説明

ディジタル記録・再生装置およびディジタル・テレビ受像機

【課題】 レコーダ・プレーヤの状態メッセージのOSDを表示する方法を開示する。
【解決手段】
消費者用のディジタル・レコーダ・プレーヤにおいてMPEG処理の不在は、レコーダの状態についてのメッセージのオンスクリーン表示(OSD)を不可能にする。第1の実施例は、再生され復号されたアナログ・ビデオ信号(102)を、状態メッセージを挿入するために、ディジタル・レコーダ・プレーヤ(200)に戻す。更に別の実施例では、レコーダのメッセージ・データ(221)が、復号されたアナログ・ビデオ信号(102)と共に含められるために、ディジタル信号デコーダ(100,117,520)に結合される。別の実施例では、レコーダのメッセージ・コマンド(TAG/CMD)はデコーダ(100,510)に結合され、レコーダに特有のグラフィック・メッセージにアクセスする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディジタル録画の分野に関し、特に、種々の機器コンポーネント間の結合に関するものである。
【0002】
1992年3月17日にパイオニア社に発行された米国特許5,097,349号(特許文献1)に開示されているシステムでは、画像情報がサブ・コードとして音声情報内に記録される。この画像情報はその後、英数字ディスプレーまたはテレビのディスプレーに表示される。
【背景技術】
【0003】
ディジタル・ビデオ信号は、縮小されたビット・レートを有するビット・ストリームを形成するように処理される。ビット・レートを縮小するこのような処理は、MPEG圧縮法に従って行われ、例えば、DSS(商標)あるいは提案されたGrand Alliance(GA)地上システムに使用されるような、MPEGと両立する構成でフォーマットされる。
【0004】
消費者用のビデオレコーダは、アナログ信号ならびに、例えば、MPEG基準と両立するように処理され且つGAまたはDSS(商標)信号形式を有する、ディジタル符号化された信号を記録できるように適合させられる。この適合させられた消費者用のビデオレコーダは、2つの電子システムが1つの箱の中にあって、1つの記録機構と、サーボ・システムおよび制御システムを共有しているものと見なされる。アナログ輝度信号成分がRF搬送波を周波数変調しそしてアナログ色信号成分が第2のRF搬送波を振幅変調する場合、従来のアナログ記録方法が使用される。再生されるとき、この2つの変調された信号は復調され、合成され、ビデオ表示用に結合される。
【0005】
記録と再生の動作モードの間に、オンスクリーン表示(OSD)メッセージが、ビデオレコーダの動作状態、警告状態、テープの持続時間、タイム・コードなどを知らせる。これらのOSDメッセージはアナログ・ビデオ出力信号に付加されて、使用者にレコーダの状態についての情報を提供する。
【0006】
ディジタル記録を行うには、消費者用のビデオレコーダをディジタル・ビット・ストリーム記録器/再生器として使用する。MPEGと両立するビット・ストリーム、例えば、トランスポート・パケットは、バッファされ、誤差検出・訂正データ・ワードが計算され付加される。誤差訂正が付加されたビット・ストリームは、所定数のバイト(これらは、記録された各トラック内に収容される)を含んでいる記録データ・ブロックまたは同期ブロックの中へフォーマットされる。同期ブロック信号は符号化されて、この信号をディジタル記録用に一層適するようにし、例えば、DC成分を除去し、あるいは、記録された信号のスペクトル整形を行い、このような調整は“コード・ブック”型の符号化より生じる。再生モードでは、記録過程は効果的に逆転され、例えば、“コード・ブック”符号化は復号化され、誤差は検出され訂正され、同期ブロックのフォーマット化は除去され、ビット・ストリームは元のMPEGのようなフォーマットに戻される。
【特許文献1】米国特許5,097,349号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ディジタル記録と再生の付加的コストの増加を最小限度に抑えるために、MPEG復号化・符号化はレコーダの中に含まれていない。従って、レコーダは、変更も付加もなしに、MPEGのようなパケット・ストリームを処理しなければならない。従ってレコーダは、番組遅延あるいはタイム・シフトの機能を与える。しかしながら、アナログ動作の間にアナログ出力信号に付加される、レコーダの状態および警告およびテープ・タイマー表示は、ディジタル動作モードの間に存在しないであろう。従って、レコーダの状態などは、レコーダの制御パネルを観察することによってのみ確かめられる。
【0008】
ディジタル信号源とレコーダおよびモニター・ディスプレー間の、システム相互接続および制御は、双方向性のデータ・バスを使用することにより簡略化される。しかしながら、アナログ・システムに付加される相互接続は、理解できない据付けの複雑性と混乱を使用者に与えることがある。レコーダの動作状態に関わりなく、ディジタル信号源とディスプレー間の結合を行う、簡単な相互接続法が必要とされる。この簡単な接続法は、同一の相互接続系統を利用してアナログ・レコーダとディジタル・レコーダの動作を容易にさせなければならない。その上、アナログ・レコーダとディジタル・レコーダの動作モードの間に、レコーダの状態および警告のメッセージが使用者に表示するために必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
