説明

テープの貼付装置

【課題】上部ユニットと下部ユニットを自由な組み合わせで使用可能で、かつ、使用される上部ユニットと下部ユニットの組み合わせを確実に認識できるテープの貼付装置を提供することである。
【解決手段】複数台配列した上部ユニット10のいずれかから引き出されるテープTを、複数台配列したうちの不特定の下部ユニット20a、20bへ供給可能とし、各下部ユニット20a、20bに、先端保持手段22に貼付開始前に保持されるテープTに引張力を付与する引張力付与手段を設けるとともに、このテープTに付与した引張力を各上部ユニット10のダンサロール19の下降変位で検知して、下部ユニット20a、20bへ供給されて、その先端保持手段22に先端が貼付開始前に保持されたテープTが、いずれの上部ユニット10から引き出されているかを特定するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボールシート等の走行シートにテープを連続的に貼付するテープの貼付装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
段ボールシート等のシートで形成した箱には、その内周面を一回りするテープが貼付されることがある。このテープは、刃物を使用することなく箱の上部を切断除去して開口するカットテープや、箱側面の手提げ用孔を補強する補強用テープとして貼付されている。これらのテープは、片面に粘着剤が塗布されたものが用いられ、段ボールシート等のシートを連続して形成する際に、シートの移送ライン上に配置したテープの貼付装置により、シートの片面に連続して貼付されている。
【0003】
このようなテープの貼付装置は、走行するシートに上方から転接し、テープをシートの走行方向に押圧貼付するタッチロールと、貼付されるテープを引き出し供給するリールを備えた上部ユニットと、上部ユニットから供給されるテープをタッチロールへ案内し、その先端を貼付開始前に保持する先端保持手段を備えた下部ユニットとから成り、段ボールシート等の幅の広いシートにテープを貼付するものでは、シートの幅方向で複数のテープを貼付できるように、1対1の固定した組み合わせで対とした上部ユニットと下部ユニットを、シートの幅方向に複数台配列している(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
特許文献1、2に記載されたものは、いずれもシートの幅方向でテープの貼付位置を変更できるように、複数台の上部ユニットと下部ユニットを幅方向に位置調整できるようにしており、特許文献2に記載されたものでは、複数台の上部ユニットと下部ユニットをシートの幅方向に前後2列に配列し、ロット替えが生じた場合でも、テープの貼付を連続して行えるようにするとともに、リールの軸方向長さ以下の間隔でテープを貼付できるようにしている。
【0005】
また、特許文献1、2に記載されたものは、いずれも上部ユニットのリールを従動回転させるようにしており、特許文献1に記載されたものは、リールから引き出されるテープが弛まないようにブレーキを有する。このようにリールを従動回転させるものは、高速で走行するシートにテープを貼付すると、貼付開始時にテープに過大な張力が発生し、テープが切断したり、シートに貼付されたテープの先端が外れたりすることがある。
【0006】
このようなテープの貼付開始時における過大な張力の発生を防止するために、上部ユニットのリールを回転駆動するリール駆動手段を設け、テープの貼付開始時に、タッチロールの貼付位置への移動タイミングにリールの回転起動タイミングを同期させるとともに、検出されるシートの走行速度に対応させて、テープを所定の初速度でリールから引き出すようにし、テープを安定して貼付開始できるようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に記載されたものは、テープが貼付され始めた後の定常貼付状態ではリール駆動手段を後退させ、ブレーキを作用させながらリールをテープの張力で従動回転させてもよいとしている。
【0007】
【特許文献1】特公平6−71974号公報
【特許文献2】実公平7−48615号公報
