説明

タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法

【課題】タイルを保護すること及び外側から種類を確認することができる、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法の提供。
【解決手段】作業コンベヤによりタイル11,11’,11”又は同種物の積重体を供給すると共に、コンベヤからパッケージ100が退去し、また、フィルム20を作業コンベヤの上面上に供給して、積重体の下から横へ突出せしめる第1の装置19と、互いに平行な2板の薄層要素をフィルムの上面上に供給して積重体の下から横へ突出せしめる第2の装置17,17’と、積重体の前進中、フィルムの両突出部分を垂直に上方に折り曲げて、積重体のまわりに巻きつける手段24と、巻きつけたフィルムの重なり合った両縁を縦溶着する縦溶着装置22と、積重体のまわりに巻きつけて縦溶着したフィルムを前後部で横溶着する前後横溶着装置25とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
セラミックタイル、テラコッタタイルなどのタイルの分野においては、これらの製品がきちんと積み重ねられて、厚紙の中に配置され(巻きつけ技術)、そして、おそらくはパッケージのメンテナンスのために縛られる。
【0003】
タイルを保護することを目的としたこの包装方法は、それにもかかわらず、幾つかの問題を有している。なぜなら、この包装方法は、パッケージ内にある製品を見ることが困難であって、製品を外部ラベルによってのみしか確認することができないからである。
【0004】
更なる重大な欠点が次のことから生じている。すなわち、パッケージがもし施設内の中及び/又は分配場所の近くの、ことによると開放空気型の貯蔵所において湿気又は雨にさらされた場合には、破壊しやすくなって、もはやその機能を果たすことができなくなり、また汚染されてしまう。
【0005】
タイルで種々の部屋を被覆する使用の前にパッケージが置かれる作業場所においても、同じことが生じることを言っておかなければならない。
【0006】
更に、厚紙による包装において、もし厚紙が箱の形に作られて予め用意されている場合には、種々のフォーマットで実行することを創案することになり、実行それ自体の貯蔵問題、それらの創案のためのソケットパンチの製作コスト、及びタイル積重体に対しての一定の追加容積、又は、いかなる場合にも、種々の実行フォーマットの貯蔵容積を伴う。
【0007】
当然のこととして、上述したことは、パッケージが種々の実行フォーマット及び容易に管理することができないタイルの積み重ねの両方を処理することができる専用機械によって自動的に作らなければならないことを考慮に入れなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、先行技術の上述した欠点を非常に簡単、かつ経済的及び特別の機能的な方法により解決することができる装置を作ることにある。
【0009】
本発明の他の目的は、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法であって、タイルを保護すること及び同時に外側からタイルの種類を確認することができる装置及び方法を提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法であって、タイルが湿気により劣化されることのない装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のこれらの目的は、請求項1及び11に記載されている、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法を提供することにより達成される。
【0012】
本発明の他の特徴は、従属する請求項に記載されている。
【0013】
本発明による、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法の特徴及び利点は、添付図面を参照して述べられる下記の例示的及び非限定的な説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図面を参照するに、タイル11,11’,11”又は同種物の積重体のパッケージ100を連続して作る装置10が示されている。
【0015】
作業流れFに沿ってタイル11,11’,11”又は同種物の積重体のパッケージ100を連続して作る装置10は作業コンベヤ14を包含し、この作業コンベヤ14により例えばタイル11,11’,11”の各積重体が供給され、またこの作業コンベヤ14からパッケージ100が退去する。装置10は、また、プラスチックフィルム20を供給する第1の装置19と、2つの薄層要素18,18’を供給する第2の装置17,17’とを包含する。
【0016】
より詳細には、本発明によれば、プラスチックフィルム20は作業コンベヤ14の上に連続して供給されて、タイル11,11’,11”の各積重体の下から横へ延びる。また、2つの薄層要素18,18’は互いに平行にしてプラスチックフィルム20上に供給され、各薄層要素はタイル11,11’,11”の各積重体の下から横へ突出する。
【0017】
本発明による装置10は、更に、タイル11,11’,11”の各積重体の前進中にこれらの各積重体のまわりにプラスチックフィルム20の両横突出縁を垂直上方に折り曲げて上方で巻きつける手段24と、プラスチックフィルム20の前述の両重ね合わせ縁を縦(長手方向)溶着する装置22と、タイル11,11’,11”の各積重体のまわりに巻きつけて縦溶着したプラスチックフィルム20を前部及び後部において横溶着する装置25とを包含する。
