説明

データ表示装置、データ表示プログラム、コンピュータ読取可能な記録媒体、およびデータ表示方法

【課題】測定装置の種類および個数に応じて、該測定装置の個数に関わらず、該測定装置から得られる測定データを見やすく表示させることが可能なデータ表示装置を提供する。
【解決手段】データ表示装置1は、接続されている測定装置2の種別および個数を取得する接続装置管理部101と、測定装置2から測定総合情報を受信するデータ管理部103と、測定装置2の種別に対応付けられた、測定装置2の測定総合情報の提示形態を示すグラフ生成情報と、測定装置2の個数に対応付けられた、データ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定するレイアウト決定部102と、レイアウト決定部102が決定した画面生成情報と、データ管理部103が受信した測定総合情報とを用いて、データ表示画面を生成すると共に、データ表示画面を画面表示部107に表示させる画面生成部106と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定装置の種類および個数に応じて、該測定装置の個数に関わらず、該測定装置から得られる測定データを見やすく表示させることが可能なデータ表示装置、データ表示プログラム、コンピュータ読取可能な記録媒体、およびデータ表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、体重計、体脂肪計、歩数計等の生体情報を測定する測定装置は、測定したデータを、グラフ、キャラクタ等を用いて利用者に視覚的に表示する機能、すなわち該データを該利用者に分かりやすく提示する機能を備えている。また、測定装置自身に上記機能を備えているのではなく、該測定装置から測定データ等を収集し、該データのグラフ表示を行う情報処理装置等も存在する。この測定装置からのデータを収集し、該データを視覚化する技術が、例えば特許文献1、2に開示されている。
【0003】
特許文献1には、多量の計測結果および複雑な演算結果の表示を可能とした計測機器と、計測結果の格納および演算を補助する情報処理装置とを備えた健康管理システムが開示されている。
【0004】
具体的には、情報処理装置は、ユーザが計測機器にて生体情報を計測すると、ユーザの識別情報、計測データ、該計測データを計測した時刻を自動的に記録する。また、上記情報処理装置は、過去に測定した計測データ、該計測データから算出される統計量、該計測データを解析することによって得られるアドバイス情報等を生成する。計測機器は、情報処理装置が生成した計測データ、統計量、アドバイス情報等を受信し、これらの情報を表示部に表示させる。
【0005】
これにより、ユーザは、PC(personal computer)等の演算装置を操作しなくとも、計測機器を操作するだけで過去の計測結果を図表および計測結果から導いた情報等を閲覧することができる。
【0006】
なお、図22および図23は、計測機器の表示部での表示画面の一例を示した図である。ここでは、計測機器が体重計である場合の表示画面例を示している。
【0007】
図22では、表示画面2201のウィンドウ2202には、過去に測定された体重データの日付毎の推移がグラフを用いて描画されることによって、視覚化されている。また、表示画面2201のウィンドウ2203には、最高体重、最低体重、平均体重等の統計量、ユーザの身長および年齢に基づくユーザの理想体重等が表示されている。さらに、図23に示す表示画面2301には、体重データの分析結果2302、ユーザの食事のアドバイス情報2303、運動メニュー2304等、ユーザの体重を理想体重に導くためのアドバイス情報が表示されている。
【0008】
また、特許文献2では、生体情報(バイタルデータ)を収集する測定装置(バイタルセンサ)の数に応じてデータ表示画面レイアウトを変更することが可能なバイタルデータ収集・表示装置が開示されている。
【0009】
具体的には、バイタルデータ収集・表示装置は、外部に設けられた複数のバイタルセンサのうち、バイタルデータの収集および表示を行う対象となるバイタルセンサを選択するためのバイタルセンサ収集有無テーブルを備えている。また、バイタルデータ収集・表示
装置は、このバイタルセンサ収集有無テーブルの内容に応じて、表示画面(ディスプレイ)上に表示するデータの表示レイアウトを、表示面積が大きく取れるように最適化するレイアウト変更機能を備えている。
【0010】
すなわち、特許文献2の技術では、バイタルセンサで計測されるバイタルデータを管理すると共に、バイタルセンサ収集有無テーブルを参照することによって、ディスプレイ上に表示されるグラフ等の表示位置または大きさを変更する。これにより、バイタルデータ収集・表示装置は、1つのバイタルセンサあたりのディスプレイ上での表示レイアウトをできるだけ大きな表示面積とすることができ、限られたディスプレイ上の表示スペースを有効に活用することができる。
【特許文献1】特開2005−319216号公報(2005年11月17日公開)
【特許文献2】特開2000−312666号公報(2000年11月14日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、例えば特許文献1の技術では、情報処理装置が体重データを収集した場合には、体重データに関する情報だけを計測機器の表示部に表示させているだけである。すなわち、計測機器の表示部では、該計測機器が情報処理装置に送信した計測データに基づく表示が行われるだけである。
【0012】
従って、特許文献1の技術では、情報処理装置は、複数の計測機器から収集した異なる種類の計測データを、1つの表示画面において視覚化することについては開示されていない。すなわち、特許文献1の技術では、情報処理装置は、計測データを送信する計測機器の種類および計測データの数によって、該計測データの表示方法を変更していない。
【0013】
また、特許文献2の技術では、バイタルデータ収集・表示装置は、複数のバイタルセンサを管理することによって、該バイタルデータを表示するときに表示画面の表示領域を変更している。
【0014】
この場合、バイタルデータ収集・表示装置は、受信するバイタルデータが1種類である場合、該バイタルデータを表示する箇所の表示領域が大きくなるが、複数のバイタルデータを表示する場合にはその表示領域は小さくなる。このため、特許文献2の技術では、ユーザは、複数のバイタルデータが表示される場合には、1種類のバイタルデータが表示される場合よりも各バイタルデータの表示が見づらくなる虞がある。すなわち、特許文献2の技術では、複数のバイタルデータを表示させるときに表示領域の変更を行っているが、この表示領域の変更がユーザにとっては見づらくなってしまう場合がある。
【0015】
以上より、特許文献1、2では、生体情報を測定する測定装置の種類および個数に応じて測定データを表示する方法を変更することによって、複数の測定データをさらに見やすく表示させることは困難であった。
【0016】
なお、特許文献1、2の技術における測定データの表示形態は、該測定データを表示するデータ表示装置(上記計測機器またはバイタルデータ収集・表示装置)にて固定されている。すなわち、特許文献1、2では、測定データを表示するための表示レイアウトを外部装置より取得する構成については開示されていない。
【0017】
また、利用者毎の嗜好または利用者の測定の持続性等を考慮した場合、毎日同じ表示レイアウトでデータが表示されるだけではなく、表示方法が任意に変更できる機能を有して
いることが好ましい。特許文献1、2には、この機能についての開示もなされていない。
【0018】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、測定装置の種類および個数に応じて、該測定装置の個数に関わらず、該測定装置から得られる測定データを見やすく表示させることが可能なデータ表示装置、データ表示プログラム、コンピュータ読取可能な記録媒体、およびデータ表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明に係るデータ表示装置は、上記課題を解決するため、生体情報を測定する測定装置と通信を行うことによって、該測定装置からのデータを画面表示部に表示させるデータ表示装置であって、接続されている上記測定装置を検出すると共に、検出した該測定装置の種別および個数を取得する接続装置管理手段と、上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置から、上記生体情報と、該生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報を受信する測定総合情報受信手段と、上記接続装置管理手段が取得した上記測定装置の種別に対応付けられた、上記測定総合情報受信手段が受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、該接続装置管理手段が取得した上記測定装置の個数に対応付けられた、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する画面生成情報決定手段と、上記画面生成情報決定手段が決定した画面生成情報と、上記測定総合情報受信手段が受信した測定総合情報とを用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を上記画面表示部に表示させる画面生成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明に係るデータ表示装置の制御方法は、上記課題を解決するため、生体情報を測定する測定装置と通信を行うことによって、該測定装置からのデータを画面表示部に表示させるデータ表示装置の制御方法であって、接続されている上記測定装置を検出すると共に、検出した該測定装置の種別および個数を取得する接続装置管理ステップと、上記接続装置管理ステップにて検出した上記測定装置から、上記生体情報と、該生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報を受信する測定総合情報受信ステップと、上記接続装置管理ステップにて取得した上記測定装置の種別に対応付けられた、上記測定総合情報受信ステップにて受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、該接続装置管理ステップにて取得した上記測定装置の個数に対応付けられた、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する画面生成情報決定ステップと、上記画面生成情報決定ステップにて決定した画面生成情報と、上記測定総合情報受信ステップにて受信した測定総合情報とを用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を上記画面表示部に表示させる画面生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、画面生成情報決定手段は、測定総合情報受信手段が受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する。そして、画面生成手段は、画面生成情報決定手段が決定した画面生成情報と、測定総合情報受信手段が受信した測定総合情報を用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を画面表示部に表示させる。
【0022】
ここで、提示形態情報は、接続装置管理手段が取得した測定装置の種別に対応付けられた情報であり、表示レイアウト情報は、接続装置管理手段が取得した測定装置の個数に対応付けられた情報である。
【0023】
これにより、データ表示装置は、該データ表示装置と接続されている(通信可能となっている)測定装置の種別および個数に対応したデータ表示を行うことができる。従って、
データ表示装置は、上記測定装置の数に関わらず、利用者が見やすいデータ表示を行うことができる。
【0024】
さらに、本発明に係るデータ表示装置は、上記画面生成情報決定部は、上記測定装置の種別と上記提示形態情報とを対応付けて記憶した提示形態情報テーブルと、上記測定装置の個数と上記表示レイアウト情報とを対応付けて記憶した表示レイアウト情報テーブルと、を管理してもよい。
【0025】
上記構成によれば、画面生成情報決定部は、提示形態情報テーブルと表示レイアウト情報テーブルとを管理するため、提示形態情報テーブルと表示レイアウト情報テーブルとに記憶された提示形態情報と表示レイアウト情報とを適宜変更することができる。すなわち、データ表示装置は、該データ表示装置と接続されている測定装置の種別および個数に対応したデータ表示を適宜変更することができるため、利用者がより見やすいデータ表示を行うことができる。
【0026】
なお、上記では、画面生成情報決定部は、該提示形態情報テーブルと表示レイアウト情報テーブルとをそれぞれ参照することによって、提示形態情報および表示レイアウト情報を決定している。
【0027】
さらに、本発明に係るデータ表示装置は、上記画面生成情報決定手段は、現在時刻を示す現在時刻情報と予め設定された設定時刻を示す設定時刻情報とが一致したとき、該設定時刻情報と対応付けられた設定時刻に関する情報である設定時刻関連情報を用いて、上記データ表示画面を生成してもよい。
