説明

タバコ収納ラック

【課題】タバコパックの先入れ先出しを簡単に実現することができるタバコ収納ラックを提供する。
【解決手段】収納ラック本体110の後面に上下左右に配列されている複数のタバコ収納部130は、上面開口のボックス状のパックストッカ131で複数のタバコパックSTPを前後方向に配列させて収納する。そのパックストッカ131はストッカ支持機構132により前後方向にスライド自在に支持されて収納ラック本体110の後面に収容される。ただし、最後尾まで引き出されたパックストッカ131をストッカ支持機構132が下方に変位自在に支持する。このため、引き出されたパックストッカ131から簡単にタバコパックSTPを取得することができ、特別な作業スペースなどを必要とすることなくパックストッカ131に多量のタバコパックSTPを簡単に補充することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のタバコ銘柄のタバコパックを収納するタバコ収納ラックに関し、特に、コンビニエンスストアなどで店頭販売に利用されるタバコ収納ラックに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、いわゆるコンビニエンスストアなどのサプライチェーン店舗では、様々な販売商品を併売している。このようなサプライチェーン店舗の販売商品としてタバコパックがある。
【0003】
タバコパックは小型軽量で未成年には販売できないなどの理由から、タバコパックを収納するタバコ収納ラックをレジスペースの後方に配置しているサプライチェーン店舗が一般的である。この場合、一般購入者の要望に対応して店舗作業者がタバコパックを取り出して販売している。
【0004】
このようなタバコ収納ラックとしても各種があるが、例えば、前後方向に細長い上面開口のボックス状のパックストッカを前後方向にスライド自在に支持し、このようなパックストッカを上下左右に配列した構造の製品がある。
【0005】
このようなタバコ収納ラックでは、タバコパックが前後方向に配列されてタバコ銘柄ごとにパックストッカに収納される。そこで、一般購入者がタバコパックの購入を要望すると、そのタバコ銘柄のパックストッカを店舗作業者が収納ラック本体から引き出し、タバコパックを取得して一般購入者に販売処理することになる。
【0006】
当然ながら、このような販売処理を繰り返すとパックストッカに在庫されているタバコパックが不足することになる。このような場合、やはり店舗作業者はパックストッカを収納ラック本体から引き出し、そこにタバコパックを補充することになる。
【0007】
現在、上述のようなサプライチェーン店舗の店内などで利用できる商品収納装置としては、各種の提案がある。例えば、投入された商品を所望の姿勢を保持したまま商品収納通路に案内することができる商品収納装置が提案されている。
【0008】
この商品収納装置は、上下方向に沿って延在し、かつ商品を順次収納するための商品収納通路と、商品収納通路の上方域に向かって漸次下方傾斜し、商品を該商品収納通路に案内するための商品案内板とを備えた複数の商品収納ユニットを、対応する商品案内板どうしが連続した態様で前後に配設してなる商品収納装置において、前後に隣接する商品収納ユニットのうち、前側にある商品収納ユニットの商品案内板の後縁部が、後側にある商品収納ユニットの商品案内板の前縁部よりも常時上方に位置する態様で規制する位置規制手段を備えたものである(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−244333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述のようなタバコ収納ラックでは、店舗作業者は収納ラック本体からパックストッカを手前に引き出し、前後方向に配列されて収納されているタバコパックを手前から取得して販売することになる。
【0010】
一方、パックストッカにタバコパックを補充するときも、店舗作業者は収納ラック本体から手前に引き出したパックストッカに、手前からタバコパックを補充することになる。
【0011】
すると、パックストッカの手前のタバコパックは頻繁に交換されるが、奥側には古いタバコパックが長期放置されることになり、いわゆる先入れ先出しが実現されないことになる。この場合、奥側のタバコパックは鮮度が低下して商品価値がなくなることになる。
【0012】
このような課題を防止するためには、例えば、パックストッカを収納ラック本体から完全に取り出してレジスペースの床面に載置し、残存しているタバコパックを手前に移動させるとともに、その奥側にタバコパックを補充するようなことが想定できる。
【0013】
しかし、これでは店舗作業者の作業負担が過大であり、タバコパックを迅速に補充することが困難である。さらに、収納ラック本体から取り出したパックストッカを載置する作業スペースなども必要である。
【0014】
しかし、現在のコンビニエンスストアなどのサプライチェーンシステムでは、店舗スペースも無駄を一切排除するようにレイアウトされている。このため、タバコ収納ラックが載置されるレジスペースに、上述のような作業スペースを確保することも困難である。