レコーダの状態、警告およびテープ・タイマーの表示(これらは、上述の理由で、ディジタル動作モードの間に不在である)は、以下に述べる発明的構成により有利に提供される。ディジタル・テレビ受像機は、再生源に結合され、再生源から、圧縮されたディジタル・テレビ信号および制御コマンドを受信し、そして圧縮されたディジタル・テレビ信号を復号してビデオ信号を形成するのに適合した結合手段を含んでいる。発生手段が、受信手段に結合され、表示メッセージ・データに応答して、表示用メッセージを前記ビデオ信号と合成するために発生する。メモリがこの表示メッセージ・データを含んでいる。制御手段が、前記メモリと発生手段に結合され、制御コマンドに応答して、この表示メッセージ・データを読み取る。
【0010】
ディジタル記録・再生装置は、オンスクリーン・メッセージ発生器および挿入器とデコーダと共に使用するように適合させられる。このディジタル記録・再生装置はトランスジューサを含んでおり、記録済み媒体から、映像を表すディジタル信号を再生する。再生用電子機器はトランスジューサに結合され、映像を表すディジタル信号を処理し、出力信号ビット・ストリームを、復号するために発生する。ディジタル記録・再生装置の動作モードに応答して、状態メッセージ・コマンド信号が発生される。オンスクリーン・メッセージを発生し、出力信号のビット・ストリームから復号されるビデオ信号に挿入するために、状態メッセージ・コマンド信号が、結合される。
【0011】
ディジタル・テレビ受像機は、再生源に結合され再生源から圧縮されたディジタル・テレビ信号とソース表示メッセージ・データ信号およびラベル・データ信号を受信するのに適合する手段を含んでいる。復号手段が受信手段に結合され、圧縮されたディジタル・テレビ信号からビデオ信号を復号する。メモリは表示用メッセージ・データを貯える。発生手段はメモリに結合され、メモリからメッセージ・データを受け取り、ビデオ・メッセージを、ビデオ信号に付加するために発生する。制御手段はメモリに結合され、ラベル・データ信号に応答して、特定の表示用メッセージ・データを選択し、特定の表示用メッセージ・データがないとき、制御手段はソース表示メッセージ・データ信号をビデオ・メッセージ発生手段に結合する。
請求項1と実施例との対応関係を図面で使われている参照符号で示すと次の通りである。
1.ディジタル記録・再生装置(200)であって、
記録媒体に格納された圧縮されたディジタル映像を表すディジタル信号を処理し、圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリーム(221)を発生する手段と、
前記ディジタル記録・再生装置の動作モードを示すモード状態データ・タグ信号(TAG/CMD)を発生する手段と、
前記圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリームおよび前記モード状態データ・タグ信号を出力する出力手段と、を含み、
受信機が、前記圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリームおよび前記モード状態データ・タグ信号を受信し、前記圧縮されたビデオ信号ビット・ストリームを復号して復号済のビデオ信号を発生し、前記モード状態データ・タグ信号を解釈して該モード状態データ・タグ信号内に示された動作モードを表す格納済の信号を選択し、前記復号済のビデオ信号を前記選択された格納済の信号と合成する、前記ディジタル記録・再生装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1には、簡易化された消費者向けディジタル・オーディオ・ビデオ・システムが例示されている。この図には、パケット化された圧縮オーディオ・ビデオ・データおよび制御データの信号源が復号化されて表示されるように結合される形態が示されている。受信機IRD100は、受信アンテナ50に結合されるように示されているが、変調された信号はケーブル分配(配信)網(図示せず)から供給されてもよい。変調されたパケット化信号は、同調され、復調されて、ユーザが決定した番組がパケット源(PACKET SOURCE)109として示したブロック内で分離される。パケット源109の出力は、オーディオ・ビデオ・データおよび制御データのトランスポート・パケット・ストリームからなり、このパケット・ストリームが復号器(DECODER)117によってMPEG復号されて、オーディオおよびビデオ信号が生成される。復号器117からの出力は、表示装置300によってモニタするように結合される。他のパケット化信号の信号源は、復号器117によってMPEG復号するために、代替する別のデータストリームを表す破線で結合されるように示されている。このように、復号器117を用いて、外部パケット源から供給されるトランスポート・ストリームを復号して、それによってこれら他の信号源のコストを低減することができる。例えば、パケット源75は、パケット化出力信号を生成するコンピュータであってもよい。このような信号は、コンピュータ・メモリから取出されるものであっても、またはコンピュータ・ネットワークのような外部信号源から供給されるものであってもよい。このようなコンピュータの信号源は、ディスク・メモリから圧縮オーディオ・ビデオ・データおよび制御データを再生するものであってもよい。さらに、パケット源75は、例えばDVDフォーマット装置のようなディジタル・ビデオ・ディスク再生装置(プレーヤ)であってもよい。別のトランスポート・パケットの信号源は、パケット源200としての磁気テープ再生/記録装置によって構成されていてもよく、さらにその装置は、例えばD−VHSまたはDVC方式(規格)に従うフォーマットを有していてもよい。
