説明

ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを、サービスプロバイダから携帯端末のユーザに対して通信する方法

本発明は、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを、サービスプロバイダから携帯型の端末(1)のユーザに対して通信する方法であって、上記端末は、少なくとも1つの情報ストレージレジスタを有する保護部と、その保護部と上記サービスプロバイダのリーダー(3)との間の非接触型の通信を可能とする手段と、を組み込んでおり、上記方法は、ユーザプロファイルを生成する生成工程と、上記保護部の上記レジスタにおいて上記ユーザプロファイルを記録する記録工程と、を含み、上記ユーザプロファイルは、上記ユーザに関する個人データを、その個人データに関連付けれた秘匿度で含んでおり、上記方法は、さらに、上記端末(1)と上記リーダー(3)との間の非接触型の通信によって上記ユーザを特定した後に、上記ユーザが上記プロバイダに許可する上記秘匿度をアクティブにするアクティブ工程と、アクティブになった上記秘匿度に対応する上記個人データを上記プロバイダに通信する通信工程と、を含み、上記個人データは、上記ユーザに対して通信される、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを作成するために処理される通信方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを、サービスプロバイダから携帯端末のユーザに対して通信する方法に関する。また、本発明は、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを、サービスプロバイダから、そのような方法を実施するためのアプリケーションを有する移動型の端末のユーザに対して通信する方法に関する。
【0002】
本発明に係る上記方法によって、特に、ユーザは、ターゲットとされる広告メッセージ、プロモーションメッセージ、または通知メッセージを送信することをプロバイダに許可する代わりに、サービスプロバイダ、ブランド、または広告主の関連プログラムを簡単に得ることができる。さらに、上記方法は、プロバイダに上記許可を与える代わりに、報酬または利益(ギフト、ロイヤルティ・ポイントなど)を付与することができる。
【0003】
特に、本発明は、流通ストアに対するサービス分野において用いられる。ただし、本発明は、流通ストアに対するサービス分野を主な用途とするものの、その用途は限定されず、運輸、銀行での支払い、またはアクセス制御などの分野にも用いられる。後者のケースにおいて、上記方法は、ターゲットとされるプロモーション情報または広告情報を表示する代わりに、特に、公共輸送サービスへのアクセスをユーザに提供するために用いられる。
【0004】
本発明に係る上記方法は、マーケティングにおいて“オプト・イン”と認定されているが、メッセージを受信するかどうかの選択をユーザに明確に表明させることができる。また、本発明に係る上記方法は、ユーザがプロバイダに送信した個人データに基づいて、プロバイダが、ターゲットとされる関連プログラムを提供することができる。
【0005】
本発明は、ユーザが、より安全で、かつ、よりユーザフレンドリーに、関連するプログラムを得ることが可能な上記方法を提供することを目的とする。本発明は、特に、ユーザが、本人確認、趣味、および嗜好に関する情報を共有する代わりに、利点およびプロモーションから恩恵を享受することを可能とする。
【0006】
この効果を得るために、第1の実施形態に従えば、本発明は、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを、サービスプロバイダから携帯型の端末のユーザに対して通信する方法であって、上記端末は、少なくとも1つの情報ストレージレジスタを有する保護部と、その保護部と上記サービスプロバイダのリーダーとの間の非接触型の通信を可能とする手段と、を組み込んでおり、上記方法は、ユーザプロファイルを生成する生成工程と、上記保護部の上記レジスタにおいて上記ユーザプロファイルを記録する記録工程と、を含み、上記ユーザプロファイルは、上記ユーザに関する個人データを、その個人データに関連付けれた秘匿度で含んでおり、上記方法は、さらに、上記端末と上記リーダーとの間の非接触型の通信によって上記ユーザを特定した後に、上記ユーザが上記プロバイダに許可する上記秘匿度をアクティブにするアクティブ工程と、アクティブになった上記秘匿度に対応する上記個人データを上記プロバイダに通信する通信工程と、を含み、上記個人データは、上記ユーザに対して通信される、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを作成するために処理される通信方法を提案する。
【0007】
また、第2の実施形態に従えば、本発明は、上記端末の上記ユーザのプロファイルを記録するための少なくとも1つのレジスタを有する保護部を組み込んでおり、上記プロファイルは、上記ユーザに関する個人データを、その個人データに関連付けれた秘匿度で含んでおり、上記端末は、上記保護部とサービスプロバイダのリーダーとの間の非接触型の通信を可能とする手段をさらに有しており、上記端末は、さらに、上記の通信方法を実行することを可能とするための、上記端末と上記リーダーとの間の取引を可能にするアプリケーションを組み込んでいる移動型の端末を提案する。