【特許文献3】特許第3053815号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1乃至3に記載された従来のテープの貼付装置は、複数台の上部ユニットと下部ユニットを固定した組み合わせで対としているので、上部ユニットと下部ユニットをそれぞれ独立に有効活用できず、各ユニットの移動頻度や上部ユニットへのテープの着脱頻度が多くなる問題がある。例えば、ロット替えでテープの貼付位置を変更する場合は、下部ユニットを所定の貼付位置に移動させるときに、貼付位置の近くに別の上部ユニットがあっても、対の上部ユニットを下部ユニットと一緒に移動させる必要がある。また、幅、材質等のテープの種類を変更する場合は、所望の種類のテープが装着された上部ユニットと一緒に、対の下部ユニットも所定の貼付位置に移動させるか、所定の貼付位置に近い下部ユニットと対の上部ユニットに、所望の種類のテープを装着する必要がある。
【0009】
このような問題に対処するためには、複数台配列した上部ユニットと下部ユニットとを自由な組み合わせで使用可能とすることが考えられる。しかしながら、上部ユニットと下部ユニットを自由な組み合わせで使用可能とすると、特許文献3に記載されたもののように、上部ユニットにテープを安定して貼付開始するためのリール駆動手段を設けたものでは、上部ユニットと下部ユニットの組み合わせを誤って認識すると、テープの貼付開始時に、使用される上部ユニットの駆動すべきリールが回転せずに、テープに過大な張力が発生するとともに、使用されない上部ユニットのリールが回転して、貼付されないテープがリールから繰り出される問題がある。
【0010】
そこで、本発明の課題は、上部ユニットと下部ユニットを自由な組み合わせで使用可能で、かつ、使用される上部ユニットと下部ユニットの組み合わせを確実に認識できるテープの貼付装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、本発明は、走行するシートに上方から転接するタッチロールによってテープをシートの走行方向に押圧貼付し、前記テープを引き出し供給するリール、およびリールを回転駆動するリール駆動手段を備えた上部ユニットと、この上部ユニットから供給されるテープを前記タッチロールへ案内し、その先端を貼付開始前に保持する先端保持手段を備えた下部ユニットとを、それぞれシートの幅方向に複数台配列したテープの貼付装置において、前記複数台配列した上部ユニットのいずれかから引き出されるテープを、前記複数台配列したうちの不特定の下部ユニットへ供給可能とし、前記各下部ユニットに、前記先端保持手段に保持されるテープに引張力を付与する引張力付与手段を設けるとともに、前記各上部ユニットに、前記引張力を検知する引張力検知手段を設け、この引張力検知手段で検知される引張力により、前記下部ユニットへ供給されて貼付開始前に前記先端保持手段に保持されたテープが、いずれの前記上部ユニットから引き出されているかを特定する構成を採用した。
【0012】
すなわち、複数台配列した上部ユニットのいずれかから引き出されるテープを、複数台配列したうちの不特定の下部ユニットへ供給可能とし、各下部ユニットに、先端保持手段に保持されるテープに引張力を付与する引張力付与手段を設けるとともに、各上部ユニットに、引張力を検知する引張力検知手段を設け、この引張力検知手段で検知される引張力により、下部ユニットへ供給されて貼付開始前に先端保持手段に保持されたテープが、いずれの上部ユニットから引き出されているかを特定することにより、上部ユニットと下部ユニットを自由な組み合わせで使用可能で、かつ、使用される上部ユニットと下部ユニットの組み合わせを確実に認識できるようにした。
【0013】
上述した各テープの貼付装置は、前記複数台の上部ユニットをシートの幅方向に1列に配列し、前記複数台の下部ユニットをシートの幅方向に複数列に配列したものに好適である。
【発明の効果】
【0014】