【0018】
このような装置10によれば、したがって、図8に見られるような、タイル11,11’,11”の各積重体のパッケージ100を得ることができる。
【0019】
実際に、手段24は、タイル11,11’,11”の各積重体から横へ突出している、プラスチックフィルム20の両縁を垂直上方に折り曲げることにより、また、薄層要素18,18’を垂直上方に折り曲げて同時に巻きつけることを行う。なぜなら、これらの薄層要素18,18’も、また、タイル11,11’,11”の各積重体の下から横へ突出するように供給されているからである。
【0020】
図1及び図2に示されている実施例において、手段24は2つのロッドであり、これらのロッドは、コンベヤ14からスタートし、第1の上昇区域と、コンベヤ14と平行な第2の区域とを備えるようにして延ばされ、そして、図2に見ることができるように、コンベヤ14の中心に向かって向きを変えられている。
【0021】
このような方法によれば、コンベヤ14上に供給されて2つのロッド24を越えて横へ突出ししているプラスチックフィルム20は、その前進中、図3に示されているように、その両横突出縁が2つの薄層要素18,18’の一部分と一緒に折り上げられる。これらの両縁は、それから、図4及び図5に示されているように、タイル11,11’,11”の各積重体の上面で重ね合わされるように巻かれる。
【0022】
おそらくは、プラスチックフィルム20の両横突出縁のこのような垂直上方折り曲げ作業及び上方巻き作業を都合よく行うために、複数のアイドルローラ80が前述した2つのロッド24に接続されている。
【0023】
タイル11,11’,11”の各積重体の上面上に折り曲げられて重ね合わされた、プラスチックフィルム20の前述した両縁を縦溶着することにより、2つの薄層要素18,18’をタイル11,11’,11”の各積重体の両側部に巻きつけて結束することが行われる。
【0024】
その後、前部及び後部の両方で、タイル11,11’,11”の各積重体の上下に突出しているプラスチックフィルム20の部分を横溶着することにより、パッケージ100が完成される。
【0025】
図1に見ることができて、おそらくは、また、タイル11,11’,11”の関連した積重体の前部及び後部で突出している2つの薄層要素18,18’の小さな部分を巻きつけることを行う、この最後の作業でもって、プラスチックフィルム20はタイル11,11’,11”の関連した積重体のまわりを完全に巻き、図8に見ることができる、上述した横溶着位置において2つの薄層要素18,18’を結束する。
【0026】
本発明によれば、好適には、2つの薄層要素18,18’は気泡包装材、スポンジ、厚紙又は他の軟質の材料から作られ、タイル11,11’,11”の重要な部分、例えばパッケージ100の外側に位置している縁及び側部を保護する目的を有している。
【0027】
プラスチックフィルム20は、透明、着色又はモールド成形することができ、また熱により伸縮自在な特性を有することができ、パッケージ100を密閉すること、前述した薄層要素18,18’を結束すること、及びパッケージ100に収容されているタイルの種類を外側から確認することを可能にすることの目的を有する。
【0028】
装置10は、更に、作業コンベヤ14の上流に、供給コンベヤ12と、この供給コンベヤ12に続く挿入コンベヤ13とを包含する。
【0029】
より詳細には、挿入コンベヤ13は、タイル11,11’,11”の各積重体を予め設定したピッチにしたがって作業コンベヤ14上に挿入することを保証するために第1の光電池40を備えることができる。
【0030】
本発明による装置10は、更に、作業コンベヤ14の下流に、パッケージ100のための前進コンベヤ21と排出コンベヤ16とを包含する。
【0031】
より詳細には、前進コンベヤ21は作業流れFと反対の方向へ前進することができる。
【0032】
上述したように、もし熱伸縮自在なプラスチックフィルム20が用いられた場合には、有益には、装置10は、排出ベルト16に、タイル11,11’,11”の関連した積重体のまわりにプラスチックフィルム20を熱収縮するための炉要素23を包含する構成とされる。
【0033】
装置10は、更に、横溶着装置25の上流の作業コンベヤ14のところに位置している第2の光電池41を包含することができる。
【0034】
この第2の光電池41は、横溶着装置25それ自体を同期した方法で作動せしめ、エラー又は材料のむだなしにタイル11,11’,11”の関連した積重体のプラスチックフィルムを前後で横溶着せしめることができるようにするために、タイル11,11’,11”の各積重体の通過の始まり及び終わりを横溶着装置25に信号で知らせる目的を有する。
【0035】
図8に見られるようなパッケージ100を得るために、2つの薄層要素18,18’は、プラスチックフィルム20の上に互いに平行にして供給されたときに、これらの薄層要素18,18’がタイル11,11’,11”の各積重体の高さよりも大きい区域にわたって各積重体の下から横へ突出しするような幅を有しなければならない。
【0036】
このような方法により、パッケージの外側のタイルの部分が2つの薄層要素18,18’により保護されていると共にタイルの中央部分が単一のプラスチックフィルム20の存在により見ることができるようにした最適な巻きつけを得ることができる。
【0037】
