経たのち、ステップS14で、全店舗のソーティングが終了したと判定されると、例えば各集品部3の表示ユニット10の投入指示ランプ7を点滅させることにより、全店舗のソーティングが終了したことを報知するようにしておけば、作業者は、これを認識した上で、ステップS15で、投入指示ランプ7が点滅中のいずれかの集品部3の作業終了ボタン12を押下する。
【0036】
次に、ステップS16で、生成されたコンテナ別納品データは、システムコントローラ21からラベルプリンタ5に出力され、ステップS17で、ラベルプリンタ5により、前記ステップS10におけるカウンタのカウント値Nに基づいて、全店舗につき、店舗ごとにコンテナX…Xの全個数と同枚数の納品データラベルY…Yが発行されると共に、ステップS18で、各店舗に対応する各集品部3の個数表示器8に、各店舗に関する店舗情報が表示される。図7は、個数表示器8に、前記納品データラベルYの符号y3で示すと同じ店舗コードが表示された様子を示し、図8は、個数表示器8に、前記納品データラベルYの符号y4で示すと同じ配送ルートが表示された様子を示す。
【0037】
そして、ステップS19で、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、各納品データラベルYが各コンテナXに貼付されて、全店舗についての全ての作業が終了する。
【0038】
以上のように構成したことにより、まず、作業終了ボタン12により納品データラベルYの発行が指示されると、ラベルプリンタ5により納品データラベルYが発行される。そして、システムコントローラ21を備えたことにより、その納品データラベルYが貼付される各店舗に対応付けられた集品部3の店舗情報表示手段としての個数表示器8に、当該店舗に関する情報が表示される。したがって、納品データラベルYと集品部3とが自動的に対応付けられるので、作業者は、表示された店舗情報にしたがって、各店舗向けのコンテナXに貼付するために発行された納品データラベルYを、該当するコンテナXに確実に貼付することができる。
【0039】
すなわち、本実施の形態によれば、全店舗の仕分け作業が終了したときに、全店舗作業終了指示手段としての作業終了ボタン12により仕分け作業の終了が指示されると、全店舗について納品データラベルY…Yが発行されると共に、対応する各集品部3の個数表示器8に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、全店舗の仕分け作業の終了時に納品データラベルY…Yの発行及び貼付をまとめて行うことになるが、作業者は、個数表示器8に表示された店舗コードや配送ルートのような店舗情報にしたがって、これらの納品データラベルY…Yを、対応する各集品部3の商品が投入されたコンテナX…Xに確実に貼付することができる。
【0040】
そして、集品部3に備えられた個数表示器8に店舗情報表示手段の役割を兼ねさせるので、システムの複雑化が回避される。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0042】
この場合には、図1〜3に示したと同じ構成とされる一方、前記第1の実施の形態と異なり、各店舗の仕分け作業の終了時に図4に示した納品データラベルYの発行及び貼付を行うものである。
【0043】
すなわち、図9に示すように、この場合の作業手順では、ステップS33〜S38が実行される。なお、図示を省略したステップS21〜S32は、前述した図5のステップS1〜S12と同じである。
【0044】
ステップS33で、当該集品部3に対応する店舗からの全受注商品についてのソーティングが終了しているか否かが判定され、終了していない場合には、図示しないステップS23(ステップS3)に戻り、この集品部3に新たなコンテナXがセットされると共に、ステップS24(ステップS4)以降が繰り返される。
【0045】
そして、前記ステップS33で、当該店舗のソーティングが終了したと判定されると、例えばこの集品部3の表示ユニット10の投入指示ランプ7を点滅させることにより、この店舗のソーティング作業が終了したことを報知するようにしておけば、作業者は、これを認識した上で、ステップS34で、投入指示ランプ7が点滅中の集品部3の作業終了ボタン12を押下する。
【0046】
次に、ステップS35で、生成されたコンテナ別納品データは、システムコントローラ21からラベルプリンタ5に出力され、ステップS36で、ラベルプリンタ5により、ステップS30(ステップS10)におけるカウンタのカウント値Nに基づいて、この店舗向けのコンテナX…Xの全個数と同枚数の納品データラベルY…Yが発行されると共に、ステップS37で、この店舗に対応する集品部3の個数表示器8に、当該店舗に関する店舗情報が表示される。
【0047】
そして、ステップS38で、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、各納品データラベルYが各コンテナXに貼付されて、この店舗についての全ての作業が終了する。
【0048】
以上のように構成したことにより、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、店舗別作業終了指示手段としての作業終了ボタン12により仕分け作業の終了が指示されると、当該店舗について納品データラベルY…Yが発行されると共に、対応する集品部3の個数表示器8に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、各店舗の仕分け作業の終了時に納品データラベルY…Yの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、これらの納品データラベルY…Yを、対応する集品部3の商品が投入されたコンテナX…Xに確実に貼付することができる。さらに、各集品部3に作業終了ボタン12が備えられているので、店舗ごとの仕分け作業が終了すると、作業者は、仕分け作業の終了を速やかに指示することができる。
【0049】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0050】
この場合には、前記第1及び第2の実施の形態と異なり、コンテナXが満杯になるたびに納品データラベルの発行及び貼付を行うものである。
【0051】
すなわち、図10に示すように、フレーム6に、各集品部3′に対応して、コンテナXへの商品の投入を指示する投入指示ランプ7と、投入個数あるいは店舗情報を表示する個数表示器8と、投入完了時に押下する完了ボタン9とを有する表示ユニット10が備えられている。そして、表示ユニット10の側方に、コンテナXが投入された商品で満杯状態となったときに押下する満杯ボタン11が備えられている。
