説明

テレコミュニケーションコンタクトを容易にする方法及びシステム

テレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムは、テレコミュニケーションネットワークと、製品情報システムとを備え、この製品情報システムは、1つ以上の商品又はサービスプロバイダーにより提供される1つ以上の商品又はサービスに関連した所定のコードワードのセットを、前記又は各々の商品又はサービスプロバイダーに関連した所定のコードの対応セットと共にリストする情報ファイルと、この情報ファイルと対話でき且つ前記コードワードのセットからコードワードをシークして、前記対応する所定コードを検索するように動作できる問合せモジュールと、前記テレコミュニケーションネットワークに関連付けられ、且つコードワード入力に基づいて選択された商品又はサービスプロバイダーを問合せモジュールに相互接続するように動作できる接続モジュールと、を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレコミュニケーションコンタクトを容易にする方法及びシステムに係る。本発明は、2人の当事者間の音声通信のための電話コンタクトを容易にすることに特に適用され、ここでは、このような用途について説明する。しかしながら、本発明は、この用途に限定されないことが明らかである。
【背景技術】
【0002】
ここでは、SMSという語は、通常、スモールメッセージングシステム及び/又はショートメッセージングサービス(Sprintにより参照される)を指すのに使用され、特に指示のない限り、これを意味するものとする。
【0003】
供給者がウェブサイトへのリンク等を与え、ウェブサイト所有者に関連したある個人がそのウェブサイトにアクセスする当事者に電話でコンタクトできるようにするインターネットベースのテレコミュニケーションコンタクトが提供されており、「ウェブベースのクリックコーリング」としても知られている。このウェブベースのクリックコーリングは、通常、ウェブサイト編集、ホスティング及び/又はモニタリングとは独立したサービスとして提供される。このようなファシリティは、ウェブサイト所有者にとって非常に有用であるが、その用途は、一般的にインターネット、特に関連ウェブサイト、にアクセスする個人に限定される。
【0004】
SMS可能な電話へアクセスできるユーザに、ユーザが要求するサービスを指示するSMSをメッセージデコーダへ送信したときに、電話接続を与えるようなコール接続システムがヨーロッパ特許第1,195,975号に開示されている。コール接続を容易にするために、コール接続を行う前に、発呼者となるサービスプロバイダーを、ユーザが要求したサービスに相関させる情報を有するデータベースがアクセスされる。米国特許出願第10/058,424号(US2003/0144895号として公告された)は、データベースの使用に限定されるが余計なフィルタを伴う個人助言サービス、コール接続サービスに契約するユーザ及びサービスプロバイダーへの課金を容易にするために提供されるサービス、及びコール接続サービスへ送られる問合せに対する回答のセットを提供するための同様のシステムを開示している。
【0005】
コンピュータに記憶され又はコンピュータに関連して記憶された特定情報へのアクセスは、典型的に、データベース形式に特有の問合せ言語、及び問合されているデータベースに特有の言語内の語彙に基づいて公式化された問合せに限定される。しかしながら、インターネットは、膨大な情報リソースとして出現するようにそのコンテンツ及び能力を拡張しており、従って、既に記憶された情報を使用する新たなアプリケーションは、通常、新たなアプリケーションの情報にアクセスするためにデータベースの鏡像等を設けることを必要とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、テレコミュニケーションコンタクトを容易にするための方法及びシステムであって、前記制約及び/又は問題に対処する方法及びシステムを提供することである。本発明の他の目的及び効果は、以下の説明から明らかとなろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上に鑑み、本発明は、一般的に、その1つの態様において、テレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムであって、
テレコミュニケーションネットワークと、
製品情報システムと、
を備え、前記製品情報システムは、
1つ以上の商品又はサービスプロバイダーにより提供される1つ以上の商品又はサービスに関連した所定のコードワードのセットを、前記又は各々の商品又はサービスプロバイダーに関連した所定のコードの対応セットと共にリストする情報ファイルと、
前記情報ファイルと対話でき且つ前記コードワードのセットからコードワードをシークして、前記対応する所定コードを検索するように動作できる問合せモジュールと、
前記テレコミュニケーションネットワークに関連付けられ、且つコードワード入力に基づいて選択された商品又はサービスプロバイダーを前記問合せモジュールに相互接続するように動作できる接続モジュールと、
を有するシステムにある。
【0008】
