タイヤのエアー充填時における安全ネット及び安全ネットを取付け可能なタイヤ着脱装置
【課題】タイヤにエアーを充填する際にタイヤが破裂した場合、作業者を保護する為の安全ネットの提供。
【解決手段】ネットに形成される網目3,3・・・は充填作業を行うに当って、エアー充填機から延びるホース先端のエアーチャックをタイヤのバルブに連結する作業を行うことが出来る大きさとし、そして、上記ネットの外周又は外側には連結紐5,5・・・を連結し、この連結紐5,5・・・の先端には係止金具6,6・・・を取付け、その長さを調整可能とする長さ調整具8.8・・・を設けている。
【解決手段】ネットに形成される網目3,3・・・は充填作業を行うに当って、エアー充填機から延びるホース先端のエアーチャックをタイヤのバルブに連結する作業を行うことが出来る大きさとし、そして、上記ネットの外周又は外側には連結紐5,5・・・を連結し、この連結紐5,5・・・の先端には係止金具6,6・・・を取付け、その長さを調整可能とする長さ調整具8.8・・・を設けている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤにエアーを充填する場合、タイヤが破裂しても作業者や周りに居る人がケガしないように、該タイヤを覆うことが出来る安全ネット、及び安全ネットを取付け可能としたタイヤ着脱装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
タイヤには所定の空気圧になるようにエアーが充填される。図11はホイール外周に形成しているリム(イ)にタイヤ(ロ)が装着されている断面を表しているが、タイヤ(ロ)のビード(ハ)はリムビード部(ニ)に嵌り、リム両側に起立する耳部(ホ)、(ホ)によって拘束され、外れないように成っている。タイヤ(ロ)のビード(ハ)には高張力の金属製ワイヤーが埋着され、エアーが充填された状態では起立した耳部(ホ)を乗り越えて外れない構造と成っている。
【0003】
ところで、大型トラックともなればタイヤ(ロ)は数トン以上もある車両を支えることが出来るように高圧に充填され、その為にエアー充填時にはタイヤビード(ハ)がリム(イ)に完全に装着されていなければ成らず、不完全な装着状態でエアーを充填すればタイヤ(ロ)がリム耳部(ホ)から外れてしまうことがある。又、タイヤ(ロ)のゴムが劣化している場合、タイヤ(ロ)の一部にキズがある場合など、エアーを充填して高圧になったところタイヤが破裂する虞がある。勿論、タイヤ(ロ)にキズがなくてリム(イ)に正しく装着されていても、作業ミスで空気を入れ過ぎるならばタイヤ(ロ)は破裂する。
【0004】
このように、エアー充填中にタイヤ(ロ)が破裂する虞がある為に、作業者はもとより、周りに居る人がケガしないように対処する必要がある。そこで、従来ではタイヤ(ロ)にエアーを充填する場合に安全ケースが使用されている。この安全ケース(ヘ)とは図12に示しているように、タイヤ(ロ)を起立した状態で収容し、この安全ケース内でエアーを充填することが出来る。
【0005】
両側は金属製のメッシュからなり、正面には出入口となる開口(ト)を有し、底には傾斜板(チ)を取付けている。起立したタイヤ(ロ)は転がって傾斜板(チ)から内部に収容される。安全ケース(ヘ)の幅はタイヤ(ロ)が起立して収容される適当な大きさとなっており、その為に倒れることはない。
【0006】
そこで、該安全ケース(ヘ)の内部でエアーを充填する場合、仮にタイヤが破裂しても、安全ケース(ヘ)からタイヤ(ロ)の亀裂片が飛散することはなく、作業者はもとより周りに居る人に危害が及ぶこともない。しかし、この安全ケース(ヘ)は大きくて丈夫な金属製であって重量もあり、スタンドや修理工場に設置しておく場合には問題は少ないが、タイヤ(ロ)のパンク修理などで出張サービスを行う場合には、この大きくて重い安全ケース(ヘ)を運ぶことは容易でない。
【0007】
また、サービスカーに常時積載しておくことも限られたスペース上問題となるし、サービスカーに積載すると、修理工場には新に別の安全ケースは必要となる。すなわち、持運び難いために複数の安全ケース(ヘ)、(ヘ)・・がその都度必要となる。ところで、タイヤにエアーを充填するのは、時間の経過に伴ってエアー圧が低下した場合、又はタイヤが磨り減って新しいタイヤに交換した場合、さらにはスノータイヤとノーマルタイヤを交換した場合がある。
【0008】