【0052】
また、図11に示す納品データラベルZには、符号z1で示す納品先の店舗名と、符号z2で示す二次元バーコードで印字されたコンテナ別納品データと、符号z3で示す店舗コードと、符号z4で示す配送ルートと、符号z5で示すコンテナ番号とが印字されている。そして、図10に示すように、この納品データラベルZは、コンテナXが満杯状態になるたびに発行及び貼付される。
【0053】
ここで、このソーティングシステムにおける作業手順の一例を、図12に基づいて説明する。
【0054】
まず、ステップS41で、作業開始時に、システムコントローラ21に付設されたメモリ22の店舗ごとの商品投入データの仮記憶領域がクリアされ、ステップS42で、作業者により、当該店舗の集品部3′にコンテナXがセットされる。
【0055】
次に、ステップS43で、今回ソーティングしようとする商品のコード番号が当該集品部3′に対応する商品搬送経路2の操作卓4に入力されることにより、この集品部3′に商品の受注があれば、表示コントローラ23により表示ユニット10の投入指示ランプ7が点灯され、また、個数表示器8にコンテナXへの商品の投入個数が表示される。
【0056】
次に、ステップS44で、作業者は、台車1で搬送している商品を、前記個数表示器8の表示個数だけコンテナXに投入し、完了ボタン9を押下する。このとき、表示コントローラ23により、個数表示器8の表示が消去され、投入指示ランプ7が消灯され、投入完了信号がシステムコントローラ21に送信される。
【0057】
次に、ステップS45で、投入完了信号を受信したシステムコントローラ21により、コンテナXに投入された商品の品目名、個数等の商品投入データがメモリ22に仮記憶される。
【0058】
次に、ステップS46で、今回の商品で当該店舗向けの全受注商品のソーティングが終了したか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS47で、今回の商品の投入によってコンテナXが満杯になったか否かが判定される。そして、コンテナXが満杯になっていない場合には、次回の商品について前記ステップS43〜S46が繰り返されることになる。
【0059】
このようにして、当該集品部3のコンテナXに各商品が投入されてコンテナXが満杯になったことが確認されると、ステップS48で、作業者により、満杯ボタン11が押下される。このとき、押下信号がシステムコントローラ21に送信され、ステップS49で、メモリ22に仮記憶されている商品投入データに基づいて、満杯になったコンテナXの番号と投入された商品の品目名、個数等の商品投入データとでなるコンテナ別納品データが生成されると共に、ステップS50で、メモリ22における商品投入データの仮記憶領域がクリアされる。
【0060】
次に、ステップS51で、生成されたコンテナ別納品データは、システムコントローラ21からラベルプリンタ5に出力され、ステップS52で、ラベルプリンタ5により、当該コンテナXに対する納品データラベルZが発行されると共に、ステップS53で、この集品部3′の個数表示器8に、当該店舗に関する店舗情報が表示される。
【0061】
次に、ステップS54で、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、納品データラベルZがコンテナXに貼付される。
【0062】
次に、ステップS55で、当該集品部3′に対応する店舗からの全受注商品についてのソーティングが終了しているか否かが判定され、終了していない場合には、ステップS42に戻り、この集品部3′に新たなコンテナXがセットされると共に、ステップS43以降が繰り返される。
【0063】
このようにして、ステップS46で、全受注商品についてのソーティングが終了したと判定されると、ステップS49〜S54が実行される。すなわち、最後に商品が投入されたコンテナXが満杯であるか否かに拘わらず、このコンテナXに投入された商品についての商品投入データに基づいてコンテナ別納品データが生成され、納品データラベルZが発行され、この納品データラベルZがコンテナXに貼付される。そして、前記ステップS55を経たのち、この店舗についての全ての作業が終了する。
【0064】
以上のように構成したことにより、投入された商品でコンテナXが満杯状態となったときに、満杯ボタン11により満杯状態が指示されると、当該コンテナXについて納品データラベルZが発行されると共に、対応する集品部3′の個数表示器8に店舗情報が表示される。すなわち、この場合には、コンテナXが満杯になるたびに納品データラベルZの発行及び貼付を行うことになるが、作業者は、個数表示器8に表示された店舗情報にしたがって、この納品データラベルZを、対応する集品部3′の商品が投入されたコンテナXに確実に貼付することができる。さらに、各集品部3に満杯ボタン11が備えられているので、コンテナXが満杯状態になると、作業者は、満杯状態になったことを速やかに指示することができる。
【0065】
なお、本発明は、具体的に詳述した前記実施の形態に限定されることはなく、本発明の趣旨に沿うものであればよい。
【0066】
例えば、前記第1及び第2の実施の形態では、各集品部3に作業終了ボタン12を設け、この作業終了ボタン12を押下することにより全店舗あるいは各店舗の仕分け作業の終了を指示したが、各表示ユニット10の完了ボタン9を再度押下することにより仕分け作業の終了を指示するように構成してもよい。
【0067】
また、前記第1の実施の形態では、作業終了ボタン12を集品部3に設けたが、操作卓4に設けてもよいし、ラベルプリンタ5に設けてもよい。
【0068】
また、前記第1〜第3の実施の形態では、表示ユニット10の個数表示器8に店舗情報を表示したが、専用の表示器を設けてもよい。
【0069】
そして、前述したソーティングシステムにおける商品搬送経路2…2、集品部3…3等のレイアウトは一例であって、適宜変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0070】
以上説明したように、本発明によれば、各店舗向けのコンテナに貼付するために発行されたラベルを、該当するコンテナに確実に貼付することができるソーティングシステムが提供され、仕分けシステムの技術分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るソーティングシステムの全体構成を示す概略平面図である。
【図2】同じく集品部の正面図である。
【図3】同じく制御システムを示すブロック図である。
【図4】同じく納品データラベルの一例を示す図である。
【図5】同じく作業手順を示すフローチャートである。
【図6】同じく個数表示器に投入個数が表示された様子を示す図である。
