説明

テレビジョン装置

【課題】ユーザにインターネットラジオ番組の更新の有無を事前に通知することが可能なテレビジョン装置を提供する。
【解決手段】この液晶テレビジョン100(テレビジョン装置)は、表示部11と、中継サーバ200からインターネットを介してインターネットラジオ番組を受信する通信部17と、通信部17により受信されたインターネットラジオ番組を再生するための音声出力部12と、インターネットラジオ番組の内容が更新された更新時刻とインターネットラジオ番組が音声出力部12から再生された再生時刻とを比較して、更新時刻が再生時刻よりも後である場合に、インターネットラジオ番組が更新された旨の更新情報50をユーザに通知する制御を行う制御部14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、テレビジョン装置に関し、特に、インターネットラジオ番組が出力されるテレビジョン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットラジオ番組が出力されるテレビジョン装置などが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、インターネットラジオ番組や任意のURLなどを、それぞれ異なる内部チャンネル番号に予め割り当てることが可能なセットトップボックスが開示されている。この特許文献1に記載されたセットトップボックスでは、割り当てられた内部チャンネル番号を選択することによって、ウェブブラウザなどを手動で起動させることなく、インターネットラジオ番組を聴いたり、URL上に作成されたウェブページなどを閲覧したりすることができるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2007−520938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載のセットトップボックスでは、インターネットラジオ番組の更新がユーザに事前に通知されないため、ユーザは、インターネットラジオ番組の更新の有無をインターネットラジオ番組が出力される時点まで把握することができないという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ユーザにインターネットラジオ番組の更新の有無を事前に通知することが可能なテレビジョン装置を提供することである。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0007】
この発明の一の局面によるテレビジョン装置は、表示部と、外部サーバからインターネットを介してインターネットラジオ番組を受信する受信部と、受信部により受信されたインターネットラジオ番組を出力するための出力部と、インターネットラジオ番組の内容が更新された更新時刻とインターネットラジオ番組が出力部から出力された出力時刻とを比較して、更新時刻が出力時刻よりも後である場合に、インターネットラジオ番組が更新された旨の更新情報をユーザに通知する制御を行う制御部とを備える。
【0008】
この発明の一の局面によるテレビジョン装置では、上記のように、制御部が、インターネットラジオ番組の内容が更新された更新時刻とインターネットラジオ番組が出力部から出力された出力時刻とを比較して、更新時刻が出力時刻よりも後である場合に、インターネットラジオ番組が更新された旨の更新情報をユーザに通知することによって、ユーザにインターネットラジオ番組の更新の有無を事前に通知することができる。
【0009】
上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、ユーザによって選択されたインターネットラジオ番組に関するお気に入り情報を格納する第1記憶部をさらに備え、制御部は、第1記憶部に格納されたお気に入り情報に基づいて、更新時刻と出力時刻とを比較する対象となるインターネットラジオ番組を選択するように構成されている。このように構成すれば、ユーザがお気に入り情報として登録したユーザが関心のあるインターネットラジオ番組のみについて更新されたことをユーザに通知することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。また、制御部は、ユーザにより選択されたお気に入り情報のインターネットラジオ番組についてのみ更新時刻と出力時刻とを比較して更新情報を事前にユーザに通知すればよいので、制御部における負荷をより軽減することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、表示部は、お気に入り情報と、お気に入り情報を表示させる際にユーザによって選択されるアイコンとが表示されるように構成され、制御部は、表示部に表示されたアイコンがユーザによって選択された際に、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組の更新時刻と出力時刻とを比較するように構成されている。このように構成すれば、お気に入り情報を表示させるアイコンがユーザに選択されたことを起点として、制御部により自動的に、更新時刻と出力時刻とを比較して更新情報がユーザに通知されるので、ユーザは更新情報を知るために特別な操作を行う必要がなく、これによっても、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0011】
上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、制御部は、更新時刻を外部サーバから所定の時間間隔ごとに取得するように構成されている。このように構成すれば、外部サーバから更新時刻を取得することにより、制御部はインターネットラジオ番組の内容についての更新の有無をより確実に認識することができる。また、更新時刻を外部サーバから所定の時間間隔ごとに取得することによって、更新時刻と出力時刻とを比較する際にその都度外部サーバから更新時刻を取得する場合と比べて、更新時刻と出力時刻とを比較する前に更新時刻を取得しておくことができるので、より迅速に、更新時刻と出力時刻とを比較して更新情報をユーザに通知することができる。
【0012】