【0013】
図2には、簡易化された消費者向けディジタル・ビデオ受信機、記録装置および表示装置のシステムが、ブロック図の形で例示されている。そのシステムには、例えば統合形(統合された)受信機復号器即ちIRD(Integrated Receiver Decoder)100のようなディジタル・ビデオ信号源、オーディオ・ビデオ表示装置300、および例えばD−VHSまたはDVCのフォーマットを採用したディジタル・ビデオカセット記録装置(VCR)200が設けられている。この例示されたシステムにおいては、ディジタル・ビデオを表す信号が、RFキャリア(搬送波)を変調して、アンテナ50で受信される。アンテナ50は、統合形受信機復号器IRD100に結合される。しかし、変調されたキャリアは、ケーブル分配システム(図示せず)によって受信機100に配信されてもよい。統合形受信機復号器100は、RFキャリア周波数に同調されて、そのキャリア周波数からMPEGコンパチブルなトランスポート・データストリームの変調信号を復調する。
【0014】
そのトランスポート・データストリームが復号されて、アナログのオーディオ信号およびビデオ信号が生成され、オーディオ・ビデオ表示装置300によって直ぐにモニタされる。復号された出力信号は、受信機IRD100から表示装置300に供給される信号101および104として示されている。コストを考慮すると、ディジタル記録装置200にはMPEG形符号化機能および復号化機能を含ませることができない。従って、ディジタル記録装置200は、時間シフトまたは番組遅延の機能を実行するビット・ストリーム記録/再生装置として機能する。非標準的速度での再生機能を容易にするのに必要なMPEG処理を省略し、また複雑度を減らすと、シャトル(SHUTTLE 、往復)、スローモーション(SLOW MOTION)またはトリック再生(TRCK-PLAY) の各モードで画像を再生することができなくなる。従って、概略的に説明すると、受信機100は、記録装置200で記録するために、MPEGコンパチブルなパケット・ストリームをディジタルA/V(オーディオ/ビデオ)バス112に供給する。同様に、記録装置200からの再生されたパケット・ストリームは、MPEG形復号およびオーディオ/ビデオ生成を行うために、元の受信機に戻すように供給される。記録装置からMPEG処理機能を省略した別の結果として、オンスクリーン表示メッセージまたはOSDの形式の状態メッセージは、再生パケット化ビット・ストリームと合成したり、再生パケット化ビット・ストリームに付加することができなくなる。従って、記録装置の動作状態は、ユーザに直ぐに明らかになることはない。
【0015】
さらに、記録装置の画像データは記録(RECORD)、再生(PLAY)および停止(STOP)の各モードの期間においてのみ利用可能となるので、ユーザは制御命令(コマンド)に従う記録装置の応答性について知ることができない。例えば、再生から巻き戻し(REWIND)への動作状態の遷移が生じると、再生画像の切換えが生じ、例えば入力ビット・ストリームへの切換え、電子機器から電子機器への切換え即ちEからEへの切換え(E−E間切換え)として知られている状態が生じ、または例えば再生画像が消えて、IRD100によって取出された静止(固定)フレームに置換され、またはたぶん動画像がカラー・フィールド(着色画面)によって置換されることがある。従って、ユーザは、直ぐには、これらの視覚的表示効果を記録装置モードの応答性の表示または指標(indicia) として各モードと関連付けることができない可能性がある。
【0016】
図2に例示されているシステムは第1の発明の相互接続構成を示しており、この構成において、復調されたトランスポート・ビット・ストリームは受信機IRD100から両方向データ・バス112を介して記録装置200に供給される。そのトランスポート・パケット・ストリームは、インタフェース・ポート(IF)110を介してデータ・バスに供給され、記録装置200においてインタフェース・ポート(IF)210によって受信される。この両インタフェース・ポートは、データ・バス112に含まれている別の導線上で搬送される制御データストリームを介して制御される。制御信号は、制御スイッチ(図示せず)の付勢によるユーザの入力から、またはユーザが発生したIR遠隔制御命令から導出される。例えば、ユーザはディッシュ・アンテナ50によって受信されるディジタル・オーディオ・ビデオ信号を選択してモニタすることができる。受信機は、タッチ操作または接触操作(touch) によって、または例えばIRのような遠隔制御によって選択することができる。受信機を選択すると、その結果、表示選択の内容が自動的にモニタされ、即ち、表示が自動的に切換えられて、MPEG復号されたオーディオ・ビデオ出力がモニタされる。ユーザがディジタル記録モードを選択すると、受信トランスポート・ストリームがIRD100からバス112を介して記録装置に供給され、記録が開始される。同様に、ディジタル記録装置の再生モードを選択すると、再生データストリームがバス112を介して受信機100の復号器117によって復号化されるように供給される。