タイル11,11’,11”の関連した積重体の長さ寸法に一致する長さ寸法にしたがって2つの薄層要素18,18’を供給するために、第2の供給装置17,17’は作業コンベヤ14の始まり場所に、薄層要素18,18’の切断及び縦分離手段30を包含し、これによりこれらの薄層要素18,18’は互いに分離されて供給される。
【0038】
有益には、この手段30は、薄層要素18,18’の切断を作業コンベヤ14上のタイル11,11’,11”の関連した積重体の完全な通過と同期させるために第1の光電池40に接続することができる。
【0039】
図1の実施例において、薄層要素18,18’の切断及び縦分離手段30は少なくともひとつのローラ31及び少なくともひとつの関連するカウンターローラ32であり、各ローラは薄層要素18,18’の通過中にこれらの薄層要素と18,18’に作用する切断要素33,33’を備えている。
【0040】
最後に、装置10は、縦溶着装置22の下流にベルト装置50を包含することができ、このベルト装置50は、プラスチックフィルム20を平らにして、タイル11,11’,11”の各積重体の上方部分に巻きつけて縦溶着するために作業コンベヤ14と一体に取り付けられて高さが調節可能であり、タイル11,11’,11”の各積重体の上方部分に作用する。装置10は、また、横溶着装置25の下流に、タイル11,11’,11”の各積重体の前後に突出している、溶着したプラスチックフィルム20の部分を作業コンベヤ14の内部に向かって曲げる手段60,61を包含することができる。
【0041】
図2及び図7に示されている実施例によれば、これらの手段60,61は、タイル11,11’,11”の各積重体の前後に突出している、溶着したプラスチックフィルム20の前述した部分を曲げるために、作業流れFに対して直交して移動可能な2つのピストン要素60,61又は一般にはアクチュエータである。もしこのような手段60,61が用いる場合には、前進コンベヤ21はスローダウンに作られ、又はその前進方向は逆にされる。
【0042】
図2において、前部分及び/又は後部分に巻きつけたプラスチックフィルム20を多少ゆるめるために、及び前述した手段60,61が前方及び/又は後方に突出している、ゆるめた部分を作業コンベヤ14の内部に向かって曲げることができるようにするために、前進コンベヤ21の同期のための、任意の型式とすることができる手段が、また、示されている。
【0043】
このような方法により、すなわち、タイル11,11’,11”の各積重体の前後に突出しているプラスチックフィルム20の前述した部分を、図6及び図8に点線70で示されているように内部に向かって曲げることにより、プラスチックフィルム20の最適な巻きつけが、突出しているプラスチック部分がないために、関連する熱収縮中に、なしとげられる。
【0044】
装置10は、下記の段階により、タイル11,11’,11”の各積重体のパッケージ100を連続して作る。
− タイル11,11’,11”の各積重体を作業コンベヤ14上に供給する段階;
− プラスチックフィルム20を作業コンベヤ14上であって、タイル11,11’,11”の各積重体の下に供給して、このプラスチックフィルム20をタイル11,11’,11”の各積重体から横へ突出せしめる段階、
− 2つの薄層要素18,18’を作業コンベヤ14上及びプラスチックフィルム20の上面であって、タイル11,11’,11”の各積重体の下に供給してこれらの薄層要素18,18’をタイル11,11’,11”の各積重体から横へ突出せしめる段階、
− プラスチックフィルム20の両横突出縁を垂直上方に折り曲げて、タイル11,11’,11”の各積重体のまわりに巻きつける段階、
− タイル11,11’,11”の各積重体のまわりのプラスチックフィルム20の前述した両重ね合わせ縁を縦溶着する段階;及び
− タイル11,11’,11”の各積重体の前部分及び後部分においてプラスチックフィルム20を横溶着する段階。
【0045】
更に、装置10は次に述べる段階を包含することができる。
− プラスチックフィルム20の上方部分を平らにし、このプラスチックフィルム20の上方部分を溶着して、タイル11,11’,11”の各積重体のまわりに巻きつける段階、及び
− 横溶着したプラスチックフィルム20の、タイル11,11’,11”の各積重体の前後から突出している2つの部分を、作業コンベヤ14の内部に向かって曲げる段階。
【0046】
最後に、装置10は、また、タイル11,11’,11”の各積重体のまわりに巻きつけて溶着したプラスチックフィルム20を熱収縮するための炉23の中にパッケージ100を供給する最終段階を包含することができる。
【0047】
以上述べた方法により、装置10は、タイル11,11’,11”の各積重体のパッケージ100であって、各積重体を完全に包むプラスチックフィルム20が外側に設けられていると共に、一般には気泡包装材である2つの薄層要素18,18’が内側に設けられ、これらの薄層要素18,18’がタイル11,11’,11”の各積重体の両側部を完全に包むと共にタイル11,11’,11”の各積重体の頂部及び底部を部分的に包むことによりタイル11,11’,11”の各積重体を保護しているパッケージ100を作ることができる。
【0048】
このようなパッケージ100は、したがって、現在知られているタイルパッケージに関連した問題を解決する。
【0049】
より詳細には、パッケージ100は、衝撃及びパッケージそれ自身の劣化の両方から生じる可能性がある損傷を防止し、また、パッケージ100においては、公知のパッケージと異なり、湿度が浸透することがない。