【0008】
本発明に係る他の特徴および利点は、本発明に係る実施形態に従う通信方法の実施を説明する添付の図面を参照して提供される、以下の説明において現れる。
【0009】
この図面に関して、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを通信する方法が説明される。そのメッセージは、例えば、広告、プロモーション、あるいは情報の通知といったものであり、サービスプロバイダから携帯端末のユーザに対して送信される。サービスプロバイダは、特に、営利目的とするものであり、ストア、運輸会社、銀行などであってよい。
【0010】
ターゲットとされるメッセージは、ユーザとプロバイダとの間の関連プログラムの一部であってよく、例えば、ロイヤルティプログラム、コンシューマクレジット・サービス、クーポンプログラム、通知レター、広告キャンペーンである。さらに、考慮される関連プログラムは、幾つかのサービスプロバイダに関連しうる。
【0011】
特に、本発明に係る方法では、ユーザから明確な承諾を受けた後(“オプト・イン”と称されるモード)、サービスプロバイダは、そのユーザに関するデータを受信する代わりに、関連プログラムを当該ユーザに対して配信することができる。ここで、上記プログラムは、通信されたデータに従って適合されうる。
【0012】
さらに、特に、ユーザに対して表示および提案されたメッセージの数をカウントすることが可能である。同様に、固有の製品またはサービスにおいて、ある特定の取引を行う要因となったメッセージの数をカウントすることも可能である。このように、上記方法は、このプロセスのために提供されたサービスの費用請求を目的として、プロファイルごと、および秘匿度ごとに、詳細かつ安全な方法で統計量を報告することができる。
【0013】
説明される実施の形態に従って、端末は、携帯型の電話機1である。その電話機1は、少なくとも1つの情報ストレージ・レジスタを有する少なくとも1つの保護部を組み込んでおり、それは、特に秘匿された状態となっている。
【0014】
上記保護部は、SIM(de langlais Subscriber Identity Module)、またはSD(SD card en anglais pour Secure Digital card)型のメモリボードといった、電話機1のメモリチップに組み込まれている。または、上記端末は、PDA(de langlais Personal Digital Assistant)型のPAであってよい。
【0015】
上記保護部は、特に、幾つかのアプリケーション(支払い、輸送、アクセス制御)ごとにそれぞれ割り当てられた幾つかのデータレジスタを含み、そのアプリケーションによって、上記手段から独立した安全なサブ・レジスタに格納された通信方法を実施することができる。
【0016】
上記アプリケーションは、キーボード1a、表示部1b、および電話網2はもちろん、上記保護部との間で情報のやり取りが可能である。上記アプリケーションは、特に、上記保護部に格納されたデータを読み込む読み込み手段、データストレージにデータを読み書きする読書手段、演算手段、及び記録されたデータを表示する表示手段を含む。
【0017】
さらに、上記保護部が許可する場合に、上記アプリケーションは、問題となる幾つかのプログラムとユーザとがデータを共有できるように、幾つかの関連プログラム、特に幾つかのロイヤルティプログラムを統合することができる。
【0018】
移動端末は、さらに、サービスプロバイダのリーダーとの間で上記保護部の非接触型の通信を可能とする手段を有し、当該通信は、機密のために暗号化されている。実施形態によると、非接触型の通信は、RFID13.56.規格などで規定されるNFC(NFC pour Near Field Communication en anglais)技術の実施により実行される。
【0019】
本実施形態において、移動端末は、電子チップ及び通信アンテナの形態による中継器を有するRFID(de langlais Radio frequency Identification)型の無線周波数タグを備える。実際に、このタイプのタグによって、上記電子チップのコンテンツと好適なリーダーとの間における非接触型の通信が可能となり、当該通信によって、チップに含まれる情報が読み出され、かつ/または、そのチップに情報が書き込まれる。
【0020】
特に、上記タグは、ユーザに関する識別番号を有する。そのようなものとして、ユーザが自身の端末をリーダーに近づけると、端末とリーダーとの間の非接触型の通信を介して、タグが特定される。
【0021】
リーダーとして、無線周波数タグを非接触で読み込むことが可能な手段を有する端末3が用いられる。その端末は、サービスプロバイダの製品の販売ポイントに、または、より一般的に、プロバイダによってサービスが提供される施設内に設置されうる。実施形態によると、端末3は、ターゲットとされるメッセージが支払いの間に使用可能なように、ショップのキャッシュレジスタリーダーに組み込まれてよい。
【0022】