【0017】
MPEGコンパチブルなパケット化信号は、記録装置200に供給され、処理されて、ブロックD.REC(ディジタル記録)215によって記録される。バッファメモリが、ブロックD.REC215に含まれていて、そのデータストリームをバッファ(緩衝記憶)して、持続時間の変動する間隙(ギャップ)を有するデータのバーストからなるパケット化信号に比べて記録するのにより適した信号が形成される。バッファされたデータストリームがバッファから読出されて記録フォーマットの同期ブロックが生成され、それが誤り(エラー)検出/訂正データ・ワードとともに符号化される。同期ブロックを用いてフォーマット化されたデータストリームは、上述のように記録するために変調され、記録ブロックD.REC215から選択器のスイッチA4を介して供給される。選択器のスイッチA4およびA5は、選択されたD−VCR動作モードに応じて制御される。例えば、図2において、スイッチA4およびA5は、スイッチ接触がディジタル記録DRおよびディジタル再生DPの位置に置かれていて、データストリームを回転ヘッド構体250に供給し、また回転ヘッド構体250からデータストリームを供給して、ディジタル記録および再生を行うように示されている。アナログ動作においては、スイッチA4およびA5は、アナログ記録ARおよびアナログ再生APとして示された別の位置に切換えられる。D.REC215からの同期ブロックを用いてフォーマット化されたデータストリームは、磁気テープに記録を行うために回転ヘッド構体250に供給される。
【0018】
再生モードにおいて、記録されていた同期ブロックを用いてフォーマット化されたデータストリームが、構体250上に位置するトランスデュース(変換)用ヘッド251によって磁気テープから再生される。復元された信号は、ディジタル再生ブロックD.REP220によって復調され、記録チャンネル変調状態が全て解除される。次いで、その再生信号は、記録前に挿入されたデータ・ワードを用いて誤り検出および訂正の処理を受ける。誤り訂正の後、同期ブロックを用いたフォーマット化が解除(削除)されて、記録するために記録装置に供給したときのパケット・フォーマットと実質的に同じパケット・フォーマットを有するビット・ストリームが復元される。ブロックD.REP220からのパケット・ストリームは、インタフェース・ポート210に供給され、インタフェース・ポート210は記録装置再生モードに応答して、パケット・ストリームを、復号器117によってMPEG復号するように両方向データ・バス112に供給する。 統合形受信機復号器100は、MPEGコンパチブルなパケット・ストリームを復号して、ビデオとオーディオの両出力信号を生成する。例えば、図2には、ビデオおよびオーディオ(A/V:
Audio/Video)の出力信号101、102、および例えばS−ビデオ(S-Video) のような成分ビデオ信号(コンポーネント・ビデオ信号)104が例示されている。しかし、これらのディジタル的に再生されたビデオ信号には、オンスクリーン表示またはOSDによって通常付加される記録装置状態情報が含まれていない。
【0019】
図2に簡明な形態で示されている受信機IRD100は制御器(CTRL)115を具えており、この制御器115は、例えば、同調、パケット・ヘッダによって制御されるデマルチプレクス(分離、逆多重化)動作、バス・インタフェース制御、およびMPEG形復号器117に結合されるパケット源の選択のような受信機の全体的制御を行う。さらに、受信機の状態または動作モードが、復号ビデオ信号に付加されるオンスリーン表示メッセージによって示される。制御器115は、オンスクリーン表示メッセージを組み立てるか、またはメモリ・ブロック(MEM)510から記憶されていた所定のメッセージを読出す。そのオンスクリーン表示メッセージまたはOSDは、OSD挿入器またはOSD付加器であるブロック520に供給され、そこでそのメッセージがアナログ・ビデオ表示用にフォーマット化されて、MPEG復号されたビデオ信号に付加(加算)されまたはそのビデオ信号と合成される。OSDを含んだビデオ信号は、出力増幅器(O/P)118を介して、モニタ表示装置300によって表示されるように結合される。
【0020】
図2において、記録再生装置200は、制御システム(CTRL)205に結合されるオンスクリーン表示発生器(ジェネレータ)(OSD.GEN)270を含んでいる。OSD発生器270は、記録装置制御システム205からの信号に応答して、動作状態に適した状態メッセージまたは警告メッセージを発生する。これらのメッセージは、オンスクリーン表示付加器であるブロックOSD.ADD275においてアナログ・ビデオ信号に挿入または付加されるビデオ信号としてフォーマット化される。アナログ・ビデオ信号は、ビデオ選択器ブロックSEL280からオンスクリーン表示付加器275に供給される。
【0021】