ところで、タイヤの交換はタイヤ着脱装置を用いて行なわれるが、上記安全ケース(ヘ)まで運んでエアーを充填するには余りにも面倒である。そこで、タイヤ着脱装置にてホイールにタイヤを装着すると同時に、その場でエアーの充填も出来るような一連の作業工程が求められる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、従来の安全ケースには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、軽くて嵩張ることがなく、手軽に持運びすることが出来、また、所定のガソリンスタンドや修理工場で使用する場合であっても、保管に邪魔になることもないタイヤのエアー充填時における安全ネットを提供する。また、タイヤ交換をすると同時にエアーを充填することが出来るように安全ネットを取付けることが出来るタイヤ着脱装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るタイヤのエアー充填時における安全ネットは、非常に丈夫で耐久性の高い紐又はロープで構成し、紐又はロープは縦方向と横方向に延びて互いにクロスした網目構造を構成している。本発明の安全ネットの網目構造は複数本の縦紐と横紐を垂直にクロスした構造に限るものではなく、あくまでも充填作業が出来るに適した大きさの網目を形成したネットであればよい。すなわち、タイヤのバルブにエアー充填機から延びるホース先端のエアーチャックを取付けることが出来るサイズと成っている。
【0011】
ところで、タイヤにエアーを充填する場合、本発明の安全ネットによってタイヤを被覆し、タイヤが破裂しても被覆した安全ネットがタイヤから外れないように固定される。そこで安全ネットの周辺部には係止金具を取付け、該係止金具を介して安全ネットが外れないように固定される。ここで、安全ネットの形状は四角形、六角形、又は円形などとし、上記係止金具はネット周辺部に取付ける場合、又はネットから延びる紐又はロープの先端に係止金具を取付ける場合もある。
【0012】
そして、本発明の安全ネットは床面に置かれたタイヤを被覆する為に該床面に固定した金具に係止金具を係止することで配置することが出来る。また、タイヤ着脱装置の回転テーブルに固定したホイールに装着したタイヤを被覆する為には、該回転テーブルの外周に金具を設け、この金具に係止金具を係止することが出来る。
【発明の効果】
【0013】
本発明の安全ネットは、タイヤを被覆した状態でエアーを充填することが出来る。従って、エアー充填中にタイヤが破裂した場合であっても、タイヤはベースに固定されている安全ネットによって拘束される為に、作業者及び周りに居る人に危害が及ぶことはない。この安全確保に関しては従来の安全ケースと同じであるが、本発明の安全ネットは複数本の紐やロープで構成した網目構造である為に、軽くて何処へでも持運びすることが出来る。
【0014】
タイヤにエアーを充填する場合には、該タイヤに本発明の安全ネットを被覆し、係止金具を介して固定し、この状態で網目空間からエアー充填機のホース先端に取付けているエアーチャックをタイヤバルブに連結することが出来る。そして、エアー充填が終わって不要な場合にはコンパクトに折り畳んで収納することが出来、保管にも便利である。さらに、エアーを充填する場所へ持運び出来ることから、1枚の安全ネットがあればよい。
【0015】
また、本発明のタイヤ着脱装置の回転テーブル外周には金具が固定され、この金具に係止金具を係止することで安全ネットをタイヤに被覆することが出来る。すなわち、タイヤ着脱装置にてホイールにタイヤを装着し、取外すことなくそのままの状態で安全ネットを取付けてタイヤにエアーを充填することが出来る。すなわち、タイヤの装着からエアー充填作業を連続して行うことが出来、安全ケースを使用してエアー充填を行う場合に比較してその作業性は大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図2】安全ネットを用いてベースに倒して置いたタイヤにエアーを充填する場合。
【図3】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図4】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図5】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図6】安全ネットを取付けることが出来る本発明のタイヤ着脱装置を示す正面図。
【図7】安全ネットを取付けることが出来る本発明のタイヤ着脱装置を示す平面図。
【図8】安全ネットを取付けることが出来る本発明のタイヤ着脱装置を示す側面図。
【図9】タイヤ着脱装置の回転テーブルを示す具体例。
【図10】回転テーブルに固定したホイールにタイヤを装着し、安全カバーを被覆した状態。
【図11】ホイールに装着したタイヤの断面図。
【図12】従来の安全ケース。
【発明を実施する為の形態】
【0017】
図1は本発明に係る安全ネットを示す実施例である。この安全ネットは帯状の縦紐1,1・・・と帯状の横紐2,2・・・とが互いにクロスして構成されている。そして、縦方向及び横方向には四角形の網目3,3・・・が規則正しく配列している。勿論、帯状紐でなく円形断面の紐(又はロープ)を用いることも出来、何れの場合も丈夫で耐久性に優れた材質が用いられている。
【0018】