【0028】
上記構成によれば、画面生成情報決定手段は、設定時刻情報に対応付けられた設定時刻に関する情報である設定時刻関連情報を用いて、データ表示画面を生成する。例えば、設定時刻関連情報とは、季節感を表す壁紙、利用者特有の情報を示す壁紙等を示す情報である。
【0029】
これにより、データ表示装置は、利用者の嗜好に沿ったデータ表示を行うことができる。また、データ表示装置は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0030】
さらに、本発明に係るデータ表示装置は、上記画面生成情報決定手段は、上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置の測定総合情報の状態に応じて上記生体情報に関する表示を強調するための強調表示情報を用いて、上記データ表示画面を生成してもよい。
【0031】
上記構成によれば、画面生成情報決定手段は、測定総合情報の状態に応じて上記生体情報に関する表示を強調するための強調表示情報を用いて、データ表示画面を生成する。例えば、強調表示情報とは、利用者への注意を促す表示情報を指す。
【0032】
これにより、データ表示装置は、利用者の嗜好に沿ったデータ表示を行うことができる。また、データ表示装置は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0033】
さらに、本発明に係るデータ表示装置は、上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置を提示する測定装置提示画面を生成すると共に、該測定装置提示画面を上記画面表示部に表示させる提示画面生成手段と、上記提示画面生成手段が生成した測定装置提示画面に提示される測定装置を選択する利用者の選択操作を検出したときに、該選択操作を検出したことを示す選択操作検出情報を上記画面生成情報決定手段に送信する入力管理手段と、
をさらに備え、上記画面生成情報決定手段は、上記入力管理手段から受信する選択操作検出情報から上記測定装置の種別および個数を取得することによって、上記提示形態情報と上記表示レイアウト情報とを決定してもよい。
【0034】
上記構成によれば、画面生成情報決定手段は、提示画面生成手段によって生成された測定装置提示画面に提示される測定装置が選択されたことを示す選択操作検出情報を入力管理手段から受信することによって、測定装置の種別および個数を取得する。そして、画面生成情報決定手段は、取得した測定装置の種別および個数から、提示形態情報と表示レイアウト情報とを決定する。
【0035】
これにより、データ表示装置は、接続されている測定装置を示す測定装置提示画面を画面表示部に表示させることによって、利用者が該測定装置の中から、測定結果を表示させたい測定装置のグラフだけを用いてデータ表示画面を作成することができる。このため、データ表示装置は、利用者が必要とする測定結果を示すグラフを選択的に表示させることができる。
【0036】
さらに、本発明に係るデータ表示装置は、上記表示レイアウトの形式を格納する外部レイアウト格納装置から、該表示レイアウトの形式を示す外部表示レイアウト情報を取得するレイアウト取得手段をさらに備え、上記画面生成情報決定手段は、上記レイアウト取得手段が取得した外部表示レイアウト情報を用いて、上記データ表示画面を生成してもよい。
【0037】
上記構成によれば、レイアウト取得手段は、データ表示装置と通信を行う外部レイアウト格納装置に格納されている表示レイアウトの形式を、外部表示レイアウト情報として取得する。
【0038】
これにより、データ表示装置は、画面生成情報決定手段で用いられる表示レイアウト情報以外の外部表示レイアウト情報を取得するため、表示レイアウト情報を用いてデー表示画面を生成する場合よりも、様々なデータ表示画面を生成し、表示させることができる。従って、データ表示装置は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0039】
さらに、本発明に係るデータ表示装置は、携帯端末によって実現されてもよい。また、本発明に係るデータ表示装置は、テレビジョン受像機または該テレビジョン受像機に接続される外部接続装置によって実現されてもよい。
【0040】
上記構成によれば、本発明に係るデータ表示装置が、携帯端末、テレビジョン受像機または外部接続装置によって実現されている。従って、携帯端末、テレビジョン受像機または外部接続装置は、本発明に係るデータ表示装置と同様、該データ表示装置と接続されている(通信可能となっている)測定装置の種別および個数に対応したデータ表示を行うことができる。従って、上記携帯端末、テレビジョン受像機または外部接続装置は、上記測定装置の数に関わらず、利用者が見やすいデータ表示を行うことができる。
【0041】
また、上記携帯端末、テレビジョン受像機または外部接続装置は、画面生成情報決定手段で用いられる表示レイアウト情報以外の外部表示レイアウト情報を取得するため、表示レイアウト情報を用いてデー表示画面を生成する場合よりも、様々なデータ表示画面を生成し、表示させることができる。従って、上記携帯端末、テレビジョン受像機または外部接続装置は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0042】
なお、上記データ表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記データ表示装置をコンピュータにて実現させるデータ表示装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【0043】
本発明に係るデータ表示装置は、以上のように、接続されている上記測定装置を検出すると共に、検出した該測定装置の種別および個数を取得する接続装置管理手段と、上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置から、上記生体情報と、該生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報を受信する測定総合情報受信手段と、上記接続装置管理手段が取得した上記測定装置の種別に対応付けられた、上記測定総合情報受信手段が受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、該接続装置管理手段が取得した上記測定装置の個数に対応付けられた、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する画面生成情報決定手段と、上記画面生成情報決定手段が決定した画面生成情報と、上記測定総合情報受信手段が受信した測定総合情報とを用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を上記画面表示部に表示させる画面生成手段と、を備えた構成である。
【0044】
また、本発明に係るデータ表示装置の制御方法は、以上のように、接続されている上記測定装置を検出すると共に、検出した該測定装置の種別および個数を取得する接続装置管理ステップと、上記接続装置管理ステップにて検出した上記測定装置から、上記生体情報と、該生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報を受信する測定総合情報受信ステップと、上記接続装置管理ステップにて取得した上記測定装置の種別に対応付けられた、上記測定総合情報受信ステップにて受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、該接続装置管理ステップにて取得した上記測定装置の個数に対応付けられた、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する画面生成情報決定ステップと、上記画面生成情報決定ステップにて決定した画面生成情報と、上記測定総合情報受信ステップにて受信した測定総合情報とを用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を上記画面表示部に表示させる画面生成ステップと、を含む方法である。
【0045】
それゆえ、データ表示装置は、該データ表示装置と接続されている(通信可能となっている)測定装置の種別および個数に対応したデータ表示を行うことができる。従って、データ表示装置は、上記測定装置の数に関わらず、利用者が見やすいデータ表示を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図14および図21に基づいて説明すると以下の通りである。
【0047】
〔データ通信システムの概略構成〕
まず、本発明に係るデータ表示装置と、データ表示装置とデータ通信を行う測定装置とを含むデータ通信システムの全体的な概略構成について図21を用いて説明する。図21は、本発明に係るデータ表示装置と、該データ表示装置とデータ通信を行う測定装置とを含むデータ通信システムの全体的な概略構成を示す図である。
【0048】
図21に示すように、データ通信システム21には、データ表示装置1と測定装置2と
で構成され、データ表示装置1と測定装置2との通信媒体は、無線通信媒体であっても有線通信媒体であってもよい。すなわち、上記通信媒体は、例えば測定装置2がデータ表示装置1と接続されたときに、データ表示装置1が該測定装置2の検出を行うことが可能な媒体、またはデータ表示装置1が該測定装置2からの測定データ等を受信することが可能な媒体であればよい。
【0049】
測定装置2は、例えば歩数測定装置、体重測定装置、血圧測定装置、体脂肪測定装置、脈派測定装置等、ユーザの身体または生体情報を測定する装置のことである。また、測定装置2は、測定装置の種類(測定装置がどのような測定を行う装置であるか)を示す測定装置情報、測定した日時を示す測定時刻情報、および測定値(生体情報)を示す測定データを記憶する機能を備えている。
【0050】
なお、ここでは、上記3つの情報を記憶する機能を備えた測定装置2について説明するが、測定装置2はこの構成に限られたものではなく、例えば測定値を示す測定データと測定値の最新日時を示す最新日時情報とを記録する測定装置2でもあってもよい。この場合、測定装置2は、データ表示装置1においてユーザによる機器選択が行われた結果、該測定装置2が選択されたときに、上記測定データの取得を行う機能を備えた構成であってもよい。さらに、測定装置2は、データ表示装置1の計時機能を利用することによって、上記最新日時情報に基づいて、取得した測定データの日付を逆算する機能を備えた構成であってもよい。
【0051】
また、測定装置2は、データ表示装置1と接続された場合には、測定時に記憶した測定装置情報、測定時刻情報および測定データをデータ表示装置1に出力する機能を備えている。
【0052】
なお、測定装置2は、この構成に限らず、データ表示装置1に接続されているときに測定を行った場合には、測定時刻情報および測定データをリアルタイムにデータ表示装置1に出力する構成であってもよい。また、データ表示装置1が通信を行う測定装置2は、上述した測定装置のうち、1つの測定装置(例えば歩数測定装置のみ)であってもよいし、複数の測定装置(例えば歩数測定装置、体重測定装置、血圧測定装置)であってもよい。
【0053】
本発明に係るデータ表示装置1は、測定装置2と通信を行い、測定装置2の種類および個数に応じて表示レイアウトを決定し、該表示レイアウトを用いて該測定データ等を表示させるものである。なお、データ表示装置1の具体的な構成については後述する。
【0054】
〔データ表示装置1の概略構成〕
測定装置と通信を行うデータ表示装置の概略構成について図1を用いて説明する。図1は、測定装置と通信を行うデータ表示装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【0055】
本発明に係るデータ表示装置1は、上述のように、測定装置2から測定装置情報、測定時刻情報および測定データを受信し、測定装置2の種別および個数を判別することによって、表示レイアウトを決定し、該表示レイアウトを用いて該測定データ等を表示させるものである。データ表示装置1は、接続装置管理部(接続装置管理手段)101と、レイアウト決定部(画面生成情報決定手段)102と、データ管理部(測定総合情報受信手段)103と、データ格納部104と、レイアウト格納部105、画面生成部(画面生成手段)106と、画面表示部107と、受信部108とを備えている。
【0056】
接続装置管理部101は、通信を行う測定装置2のうち、接続された(通信可能となった)測定装置2を検出すると共に、該検出した測定装置2の管理を行う機能を有する。具体的には、接続装置管理部101は、データ表示装置1と測定装置2とが接続されると、
該測定装置2から測定装置情報を検出し、該測定装置情報をレイアウト決定部102とデータ管理部103とに送信する。
【0057】
なお、接続装置管理部101は、検出した測定装置情報から、接続されている測定装置2の個数を特定し、該個数を示す情報を測定装置情報に含めて、レイアウト決定部102に送信している。すなわち、接続装置管理部101は、接続されている測定装置2とその個数を管理するものである。