前記問合せモジュールは、1つ以上の送信者から1つ以上のSMSを受け取ってフィルタするように動作できるSMSゲートウェイを備え、又はSMSゲートウェイの形態であり、SMSのフィルタリングは、前記所定のコードワードのセットに基づいて行われる。情報ファイルの好ましい形態は、ユーザがインターネット上の情報ファイルそれ自体にアクセスしなくても、ウェブブラウザプログラムにより表示できるようなハイパーテキストマークアップ言語で公式化されたファイルである。
【0009】
別の態様において、本発明は、一般に、テレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムであって、
1つ以上の送信者から1つ以上のSMSを受け取ってフィルタするように動作できるSMSゲートウェイであって、SMSのフィルタリングを所定のコードワードのセットに基づいて行うようなSMSゲートウェイと、
前記SMSゲートウェイに関連付けられ且つ問合せモジュールと対話できる接続モジュールと、
を備え、前記問合せモジュールは、所定のコードワードのセットを各商品又はサービスプロバイダーに関連した所定のコードの対応セットと共にリストする情報ファイルから商品又はサービスプロバイダーを識別し、その識別された商品又はサービスプロバイダーをSMSの送信者にテレコミュニケーション接続するよう動作できるものである、システムにある。
【0010】
好ましくは、テレコミュニケーションネットワークは、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)のような電話ネットワークの形態をとる。情報ファイルリストは、問合せソースから情報を得ることができる。問合せソースは、データベースから情報ファイルリストを発生するように動作できるモジュールでよい。PSTNがこのような公衆交換電話ネットワークに限定されることは重要でなく、プライベート電話及び/又はテレコミュニケーションも包含することが明らかである。SMSゲートウェイは、テレコミュニケーションネットワーク、例えば、接続モジュールが動作上接続できる同じテレコミュニケーションネットワークによってアクセスできるのは好ましい。問合せモジュールは、音声、ショートメッセージシステム(SMS)及び/又はe−メール問合せを受け取るように動作できるのが好ましい。このような形態では、問合せモジュールは、コードを入力して接続できるコード入力モジュール、問合せ解釈モジュール、双方向音声応答モジュール、SMS及びe−メールゲートウェイ、並びに応答出力モジュールを組み込むのが好ましい。又、コード入力モジュール及び応答出力モジュールを一体化して、情報ファイルリストへの問合せ及びそこから検索される回答が同じ装置に受け入れられるようにするのも好ましい。
【0011】
別の態様において、本発明は、一般に、テレコミュニケーションコンタクトを容易にする方法であって、
上述したようにテレコミュニケーションネットワーク及び製品情報システムを準備するステップと、
問合せソースからの所定のコードのセットから選択された、話された又はタイプされたコードを問合せモジュールに入力するステップと、
前記話された又はタイプされたコードをSMS問合せに変換するステップと、
コードに関連した情報ファイルにおいて応答者のアイデンティティをルックアップするステップと、
応答者を問合せソースに接続するステップと、
を備えた方法にある。
【0012】
別の態様において、本発明は、一般に、テレコミュニケーションコンタクトを容易にする方法であって、
1つ以上の商品又はサービスプロバイダーにより提供される1つ以上の商品又はサービスに関連した所定のコードワードのセットを、各々の商品又はサービスプロバイダーに関連した所定のコードの対応セットと共にリストする情報ファイルを組み込んだ製品情報システムを準備するステップと、
コードワードの所定セットから選択された、話された又はタイプされたコードを、前記製品情報システムに入力するステップと、
前記話された又はタイプされたコードに基づき、前記情報ファイルにリストされた商品又はサービスプロバイダーから応答者をサーチするステップと、
前記応答者を問合せソースに接続するステップと、
を備えた方法にある。
【0013】
好ましくは、問合せソースによるコードの入力は、SMSゲートウェイへの接続コードにより行われる。好ましくは、製品情報システムは、上述したように、1つ以上のデータテーブルと、問合せモジュールと、問合せ解釈モジュールと、問合せ入力モジュールと、接続モジュールとを備え、これらモジュールは、実質的に、汎用デジタルコンピュータで動作できるソフトウェアで構成される。
【0014】