そして、同図に示す安全ネットは円形を成し、外周には縁4を有しており、上記縦紐1,1・・・、及び横紐2,2・・・の先端は該縁4に縫製されて連結している。また、縁4から外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延び、各連結紐5,5・・・の先端には係止金具(フック)6,6・・・を取付けている。ここで、係止金具6の具体的な形態及び構造は限定せず、床面又はタイヤ着脱装置に設けた金具にワンタッチで連結することが出来るようにしている。
【0019】
同図の安全ネットでは縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成しているが、網目3,3・・・の形状は必ずしも四角形とするものではなく、ネットを構成する紐の配列構造は限定しない。しかし、網目3,3・・・の大きさはタイヤにエアーを充填する作業を行うことが出来るサイズと成っている。その為に、互いにクロスした縦紐1,1・・・と横紐2,2・・・が位置ズレしないように、クロス部7,7・・・は固定されている。
【0020】
そして、連結紐5はその長さ調整が出来るように、長さ調整具8を取付けている。この長さ調整具8とは従来から多用されているものであり、具体的な形態は限定しないことにする。図2はこの安全ネットをタイヤの上に被覆した場合であり、しかも、この安全ネットは単に被覆しただけでなく上記係止金具6,6・・・をベース9に設けている金具10に係止している。従って、安全ネットは金具10,10・・・を介してベース9に固定されることになる。
【0021】
このように、ベース上に置かれたタイヤ11は安全ネットによって拘束され、ベース9から浮上することが出来なくなる。そこで、この状態でタイヤ11にエアーを充填することになるが、誤作業によって空気を入れ過ぎることでタイヤ11が破裂した場合、タイヤ11の劣化によって破裂した場合、又はタイヤ11がホイール12に完全に装着されていないことでタイヤ11がホイール12から外れた場合、その他、色々な原因によってタイヤ11が破裂した場合であっても、安全ネットによってタイヤ11が拘束されていることで、作業者がケガすることはない。又周りに居る人に危害を及ぼすこともない。
【0022】
図2ではタイヤ11がベース9に倒れて載置され、この状態で安全ネットが被覆されているが、タイヤ11を起立した状態で安全ネットを被覆することもある。該安全ネットには連結紐5,5・・・が連結して延びている為に、ベース9に設けている金具10,10・・・に該連結紐5,5・・・の長さ調整を行なうことで係止金具6,6・・・を係止することが出来る。すなわち、タイヤ11にエアーを充填する際の本発明の安全ネットの使用方法に関しては自由である。
【0023】
図3は本発明に係る安全ネットを示す他の実施例であり、基本的な形態は図1に示す安全ネットと共通している。すなわち、縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成し、その形状は円形とし、外周には縁4を有している。そして、縁4から外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延びている。ただし、連結紐5には長さ調整具が備わっておらず、連結紐5の先端と基部に2個の係止金具6,6を取付けている。従って、被覆するタイヤサイズに応じて使用する係止金具6,6・・・が選択される。係止金具6,6・・・を取付ける箇所は、先端と基部に限定せず、中間に取付ける場合もある。
【0024】
図4はその形状が正方形をした安全ネットを示す実施例である。縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成し、その外形形状は正方形とし、外側には縁13を有している。そして、各コーナーから外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延びている。そして、連結紐5には長さ調整具8が備わっており、連結紐5の長さを調整することが出来、連結紐5の先端には係止金具6が取付けられている。
【0025】
図5はその形状が正方形をした安全ネットを示す他の実施例である。図4の安全ネットと同じように、縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成し、その形状は正方形とし、外側には縁13を有している。そして、各コーナーから外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延びている。しかし、連結紐5には長さ調整具8が備わっておらず、連結紐5の先端と基部に2個の係止金具6,6を取付けている。従って、被覆するタイヤサイズに応じて使用する係止金具6,6・・・が選択される。
【0026】
図6、図7、図8はタイヤ着脱装置の正面図、平面図、及び側面図をそれぞれ示している。このタイヤ着脱装置の基本構造は従来と同じであり、回転テーブル上にホイール12を固定し、該回転テーブル14と共にホイール12及びタイヤ11を回すことでタイヤ11の着脱が行なわれる。該タイヤ着脱装置ではタイヤビードに係止するツメ17を備え、このツメ17を介してホイール12並びにタイヤ11の回転に伴って着脱が行なわれる。