【0058】
レイアウト決定部102は、画面生成部106がデータ表示画面を生成するときに用いる画面生成情報の決定を行う機能を有しており、後述の測定装置別グラフ管理テーブル(提示形態情報テーブル)201および測定装置個数別レイアウトテーブル(表示レイアウト情報テーブル)301を管理する。具体的には、レイアウト決定部102は、測定装置情報を受信すると、測定装置2の種別および個数を判別する。そして、レイアウト決定部102は、測定装置別グラフ管理テーブル201および測定装置個数別レイアウトテーブル301を参照することによって、該判別した測定装置2の種別および個数に対応する、グラフのタイトルおよびグラフの種類を示すグラフ生成情報と、データ表示用レイアウトを示す表示レイアウト情報とを画面生成情報として決定する。なお、上記グラフ生成情報とは、生体情報を示す測定データと、測定時刻情報等の生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報である。
【0059】
また、レイアウト決定部102が後述の注釈レイアウトテーブル1201およびグラフ色テーブル1301を管理する場合には、画面生成部106で生成されるデータ表示画面には、注釈レイアウトの挿入、グラフへの着色等が行われる。
【0060】
データ管理部103は、測定装置2から受信するデータを管理する機能を有する。具体的には、データ管理部103は、接続装置管理部101から測定装置情報を受信すると、接続されている測定装置2から測定時刻情報および測定データを、受信部108を介して受信し、該測定時刻情報および測定データをデータ格納部104に格納する。すなわち、データ管理部103は、接続されている測定装置2での生体情報の測定状況に関する情報である測定総合情報を受信し、該測定総合情報をデータ格納部104に格納している。
【0061】
データ格納部104は、データ管理部103が受信した測定時刻情報、測定データ等、該データ管理部103が接続されている測定装置2から受信したデータを格納するものである。そして、データ格納部104には、データ管理部103が受信したデータが時系列に格納されている。
【0062】
なお、データ格納部104に格納されるデータおよび格納される形態は、これに限らず、測定装置2と接続を行っているときの接続時間を格納し、受信したデータが接続時間順に格納されてもよい。また、データ管理部103は、データ格納部104に受信した測定装置情報を格納し、受信したデータを測定装置情報別に格納してもよい。
【0063】
レイアウト格納部105は、レイアウト決定部102が管理する測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」に対応した表示レイアウトの形式(実体)が格納されている。
【0064】
画面生成部106は、画面表示部107に表示させるデータ表示画面を生成する機能を有する。具体的には、画面生成部106は、レイアウト決定部102から画面生成情報を受信すると、該画面生成情報に含まれる表示レイアウト情報の示す表示レイアウトの形式をレイアウト格納部105から取得する。
【0065】
また、画面生成部106は、該画面生成情報に含まれるグラフ生成情報の示すグラフのタイトルから接続されている測定装置2を判別すると、該測定装置2の測定時刻情報および測定データをデータ格納部104から取得する。なお、画面生成部106がデータ格納部104から必要な測定データを取得する方法は、これに限られたものではない。例えば測定装置別グラフ管理テーブル201には測定装置IDが設定されており、画面生成部106は、該測定装置IDでデータ格納部104と関連付けを行うことによって、データ格納部104から必要な測定データを取得してもよい。
【0066】
そして、画面生成部106は、画面生成情報に含まれるグラフ生成情報の示すグラフの種類と、取得した測定時刻情報および測定データとから、表示すべきグラフを生成する。
【0067】
画面生成部106は、取得した表示レイアウトの形式に、グラフのタイトル、グラフ、日付を挿入することによってデータ表示画面を生成する。なお、レイアウト決定部102が注釈レイアウトテーブル1201およびグラフ色テーブル1301を管理する場合には、画面生成部106は、レイアウト決定部102から注釈レイアウト情報またはグラフ色情報を受信する。この場合、画面生成部106は、データ表示画面への注釈レイアウトの挿入または該データ表示画面のグラフへの着色を行う。
【0068】
画面生成部106は、データ表示画面を生成すると、該データ表示画面を画面表示部107に出力することによって、画面表示部107に該データ表示画面を表示させる。
【0069】
受信部108は、上述したように、データ表示装置1が測定装置2と接続された場合に、測定装置2から測定装置情報、測定時刻情報、測定データ等を検出または受信する機能を有する。
【0070】
また、受信部108は、上述のように、測定装置2と無線通信媒体または有線通信媒体を用いることによって通信を行う。上記無線通信媒体としては、赤外線通信、無線通信等(例えばBluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、特定小電力無線)が挙げられ、上記有線通信媒体としては、USB(universal serial bus)ケーブル等が挙げられる。なお、これらの通信媒体を用いることは、データ表示装置1が複数の測定装置2を検出する観点から有益である。
【0071】
〔レイアウト決定部102にて管理されるテーブル例〕
次に、レイアウト決定部102にて管理される測定装置別グラフ管理テーブル201と測定装置個数別レイアウトテーブル301とについて、図2および図3を用いて説明する。図2は、レイアウト決定部102にて管理される測定装置別グラフ管理テーブル201の一例を示す図である。また、図3は、レイアウト決定部102にて管理される測定装置個数別レイアウトテーブル301の一例を示す図である。
【0072】
図2に示すように、測定装置別グラフ管理テーブル201には、測定装置2の種別を示す「測定装置」と、該測定装置2に対応する「グラフのタイトル」および「グラフの種類」とを関連付けて記憶されている。
【0073】
すなわち、「グラフのタイトル」には、接続装置管理部101にて検出された測定装置2の名称(または略称)が記憶されており、「グラフの種類」には、画面表示部107における該測定装置2での測定結果の表示に適したグラフの形態が記憶されている。
【0074】
例えば、図2では、「測定装置」が「歩数測定装置」の場合には、これに対応する「グラフのタイトル」が「歩数」、「グラフの種類」が「棒」グラフと設定されており、「体重測定装置」の場合には、「グラフのタイトル」が「体重」、「グラフの種類」が「折線
」グラフと設定されている。また、「体脂肪測定装置」の場合には、「グラフのタイトル」が「体脂肪」、「グラフの種類」が「折線」グラフと設定され、「血圧測定装置」の場合には、「グラフのタイトル」が「血圧」、「グラフの種類」が「折線」グラフと設定されている。
【0075】
また、図3に示すように、測定装置個数別レイアウトテーブル301には、接続された測定装置2の個数を示す「測定装置の個数」と、該測定装置2の個数に対応する「データ表示用レイアウト」とが関連付けて記憶されている。
【0076】
例えば、接続装置管理部101が検出した測定装置2の個数が1つの場合(「測定装置の個数」が「1」の場合)には、「データ表示用レイアウト」が「単グラフレイアウト」と設定されている。また、「測定装置の個数」が「2」の場合には、「データ表示用レイアウト」が「双グラフレイアウト」と設定され、「測定装置の個数」が「3つ以上」の場合には、「データ表示用レイアウト」が「複合グラフレイアウト」と設定されている。
【0077】
このように、レイアウト決定部102は、測定装置別グラフ管理テーブル201と測定装置個数別レイアウトテーブル301とを管理している。これにより、レイアウト決定部102は、接続装置管理部101から測定装置情報を受信した場合に、これらのテーブル参照して、画面生成部106に送信する画面生成情報を決定することができる。
【0078】
なお、上記「単グラフレイアウト」、「双グラフレイアウト」および「複合グラフレイアウト」の一例については後述する。また、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201と、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301のテーブル形態は、これに限られたものではない。
【0079】
〔表示レイアウトの形式例〕
次に、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」の各表示レイアウト情報に対応する、レイアウト格納部105に格納された各表示レイアウトの形式の一例について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、レイアウト格納部105に格納された単グラフレイアウトの形式の一例を示すものである。図5は、レイアウト格納部105に格納された双グラフレイアウトの形式の一例を示すものである。図6は、レイアウト格納部105に格納された複合グラフレイアウトの形式の一例を示すものである。
【0080】
なお、測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」には、画面生成部106がレイアウト格納部105から表示レイアウトの形式を取得するための情報が記憶されている。すなわち、画面生成部106は、レイアウト決定部102から画面生成情報を受信すると、該画面生成情報から上記「データ表示用レイアウト」の表示レイアウト情報を抽出する。そして、画面生成部106は、抽出した表示レイアウト情報に対応する表示レイアウトの形式をレイアウト格納部105から取得する。
【0081】
まず、図4に示す単グラフレイアウト401は、上述したように、接続装置管理部101にて検出された測定装置2が1つの場合に画面生成部106にて用いられる表示レイアウトである。図4に示すように、単グラフレイアウト401は、例えばタイトル表示エリア402と、単グラフ表示エリア403と、日付表示エリア404と、データ表示期間切替ボタン405とから形成されている。
【0082】
タイトル表示エリア402は、レイアウト決定部102が決定する、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフのタイトル」を表示させるための領域である。すなわち、タイトル表示エリア402には、接続装置管理部101にて検出された測定装
置2に対応する名称がテキスト表示される領域である。
【0083】
単グラフ表示エリア403は、レイアウト決定部102が決定する、測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフの種類」を表示させるための領域である。すなわち、単グラフ表示エリア403は、接続装置管理部101にて検出された測定装置2に対応するグラフ(すなわち、該測定装置2での測定結果を表示するのに適したグラフ)が表示される領域である。この場合、画面生成部106は、データ格納部104から上記測定装置2に対応する測定データを取得することによって、単グラフ表示エリア403に上記グラフを生成する。
【0084】
日付表示エリア404には、単グラフ表示エリア403に生成されるグラフに対応し、かつ、選択されたデータ表示期間切替ボタン405に対応した日付を表示するための領域である。なお、データ表示期間切替ボタン405は、単グラフ表示エリア403に生成されるグラフの期間を切替えるためのボタンであり、単グラフレイアウト401には、例えば「1週間」、「1ヶ月」、・・・、「1年間」と設定されている。
【0085】
例えば、データ表示期間切替ボタン405の「1週間」が選択されている場合には、画面生成部106は、計時部(図示しない)によって計時される現在日および現在時刻を示す現在時刻情報から該現在日の1週間前の日付を求め、該現在日と該1週間前の日付とを日付表示エリア404に挿入する。
【0086】
次に、図5に示す双グラフレイアウト501は、上述したように、接続装置管理部101にて検出された測定装置2が2つの場合に画面生成部106にて用いられる表示レイアウトである。図5に示すように、双グラフレイアウト501は、例えばタイトル1表示エリア502と、タイトル2表示エリア503と、双グラフ表示エリア504と、日付表示エリア505と、データ表示期間切替ボタン506とから形成されている。なお、日付表示エリア505およびデータ表示期間切替ボタン506のレイアウトは、上述した日付表示エリア404およびデータ表示期間切替ボタン405と同様のレイアウトであるため、ここではその説明を省略する。
【0087】
タイトル1表示エリア502とタイトル2表示エリア503とは、図4に示すタイトル表示エリア402と同様、レイアウト決定部102が決定する、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフのタイトル」を表示させるための領域である。
