説明

データ処理装置

データ処理装置は、その装置と接続された機器に記録媒体に記録されたデータストリームを転送する。データストリームはデータストリームのフォーマットを特定する属性情報を有している。データ処理装置は、機器と通信して、機器において処理することが可能なフォーマットを特定するフォーマット情報を取得するインターフェース部と、記録媒体から属性情報およびデータストリームを読み出す再生部と、属性情報およびフォーマット情報に基づいて、データストリームのフォーマットを変換するか否かを決定する再生制御部と、決定に基づいて、データストリームのフォーマットをフォーマット情報によって特定されるフォーマットに変換して出力し、または、データストリームのフォーマットを変換することなく出力する変換部とを備えている。そして、インターフェース部は、変換部から出力されたデータストリームを機器に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、映像、音声に関するデータストリームを、機器間で伝送するための処理に関する。
【背景技術】
近年、映像、音声等のコンテンツに関する圧縮符号化されたデジタルデータストリームを光ディスク等の記録媒体に記録し、再生することが可能な装置が普及してきている。そのような装置の多くは、装置間の再生互換性を確保するために定められた規格(記録フォーマット)にしたがってデータストリームを記録媒体に記録している。光ディスクの1つであるDVDを例にとると、DVDにはデータストリームを記録するために複数の規格が存在している。具体的には、DVDビデオ規格(以下、「ビデオ規格」と称する)およびDVDビデオレコーディング規格(以下、「VR規格」と称する)である。ビデオ規格は、映画等の再生専用データストリームが記録されるパッケージメディア用の記録フォーマットを規定する。VR規格は、データストリームをリアルタイムに記録し、後の編集等を可能にする記録フォーマットを規定する。
市販されている記録装置は、必ずしも存在する全ての規格に対応してデータストリームを記録できるわけではなく、その目的、価格等の基準に基づいて対応する規格が決定される。記録装置は、通常、対応していない規格のデータストリームを解析することはできず、また、記録することもできない。
いま、2台の光ディスク装置を接続して、一方の装置(転送元装置)からデータストリームを出力し、他方の装置(転送先装置)がそれを記録媒体に記録する例を想定する。この処理は、いわゆるデータストリームの転送(コピー)処理である。転送元装置の光ディスクには、VR規格にしたがったデータストリームが記録されているとする。また、転送先装置はビデオ規格のみにしたがってデータストリームを記録することができるとする。
転送元装置がVR規格のデータストリームをそのまま転送先装置に出力しても、転送先装置はそのデータストリームを解析することもできず、記録媒体に記録することもできない。よって、転送元装置は、VR規格のデータストリームをビデオ規格のデータストリームに変換して転送先装置に出力する。これにより、転送先装置は受け取ったビデオ規格のデータストリームをそのままデータを加工する必要なくDVDに記録することができる。
しかしながら、上述の従来の処理は転送開始から終了までに要する時間が長くなるという問題がある。転送元装置はデータストリームをすべて解析して、常に転送先装置の記録フォーマットに適合するようにデータストリームを再構築しているからである。ここでいう「データストリームの再構築」とは、VR規格のデータストリームを復号化し、その後、ビデオ規格のデータストリームに適合するように再び符号化する処理をいう。このとき、従来の転送元装置は、実際にはデータストリームの再構築が必要ない場合であっても、データストリームを標準の再生時と同様の読み出しをしながらすべて解析しているため、やはり転送開始から終了までに要する時間が長かった。
また、転送元装置が複数の規格の動画ストリームに対応している場合には、転送元装置は、転送の対象となるデータストリームの規格を判断し、その後変換の要否を判断する必要がある。よって、さらに転送処理に時間を要する。
本発明の目的は、データストリームの規格を迅速に判断し、かつ、機器間でデータストリームを高速に転送することである。
【発明の開示】
本発明によるデータ処理装置は、接続された機器に、記録媒体に記録されたデータストリームを転送する。前記データストリームは前記データストリームのフォーマットを特定する属性情報を有している。データ処理装置は、前記機器と通信して、前記機器において処理することが可能なフォーマットを特定するフォーマット情報を取得するインターフェース部と、前記記録媒体から前記属性情報および前記データストリームを読み出す再生部と、前記属性情報および前記フォーマット情報に基づいて、前記データストリームのフォーマットを変換するか否かを決定する再生制御部と、前記決定に基づいて、前記データストリームのフォーマットを前記フォーマット情報によって特定されるフォーマットに変換して出力し、または、前記データストリームのフォーマットを変換することなく出力する変換部とを備えている。そして、前記インターフェース部は、変換部から出力されたデータストリームを前記機器に送信する。
前記データストリームは、前記属性情報がコピーされた管理情報とともに前記記録媒体に記録されており、前記再生部は、前記管理情報を読み出して前記属性情報を抽出してもよい。