【0027】
該ツメ17はスライド可能なアーム18の先端に設けたスリーブ19に嵌って上下動することが出来る主柱20の下端に取付けられている。従って、アーム18を伸縮させると共に主柱20を上下動させることで該ツメ17の位置はタイヤ11のサイズに応じて自由に変えることが出来る。ところで、このタイプのタイヤ着脱装置では、タイヤ11の着脱操作を補助する為に上記ツメ17の他にマウントローラ及びディマウントローラなどを備える場合もある。
【0028】
図6、図7、図8に示したタイヤ着脱装置は最も基本的な型式であり、近年の扁平タイヤ用の着脱装置やランフラットタイヤ(パンクしても一定距離を走れるタイヤ)を対象としたタイヤ着脱装置にはディマウント爪を備えてタイヤ11の上ビードをホイール12から簡単に取外すことが出来る構造としている。
【0029】
このように、タイヤ着脱装置にも色々な型式のものが知られているが、本発明が対象とするタイヤ着脱装置は垂直な軸を中心として回転する水平な回転テーブル14を備え、この回転テーブル14に設けているロックツメを用いてホイール12を固定し、そして回転テーブル14と共にホイール12を回してタイヤの着脱を行なう型式のものである。
【0030】
図9はこのタイヤ着脱装置の回転テーブル14の平面図を表している。この回転テーブル14には4本のガイド溝21,21・・・が中心から半径方向に延びて設けられ、このガイド溝21,21・・・には上記ロックツメ15,15・・・が嵌ってスライド可能に取付けられている。ロックツメ15のスライドはエアシリンダーのピストンロッドの伸縮によって作動するが、この4個のロックツメ15,15・・・がホイール12に係合することで該ホイール12は回転テーブル14と同心を成して固定される。
【0031】
そして、この回転テーブル14の外周には4ヶ所に金具16,16・・・が取着されている。この金具16,16・・・はU形をして回転テーブル14の外周面に溶接され、本発明の安全ネットの係止金具6,6・・・が係止して取付けられる。例えば、係止金具6の形状を概略C形とすれば、U形をした金具16にワンタッチで係止することが出来る。
【0032】
図10は回転テーブル14に固定したホイール12にタイヤ11が装着され、その上に安全ネットが被覆されている。すなわち、タイヤ着脱装置によってホイール12にタイヤ11が装着され、その後で、該タイヤ11の上に安全ネットを被覆して取付ける。安全ネットの四隅には係止金具6,6・・・が取付けられており、この係止金具6,6・・・は回転テーブル14の上記金具16,16・・・に係止することが出来る。そして、タイヤ11には上記安全ネットを被覆した状態でエアーが充填される。
【0033】
ところで、装着されたタイヤ11のビードがホイールのビード部に正しく嵌っていない場合、タイヤ11にエアーを充填するとタイヤビードが外れてしまうが、タイヤ11には安全ネットが被覆されていることで作業者がケガすることはない。また、タイヤ11が寿命によって破裂した場合も、安全ネットによってカバーされる。
【0034】
このように、タイヤ着脱装置の回転テーブル14に金具16,16・・・を設け、ホイール12にタイヤ11を装着すると同時に安全ネットを取付けてエアーを充填することで、回転テーブル14から一旦取外して他の場所に設置してある安全ケースにタイヤを収容してからエアーを充填する必要はなく、タイヤ装着からエアーの充填に至る一連の作業工程が効率化される。
【符号の説明】
【0035】
1 縦紐
2 横紐
3 網目
4 縁
5 連結紐
6 係止金具
7 クロス部
8 長さ調整具
9 ベース
10 金具
11 タイヤ
12 ホイール
13 縁
14 回転テーブル
15 ロックツメ
16 金具
17 ツメ
18 アーム
19 スリーブ
20 主柱
21 ガイド溝
【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤにエアーを充填する場合、タイヤが破裂しても作業者や周りに居る人がケガしないように、該タイヤを覆うことが出来る安全ネット、及び安全ネットを取付け可能としたタイヤ着脱装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
タイヤには所定の空気圧になるようにエアーが充填される。図11はホイール外周に形成しているリム(イ)にタイヤ(ロ)が装着されている断面を表しているが、タイヤ(ロ)のビード(ハ)はリムビード部(ニ)に嵌り、リム両側に起立する耳部(ホ)、(ホ)によって拘束され、外れないように成っている。タイヤ(ロ)のビード(ハ)には高張力の金属製ワイヤーが埋着され、エアーが充填された状態では起立した耳部(ホ)を乗り越えて外れない構造と成っている。
【0003】