端末3は、設置場所のデザインに適合した形態であればいかなる形態であってもよく、特に、コンソール型または壁面ディスプレイといった形態でよい。そして、端末3は、非接触型の通信を行うためにユーザが無線周波数タグを真向かいに横切らせる領域3aを有する。
【0023】
上記通信方法によって、ユーザのプロファイルが作成され、上記保護部のレジスタ内に当該プロファイルが記録される。このプロファイルには、上記ユーザに関する個人データが、その個人データに関連付けられた秘匿度で含まれている。
【0024】
個人データは、携帯端末を媒介にして、特に、携帯型の電話機1の表示部1bおよびキーボード1aを用いることにより、ユーザによって入力される。しかしながら、これは、リーダーを媒介として、または、双方向性の端末3または携帯型コンピュータといった他のキー入力装置によっても可能である。さらに、ユーザは、修正、削除するために、いつでもこのデータにアクセスすることができる。
【0025】
レジスタ内における個人データの記録は、TLV(Type Longueur Valeur)またはTV(Type Valeur)プロトコルに従う符号化により行われる。
【0026】
実施形態によると、使用されるTLV符号化によって、データ管理を単純化しつつ、メモリフットプリントを最小化できる。これを行うために、
−データのタイプによって最初の1バイト(8ビット)に
−データの長さ(最大256)によって次の1バイトに
−データによってその他のバイトに
符号化が行われる。
【0027】
さらに、占有サイズを低減するために、固定した長さのデータに対して、長さバイトを省略することが可能である。そのとき、符号化はTVになる。
【0028】
実施形態によると、上記方法によって、ユーザは、自身が入力した個人データに対して少なくとも1つの秘匿度が与えられる。あるいは、ユーザ自らが、自身が入力したデータに対して、対応する秘匿度を選択することができる。
【0029】
例を用いて、ここに、五つの秘匿度と、対応するデータタイプとが与えられる。
【0030】
−レベル0:個人データなし
−レベル1:基本的な個人データ(姓、名、性別など)
−レベル2:詳細な個人データ(食べ物の好みなど)
−レベル3:完全な個人データ(銀行データなど)
−レベル4:生態的な個人データ(指紋など)
特に、レベル0のデータの共有は、曖昧に、ユーザからの簡易な“オプト・イン”とされ、これにより、匿名でプログラムの一員に受け入れられる。また、これにより、遠隔データベースにおいてリストに乗り、かつ、販売ポイントまたはコマーシャルネットワークにおける購入履歴および訪問履歴に基づく、ターゲットとされる情報を受け取ることができる。
【0031】
上記方法では、ユーザが特定されたのち、ユーザがサービスプロバイダに許可した秘匿度がアクティブになり、アクティブになった秘匿度に対応して、個人データがプロバイダに送信される。
【0032】
そのようにして、通信された個人データが、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを生成するために処理され、そして、そのメッセージがユーザに送られる。ターゲットとされるメッセージは、特に、ユーザに対するターゲットとされるサービスに対応しており、その一例として、輸送サービスへのアクセス、または、あるサービスに関係する広告メッセージなどが挙げられる。さらに、ターゲットとされるメッセージは、端末とリーダーとの間の非接触型の通信に関連する状況データ(時刻、場所など)に従って生成されうる。
【0033】
こうして、本発明は、プロバイダとユーザとの間の通信に適合するように、ユーザの個人データ、プロバイダからのメッセージ、および状況データを通信することができる。
【0034】
特に、ユーザがサービスプロバイダに認めた秘匿度は、プロバイダのリーダーにおいてユーザを最初に特定する間にアクティブにされる。これを行うために、最初の特定の間、ユーザは、許可された秘匿度を有する参加フォームを仕上げなければならない場合がある。実施の一例では、最初のユーザの特定は、ロイヤルティプログラムへの申し込みのときに、または、クレジット/支払いカードをアクティブにする間に行われる。
【0035】
さらに、通信されるデータは、後から再利用されるように、プロバイダによって記録されてよい。このようにして、後の特定それぞれに対して、ターゲットとされるメッセージを生成することができ、しかも、このことは、データの再通信を要求されることなく行われる。
【0036】
さらに、この最初の特定の間に、上記通信方法を実行することが可能なアプリケーションが、保護部のレジスタに記録されるためにダウンロードされてよい。あるいは、そのアプリケーションは、最初の特定に先立ってダウンロードされるか、または、保護部に予め記録されていてよい。
【0037】
図面に関して、上記方法は、携帯型の電話機1、端末3、サービスプロバイダのサーバ4を含むリモートプラットフォーム、及び、電話の遠隔通信オペレータの電話網2の間で実行される。
【0038】
図1によると、上記方法では、逐次的に、以下の動作が行われる。
【0039】
−ユーザが、電話機1と端末3との間の非接触型の通信を介して特定される(矢印A)。
【0040】
−電話機1は、非接触型の通信を介して、端末3に対してデータを送信する(矢印B)。
【0041】
−端末3は、ネットワーク接続の中継手段によって、特にインタネットを介して、サーバ4にデータを送信する(矢印C)。