前記再生部は、前記データストリームを読み出して前記属性情報を抽出してもよい。
前記再生部は、前記フォーマットを変換するか否かの決定に応じて前記データストリームの読み出し速度を変化させてもよい。
前記再生部は、前記フォーマット変換をするときには第1速度で前記データストリームを読み出し、前記フォーマット変換をしないときには前記第1速度よりも速い第2速度で前記データストリームを読み出してもよい。
本発明によるデータ処理方法は、データ処理装置において実行され、前記データ処理装置と接続された機器に、記録媒体に記録されたデータストリームを転送する。前記データストリームは前記データストリームのフォーマットを特定する属性情報を有している。データ処理方法は、前記機器と通信して、前記機器において処理することが可能なフォーマットを特定するフォーマット情報を取得するステップと、前記記録媒体から前記属性情報および前記データストリームを読み出すステップと、前記属性情報および前記フォーマット情報に基づいて、前記データストリームのフォーマットを変換するか否かを決定するステップと、前記決定に基づいて、前記データストリームのフォーマットを前記フォーマット情報によって特定されるフォーマットに変換して出力し、または、前記データストリームのフォーマットを変換することなく出力して、前記機器に送信するステップとを包含する。
前記データストリームは、前記属性情報がコピーされた管理情報とともに前記記録媒体に記録されており、前記読み出すステップは、前記管理情報を読み出して前記属性情報を抽出してもよい。
前記読み出すステップは、前記データストリームを読み出して前記属性情報を抽出してもよい。
前記読み出すステップは、前記フォーマットを変換するか否かの決定に応じて前記データストリームの読み出し速度を変化させてもよい。
前記読み出すステップは、前記フォーマット変換をするときには第1速度で前記データストリームを読み出し、前記フォーマット変換をしないときには前記第1速度よりも速い第2速度で前記データストリームを読み出してもよい。
【図面の簡単な説明】
図1(a)は、データストリームを転送するために接続されたカムコーダ10およびDVDレコーダ20を示す図である。
図1(b)は、本発明の実施形態によるデータストリームAとデータストリームBとの組み合わせ例と、各例についての相対的な転送時間長の関係を示す図である。
図2は、本発明の実施形態によるデータ処理装置10の機能ブロックの構成を示す図である。
図3は、光ディスク131に記録された動画ファイル12および管理ファイル14のデータ構造を示す図である。
図4は、動画ストリーム11のより詳細なデータ構造を示す図である。
図5(a)は、付属情報パック40のデータ構造を示す図である。
図5(b)は、属性情報52のIDと、そのIDに対応して記述される属性データ(U_PK_data)53の内容の対応関係を示す図である。
図6は、U_PK属性情報ボックス19に記述されるIDの種類と、その種類に対応するU_PK格納データの種類を示す図である。
図7は、データ処理装置10の転送処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための最良の形態】
以下では、まず図1(a)および(b)を参照しながら本発明による処理を説明し、その後、その処理を実現するデータ処理装置の構成および動作を説明する。
図1(a)は、データストリームを転送するために接続されたカムコーダ10およびDVDレコーダ20を示す。図1(a)では、データストリームがカムコーダ10からDVDレコーダ20へと転送されるとして説明する。
カムコーダ10は、映像および音声を撮影して、その内部に装填された光ディスク131にデータストリームAの動画ファイルを記録する。記録フォーマットは、ユーザの操作等に基づいて、DVD−VR規格およびビデオ規格のいずれか一方が選択される。データストリームAには、後述する所定の位置に、そのデータストリームAのフォーマットを特定する属性情報が設けられている。
また、カムコーダ10はDVDレコーダ20と通信して、DVDレコーダ20のフォーマット情報を取得する。フォーマット情報は、DVDレコーダ20において処理することが可能なフォーマットを特定するための情報である。本明細書ではDVDレコーダ20はVR規格またはビデオ規格のいずれか一方のフォーマットによってデータストリームを記録できるとしている。接続されたDVDレコーダ20が具体的に特定されたとき、いずれのフォーマットであるかも特定される。なお、図1(a)では、DVDレコーダ20が光ディスク134に記録可能なデータストリームを「データストリームB」として示している。
カムコーダ10は、光ディスク131から属性情報を含むデータストリームAの動画ファイルを読み出すと、その属性情報とフォーマット情報とを比較して、データストリームAのフォーマットを変換するか否かを決定する。すなわち、データストリームAが、DVDレコーダ20において記録できるフォーマットであればフォーマット変換は不要であると決定し、記録できないフォーマットであればフォーマット変換が必要であると決定する。
フォーマット変換が不要であると決定したときは、データストリームAを加工することなく、そのままデータストリームBとして出力する。DVDレコーダ20はデータストリームBを受け取り、そのまま光ディスク134に記録する。