この場合、好ましくは、制御部は、複数のインターネットラジオ番組の各々に対して、インターネットラジオ番組を出力部から出力した頻度およびインターネットラジオ番組が更新された頻度の少なくともいずれか一方の頻度に基づいて、外部サーバから更新時刻を取得する時間間隔を個別に設定可能に構成されている。このように構成すれば、出力される頻度および更新される頻度が多いインターネットラジオ番組に対しては更新時刻を取得する時間間隔を小さくすることによって、制御部は、より確実に、更新時刻が出力時刻よりも後である場合に更新の有無をユーザに事前に通知することができる。また、出力される頻度および更新される頻度が少ないインターネットラジオ番組に対しては更新時刻を取得する時間間隔を大きくすることによって、更新時刻と出力時刻とを比較して更新情報をユーザに通知する頻度を小さくすることができるので、制御部の負荷を軽減することができる。
【0013】
上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、出力時刻を格納する第2記憶部をさらに備え、制御部は、第2記憶部に格納された出力時刻と更新時刻とを比較するように構成されている。このように構成すれば、第2記憶部に格納された正確な出力時刻を用いて、更新時刻と出力時刻とを比較して、更新時刻が出力時刻よりも後である場合に更新の有無をユーザに通知することができる。
【0014】
上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、表示部は、更新情報とインターネットラジオ番組の番組名とが表示されるように構成され、制御部は、更新情報と更新されたインターネットラジオ番組の番組名とを、互いの対応関係がユーザに認識可能なように表示部に表示させるように構成されている。このように構成すれば、個々のインターネットラジオ番組の更新の有無をユーザにより明確に認識させることができる。
【0015】
上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、制御部は、更新されたインターネットラジオ番組が出力部から出力された際に、更新情報の通知を解除する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、更新されたインターネットラジオ番組が出力された後においても更新情報の通知を続けることに起因してユーザが新たな更新が行われたと誤って認識するのを抑制することができる。
【0016】
上記一の局面によるテレビジョン装置において、好ましくは、制御部は、外部サーバに格納されたインターネットラジオ番組の配信元のインターネット上の場所を特定する位置指定子を用いて、更新時刻を取得するように構成されている。このように構成すれば、位置指定子を用いることによって、制御部は更新時刻を容易に取得して、更新時刻と出力時刻とを比較することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態による液晶テレビジョンを示した図である。
【図2】本発明の一実施形態によるインターネットラジオシステムの全体構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による液晶テレビジョンによってインターネットラジオ番組を再生する際に操作される第1選択画面を示した図である。
【図4】本発明の一実施形態による液晶テレビジョンによってインターネットラジオ番組を再生する際に操作される第2選択画面を示した図である。
【図5】本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの制御部による再生時刻と更新時刻との比較処理について説明するための図である。
【図6】図4に示した第2選択画面においてインターネットラジオ番組が再生されている状態を示した図である。
【図7】本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの制御部によるアクセス頻度を求める処理について説明するための表である。
【図8】本発明の一実施形態による液晶テレビジョンの制御部による更新時刻の取得処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態によるインターネットラジオ番組の再生および更新情報の表示の処理フローを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態によるインターネットラジオ番組を再生(出力)可能な液晶テレビジョン100の構成について説明する。なお、液晶テレビジョン100は、本発明の「テレビジョン装置」の一例である。
【0020】
本発明の一実施形態による液晶テレビジョン100は、図1に示すように、本体部1と、リモートコントローラ2とを備えている。また、本体部1には、平面的に見て略矩形状の筐体10と、筐体10の中央部に設けられた略矩形状の表示部11と、表示部11の水平方向の両側に設けられた音声出力部(スピーカ)12と、リモートコントローラ2からの操作信号を受信する赤外線受信部13とが設けられている。また、表示部11は、画像を表示することが可能なように構成されているとともに、音声出力部12は、音声を出力することが可能なように構成されている。なお、音声出力部12は、本発明の「出力部」の一例である。
【0021】
また、リモートコントローラ2は、筐体20と、ユーザからの入力を検知する入力部21と、入力部21からの操作信号を赤外線を介して本体部に送信するための赤外線送信部22(図2参照)とを含む。また、入力部21には、表示部11に表示されるカーソル(カーソル30bおよび40b:図3および図4参照)を上下左右に動かすことが可能なカーソル操作ボタン21aと、カーソルが位置するアイコン130aおよび140a(図3および図4参照)を選択決定するための決定ボタン21bとが設けられている。
【0022】
また、図2に示すように、液晶テレビジョン100の本体部1には、本体部1の全体制御を司る制御部14と、制御部14に接続された記憶部15と、テレビジョン放送を外部から受信するテレビジョン放送受信部16と、インターネットと接続するための通信部17とがさらに設けられている。この制御部14に関しては、後に詳細に説明する。なお、通信部17は、本発明の「受信部」の一例である。
【0023】
また、記憶部15は、書込み不可能なROM15aと、書込み可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)15bとを含む。ROM15aには、本体部1の全体を制御するための制御プログラム(図示せず)とインターネットラジオ番組を受信して再生するためのインターネットラジオ用のプログラムとが格納されている。
【0024】
