説明

ディスク駆動装置

【課題】内部に小径ディスクを挿入できなくしたスロットイン型のディスクローディング機構を備えるディスク駆動装置を提供する。
【解決手段】一対のスライダ4L,4Rの各一端部4aにディスク挿脱口3からディスク30が挿入されて来たことを検出する検出手段5を設けると共に、一対のスライダ4L,4Rの各他端部4bにリンク部材9に設けられた係合部9cに係止離脱する係止部4cを設け、これらリンク部材9の係合部9cと各スライダ4L,4Rの係止部4cとで一対のアーム部材7L,7Rが開く方向への揺動をロックするロック機構10を構成し、一対のスライダ4L,4Rの初期位置における各検出手段5の間隔を小径ディスク30の直径よりも大きく設定して、ディスク挿脱口3から大径ディスクが挿入された時にのみロック機構10のロックを解除して一対のアーム部材7L,7Rを開く方向に揺動させるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば直径が12cmの光ディスク等の大径ディスクを直接搬入するスロットイン型のディスクローディング機構を備えたディスク駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のディスク駆動装置におけるディスクの交換方法としては、操作者の操作により排出させたトレイまたはターンテーブル上にディスクを装着し、その後、操作者によりトレイまたはターンテーブルを挿入するローディング方式が主流である。しかし、この方式は、ディスク駆動装置の前側にディスクテーブルを引き出すための空間を必要とし、スペース上の問題、特にディスク駆動装置を自動車等に載置する場合はその狭い車室内での突出物の問題があった。
【0003】
これに対して、装置本体(筐体)の前面に設けられたディスク挿脱口からディスクを挿入するだけでディスクが自動的にターンテーブルに装着される、いわゆるスロットイン型のディスク駆動装置がある(例えば、特許文献1,2参照。)。このスロットイン型のディスク駆動装置には、ディスク挿脱口から挿入されたディスクを挟み込む相対向する一対のガイドローラを備え、これら一対のガイドローラを互いに逆向きに回転させることによって、ディスク挿脱口から挿入されたディスクを装置本体の内部へと引き込むローディング動作と、このディスク挿脱口からディスクを装置本体の外部へと排出するイジェクト動作とを行う。
【0004】
自動車用のディスク駆動装置では、このようにスロットイン方式を採用することで、装置自体はディスクの装填時に全く突出せず、自動車内等の狭いスペースでも問題なく設置できる。
【0005】
また、最近、特に自動車内で使用されるディスク駆動装置においては、直径が8cmの小径ディスクが使用される機会が少なくなり、この小径ディスクを非対応とする動きが出ている。すなわち、汎用性の高い直径が12cmの大径ディスクだけの対応をすることにより、小径ディスクをセンタリングする機構が不要となり、装置の小型化やコストダウンにつながるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−157190号公報
【特許文献2】特開2006−228353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来のスロットイン型のディスク駆動装置では、ユーザーが無理やり小径ディスクを挿入することが可能であり、その際にディスクの脱落や詰まりが発生する可能性があった。そのような事態になれば修理対応となってしまうため問題である。このような理由から現在でも小径ディスクの対応を継続して行っている。
【0008】
また、前記従来の特許文献1に記載のスロットイン型のディスク駆動装置では、イジェクトレバーの長さと形状を工夫することによって、小径ディスクが挿入された時に、小径ディスクを装置側面に押し付けるような形となって、ストッパの役割を果たすようになっているが、この機構では、最悪の場合、ディスクがほぼ全部入った状態でストッパがかかるため、ディスクの取出しができなくなる可能性があった。
【0009】
また、前記従来の特許文献2に記載のスロットイン型のディスク駆動装置では、挿入されたディスクの後端部を支持するアームの揺動によって作動するリミットスイッチをさらに備え、その揺動方向に応じて作動するリミットスイッチおよび前記後端側を支持するアームの揺動によって作動するリミットスイッチの作動状態に基づいて、小径ディスクの自動ローディングの可否を判断するようにしているが、この機構では、ディスクが完全にドライブ内に入ってから判定するため、タイミングが遅くなってしまう。