一方、フォーマット変換が必要であると決定したときは、カムコーダ10は、データストリームAのフォーマットをフォーマット情報によって特定されるフォーマットに変換して、データストリームBとして出力する。DVDレコーダ20はデータストリームBを受け取り、そのまま光ディスク134に記録する。
図1(b)は、本実施形態によるデータストリームAとデータストリームBとの組み合わせ例と、各例についての相対的な転送時間長の関係を示す。a欄は、データストリームAおよびBの両方がVR規格である組み合わせ例を示す。また、d欄ではデータストリームAおよびBの両方がビデオ規格である組み合わせ例を示す。この2つの例では、データストリームの転送時間は短くなる。その理由は、フォーマット変換が必要ないため、光ディスク131を標準の再生速度よりも数倍〜数十倍高速な再生速度でデータストリームAを読み出して出力できるからである。
一方、b欄およびc欄は、データストリームAおよびBのフォーマットが互いに異なっている例を示す。この2つの例では、データストリームの転送時間は、変換に時間を要すること、および、変換のために光ディスク131からデータストリームAを高速に読み出すことができないことにより、従来と同等になる(図1(b)では「標準」として示す)。
続いて、カムコーダ10の構成を説明する。ただし、以下ではより一般的に構成を説明するため、カムコーダ10を「データ処理装置10」と称する。上述のカムコーダはデータ処理装置10の1つの例示である。以下に説明する機能を有する機器は、カムコーダ以外の装置であっても本発明のデータ処理装置の範疇である。
図2は、本実施形態によるデータ処理装置10の機能ブロックの構成を示す。データ処理装置10は、光ディスク131を記録媒体としてデータストリームを記録する。光ディスク131は、例えばDVD−RAMディスクである。光ディスクはデータ処理装置10自体の構成要素ではないが、図1には説明の便宜のために記載している。図1に記載の他の要素が、データ処理装置10を構成している。なお、本明細書では記録媒体を光ディスク131とした例を説明するが、他にはメモリカード等の半導体記録媒体を利用した場合であっても以下の説明は同様に適用できる。
データ処理装置10は、3つの機能、すなわち、データストリームの記録機能、再生機能および転送機能を有している。記録機能は、データ処理装置10が映像および/または音声に関するデジタル信号またはアナログ信号を受信して、信号から得られたデータストリームを光ディスク131に記録する機能である。再生機能は、データ処理装置10が光ディスク131に記録されたデータストリームを読み出して、映像および/または音声を再生する機能である。そして転送機能は、データ処理装置10が、光ディスク131に記録されたデータストリームの外部の機器に転送する機能である。転送に際しては、データ処理装置10はストリームのフォーマット変換の要否を決定する。そして、フォーマット変換が必要であるときは標準速度でデータストリームを読み出して接続された外部の機器が処理できるフォーマットに変換して出力し、フォーマット変換が必要ないときはデータ処理装置10は光ディスク131からデータストリームを高速に読み出してそのまま外部の機器に対して出力する。
本実施形態によるデータ処理装置10の主要な機能は、データストリームの転送機能である。以下では、まず記録機能および再生機能を説明しながら光ディスク131に記録されたデータストリームのデータ構造を説明し、その後転送機能を説明する。なお、データ処理装置10が上述の3つの機能を有するとしたのは説明の便宜のためであり、データ処理装置10は以下に詳述する転送機能を有していればよい。記録機能および再生機能を有しているか否かは任意である。
まず、データ処理装置10の記録機能に関連する構成要素を説明する。データ処理装置10は、映像信号受信部100、符号化データ生成部101、音声信号受信部102、入力用デジタルインターフェース部103、管理ファイル生成部106、記録制御部115、連続データ領域検出部116および論理ブロック管理部117、記録部119、光ピックアップ130を有する。
映像信号受信部100は、映像信号を受信する。映像信号は、例えばデジタルスチルカメラの撮像素子(CCD素子)から出力された静止画、動画に関する圧縮符号化されていないデジタル信号や、TV放送波等のアナログ信号である。音声信号受信部102は、音声に関する音声信号を受信する。音声信号は、例えば動画撮影中にマイクから出力された信号である。映像信号受信部100および音声信号受信部102は、それぞれ映像信号および音声信号を別個独立に受信するように記載している。しかし、例えば映像信号および音声信号が、圧縮符号化されて多重化されたデジタル放送信号等であっても以下の本発明は適用できる。デジタル放送信号等を受信する場合には、受信部を1つ設け、後述の符号化データ生成部101の処理を省略することができる。本明細書では映像信号受信部100および音声信号受信部102は動画とそれに伴う音声の各信号を受信するとして説明する。映像信号および音声信号のいずれも、デジタル圧縮符号化されていないアナログ形式の信号とする。