【0050】
同時に、パッケージ100は、有益には、パッケージ100に収容されているタイル11,11’,11”の種類を確認することができる。
【0051】
以上述べたことから、本発明による、タイル又は同種物の積重体及びパッケージを連続して作る装置及び方法は上述した目的を達成することがわかったであろう。
【0052】
本発明による、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置及び方法は多数の変形及び変更を行うことができるものであり、これらの変形及び変更のすべてが本発明の概念に含まれるものである。また、前述したすべての詳部は技術的に等価な要素に代えることができる。実際に、用いられる詳部の材料は、それらの寸法に加え、技術的要求にしたがって任意の種類とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明による、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置の側面図である。
【図2】本発明による、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置の平面図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿ってタイル積重体のパッケージを示す図である。
【図4】図2の線IV−IVに沿ってタイル積重体のパッケージを示す図である。
【図5】図2の線V−Vに沿ってタイル積重体のパッケージを示す図である。
【図6】図2の線VI−VIに沿ってタイル積重体のパッケージを示す図である。
【図7】本発明による、タイル又は同種物の積重体のパッケージを連続して作る装置の一部分の拡大斜視図である。
【図8】本発明による装置により得ることができるタイル又は同種物の積重体のパッケージの斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業流れ(F)に沿ってタイル(11,11’,11”)又は同種物の積重体のパッケージ(100)を連続して作る装置(10)であって、作業コンベア(14)を包含し、この作業コンベヤ(14)によりタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体を供給すると共にこの作業コンベヤ(14)から前記パッケージ(100)が退去し、また、プラスチックフィルム(20)を前記作業コンベヤ(14)の上面上に供給して、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の下から横へ突出せしめる第1の装置(19)と、互いに平行な2板の薄層要素(18,18’)を前記プラスチックフィルム(20)の上面上に供給してタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の下から横へ突出せしめる第2の装置(17,17’)と、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の前進中、前記プラスチックフィルム(20)の両突出部分を垂直に上方に折り曲げて、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体のまわりに巻きつける手段(24)と、巻きつけた前記プラスチックフィルム(20)の重なり合った両縁を縦溶着する縦溶着装置(22)と、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体のまわりに巻きつけて縦溶着した前記プラスチックフィルム(20)を前後部で横溶着する前後横溶着装置(25)とを包含することを特徴とする装置(10)。
【請求項2】
請求項1記載の装置(10)において、更に、巻きつけて縦溶着した前記プラスチックフィルム(20)の上方部分を平らにするために、前記縦溶着装置(22)の下流でタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の上面上に位置するベルト装置(50)を包含することを特徴とする装置(10)。
【請求項3】
請求項1記載の装置(10)において、更に、前記横溶着装置(25)の下流に、縦溶着及び横溶着した前記プラスチックフィルム(20)の、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の前後部から突出している両部分を前記作業コンベヤ(14)の内部に向かって折り曲げる手段(60,61)を包含することを特徴とする装置(10)。
【請求項4】
請求項1記載の装置(10)において、更に、前記作業コンベヤ(14)の上流に、供給コンベヤ(12)と、この供給コンベヤ(12)に続く挿入コンベヤ(13)とを包含し、前記挿入コンベヤ(13)がタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体を予め設定したピッチにしたがって前記作業コンベヤ(14)に挿入するための第1の光電池(40)を備えていることを特徴とする装置(10)。
【請求項5】
請求項1記載の装置(10)において、更に、前記作業コンベヤ(14)の下流に、前記パッケージ(100)のための前進コンベヤ(21)及び排出コンベヤ(16)を包含することを特徴とする装置(10)。
【請求項6】
請求項5記載の装置(10)において、前記前進コンベヤ(21)がその前進速度を遅くすることができ、又はその前進方向を前記作業流れ(F)に関して逆にすることができることを特徴とする装置(10)。