また、EEPROM15bには、お気に入り情報と、更新時刻と、再生時刻と、アクセス頻度とが格納されている。なお、更新時刻とは、後述する配信サーバ300において所定のインターネットラジオ番組の内容が更新された際の時刻であり、再生時刻とは、所定のインターネットラジオ番組が液晶テレビジョン100において直近(直前)に再生された際の時刻である。また、更新時刻は、アクセス頻度に基づいて制御部14により中継サーバ200から取得されることによって、EEPROM15bに格納されるように構成されている。また、お気に入り情報に関しては、後に詳細に説明する。なお、EEPROM15bは、本発明の「第1記憶部」および「第2記憶部」の一例であり、再生時刻は、本発明の「出力時刻」の一例である。
【0025】
また、液晶テレビジョン100は、中継サーバ200とインターネットを介して接続されている。この中継サーバ200は、複数のインターネットラジオ番組に関する番組の情報を複数のユーザに提供するように構成されている。また、中継サーバ200は、インターネットラジオ番組の番組データを格納する複数の配信サーバ300とインターネットを介して接続されている。これら液晶テレビジョン100、中継サーバ200および複数の配信サーバ300によって、いわゆるインターネットラジオシステムが構成されている。なお、中継サーバ200は、本発明の「外部サーバ」の一例である。
【0026】
中継サーバ200は、中継サーバ200の全体制御を司る制御部200aと、制御部200aに接続された記憶部200bとを備えている。記憶部200bには、後述するお気に入り情報と、配信サーバ300が有するインターネットラジオ番組の番組データに接続する際に用いられ、インターネット上の場所を特定するためのURL(Uniform Resource Locator)とが格納されている。また、URLには、配信サーバ300においてインターネットラジオ番組の内容が更新された際の更新時刻が含まれている。なお、URLは、本発明の「位置指定子」の一例である。
【0027】
また、液晶テレビジョン100の制御部14は、ROM15aに格納されたインターネットラジオ用のプログラムに基づいて、インターネットラジオ番組を選択するための画面を表示部11に表示させるとともに、ユーザによって選択されたインターネットラジオ番組を、音声出力部12を介して音声として再生(出力)することが可能なように構成されている。具体的には、図3に示すように、表示部11には、インターネットラジオ番組を選択するための第1選択画面30が表示されるように構成されている。なお、第1選択画面30および後述する第2選択画面40は、通信部17(図2参照)を介して中継サーバ200(図2参照)から受信したデータと、ROM15a(図2参照)に格納されたインターネットラジオ用のプログラムとに基づいて表示される。
【0028】
また、第1選択画面30の左側(X1側)には、選択表示部30aが表示されている。選択表示部30aには、上方から順に「最近再生」、「お気に入り」、「地域」、「ジャンル」、「最新」および「一番人気」のフォルダ名からなるとともに、フォルダの形状を模したマークが付されたアイコン130aが選択可能に表示されている。また、アイコン130aを覆うようにカーソル30bが選択表示部30a内で上下方向に移動可能なように表示されている。なお、このカーソル30bおよび後述するカーソル40bは、ユーザのリモートコントローラ2のカーソル操作ボタン21a(図1参照)の操作に基づいて、上下方向に移動されるとともに、決定ボタン21b(図1参照)の押下に基づいて、カーソル30b(40b)が位置するアイコン130a(140a)が選択決定されるように構成されている。
【0029】
また、第1選択画面30の右側(X2側)には、インターネットラジオ番組が再生されている際に、再生されているインターネットラジオ番組に関する情報などが表示される再生表示部30cが設けられている。なお、図3の状態では、特定のインターネットラジオ番組が再生されていないため、再生表示部30cに何も表示されておらず、液晶テレビジョン100の音声出力部12からも音声は出力されていない。
【0030】
また、第1選択画面30の選択表示部30aの上方には、「Internet Radio」と記された階層表示130が表示されている。この階層表示130によって、ユーザは、現在表示されている画面が第1選択画面30であることを認識することが可能である。
【0031】
また、選択表示部30aのアイコン130aが選択決定されることによって、表示部11には、図4に示すように、選択表示部30aに表示された各フォルダに対応するインターネットラジオ番組を選択するための第2選択画面40が表示されるように構成されている。この第2選択画面40の左側(X1側)には、選択表示部40aが表示されるように構成されている。また、選択表示部40aには、選択表示部30a(図3参照)において選択されたアイコン130a(「お気に入り」)に対応するインターネットラジオ番組の番組名からなるアイコン140aが選択可能に表示されるように構成されている。また、アイコン140aを覆うようにカーソル40bが選択表示部40a内で上下方向に移動可能なように表示されている。また、ユーザがリモートコントローラ2(図1参照)において所定の操作を行うことによって、表示部11に第2選択画面40が表示されている状態から表示部11に第1選択画面30が表示される状態に戻ることが可能なように構成されている。
【0032】
また、選択表示部30a(図3参照)において「最近再生」が選択決定されると、選択表示部40a(図4参照)には、ユーザにより過去の一定時間内に再生されたインターネットラジオ番組のアイコン(図示せず)が選択可能に表示されるように構成されている。また、選択表示部30aにおいて「地域」が選択決定されると、選択表示部40aには、ユーザの居住する地域において発信されるインターネットラジオ番組のアイコン(図示せず)が選択可能に表示されるように構成されている。また、選択表示部30aにおいて「ジャンル」が選択決定されると、選択表示部40aには、ジャンル(ニュースや音楽など)のアイコン(図示せず)が選択可能に表示されるように構成されている。また、選択表示部30aにおいて「最新」が選択決定されると、選択表示部40aには、中継サーバ200に新しく登録されたインターネットラジオ番組のアイコン(図示せず)が選択可能に表示されるように構成されている。また、選択表示部30aにおいて「一番人気」が選択決定されると、選択表示部40aには、中継サーバ200において最も人気のあるインターネットラジオ番組のアイコン(図示せず)が選択可能に表示されるように構成されている。
【0033】