符号化データ生成部101は、映像信号および音声信号をそれぞれ所定の符号化形式(例えばMPEG2−Video形式、AC−3形式)で符号化する。また符号化データ生成部101は、記録する際の形式に応じたデータを生成することもできる。例えば、符号化された映像データおよび音声データを各記録形式に応じたデータの単位に分け、ヘッダ等を付加して映像パックおよび音声パックとして生成する。また、VR規格による記録の際にはRDIパックを生成し、ビデオ規格による記録の際にはナビゲーションパックを生成する。さらに後述のように、MP4ファイルフォーマットを用いて付属情報パック(U_PK)を生成する。
入力用デジタルインターフェース部103(以下、「入力用D−IF部103」と記述する)は、外部機器と接続され、その機器からデジタル信号を受信してデジタルデータのファイルを取得する。「外部機器」とは、例えばDVDレコーダ20やPC(パーソナルコンピュータ)である。入力用D−IF部103は、静止画に関しては静止画データファイルを取得し、動画に関してはMPEGデータファイルを取得し、音声に関してはACデータ3ファイルを取得する。入力用D−IF部103は、IEEE1394インターフェース、USB(Universal Serial BUS)インターフェース等に代表されるデジタルインターフェースである。
管理ファイル生成部106は、符号化データ生成部101において行われた符号化処理の結果に基づいて、MP4ファイルフォーマットに準拠した管理ファイルを生成する。後述する図3には、管理ファイル14が示されている。管理ファイルには、動画ファイルに格納されたデータストリームのフォーマットを特定する属性情報が記述されている。
記録部119は、ピックアップ130を介してファイルを光ディスク131に書き込む。この書き込み動作は、記録制御部115によって制御される。連続データ領域検出部116は、記録制御部115の指示によって、論理ブロック管理部117で管理されるセクタの使用状況を調べ、物理的に連続する空き領域を検出する。これにより、管理ファイルは光ディスク131の内周側から一定のデータ量が割り当てられた管理情報領域132に記録され、動画ファイルは管理情報領域132の外周側に設けられたAVデータ領域133に記録される。管理ファイルをディスクの内周に集中配置することにより、アクセス性の向上、読み出しの高速化を図ることができる。
ここで、図3〜図6を参照しながら、光ディスク131によって書き込まれたファイルのデータ構造を説明する。図3は、光ディスク131に記録された動画ファイル12および管理ファイル14のデータ構造を示す。図3に示す動画ファイル12および管理ファイル14は、MP4ファイルフォーマットにしたがって記録されている。MP4ファイルフォーマットは、MPEG4システム規格(ISO/IEC 14496−1)において規定され、ストリームデータを扱うことが可能であり、かつ、PCとの親和性が高い。MP4ファイルフォーマットには、VR規格およびビデオ規格等の種々の規格の動画ストリームを記録できる。
なお、MP4ファイルフォーマットはApple(登録商標)社のQuickTime(TM)ファイルフォーマットをベースにして規定され、近年、様々なPCアプリケーションでサポートされている点において将来性のあるフォーマットである。ベースにされたQuickTimeファイルフォーマットは、現在、PCアプリケーションの分野で動画および音声を扱うファイルフォーマットとして幅広く使われている。
光ディスク131には、動画ストリーム(P2Stream)11を含む動画ファイル12と、管理情報13を含む管理ファイル14とが記録されている。動画ファイル12は光ディスク131のAVデータ領域133に書き込まれ、管理ファイル14は光ディスク131の管理情報領域132に書き込まれている。本明細書においては、動画ファイル12は”Movie Take File”とも呼ぶ。
動画ストリーム11は、例えばMPEG2システム規格(ISO/IEC 13818−1)で規定されるシステムストリームである。このシステムストリームには、プログラムストリーム(PS)、トランスポートストリーム(TS)、及びPESストリームの3種類が規定されている。ただし、MPEG2システム規格においては、これらのシステムストリームに対する管理情報(アクセス情報、特殊再生情報、記録日時等)を記録するデータ構造は規定されていない。以下では、動画ストリーム11は、MPEGプログラムストリームとして圧縮符号化されているとする。
動画ストリーム11は、複数のサンプル(P2Sample)15を含む。サンプル15は、映像データおよび音声データが混在して構成されている。サンプル15は、映像の再生時間、データの大きさ(データ量)等に基づいて定めることが可能であり、例えばDVDのビデオオブジェクトユニット(VOBU)のような、映像の再生時間にして0.4秒から1秒程度の映像データを含む。サンプル15の1以上の集合をトラック(P2Track)16という。
図4は、動画ストリーム11のより詳細なデータ構造を示す。各サンプル15は、その先頭に付属情報パック(U_PK)40を1つ含み、その後に映像パック(V_PK)41等の映像パック、および、音声パック(A_PK)42等の音声パック(A_PK)をそれぞれ複数含んでいる。なお、付属情報パック40はサンプルごとには含まれていない場合がある。
各パックは、パックヘッダおよび、付属情報、映像、音声用のデータを格納したPESパケットから構成されている。そのデータ量は全て一定(2048バイト)である。以下では、特に付属情報パックの構成およびそのパックに含まれる情報の内容を説明する。