ところで、大型トラックともなればタイヤ(ロ)は数トン以上もある車両を支えることが出来るように高圧に充填され、その為にエアー充填時にはタイヤビード(ハ)がリム(イ)に完全に装着されていなければ成らず、不完全な装着状態でエアーを充填すればタイヤ(ロ)がリム耳部(ホ)から外れてしまうことがある。又、タイヤ(ロ)のゴムが劣化している場合、タイヤ(ロ)の一部にキズがある場合など、エアーを充填して高圧になったところタイヤが破裂する虞がある。勿論、タイヤ(ロ)にキズがなくてリム(イ)に正しく装着されていても、作業ミスで空気を入れ過ぎるならばタイヤ(ロ)は破裂する。
【0004】
このように、エアー充填中にタイヤ(ロ)が破裂する虞がある為に、作業者はもとより、周りに居る人がケガしないように対処する必要がある。そこで、従来ではタイヤ(ロ)にエアーを充填する場合に安全ケースが使用されている。この安全ケース(ヘ)とは図12に示しているように、タイヤ(ロ)を起立した状態で収容し、この安全ケース内でエアーを充填することが出来る。
【0005】
両側は金属製のメッシュからなり、正面には出入口となる開口(ト)を有し、底には傾斜板(チ)を取付けている。起立したタイヤ(ロ)は転がって傾斜板(チ)から内部に収容される。安全ケース(ヘ)の幅はタイヤ(ロ)が起立して収容される適当な大きさとなっており、その為に倒れることはない。
【0006】
そこで、該安全ケース(ヘ)の内部でエアーを充填する場合、仮にタイヤが破裂しても、安全ケース(ヘ)からタイヤ(ロ)の亀裂片が飛散することはなく、作業者はもとより周りに居る人に危害が及ぶこともない。しかし、この安全ケース(ヘ)は大きくて丈夫な金属製であって重量もあり、スタンドや修理工場に設置しておく場合には問題は少ないが、タイヤ(ロ)のパンク修理などで出張サービスを行う場合には、この大きくて重い安全ケース(ヘ)を運ぶことは容易でない。
【0007】
また、サービスカーに常時積載しておくことも限られたスペース上問題となるし、サービスカーに積載すると、修理工場には新に別の安全ケースは必要となる。すなわち、持運び難いために複数の安全ケース(ヘ)、(ヘ)・・がその都度必要となる。ところで、タイヤにエアーを充填するのは、時間の経過に伴ってエアー圧が低下した場合、又はタイヤが磨り減って新しいタイヤに交換した場合、さらにはスノータイヤとノーマルタイヤを交換した場合がある。
【0008】
ところで、タイヤの交換はタイヤ着脱装置を用いて行なわれるが、上記安全ケース(ヘ)まで運んでエアーを充填するには余りにも面倒である。そこで、タイヤ着脱装置にてホイールにタイヤを装着すると同時に、その場でエアーの充填も出来るような一連の作業工程が求められる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、従来の安全ケースには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、軽くて嵩張ることがなく、手軽に持運びすることが出来、また、所定のガソリンスタンドや修理工場で使用する場合であっても、保管に邪魔になることもないタイヤのエアー充填時における安全ネットを提供する。また、タイヤ交換をすると同時にエアーを充填することが出来るように安全ネットを取付けることが出来るタイヤ着脱装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るタイヤのエアー充填時における安全ネットは、非常に丈夫で耐久性の高い紐又はロープで構成し、紐又はロープは縦方向と横方向に延びて互いにクロスした網目構造を構成している。本発明の安全ネットの網目構造は複数本の縦紐と横紐を垂直にクロスした構造に限るものではなく、あくまでも充填作業が出来るに適した大きさの網目を形成したネットであればよい。すなわち、タイヤのバルブにエアー充填機から延びるホース先端のエアーチャックを取付けることが出来るサイズと成っている。
【0011】
ところで、タイヤにエアーを充填する場合、本発明の安全ネットによってタイヤを被覆し、タイヤが破裂しても被覆した安全ネットがタイヤから外れないように固定される。そこで安全ネットの周辺部には係止金具を取付け、該係止金具を介して安全ネットが外れないように固定される。ここで、安全ネットの形状は四角形、六角形、又は円形などとし、上記係止金具はネット周辺部に取付ける場合、又はネットから延びる紐又はロープの先端に係止金具を取付ける場合もある。
【0012】
そして、本発明の安全ネットは床面に置かれたタイヤを被覆する為に該床面に固定した金具に係止金具を係止することで配置することが出来る。また、タイヤ着脱装置の回転テーブルに固定したホイールに装着したタイヤを被覆する為には、該回転テーブルの外周に金具を設け、この金具に係止金具を係止することが出来る。
【発明の効果】
【0013】