選択器280は、制御システム205によって制御されて、種々のアナログ信号源の間の選択機能を有する。例えば、スイッチA1は、同調器(チューナ)から取出された信号とベースバンド・アナログ信号入力とMPEG復号されたオーディオ・ビデオ出力信号102との間のアナログ入力信号の選択を行う。スイッチA1からの出力は、ブロックA.REC(アナログ記録)によってアナログ記録するように供給される。
【0022】
選択器SEL280のスイッチA3は、オンスクリーン表示付加器275に供給する信号を有利な形態で選択する。図2において、スイッチA3は、本発明に従って、出力信号102のビデオ成分をオンスクリーン表示付加器275の入力に供給するように図示されている。こうして、例えば再生期間等に発生した記録再生装置200の状態メッセージは、出力トランスポート・パケット・ストリームから復号されたビデオ信号成分102に付加される。従って、オンスクリーン表示メッセージが付加されディジタル的に取出されるMPEG復号された再生信号である信号103は、表示装置300によって観察することができる。
【0023】
スイッチA3は、記録再生装置200のアナログ動作期間に、信号VHSとして示されたアナログ再生信号をオンスクリーン表示付加器275に供給する。こうして、アナログ動作期間に、OSDメッセージはアナログ再生ビデオ信号に付加される。一方、ディジタル記録が選択されたときには、OSDメッセージは、再生されたビット・ストリームから復号されたアナログ・ビデオ信号102に有利な形態で付加される。従って、このような有利なフィードバック(帰還)接続によって記録装置状態メッセージがビデオ成分と合成されて、アナログ信号103として出力される。
【0024】
選択器SEL280のスイッチA2によって、オンスクリーン表示付加器275をバイパス(側路)して出力信号102をモニタ表示装置300に直接供給する接続経路が形成される。こうして、スイッチA2のバイパス動作によって、復号出力信号を観察(表示)することができ、また付加器275による信号の劣化の可能性をなくすことができる。バイパスの経路A2は、スタンバイ・モード(待機モード)において記録装置がオフ状態であるとき、または復号された非記録(記録されていない)“生(live) ”のビット・ストリームを観察するときに、自動的に選択される。アナログ記録の期間中に、復号された非記録信号を観察できるようにするために、そのバイパス・スイッチを手動で付勢してもよい。この有利なバイパス接続によって、アナログ記録装置の不要な信号処理をなくすことができ、例えばディジタル的に導出された信号102の品質を内在的に(潜在的に)低下させるE/E記録装置経路を介する処理をなくすことができる。さらに、その有利なバイパス機能は、スイッチA2によって受信機IRD100が記録装置200の動作状態に関係なくモニタ表示装置300に接続されるように、例えば機械的接触(mechanical contact)によって容易に構成できる。
【0025】
オンスクリーン表示発生器270は、ビデオ信号に挿入されたときにメッセージが表示スクリーン上の所定の位置に表示されるような特定の水平および垂直同期タイミングでフォーマット化されたメッセージを発生する。しかし、ディジタル再生モードで動作しかつ上述の有利なフィードバック接続を用いるときに、OSDメッセージは、アナログ記録装置の動作期間に使用された水平および垂直同期タイミングとは異なる水平および垂直同期タイミングを用いて生成される点で有利である。この異なる水平および垂直同期タイミングを用いることによって、例えば受信機100において生じる再生信号伝達およびMPEG形復号の遅延を有利な形で補償することができる。従って、相異なるOSD同期タイミングを用いることによって、アナログまたはディジタルのいずれの記録装置の動作においても実質的に同じ所定のメッセージ位置にメッセージが表示されるという利点が得られる。
【0026】
処理およびMPEG形復号による時間遅延は多数のフレームの期間に及ぶことがある。多数フレームの遅延または時間的オフセット(offset:ずれ)が生じると、その結果として、実際に再生された視覚的イベント(番組画面)に先行してOSDメッセージが生じる。記録装置OSDメッセージが再生イベントに先行して生じる場合の時間的オフセットは、ユーザ制御命令の入力後にそれに対応する再生画像が遅延して出現する現象として顕在化する。この時間的オフセットは、記録された時間コード(time code) 信号または記録装置テープ・タイマーを表示するときに、より重大な問題を生じさせる。例えば、テープ再生期間に、特定のイベントは、記録装置テープ・タイマーのオンスクリーン表示によって、または記録された時間コード信号のOSDによって、表示する(note)ことができる。この表示された各時間によって、選択された各イベントの後続の位置を考慮(予測)することができる。しかし、表示された時間を、記録装置間で実行される電子的編集(エディット)用のエディット点として用いたとすると、その結果、編集された場面(シーン)は、予め観察している(プレビュー)間に選択された場面に先行して生じたものとなる。このメッセージと再生画像の間の時間的オフセット(ずれ)の影響は、メッセージ発生、メッセージ伝達またはOSD表示を遅延させることによって、またはテープ・タイマー/時間コードの番号またはカウント(計数値)を修正することによって、うまく除去することができる。