図5(a)は、付属情報パック40のデータ構造を示す。付属情報パック40は、その先頭にパックヘッダ51と、動画ストリーム11の属性を示す属性情報(U_PK_ID)52と、属性データ(U_PK_data)53とを含む。パックヘッダ51には、各種のパックのうち、パックヘッダ51であることを特定する情報が記述されている。属性情報(U_PK_ID)52には、そのサンプル15がいずれの記録規格のデータを格納しているかを特定する情報が記述されている。図5(a)に示すように、属性情報52は、付属情報パック40内の先頭から45バイト目以降に記録されており、これにより、後述するデータ処理装置10の変換部121はその格納位置を特定して、情報を取り出すことができる。一方、属性データ(U_PK_data)53には、属性情報(U_PK_ID)52によって特定された記録規格に関する情報、例えば符号化されたビデオストリームに関するアスペクト等の情報が記述されている。
図5(b)は、属性情報52のIDと、そのIDに対応して記述される属性データ(U_PK_data)53の内容の対応関係を示す。属性情報52は、16進数表記による“00”、“60”、“FF”等の値(ID)をとり得る。そして、そのIDに対応したデータが属性データ53として記述される。例えば、サンプル15がVR規格の動画ストリームを含む場合にはID“60”が付加され、VR規格ストリームに関する付属情報aが属性データ(U_PK_data)53として記述される。また、ビデオ規格の動画ストリームを含む場合には、ID“00”が付加され、ビデオ規格ストリームに関する付属情報bが属性データ(U_PK_data)53として記述される。したがって、属性情報52の値によれば、そのサンプル15がどの記録規格に基づく動画ストリームであるかを判断できる。
再び図3を参照しながら、管理情報13を説明する。管理情報13は、サンプル単位の記録位置を特定するアクセス情報等を含む。アクセス情報等は、管理情報13内のムービーボックス(Movie Box)17中のサンプルテーブルボックス(sample Table Box)18内に記述される。サンプルは、サンプルテーブルボックス(Sample Table Box)18における最小管理単位として管理されており、各サンプルに対してデータ格納位置を示すアクセス情報等が記述される。なお、サンプル15およびトラック16は管理情報13によって管理される動画ストリーム11の単位であって、動画ストリーム11のデータが常に物理的に区分されて規定されているわけではない。管理情報13には、各トラック16に対するアクセス情報を設定することもできる。符号化データ生成部101は、上述したデータ構造に適合するように、動画ストリーム(P2stream)11を生成する。
なお、QuickTimeファイルフォーマットではアトム(Atom)と呼ばれる構造体が採用されているが、これは上述のボックス(Box)と呼ばれる構造体と極めて類似する。“ボックス(Box)“という語を”アトム(Atom)”に読み替えることにより、MP4ファイルフォーマットに関する本明細書の説明は、QuickTimeファイルフォーマットに対しても適用できる。
一方、管理情報13は、U_PK属性情報ボックス(U_PK Information Box)19を含んでいる。U_PK属性情報ボックス19には、U_PK属性情報52(図5(a))に格納されているIDと同じIDがコピーされて格納されている。また、U_PK属性情報ボックス19には、図5(a)に示すU_PKデータ53と同じデータを格納してもよい。図6は、U_PK属性情報ボックス19に記述されるIDの種類と、その種類に対応するU_PK格納データの種類を示す。これは図5(b)に示す属性情報52のIDと、そのIDに対応して記述される属性データ(U_PK_data)53の内容の対応関係と実質的に同じである。よってここでは説明を省略する。管理ファイル生成部106は、上述したデータ構造に適合するように、管理情報13を生成する。
次に、再び図2を参照しながら、データ処理装置10の再生機能に関連する構成要素を説明する。データ処理装置10は、映像信号出力部110、復号部111、音声信号出力部112、再生部113、再生制御部114、管理情報保持メモリ118およびピックアップ130を有する。
再生部113は、ピックアップ130を介して光ディスク131に記録されたデータを読み出し、デジタルデータとして取得する。この読み出しは、再生制御部114の指示に基づいて行われる。再生制御部114は、再生の指示が出される前において、光ディスク131の管理情報領域132から管理情報ファイル14の読み出しを指示する。管理情報保持メモリ118は、読み出された管理ファイル14に基づいて得られた管理情報13を保持する。再生の指示があると、再生制御部114は管理情報保持メモリ118のサンプルテーブルボックス18中のアクセス情報に基づいて、AVデータ領域133における格納位置を特定する。ピックアップ130および再生部113は、格納位置が特定されたサンプル15を読み出す。
復号部111は、圧縮符号化された映像データおよび/または音声データを受け取り、圧縮形式に応じた復号化処理を行って、映像データおよび/または音声データを出力する。映像信号出力部110および音声信号出力部112は、それぞれ復号化された映像信号および/または音声信号をテレビ、スピーカ等に出力する。