【0015】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、特別な作業スペースなどを必要とすることなくパックストッカに多量のタバコパックを簡単に補充することができ、パックストッカでタバコパックの先入れ先出しを簡単に実現することができる、タバコ収納ラックを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明のタバコ収納ラックは、複数のタバコ銘柄のタバコパックを収納するタバコ収納ラックであって、前後方向に扁平なボックス状の収納ラック本体と、収納ラック本体の後面に上下左右に配列されていて任意のタバコ銘柄のタバコパックが自在に収納される複数のタバコ収納部と、を有し、複数のタバコ収納部は、複数のタバコパックが前後方向に配列されて収納される上面開口のボックス状のパックストッカと、パックストッカを前後方向にスライド自在に支持して収納ラック本体の後面に収容するストッカ支持機構と、を個々に有し、ストッカ支持機構は、最後尾まで引き出されたパックストッカを下方に変位自在に支持する。
【0017】
従って、本発明のタバコ収納ラックでは、複数のタバコ銘柄のタバコパックを収納するため、前後方向に扁平なボックス状の収納ラック本体を有する。この収納ラック本体の後面には任意のタバコ銘柄のタバコパックが自在に収納される複数のタバコ収納部が上下左右に配列されている。その複数のタバコ収納部は、上面開口のボックス状のパックストッカで複数のタバコパックを前後方向に配列させて収納する。そのパックストッカはストッカ支持機構により前後方向にスライド自在に支持されて収納ラック本体の後面に収容される。ただし、最後尾まで引き出されたパックストッカをストッカ支持機構が下方に変位自在に支持する。このため、引き出されたパックストッカから簡単にタバコパックが取得される。さらに、最後尾まで引き出されて下方に変位したパックストッカに多量のタバコパックが補充される。
【0018】
また、上述のようなタバコ収納ラックにおいて、複数のタバコ収納部は、収納されているタバコパックの不足を個々に検出する不足検知部と、検知された不足を個々に報知する不足報知部とを、各々有してもよい。
【0019】
また、上述のようなタバコ収納ラックにおいて、不足検知部は、パックストッカに前後方向にスライド自在に装着されていてもよい。
【0020】
また、上述のようなタバコ収納ラックにおいて、収納ラック本体の前面に上下左右に配列されていて複数のタバコ銘柄が個々に提示される複数のタバコ選定スイッチと、収納ラック本体の前面でタバコ選定スイッチが入力操作されるとタバコ銘柄が一致しているタバコ収納部を報知するタバコ報知部と、を有してもよい。
【0021】
また、上述のようなタバコ収納ラックにおいて、複数のタバコ選定スイッチに個々に提示されるタバコ銘柄を自在に変更する提示変更機構と、複数のタバコ選定スイッチで個々に提示されているタバコ銘柄と複数のタバコ収納部に個々に収納されているタバコ銘柄との前後対応関係を記憶する関係記憶部とを、さらに有し、タバコ報知部は、タバコ選定スイッチが入力操作されると記憶されている前後対応関係によりタバコ銘柄が一致しているタバコ収納部を報知してもよい。
【0022】
また、上述のようなタバコ収納ラックにおいて、提示変更機構は、タバコ銘柄を提示する銘柄カードと、銘柄カードをタバコ選定スイッチの前面に交換自在に配置するカード配置機構と、を有してもよい。
【0023】
また、上述のようなタバコ収納ラックにおいて、タバコ銘柄に対応して一般購入者に提示される銘柄対応コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、タバコ選定スイッチが入力操作されると記憶されている前後対応関係により銘柄対応コンテンツを選定するコンテンツ選定部と、選定された銘柄対応コンテンツを収納ラック本体の前方に報知出力するコンテンツ出力部とを、さらに有してもよい。
【0024】
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたタバコ収納ラック、コンピュータプログラムによりタバコ収納ラックに実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
【0025】
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
【発明の効果】
【0026】
本発明のタバコ収納ラックでは、収納ラック本体の後面には任意のタバコ銘柄のタバコパックが自在に収納される複数のタバコ収納部が上下左右に配列されている。その複数のタバコ収納部は、上面開口のボックス状のパックストッカで複数のタバコパックを前後方向に配列させて収納する。そのパックストッカはストッカ支持機構により前後方向にスライド自在に支持されて収納ラック本体の後面に収容される。ただし、最後尾まで引き出されたパックストッカをストッカ支持機構が下方に変位自在に支持する。このため、引き出されたパックストッカから簡単にタバコパックを取得することができる。さらに、最後尾まで引き出されたパックストッカが下方に変位するので、特別な作業スペースなどを必要とすることなくパックストッカに多量のタバコパックを簡単に補充することができる。このとき、パックストッカに残存していたタバコパックは自動的に手前に移動することになるので、その後方に新規のタバコパックを補充することができる。このため、パックストッカでタバコパックの先入れ先出しを簡単に実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のタバコ収納ラック100は、図1および図2等に示すように、複数のタバコ銘柄のタバコパックSTPを収納する。