記録装置200において、DLY207として示されている遅延(遅延素子)は、スイッチA7またはA8によって選択することができる。例えば、復号されたビデオ信号102がブロック275で記録装置OSDメッセージを挿入するようにフィードバックされたときに、制御器205に応答してOSDメッセージ命令を発生させることができる。メッセージ命令信号CMDは、制御器205からスイッチA7および遅延DLY207に供給されるように図示されている。スイッチA7は、記録装置200用に選択された記録モードに応じて、即ちアナログであるかまたはディジタルであるかに応じて制御される。スイッチA7は、ディジタル・モードの場合が示されており、遅延207から供給される信号CMDを遅延したバージョン(信号)を選択する。この遅延された命令信号によって、復号されたビデオ信号と実質的に時間が一致するOSDメッセージが発生され、挿入される。別の構成ではスイッチA8が使用され、このスイッチA8はOSD発生器270からの出力に遅延207を挿入する。この構成において、スイッチA7は制御器205の出力に接続されている。また、スイッチA8を用いて、信号CMDをバス112およびIRD100に供給するのを遅延させることができる。また、OSDメッセージと復号された再生画像の間の時間的オフセットは、メモリ・アクセス信号またはメモリ出力信号のいずれかに、例えばDLY116として示されている遅延を導入することによって修正することもできる。再生画像とOSDとの同期化は、種々の方法、例えばクロック制御されたデータラッチ、シフトレジスタ、単安定マルチバイブレータ、等を用いた遅延によって実現することができる。テープ・タイマーまたは時間コードOSDは、例えば編集モード・プレビュー期間に表示数字の算術演算処理を行うことによって、復号された画像と同期させることができる。従って、選択された画像およびそれに関連付けられた表示数字が入力されて、実行しようとする電子的編集が可能になる。記録装置200のアナログ動作期間では、制御器205からの命令信号CMDは遅延されず、スイッチA7が発生器270に直接結合する。
【0027】
別の発明の実施形態において、記録装置200によって供給されたオンスクリーン表示メッセージは、受信機100のオンスクリーン表示機能を有利な形で利用する。記録装置200で取出されたメッセージはデータ・バス112の制御用導線を介して受信機100に供給され、図2のブロックOSD520においてオンスクリーン表示の挿入が行われる。記録装置のメッセージ・データは、発生器270によってタグ(tag) またはラベルが付加されたテキスト・メッセージとしてフォーマット化される。このタグが付加されたテキスト・メッセージは、信号271として示されており、IRD100の制御器115に供給されて他の制御バス・データから分離される。この分離に続いて、テキスト・メッセージは、OSD520によって表示フォーマット化およびビデオ挿入を行うように結合される。このテキスト・メッセージは、制御器205からのOSD命令信号CMDに応答して発生する。先に説明したように、信号CMDは、ブロック207において遅延を受ける。但し、ブロック207からのテキスト・メッセージは、スイッチA7による遅延207の挿入によって別の点で遅延してもよい。
【0028】
さらに別の発明の実施形態において、受信機100に含まれているメモリ510は、記録装置200に特有の受信機のオンスクリーン表示メッセージおよびOSDメッセージを含んでいる。記録装置200に固有のメッセージは、制御バスを介して制御器115に供給された記録装置200のオンスクリーン表示命令信号CMDに応答してアクセスされる。記録装置200において、オンスクリーン表示命令信号CMDは、発生しようとするメッセージの決定をも行う制御器205によって生成される。このようにして、命令信号CMDは、有利な形態で受信機100に供給され、メモリ510に記憶されている記録装置に特有のグラフィック・メッセージのアクセスおよび表示フォーマット化が可能になる。
【0029】
さらに別の本発明の実施形態において、受信機100は、記録装置200の命令に応答して記録装置200のテキスト・メッセージと受信機100のグラフィック・メッセージの間の適応的選択を行う。記録装置200のテキスト・メッセージ表示とIRD100のグラフィック・メッセージ表示の間の選択を行うことによって、機能および装備が相異なる製造年の記録装置と受信機の相互接続が可能となる。例えば、より古い型の受信機を最近製造された記録装置に接続する場合、受信機のメモリにはオンスクリーン表示メッセージの表示を支援するための予めプログラムされたグラフィック・メッセージは含まれていない。従って、受信機は、記録装置によって生成される単純なテキスト・メッセージを表示すればよい。反対に、より最新の受信機は、様々な製造年の種々の製品に対する複数のグラフィック・メッセージの選択肢を用意して予めプログラムされているものもある。これらの種々のグラフィック・メッセージは、記録装置のテキスト・メッセージに置き換えて表示することができる。単純なテキスト・メッセージとグラフィック・メッセージの間の選択は、テキスト・メッセージに付加されたタグまたはラベルによって容易に行われる。例えば、タグまたはラベルは、要求された記録装置に固有のメッセージを選択してイネーブルする命令信号CMDを含んでいる。