次に、データ処理装置10のデータストリームの転送機能に関連する構成要素を説明する。転送機能に関し、データ処理装置10は変換部121および出力用デジタルインターフェース部122とを有している。
変換部121は、後述するフォーマットを変換するか否かに関する再生制御部114の決定に基づいて動作する。フォーマットを変換しないと決定されると、変換部121は、動画ストリーム11を変換することなくそのまま出力する。一方、フォーマットを変換すると決定されると、変換部121は、光ディスク131のAVデータ領域133に記録された動画ストリーム11の記録フォーマットを、再生制御部114から指定された記録フォーマットに変換する。例えば、動画ストリーム11がVR規格に準拠したデータ構造を有する状態で、管理ファイルがMP4ファイルフォーマットにより記録されている場合に、変換部121はその動画ストリーム11を一旦復号し、その後、ビデオ規格に準拠したフォーマットに適合するように再び圧縮符号化して出力する。また、管理ファイルをMP4ファイルフォーマットからビデオ規格に適合するように変換する場合もある。これは、管理ファイルのファイル構造が異なる場合には、管理ファイルも変換することをあらわしている。
さらに他の変換処理を行うことも可能である。VR規格およびビデオ規格の各動画ストリームは、いずれも複数のビデオオブジェクト(VOB)を含み、各VOBは複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)から構成されている。VOBUは、図4のサンプル(P2sample)15に相当する。各VOBUは、ビデオデータおよびオーディオデータを格納するビデオパックおよびオーディオパック等を含む。よって、変換部121は、VR規格の各パックを概ねそのままビデオ規格のパックとして利用する。
一方、変換部121は、VR規格のVOBU先頭に配置されるリアルタイムインフォメーションパック(RDIパック)を、ビデオ規格のナビゲーションパック(ナビパック)に変換する。いずれも動画ストリーム中のビデオデータおよびオーディオデータの再生を制御するための情報であり、各規格において規定されたデータ構造を有する。また、変換部121は、VR規格の先頭の各VOBUにおいて最初に現れる各ビデオパックおよびオーディオパックを、PES拡張フィールドを有さないビデオパックおよびオーディオパックに変換する。ただし、VOBの最初に現れる各ビデオパックおよびオーディオパックは、変換することなくそのまま残す。変換に際しては、PES拡張フィールドを削除して、データ長をパックの固定長(2048バイト)に調整すればよい。PES拡張フィールドには、プログラムストリームの復号に必要な情報、例えば復号用のデータバッファの容量等が記述される。上述の処理によれば、全ての映像データおよび音声データを復号および再圧縮符号化する必要がないので、処理が高速化されるとともに、品質の劣化を抑えることができる。
次に、出力用デジタルインターフェース部122(以下「出力用D−IF部122」と記述する)は、動画ストリームを受け取り、例えばIEEE1394規格に従った通信プロトコルに準拠してその動画ストリームを出力する。なお、図2では出力用D−IF部122と入力用D−IF部103とを別々に記載しているが、これは説明の便宜のためであり、1つに統合することも可能である。例えばIEEE1394インターフェースであれば、データの入力および出力は1つのコネクタによって実現される。
なお、データストリームを転送するためには、光ディスク131からデータストリームを読み出す必要がある。データストリームの読み出しには、再生時と同様に、再生部113、再生制御部114、管理情報保持メモリ118およびピックアップ130が必要である。これらの構成要素の動作は、概ね先のデータ処理装置10の再生機能に関連して説明したとおりであるが、異なる動作については、次に図7を参照しながらデータ処理装置10の処理の手順とともに説明する。
図7は、データ処理装置10の転送処理の手順を示す。まず、処理の開始に先立って、ユーザが、データ処理装置10の出力用デジタルインターフェース部122(後述)とDVDレコーダ20の入力端子とをIEEE1394規格のケーブル等によって接続し、データストリームをDVDレコーダ20へ転送する指示をデータ処理装置10のリモートコントローラー(図示せず)等を介して入力する。すると、ステップS71において、データ処理装置10の再生制御部114は動画ストリーム11の転送指示を受け取る。その指示を受け取ると、次のステップS72において、再生制御部114は管理情報保持メモリ118に格納されているU_PK属性情報19を取得し、動画ストリーム11のフォーマットを特定する。ここでは動画ストリーム11はVR規格フォーマットである。
次に、ステップS73において、出力用D−IF部122から転送先の機器であるDVDレコーダ20に問い合わせが行われ、入力用D−IF部103は、DVDレコーダ20において記録および/または再生可能なフォーマットの情報(フォーマット情報)を取得する。フォーマット情報は再生制御部114に送られる。