本発明の安全ネットは、タイヤを被覆した状態でエアーを充填することが出来る。従って、エアー充填中にタイヤが破裂した場合であっても、タイヤはベースに固定されている安全ネットによって拘束される為に、作業者及び周りに居る人に危害が及ぶことはない。この安全確保に関しては従来の安全ケースと同じであるが、本発明の安全ネットは複数本の紐やロープで構成した網目構造である為に、軽くて何処へでも持運びすることが出来る。
【0014】
タイヤにエアーを充填する場合には、該タイヤに本発明の安全ネットを被覆し、係止金具を介して固定し、この状態で網目空間からエアー充填機のホース先端に取付けているエアーチャックをタイヤバルブに連結することが出来る。そして、エアー充填が終わって不要な場合にはコンパクトに折り畳んで収納することが出来、保管にも便利である。さらに、エアーを充填する場所へ持運び出来ることから、1枚の安全ネットがあればよい。
【0015】
また、本発明のタイヤ着脱装置の回転テーブル外周には金具が固定され、この金具に係止金具を係止することで安全ネットをタイヤに被覆することが出来る。すなわち、タイヤ着脱装置にてホイールにタイヤを装着し、取外すことなくそのままの状態で安全ネットを取付けてタイヤにエアーを充填することが出来る。すなわち、タイヤの装着からエアー充填作業を連続して行うことが出来、安全ケースを使用してエアー充填を行う場合に比較してその作業性は大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図2】安全ネットを用いてベースに倒して置いたタイヤにエアーを充填する場合。
【図3】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図4】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図5】本発明に係る安全ネットを示す実施例。
【図6】安全ネットを取付けることが出来る本発明のタイヤ着脱装置を示す正面図。
【図7】安全ネットを取付けることが出来る本発明のタイヤ着脱装置を示す平面図。
【図8】安全ネットを取付けることが出来る本発明のタイヤ着脱装置を示す側面図。
【図9】タイヤ着脱装置の回転テーブルを示す具体例。
【図10】回転テーブルに固定したホイールにタイヤを装着し、安全カバーを被覆した状態。
【図11】ホイールに装着したタイヤの断面図。
【図12】従来の安全ケース。
【発明を実施する為の形態】
【0017】
図1は本発明に係る安全ネットを示す実施例である。この安全ネットは帯状の縦紐1,1・・・と帯状の横紐2,2・・・とが互いにクロスして構成されている。そして、縦方向及び横方向には四角形の網目3,3・・・が規則正しく配列している。勿論、帯状紐でなく円形断面の紐(又はロープ)を用いることも出来、何れの場合も丈夫で耐久性に優れた材質が用いられている。
【0018】
そして、同図に示す安全ネットは円形を成し、外周には縁4を有しており、上記縦紐1,1・・・、及び横紐2,2・・・の先端は該縁4に縫製されて連結している。また、縁4から外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延び、各連結紐5,5・・・の先端には係止金具(フック)6,6・・・を取付けている。ここで、係止金具6の具体的な形態及び構造は限定せず、床面又はタイヤ着脱装置に設けた金具にワンタッチで連結することが出来るようにしている。
【0019】
同図の安全ネットでは縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成しているが、網目3,3・・・の形状は必ずしも四角形とするものではなく、ネットを構成する紐の配列構造は限定しない。しかし、網目3,3・・・の大きさはタイヤにエアーを充填する作業を行うことが出来るサイズと成っている。その為に、互いにクロスした縦紐1,1・・・と横紐2,2・・・が位置ズレしないように、クロス部7,7・・・は固定されている。
【0020】
そして、連結紐5はその長さ調整が出来るように、長さ調整具8を取付けている。この長さ調整具8とは従来から多用されているものであり、具体的な形態は限定しないことにする。図2はこの安全ネットをタイヤの上に被覆した場合であり、しかも、この安全ネットは単に被覆しただけでなく上記係止金具6,6・・・をベース9に設けている金具10に係止している。従って、安全ネットは金具10,10・・・を介してベース9に固定されることになる。
【0021】
このように、ベース上に置かれたタイヤ11は安全ネットによって拘束され、ベース9から浮上することが出来なくなる。そこで、この状態でタイヤ11にエアーを充填することになるが、誤作業によって空気を入れ過ぎることでタイヤ11が破裂した場合、タイヤ11の劣化によって破裂した場合、又はタイヤ11がホイール12に完全に装着されていないことでタイヤ11がホイール12から外れた場合、その他、色々な原因によってタイヤ11が破裂した場合であっても、安全ネットによってタイヤ11が拘束されていることで、作業者がケガすることはない。又周りに居る人に危害を及ぼすこともない。