さらに、そのラベルは、例えば記録装置の製造日、型式、変更または修正(版または改訂)のレベル、および製造番号、等に関する記録装置のプロフィール情報を交信するのに充分なデータ容量を有する。タグおよびラベルが付加されたテキスト・メッセージが制御器115によって受信されると、そのタグまたはラベルは解釈(翻訳)され、その結果、IRD100のメモリ510の中から記録装置に固有のグラフィック・メッセージが選択される。しかし、受信機のメモリが特定の記録装置メッセージを用いて、または記録装置のプロフィールに固有のメッセージを用いて予めプログラムされていない場合には、タグはその付加された単純なテキスト・メッセージのフォーマット化および表示を可能にする。先に説明したように、OSDメッセージ、テキストまたはグラフィック・メッセージと、再生された復号画像との間での時間的および空間的な偏位(displacement)を補償するために、遅延素子(要素)を挿入することができる。
【0030】
図2には、3つのアナログ信号入力、即ちオーディオ・ビデオ(A/V)信号101および103と、例えばS−ビデオまたは輝度および色成分Y、Pr、Pb等のオーディオおよび成分ビデオ信号104とを有するモニタ表示装置が例示されている。さらに、表示装置300は、RF IN(RF入力)として示された無線周波数(RF)信号を介してオーディオ信号およびビデオ信号を受け取る。信号選択器310は既知の形態でビデオおよび同期処理回路(図示せず)に結合され、そのビデオおよび同期処理回路の組合わせで画像表示が形成される。信号選択器310は、表示装置300に配置されたユーザ付勢スイッチによって制御されるか、または変調されたIR制御ストリームを介して送信されたユーザ起動の遠隔制御命令によって制御される。例示した3つのベースバンド入力信号は、選択器スイッチ310の自動制御によって有利な形態で選択される。例えば、ディジタル記録モードまたはディジタル再生モードを選択すると、記録装置OSD状態表示情報を含んだ入力信号が自動的に選択される。この記録装置状態OSDは、前述のようにして生成され、発生する。さらに、複数のベースバンド信号入力を設けると、機能に固有の装置間相互接続が可能となる。例えば、IRD100からの復号された非記録信号は、例えば、出力信号101を用いて、または記録装置OSDを挿入してA/V信号103を形成するようにIRD100の出力信号102を経路指定して得られた成分ビデオ信号103を用いて、容易に直接観察することができる。
【0031】
図3には、表示装置301として例示された低コストの表示装置を用いた場合の図が示されている。表示装置のコストを低減するためには、信号入力の数を、例えばRF入力、成分ビデオまたはS−ビデオ入力、および1つのオーディオ・ビデオ信号入力に限定すればよい。図2の選択器280における有利な選択およびバイパスの機能によって、単一のA/V入力を介して、記録された素材(material)および記録されていない素材を表示装置301によってモニタすることができる。但し、表示装置は、成分ビデオ信号の接続を有利な形で用いて、信号の供給に加えて表示入力選択を決定し制御することができる。例えば、成分ビデオ信号またはS−ビデオ(S−VIDEO)信号は、NTSC形符号化信号から得られる表示画像品質より優れた表示画像品質を有すると考えられるので、成分信号入力に供給されるそのような成分信号が存在すると、成分信号源が自動的に選択される。即ち、成分信号と混成信号がともにそれぞれ表示装置301の入力1と2に供給されるときには、入力制御器は、好ましい入力として成分信号を選択する予め決定された論理を有する。しかし、このような自動的入力選択を行うと、図2の記録装置200から供給される記録装置に固有のオンスクリーン表示情報を含んだ信号のモニタができなくなってしまう。しかし、自動的な優先的入力選択を有利な形で使用することによって、例えば入力2における信号103のようなオーディオ・ビデオ信号を遠隔制御によって選択することが可能となる。記録装置200を介して供給されるオンスクリーン表示情報を含んだ信号は、本発明による成分信号(component signal)104の制御によって、IRD100からの信号104を供給する出力を行わせるかまたはそのような出力を終了させることによって表示装置301上で観察することができる。例えば、ユーザが非記録ビット・ストリーム即ち受信信号を選択すると、その結果、受信機100の制御器115は、例えばS−ビデオ・フォーマットを有する成分信号104の生成または出力を可能にする。表示するものとして記録画像信号を選択すると、その結果、制御器115は成分信号104の生成または出力を終了させる。こうして、モニタ301の制御器312は、成分信号入力端子に結合され、信号309を介して信号104の不存在を検知して、入力選択器311に、入力1の成分入力信号104から、例えば図2における記録装置200の選択器280を介して結合された入力2のオーディオ・ビデオ信号103への切換えを行わせる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】復号および表示用に結合される、パケット化された信号源をブロック図の形で示す。
【図2】種々の発明的実施例を含んでいる例示的ブロック図を示す。
【図3】種々の発明的実施例を含んでいる簡略化されたスイッチを示す例示的ブロック図である。
