説明

ティッシュペーパー及びティッシュペーパー収納体

【課題】化粧用途に最適であり、肌触りに優れ、使用時、特にクレンジング時などにおいて破断がないまたは少ないものを提供する。
【解決手段】主として化粧用途を目的としたティッシュペーパーであって、次記の(A)〜(C)の条件を満たすことを特徴とするティッシュペーパー。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ね、または3枚を越える重ね枚数で1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として化粧用途を目的としたティッシュペーパー及びそのティッシュペーパー収納体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、汎用のティッシュペーパーに対して、花粉症や風邪を患ったときに紙粉の発生を極力抑制したものや、化粧時の拭き取りや仕上げ用としても使用可能であると銘打ったティッシュペーパー製品が市販されている。
【0003】
後者の化粧用としも使用可能であることを直接または間接的に謳った市販品は、横115mm×縦247mm×高さ(90〜110)mmの汎用のティッシュペーパーと実質的に同一の箱体内に収納されている。
【0004】
ティッシュペーパーは2枚1組であり、そのものの材質は、バージンパルプ100%に場合により薬剤を添加したものである。
【0005】
しかし、これはあくまで汎用ティッシュペーパーの延長線上で化粧用としも使用可能であることを強調したものに過ぎず、したがって、特性として化粧用途に最適なものではないものであった。
【特許文献1】特開2002−238799号公報
【特許文献2】特開2003−164385号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする課題は、従来品は化粧用途に最適なものではないことであり、したがって、本発明の目的は、化粧用途に最適であり、肌触りに優れ、使用時、特にクレンジング時などにおいて破断がないまたは少ないものを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、次記のとおりである。
<請求項1項記載の発明>
主として化粧用途を目的としたティッシュペーパーであって、次記の(A)〜(C)の条件を満たすことを特徴とするティッシュペーパー。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ね、または3枚を越える重ね枚数で1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。
【0008】
<請求項2項記載の発明>
3枚重ねで1組のティッシュペーパーにおいて、総紙厚が200〜400μm、湿潤紙力が42.5〜100cN、吸油度が0.1〜39.0秒である請求項1記載のティッシュペーパー。
【0009】
<請求項3項記載の発明>
3枚重ねで1組のティッシュペーパーの、少なくとも2つ折の外側面において、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、グリコール系溶剤およびその誘導体の群の中から選ばれた少なくとも一つが塗布されている請求項1または2記載のティッシュペーパー。
【0010】
<請求項4項記載の発明>
主として化粧用途を目的とし、次記の(A)〜(C)の条件を満たすティッシュペーパーを、ポップアップ方式で2つ折りに折り畳んで収納箱内に収納したことを特徴とするティッシュペーパー収納体であって、該収納箱は縦長の直方体であり、その上面に開口した取り出し口の縦方向の寸法割合が0.1〜0.6、横方向の寸法割合が0.02〜1.0であるティッシュペーパー収納体。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ねで1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの外横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。
【0011】
<請求項5項記載の発明>
主として化粧用途を目的とし、次記の(A)〜(C)の条件を満たすティッシュペーパーを、ポップアップ方式で2つ折りに折り畳んで収納箱内に収納したことを特徴とするティッシュペーパー収納体であり、該収納箱は縦長の直方体であり、縦寸法/横寸法の比が1.5〜2.0であり、(底面積)1/2/高さの比が1.0〜2.0であるティッシュペーパー収納体。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ねで1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。
【0012】
<請求項6項記載の発明>
収納箱内へのティッシュペーパーの充填率が50〜200組/85mm高さである請求項4または5記載のティッシュペーパー収納体。
【発明の効果】
【0013】
本発明のティッシュペーパーは、(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2(好ましくは11.0〜17.0g/m2)であること(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ねで1組としたこと(C)ティッシュペーパーの外横及び縦の各寸法が160〜240mmであることの各条件を満足するので、肌触り、特に所定の米坪のものを3枚重ね、または3枚を越える重ね枚数で1組にしたものであるために肌に当てたときクッション性(ふんわり感)に優れ、しかも使用時、特にクレンジング時などにおいて破断がないまたは少ないものとなる。さらに、ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mm(好ましくは180〜220mm)であることで、4つ折りしたとき、化粧動作時に余分な部分がなく、女性が手で持って取り扱い易い。