好ましくは、問合せソース又は問合せ者であることが意図されたユーザは、テレコミュニケーションネットワーク、例えば、公衆交換電話ネットワークにより問合せ入力モジュールにアクセスする。好ましくは、ユーザは、音声問い合わせ、SMS問合せ、e−メール問合せ等を入力し、問合せ入力モジュールは、このような問合せを受け取るように動作し、問合せは、コードワードの所定セットから選択されたコードワードを構成し又はそれを含み、コードワードは、電話番号のような接続コードにより送信される。次いで、問合せは、好ましくは、例えば、双方向音声応答モジュールか、又は情報ファイル問合せモジュールへのSMS及びe−メールゲートウェイを使用して、問合せ解釈モジュールにより処理されるのが好ましく、モジュール又はゲートウェイの選択は、問合せの性質の初期の評価によって決定される。更に好ましくは、問合せソースと情報ファイルとの間の接続は、好ましくは、ゲートウェイ・対・ゲートウェイ接続を使用して、インターネットにより製品情報システムを通して行われる。情報ファイルは、「イエローページ」サービス等の電話番号リストのようなデータベースから発生することができる。本発明のシステムへ組み込むようにデータベースを鏡像化する必要はない。というのは、情報ファイルは、関連コードワードについて「データマイニング」され又はスキャンされるからである。情報ファイルは、データベースレポートを作成するための問合せ構造及び/又はルールを使用してデータベースから発生することができる。このような形態では、システムは、上述したマスターウェブページを発生するためのモジュールを含む。マスターウェブページは、本発明によりシステムを動作する際に当該コードワードについてスキャニングされ、これにより、情報ファイルの情報が調達されるデータベースがバイパスされる。データベースは、正しいソフトウェアで容易にアクセスできるという効果を有するが、本発明のシステムは、データベースとは独立したものであり、従って、テレコミュニケーションコンタクトを容易にする目的で、データベースへの特定のアクセス性を与えたり或いはデータベースを鏡像化及び再構成してその中のデータにアクセスしたりする必要性を排除する。情報ファイルは、それ自身、データベースとは区別される。というのは、それがインデックスされず、フィールド及びレコードのようにデータベース構造を必要とせず、且つ情報ファイルにおける情報のサーチ、スキャン又はデータマイニングを行うことによりその中の情報が得られるからである。
【0015】
コードは、番号又はワードでよく、更に好ましくは、商品又はサービスプロバイダーに関連したワードでよく、従って、商品又はサービスプロバイダーがユーザとのテレコミュニケーションコンタクトに入れられる。好ましい形態において、所定のコードは、容易に確認できる印により、商品又はサービスプロバイダーの商品又はサービスを識別し、又はおそらく名前で商品又はサービスプロバイダーを識別する。例えば、製品が自動車である場合には、コードは、「カー」でよい。製品が不動産資産である場合には、コードは、「不動産」でよい。接続コードが供給者の名前である場合には、ワードは、例えば、“Belinda's Florist”という名前の下での商取引について“Belinda's Florist”でよい。システムへのアクセスは、電話で行うのが好ましく、電話番号は、広告や、供給者によって提供される商品又はサービスを潜在的なユーザへ指示する他の通知手段に関連して与えられる。電話番号は、情報ファイルへの動作接続を与える。
【0016】
本発明を容易に理解して実施するために、従来のシステムと、本発明の好ましい実施形態のシステムとを示した添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1に示す従来の容易化システム10は、ユーザ11がコンピュータ12を使用してインターネット13上のウェブサイト14のウェブページにアクセスできるようにする。ウェブページのハイパーリンクは、接続プロバイダー15とのコンタクトを容易にし、その際に、接続プロバイダー15は、電話16における商品又はサービスプロバイダーにコールする。商品又はサービスプロバイダーが電話に応答すると、PSTN17及び地上ライン19を経て電話18におけるユーザへコールを発し、これにより、従来技術に基づきテレコミュニケーションコンタクトが容易にされる。
【0018】
図2におけるテレコミュニケーションコンタクトを容易にする第1システム20の場合には、ユーザは、広告ビラ21等の識別コード及び通信コードを観察し、そして通信コード(電話番号)を使用して、その電話18の識別コードを、地上ライン19及びPSTNを経て接続プロバイダー15へコール及び入力し、この接続プロバイダーは、所定コードのセットを商品又はサービスプロバイダーのアイデンティティにリンクする情報のデータファイル22にアクセスすることができる。データファイルにより問合せが処理されると、PSTN17及び地上ライン19を経て電話18のユーザへコールがなされて、本発明によりテレコミュニケーションコンタクトが容易にされる。問合せ者とデータベースとの間の接続は、製品情報システム23を経て行うことができる。
【0019】
図3におけるテレコミュニケーションコンタクトを容易にする第2システム30の場合には、図2と同じ参照番号を有する要素は、実質的に同じ機能を有する。しかしながら、電話18からの電話コール又はSMSは、製品情報システム23及びインターネット13によりデータファイル22へ進み、後者の接続は、ゲートウェイ・対・ゲートウェイ接続によるものである。問合せがデータファイルにより処理されると、PSTN17及び地上ライン19を経て電話18のユーザへコールがなされて、本発明によりテレコミュニケーションコンタクトが容易にされる。
【0020】