本発明のテープの貼付装置は、複数台配列した上部ユニットのいずれかから引き出されるテープを、複数台配列したうちの不特定の下部ユニットへ供給可能とし、各下部ユニットに、先端保持手段に保持されるテープに引張力を付与する引張力付与手段を設けるとともに、各上部ユニットに、引張力を検知する引張力検知手段を設け、この引張力検知手段で検知される引張力により、下部ユニットへ供給されて貼付開始前に先端保持手段に保持されたテープが、いずれの上部ユニットから引き出されているかを特定するようにしたので、上部ユニットと下部ユニットを自由な組み合わせで使用可能で、かつ、使用される上部ユニットと下部ユニットの組み合わせを確実に認識することができ、テープの貼付開始時に、使用される上部ユニットのリールを的確に回転駆動することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。このテープの貼付装置は、図1および図2に示すように、走行するシートSに上方から転接して従動回転し、片面粘着性のテープTをシートSの走行方向に押圧貼付するタッチロール1と、シートSの幅方向に上部で差し渡された一対のビーム2に沿って1列に配列され、シートSに貼付されるテープTを引き出し供給するリール11、およびリール11を回転駆動するリール駆動手段12を架台13に搭載した6台の上部ユニット10と、シートSの幅方向に下部で差し渡され、シートSの走行方向に間隔を開けた2本のビーム3a、3bに沿って各3台ずつ2列に配列され、上部ユニット10から供給されるテープTをタッチロール1へ案内する3本のガイドロール21a、21b、21cと、テープTの先端を貼付開始前に保持する先端保持手段22とを架台23a、23bに搭載した6台の下部ユニット20a、20bとからなる。なお、タッチロール1は、2列に配列された各下部ユニット20a、20bに対応させて共用されるように2本設けられており、図示は省略するが、左右の本体フレームに差し渡して取り付けられ、シリンダで昇降されるようになっている。
【0016】
前記各上部ユニット10の架台13は、一対のビーム2に設けられたレール4に案内されて、シートSの幅方向へ移動可能とされている。また、シートSの走行方向で前後2列に配列された各下部ユニット20a、20bの架台23a、23bは、それぞれ各ビーム3a、3bに設けられたレール5に案内され、位置調整装置6によって幅方向の位置決めをされる。位置決めされた各下部ユニット20a、20bには、幅方向で極端に離れていないことを前提に、いずれかの上部ユニット10から不特定にテープTを供給できるようになっている。なお、位置調整装置6は、各架台23a、23bに取り付けられたモータ7を駆動することにより、その出力軸のピニオン8と各ビーム3a、3bに設けられたラック9の噛合いで、各架台23a、23bを幅方向に移動させるものである。
【0017】
前記各上部ユニット10のリール11は、切り替え用として水平方向に2つ設けられている。リール駆動手段12は、リール11に装着されたテープTのコイルの外周に、ブレーキを内蔵するサーボモータ14でベルト駆動され、支持軸15の回りに揺動可能なアーム16に取り付けられた一対の駆動ロール17の一方を転接させるものであり、転接される駆動ロール17の回転によってリール11から引き出されるテープTは、先出しガイドロール18と張力変動を吸収するダンサロール19を介していずれかの下部ユニット20a、20bに供給される。
【0018】
前記2列に配列された下部ユニット20a、20bのうち、シートSの走行方向の下流側後列の下部ユニット20bの架台23bは、上流側前列の下部ユニット20aの架台23aの上方へ張り出すように高く形成されている。前後列いずれの下部ユニット20a、20bも、テープTの尾端を切断するカッタ24を備えており、テープTを最後にタッチロール1へ案内する下部に配置されたガイドロール21cは、カッタ24と共通の昇降台25に取り付けられ、シートSの走行方向の下流側へ向けて上下方向に傾斜するように各架台23a、23bに設けたガイドレール26に沿って昇降可能とされている。また、上部ユニット10から引き出し供給されるテープTの先端は、上部に配置された2本の固定ガイドロール21a、21bに巻き掛けられて、後述する先端保持手段22の保持具31に保持される。
【0019】
前記各ガイドロール18、21a、21b、21cおよびダンサロール19は、いずれもテープTが巻き掛けられる外周面に溝が形成された溝ロールとされている。また、昇降する最後のガイドロール21cは、2種類のものが180°の位相で昇降台25のアーム27の途中に枢着され、180°回動されて使用を切り替えられるようになっている。カッタ24はアーム27の先端に取り付けられ、小型のロータリアクチュエータ28で回動されて、テープTを幅方向から切断するようになっている。