【0028】
このため、本実施の形態のタバコ収納ラック100は、図1ないし図5に示すように、前後方向に扁平なボックス状の収納ラック本体110と、収納ラック本体110の前面に上下左右に配列されていて複数のタバコ銘柄が個々に提示される複数のタバコ選定スイッチ120と、複数のタバコ選定スイッチ120に個々に提示されるタバコ銘柄を自在に変更する提示変更機構121と、収納ラック本体110の後面に上下左右に配列されていて任意のタバコ銘柄のタバコパックSTPが自在に収納される複数のタバコ収納部130と、複数のタバコ選定スイッチ120で個々に提示されているタバコ銘柄と複数のタバコ収納部130に個々に収納されているタバコ銘柄との前後対応関係を記憶する関係記憶部である設定制御回路178と、収納ラック本体110の前面でタバコ選定スイッチ120が入力操作されると記憶されている前後対応関係によりタバコ銘柄が一致しているタバコ収納部130を報知するタバコ報知部であるタバコ報知ランプ150と、を有する。
【0029】
上述の提示変更機構121は、図3に示すように、タバコ銘柄を提示する銘柄カード122と、銘柄カード122をタバコ選定スイッチ120の前面に交換自在に配置するカード配置機構123と、を有する。このカード配置機構123は、タバコ選定スイッチ120の前面に装着されていて銘柄カード122が収納される無色透明の扁平なボックスからなる。
【0030】
銘柄カード122は、タバコパックSTPの前面と同等な外形に形成されており、タバコパックSTPの前面に表記されている銘柄画像124が前面に表記されている。ただし、後面にはタバコパックSTPと同一のバーコード画像125が表記されている。
【0031】
そこで、詳細には後述するが、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、タバコパックSTPや銘柄カード122のバーコード画像125を光学読取するバーコードリーダ161〜164が、収納ラック本体110の前面と後面との左右両側に一個ずつ配置されている。
【0032】
一方、複数のタバコ収納部130は、図1および図4に示すように、複数のタバコパックSTPが前後方向に配列されて収納される上面開口のボックス状のパックストッカ131と、パックストッカ131を前後方向にスライド自在に支持して収納ラック本体110の後面に収容するストッカ支持機構132と、を個々に有する。このストッカ支持機構132は、最後尾まで引き出されたパックストッカ131を下方に変位自在に支持する。
【0033】
さらに、複数のタバコ収納部130は、収納されているタバコパックSTPの不足を個々に検出する不足検知部である不足検知スイッチ133と、検知された不足を個々に報知する不足報知部である不足警告ランプ134とを、各々有する。
【0034】
不足検知スイッチ133は、パックストッカ131の底部に前後方向にスライド自在に装着されている。このため、パックストッカ131に収納されているタバコパックSTPの不足を検出する個数がスライド位置により可変自在に設定される。
【0035】
なお、収納ラック本体110の後面の上部には、コントロールパネル170、ディスプレイパネル171、メンテナンスハッチ172、左右一対のリセットスイッチ173、等が配置されている。
【0036】
また、収納ラック本体110の前面の上部および下部には、コンテンツ出力部である大型のディスプレイパネル174,175が配置されている。メンテナンスハッチ172の内部にはメインコントローラ176が配置されている。
【0037】
図5に示すように、このメインコントローラ176には、バスライン177で、上述のバーコードリーダ161〜164、コントロールパネル170、ディスプレイパネル171、リセットスイッチ173、ディスプレイパネル174,175、設定制御回路178、不足検知回路179、が接続されている。
【0038】
設定制御回路178は、複数のタバコ選定スイッチ120と複数のタバコ報知ランプ150とが接続されており、前述のように、複数のタバコ選定スイッチ120で個々に提示されているタバコ銘柄と複数のタバコ収納部130に個々に収納されているタバコ銘柄との前後対応関係を記憶する。
【0039】
不足検知回路179は、複数の不足検知スイッチ133と複数の不足警告ランプ134とが接続されており、不足検知スイッチ133の検知結果に対応して不足警告ランプ134を選択的に点灯させる。
【0040】