また、第2選択画面40の右側(X2側)には、第1選択画面30の再生表示部30cと同様に、インターネットラジオ番組が再生されている際に、再生されているインターネットラジオ番組に関する情報などが表示される再生表示部40cが設けられている。なお、図4の状態では、特定のインターネットラジオ番組が再生されていないため、再生表示部40cには何も表示されておらず、液晶テレビジョン100の音声出力部12からも音声は出力されていない。
【0034】
なお、本実施形態では、選択表示部30a(図3参照)において「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定されることによって、選択表示部40aには、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組のアイコン140aが表示されるように構成されている。具体的には、選択表示部40aには、お気に入り情報に基づいて、上方から順に「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」、「古典芸能特選」、「Science100」、「JAZZ always」および「classic channel」というインターネットラジオ番組の番組名からなるとともに、音符の形状を模したマークが付されたアイコン140aが選択可能に表示されている。
【0035】
また、第2選択画面40の選択表示部40aの上方には、「お気に入り」と記された階層表示140が表示されている。この階層表示140によって、ユーザは、現在表示されている画面が「お気に入り」のアイコン130aを選択した際に表示される第2選択画面40であることを認識することが可能である。
【0036】
また、お気に入り情報は、ユーザによって予め選択されたインターネットラジオ番組に関する情報からなる。このお気に入り情報は、ユーザが再度聴きたいインターネットラジオ番組や興味のあるインターネットラジオ番組を表示部11上で選択することによって、選択されたインターネットラジオ番組に関する情報が、お気に入り情報として中継サーバ200の記憶部200b(図2参照)に格納されるように構成されている。そして、「お気に入り」のアイコン130a(図3参照)がユーザによって選択決定された際に、液晶テレビジョン100の制御部14は、通信部17(図2参照)を介して、中継サーバ200の記憶部200bからお気に入り情報を取得して、EEPROM15b(図2参照)に格納するように構成されている。これにより、「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定された際に、液晶テレビジョン100のお気に入り情報と中継サーバ200のお気に入り情報とが同期されるように構成されている。
【0037】
ここで、本実施形態では、「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定された際に、制御部14は、選択表示部40aに表示される「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」、「古典芸能特選」、「Science100」、「JAZZ always」および「classic channel」のうちの各々のインターネットラジオ番組について、内容が更新された更新時刻と直近に再生された再生時刻とを比較して、更新の有無を判断するように構成されている。すなわち、制御部14は、お気に入り情報に基づいて、更新時刻と再生時刻とを比較する対象となるインターネットラジオ番組を選択して、選択されたインターネットラジオ番組の更新の有無を判断するように構成されている。
【0038】
具体的には、図5に示すように、制御部14は、「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」、「古典芸能特選」、「Science100」、「JAZZ always」および「classic channel」の各々のインターネットラジオ番組について、EEPROM15bに格納された更新時刻と再生時刻とを比較するように構成されている。そして、更新時刻が再生時刻よりも後である場合には、制御部14は、インターネットラジオ番組が再生された後にインターネットラジオ番組の内容が更新されたと判断するように構成されている。たとえば、「英語ニュース」に関しては、更新時刻(20**/03/23 20:30)が再生時刻(20**/03/23 17:34)よりも後であるので、制御部14は「英語ニュース」のインターネットラジオ番組の内容が更新されていると判断する。一方、「古典芸能特選」に関しては、更新時刻(20**/03/18 05:11)が再生時刻(20**/03/20 10:48)よりも前であるので、制御部14は「古典芸能特選」のインターネットラジオ番組の内容は更新されていないと判断する。これにより、「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」および「Science100」については、各々のインターネットラジオ番組の直近の再生時刻以降に内容が更新されていると制御部14によって判断される。
【0039】
また、本実施形態では、図4に示すように、インターネットラジオ番組の内容が更新されていると制御部14によって判断された「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」および「Science100」のアイコン140aの文頭には、各々、インターネットラジオ番組の内容が更新された旨をユーザに通知するための「New」という更新情報50が表示されるように構成されている。この際、更新されたインターネットラジオ番組の番組名と更新情報50とが互いに対応関係にあることをユーザに認識可能なように更新情報50は選択表示部40aに表示されるように構成されている。この更新情報50により、ユーザは、インターネットラジオ番組の更新の有無を認識することが可能である。
【0040】
また、選択表示部40aに表示されるアイコン140aが選択されることによって、選択されたインターネットラジオ番組が再生されるように構成されている。本実施形態では、選択表示部40aに表示される「最新ニュース」のアイコン140aが選択されることによって、液晶テレビジョン100の制御部14は、通信部17を介して、中継サーバ200の制御部200aに「最新ニュース」のインターネットラジオ番組の番組データを送信する要求信号を出すように構成されている。そして、中継サーバ200の制御部200aは、「最新ニュース」のインターネットラジオ番組を配信する配信サーバ300から「最新ニュース」のインターネットラジオ番組の番組データを取得して、取得した番組データを液晶テレビジョン100の通信部17に送信するように構成されている。これにより、液晶テレビジョン100の制御部14は、「最新ニュース」のインターネットラジオ番組の番組データに基づいて、「最新ニュース」のインターネットラジオ番組を音声出力部12から再生するように構成されている。この際、インターネットラジオ番組が再生された時点の時刻を、再生されたインターネットラジオ番組の直近の再生時刻としてEEPROM15bに格納(上書き保存)するように構成されている。