【0088】
双グラフ表示エリア504も、図4に示す単グラフ表示エリア403と同様、レイアウト決定部102が決定する、測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフの種類」を表示させるための領域である。
【0089】
但し、双グラフ表示エリア504には、タイトル1表示エリア502およびタイトル2表示エリア503に対応する2つの測定装置2での測定結果を示す2つのグラフが合成されて表示される。このとき、合成される2つのグラフが棒グラフと折線グラフとであった場合に、例えば折線グラフが棒グラフの後ろに表示されてしまうと、棒グラフと重なる部分が見えなくなってしまう可能性がある。
【0090】
このため、該画面生成部106には、例えば「画面生成部106が、折線グラフを最前面に表示するようにグラフを合成する」とした設定が予めなされていてもよい。また、レイアウト決定部102は、測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフの種別」と、画面生成部106が生成するグラフの表示の優先順位を示す優先順位情報とを関連つけて管理していてもよい。この場合、レイアウト決定部102は、画面生成情報にこの優先順位情報も含めて画面生成部106に送信する。そして、画面生成部106は、この優先順
位情報を受信すると、優先順位の高いグラフが最前面に表示されるように、双グラフ表示エリア504にグラフを生成する。
【0091】
また、合成される2つのグラフが棒グラフと棒グラフとであった場合には、画面生成部106は、単グラフレイアウト401の場合に生成する棒グラフ1本の横幅(時間軸方向)を基準として、合成する棒グラフの数(この場合は2)で分割した幅で双グラフ表示エリア504に2つのグラフを生成してもよい。
【0092】
次に、図6に示す複合グラフレイアウト601は、上述したように、接続装置管理部101にて検出された測定装置2が3つ以上の場合に画面生成部106にて用いられる表示レイアウトである。図6に示すように、複合グラフレイアウト601は、例えばタイトルボタン表示エリア602と、複合グラフ表示エリア603と、日付表示エリア604と、データ表示期間切替ボタン605とから形成されている。なお、日付表示エリア604およびデータ表示期間切替ボタン605のレイアウトは、上述した日付表示エリア404およびデータ表示期間切替ボタン405と同様のレイアウトであるため、ここではその説明を省略する。
【0093】
タイトルボタン表示エリア602は、レイアウト決定部102が決定する、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフのタイトル」を表示させるためのタイトルボタン606を表示する領域である。
【0094】
タイトルボタン606は、タイトルボタン表示エリア602に表示されるボタンの一例であり、該タイトルボタン606の数、大きさ、タイトルボタン表示エリア602に配置される位置は、検出された測定装置2の個数によって自動的に割り当てられる。
【0095】
すなわち、レイアウト決定部102は、測定装置2の個数が3つ以上と判別した場合、表示レイアウト情報に測定装置2の個数情報を含めて、画面生成部106に送信する。画面生成部106は、表示レイアウト情報を受信すると、レイアウト格納部105から「複合グラフレイアウト」の形式を取得すると共に、タイトルボタン606の数、大きさ、タイトルボタン表示エリア602に配置される位置を決定する。そして、画面生成部106は、タイトルボタン606内の「タイトル」に、表示レイアウト情報に含まれる、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフのタイトル」を表示させるように生成する。
【0096】
画面生成部106は、レイアウト決定部102によって測定装置2の個数が3つ以上と判別された場合の画面生成情報すると、該画面生成情報に含まれるグラフ生成情報のグラフのタイトル(図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフのタイトル」)から、必要なタイトルボタン606の数を決定する。そして、画面生成部106は、決定したタイトルボタン606の数に応じて、該タイトルボタン606の大きさ、タイトルボタン表示エリア602に配置される位置を決定する。このとき、画面生成部106は、タイトルボタン606内の「タイトル」に、上記「グラフのタイトル」を挿入する。
【0097】
複合グラフ表示エリア603も、図4に示す単グラフ表示エリア403と同様、レイアウト決定部102が決定する、測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフの種類」を表示させるための領域である。
【0098】
但し、複合グラフ表示エリア603には、双グラフ表示エリア504の場合と同様、タイトルボタン表示エリア602に表示されるタイトルボタン606に対応する3つ以上の測定装置2での測定結果を示す3つ以上のグラフが合成されて表示される。そこで、複合グラフ表示エリア603が生成される場合、双グラフ表示エリア504の場合と同様の設
定が、レイアウト決定部102と画面生成部106とが設定されていてもよい。
【0099】
すなわち、例えば「画面生成部106が、折線グラフを最前面に表示するようにグラフを合成する」とした設定が、該画面生成部106に予めなされていてもよい。また、レイアウト決定部102は、測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフの種別」と、画面生成部106が生成するグラフの表示の優先順位を示す優先順位情報とを関連付けて管理していてもよい。
【0100】
また、画面生成部106は、タイトルボタン606と複合グラフ表示エリア603に表示されるグラフとがそれぞれ対応付けていてもよい。この場合、画面生成部106は、利用者によってタイトルボタン606の操作が行われたことを検知すると、検知したタイトルボタン606に対応するグラフを最前面に表示させるようにデータ表示画面を生成する。この場合のデータ表示画面の具体例については後述する。
【0101】
なお、タイトルボタン表示エリア602には、タイトルボタン606が生成されることにより、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201の「グラフのタイトル」を表示させていたが、これに限られたものではない。例えば、上述のように、複合グラフ表示エリア603に表示されるグラフに対して優先順位が設定されている場合には、画面生成部106は、図4に示すタイトル表示エリア402と同様、上記「グラフのタイトル」をテキスト表示させるように生成してもよい。
【0102】
一方、双グラフレイアウト501のタイトル1表示エリア502およびタイトル2表示エリア503では、上記「グラフのタイトル」がテキスト表示されているが、これに限られたものではない。すなわち、画面生成部106は、タイトル1表示エリア502およびタイトル2表示エリア503に、タイトルボタン606を配置し、該タイトルボタン606と双グラフ表示エリア504に表示されるグラフとをそれぞれ対応付けていてもよい。
【0103】
なお、上記データ表示期間切替ボタン405およびタイトルボタン606の選択は、図示しない入力管理部によって判定されてもよい。この場合、入力管理部は、データ表示期間切替ボタン405およびタイトルボタン606の選択が行われると、該データ表示期間切替ボタン405およびタイトルボタン606の何れが選択されたかを検出する。そして、入力管理部は、この検出結果を画面生成部106に送信する。
【0104】
〔データ表示装置1における処理の流れ〕
次に、本発明に係るデータ表示装置1における処理の流れについて、図7を用いて説明する。図7は、本発明に係るデータ表示装置1における処理の流れを示すフローチャートである。
【0105】
まず、接続装置管理部101は、接続された測定装置2を検出したか否かを判定する(S701)。具体的には、接続装置管理部101は、接続された測定装置2から測定装置情報を、受信部108を介して検出したか否かを判定する。
【0106】
接続装置管理部101は、測定装置2から測定装置情報を検出したと判定すると(S701でYES)、該測定装置情報をレイアウト決定部102に送信する。レイアウト決定部102は、測定装置情報を受信すると、該レイアウト決定部102が管理する測定装置別グラフ管理テーブル201と測定装置個数別レイアウトテーブル301とを参照することによって、測定データを表示するための表示レイアウトを決定する。
【0107】
具体的には、レイアウト決定部102は、受信した測定装置情報から、データ表示装置1と接続された測定装置2の種別(すなわち測定装置2)と測定装置2の個数とを判別す
る。次に、レイアウト決定部102は、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201を参照して、測定装置情報から判別した測定装置2に対応するグラフのタイトルおよびグラフの種類を決定する。また、レイアウト決定部102は、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301を参照して、測定装置情報から判別した測定装置2の個数に対応するデータ表示用レイアウトを決定する。
【0108】
すなわち、レイアウト決定部102は、測定装置情報から「測定装置」と「測定装置の個数」とを判別する。レイアウト決定部102は、この判別結果から、「グラフのタイトル」および「グラフの種類」を示すグラフ生成情報と、「データ表示用レイアウト」を示す表示レイアウト情報とを、画面生成情報として決定する(S702)。なお、S701でNOの場合、S701の処理に戻る。
【0109】
また、S701でYESの場合、接続装置管理部101は、検出した測定装置情報をデータ管理部103にも送信する。すなわち、接続装置管理部101は、データ管理部103に測定装置情報を送信することにより、該データ管理部103に該測定装置情報に示される測定装置2からのデータ受信を指示する。データ管理部103は、接続装置管理部101から測定装置情報を受信する(すなわち、測定データの受信指示を与えられる)と、接続されている測定装置2から測定時刻情報および測定データを受信し、該測定時刻情報および測定データをデータ格納部104に格納する。
【0110】
S702の処理において、レイアウト決定部102が画面生成情報を決定すると、該画面生成情報を画面生成部106に送信する。画面生成部106は、画面生成情報を受信すると、レイアウト格納部105から該画面生成情報に含まれる表示レイアウト情報に対応する表示レイアウトの形式を取得する。また、画面生成部106は、画面生成情報に含まれるグラフ生成情報から、グラフ生成に必要な測定データを決定し、データ格納部104に格納された該測定データを取得すると共に、グラフの形状を決定する。すなわち、画面生成部106は、レイアウト格納部105およびデータ格納部104から取得した表示レイアウトの形式および測定データを用いて、画面表示部107に表示させるデータ表示画面を生成する(S703)。そして、画面生成部106は、生成したデータ表示画面を画面表示部107に出力して、画面表示部107の画面上に該データ表示画面を表示させる(S704)。
【0111】
〔画面生成部106により生成されるデータ表示画面例〕
次に、図7に示すデータ表示装置1における処理を通じて、画面生成部106によって生成されるデータ表示画面について、図8〜図11を用いて説明する。図8は、画面生成部106によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、接続装置管理部101によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」である場合のデータ表示画面801を示す図である。
【0112】
図8に示すデータ表示画面801は、接続装置管理部101が測定装置情報として「歩数測定装置」を検出した場合に、画面生成部106によって生成されたものである。この場合、接続装置管理部101にて検出された測定装置2の個数は1つであるため、レイアウト決定部102は、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」の「単グラフレイアウト」を表示レイアウト情報として取得する。すなわち、データ表示画面801は、画面生成部106が、レイアウト格納部105から単グラフレイアウト401の形式を取得することによって生成したものである。
【0113】
なお、データ表示画面801では、データ表示期間が「1週間」単位のグラフが表示されている。すなわち、画面生成部106によってデータ表示画面801が生成される場合には、図4に示すデータ表示期間切替ボタン405の「1週間」が、該画面生成部106
にデフォルトとして設定されているものとする。
【0114】