【0022】
図2ではタイヤ11がベース9に倒れて載置され、この状態で安全ネットが被覆されているが、タイヤ11を起立した状態で安全ネットを被覆することもある。該安全ネットには連結紐5,5・・・が連結して延びている為に、ベース9に設けている金具10,10・・・に該連結紐5,5・・・の長さ調整を行なうことで係止金具6,6・・・を係止することが出来る。すなわち、タイヤ11にエアーを充填する際の本発明の安全ネットの使用方法に関しては自由である。
【0023】
図3は本発明に係る安全ネットを示す他の実施例であり、基本的な形態は図1に示す安全ネットと共通している。すなわち、縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成し、その形状は円形とし、外周には縁4を有している。そして、縁4から外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延びている。ただし、連結紐5には長さ調整具が備わっておらず、連結紐5の先端と基部に2個の係止金具6,6を取付けている。従って、被覆するタイヤサイズに応じて使用する係止金具6,6・・・が選択される。係止金具6,6・・・を取付ける箇所は、先端と基部に限定せず、中間に取付ける場合もある。
【0024】
図4はその形状が正方形をした安全ネットを示す実施例である。縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成し、その外形形状は正方形とし、外側には縁13を有している。そして、各コーナーから外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延びている。そして、連結紐5には長さ調整具8が備わっており、連結紐5の長さを調整することが出来、連結紐5の先端には係止金具6が取付けられている。
【0025】
図5はその形状が正方形をした安全ネットを示す他の実施例である。図4の安全ネットと同じように、縦方向に延びる縦紐1,1・・・と横方向に延びる横紐2,2・・・が互いにクロスして四角形の網目3,3・・・を形成し、その形状は正方形とし、外側には縁13を有している。そして、各コーナーから外方向へ4本の連結紐5,5・・・が延びている。しかし、連結紐5には長さ調整具8が備わっておらず、連結紐5の先端と基部に2個の係止金具6,6を取付けている。従って、被覆するタイヤサイズに応じて使用する係止金具6,6・・・が選択される。
【0026】
図6、図7、図8はタイヤ着脱装置の正面図、平面図、及び側面図をそれぞれ示している。このタイヤ着脱装置の基本構造は従来と同じであり、回転テーブル上にホイール12を固定し、該回転テーブル14と共にホイール12及びタイヤ11を回すことでタイヤ11の着脱が行なわれる。該タイヤ着脱装置ではタイヤビードに係止するツメ17を備え、このツメ17を介してホイール12並びにタイヤ11の回転に伴って着脱が行なわれる。
【0027】
該ツメ17はスライド可能なアーム18の先端に設けたスリーブ19に嵌って上下動することが出来る主柱20の下端に取付けられている。従って、アーム18を伸縮させると共に主柱20を上下動させることで該ツメ17の位置はタイヤ11のサイズに応じて自由に変えることが出来る。ところで、このタイプのタイヤ着脱装置では、タイヤ11の着脱操作を補助する為に上記ツメ17の他にマウントローラ及びディマウントローラなどを備える場合もある。
【0028】
図6、図7、図8に示したタイヤ着脱装置は最も基本的な型式であり、近年の扁平タイヤ用の着脱装置やランフラットタイヤ(パンクしても一定距離を走れるタイヤ)を対象としたタイヤ着脱装置にはディマウント爪を備えてタイヤ11の上ビードをホイール12から簡単に取外すことが出来る構造としている。
【0029】
このように、タイヤ着脱装置にも色々な型式のものが知られているが、本発明が対象とするタイヤ着脱装置は垂直な軸を中心として回転する水平な回転テーブル14を備え、この回転テーブル14に設けているロックツメを用いてホイール12を固定し、そして回転テーブル14と共にホイール12を回してタイヤの着脱を行なう型式のものである。
【0030】
図9はこのタイヤ着脱装置の回転テーブル14の平面図を表している。この回転テーブル14には4本のガイド溝21,21・・・が中心から半径方向に延びて設けられ、このガイド溝21,21・・・には上記ロックツメ15,15・・・が嵌ってスライド可能に取付けられている。ロックツメ15のスライドはエアシリンダーのピストンロッドの伸縮によって作動するが、この4個のロックツメ15,15・・・がホイール12に係合することで該ホイール12は回転テーブル14と同心を成して固定される。
【0031】
そして、この回転テーブル14の外周には4ヶ所に金具16,16・・・が取着されている。この金具16,16・・・はU形をして回転テーブル14の外周面に溶接され、本発明の安全ネットの係止金具6,6・・・が係止して取付けられる。例えば、係止金具6の形状を概略C形とすれば、U形をした金具16にワンタッチで係止することが出来る。