【0041】
また、選択されたインターネットラジオ番組(最新ニュース)が再生された際には、図6に示すように、選択表示部40aに表示される「最新ニュース」のアイコン140aの文頭に表示されていた更新情報50(図4参照)が解除されるように構成されている。また、「最新ニュース」のアイコン140aでは、音符のマークが、再生状態であることを示す三角形状のマークに切り換わるように構成されている。さらに、再生表示部40cには、「最新ニュース」のインターネットラジオ番組の再生に関する表示がなされるとともに、液晶テレビジョン100の音声出力部12から「最新ニュース」のインターネットラジオ番組の音声が再生(出力)されるように構成されている。
【0042】
具体的には、再生表示部40cには、再生されているインターネットラジオ番組のロゴなどの表示がなされる画像表示部40dと、再生されているインターネットラジオ番組の番組名が表示される番組名表示部40eと、再生されているインターネットラジオ番組の圧縮音声ファイルフォーマットに関する情報(本実施形態ではMP3)が表示されるフォーマット表示部40fと、インターネットラジオ番組の再生時間が表示される再生時間表示部40gとが表示されている。
【0043】
また、制御部14は、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組のURLを中継サーバ200から取得して、URLからインターネットラジオ番組の更新時刻を取得するように構成されている。この際、制御部14は、図7に示すように、個別のインターネットラジオ番組の各々に対して設定されたアクセス頻度に基づく時間間隔ごとに、各々のインターネットラジオ番組のURLを中継サーバ200から取得するように構成されている。なお、本実施形態では、アクセス頻度が「高」であるインターネットラジオ番組(「英語ニュース」および「最新ニュース」)に関しては、半日に1回の頻度で、制御部14はURLを中継サーバ200から取得するように構成されている。また、アクセス頻度が「中」であるインターネットラジオ番組(「FM888」、「古典芸能特選」および「Science100」)に関しては、1日に1回の頻度で、制御部14はURLを中継サーバ200から取得するように構成されている。また、アクセス頻度が「低」であるインターネットラジオ番組(「JAZZ always」および「classic channel」)に関しては、3日に1回の頻度で、制御部14はURLを中継サーバ200から取得するように構成されている。
【0044】
ここで、アクセス頻度は、インターネットラジオ番組が液晶テレビジョン100で再生された再生頻度と、配信サーバ300においてインターネットラジオ番組の内容が更新される更新頻度とに基づいて制御部14により設定されるように構成されている。
【0045】
また、再生頻度に関しては、1日に1回以上液晶テレビジョン100で再生されているインターネットラジオ番組(「英語ニュース」および「最新ニュース」)に関しては、制御部14は再生頻度が「高」であると判断されるように構成されている。また、1日に1回未満で、かつ、3日に1回以上液晶テレビジョン100で再生されているインターネットラジオ番組(「FM888」および「古典芸能特選」)に関しては、制御部14は再生頻度が「中」であると判断されるように構成されている。また、3日に1回以上液晶テレビジョン100で再生されていないインターネットラジオ番組(「Science100」、「JAZZ always」および「classic channel」)に関しては、制御部14は再生頻度が「低」であると判断されるように構成されている。
【0046】
また、更新頻度に関しては、1日に1回以上内容が更新されているインターネットラジオ番組(「英語ニュース」、「FM888」および「Science100」)に関しては、制御部14は更新頻度が「高」であると判断されるように構成されている。また、1日に1回未満で、かつ、3日に1回以上内容が更新されているインターネットラジオ番組(「最新ニュース」、「古典芸能特選」および「JAZZ always」)に関しては、制御部14は更新頻度が「中」であると判断されるように構成されている。また、3日に1回以上内容が更新されていないインターネットラジオ番組(「classic channel」)に関しては、制御部14は更新頻度が「低」であると判断されるように構成されている。
【0047】
また、アクセス頻度を設定するにあたって、再生頻度が更新頻度よりも優先されて考慮されるように構成されている。たとえば、「最新ニュース」に関しては、更新頻度が「中」である一方、再生頻度が「高」であるので、再生頻度が「高」であることを優先して、アクセス頻度が「高」になるように構成されている。逆に、「FM888」に関しては、更新頻度が「高」である一方、再生頻度が「中」であるため、再生頻度が「中」であることを優先して、アクセス頻度が「中」になるように構成されている。なお、「Science100」に関しては、再生頻度が「低」である一方、更新頻度が「高」であるので、再生頻度と更新頻度との両方を考慮して、アクセス頻度が「中」になるように構成されている。
【0048】
次に、図2、図3、図7および図8を参照して、本実施形態による液晶テレビジョン100における更新時刻の取得処理について説明する。
【0049】
まず、ステップS1において、制御部14(図2参照)により、お気に入り情報に基づく(「お気に入り」のアイコン130a(図3参照)が選択された際に表示される)インターネットラジオ番組の中に更新時刻を取得すべきインターネットラジオ番組があるか否かが判断される。具体的には、前回の更新時刻取得時からアクセス頻度(図7参照)に対応する時間(半日、1日または3日)が経過したか否かが、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組の各々に対して判断される。更新時刻を取得すべきインターネットラジオ番組がないと判断された場合には、更新時刻の取得処理が終了される。
【0050】