【0014】
総紙厚が200〜400μm(好ましくは200〜340μm)、湿潤紙力が42.5〜100cN(好ましくは42.5〜55.0cN)、吸油度が0.1〜39.0秒(好ましくは18.0〜35.0秒)であると、クレンジング時などにおいて破断がないまたは少ないものとなるとともに、肌に付着した油分を速やかに除去できる。
【0015】
3枚重ねで1組のティッシュペーパーの、少なくとも2つ折の外側面において、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、グリコール系溶剤およびその誘導体の中から少なくとも一つを塗布すると、表面が滑らかな感触や柔軟性を与えることができる。
【0016】
本発明のティッシュペーパーはポップアップ方式で2つ折りに折り畳んで縦長の直方体の収納箱内に収納して使用に供することで、使用の都度、ポップアップする場合、その上面に開口した取り出し口の縦方向の寸法割合が0.1〜0.6、横方向の寸法割合が0.02〜1.0であると、取り出しの容易性と過度に大きいことによる外部からのごみやほこりの混入を防止できる。
【0017】
また、収納箱における縦寸法/横寸法の比が1.5〜2.0であり、(底面積)1/2/高さの比が1.0〜2.0であると、前記のティッシュペーパーの外形寸法との関係、置いた時、使用時の安定性及び収納箱内への収容組数(100〜150組がより望ましい)との関係で、消費者にとって使い勝手がよいものとなる。
【0018】
収納箱内へのティッシュペーパーの充填率が50〜200組/85mm高さであると、過度に低い充填率に伴う遊び空間の増大に伴う収納品の崩れ、その動きによる品質の悪化を防止し、過度の高い充填率に伴う取り出し時における破断を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下本発明を、実施するための最良の形態を挙げながら、さらに詳説する。
本発明のティッシュペーパーの基材紙としては、NBKP配合率が30〜80%、LBKP20〜70%のパルプ繊維を主原料とするのが望ましい。必要により、パルプ原料に対し、古紙パルプを30%以下、好適には10%以下配合することができるが、バージンパルプを100%配合したものが柔軟性などの点で望ましい。
【0020】
ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2(好ましくは11.0〜17.0g/m2)とする。市販品のものは、12.8〜18.3g/m2である。本発明において、米坪が小さいと、前述のクッション性が得られない。市販品の例に見られるように、米坪を大きくしたものを、2枚重ねとすることでクッション性を高めることも可能ではあるが、本発明では、高くない米坪のものを3枚重ね(またはこれを超える枚数)で1組とすることにより、シート間のわずかな空間を緩衝空間としてクッション性を高めることを企図している。また、仮に2枚重ねで1組としたものと、3枚重ねで1組としたものが、同じ総厚であるとしても、3枚重ねで1組としたものの方が吸油度が優れることが知見された。これは、シート間のわずかな空間に油分を保持する機能があるからであると推測された。
【0021】
ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mm(好ましくは180〜220mm)である。この寸法であると、4つ折りしたとき、化粧動作時に余分な部分がなく、女性が手で持って取り扱い易い。
【0022】
総紙厚が200〜400μm(好ましくは200〜340μm)、湿潤紙力が42.5〜100cN(好ましくは42.5〜55.0cN)、吸油度が0.1〜39.0秒(好ましくは18.0〜35.0秒)が望ましい。総紙厚はクッション性を確保するために規定したものである。縦方向および横方向の湿潤紙力(乾燥紙力も同様)は、JIS S 3104およびJIS P 8113に基づいて測定する。湿潤紙力は、洗顔後の拭き取りなどにおいて重要である。湿潤紙力を過度に高いものとすることは、他の特性(たとえば柔軟性)などを阻害するために困難である。湿潤紙力が低いと破断を生じ易い。一方で、吸油度が大きいと、クレンジング性が悪い。
【0023】
3枚重ねで1組のティッシュペーパーの、少なくとも2つ折の外側面において、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、グリコール系溶剤およびその誘導体の中から少なくとも一つが塗布することで、表面の滑らかな感触や柔軟性を与えることができる。
【0024】
必要ならば、たとえばジメチルシリコーンエラストマーを乳化などの手段により微粒子化した、シリコーンエラストマーより形成したシリコーンパウダーを含有させることができる。この場合、好適にはべとつき防止のために25cst以下のシリコーンオイルとの併用で、0.1〜30μmの前記シリコーンパウダーを、乾燥繊維重量を基準として0.05〜5%の割合で含有させることが、吸油性及び吸水性を所定の程度に適正に維持しながら、所望の表面の滑らかな感触や柔軟性を与え、かつ経済性に富む配合となる。
【0025】