メインコントローラ176は、いわゆるマイクロコンピュータからなり、適切なコンピュータプログラムやシステムリソースが実装されている。このため、メインコントローラ176は、タバコ銘柄に対応して一般購入者に提示される銘柄対応コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部、タバコ選定スイッチ120が入力操作されると記憶されている前後対応関係により銘柄対応コンテンツを選定するコンテンツ選定部、として機能する。
【0041】
そこで、収納ラック本体110の前面の上下に配置されている大型のディスプレイパネル174,175は、上述のように選定された銘柄対応コンテンツを収納ラック本体110の前方に報知出力する。
【0042】
なお、詳細には後述するが、上述の銘柄対応コンテンツは、例えば、そのタバコ銘柄の宣伝の表示データ、そのタバコ銘柄に関連するタバコ銘柄の紹介の表示データ、等からなる。
【0043】
上述のような構成において、本実施の形態のタバコ収納ラック100を利用したタバコパックSTPの販売手法を以下に順番に説明する。まず、本実施の形態では、例えば、図6に示すように、サプライチェーン店舗のレジスペースRSPに平面形状がL字型のレジ仕切台RPHがあるとする。
【0044】
この場合、レジ仕切台RPHの内側に店舗作業者が位置し、外側に一般購入者が位置することになる(図示せず)。そこで、例えば、レジ仕切台RPHの正面側となる長手部分にPOS端末などの電子キャッシュレジスタECRが設置される。
【0045】
このような状態で、本実施の形態のタバコ収納ラック100は、L字型のレジ仕切台RPHの短手部分に設置される。この場合、タバコ収納ラック100の前面に一般購入者がアクセスでき、後面に店舗作業者がアクセスできることになる。
【0046】
このような状態で、タバコ収納ラック100を準備するときには、店舗作業者は、図7および図8に示すように、前面設定作業および後面設定作業を実行することになる。より具体的には、前面設定作業を実行する場合には、図7に示すように、例えば、タバコ収納ラック100の後面のコントロールパネル170に前面設定の作業開始を所定手順で入力操作する(ステップS1−Y)。
【0047】
すると、使用可能のときには点灯されるタバコ選定スイッチ120の全部が消灯される(ステップS2)。このような状態で、店舗作業者は、図3に示すように、所望のタバコ選定スイッチ120に所望の銘柄カード122を配置する。
【0048】
その場合、図7に示すように、前回のタバコ銘柄の設定を変更しないタバコ選定スイッチ120を店舗作業者が押下すると(ステップS3−Y)、そのタバコ選定スイッチ120は点灯される(ステップS7)。この場合、このタバコ選定スイッチ120に関しては、前回のタバコ銘柄の設定が継続される。
【0049】
一方、タバコ選定スイッチ120のタバコ銘柄の設定を変更する場合には、店舗作業者は、そのタバコ銘柄の銘柄カード122のバーコード画像125をバーコードリーダ161,162に光学読取させる(ステップS4−Y)。
【0050】
つぎに、その銘柄カード122を所望のタバコ選定スイッチ120にカード配置機構123で配置し、そのタバコ選定スイッチ120を押下する。すると、これを検知したタバコ収納ラック100は(ステップS5−Y)、バーコードリーダ161で光学読取されたタバコ銘柄と、押下されたタバコ選定スイッチ120と、が対応されて設定される(ステップS6)。
【0051】
上述のような作業を繰り返すことにより、上下左右に配列されているタバコ選定スイッチ120に銘柄カード122が所望の配列で配置され、この関係が設定制御回路178にデータ登録される。
【0052】
なお、使用しないタバコ選定スイッチ120は押下しないことにより、消灯したままとなる(ステップS2)。そこで、このような状態で店舗作業者が後面のコントロールパネル170に前面設定の作業終了を所定手順で入力操作する(ステップS8−Y)。
【0053】
これで、バーコード画像125をバーコードリーダ161,162に光学読取させてから銘柄カード122が配置されて押下されたタバコ選定スイッチ120は、そのバーコード画像125のタバコ銘柄がデータ登録され、事前に銘柄カード122が配置されていてバーコード画像125をバーコードリーダ161,162に光学読取させることなく押下されたタバコ選定スイッチ120は、前回のタバコ銘柄のデータ登録が継続され、押下されなかったタバコ選定スイッチ120は、消灯されたまま使用不能とデータ登録されることになる。
【0054】
上述のように前面設定が終了した状態で(ステップS8)、後面設定を開始する場合には、図8に示すように、やはり店舗作業者が後面のコントロールパネル170に後面設定の作業開始を所定手順で入力操作する(ステップS9−Y)。
【0055】
このとき、例えば、不足検知スイッチ133のオフ状態によりタバコ不足が検出されたタバコ収納部130は(ステップS10)、不足警告ランプ134が点灯される(ステップS11)。
【0056】
そこで、そのタバコ収納部130のタバコ銘柄を変更することなくタバコパックSTPを補充する場合には、店舗作業者は、図4に示すように、不足警告ランプ134が点灯しているタバコ収納部130のパックストッカ131を収納ラック本体110の後面から引き出してタバコパックSTPを補充する。