図4におけるテレコミュニケーションコンタクトを容易にする好ましいシステム40の場合には、図2及び3と同じ参照番号を有する要素は、実質的に同じ機能を有する。ユーザ11は、識別コード25及び通信コード24を観察する。本発明によるサービスを利用するために、ユーザは、電話番号“19921992”である通信コードに対して識別コード、即ちワード“Loan”をテストし、通信は、PSTN17を経てSMSゲートウェイ26へ至る地上ライン又はワイヤレス接続19で概略的に表わされている。SMSゲートウェイは、例えば、大文字又は非大文字、等を含むコードワードの共通のミススペルを変換するための変換モジュールを含むことができる。SMSゲートウェイは、SMSをハイパーテキスト転送プロトコル(http)のようなウェブ適合通信プロトコルへ変換し、従って、ウェブリンク44によりインターネットのワールドワイドウェブ13を経てコール接続モジュール45へリンクする。コール接続モジュールは、ウェブページ問合せモジュール41を使用し、これは、1つ以上の商品又はサービスプロバイダーにより提供される1つ以上の商品又はサービスに関連した所定コードワードのセットをリストする情報ファイルをルックアップする。所定のコードワードは、商品又はサービスプロバイダー27に関連した所定コードのセットに対応する。問合せモジュールにより選択される当該商品又はサービスプロバイダーは、それらのコンピュータ28又は電話16によりユーザに接続され、これにより、地上ライン又はワイヤレス接続29を通して本発明によりテレコミュニケーションコンタクトが容易にされる。
【0021】
ここに述べる例において、サーチエンジンを有するウェブブラウザにより情報ファイルが発生され、ハイパーテキストマークアップ言語等のウェブページの形態でサーチ結果が生成される。問合せモジュールは、コール接続を行うのに必要な情報についてウェブページを通してクロールし、スキャンし、さもなければ、サーチする。従って、問合せモジュールは、コール接続の実行に関連したデータのサーチ又は「スクレープ」を実施するプログラムコードを含むが、当業者であれば、良く知られたプログラミング技術及び/又はソフトウェアツールを使用してこのようなプログラムコードを生成できることが明らかであろう。
【0022】
接続プロバイダーが問合せ者と応答者を接続すると、PSTNを通る接続以外の全ての接続が終了される。使用に際し、例えば、タクシーサービスを希望する問合せ者は、ワード“taxi”より成るSMSメッセージを特定の電話番号へ送信することができる。その後の短い時間内に、問合せ者は、要求されたサービスに間もなく繋ぐことを示すコールを受け取り、次いで、問合せ者は、タクシーサービスとの電話コンタクト状態に入れられる。明らかに、応答者は、問合せ者が実質的に遅れなく応答者と話せるようにする電話サービスのレベルを提供することが要求される。更に、明らかなように、本発明によりテレコミュニケーションコンタクトを容易にできる広範囲な商品及びサービスに対して特定の電話番号が使用される場合には、その番号が良く知られるようになり、商品及びサービスを調達する一般的期間がそれら自身の権利において貴重なものとなる。
【0023】
特定の例では、商品又はサービスプロバイダーは、登録料金及び更新料金についてそれらのサービスのコードを登録し、システムのオペレータにより開発された方針に基づいて適切なチェック及びバランスが与えられる。本発明の方法及びシステムは、ユーザがインターネット上にいるかどうかに関わらずテレコミュニケーションコンタクトを容易にすることが明らかである。又、このシステムは、本出願人の出願中の国際特許出願第PCT/AU2005/000540号に開示されたものに関連して使用されてもよいことも明らかであろう。しかしながら、この国際特許出願には幾つかの類似性もあるが、そこに述べたシステムは、市場の特定の品目に対するもので、そのような品目に関する情報のダウンロードを与え、一方、本システムは、より一般的なもので、商品又はサービスの供給者が一般的に(特定の市場区分でも)、システムを利用する有望な顧客との電話コンタクトをなし、セールスマン、コンサルタント又はアドバイザーとコンタクトさせることができる。
【0024】
以上、1つ以上の特定の例について本発明を説明したが、当業者であれば、本発明は、その広い範囲内で他の形態でも実施できることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】従来技術によりテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのテレコミュニケーション接続システムを示す概略図である。
【図2】本発明によりテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムの第1実施形態を示す概略図である。
【図3】本発明によりテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムの第2実施形態を示す概略図である。
【図4】本発明によりテレコミュニケーションコンタクトを容易にするための別のシステムの好ましい実施形態を示す概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムにおいて、
テレコミュニケーションネットワークと、
製品情報システムと、
を備え、前記製品情報システムは、
1つ以上の商品又はサービスプロバイダーにより提供される1つ以上の商品又はサービスに関連した所定のコードワードのセットを、前記又は各々の商品又はサービスプロバイダーに関連した所定のコードの対応セットと共にリストする情報ファイルと、