【0020】
前記先端保持手段22は、垂直面内で複数のロール29に巻回され、上昇経路30aと下降経路30bを有するタイミングベルト30に、テープTの先端が接続されたリード片Lを保持する保持具31を取り付けて、下降経路30bの上部に待機させた保持具31にリード片Lを保持するようにしたものである。この先端保持手段22は、テープTの貼付開始時に、各架台23a、23bに取り付けたサーボモータ32で1つのロール29をベルト駆動して、タイミングベルト30の下部側がシートSの走行方向へ回動するように、タイミングベルト30を図1の反時計回りに駆動し、保持具31に保持されたリード片Lを、下降経路30bに沿ってシートSの走行速度とほぼ等しい速度まで助走させて、後の図4(a)に示すように、下降してシートSに転接するタッチロール1とシートSの間へ送り込むようになっている。
【0021】
図3に示すように、前記リード片Lは短冊状の剛性を有する段ボール片で形成されており、片面粘着性のテープTの先端部が粘着剤を塗布された面をリード片Lに粘着されて、短冊状の中央部で前後方向に1巻きされ、リード片Lの後側へ延びるように取り付けられている。リード片Lの片面側には、リード片Lを走行するシートSに転着するための両面接着テープDが貼付されている。
【0022】
また、前記保持具31はタイミングベルト30の側方へ張り出すように取り付けられ、コ字断面とされた張り出し部31aに、リード片Lの後端部が差し込まれて保持され、その前端側が進行方向となるタイミングベルト30の下降経路30bの下方に向けられて、両面接着テープDを貼付された面がタイミングベルト30の外側を向くようになっている。張り出し部31aには、リード片Lの後側に取り付けられたテープTを通す切欠き31bが設けられ、タイミングベルト30には、リード片Lの背面側へ張り出す棒状の背当て部材33も取り付けられている。
【0023】
図1に示したように、リード片Lを保持具31に保持した状態で、引張力付与手段としてのサーボモータ32でタイミングベルト30を反時計回りに少し駆動すると、リード片Lに接続されたテープTに引張力が付与され、この引張力がテープTを供給している上部ユニット10の引張力検知手段としてのダンサロール19の下降変位として検知され、いずれの上部ユニット10からテープTが引き出されているかを特定することができる。ダンサロール19の下降変位による上部ユニット10の特定は、貼付装置全体の駆動を制御するコントローラ(図示省略)によって行われる。この上部ユニット10の特定は、作業者がダンサロール19の動きを観察することによって行ってもよい。
【0024】
前記コントローラが上部ユニット10を特定すると、コントローラは、特定された上部ユニット10のリール駆動手段12と、該当する前列または後列の下部ユニット20a、20bの先端保持手段22のタイミングベルト30を駆動して、テープTの先端が接続されたリード片Lをタッチロール1とシートSの間へ送り込み、テープTの貼付を開始する。図4(a)、(b)は、該当する前列の下部ユニット20aを使用して、テープTを貼付する状態を示す。まず、コントローラは、テープTの貼付開始信号を受信すると、図4(a)に示すように、タッチロール1を下降させてシートSに転接させ、こののち、上部ユニット10のリール駆動手段12を駆動するとともに、先端保持手段22のタイミングベルト30を駆動し、保持具31に保持されたリード片Lを下降経路30bでシートSの走行速度とほぼ等しい速度まで助走させ、リード片Lをタッチロール1の下側に送り込む。
【0025】
前記リード片LがシートSに転着されて、後続のテープTがシートSに貼付され始めてからしばらくすると、図4(b)に示すように、昇降台25に取り付けられたガイドロール21cとカッタ24がガイドレール26に沿って下降し、定常貼付状態となって、テープTの尾端の切断に備える。ガイドロール21cを下降させるようにしたのは、テープTのタッチロール1への進入角θを小さくして、定常貼付状態でテープTを安定して貼付するとともに、カッタ24で切断されたテープTの尾端を安定してタッチロール1へ送り込むためである。なお、図示は省略するが、後列の下部ユニット20bはタイミングベルト30の巻回経路が長くなっているが、これらの下部ユニット20bを使用する場合も同じ要領でテープTが貼付される。