また、小径ディスクもローディングできるようにするため、部品点数を削減して装置の小型化やコストダウンを図ることができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明は、第一の所定径のディスク(20)が挿脱されるディスク挿脱口(3)を設けた装置本体(2)と、前記ディスク挿脱口(3)から挿入された前記ディスク(20)を搬入搬出する搬送ローラ(13L,13R)と、前記ディスク挿脱口(3)の両側に互いに離接するように往復動自在に設けられた一対のスライダ(4L,4R)と、揺動して先端部(7b)で前記ディスク(20)の外周縁部(21)と当接すると共に前記第一の所定径のディスク(20)をターンテーブル(15)に搬送する一対のアーム部材(7L,7R)と、前記一対のアーム部材(7L,7R)の各基端部(7a)に連結され、前記第一の所定径のディスク(20)の搬入方向と反対の方向に移動することで前記一対のアーム部材(7L,7R)の各先端部(7b)が開く方向に前記一対のアーム部材(7L,7R)を揺動させるリンク部材(9)を有し、前記一対のスライダ(4L,4R)の各一端部(4a)に前記ディスク挿脱口(3)からディスク(20)が挿入されると前記第一の所定径のディスク(20)の外周縁部(21)が当接する当接部材(5)をそれぞれ設けると共に、前記一対のスライダ(4L,4R)の各他端部(4b)に前記リンク部材(9)に設けられた係合部(9c)に係止離脱する係止部(4c)をそれぞれ設け、これらリンク部材(9)の係合部(9c)と各スライダ(4L,4R)の係止部(4c)とで前記一対のアーム部材(7L,7R)が開く方向への揺動をロックするロック機構(10)を構成し、前記第一の所定径のディスク(20)が前記ディスク挿脱口(3)に挿入されるとき、前記ディスク(20)の外周縁部(21)により両方の前記当接部材(5)が拡がる方向に移動して、前記両方の前記アーム部材(7L,7R)に前記第一の所定径のディスク(20)の外周縁部(21)が当接する前に前記ロック機構(10)を解除し、前記第一の所定径のディスク(20)の径よりも小径の第二の所定径のディスク(30)が前記ディスク挿脱口(3)に挿入されるときは、前記両方の前記アーム部材(7L,7R)に前記第二の所定径のディスク(30)の外周縁部(31)が当接したときに前記ロック機構(10)のロック状態を維持するように構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載のディスク駆動装置(1)であって、前記一対のスライダ(4L,4R)の初期位置における前記各当接部材(5)の間隔を前記第二の所定径のディスク(30)の直径よりも大きく設定したことを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のディスク駆動装置(1)であって、前記ロック機構(10)がロックされて前記一対のアーム部材(7L,7R)の各先端部(7b)が閉じられている時に、この閉じられた一対のアーム部材(7L,7R)の各先端部(7b)が前記第二の所定径のディスク(30)の前記ディスク挿脱口(3)からの誤挿入を防ぐストッパを兼ねたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明は、スロットイン型のディスクローディング機構であっても、大径ディスクは入るが小径ディスクは入らない構造とし、誤って小径ディスクが挿入しようとしても内部に入っていくことを確実に防止することができるディスク駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態のディスク駆動装置に小径ディスクが誤挿入された場合を示す概略構成図である。
【図2】上記ディスク駆動装置に大径ディスクが挿入された場合を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1及び図2に本発明の実施形態のディスク駆動装置の概略構成図を示し、図1は装置本体内に小径ディスクが誤挿入された場合の状態を示す図であり、図2は装置本体内に大径ディスクが挿入された場合の状態を示す図である。
【0017】
図1,図2に示すように、ディスク駆動装置1は、後述するスロットイン型のディスクローディング機構を備えていて、例えば、直径が12cmの光ディスク等の大径ディスク20を直接搬入し、直径が8cmの光ディスク等の小径ディスク30は搬入できないようにしたものである。
【0018】
このディスク駆動装置1は、扁平筐型の装置本体2を有しており、この装置本体2の前面2aの中央には、大径ディスク20が挿入されるスリット状のディスク挿脱口3を形成してある。このディスク挿脱口3から大径ディスク20を挿入、排出するようになっている。また、装置本体2内のディスク挿脱口3の付近の左右両側には、ディスクの搬入搬出方向と直交する方向に往復移動する左右一対のスライダ4L,4Rを配置してある。この各スライダ4L,4Rの各一端部4a上にディスク挿脱口3からディスク20,30が挿入されて来たことを検出する検出ローラ(検出手段)5をそれぞれ取り付けてある。すなわち、ディスク20,30はディスク挿脱口3からの挿入時に一対のスライダ4L,4R上に取り付けられた各検出ローラ5,5を押し広げながら入って来る。この一対の検出ローラ5,5の間隔は、図1に示すように、各スライダ5の初期位置において、小径ディスク30の直径である8cm以上離れるように設定されている。