【請求項7】
請求項6記載の装置(10)において、更に、前記排出ベルト(16)のところに、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体のまわりに巻きつけて溶着した、前記パッケージ(100)の前記プラスチックフィルム(20)を熱収縮するための炉要素(23)を包含することを特徴とする装置(10)。
【請求項8】
請求項1記載の装置(10)において、更に、前記作業コンベヤ(14)における前記横溶着装置(25)の上流に位置した、前記横溶着装置の作動のための第2の光電池(41)を包含することを特徴とする装置(10)。
【請求項9】
請求項1記載の装置(10)において、前記2つの薄層要素(18,18’)を供給する前記第2の装置(17,17’)が前記2つの薄層要素(18,18’)を切断して縦方向に分離せしめる手段(30)を包含し、この手段(30)が互いに分離されてタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体と一致する長さを有する前記2つの薄層要素(18,18’)を前記作業コンベヤ(14)上に供給するようにしたことを特徴とする装置(10)。
【請求項10】
請求項9記載の装置(10)において、前記2つの薄層要素(18,18’)を切断して縦方向に分離せしめる前記手段(30)が少なくともひとつのローラ(31)及び少なくともひとつの関連するカウンターローラ(32)であり、これらの各ローラは前記2つの薄層要素(18,18’)が前記少なくともひとつのローラ(31)と前記少なくともひとつの関連するカウンターローラ(32)との間を通過する間に前記2つの薄層要素(18,18’)を切断する少なくともひとつの切断要素(33,33’)を備えていることを特徴とする装置(10)。
【請求項11】
タイル(11,11’,11”)又は同種物の積重体のパッケージ(100)を連続して作る方法において、
タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体を作業コンベヤ(14)上に供給する段階と、
プラスチックフィルム(20)を前記作業コンベヤ(14)上であって、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の下に供給して、このプラスチックフィルム(20)をタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体から横へ突出せしめる段階と、
2つの薄層要素(18,18’)を前記作業コンベヤ(14)上及び前記プラスチックフィルム(20)の上面であって、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の下に供給して、これらの薄層要素(18,18’)をタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体から横へ突出せしめる段階と、
前記プラスチックフィルム(20)の前記突出部分の上方部分を垂直上方に折り曲げて、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体のまわりに巻きつける段階と、
タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積層体の上面上の前記プラスチックフィルム(20)を縦方向に閉じる段階と、
タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の前記前部及び後部において前記プラスチックフィルム(20)を横溶着する段階と、
を包含することを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11記載の方法において、更に、
前記プラスチックフィルム(20)の上部を平らにし、このプラスチックフィルム(20)の上部をタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の上部分に巻きつけて溶着する段階と、
溶着した前記プラスチックフィルム(20)の、タイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体の前後で突出している2つの部分を、前記作業コンベヤ(14)の内部に向かって折り曲げる段階と、
を包含することを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12記載の方法において、更に、前記プラスチックフィルム(20)をタイル(11,11’,11”)又は同種物の前記積重体のまわりに熱収縮せしめるために、前記パッケージ(100)を炉(23)内に供給する段階を包含することを特徴とする方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2008−285231(P2008−285231A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−118747(P2008−118747)
【出願日】平成20年4月30日(2008.4.30)
【出願人】(591047073)シトマ ソシエタ ペル アチオニ (9)
【住所又は居所原語表記】VIA VIGNOLESE 1927 − SPILAMBERTO,MODENA,ITALY
【Fターム(参考)】