【図7】同じく個数表示器に店舗情報の一例として店舗コードが表示された様子を示す図である。
【図8】同じく個数表示器に店舗情報の一例として配送ルートが表示された様子を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るソーティングシステムにおける作業手順を示すフローチャートの一部分である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るソーティングシステムにおける集品部の正面図である。
【図11】同じく納品データラベルの一例を示す図である。
【図12】同じく作業手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0072】
3,3′ 集品部
5 ラベルプリンタ(ラベル発行手段)
8 個数表示器(店舗情報表示手段)
11 満杯ボタン(満杯指示手段)
12 作業終了ボタン(全店舗作業終了指示手段、店舗別作業終了指示手段)
21 システムコントローラ(制御手段)
X コンテナ
Y,Z 納品データラベル(ラベル)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各店舗に対応付けられてコンテナが配置された集品部と、コンテナに貼付されるラベルを発行するラベル発行手段と、ラベルの発行を指示するラベル発行指示手段とを有し、各店舗からの受注商品を前記集品部に配置されたコンテナに仕分けるソーティングシステムであって、
各集品部に設けられて当該集品部に対応する店舗に関する情報を表示する店舗情報表示手段と、
前記ラベル発行指示手段によりラベルの発行が指示されたときに、そのラベルが貼付されるコンテナが配置された集品部の店舗情報表示手段に当該店舗に関する情報を表示させる制御手段とが備えられていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項2】
前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、
全店舗の仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する全店舗作業終了指示手段が設けられており、
前記ラベル発行指示手段は、該全店舗作業終了指示手段で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項3】
前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、
各集品部に、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する店舗別作業終了指示手段が設けられており、
前記ラベル発行指示手段は、該店舗別作業終了指示手段で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項4】
前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、
各集品部に、投入された商品でコンテナが満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段が設けられており、
前記ラベル発行指示手段は、該満杯指示手段で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項5】
前記請求項1から請求項4のいずれかに記載のソーティングシステムにおいて、
各集品部に、コンテナへの商品の投入個数を表示する個数表示器が備えられており、
前記店舗情報表示手段は、該個数表示器で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項1】
各店舗に対応付けられてコンテナが配置された集品部と、コンテナに貼付されるラベルを発行するラベル発行手段と、ラベルの発行を指示するラベル発行指示手段とを有し、各店舗からの受注商品を前記集品部に配置されたコンテナに仕分けるソーティングシステムであって、
各集品部に設けられて当該集品部に対応する店舗に関する情報を表示する店舗情報表示手段と、
前記ラベル発行指示手段によりラベルの発行が指示されたときに、そのラベルが貼付されるコンテナが配置された集品部の店舗情報表示手段に当該店舗に関する情報を表示させる制御手段とが備えられていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項2】
前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、
全店舗の仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する全店舗作業終了指示手段が設けられており、
前記ラベル発行指示手段は、該全店舗作業終了指示手段で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項3】
前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、
各集品部に、店舗ごとの仕分け作業が終了したときに、仕分け作業の終了を指示する店舗別作業終了指示手段が設けられており、
前記ラベル発行指示手段は、該店舗別作業終了指示手段で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項4】
前記請求項1に記載のソーティングシステムにおいて、
各集品部に、投入された商品でコンテナが満杯状態となったときに、その満杯状態を指示する満杯指示手段が設けられており、
前記ラベル発行指示手段は、該満杯指示手段で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【請求項5】
前記請求項1から請求項4のいずれかに記載のソーティングシステムにおいて、
各集品部に、コンテナへの商品の投入個数を表示する個数表示器が備えられており、
前記店舗情報表示手段は、該個数表示器で構成されていることを特徴とするソーティングシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−23835(P2009−23835A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191728(P2007−191728)
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】
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