【0042】
−サーバ4は、ターゲットとされるメッセージを生成するために、このデータを処理する。
【0043】
−サーバ4は、上記電話網の中継手段によって、ターゲットとされるメッセージを端末3に送信する(矢印D)。
【0044】
−端末3は、電話機1に接触することなく、ターゲットとされるメッセージを電話機1に送信する(矢印E)。
【0045】
−ターゲットとされるメッセージが、電話機1の表示部に表示される。
【0046】
あるいは、上記の実施形態に代わって、以下の実施形態であってよい。
【0047】
−ターゲットとされるメッセージを生成するために、端末により個人データが処理される(矢印C’)。および/または、
−ターゲットとされるメッセージが、リーダーのディスプレイによりユーザに伝達される(矢印E’)。および/または、
−ターゲットとされるメッセージが、オペレータの電話網2を利用することで、サーバ4から電話機1に直接送信される(矢印F)。
【0048】
他の実施形態によると、個人データ及び/又はターゲットとされるメッセージが、端末1によって、特にオペレータのネットワークを利用することで、サーバ4に送信される。
【0049】
プロバイダのサービスを利用するフレームワーク内において端末によって通信されるために、ターゲットとされる双方向型のメッセージを通信する方法が以下に示される。双方向型のメッセージは、特にプロモーション・クーポン型であって、プロバイダとの間でなされる購入時に用いられる。
【0050】
他の実施形態によると、双方向型のメッセージは、ユーザとサービスプロバイダとの間のデータ交換フォームでありうる。このタイプのメッセージは、最低レベルの秘匿度(所与の例で言えばレベル0、つまり、個人データは送信されず、フォーム受信を容認した場合)でアクティブになったケースにおいて生成されうる。
【0051】
上記方法では、上記保護部において、少なくとも1つの双方向型のメッセージがアクティブではない状態で記録される。例えば、ユーザが特定された後に、幾つかのプロモーション・クーポンが使用不可の状態で記録される。特に、このクーポンは、アクティブになった秘匿度のレベルとは無関係に通信される。あるいは、このクーポンは、特に基本的な個人データ(所与の例におけるレベル1)を送信する代わりに上記クーポンの受信を許可するために、最小の秘匿度で通信され、そのクーポンを受信することにより、記録されたクーポンが個人のものとなる。
【0052】
そして、記録されたプロモーション・クーポンは、ユーザ動作を介して、特に、携帯型の電話機1の表示部1bでのユーザによる可視化によって、アクティブになる。特に、ユーザは記録されたクーポンのリストをスクロールできる。そして、各クーポンを可視化するときに保護部においてカウンタが増やされ、これにより、クーポンは、アクティブではない状態からアクティブな状態に変化する。
【0053】
このように、ユーザは、プロモーション・クーポンが可視化された後でのみ、そのクーポンを使用することができる。特に、クーポン製品に対する支払い時に、アクティブになったクーポンは、キャッシュ・レジスタとの間で通信する、電話機1および端末3の間の非接触型の通信を介してショップのキャッシュ・レジスタに送信される。
【0054】
または、上記方法では、上記保護部において、少なくとも1つの双方向型のメッセージがアクティブではない状態で記録される。このとき、個人データを処理することで、記録されたアクティブではないメッセージのアクティブ化を介して、ターゲットとされる双方向型のメッセージを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを通信する方法を説明する図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを、サービスプロバイダから携帯型の端末(1)のユーザに対して通信する方法であって、
上記端末は、少なくとも1つの情報ストレージレジスタを有する保護部と、その保護部と上記サービスプロバイダのリーダー(3)との間の非接触型の通信を可能とする手段と、を組み込んでおり、
上記方法は、ユーザプロファイルを生成する生成工程と、上記保護部の上記レジスタにおいて上記ユーザプロファイルを記録する記録工程と、を含み、
上記ユーザプロファイルは、上記ユーザに関する個人データを、その個人データに関連付けれた秘匿度で含んでおり、
上記方法は、さらに、上記端末(1)と上記リーダー(3)との間の非接触型の通信によって上記ユーザを特定した後に、上記ユーザが上記プロバイダに許可する上記秘匿度をアクティブにするアクティブ工程と、アクティブになった上記秘匿度に対応する上記個人データを上記プロバイダに通信する通信工程と、を含み、
上記個人データは、上記ユーザに対して通信される、ターゲットとされる少なくとも1つのメッセージを作成するために処理されることを特徴とする方法。
【請求項2】
ターゲットとされる少なくとも1つの上記メッセージは、上記プロバイダのサービスを利用するフレームワーク内において端末(1)によって通信されるために双方向型であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ターゲットとされる少なくとも1つの上記双方向型のメッセージは、アクティブではない状態で上記保護部に記録されるために上記端末(1)に送信され、