【0057】
すると、不足検知スイッチ133のオン状態により不足警告ランプ134が消灯され(ステップS12−Y,S16)、そのタバコ収納部130のタバコ銘柄の設定は継続される。このとき、所望により不足検知スイッチ133をスライド移動させることで、パックストッカ131に収納されているタバコパックSTPの不足検知の個数を変更することもできる。
【0058】
一方、不足検知スイッチ133のオフ状態によりタバコ不足が検出されているタバコ収納部130のタバコ銘柄を変更する場合には(ステップS12−N)、収納するタバコパックSTPのバーコード画像をバーコードリーダ163,164に光学読取させる(ステップS13−Y)。
【0059】
そして、そのタバコパックSTPをタバコ収納部130のパックストッカ131に収納して不足検知スイッチ133をオン状態とする(ステップS14−Y)。すると、これでタバコ収納部130とタバコ銘柄との関係が設定され(ステップS15)、不足警告ランプ134が消灯される(ステップS16)。
【0060】
なお、タバコパックSTPが充分に収納されていて不足検知スイッチ133によりタバコ不足が検出されていないタバコ収納部130でも、上述のようにタバコ銘柄を変更する場合には、収納されているタバコパックSTPが取り出されると不足検知スイッチ133によりタバコ不足と検出されてタバコ収納部130の不足警告ランプ134が点灯される(ステップS10,S11)。
【0061】
なお、ストッカ支持機構132にスライド自在に支持されているパックストッカ131は、図1および図4に示すように、最後尾まで引き出されると下方に変位する。このため、パックストッカ131に多量のタバコパックSTPを簡単に補充することができる。
【0062】
上述のような作業を繰り返すことにより、上下左右に配列されているタバコ収納部130にタバコパックSTPが所望の配列で収納され、この関係が設定制御回路178にデータ登録される。
【0063】
なお、使用しないタバコ収納部130は、不足検知スイッチ133がオフ状態で不足警告ランプ134が点灯したままとされる。そこで、このような状態で店舗作業者が後面のコントロールパネル170に後面設定の作業終了を所定手順で入力操作する(ステップS17−Y)。すると、上述のように使用しないタバコ収納部130は、不足検知スイッチ133がオフ状態のまま不足警告ランプ134が消灯される(ステップS18)。
【0064】
上述のような作業により、タバコパックSTPのバーコード画像をバーコードリーダ163,164に光学読取させてから不足検知スイッチ133がオン状態とされたタバコ収納部130は、そのバーコード画像のタバコ銘柄がデータ登録され、事前にタバコ銘柄が設定されていてバーコード画像をバーコードリーダ163,164に光学読取させることなく不足検知スイッチ133がオン状態とされたタバコ収納部130は、前回のタバコ銘柄のデータ登録が継続され、不足検知スイッチ133がオフ状態のまま後面設定が終了されたタバコ収納部130は、不足警告ランプ134が消灯されて使用不能とデータ登録されることになる。
【0065】
そして、上述のように前面設定と後面設定とが完了すると、その前面のタバコ選定スイッチ120のタバコ銘柄の配列と、後面のタバコ収納部130のタバコ銘柄の配列とと、が関連されて設定される(ステップS19)。本実施の形態のタバコ収納ラック100は、上述のように前面設定と後面設定とが完了して関連されると、使用できる状態となる。
【0066】
このような状態で、例えば、図9に示すように、一般購入者が所望のタバコ銘柄のタバコ選定スイッチ120を押下すると(ステップT4−Y)、そのタバコ銘柄のタバコパックSTPが収納されているタバコ収納部130のタバコ報知ランプ150が点灯される(ステップT7)。
【0067】
そこで、店舗作業者はタバコ報知ランプ150が点灯しているタバコ収納部130のパックストッカ131を引き出してタバコパックSTPを取り出す。つぎに、コントロールパネル170やリセットスイッチ173などでタバコ取得を入力操作すると、これを検知したタバコ収納ラック100では(ステップT8−Y)、タバコ報知ランプ150が消灯される(ステップT9)。
【0068】
そして、店舗作業者は上述のように消灯したタバコパックSTPを、その一般購入者に電子キャッシュレジスタECRにより販売処理する。なお、このような販売処理を繰り返すことでタバコパックSTPが不足したタバコ収納部130では、不足検知スイッチ133がオフ状態となることで不足警告ランプ134が点灯する(ステップT1−N,T2)。
【0069】
このため、タバコパックSTPが不足して補充が必要なことが店舗作業者に迅速に通知される。このとき、そのタバコ銘柄のタバコ選定スイッチ120も消灯するので(ステップT3)、そのタバコ銘柄のタバコパックSTPは購入できないことが一般購入者にも認識される。
【0070】