【0019】
さらに、装置本体2の内部には、各枢支ピン6を支点として揺動するローディングアームとしての左右一対のアーム部材7L,7Rと、枢支ピン11を支点として揺動し、左右一対のアーム部材7L,7Rとは独立して揺動すると共に、図示しない付勢手段により大径ディスク20の送り込みに抗する付勢力を該大径ディスク20に与え、かつ大径ディスク20の外周縁部21の保持を行うイジェクトアームとしての他のアーム部材12と、図示しないモータ等の駆動源の駆動及び図示しないローディング制御回路の駆動制御により回転駆動されると共に、大径ディスク20の搬入の終点位置における該大径ディスク20の法線方向の投影面に対して差し掛からない部位に上下相対向するように配置される各一対の搬送ローラ13L,13Rと、を具備している。
【0020】
また、一対の搬送ローラ13L,13Rではなく、板状のディスクガイドとローラで大径ディスク20を挟持するようにして搬送してもよい。さらに、搬送ローラは一対のローラ13L,13Rに分割せずに一本のローラで構成するようにしてもよい。
【0021】
左右一対のアーム部材7L,7Rは、その各基端部7aが各枢支ピン8を介してリンク部材9の両端部9a,9aにより連結されることで、互いに連動するものである。そして、ディスク挿脱口3側にあるディスク挿入方向と直交する方向に移動可能な一対のスライダ4L,4Rが一対のアーム部材7L,7Rの各先端部7bを広げる方向に押すことによって、大径ディスク20が入ってきた時に、一対のアーム部材7L,7Rの各先端部7bが開いた状態で大径ディスク20を受け入れることができるため、ディスク挿入時の引っかかり感をなくしている。
【0022】
また、一対のアーム部材7L,7Rを連結しているリンク部材9は、大径ディスク20をローディングする際、ディスク挿入方向と反対側に移動するようになっている。このリンク部材9は、ディスク再生時に回転するスピンドルモータ14の駆動軸に固定されたターンテーブル15を避けて、一対のアーム部材7L,7Rを連結する都合上、ディスク挿脱口3の付近に配置されている。すなわち、一対のスライダ4L,4Rと近い位置に配置されている。そして、リンク部材9が移動しなければ、一対のアーム部材7L,7Rも揺動できずローディング動作が開始されないようになっている。
【0023】
そこで、一対のスライダ4L,4Rの初期位置でリンク部材9に対し、ストッパとなるような突起状の形状の係止凸部(係止部)4cを各スライダ4L,4Rの他端部4bに設け、各スライダ4L,4Rにストッパ(ロック)の役割を付加するようになっている。このように閉じられた一対のアーム部材7L,7Rの各先端部7bが第二の所定径のディスクとしての小径ディスク30のディスク挿脱口3からの誤挿入を防ぐストッパを兼ねているため、その分、部品点数を削減することができ、装置本体2の小型化及びコストダウンをより一段と図ることができる。また、これに対応するリンク部材9の中央両前側には、各係止凸部4cに係止離脱する切り欠き状の係合凹部(係合部)9cをそれぞれ設けている。これらリンク部材9の各係合凹部9cと各スライダ4L,4Rの係止凸部4cとで一対のアーム部材7L,7Rが開く方向への揺動をロックする一対のロック機構10,10が構成されている。この各ロック機構10は、図2に示すように、大径ディスク20の挿入時に一対のスライダ4L,4Rが押されて移動すると、リンク部材9の各係合凹部9cから各スライダ4L,4Rの係止凸部4cが退避して外れるような位置関係となっている。
【0024】
さらに、一対のスライダ4L,4Rの先端の各ディスク20,30と接触する一対の検出ローラ5,5の間隔を、小径ディスク30の直径である8cmよりも大きくすることで、小径ディスク30を挿入しようとした時、少なくとも片方のロック機構10のロックが外れて解除されることがないため、リンク部材9がロックされたままとなり、一対のアーム部材7L,7Rが動かず、小径ディスク30が装置本体2内に入らないようになっている。
【0025】
また、図2に示すように、直径が12cmの大径ディスク20は、一対のスライダ4L.4Rを両方とも押してリンク部材9のロックを外して解除することができるので、大径ディスク20を装置本体2内に挿入することができるようになっている。このようにして、直径が12cmの大径ディスク20はローディングするが、直径が8cmの小径ディスク30はローディングしないディスク駆動装置1のローディング機構を構成することができるようになっている。
【0026】
このように、ローラ式でスロットインタイプのローディング機構のディスク挿脱口3に、左右2ヶ所のディスク挿入を検出する一対のスライダ4L,4Rが、ディスク20,30を取り込む一対のアーム部材7L,7Rの動きを止めるロック機構10となっており、この一対のスライダ4L,4Rの各検出ローラ5,5の間隔を小径ディスク30の直径である8cmよりも大きくすることで、直径が8cmの小径ディスク30を装置本体2内に入らないようにすることができる。