収納箱の形態については、前述のとおりであるが、補足説明する。すなわち、図1に示すように、3枚重ねで一組として収納箱1の長手方向を折目として、ポップアップ方式で折り畳み、上部に取り出し口を有する収納箱1に収めたさいに、収納箱1上部の取り出し口からティシュペーパーを破断することなくスムーズに取り出すことができるようになる。そして取り出し口は、図示例のように、前記収納箱1の上部に開口する窓1Aの箱内面側からこれを被覆するシート2が貼り付けられ、そのシート2に収納箱上面の長さ方向に沿ってスリット2Aが設けられたこの種の収納箱に設けられる取り出し口Xを有する。前記スリット2Aの長さは100〜180mmとするのが好適である。そして、スリットとティシュペーパーの横方向が平行となるように収納箱に収めるのが好適である。
【0026】
他方、乾燥時の縦紙力が200〜400cN、横紙力が80〜200cNであることが望ましい。また、ソフトネスは0.5〜1.5gが、JIS P 8141で規定するクレム吸水度は10〜120秒、クレム吸油度(JIS P8141で規定するクレム吸水度試験に準じて、水を市販のサラダ油(日清製油株式会社製)に置き換えて、JIS P8111で規定する標準条件下で測定する。ただし、測定時間は60秒、紙の流れは縦方向(製造ラインにおける流れ方向)とする。すなわち、試験片の寸法を縦方向に60秒、紙の下端をサラダ油に浸漬し、60秒後に上昇するサラダ油が上昇した高さを測定し、試験片10点の平均値とするものである。)は0.1〜39.0秒が望ましい。
【0027】
化粧用のティッシュペーパーとしては、表面が滑らかであることが特に重要である。KES試験機を使用した表面特性における摩擦係数の平均偏差MMDが5.0〜10.0であることが望ましい。
【0028】
この表面特性の試験には、カトーテック株式会社製「摩擦感テスター KESSE」を用いることができる。測定に際しては、図2に示すように、横断面直径0.5mmのピアノ線からなり、その接触面の長さは5mmである摩擦子を、紙試料に10gの接触圧で接触させながら、移動方向に20g/cmの張力を紙試料に与えつつ、0.1cm/秒の速度で2cm移動させたときの、摩擦係数を測定する。すなわち、摩擦係数の平均偏差MMDは、摩擦子を移動させたときの表面厚さの変動量の面積を移動距離(2cm)で割り算した値である。ここでは、このMMDは滑らかさに対応する。
【0029】
また、人工皮革により構成した10mm四方の接触平面にオリーブオイル4mgを均一に塗布し、この接触平面全体を50gf/cm2の接触圧で、人工皮革により構成した水平測定面上に固定した紙試料に接触させ、この状態で前記紙試料に移動方向に20gf/cmの張力を与えつつ前記接触平面の長さ方向または幅方向と直交する方向に、0.1cm/秒の速度で前記紙試料を前記水平測定面ごと2cm移動させたときの摩擦係数の平均偏差で表される表面特性の縦横平均は、0.50〜2.00が望ましい。
【0030】
すなわち測定は、図3〜図5に示すように、通常のMMD試験機、例えば、カトーテック株式会社製の摩擦感テスター(KES SE)の基台上に人工皮革(サプラーレ:旭化成)を敷いて固定するとともに、測定端子Tを人工皮革(サプラーレ:旭化成)にて被覆し、その測定端子の測定面の人工皮革で被覆された部分(接触平面)にオリーブオイル(BOSCOエクストラバージンオイル:日清精油)4mgを均一に塗布し、MMDの測定手順と同様にして行なうことができる。詳細には、本発明にかかる人工皮革で構成される接触平面は、横断面直径0.5mmにピアノ線からなり、先端の曲率半径が0.25mmの単位膨出部が隣接して有し、全幅が10mmの連続した測定面を有し、その測定面の長さが10mmとされるほぼ10mm四方の測定面を有するMMD測定用端子を、前記人工皮革で被覆して形成することができる。人工皮革による前記端子の被覆は、10mm四方の接触平面が形成されるように端子の測定面に対して人工皮革がぴったりと接触するように、あるいは若干の張力をもたせてぴったりと被覆することにより達成できる。人工皮革を端子に固定するにあたっては、測定時、すなわち紙試料を移動させたときに人工皮革と内部の端子とがずれて人工皮革に接触平面に歪みなどが生じないようにしっかりと固定することが重要である。固定は例えば、前記接触平面が構成されるように前記端子を被覆したのち、接触平面を構成しない部位を輪ゴム等で装置の測定に影響が出ない部位、例えば端子の支持材等にしっかり固定する。また、MMD試験機の基台上には人工皮革を敷いて接着テープ等で固定する。このとき、測定時に歪まないように基台に人工皮革をしっかりと固定することが重要である。また、基台上に敷く人工皮革は、前記接触平面を構成する人工皮革と同じものを用いる。なお、紙試料は、10cm四方に裁断して用い、人工皮革を敷いた基台に固定する。測定に際しては、紙試料の上に試料押さえ用錘(約100g)で押さえる。また、試験機の測定端子への荷重を50gとして人工皮革で構成される接触平面全体が50gf/cm2の接触圧で紙試料に接触するようにするが、これは、MMD測定と同様に、円盤状の錘を端子上部に取り付けることで達成できる。もちろん、支持材の一方の端部(紙試料の移動方向と反対の端部)の固定の仕方はMMDの測定に準ずる。測定は、紙試料の縦方向について3回、横方向について3回の計6回を行い、測定値についてはその6回の平均値とする。なお、人工皮革およびオリーブオイルについては同等品で代替することもできる。
【0031】
ここで表面特性は、パルプ配合、カレンダー条件、抄紙水分、ドクターの刃先角度、ブレード角度、接着・剥離強度のバランス、クレープ率、界面活性剤の添加及びその量などにより調整することが可能である。
【0032】