なお、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、上述の不足検知スイッチ133は、パックストッカ131に前後方向にスライド自在に装着されている。このため、不足検知スイッチ133のスライド位置により、パックストッカ131に収納されているタバコパックSTPの不足検知の個数を変更することができる。
【0071】
また、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、上述のように一般購入者が所望のタバコ銘柄のタバコ選定スイッチ120を押下すると(ステップT4−Y)、そのタバコ銘柄の銘柄対応コンテンツが前面上下のディスプレイパネル174,175に出力される。
【0072】
この銘柄対応コンテンツは、前述のように選定されたタバコ銘柄の宣伝情報や、関連するタバコ銘柄の紹介情報などからなる。なお、ディスプレイパネル174,175は、例えば、常時はタバコ収納ラック100の使用方法や一般的な宣伝情報などが表示出力される。
【0073】
また、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、前面両側にバーコードリーダ161,162がある。そこで、一般購入者は所持しているタバコパックSTPのバーコード画像をタバコ収納ラック100の前面のバーコードリーダ161,162に光学読取させることもできる。
【0074】
この場合も、前述のように、そのタバコパックSTPが収納されているタバコ収納部130のタバコ報知ランプ150が点灯される(ステップT7)。従って、そのタバコパックSTPがタバコ収納部130から店舗作業者により取得されて一般購入者に販売処理されることになる。
【0075】
本実施の形態のタバコ収納ラック100では、上述のように収納ラック本体110の前面には複数のタバコ銘柄が個々に提示される複数のタバコ選定スイッチ120が上下左右に配列されている。
【0076】
そして、複数のタバコ選定スイッチ120に個々に提示されるタバコ銘柄を提示変更機構121が自在に変更する。収納ラック本体110の後面には任意のタバコ銘柄のタバコパックSTPが自在に収納される複数のタバコ収納部130が上下左右に配列されている。
【0077】
このような複数のタバコ選定スイッチ120で個々に提示されているタバコ銘柄と複数のタバコ収納部130に個々に収納されているタバコ銘柄との前後対応関係を設定制御回路178が記憶する。
【0078】
収納ラック本体110の前面でタバコ選定スイッチ120が入力操作されると記憶されている前後対応関係によりタバコ銘柄が一致しているタバコ収納部130をタバコ報知ランプ150が報知する。
【0079】
このため、一般顧客は前面に配列されているタバコ選定スイッチ120により従来の自動販売機と同様にタバコ銘柄を自由に気楽に選定することができる。そして、店舗作業者は報知されたタバコ収納部130からタバコパックSTPを迅速に取り出して一般顧客に販売することができる。
【0080】
しかも、前面のタバコ選定スイッチ120のタバコ銘柄の配列と後面のタバコ収納部130のタバコ銘柄の配列とを関連させることなく自由に変更できるので、一般顧客と店舗作業者との両方の操作性を最良とすることができる。
【0081】
しかも、提示変更機構121は、タバコ銘柄を提示する銘柄カード122と、銘柄カード122をタバコ選定スイッチ120の前面に交換自在に配置するカード配置機構123と、からなる。このため、簡単な構造でタバコ選定スイッチ120のタバコ銘柄を自由に変更することができる。
【0082】
また、銘柄カード122は、タバコパックSTPの前面と同等な外形に形成されており、タバコパックSTPの前面に表記されている銘柄画像124が前面に表記されている。
【0083】
このため、上述のようにタバコ選定スイッチ120の前面にカード配置機構123で銘柄カード122を配置するだけで、タバコ選定スイッチ120を一目でタバコ銘柄を認識できる状態とすることができる。
【0084】
特に、タバコパックSTPは、タバコ銘柄として「××」「××ライト」「××メンソール」など、類似した製品が併売されていることがある。しかし、タバコ選定スイッチ120は、そのタバコパックSTPの銘柄画像124を明確に提示するので、一般購入者が類似したタバコ銘柄を間違って注文することを良好に防止できる。
【0085】
さらに、その銘柄カード122の後面にバーコード画像125が表記されており、これを前面のバーコードリーダ161,162に光学読取させることで、タバコ収納ラック100にタバコ銘柄がデータ入力される。
【0086】
このため、上述のようにタバコ選定スイッチ120のタバコ銘柄を銘柄カード122で変更するとき、そのタバコ銘柄を簡単にタバコ収納ラック100にデータ入力することができる。
【0087】
さらに、本実施の形態のタバコ収納ラック100は、タバコ銘柄に対応して一般購入者に提示される銘柄対応コンテンツを記憶し、タバコ選定スイッチ120が入力操作されると記憶されている前後対応関係により銘柄対応コンテンツを選定し、選定された銘柄対応コンテンツを収納ラック本体110の前方にディスプレイパネル174,175で報知出力する。
【0088】