【0027】
そして、一対のスライダ4L,4Rの各当接部材としての検出ローラ5の位置のレイアウトを変更するだけで、小径ディスク30の誤挿入を簡単に防止することができ、小径ディスク30に対応するための起動動作の追加やセンタリング機構の動作が複雑になることをまぬがれるため、装置本体2の小型化やコストダウンをより一段と図ることができる。
【0028】
また、ユーザーが小径ディスク30を手に持っている状況で小径ディスク30をディスク挿脱口3から挿入しようとしても奥に入らないため、挿入しようとしている直径が8cmの小径ディスク30が対応していないことを素早く知らせることができる。
【0029】
さらに、従来の特許文献1に記載のスロットイン型のディスク駆動装置では、ディスクが全て入った状態でストッパがかかるため取出しができなくなる可能性があるが、本発明では、そのようなことはなく、また、ロック機構10によってディスク20,30が横にスライドしてディスクに傷がつくようなこともない。
【0030】
さらに、従来の特許文献2に記載のスロットイン型のディスク駆動装置とは異なり、小径ディスク30の全体が完全にドライブ内に入らなくても、挿入しようとしたディスクが小径ディスク30であることを検出できるので、素早い拒否動作が可能である。また、小径ディスク30を完全にローディングできるようにする必要もない。
【0031】
尚、前記実施形態によれば、光ディスクをローディングする場合について説明したが、光磁気ディスク等の他の大径ディスクをローディングしても良い。
【符号の説明】
【0032】
1 ディスク駆動装置
2 装置本体
3 ディスク挿脱口
4L,4R 一対のスライダ
4a 一端部
4b 他端部
4c 係止凸部(係止部)
5 検出ローラ(当接部材)
7L,7R 一対のアーム部材
7a 基端部
7b 先端部(ストッパ)
9 リンク部材
9c 係合凹部(係合部)
10 ロック機構
13L,13R 一対の搬送ローラ
15 ターンテーブル
20 大径ディスク(第一の所定径のディスク)
21 外周縁部
30 小径ディスク(第二の所定径のディスク)
31 外周縁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の所定径のディスクが挿脱されるディスク挿脱口を設けた装置本体と、
前記ディスク挿脱口から挿入された前記ディスクを搬入搬出する搬送ローラと、
前記ディスク挿脱口の両側に互いに離接するように往復動自在に設けられた一対のスライダと、
揺動して先端部で前記ディスクの外周縁部と当接すると共に前記第一の所定径のディスクをターンテーブルに搬送する一対のアーム部材と、
前記一対のアーム部材の各基端部に連結され、前記第一の所定径のディスクの搬入方向と反対の方向に移動することで前記一対のアーム部材の各先端部が開く方向に前記一対のアーム部材を揺動させるリンク部材を有し、
前記一対のスライダの各一端部に前記ディスク挿脱口からディスクが挿入されると前記第一の所定径のディスクの外周縁部が当接する当接部材をそれぞれ設けると共に、前記一対のスライダの各他端部に前記リンク部材に設けられた係合部に係止離脱する係止部をそれぞれ設け、これらリンク部材の係合部と各スライダの係止部とで前記一対のアーム部材が開く方向への揺動をロックするロック機構を構成し、
前記第一の所定径のディスクが前記ディスク挿脱口に挿入されるとき、前記ディスクの外周縁部により両方の前記当接部材が拡がる方向に移動して、前記両方の前記アーム部材に前記第一の所定径のディスクの外周縁部が当接する前に前記ロック機構を解除し、前記第一の所定径のディスクの径よりも小径の第二の所定径のディスクが前記ディスク挿脱口に挿入されるときは、前記両方の前記アーム部材に前記第二の所定径のディスクの外周縁部が当接したときに前記ロック機構のロック状態を維持するように構成したことを特徴とするディスク駆動装置。
【請求項2】
請求項1記載のディスク駆動装置であって、
前記一対のスライダの初期位置における前記各当接部材の間隔を前記第二の所定径のディスクの直径よりも大きく設定したことを特徴とするディスク駆動装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のディスク駆動装置であって、
前記ロック機構がロックされて前記一対のアーム部材の各先端部が閉じられている時に、この閉じられた一対のアーム部材の各先端部が前記第二の所定径のディスクの前記ディスク挿脱口からの誤挿入を防ぐストッパを兼ねたことを特徴とするディスク駆動装置。

【図1】
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【図2】
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