次に、図9に示すデータ表示画面901は、接続装置管理部101が測定装置情報として「歩数測定装置」と「体重測定装置」とを検出した場合に、画面生成部106によって生成されたものである。なお、図9は、画面生成部106によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、接続装置管理部101によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」と「体重測定装置」とである場合のデータ表示画面901を示す図である。
【0115】
この場合、接続装置管理部101にて検出された測定装置2の個数は2つであるため、レイアウト決定部102は、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」の「双グラフレイアウト」を表示レイアウト情報として取得する。すなわち、データ表示画面901は、画面生成部106が、レイアウト格納部105から双グラフレイアウト501の形式を取得することによって生成したものである。
【0116】
なお、データ表示画面901では、図8に示すデータ表示画面801と同様に、データ表示期間が「1週間」単位のグラフが表示されている。すなわち、画面生成部106によってデータ表示画面901が生成される場合には、図5に示すデータ表示期間切替ボタン506の「1週間」が、該画面生成部106にデフォルトとして設定されているものとする。
【0117】
また、上述のように、データ表示画面901に表示されている棒グラフと折線グラフとに対して優先順位が設定されている場合には、画面生成部106は、この優先順位に従って2つのグラフを合成する。データ表示画面901では、棒グラフより折線グラフの方が優先順位が高く設定されている。
【0118】
次に、図10に示すデータ表示画面1001と図11に示すデータ表示画面1101とは、接続装置管理部101が測定装置情報として「歩数測定装置」と「体重測定装置」と「血圧測定装置」とを検出した場合に、画面生成部106によって生成されたものである。なお、図10は、画面生成部106によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、接続装置管理部101によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」と「体重測定装置」と「血圧測定装置」とである場合に、歩数測定装置の測定結果を示すグラフが最前面に表示されているデータ表示画面1001を示す図である。また、図11は、画面生成部106によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、接続装置管理部101によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」と「体重測定装置」と「血圧測定装置」とである場合に、血圧測定装置の測定結果を示すグラフが最前面に表示されているデータ表示画面1101を示す図である。
【0119】
この場合、接続装置管理部101にて検出された測定装置2の個数は3つであるため、レイアウト決定部102は、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」の「複合グラフレイアウト」を表示レイアウト情報として取得する。すなわち、データ表示画面1001、1101は、画面生成部106が、レイアウト格納部105から複合グラフレイアウト601の形式を取得することによって生成したものである。
【0120】
なお、データ表示画面1001、1101では、図8に示すデータ表示画面801と同様に、データ表示期間が「1週間」単位のグラフが表示されている。すなわち、画面生成部106によってデータ表示画面1001、1101が生成される場合には、図6に示すデータ表示期間切替ボタン605の「1週間」が、該画面生成部106にデフォルトとして設定されているものとする。
【0121】
また、データ表示画面1001、1101は、図6の説明にて述べたように、画面生成部106によって、タイトルボタン606と複合グラフ表示エリア603に表示されるグラフとそれぞれ対応付けられている場合に生成されるものである。
【0122】
例えば、データ表示画面1001は、画面生成部106が、「歩数」を示すタイトルボタン606の操作が行われたことを検知した場合に生成したものである。すなわち、画面生成部106は、「歩数」を示すタイトルボタン606の操作が行われたことを検知すると、歩数測定装置の測定結果を示す棒グラフを最前面に表示したデータ表示画面1001を生成する。
【0123】
また、データ表示画面1101は、画面生成部106が、「血圧」を示すタイトルボタン606の操作が行われたことを検知した場合に生成したものである。すなわち、画面生成部106は、「血圧」を示すタイトルボタン606の操作が行われたことを検知すると、血圧測定装置の測定結果を示す折線グラフを最前面に表示したデータ表示画面1101を生成する。なお、データ表示画面1101の折線グラフ1102は、最高血圧を示すグラフであり、折線グラフ1103は、最低血圧を示すグラフである。
【0124】
〔レイアウト決定部102にて管理されるテーブルの他の例〕
次に、レイアウト決定部102が、注釈レイアウトテーブル1201とグラフ色テーブル1301とを管理する場合について、図12〜図14を用いて説明する。図12は、レイアウト決定部102によって管理される注釈レイアウトテーブル1201を示す図である。また、図13は、レイアウト決定部102によって管理されるグラフ色テーブル1301を示すものである。
【0125】
図12に示すように、注釈レイアウトテーブル1201には、レイアウト決定部102が注釈レイアウトを挿入の有無を判別するための「トリガー」と、測定結果以外の情報を示す「注釈レイアウト」と、該「注釈レイアウト」を表示させる状態を示す「表示状態」とが関連付けて記憶されている。
【0126】
例えば、注釈レイアウトテーブル1201の2行目には、「トリガー」が「現在日が3月20日〜4月10日の場合」と設定されており、これに対応する「注釈レイアウト」が「桜の壁紙」、「表示状態」が「最背面」と設定されている。また、注釈レイアウトテーブル1201の3行目には、「トリガー」が「現在日が11月16日の場合」と設定されており、これに対応する「注釈レイアウト」が「バースデーの壁紙」、「表示状態」が「最背面」と設定されている。
【0127】
すなわち、上記「注釈レイアウト」には、予め設定された設定日(設定時刻)に対応付けて、例えば上述のような季節感を示す壁紙、利用者特有の情報等を示す壁紙等の該設定時刻に関連する設定時刻関連情報が設定されている。これにより、レイアウト決定部102が注釈レイアウトテーブル1201を管理する場合には、データ表示装置1は、設定時刻に関連した情報を用いてデータ表示画面を生成することができるため、利用者の嗜好に沿ったデータ表示を行うことができる。また、データ表示装置1は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0128】
さらに、注釈レイアウトテーブル1201の4行目には、「トリガー」が「体重測定装置が検出された場合」と設定されている。そして、この「トリガー」に対応して、「注釈レイアウト」が「矢印のレイアウト(3日間連続体重増加が検出された場合に、その期間のグラフのやや上方に右肩上がりに表示される矢印のレイアウト)」、「表示状態」が「体重グラフの前面」と設定されている。
【0129】
また、注釈レイアウトテーブル1201の5行目には、「トリガー」が「歩数測定装置が検出された場合」と設定されている。そして、この「トリガー」に対応して、「注釈レイアウト」が「噴出しメッセージのレイアウト(予め設定された歩数の目標値を超えた場合に、該目標値を超えた日のグラフの上部に表示される噴出しメッセージのレイアウト)」、「表示状態」が「歩数グラフの前面」と設定されている。
【0130】
すなわち、注釈レイアウトテーブル1201には、測定装置2と、強調表示すべき該測定装置2の測定データ(すなわち、該測定データから得られるグラフ)とが対応付けられている。この場合、上記「注釈レイアウト」には、上記測定データを強調表示させるための強調表示情報(すなわち、利用者への注意を促す表示情報)が設定されている。
【0131】
これにより、レイアウト決定部102が注釈レイアウトテーブル1201を管理する場合には、データ表示装置1は、強調表示情報を用いてデータ表示画面を生成することができるため、利用者の嗜好に沿ったデータ表示を行うことができる。また、データ表示装置1は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0132】
ここで、レイアウト決定部102が注釈レイアウトテーブル1201を参照する場合のデータ表示装置1における処理について説明する。
【0133】
レイアウト決定部102は、接続装置管理部101から測定装置情報を受信すると、計時部(図示しない)によって計時される現在時刻(または現在日)を示す現在時刻情報と、データ格納部104に格納された測定データを検出する。その後、レイアウト決定部102は、注釈レイアウトテーブル1201の「トリガー」の示す情報と現在時刻情報または測定装置情報とが一致するか否かを判定する。
【0134】
レイアウト決定部102は、上記「トリガー」の示す情報と現在時刻情報とが一致した場合には、上記「注釈レイアウト」および「表示状態」の示す情報を、注釈レイアウト情報として画面生成部106に送信する。
【0135】
一方、レイアウト決定部102は、上記「トリガー」の示す情報と測定装置情報とが一致した場合には、検出した測定データを解析して、上記「注釈レイアウト」の示す情報を取得するか否かを判定する。
【0136】
例えば、レイアウト決定部102は、受信した測定装置情報が体重測定装置を示す場合には、検出した測定データを用いて3日間連続して体重値が増加しているか否かを判定する。あるいは、レイアウト決定部102は、受信した測定装置情報が歩数測定装置を示す場合には、検出した測定データを用いて、例えば予め設定された日数の歩数を算出し、該算出した歩数が予め設定された歩数の目標値を超えたか否かを判定する。
【0137】
そして、レイアウト決定部102は、3日間連続して体重値が増加していると判定した場合、あるいは上記算出した歩数が予め設定された目標値を超えたと判定した場合には、上記「注釈レイアウト」の示す情報を取得すると判定する。レイアウト決定部102は、上記「注釈レイアウト」の示す情報を取得すると、該情報に対応する「表示状態」の示す情報も取得し、該「注釈レイアウト」および「表示状態」の示す情報を、注釈レイアウト情報として画面生成部106に送信する。
【0138】
すなわち、レイアウト決定部102は、上記「トリガー」の示す情報と測定装置情報が一致した場合であっても、検出した測定データの解析した結果によっては、上記「注釈レ
イアウト」の示す情報を取得する必要がない。
【0139】
画面生成部106は、注釈レイアウト情報を受信すると、上記「注釈レイアウト」の示す情報(図12では、壁紙またはレイアウト)を上記「表示状態」の示す情報に従って、データ表示画面を生成する。
【0140】
なお、画面生成部106は、図6に示す複合グラフレイアウト601を用いてデータ表示画面が生成する場合には、該複合グラフレイアウト601のタイトルボタン606への操作に連動するように、上記「注釈レイアウト」の示す情報の表示状態を変更してもよい。例えば画面生成部106は、利用者により操作されたタイトルボタン606に対応したグラフが最前面に表示されるとき、該グラフに対応した注釈レイアウト(例えば、噴出しメッセージのレイアウト)も最前面に表示させるようにしてもよい。
【0141】
また、「注釈レイアウト」には、上述した壁紙、矢印のレイアウトおよび噴出しメッセージのレイアウトが直接設定されていてもよいが、これに限らず、該壁紙およびレイアウトの格納場所を示すアドレス情報等が設定されていてもよい。
【0142】
さらに、上記「矢印のレイアウト」は、例えば3日間連続体重減少が検出された場合に、該3日間連続の体重減少を示すグラフのやや上方に右肩下がりに表示されるものであってもよい。また、噴出しメッセージのレイアウトについても、例えば利用者にとって好ましくない解析結果が出た場合に、該解析結果および該解析結果に関連する情報をグラフの最前面に表示されるメッセージレイアウトとしてもよい。
【0143】
さらに、注釈レイアウトテーブル1201の「表示状態」は、優先順位を示す優先順位情報を含んでいてもよい。この場合、上記「表示状態」に示される値が同じ場合であっても、画面生成部106は、優先順位の高い注釈レイアウトを前面に表示させることができる。
【0144】
また、図13に示すグラフ色テーブル1301には、グラフに着色するか否かを判別するための「トリガー」と、着色するときの色および着色を行うグラフを示す「グラフの色」とが関連付けて記憶されている。
【0145】
例えば、グラフ色テーブル1301の2行目には、「トリガー」が「歩数測定装置が検出された場合」と設定されており、これに対応する「グラフの色」が「赤色(歩数が目標値の50%未満の場合)」と設定されている。
【0146】
すなわち、グラフ色テーブル1301には、測定装置2と、強調表示すべき該測定装置2の測定データ(すなわち、該測定データから得られるグラフ)とが対応付けられている。この場合、上記「グラフの色」には、上記測定データを強調表示させるための強調表示情報が設定されている。