【符号の説明】
【0033】
50 アンテナ
75 パケット源
100 受信機
110 バス・インタフェース
112 データ・バス
115 制御器
117 復号器
200 記録装置
210 インタフェース・ポート
300 表示装置
311 選択器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディジタル記録・再生装置であって、
記録媒体に格納された圧縮されたディジタル映像を表すディジタル信号を処理し、圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリームを発生する手段と、
前記ディジタル記録・再生装置の動作モードを示すモード状態データ・タグ信号を発生する手段と、
前記圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリームおよび前記モード状態データ・タグ信号を出力する出力手段と、を含み、
受信機が、前記圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリームおよび前記モード状態データ・タグ信号を受信し、前記圧縮されたディジタル・ビデオ信号ビット・ストリームを復号して復号済のビデオ信号を発生し、前記モード状態データ・タグ信号を解釈して該モード状態データ・タグ信号内に示された動作モードを表す、メモリに格納済の信号を選択し、前記復号済のビデオ信号を前記選択された格納済の信号と合成する、前記ディジタル記録・再生装置。
【請求項2】
前記モード状態データ・タグ信号がコマンドを含み、該コマンドに従って前記受信機が前記格納済の信号を選択する、請求項1に記載のディジタル記録・再生装置。
【請求項3】
前記モード状態データ・タグ信号が前記ディジタル記録・再生装置の動作モードを示すテキスト・メッセージをさらに含む、請求項2に記載のディジタル記録・再生装置。
【請求項4】
ディジタル・テレビ受像機であって、
ディジタル・ビデオ再生装置に結合され該ディジタル・ビデオ再生装置から圧縮されたディジタル・テレビ信号を受信する第1の入力手段および前記ディジタル・ビデオ再生装置に結合され前記ディジタル・ビデオ再生装置の動作モードを示す制御信号を受信する第2の入力手段を有し、前記圧縮されたディジタル・テレビ信号を復号してビデオ信号を形成する、受信手段と、
複数の特定の表示メッセージを格納するメモリと、
前記メモリに結合され、前記制御信号に従って、前記メモリから前記複数の特定の表示メッセージのうちの1つを表示メッセージ信号として選択する制御手段であり、その際に選択された特定の表示メッセージは前記動作モードを示す、前記制御手段と、
前記表示メッセージ信号と前記形成されたビデオ信号とを合成する手段と、
を含んでいる、前記ディジタル・テレビ受像機。
【請求項5】
前記複数の特定の表示メッセージには、前記ディジタル・ビデオ再生装置を含む複数のディジタル再生装置についての動作モード・メッセージが含まれており、また、前記制御手段が、前記ディジタル・ビデオ再生装置について、前記動作モード・メッセージから前記特定の表示メッセージを前記表示メッセージ信号として選択する、請求項4に記載のディジタル・テレビ受像機。
【請求項6】
前記複数の特定の表示メッセージのうちの1つが前記ディジタル・テレビ受像機に特有である、請求項5に記載のディジタル・テレビ受像機。
【請求項7】
前記制御信号が、前記動作モードを示すテキスト・メッセージおよび前記ディジタル・テレビ受像機に前記テキスト・メッセージに対応する前記複数の特定の表示メッセージのうちの前記1つを選択するように指令するコマンドを含んでいる、請求項4に記載のディジタル・テレビ受像機。
【請求項8】
前記制御手段が前記コマンドに従って前記複数の特定の表示メッセージのうちの前記1つを選択する、請求項7に記載のディジタル・テレビ受像機。
【請求項9】
前記制御手段が前記コマンドに従って前記複数の特定の表示メッセージのうちの何れも選択しない場合に、前記制御手段が前記表示メッセージ信号として前記テキスト・メッセージを選択する、請求項8に記載のディジタル・テレビ受像機。
【請求項10】
前記表示メッセージ信号がグラフィカルなメッセージである、請求項4に記載のディジタル・テレビ受像機。
【請求項11】
前記表示メッセージ信号が前記形成されたビデオ信号と同期して表示される、請求項4に記載のディジタル・テレビ受像機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−104218(P2008−104218A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−301451(P2007−301451)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【分割の表示】特願平9−512140の分割
【原出願日】平成8年9月13日(1996.9.13)
【出願人】(391000818)トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド (166)
【氏名又は名称原語表記】THOMSON CONSUMER ELECTRONICS,INCORPORATED
【Fターム(参考)】