前記情報ファイルと対話でき且つ前記コードワードのセットからコードワードをシークして、前記対応する所定コードを検索するように動作できる問合せモジュールと、
前記テレコミュニケーションネットワークに関連付けられ、且つコードワード入力に基づいて選択された商品又はサービスプロバイダーを前記問合せモジュールに相互接続するように動作できる接続モジュールと、
を有するようにしたシステム。
【請求項2】
前記問合せモジュールは、1つ以上の送信者から1つ以上のSMSを受け取ってフィルタリングするように動作できるSMSゲートウェイを備え、SMSのフィルタリングは、前記所定のコードワードのセットに基づいて行われる、請求項1に記載のテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステム。
【請求項3】
前記情報ファイルは、ウェブブラウザプログラムにより表示できるようなハイパーテキストマークアップ言語で公式化される、請求項2に記載のテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステム。
【請求項4】
テレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステムにおいて、
1つ以上の送信者から1つ以上のSMSを受け取ってフィルタリングするように動作できるSMSゲートウェイであって、SMSのフィルタリングを所定のコードワードのセットに基づいて行うようなSMSゲートウェイと、
前記SMSゲートウェイに関連付けられ且つ問合せモジュールと対話できる接続モジュールと、
を備え、前記問合せモジュールは、所定のコードワードのセットを各商品又はサービスプロバイダーに関連した所定のコードの対応セットと共にリストする情報ファイルから商品又はサービスプロバイダーを識別し、そしてその識別された商品又はサービスプロバイダーをSMSの送信者にテレコミュニケーション接続するよう動作できるようにした、システム。
【請求項5】
前記情報ファイルリストは、データベースから情報ファイルリストを発生するよう動作できる問合せソースから得られた情報を含む、請求項1から4のいずれかに記載のテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステム。
【請求項6】
前記問合せモジュールは、音声、ショートメッセージシステム(SMS)及び/又はe−メール問合せを受け取るように動作でき、前記問合せモジュールは、コードを入力して接続できるコード入力モジュール、問合せ解釈モジュール、双方向音声応答モジュール、SMS及びe−メールゲートウェイ、並びに応答出力モジュールを組み込んでおり、更に、前記コード入力モジュール及び応答出力モジュールを一体化して、情報ファイルリストへの問合せ及びそこから検索される回答が同じ装置に受け入れられるようにした、請求項5に記載のテレコミュニケーションコンタクトを容易にするためのシステム。
【請求項7】
テレコミュニケーションコンタクトを容易にするための方法において、
テレコミュニケーションネットワーク及び製品情報システムを準備するステップと、
問合せソースからの所定のコードのセットから選択された、話された又はタイプされたコードを、問合せモジュールに入力するステップと、
前記話された又はタイプされたコードをSMS問合せへ変換するステップと、
コードに関連した情報ファイルにおいて応答者のアイデンティティをルックアップするステップと、
前記応答者を前記問合せソースに接続するステップと、
を備えた方法。
【請求項8】
テレコミュニケーションコンタクトを容易にする方法において、
1つ以上の商品又はサービスプロバイダーにより提供される1つ以上の商品又はサービスに関連した所定のコードワードのセットを、前記又は各々の商品又はサービスプロバイダーに関連した所定コードの対応セットと共にリストする情報ファイルを組み込んだ製品情報システムを準備するステップと、
コードワードの所定セットから選択された、話された又はタイプされたコードを、前記製品情報システムに入力するステップと、
前記話された又はタイプされたコードに基づき、前記情報ファイルにリストされた商品又はサービスプロバイダーから応答者をサーチするステップと、
前記応答者を問合せソースに接続するステップと、
を備えた方法。
【請求項9】
前記問合せソースによるコードの入力は、SMSゲートウェイへの接続コードにより行われる、請求項7又は8に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−521140(P2009−521140A)
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546031(P2008−546031)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【国際出願番号】PCT/AU2006/001944
【国際公開番号】WO2007/070952
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(508188857)エスエムエス フィードバック プロプライエタリー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】