また、ステップS1において、更新時刻を取得すべきインターネットラジオ番組があると判断された場合には、ステップS2において、制御部14により、中継サーバ200の制御部200a(図2参照)に対して、更新時刻を取得すべきインターネットラジオ番組の番組データの位置を示すURLの送信を要求する信号が通信部17を介して発信される。そして、ステップS3において、制御部14により、中継サーバ200からURLを受信したか否かが判断される。このステップS3においては、URLを受信したと判断されるまで上記判断が繰り返される。
【0051】
また、ステップS3において、中継サーバ200(図2参照)からURLを受信したと判断された場合には、ステップS4において、制御部14により、中継サーバ200から受信したURLに基づいて、更新時刻を取得すべきインターネットラジオ番組の更新時刻が取得されて、EEPROM15b(図2参照)に格納される。そして、更新時刻の取得処理が終了される。
【0052】
次に、図2〜図4および図9を参照して、本実施形態による液晶テレビジョン100におけるインターネットラジオ番組の再生および更新情報の表示の処理フローについて説明する。
【0053】
まず、ステップS11において、制御部14(図2参照)により、選択表示部30a(図3参照)において「お気に入り」のアイコン130a(図3参照)がユーザによって選択決定されたか否かが判断される。「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定されていないと判断された場合には、インターネットラジオ番組の再生および更新情報の表示の処理が終了される。
【0054】
また、ステップS11において、「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定されたと判断された場合には、ステップS12において、制御部14により、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組の各々(「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」、「古典芸能特選」、「Science100」、「JAZZ always」および「classic channel」)に対して、それぞれ、EEPROM15b(図2参照)に格納された更新時刻と再生時刻とを比較して、更新時刻が再生時刻よりも後の番組があるか否かが判断される。更新時刻が再生時刻よりも後の番組がないと判断された場合には、ステップS14に進む。また、更新時刻が再生時刻よりも後の番組があると判断された場合には、ステップS13において、制御部14により、更新時刻が再生時刻よりも後のインターネットラジオ番組のアイコン140aの文頭に、更新された旨をユーザに通知するための「New」という更新情報50(図4参照)が表示される。そして、ステップS14に進む。
【0055】
また、ステップS14において、制御部14により、選択表示部40aにおいて、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組のいずれかがユーザによって選択されたか否かが判断される。インターネットラジオ番組のいずれもユーザによって選択されていないと判断された場合には、ステップS18に進む。また、インターネットラジオ番組のいずれかがユーザによって選択されたと判断された場合には、ステップS15において、制御部14により、ユーザによって選択されたインターネットラジオ番組の番組データを中継サーバ200から取得してインターネットラジオ番組が再生されるとともに、現在の時刻が再生時刻として、EEPROM15bに格納される。
【0056】
そして、ステップS16において、制御部14により、再生されたインターネットラジオ番組のアイコン140aの文頭に、「New」という更新情報50が表示されているか否かが判断される。「New」が表示されていないと判断された場合には、ステップS18に進む。また、「New」が表示されていると判断された場合には、ステップS17において、制御部14により、再生されたインターネットラジオ番組のアイコン140aの文頭の「New」という更新情報50の表示が解除される。
【0057】
最後に、ステップS18において、制御部14により、ユーザによる所定の操作に基づいて表示部11の表示が第2選択画面40から第1選択画面30に戻されることなどによって、「お気に入り」のフォルダが閉じられたか否かが判断される。「お気に入り」のフォルダは閉じられていないと判断された場合には、ステップS14に戻る。また、「お気に入り」のフォルダが閉じられたと判断された場合には、インターネットラジオ番組の再生および更新情報の表示の処理が終了される。
【0058】
本実施形態では、上記のように、インターネットラジオ番組の内容が更新された更新時刻が、インターネットラジオ番組が音声出力部12から再生された再生時刻よりも後である場合には、制御部14は、インターネットラジオ番組が再生された後にインターネットラジオ番組の内容が更新されたと判断するとともに、内容が更新されていると判断されたインターネットラジオ番組のアイコン140aの文頭に、インターネットラジオ番組の内容が更新された旨をユーザに通知するための「New」という更新情報50を表示することによって、ユーザにインターネットラジオ番組の更新の有無を事前に通知することができる。
【0059】
また、本実施形態では、上記のように、「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定された際に、制御部14が、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組(「英語ニュース」、「最新ニュース」、「FM888」、「古典芸能特選」、「Science100」、「JAZZ always」および「classic channel」)の更新時刻と再生時刻とを比較することによって、ユーザがお気に入り情報として登録したユーザが関心のあるインターネットラジオ番組のみについて、更新されたことをユーザに通知することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。また、制御部14は、ユーザにより選択されたお気に入り情報のインターネットラジオ番組についてのみ更新時刻と再生時刻とを比較して更新情報を事前にユーザに通知すればよいので、制御部14における負荷をより軽減することができる。また、「お気に入り」のアイコン130aがユーザに選択されたことを起点として、制御部14により自動的に、更新時刻と再生時刻とを比較して更新情報50が選択表示部40aに表示されるので、ユーザは更新情報50を知るために特別な操作を行う必要がなく、これによっても、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0060】