例えば、データ処理装置10は、IEEE1394規格の通信プロトコル等によってDVDレコーダ20からそのフォーマット情報を取得してもよい。または、データ処理装置10がHDMI規格の通信プロトコル等を利用してDVDレコーダ20のフォーマット情報を特定してもよい。具体的には、DVDレコーダ20に対して、データ処理装置10は、メーカー名、型番等を特定する機器固有情報を求めるHDMI規格に従って制御コマンドを送信して、DVDレコーダ20から同じくHDMI規格に従って機器固有情報を受け取る。そして、再生制御部114は、データ処理装置10の内部メモリまたは外部のメモリカード等(図示せず)に規定されたテーブルを参照する。テーブルには、機器固有情報とその機器のフォーマット情報との対応が記述されている。再生制御部114は、それらの情報に基づいてDVDレコーダ20の処理可能なフォーマット情報を特定することができる。なお、再生制御部114は、ユーザがリモートコントローラーを介して入力したフォーマット名をフォーマット情報として取得してもよい。
次に、ステップS74において、再生制御部114は、U_PK属性情報19とフォーマット情報とが一致するかを判断する。本明細書では、U_PK属性情報19にはVR規格フォーマットであることが示されている。よって、フォーマット情報がVR規格フォーマットを示している場合には、再生制御部114は変換の必要がないことを決定し、ステップS75に進む。一方、フォーマット情報がVR規格フォーマット以外のフォーマット(例えばビデオ規格フォーマット)を示している場合には、再生制御部114は変換が必要であると決定し、ステップS76に進む。
ステップS75では、データ処理装置10は通常再生時の再生速度よりも数倍〜数十倍高速で光ディスク131を回転させて、ピックアップ130および再生部113を介して標準再生時の読み出し速度よりも数倍〜数十倍速い速度で動画ストリーム11を読み出す。このような処理が可能である理由は、動画ストリーム11が伝送される変換部121ではストリームの変換処理を行わなくてもよいため、変換部121の処理の終了を待つ必要がないからである。読み出された動画ストリーム11に対し、変換部121はそのままその動画ストリーム11を出力用D−IF部122に送り、出力用D−IF部122もそのままDVDレコーダ20に転送する。転送が終了すると、処理が終了する。
一方、ステップS76では、ピックアップ130および再生部113は、光ディスク131から動画ストリームを標準速度で読み出し、変換部121は転送先機器であるDVDレコーダ20のフォーマット情報に基づいてフォーマットを変換する。さらにステップS77において、変換部121は、変換後の動画ストリームのフォーマットに対応させて、付属情報パック(U_PK)40中のU_PK属性情報(U_PK_ID)52およびU_PKデータ(U_PK_data)53を変更する。その後、ステップS78において、出力用D−IF部122は変換後の動画ストリームをDVDレコーダ20に転送する。DVDレコーダ20は変換後の動画ストリームを受信してそのままその記録媒体134に記録することができるため、DVDレコーダ20には変換のための処理負荷はかからず、そのハードウェア資源を他の処理に有効に活用できる。
以上、本発明の実施形態を説明した。上述した説明では、光ディスク131の例としてDVD−RAMディスクを挙げた。しかし、光ディスクには種々の規格が存在しており、DVD−RAMディスクの他には、MO、DVD−R、DVD−RW、+RW、CD−R、CD−RW等であってもよい。また、光ディスク131に代えて、光ディスク以外のリムーバブルな記録媒体、例えば半導体メモリカードを利用することもできるし、データ処理装置10の構成要素の一部をなすハードディスク、半導体メモリ等を利用することもできる。
また、本実施形態では、MP4ファイルフォーマットを例に挙げて、U_PK属性情報19がボックス(BOX)構造体であるムービーボックス中の1つのボックス(U_PK Information Box)に格納されるとした。しかし、ボックス構造体であることは本発明に必須の要件ではなく、U_PK属性情報が特定できるように管理情報内に格納されていればどのようなデータ構造を採用してもよい。
また、MP4ファイルフォーマットの説明では、動画ファイル12および管理ファイル14が別個のファイルとして光ディスク131に記録されるとして説明した。しかし、これもまた本発明に必須の要件ではなく、例えば動画ファイル12のみが単体で記録されてもよい。上述した動画ストリームの転送に際しては、再生制御部114は動画ファイル12として格納された動画ストリーム11の付属情報パック50から、直接U_PK属性情報52を読み出し、動画ストリーム11のフォーマットを特定すればよい。
なお、上述のDVDレコーダ20等に関するフォーマット情報、および、データストリームのフォーマットを特定する属性情報のうちの一方が固定されている場合、例えばデータ処理装置10には特定の1つのフォーマットの処理のみを可能とする機器しか接続されないことが予めわかっている場合や、データストリームのフォーマットが予め定められており属性情報が固定されている場合には、再生制御部は、属性情報およびフォーマット情報の少なくとも一方に基づいて、データストリームのフォーマットを変換するか否かを決定すればよい。
データ処理装置の転送機能は、図7に示す処理手順を規定したコンピュータプログラムに基づいて実現される。データ処理装置のコンピュータは、そのようなコンピュータプログラムを実行することによってデータ処理装置の各構成要素を動作させ、上述した処理を実現する。コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録して市場に流通させ、または、インターネット等の電気通信回線を通じて伝送される。これにより、コンピュータシステムにおいても、上述のデータ処理装置と同等の機能を有する転送処理を実現できる。