必要により(通常は不要)別の柔軟剤を添加することも可能である。この柔軟剤としては、脂肪酸エステル系軟化剤(米国特許第3,296,065号明細書)、第4級アンモニウム塩型カチオン柔軟剤(特開昭48−22701号公報)、ウレタンアルコール若しくはその塩、又はカチオン化物(特開昭60−139897号公報)、非陽イオン系界面活性剤(特開平2−99690号公報、同2−99691号公報)、ポリリン酸塩(特開平2−36288号公報)、ポリシロキサン(特開平2−224626号公報、同3−900号公報)等を挙げることができる。特に好ましい柔軟剤は、いずれもカチオン性を示す、第4級アンモニウム塩型カチオン柔軟剤及び又は脂肪酸エステル系軟化剤である。尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂などのアミノ樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂、ジアルデヒドデンプンなどの紙力剤(湿潤紙力増強剤)を添加することも可能である。
【実施例】
【0033】
本発明品の一例(実施例)と、市販品について、各種の試験を行った。結果を表1に示した。
【0034】
【表1】

【0035】
各市販品及び実施例ものについて、年代層を分散させた50名の女性モニターに化粧時における評価依頼をした結果、2名のモニターを除いて、いずれも実施例のものが市販品に比較して、クッション性に富み、クレンジング時に破れがなく、滑らかで肌触りに優れ、化粧時の取扱に優れるとの評価結果となった。
【0036】
なお、表1に示すもののほか、他の実施例品を製造し、評価して結果、上記数値範囲のものが良好であることが判明した。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】ティッシュペーパー収納箱の斜視図である。
【図2】MMD特性の測定端子および測定時の概略を示す図である。
【図3】オイルを使用するMMD特性の測定端子および測定時の概略を示す図である。
【図4】表面特性の測定装置の例の概略を示す図である。
【図5】その接触平面の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
【0038】
1…収納箱、1A…窓、2…シート、2A…スリット、3…ティシュペーパー、L…スリットの長さ、X…取り出し口。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主として化粧用途を目的としたティッシュペーパーであって、次記の(A)〜(C)の条件を満たすことを特徴とするティッシュペーパー。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ね、または3枚を越える重ね枚数で1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。
【請求項2】
3枚重ねで1組のティッシュペーパーにおいて、総紙厚が200〜400μm、湿潤紙力が42.5〜100cN、吸油度が0.1〜39.0秒である請求項1記載のティッシュペーパー。
【請求項3】
3枚重ねで1組のティッシュペーパーの、少なくとも2つ折の外側面において、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、グリコール系溶剤およびその誘導体の群の中から選ばれた少なくとも一つが塗布されている請求項1または2記載のティッシュペーパー。
【請求項4】
主として化粧用途を目的とし、次記の(A)〜(C)の条件を満たすティッシュペーパーを、ポップアップ方式で2つ折りに折り畳んで収納箱内に収納したことを特徴とするティッシュペーパー収納体であって、該収納箱は縦長の直方体であり、その上面に開口した取り出し口の縦方向の寸法割合が0.1〜0.6、横方向の寸法割合が0.02〜1.0であることを特徴とするティッシュペーパー収納体。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ねで1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの外横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。
【請求項5】
主として化粧用途を目的とし、次記の(A)〜(C)の条件を満たすティッシュペーパーを、ポップアップ方式で2つ折りに折り畳んで収納箱内に収納したことを特徴とするティッシュペーパー収納体であって、該収納箱は縦長の直方体であり、縦寸法/横寸法の比が1.5〜2.0であり、(底面積)1/2/高さの比が1.0〜2.0である。
ことを特徴とするティッシュペーパー収納体。
(A)ティッシュペーパー1枚の米坪が10.0〜25.0g/m2であること。
(B)同大のティッシュペーパーを3枚重ねで1組としたこと。
(C)ティッシュペーパーの横及び縦の各寸法が160〜240mmであること。
【請求項6】
収納箱内へのティッシュペーパーの充填率が50〜200組/85mm高さである請求項4または5記載のティッシュペーパー収納体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−44057(P2007−44057A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−403012(P2003−403012)
【出願日】平成15年12月2日(2003.12.2)
【出願人】(390029148)大王製紙株式会社 (2,041)
【Fターム(参考)】