また、本実施形態では、上記のように、制御部14が、個別のインターネットラジオ番組の各々に対して求められたアクセス頻度に基づいて、各々のインターネットラジオ番組の更新時刻を中継サーバ200から取得するように構成することによって、制御部14はインターネットラジオ番組の内容についての更新の有無をより確実に認識することができる。また、更新時刻を中継サーバ200からアクセス頻度に基づいて取得することによって、更新時刻と再生時刻とを比較する際にその都度中継サーバ200から更新時刻を取得する場合と比べて、更新時刻と再生時刻とを比較する前に更新時刻を取得しておくことができるので、より迅速に、更新時刻と再生時刻とを比較して更新情報50を選択表示部40aに表示することができる。
【0061】
また、本実施形態では、上記のように、アクセス頻度を、インターネットラジオ番組が液晶テレビジョン100で再生された再生頻度と、配信サーバ300においてインターネットラジオ番組の内容が更新される更新頻度とに基づいて設定することによって、再生頻度および更新頻度が多いインターネットラジオ番組に対しては更新時刻を取得する時間間隔(アクセス頻度)を小さくすることによって、制御部14は、より確実に、更新情報50を選択表示部40aに表示することができる。また、再生頻度および更新頻度が少ないインターネットラジオ番組に対しては更新時刻を取得する時間間隔を大きくすることによって、更新時刻と再生時刻とを比較して更新情報50を選択表示部40aに表示する頻度を小さくすることができるので、制御部14の負荷を軽減することができる。
【0062】
また、本実施形態では、上記のように、EEPROM15bに再生時刻を格納することによって、EEPROM15bに格納された正確な再生時刻を用いて、更新時刻と再生時刻とを比較して、更新時刻が再生時刻よりも後である場合に更新情報50を選択表示部40aに表示することができる。
【0063】
また、本実施形態では、上記のように、更新されたインターネットラジオ番組の番組名と更新情報50とが互いに対応関係にあることをユーザに認識可能なように選択表示部40aに表示することによって、個々のインターネットラジオ番組の更新の有無をユーザにより明確に認識させることができる。
【0064】
また、本実施形態では、上記のように、選択されたインターネットラジオ番組(最新ニュース)が再生された際には、選択表示部40aに表示される「最新ニュース」のアイコン140aの文頭に表示されていた更新情報50を解除することによって、更新されたインターネットラジオ番組が出力された後においても更新情報50を選択表示部40aに表示し続けることに起因してユーザが新たな更新が行われたと誤って認識するのを抑制することができる。
【0065】
また、本実施形態では、上記のように、制御部14が、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組のURLを中継サーバ200から取得して、URLからインターネットラジオ番組の更新時刻を取得するように構成することによって、URLを用いることによって、制御部14は更新時刻を容易に取得して、更新時刻と再生時刻とを比較することができる。
【0066】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0067】
たとえば、上記実施形態では、本発明のテレビジョン装置を液晶テレビジョン100に適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、プラズマ表示画面を有するプラズマテレビジョンなど、液晶方式以外の表示方式を有するテレビジョン装置に本発明のテレビジョン装置を適用してもよい。
【0068】
また、上記実施形態では、インターネットラジオ番組の各々に対して設定されたアクセス頻度に基づく時間間隔ごとに、更新時刻が含まれるURLを中継サーバ200から取得した例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、所定の時間間隔ごとでなく、更新時刻と再生時刻(出力時刻)とを比較するたびに、更新時刻が含まれるURLを中継サーバから取得してもよい。
【0069】
また、上記実施形態では、インターネットラジオ番組のアイコン140aの文頭に、インターネットラジオ番組の内容が更新された旨をユーザに通知するための「New」という更新情報50を表示した例について示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、インターネットラジオ番組のアイコンを点滅表示や反転表示することによって、インターネットラジオ番組の内容が更新された旨をユーザに通知してもよい。また、表示部に表示せずに音声によってインターネットラジオ番組の内容が更新された旨を通知するように構成してもよい。
【0070】
また、上記実施形態では、「お気に入り」のアイコン130aがユーザによって選択決定された際に、インターネットラジオ番組の更新時刻と再生時刻とを比較した例について示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、インターネットラジオ用のプログラムが起動された際に、更新時刻と再生時刻とを比較するように構成してもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、お気に入り情報に基づく(「お気に入り」のアイコン130aが選択された際に表示される)インターネットラジオ番組に対して更新時刻と再生時刻とを比較した例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、お気に入り情報に基づくインターネットラジオ番組だけでなく、その他のインターネットラジオ番組に関しても、更新時刻と再生時刻とを比較して、更新を通知するように構成してもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、アクセス頻度をインターネットラジオ番組が液晶テレビジョン100で再生された再生頻度と、配信サーバ300においてインターネットラジオ番組の内容が更新される更新頻度とに基づいて設定した例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、アクセス頻度を再生頻度または更新頻度のいずれか一方のみに基づいて設定してもよい。