【0147】
これにより、レイアウト決定部102がグラフ色テーブル1301を管理する場合には、データ表示装置1は、強調表示情報を用いてデータ表示画面を生成することができるため、利用者の嗜好に沿ったデータ表示を行うことができる。また、データ表示装置1は、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0148】
ここで、レイアウト決定部102がグラフ色テーブル1301を参照する場合のデータ表示装置1における処理について説明する。
【0149】
レイアウト決定部102は、接続装置管理部101から測定装置情報を受信すると、グラフ色テーブル1301の「トリガー」の示す情報と測定装置情報(ここでは、歩数測定装置)とが一致するか否かを判定する。
【0150】
レイアウト決定部102は、上記「トリガー」の示す情報と測定装置情報とが一致した場合には、上記「グラフの色」の示す情報を、グラフ色情報として画面生成部106に送信する。そして、画面生成部106は、グラフ色情報を受信すると、上記「グラフの色」の示す情報(図12では、歩数が目標値の50%未満のグラフに赤色を着色することを示す情報)を用いて、データ表示画面のグラフに着色する。すなわち、画面生成部106は、データ格納部104から取得する測定データ(ここでは、歩数を示すデータ)の中に、目標値の50%未満を示す測定データが存在する場合には、該測定データから生成されるグラフの色を赤色に変更する。
【0151】
なお、グラフ色テーブル1301には、上記に限らず、例えば現在日の「時間帯」と「グラフの色」とを関連付けて記憶されていてもよい。例えば、グラフ色テーブル1301の「時間帯」が「13時〜15時」、「グラフの色」が「朱色」と設定されているとする。この場合、レイアウト決定部102は、上記「時間帯」と現在時刻とが一致するか否かを判定する。そして、レイアウト決定部102は、上記「時間帯」と現在時刻とが一致すると判定した場合には、該判定結果を画面生成部106に送信する。画面生成部106は、この判定結果を受信すると、データ表示画面のグラフの色を朱色に変更する。これにより、データ表示装置1は、一日の時間帯のイメージに沿ったグラフ色を提供することができる。
【0152】
また、画面生成部106は、グラフ色テーブル1301に設定された幾つかのパターンに従って、データ表示画面のグラフに着色を行ってもよい。つまり、グラフ色テーブル1301には、1つのトリガーに対応付けて幾つかのグラフ色のパターンが設定されており、画面生成部106は、該パターンに従ってグラフに着色を行ってもよい。
【0153】
具体的には、グラフ色テーブル1301において、「トリガー」が「歩数測定装置が検出された場合」を例にすると、「グラフの色」には、このトリガーに対応付けて、「赤色(歩数が目標値の50%未満の場合)」以外にも「黄色(歩数が目標値の100%以上の場合)」あるいは「灰色(歩数が前日よりも20%ダウンしていた場合)」等が設定されている。
【0154】
さらに、上記パターンに優先順位がつけられていてもよい。具体的には、グラフ色テーブル1301には、例えば「赤色(歩数が目標値の50%未満の場合)」および「黄色(歩数が目標値の100%以上の場合)」よりも「灰色(歩数が前日よりも20%ダウンしていた場合)」のパターンの優先順位が高く設定されているものとする。このとき画面生成部106は、測定装置2の測定した歩数が目標値の50%未満、あるいは、目標値以上であったとしても、前日の歩数よりも20%ダウンしていた場合には、「灰色」でグラフの着色を行ってもよい。
【0155】
ここで、図14(a)〜図14(c)は、レイアウト決定部102が上述した注釈レイアウトテーブル1201またはグラフ色テーブル1301を参照する場合のデータ表示装置1の処理を通じて、画面生成部106によって生成されるデータ表示画面を示す図である。
【0156】
図14(a)に示すデータ表示画面1401は、現在日が11月16日であり、接続装置管理部101が検出した測定装置情報が「歩数測定装置」である場合の画面表示例を示している。
【0157】
データ表示画面1401では、グラフの最背面には、注釈レイアウトとして「バースデーの壁紙」が表示されると共に、噴出しメッセージ(「目標達成!」)のレイアウトが表示されている。また、データ表示画面1401では、歩数が目標値の50%未満である日の棒グラフには「赤色」が着色されている。なお、データ表示画面1401では、目標値の表示も行われている。
【0158】
また、図14(b)に示すデータ表示画面1402は、現在日が11月16日であり、接続装置管理部101が検出した測定装置情報が「歩数測定装置」、「体重測定装置」および「血圧測定装置」である場合の画面表示例を示している。なお、データ表示画面1402では、「体重」を示すタイトルボタンが選択されている。
【0159】
データ表示画面1402では、矢印のレイアウトと噴出しメッセージのレイアウトとが表示されていると共に、歩数が目標値の50%未満である日の棒グラフには「赤色」が着色されている。また、データ表示画面1402では、「体重」を示すタイトルボタンに対応したグラフが最前面に表示されていると共に、該グラフに対応する注釈レイアウト(この場合、矢印のレイアウト)が最前面に表示されている。
【0160】
さらに、図14(c)に示すデータ表示画面1403は、図14(b)と同様の場合で、「歩数」を示すタイトルボタンが選択されている場合の画面表示例を示すものである。データ表示画面1402では、「歩数」を示すタイトルボタンに対応したグラフが最前面に表示されていると共に、該グラフに対応した注釈レイアウト(この場合、噴出しメッセージのレイアウトおよび赤色に着色されたグラフ)が最前面に表示されている。
【0161】
以上のように、データ表示装置1では、レイアウト決定部102は、接続されている測定装置2の種別と個数とを判別することによって画面表示情報を決定すると共に、該画面表示情報を画面生成部106に送信する。画面生成部106は、画面生成情報に対応する表示レイアウトの形式、測定データおよび測定時刻情報とを用いて、データ表示画面を生成すると共に、画面表示部107に該データ表示画面を表示させる。
【0162】
これにより、データ表示装置1は、データ表示装置1が通信を行うことが可能な測定装置2の種別および個数に対応したデータ表示を行うことができる。従って、データ表示装置1は、測定装置2の数に関わらず、利用者が見やすいデータ表示を行うことができる。
【0163】
また、データ表示装置1では、レイアウト決定部102は、測定装置別グラフ管理テーブル201と測定装置個数別レイアウトテーブル301とを管理するため、それぞれに記憶されたグラフ生成情報と表示レイアウト情報とを適宜変更することができる。すなわち、データ表示装置1は、該データ表示装置1と接続されている測定装置2の種別および個数に対応したデータ表示を適宜変更することができるため、利用者がより見やすいデータ表示を行うことができる。
【0164】
また、データ表示装置1は、レイアウト決定部102が注釈レイアウトテーブル1201およびグラフ色テーブル1301を管理する場合には、測定装置、現在時刻(または現在日)、測定データ等に応じて、データ表示方法を変更することができる。これにより、データ表示装置1は、利用者の嗜好に沿ったデータ表示を行うことが可能となる。
【0165】
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について図15〜図18に基づいて説明すると以下の通りである。なお、実施形態1と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明は省略する。
【0166】
〔データ表示装置1aの概略構成〕
本実施形態に係るデータ表示装置1aは、図15に示すように、レイアウト提示画面生成部1501(提示画面生成手段)と、入力管理部(入力管理手段)1502と、レイアウト決定部(画面生成情報決定手段)1503とを備えている点で、実施形態1に係るデータ表示装置1とは異なる。すなわち、データ表示装置1aは、データ表示画面の生成を利用者による入力操作によって決定する点で、実施形態1に係るデータ表示装置1とは異なる。なお、図15は、本実施形態に係るデータ表示装置1aの概略構成を示す機能ブロック図である。
【0167】
本実施形態に係るデータ表示装置1aは、接続装置管理部101と、データ管理部103と、データ格納部104と、レイアウト格納部105、画面生成部106と、画面表示部107と、受信部108と、レイアウト提示画面生成部1501と、入力管理部1502と、レイアウト決定部1503とを備えている。
【0168】
レイアウト提示画面生成部1501は、画面表示部107に表示させるレイアウト提示画面を生成する機能を有する。具体的には、画面生成部106は、レイアウト決定部102からグラフ生成情報を受信すると、該グラフ生成情報からレイアウトの候補名となるテキストを生成する。そして、レイアウト提示画面生成部1501は、予め記憶されたレイアウト提示画面を示す表示レイアウトの形式の所定の位置に、生成したテキストを挿入することにより、レイアウト提示画面を生成する。すなわち、レイアウト提示画面生成部1501が生成するレイアウト提示画面とは、接続装置管理部101が検出した測定装置2を提示する測定装置提示画面である。
【0169】
入力管理部1502は、利用者による入力操作を取得したか否かを判定すると共に、該入力操作を取得した場合には、取得した入力操作を管理する機能を有する。具体的には、入力管理部1502は、利用者によるレイアウト提示画面の各テキストの選択操作を検出すると、どのテキスト(すなわちレイアウトの候補名)が選択されたかを示すレイアウト選択情報(選択操作検出情報)を生成する。
【0170】
レイアウト決定部1503は、画面生成部106がデータ表示画面を生成するときに用いる画面生成情報の決定を行う機能を有する。また、レイアウト決定部1503は、測定装置別グラフ管理テーブル201および測定装置個数別レイアウトテーブル301を管理する。
【0171】
具体的には、レイアウト決定部1503は、測定装置情報を受信すると、測定装置別グラフ管理テーブル201を参照することによって、該測定装置情報に対応するグラフ生成情報を決定し、該グラフ生成情報をレイアウト提示画面生成部1501に送信する。
【0172】
また、レイアウト決定部1503は、入力管理部1502からレイアウト選択情報を受信すると、測定装置別グラフ管理テーブル201と測定装置個数別レイアウトテーブル301とを参照することによって、該レイアウト選択情報に対応する画面生成情報を決定する。そして、レイアウト決定部1503は、決定した画面生成情報を画面生成部106に送信する。
【0173】
なお、レイアウト決定部1503は、上記機能に限らず、実施形態1に係るデータ表示装置1に備えられたレイアウト決定部102の機能を有していてもよい。
【0174】
〔データ表示装置1aにおける処理の流れ〕
次に、本発明に係るデータ表示装置1aにおける処理の流れについて、図16を用いて
説明する。図16は、本発明に係るデータ表示装置1aにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【0175】
まず、接続装置管理部101は、接続された測定装置2を検出したか否かを判定する(S1601)。具体的には、接続装置管理部101は、接続された測定装置2から測定装置情報を、受信部108を介して検出したか否かを判定する。
【0176】
接続装置管理部101は、測定装置2から測定装置情報を検出したと判定すると(S1601でYES)、該測定装置情報をレイアウト決定部1503に送信する。レイアウト決定部1503は、測定装置情報を受信すると、該レイアウト決定部1503が管理する測定装置別グラフ管理テーブル201を参照することによって、該測定装置情報の示す「測定装置」に対応する「グラフのタイトル」と「グラフの種類」とを示すグラフ生成情報を決定する(S1602)。そして、レイアウト決定部1503は、このグラフ生成情報をレイアウト提示画面生成部1501に送信する。なお、S1601でNOの場合、S1601の処理に戻る。
【0177】
レイアウト提示画面生成部1501は、グラフ生成情報を受信すると、該グラフ生成情報を用いて、レイアウトの候補名を提示するレイアウト提示画面を生成する(S1603)。具体的には、レイアウト提示画面生成部1501は、受信したグラフ生成情報に含まれる「グラフのタイトル」と「グラフの種類」とからテキストを生成する。例えば、後述の図17に示すように、「歩数棒グラフ」等のレイアウト提示画面生成部1501が生成可能なグラフのタイトルおよび種類を示すテキスト(すなわち、レイアウトの候補名を示すテキスト)を生成する。そして、レイアウト提示画面生成部1501は、予め記憶されたレイアウト提示画面を示す表示レイアウトの形式の所定の位置に、生成したテキストを挿入することにより、レイアウト提示画面を生成する。
【0178】
レイアウト提示画面生成部1501は、生成したレイアウト提示画面を画面表示部107に送信する。画面表示部107は、レイアウト提示画面を受信すると、該画面表示部107の画面上に該レイアウト提示画面を、例えばダイアログボックス形式で表示する(S1604)。