このため、一般購入者が選定したタバコ銘柄の宣伝情報や、そのタバコ銘柄に関連するタバコ銘柄の紹介情報などを、最良のタイミングで一般購入者に提供することができる。
【0089】
また、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、複数のタバコ収納部130は、複数のタバコパックSTPが前後方向に配列されて収納される上面開口のボックス状のパックストッカ131と、パックストッカ131を前後方向にスライド自在に支持して収納ラック本体110の後面に収容するストッカ支持機構132と、を個々に有する。
【0090】
このため、多量のタバコパックSTPをタバコ収納部130に収納しておくことができ、そのタバコ収納部130からタバコパックSTPを簡単に取得することができる。特に、ストッカ支持機構132は、最後尾まで引き出されたパックストッカ131を下方に変位自在に支持する。
【0091】
このため、レジスペースRSPの床面に作業スペースなどを必要とすることもなく、パックストッカ131にタバコパックSTPを簡単に補充することができ、そのタバコパックSTPの先入れ先出しを簡単に実現することができる。
【0092】
さらに、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、後面にもバーコードリーダ163,164が配置されており、タバコパックSTPのバーコード画像を光学読取させることで、タバコ収納部130に収納するタバコパックSTPのタバコ銘柄を簡単にデータ入力することができる。
【0093】
さらに、複数のタバコ収納部130は、収納されているタバコパックSTPの不足を個々に検出する不足検知スイッチ133と、検知された不足を個々に報知する不足警告ランプ134とを、各々有する。このため、タバコ収納部130に収納されているタバコパックSTPが不足すると、これを簡単な構造で確実に店舗作業者に報知することができる。
【0094】
しかも、本実施の形態のタバコ収納ラック100では、一般購入者は自動販売機と同様に所望のタバコ銘柄をタバコ選定スイッチ120で選定することができるが、そのタバコパックSTPは店舗作業者により一般購入者に販売される。つまり、いわゆる対面販売でしかタバコパックSTPは販売されないので、成人認証の機能がタバコ収納ラック100に必要となることはない。
【0095】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではタバコ収納ラック100がスタンドアロンで機能することを例示した。
【0096】
しかし、このタバコ収納ラック100が電子キャッシュレジスタECRやバックヤードのPOSサーバ(図示せず)などとデータ通信してもよい。この場合、タバコ収納部130のタバコパックSTPの不足を電子キャッシュレジスタECRにも表示出力させたり(図示せず)、前面のディスプレイパネル174,175に表示出力する銘柄対応コンテンツをPOSサーバからリアルタイムで取得するようなことが可能となる(図示せず)。
【0097】
また、上記形態ではタバコ収納ラック100の前面および後面にタバコ選定スイッチ120およびタバコ収納部130が五段六列に配列されていることを例示した。しかし、この前面および後面のタバコ選定スイッチ120およびタバコ収納部130の配列を相違させておくことも不可能ではない。
【0098】
例えば、前面にタバコ選定スイッチ120を五段六列に配列しておきながら後面にはタバコ収納部130を六段五列に配列しておくようなこともでき、三段十列に配列しておくようなことも不可能ではない(図示せず)。
【0099】
さらに、上記形態ではタバコ収納部130が横方向に六列ごとに分断されていることを例示した。しかし、この複数のタバコ収納部130が横方向に一体に形成されていてもよい(図示せず)。
【0100】
また、上記形態ではタバコ収納部130のパックストッカ131が無色透明な樹脂で形成されており、収納されているタバコパックSTPの全面が目視されることを想定した。しかし、パックストッカ131が不透明に形成されていてもよく、図4に示すように、その後面にタバコ銘柄を示す銘柄ラベル135が貼着されていてもよい。
【0101】
さらに、上記形態では不足警告ランプ134とタバコ報知ランプ150とがタバコ収納部130のパックストッカ131の上方に配置されていることを例示した。しかし、不足警告ランプ134やタバコ報知ランプ150をパックストッカ131の後面に配置されていてもよい。この場合、上述の銘柄ラベル135がパックストッカ131の上方に配置されていてもよい(図示せず)。
【0102】
また、タバコパックSTPのバーコード画像をバーコードリーダ161〜164で光学読取することにより、上述のような銘柄ラベル135や銘柄カード122を印刷出力するプリンタユニット(図示せず)がタバコ収納ラック100に組み込まれていてもよい。
【0103】
さらに、本実施の形態ではタバコ収納ラック100の各部がメインコントローラ176のコンピュータプログラムなどにより、各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
【0104】