【0073】
また、上記実施形態では、アクセス頻度を設定するにあたって、再生頻度が更新頻度よりも優先されて考慮された例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、更新頻度が再生頻度よりも優先されて考慮されてもよいし、再生頻度と更新頻度とが同等に考慮されてもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、アクセス頻度、再生頻度および更新頻度を3段階(「高」、「中」、「低」)に分類した例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、アクセス頻度、再生頻度および更新頻度を2段階または4段階以上に分類してもよい。また、再生頻度および更新頻度の3段階(「高」、「中」、「低」)を判断する基準(1日に1回以上など)は特に限定されず、たとえば2日に1回以上などの異なる基準でもよい。同様に、アクセス頻度(1日に1回など)も特に限定されず、たとえば2日に1回などの異なる頻度でもよい。
【0075】
また、上記実施形態では、URLからインターネットラジオ番組の更新時刻を取得した例について示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、中継サーバに更新時刻を格納させて、中継サーバに格納した更新時刻を液晶テレビジョンが受信するように構成してもよい。
【0076】
また、上記実施形態では、中継サーバ200にインターネットラジオ番組の番組データが格納されておらず、中継サーバ200に接続された複数の配信サーバ300にインターネットラジオ番組の番組データが格納された例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、中継サーバにインターネットラジオ番組の番組データが格納されていてもよい。
【符号の説明】
【0077】
11 表示部
12 音声出力部(出力部)
14 制御部
15b EEPROM(第1記憶部、第2記憶部)
17 通信部(受信部)
50 更新情報
100 液晶テレビジョン(テレビジョン装置)
130a アイコン
200 中継サーバ(外部サーバ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
外部サーバからインターネットを介してインターネットラジオ番組を受信する受信部と、
前記受信部により受信されたインターネットラジオ番組を出力するための出力部と、
前記インターネットラジオ番組の内容が更新された更新時刻と前記インターネットラジオ番組が前記出力部から出力された出力時刻とを比較して、前記更新時刻が前記出力時刻よりも後である場合に、前記インターネットラジオ番組が更新された旨の更新情報をユーザに通知する制御を行う制御部とを備える、テレビジョン装置。
【請求項2】
ユーザによって選択された前記インターネットラジオ番組に関するお気に入り情報を格納する第1記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1記憶部に格納された前記お気に入り情報に基づいて、前記更新時刻と前記出力時刻とを比較する対象となる前記インターネットラジオ番組を選択するように構成されている、請求項1に記載のテレビジョン装置。
【請求項3】
前記表示部は、前記お気に入り情報と、前記お気に入り情報を表示させる際にユーザによって選択されるアイコンとが表示されるように構成され、
前記制御部は、前記表示部に表示された前記アイコンがユーザによって選択された際に、前記お気に入り情報に基づく前記インターネットラジオ番組の前記更新時刻と前記出力時刻とを比較するように構成されている、請求項2に記載のテレビジョン装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記更新時刻を前記外部サーバから所定の時間間隔ごとに取得するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテレビジョン装置。
【請求項5】
前記制御部は、複数の前記インターネットラジオ番組の各々に対して、前記インターネットラジオ番組を前記出力部から出力した頻度および前記インターネットラジオ番組が更新された頻度の少なくともいずれか一方の頻度に基づいて、前記外部サーバから前記更新時刻を取得する前記時間間隔を個別に設定可能に構成されている、請求項4に記載のテレビジョン装置。
【請求項6】
前記出力時刻を格納する第2記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2記憶部に格納された前記出力時刻と前記更新時刻とを比較するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のテレビジョン装置。
【請求項7】
前記表示部は、前記更新情報と前記インターネットラジオ番組の番組名とが表示されるように構成され、
前記制御部は、前記更新情報と更新された前記インターネットラジオ番組の番組名とを、互いの対応関係がユーザに認識可能なように前記表示部に表示させるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のテレビジョン装置。
【請求項8】
前記制御部は、更新された前記インターネットラジオ番組が前記出力部から出力された際に、前記更新情報の通知を解除する制御を行うように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のテレビジョン装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記外部サーバに格納された前記インターネットラジオ番組の配信元のインターネット上の場所を特定する位置指定子を用いて、前記更新時刻を取得するように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のテレビジョン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−223283(P2011−223283A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−89967(P2010−89967)
【出願日】平成22年4月9日(2010.4.9)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】