【0032】
図10は回転テーブル14に固定したホイール12にタイヤ11が装着され、その上に安全ネットが被覆されている。すなわち、タイヤ着脱装置によってホイール12にタイヤ11が装着され、その後で、該タイヤ11の上に安全ネットを被覆して取付ける。安全ネットの四隅には係止金具6,6・・・が取付けられており、この係止金具6,6・・・は回転テーブル14の上記金具16,16・・・に係止することが出来る。そして、タイヤ11には上記安全ネットを被覆した状態でエアーが充填される。
【0033】
ところで、装着されたタイヤ11のビードがホイールのビード部に正しく嵌っていない場合、タイヤ11にエアーを充填するとタイヤビードが外れてしまうが、タイヤ11には安全ネットが被覆されていることで作業者がケガすることはない。また、タイヤ11が寿命によって破裂した場合も、安全ネットによってカバーされる。
【0034】
このように、タイヤ着脱装置の回転テーブル14に金具16,16・・・を設け、ホイール12にタイヤ11を装着すると同時に安全ネットを取付けてエアーを充填することで、回転テーブル14から一旦取外して他の場所に設置してある安全ケースにタイヤを収容してからエアーを充填する必要はなく、タイヤ装着からエアーの充填に至る一連の作業工程が効率化される。
【符号の説明】
【0035】
1 縦紐
2 横紐
3 網目
4 縁
5 連結紐
6 係止金具
7 クロス部
8 長さ調整具
9 ベース
10 金具
11 タイヤ
12 ホイール
13 縁
14 回転テーブル
15 ロックツメ
16 金具
17 ツメ
18 アーム
19 スリーブ
20 主柱
21 ガイド溝
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤにエアーを充填する際に該タイヤを被覆する安全ネットであり、該ネットに形成される網目は充填作業を行うに当って、エアー充填機から延びるホース先端のエアーチャックをタイヤのバルブに連結する作業を行うことが出来る大きさとし、そして、上記ネットの外周又は外側には連結紐を連結し、この連結紐の先端には係止金具を取付け、その長さを調整可能とする長さ調整具を設けたことを特徴とするタイヤのエアー充填時における安全ネット。
【請求項2】
上記連結紐には、長さ調整具の代わりに、先端の他の箇所に係止金具を取付けた請求項1記載のタイヤのエアー充填時における安全ネット。
【請求項3】
回転テーブルにホイールを固定し、該ホイールと共にタイヤを回転することで装着したり取外したりすることが出来るように、タイヤビードに係止するタイヤ爪を備え、該タイヤ爪はあらゆるサイズのタイヤビードに係止することが出来るように移動可能とするタイヤ着脱装置において、上記回転テーブルの外周にはタイヤへのエアー充填時に被覆する安全ネットの係止金具が係止することが出来る金具を設けたことを特徴とするタイヤ着脱装置。
【請求項1】
タイヤにエアーを充填する際に該タイヤを被覆する安全ネットであり、該ネットに形成される網目は充填作業を行うに当って、エアー充填機から延びるホース先端のエアーチャックをタイヤのバルブに連結する作業を行うことが出来る大きさとし、そして、上記ネットの外周又は外側には連結紐を連結し、この連結紐の先端には係止金具を取付け、その長さを調整可能とする長さ調整具を設けたことを特徴とするタイヤのエアー充填時における安全ネット。
【請求項2】
上記連結紐には、長さ調整具の代わりに、先端の他の箇所に係止金具を取付けた請求項1記載のタイヤのエアー充填時における安全ネット。
【請求項3】
回転テーブルにホイールを固定し、該ホイールと共にタイヤを回転することで装着したり取外したりすることが出来るように、タイヤビードに係止するタイヤ爪を備え、該タイヤ爪はあらゆるサイズのタイヤビードに係止することが出来るように移動可能とするタイヤ着脱装置において、上記回転テーブルの外周にはタイヤへのエアー充填時に被覆する安全ネットの係止金具が係止することが出来る金具を設けたことを特徴とするタイヤ着脱装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−51485(P2012−51485A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−196313(P2010−196313)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(000185916)小野谷機工株式会社 (38)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(000185916)小野谷機工株式会社 (38)
【Fターム(参考)】
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