【産業上の利用可能性】
本発明によれば、データストリームを転送する際に、データストリームが転送先の機器において処理可能なフォーマットであるか否かを判断し、処理できる場合にはそのまま処理を加えることなく転送し、処理できない場合には処理できるフォーマットに変換して転送する。処理を加えることなく転送する場合には、データストリームの読み出し速度には制約が存在しないため、記録媒体からデータストリームを高速に読み出して転送することができる。転送先の機器は受信したデータストリームをそのまま記録すればよいので、機器側での変換処理等に起因する処理負荷を軽減できる。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続された機器に、記録媒体に記録されたデータストリームを転送するデータ処理装置であって、前記データストリームは前記データストリームのフォーマットを特定する属性情報を有しており、
前記機器と通信して、前記機器において処理することが可能なフォーマットを特定するフォーマット情報を取得するインターフェース部と、
前記記録媒体から前記属性情報および前記データストリームを読み出す再生部と、
前記属性情報および前記フォーマット情報に基づいて、前記データストリームのフォーマットを変換するか否かを決定する再生制御部と、
前記決定に基づいて、前記データストリームのフォーマットを前記フォーマット情報によって特定されるフォーマットに変換して出力し、または、前記データストリームのフォーマットを変換することなく出力する変換部と
を備え、前記インターフェース部は、変換部から出力されたデータストリームを前記機器に送信する、データ処理装置。
【請求項2】
前記データストリームは、前記属性情報がコピーされた管理情報とともに前記記録媒体に記録されており、
前記再生部は、前記管理情報を読み出して前記属性情報を抽出する、請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記再生部は、前記データストリームを読み出して前記属性情報を抽出する、請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記再生部は、前記フォーマットを変換するか否かの決定に応じて前記データストリームの読み出し速度を変化させる、請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記再生部は、前記フォーマット変換をするときには第1速度で前記データストリームを読み出し、前記フォーマット変換をしないときには前記第1速度よりも速い第2速度で前記データストリームを読み出す、請求項4に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
データ処理装置において実行され、前記データ処理装置と接続された機器に、記録媒体に記録されたデータストリームを転送するデータ処理方法であって、前記データストリームは前記データストリームのフォーマットを特定する属性情報を有しており、
前記機器と通信して、前記機器において処理することが可能なフォーマットを特定するフォーマット情報を取得するステップと、
前記記録媒体から前記属性情報および前記データストリームを読み出すステップと、
前記属性情報および前記フォーマット情報に基づいて、前記データストリームのフォーマットを変換するか否かを決定するステップと、
前記決定に基づいて、前記データストリームのフォーマットを前記フォーマット情報によって特定されるフォーマットに変換して出力し、または、前記データストリームのフォーマットを変換することなく出力して、前記機器に送信するステップと、
を包含する、データ処理方法。
【請求項7】
前記データストリームは、前記属性情報がコピーされた管理情報とともに前記記録媒体に記録されており、
前記読み出すステップは、前記管理情報を読み出して前記属性情報を抽出する、請求項6に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
前記読み出すステップは、前記データストリームを読み出して前記属性情報を抽出する、請求項6に記載のデータ処理方法。
【請求項9】
前記読み出すステップは、前記フォーマットを変換するか否かの決定に応じて前記データストリームの読み出し速度を変化させる、請求項6に記載のデータ処理方法。
【請求項10】
前記読み出すステップは、前記フォーマット変換をするときには第1速度で前記データストリームを読み出し、前記フォーマット変換をしないときには前記第1速度よりも速い第2速度で前記データストリームを読み出す、請求項9に記載のデータ処理方法。

【国際公開番号】WO2004/086395
【国際公開日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【発行日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−504107(P2005−504107)
【国際出願番号】PCT/JP2004/004227
【国際出願日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】