記録される双方向型のメッセージは、上記ユーザによる動作によってアクティブになることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
アクティブではない状態で、少なくとも1つの双方向型の上記メッセージが上記保護部に記録され、
上記個人データの処理は、記録された双方向型のメッセージをアクティブにすることにより、ターゲットとされる双方向型のメッセージを生成することが可能であることを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
上記端末(1)と上記リーダー(3)との間の非接触型の上記通信に関連する状況データに従って、ターゲットとされる上記メッセージがさらに生成されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
非接触型の上記通信は、NFC技術を実施することで、行われれることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
上記個人データの入力は、上記端末(1)を媒介にしたユーザ、上記リーダー(3)、または他のキー入力装置により行われることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の方法。
【請求項8】
上記ユーザが入力した上記個人データに対する少なくとも1つの上記秘匿度が上記ユーザに提示されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上記ユーザが上記プロバイダに許可する上記秘匿度は、上記プロバイダのリーダー(3)において上記ユーザを最初に特定する間にアクティブになることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の方法。
【請求項10】
上記個人データは、ターゲットとされるメッセージを作成するために、上記リーダー(3)によって処理されることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の方法。
【請求項11】
上記個人データは、リモートプラットフォーム(4)に送信され、
上記リモートプラットフォームは、上記データを処理し、かつ、上記ユーザに対してターゲットとされるメッセージを送信することを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の方法。
【請求項12】
上記個人データは、上記リーダー(3)によって上記リモートプラットフォーム(4)に送信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ターゲットとされるメッセージは、上記リーダー(3)のディスプレイを介して上記ユーザに送信されることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
ターゲットとされるメッセージは、上記端末(1)のディスプレイによって、上記ユーザに伝達されることを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載の方法。
【請求項15】
上記ターゲットとされるメッセージの通信は、上記端末(1)と上記リーダー(3)との間の非接触型の通信によって行われることを特徴とする請求項1から14の何れか1項に記載の方法。
【請求項16】
上記保護部に記録された上記個人データは、TLVプロトコルまたはTVプロトコルに従って符号化されることを特徴とする請求項1から15の何れか1項に記載の方法。
【請求項17】
上記端末(1)の上記ユーザのプロファイルを記録するための少なくとも1つのレジスタを有する保護部を組み込んでおり、
上記プロファイルは、上記ユーザに関する個人データを、その個人データに関連付けれた秘匿度で含んでおり、
上記端末は、上記保護部とサービスプロバイダのリーダー(3)との間の非接触型の通信を可能とする手段をさらに有しており、
上記端末は、さらに、請求項1から16の何れか1項に記載の方法を実行することを可能とするための、上記端末と上記リーダーとの間の取引を可能にするアプリケーションを組み込んでいることを特徴とする移動型の端末。
【請求項18】
上記アプリケーションは、上記保護部のレジスタに記録されていることを特徴とする請求項17に記載の移動型の端末。

【図1】
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【公表番号】特表2011−525645(P2011−525645A)
【公表日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508971(P2011−508971)
【出願日】平成21年5月13日(2009.5.13)
【国際出願番号】PCT/FR2009/000555
【国際公開番号】WO2009/147308
【国際公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(510301518)
【氏名又は名称原語表記】Airtag
【住所又は居所原語表記】9,allee du Progres,F−92170 Vanves,France
【Fターム(参考)】