【0179】
その後、レイアウト決定部1503は、入力管理部1502にて利用者による入力操作が行われた否か(すなわち、利用者の操作があったか否か)を判定する(S1605)。具体的には、入力管理部1502は、利用者による各レイアウトの候補名を示すテキストの選択操作を検出すると、どのレイアウトの候補名を示すテキストが選択されたかを示すレイアウト選択情報をレイアウト決定部1503に送信する。すなわち、レイアウト決定部1503は、レイアウト選択情報を受信した場合には、入力管理部1502にて利用者による入力操作が行われたと判定する。
【0180】
レイアウト決定部1503は、レイアウト選択情報を受信することによって、入力管理部1502にて利用者による入力操作が行われたと判定した場合(S1605でYES)、該レイアウト選択情報から、利用者によって選択されたテキストと該選択されたテキストの個数(生成すべきグラフの個数)とを取得する。なお、S1605でNOの場合、S1605の処理に戻る。
【0181】
すなわち、レイアウト決定部1503は、レイアウト選択情報を受信すると、図2に示す測定装置別グラフ管理テーブル201を参照することによって、選択されたテキストに対応する「グラフのタイトル」と「グラフの種類」とを決定する。また、レイアウト決定部1503は、図3に示す測定装置個数別レイアウトテーブル301を参照することによって、選択されたテキストの個数に対応する「データ表示用レイアウト」を決定する(S
1606)。ここでは、測定装置個数別レイアウトテーブル301の「測定装置の個数」は、上記選択されたテキストの個数を指すものとする。そして、レイアウト決定部1503は、決定した「グラフのタイトル」および「グラフの種類」を示すグラフ生成情報と、「データ表示用レイアウト」を示す表示レイアウト情報とを画面生成情報として画面生成部106に送信する。
【0182】
画面生成部106は、画面生成情報を受信すると、レイアウト格納部105から該画面生成情報に含まれる表示レイアウト情報に対応する表示レイアウトの形式を取得する。
また、画面生成部106は、画面生成情報に含まれるグラフ生成情報から、グラフ生成に必要な測定データを決定し、データ格納部104に格納された該測定データを取得すると共に、グラフの形状を決定する。すなわち、画面生成部106は、レイアウト格納部105およびデータ格納部104から取得した表示レイアウトの形式および測定データを用いて、画面表示部107に表示させるデータ表示画面を生成する(S1607)。そして、画面生成部106は、生成したデータ表示画面を画面表示部107に出力して、画面表示部107の画面上に該データ表示画面を表示させる(S1608)。
【0183】
ここで、S1603の処理にてレイアウト提示画面生成部1501によって生成されるレイアウト提示画面の一例を図17に示す。図17は、レイアウト提示画面生成部1501によって生成されるレイアウト提示画面の一例を示す図である。
【0184】
図17に示すレイアウト提示画面1701は、レイアウト提示画面生成部1501が予め記憶されたレイアウト提示画面を示す表示レイアウトの形式を用いることによって生成される。具体的には、レイアウト提示画面1701は、利用者に選択を促すテキストと、レイアウト提示画面生成部1501がグラフ生成情報を受信したときに生成する、該グラフ生成情報に対応するレイアウト候補名を示すテキストと、決定ボタンとで形成されている。
【0185】
レイアウト提示画面1701では、上記利用者に選択を促すテキストとして「データを表示するレイアウトを選択してください」が表示されており、上記レイアウトの候補名として「歩数棒グラフ」、「体重折線グラフ」、「血圧折線グラフ」および「体脂肪折線グラフ」が表示されている。また、レイアウト提示画面1701では、各レイアウトの候補名にはチェックボックスが対応付けられている。
【0186】
レイアウト提示画面1701において、入力管理部1502を介して利用者によってレイアウトの候補名が選択された場合のレイアウト提示画面の一例を図18に示す。図18は、入力管理部1502を介して利用者によってレイアウトの候補名が選択された場合のレイアウト提示画面の一例を示す図である。図18に示すレイアウト表示画面1801では、レイアウトの候補名のうち、「歩数棒グラフ」および「体重折線グラフ」が選択された状態を示している。
【0187】
すなわち、S1605の処理では、利用者は、入力管理部1502を介して、表示させたいグラフを示すレイアウトの候補名に対応するチェックボックスを選択した後、決定ボタンを選択することにより、該レイアウトの候補名を確定させる。
【0188】
入力管理部1502は、決定ボタンが選択されると、選択されたレイアウトの候補名を検出し、検出されたレイアウトの候補名をレイアウト選択情報としてレイアウト決定部1503に送信する。これにより、レイアウト決定部1503は、「グラフのタイトル」および「グラフの種類」を示すグラフ生成情報と、「データ表示用レイアウト」を示す表示レイアウト情報とを決定することができる。
【0189】
以上のように、データ表示装置1aは、レイアウト提示画面生成部1501によって生成されるレイアウト提示画面を画面表示部107に表示させる。また、データ表示装置1aは、レイアウト提示画面に表示される複数のレイアウトの候補名(すなわち、接続された測定装置2)を利用者に選択させるための入力管理部1502を有する。
【0190】
これにより、データ表示装置1aは、利用者が表示させたい測定装置2のグラフだけを用いてデータ表示画面を作成することができる。このため、データ表示装置1aは、利用者が必要とする測定結果を示すグラフを選択的に表示させることができる。
【0191】
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について図19および図20に基づいて説明すると以下の通りである。なお、実施形態1と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明は省略する。
【0192】
〔データ表示装置1bの概略構成〕
本実施形態に係るデータ表示装置1bは、図19に示すように、レイアウト取得部1901を備えている点で、実施形態1に係るデータ表示装置1とは異なる。すなわち、データ表示装置1bは、レイアウト格納部105に格納される表示レイアウトの形式を外部から取得する点で、データ表示装置1とは異なる。なお、図19は、本実施形態に係るデータ表示装置1bの概略構成を示す機能ブロック図である。
【0193】
本実施形態に係るデータ表示装置1bは、接続装置管理部101と、レイアウト決定部102と、データ管理部103と、データ格納部104と、レイアウト格納部105と、画面生成部106と、画面表示部107と、受信部108と、レイアウト取得部(レイアウト取得手段)1901とを備えている。
【0194】
レイアウト取得部1901は、外部サーバ、外部装置等から表示レイアウトの形式を示すレイアウト形式情報(外部表示レイアウト情報)を、受信部108を介して取得し、該レイアウト形式情報をレイアウト格納部105に格納する機能を有する。
【0195】
具体的には、接続装置管理部101が、接続された測定装置2から測定装置情報を検出すると、該測定装置情報をレイアウト決定部102とデータ管理部103とに送信すると共に、レイアウト取得部1901にも送信する。このとき、接続装置管理部101は、検出した測定装置情報から、接続されている測定装置2の個数を特定し、該個数を示す情報を測定装置情報に含めて、レイアウト取得部1901に送信する。
【0196】
レイアウト取得部1901は、測定装置情報を取得すると、表示レイアウトの形式を格納する外部装置(例えば、後述の図20では、レイアウト格納サーバ2005)に対して、該測定装置情報に含まれる測定装置2の個数に対応した表示レイアウトの形式の取得を要求する取得要求信号を送信する。そして、レイアウト取得部1901は、上記外部装置から、測定装置情報に対応する表示レイアウトの形式を示すレイアウト形式情報を、受信部108を介して受信し、該レイアウト形式情報をレイアウト格納部105に格納する。
【0197】
但し、表示レイアウトの取得方法は、上記に限られたものではない。例えば、データ表示装置1bがブラウザ表示機能を備えている場合には、外部装置がウェブページにて表示レイアウトの一覧画面を提供し、該一覧表示からユーザがダウンロードできる方法であってもよい。
【0198】
なお、データ表示装置1bは、実施形態1に係るデータ表示装置1にレイアウト取得部1901を追加した構成となっているが、これに限らず、実施形態2に係るデータ表示装
置1aに追加した構成であっても該データ表示装置1bと同様の機能を有する。
【0199】
〔データ表示装置の実施例〕
次に、本実施形態に係るデータ表示装置1bの具体的な実施例について、図20を用いて説明する。図20は、本実施形態に係るデータ表示装置1bの実施例を示すものであり、データ表示装置1bを含むデータ通信システムの全体的な概略構成を示す図である。
【0200】
図20に示すように、データ通信システム20は、携帯電話、モバイルPC(personal
computer)、PDA(personal digital assistance)等の携帯端末2001と、テレビジョン受像機2002と、該テレビジョン受像機2002に接続されるPC、STB(set top box)等の外部接続装置2003と、通信媒体であるネットワーク2004と、該ネットワーク2004上に存在するレイアウト格納サーバ(外部レイアウト格納装置)2005と、測定装置2とで構成されている。
【0201】
データ通信システム20において、本発明に係るデータ表示装置1bは、携帯端末2001、テレビジョン受像機2002、外部接続装置2003のいずれか、あるいは、これらの全てにおいて実現されており、ネットワーク2004を介して、測定装置2およびレイアウト格納サーバ2005との通信を行う。なお、外部接続装置2003が表示機能を有していない場合、外部接続装置2003では、図19に示すデータ表示装置1bの画面表示部107を除いた機能ブロックが実現されているものとする。
【0202】
ネットワーク2004は、赤外線通信、無線通信、USBケーブル等、無線通信媒体または有線通信媒体により実現されているものである。
【0203】
レイアウト格納サーバ2005には、レイアウト決定部102が管理する測定装置個数別レイアウトテーブル301の「データ表示用レイアウト」に対応した表示レイアウトの形式が格納されている。すなわち、レイアウト格納サーバ2005には、実施形態1、2に係るデータ表示装置1、1aのレイアウト格納部105に格納されている表示レイアウトの形式の全てが格納されている。また、レイアウト格納サーバ2005は、これに限らず、上記「データ表示用レイアウト」に対応した表示レイアウトの形式であれば、どのような表示レイアウトの形式が格納されていてもよい。
【0204】
これにより、データ表示装置1bは、例えば上記「データ表示レイアウト」の「単グラフレイアウト」に対応する表示レイアウトの形式を複数取得することができる。このため、データ表示装置1bは、レイアウト格納部105に格納されている表示レイアウトの形式以外の表示レイアウトの形式を用いて、様々なデータ表示画面を生成し、表示させることができる。従って、データ表示装置1bは、利用者が飽きることなく健康管理の継続を行うことが可能な環境を提供することができる。
【0205】
レイアウト格納サーバ2005は、データ表示装置1bのレイアウト取得部1901から取得要求信号を受信すると、該レイアウト取得部1901が取得を要求する表示レイアウトの形式を示すレイアウト形式情報を、該レイアウト取得部1901に送信する。
【0206】
なお、上記では、レイアウト格納サーバ2005が表示レイアウトの形式を格納する外部装置の一例として挙げられているが、これに限らず、USBメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等に該表示レイアウトの形式が格納されていてもよい。また、データ表示装置1bは、該データ表示装置1bとは異なる、ネットワーク2004上のデータ表示装置に格納された表示レイアウトの形式を取得してもよい。
【0207】
また、データ通信システム20では、携帯端末2001、テレビジョン受像機2002
および外部接続装置2003にデータ表示装置1bが実現されている構成となっているが、これに限られたものではない。例えば携帯端末2001、テレビジョン受像機2002および外部接続装置2003に、実施形態1、2に係るデータ表示装置1、1aが実現されていてもよい。なお、この場合には、レイアウト格納サーバ2005がネットワーク2004上に存在しなくてもよい。
【0208】
〔補足〕
最後に、本実施形態に係るデータ表示装置1、1a、1bの各ブロック、特に接続装置管理部101、レイアウト決定部102、データ管理部103、データ格納部104、レイアウト格納部105、画面生成部106、レイアウト提示画面生成部1501、レイアウト決定部1503およびレイアウト取得部1901は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0209】