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の実施の形態のタバコ収納ラックの内部構造を示す模式的な縦断側面図である。
【図2】タバコ収納ラックの前面および後面の外観を示す斜視図である。
【図3】タバコ収納ラックの前面の要部構造を示す斜視図である。
【図4】タバコ収納ラックの後面の要部構造を示す斜視図である。
【図5】タバコ収納ラックの回路構造を示すブロック図である。
【図6】タバコ収納ラックの使用状態を示す模式的な斜視図である。
【図7】タバコ収納ラックで前面設定が実行されるときのフローチャートである。
【図8】タバコ収納ラックで後面設定が実行されるときのフローチャートである。
【図9】タバコ収納ラックでタバコパックの販売処理が実行されるときのフローチャートである。
【符号の説明】
【0106】
100 タバコ収納ラック
110 収納ラック本体
120 タバコ選定スイッチ
121 提示変更機構
122 銘柄カード
123 カード配置機構
124 銘柄画像
125 バーコード画像
130 タバコ収納部
131 パックストッカ
132 ストッカ支持機構
133 不足検知スイッチ
134 不足警告ランプ
135 銘柄ラベル
140 設定制御回路
150 タバコ報知ランプ
161 バーコードリーダ
162 バーコードリーダ
163 バーコードリーダ
164 バーコードリーダ
170 コントロールパネル
171 ディスプレイパネル
172 メンテナンスハッチ
173 リセットスイッチ
174 ディスプレイパネル
175 ディスプレイパネル
176 メインコントローラ
177 バスライン
178 設定制御回路
179 不足検知回路
ECR 電子キャッシュレジスタ
RPH レジ仕切台
RSP レジスペース
STP タバコパック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のタバコ銘柄のタバコパックを収納するタバコ収納ラックであって、
前後方向に扁平なボックス状の収納ラック本体と、
前記収納ラック本体の後面に上下左右に配列されていて任意の前記タバコ銘柄の前記タバコパックが自在に収納される複数のタバコ収納部と、を有し、
複数の前記タバコ収納部は、複数の前記タバコパックが前後方向に配列されて収納される上面開口のボックス状のパックストッカと、前記パックストッカを前後方向にスライド自在に支持して前記収納ラック本体の後面に収容するストッカ支持機構と、を個々に有し、
前記ストッカ支持機構は、最後尾まで引き出された前記パックストッカを下方に変位自在に支持するタバコ収納ラック。
【請求項2】
複数の前記タバコ収納部は、
収納されている前記タバコパックの不足を個々に検出する不足検知部と、
検知された不足を個々に報知する不足報知部とを、
各々有する請求項1に記載のタバコ収納ラック。
【請求項3】
前記不足検知部は、前記パックストッカに前後方向にスライド自在に装着されている請求項2に記載のタバコ収納ラック。
【請求項4】
前記収納ラック本体の前面に上下左右に配列されていて複数の前記タバコ銘柄が個々に提示される複数のタバコ選定スイッチと、
前記収納ラック本体の前面で前記タバコ選定スイッチが入力操作されると前記タバコ銘柄が一致している前記タバコ収納部を報知するタバコ報知部と、
を有する請求項1ないし3の何れか一項に記載のタバコ収納ラック。
【請求項5】
複数の前記タバコ選定スイッチに個々に提示される前記タバコ銘柄を自在に変更する提示変更機構と、
複数の前記タバコ選定スイッチで個々に提示されている前記タバコ銘柄と複数の前記タバコ収納部に個々に収納されている前記タバコ銘柄との前後対応関係を記憶する関係記憶部とを、さらに有し、
前記タバコ報知部は、前記タバコ選定スイッチが入力操作されると記憶されている前記前後対応関係により前記タバコ銘柄が一致している前記タバコ収納部を報知する請求項4に記載のタバコ収納ラック。
【請求項6】
前記提示変更機構は、前記タバコ銘柄を提示する銘柄カードと、前記銘柄カードを前記タバコ選定スイッチの前面に交換自在に配置するカード配置機構と、を有する請求項5に記載のタバコ収納ラック。
【請求項7】
前記タバコ銘柄に対応して一般購入者に提示される銘柄対応コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
前記タバコ選定スイッチが入力操作されると記憶されている前記前後対応関係により前記銘柄対応コンテンツを選定するコンテンツ選定部と、
選定された前記銘柄対応コンテンツを前記収納ラック本体の前方に報知出力するコンテンツ出力部とを、
さらに有する請求項4ないし6の何れか一項に記載のタバコ収納ラック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−142454(P2010−142454A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−323669(P2008−323669)
【出願日】平成20年12月19日(2008.12.19)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】