【0026】
上述した実施形態では、上部ユニットと下部ユニットの台数を同数とし、上部ユニットを1列、下部ユニットを2列に配列したが、本発明に係るテープの貼付装置は、上部ユニットと下部ユニットの台数が異なるものでもよく、これらの配列数も1列と2列の組み合わせのものに限定されることはない。また、タッチロールを本体フレームに差し渡して取り付け、各列の下部ユニットで共用するものとしたが、タッチロールを各下部ユニットの架台に取り付け、各下部ユニットで個別に用いるものとしてもよい。
【0027】
上述した実施形態では、上部ユニットの引張力検知手段をダンサロールの下降変位で検知するものとしたが、この引張力検知手段は実施形態のものに限定されることはなく、テープに付与される引張力によるリールの回転等によって検知するものとすることもできる。
【0028】
上述した実施形態では、テープの先端保持手段を、テープの先端に取り付けたリード片を介して保持するものとしたが、先端保持手段はテープの先端を直接保持するものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】テープの貼付装置の実施形態を示す正面図
【図2】図1の側面図
【図3】図1の保持具にリード片を保持した状態を示す斜視図
【図4】a、bは、それぞれ図1の下部ユニットでテープの貼付を開始する状態と、定常貼付状態とを示す正面図
【符号の説明】
【0030】
S シート
T テープ
L リード片
D 両面接着テープ
1 タッチロール
2、3a、3b ビーム
4、5 レール
6 位置調整装置
7 モータ
8 ピニオン
9 ラック
10 上部ユニット
11 リール
12 リール駆動手段
13 架台
14 サーボモータ
15 支持軸
16 アーム
17 駆動ロール
18 ガイドロール
19 ダンサロール
20a、20b 下部ユニット
21a、21b、21c ガイドロール
22 先端保持手段
23a、23b 架台
24 カッタ
25 昇降台
26 ガイドレール
27 アーム
28 ロータリアクチュエータ
29 ロール
30 タイミングベルト
30a 上昇経路
30b 下降経路
31 保持具
31a 張り出し部
31b 切欠き
32 サーボモータ
33 背当て部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行するシートに上方から転接するタッチロールによってテープをシートの走行方向に押圧貼付し、前記テープを引き出し供給するリール、およびリールを回転駆動するリール駆動手段を備えた上部ユニットと、この上部ユニットから供給されるテープを前記タッチロールへ案内し、その先端を貼付開始前に保持する先端保持手段を備えた下部ユニットとを、それぞれシートの幅方向に複数台配列したテープの貼付装置において、前記複数台配列した上部ユニットのいずれかから引き出されるテープを、前記複数台配列したうちの不特定の下部ユニットへ供給可能とし、前記各下部ユニットに、前記先端保持手段に保持されるテープに引張力を付与する引張力付与手段を設けるとともに、前記各上部ユニットに、前記引張力を検知する引張力検知手段を設け、この引張力検知手段で検知される引張力により、前記下部ユニットへ供給されて貼付開始前に前記先端保持手段に保持されたテープが、いずれの前記上部ユニットから引き出されているかを特定するようにしたことを特徴とするテープの貼付装置。
【請求項2】
前記テープの貼付装置が、前記複数台の上部ユニットをシートの幅方向に1列に配列し、前記複数台の下部ユニットをシートの幅方向に複数列に配列したものである請求項1に記載のテープの貼付装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−166957(P2009−166957A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−6991(P2008−6991)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(000115980)レンゴー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】