すなわち、本実施形態に係るデータ表示装置1、1a、1bは、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるデータ表示装置1、1a、1bの制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記データ表示装置1、1a、1bに供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
【0210】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0211】
また、本実施形態に係るデータ表示装置1、1a、1bを通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
【0212】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0213】
本発明に係るデータ表示装置は、該データ表示装置と接続されている測定装置の種別および個数に対応したデータ表示を行うことができるので、測定装置と通信を行うことによって測定データを管理する情報端末に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0214】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ表示装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示すデータ表示装置のレイアウト決定部にて管理される測定装置別グラフ管理テーブルの一例を示す図である。
【図3】図1に示すデータ表示装置のレイアウト決定部にて管理される測定装置個数別レイアウトテーブルの一例を示す図である。
【図4】図1に示すデータ表示装置のレイアウト格納部に格納された単グラフレイアウトの形式の一例を示すものである。
【図5】図1に示すデータ表示装置のレイアウト格納部に格納された双グラフレイアウトの形式の一例を示すものである。
【図6】図1に示すデータ表示装置のレイアウト格納部に格納された複合グラフレイアウトの形式の一例を示すものである。
【図7】図1に示すデータ表示装置における処理の流れを示すフローチャートである
【図8】図1に示すデータ表示装置の画面生成部によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、図1に示すデータ表示装置の接続装置管理部によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」である場合のデータ表示画面を示す図である。
【図9】図1に示すデータ表示装置の画面生成部によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、図1に示すデータ表示装置の接続装置管理部によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」と「体重測定装置」とである場合のデータ表示画面を示す図である。
【図10】図1に示すデータ表示装置の画面生成部によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、図1に示すデータ表示装置の接続装置管理部によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」と「体重測定装置」と「血圧測定装置」とである場合に、歩数測定装置の測定結果を示すグラフが最前面に表示されているデータ表示画面を示す図である。
【図11】図1に示すデータ表示装置の画面生成部によって生成されるデータ表示画面の一例を示すものであり、図1に示すデータ表示装置の接続装置管理部によって検出された測定装置情報が「歩数測定装置」と「体重測定装置」と「血圧測定装置」とである場合に、血圧測定装置の測定結果を示すグラフが最前面に表示されているデータ表示画面を示す図である。
【図12】図1に示すデータ表示装置のレイアウト決定部によって管理される注釈レイアウトテーブルを示す図である。
【図13】図1に示すデータ表示装置のレイアウト決定部によって管理されるグラフ色テーブルを示すものである。
【図14】(a)〜(c)は、図1に示すデータ表示装置のレイアウト決定部が図12に示す注釈レイアウトテーブルまたは図13に示すグラフ色テーブルを参照する場合のデータ表示装置の処理を通じて、図1に示すデータ表示装置の画面生成部によって生成されるデータ表示画面を示す図である。
【図15】本発明の他の一実施形態に係るデータ表示装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図16】図15に示すデータ表示装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】図15に示すデータ表示装置のレイアウト提示画面生成部によって生成されるレイアウト提示画面の一例を示す図である。
【図18】図15に示すデータ表示装置の入力管理部を介して利用者によってレイアウトの候補名が選択された場合のレイアウト提示画面の一例を示す図である。
【図19】本発明のさらに他の一実施形態に係るデータ表示装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図20】図19に示すデータ表示装置の実施例を示すものであり、該データ表示装置を含むデータ通信システムの全体的な概略構成を示す図である。
【図21】図1に示すデータ表示装置と、該データ表示装置とデータ通信を行う測定装置とを含むデータ通信システムの全体的な概略構成を示す図である。
【図22】従来技術を示すものであり、計測機器の表示部での表示画面の一例を示した図である。
【図23】従来技術を示すものであり、計測機器の表示部での表示画面の他の一例を示した図である。
【符号の説明】
【0215】
1、1a、1b データ表示装置
2 測定装置
101 接続装置管理部(接続装置管理手段)
102、1503 レイアウト決定部(画面生成情報決定手段)
103 データ受信部(測定総合情報受信手段)
106 画面生成部(画面生成手段)
201 測定装置別グラフ管理テーブル(提示形態情報テーブル)
301 測定装置個数別レイアウトテーブル(表示レイアウト情報テーブル)
1501 レイアウト提示画面生成部(提示画面生成手段)
1502 入力管理部(入力管理手段)
1901 レイアウト取得部(レイアウト取得手段)
2001 携帯端末
2002 テレビジョン受像機
2003 外部接続装置
2005 レイアウト格納サーバ(外部レイアウト格納装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体情報を測定する測定装置と通信を行うことによって、該測定装置からのデータを画面表示部に表示させるデータ表示装置であって、
接続されている上記測定装置を検出すると共に、検出した該測定装置の種別および個数を取得する接続装置管理手段と、
上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置から、上記生体情報と、該生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報を受信する測定総合情報受信手段と、
上記接続装置管理手段が取得した上記測定装置の種別に対応付けられた、上記測定総合情報受信手段が受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、該接続装置管理手段が取得した上記測定装置の個数に対応付けられた、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する画面生成情報決定手段と、
上記画面生成情報決定手段が決定した画面生成情報と、上記測定総合情報受信手段が受信した測定総合情報とを用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を上記画面表示部に表示させる画面生成手段と、を備えたことを特徴とするデータ表示装置。
【請求項2】
上記画面生成情報決定手段は、上記測定装置の種別と上記提示形態情報とを対応付けて記憶した提示形態情報テーブルと、上記測定装置の個数と上記表示レイアウト情報とを対応付けて記憶した表示レイアウト情報テーブルと、を管理することを特徴とする請求項1に記載のデータ表示装置。
【請求項3】
上記画面生成情報決定手段は、現在時刻を示す現在時刻情報と予め設定された設定時刻を示す設定時刻情報とが一致したとき、該設定時刻情報と対応付けられた設定時刻に関する情報である設定時刻関連情報を用いて、上記データ表示画面を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ表示装置。
【請求項4】
上記画面生成情報決定手段は、上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置の測定総合情報の状態に応じて上記生体情報に関する表示を強調するための強調表示情報を用いて、上記データ表示画面を生成することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のデータ表示装置。
【請求項5】
上記接続装置管理手段が検出した上記測定装置を提示する測定装置提示画面を生成すると共に、該測定装置提示画面を上記画面表示部に表示させる提示画面生成手段と、
上記提示画面生成手段が生成した測定装置提示画面に提示される測定装置を選択する利用者の選択操作を検出したときに、該選択操作を検出したことを示す選択操作検出情報を上記画面生成情報決定手段に送信する入力管理手段と、をさらに備え、
上記画面生成情報決定手段は、上記入力管理手段から受信する選択操作検出情報から上記測定装置の種別および個数を取得することによって、上記提示形態情報と上記表示レイアウト情報とを決定することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のデータ表示装置。
【請求項6】
上記表示レイアウトの形式を格納する外部レイアウト格納装置から、該表示レイアウトの形式を示す外部表示レイアウト情報を取得するレイアウト取得手段をさらに備え、
上記画面生成情報決定手段は、上記レイアウト取得手段が取得した外部表示レイアウト情報を用いて、上記データ表示画面を生成することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のデータ表示装置。
【請求項7】
携帯端末によって実現されることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のデ
ータ表示装置。
【請求項8】
テレビジョン受像機または該テレビジョン受像機に接続される外部接続装置によって実現されることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のデータ表示装置。
【請求項9】
請求項1から8の何れか1項に記載のデータ表示装置の上記各手段としてコンピュータを機能させるためのデータ表示プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のデータ表示プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【請求項11】
生体情報を測定する測定装置と通信を行うことによって、該測定装置からのデータを画面表示部に表示させるデータ表示装置の制御方法であって、
接続されている上記測定装置を検出すると共に、検出した該測定装置の種別および個数を取得する接続装置管理ステップと、
上記接続装置管理ステップにて検出した上記測定装置から、上記生体情報と、該生体情報の測定状況に関する測定情報とを含む測定総合情報を受信する測定総合情報受信ステップと、
上記接続装置管理ステップにて取得した上記測定装置の種別に対応付けられた、上記測定総合情報受信ステップにて受信した該測定装置の測定総合情報の提示形態を示す提示形態情報と、該接続装置管理ステップにて取得した上記測定装置の個数に対応付けられた、上記生体情報に関する表示を行うためのデータ表示画面の表示レイアウトを示す表示レイアウト情報とを含む画面生成情報を決定する画面生成情報決定ステップと、
上記画面生成情報決定ステップにて決定した画面生成情報と、上記測定総合情報受信ステップにて受信した測定総合情報とを用いて、上記データ表示画面を生成すると共に、該データ表示画面を上記画面表示部に表示させる画面生成ステップと、を含むことを特徴とするデータ表示装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2009−189443(P2009−189443A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−31071(P2008−31071)
【出願日】平成20年2月12日(2008.2.12)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】