説明

データ記録装置

【課題】デジタルデータをメモリに記録するデータ記録装置において、データファイル数が規格制限の上限値を越えた場合にも、更に新たなデータの記録再生を可能とする。
【解決手段】本発明に係るデータ記録装置は、記録開始操作から記録終了操作までに入力される音声データ及び/又は動画データを1つのデータファイルとしてメモリに記録するデータ記録制御部と、メモリに記録されている1又は複数のデータファイルの管理データからなる管理データファイルを作成するファイル管理制御部とを具え、ファイル管理制御部は、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えているとき、メモリに記録されている複数のデータファイルから同一期間内に記録された複数のデータファイル91〜93を検索し、検索された複数のデータファイル91〜93を1つのデータファイル94に結合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声データ及び/又は動画データを記録媒体に記録するデータ記録装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、音声データを内部メモリ若しくは外部メモリに収録するICレコーダは、録音開始操作から録音終了操作までにマイクロフォンによって集音された音声をデジタルの音声データに変換した上で、一連の音声データを1つのファイルとしてメモリに記録するものである。
【0003】
ところで、ICレコーダの如きデータ記録装置においては、メモリに記録することが出来るデータファイルの数に規格制限の上限値が存在し、ファイル数が上限値に達すると、メモリに記録容量が残存しているにも拘わらず、新たなデータの記録再生は出来なくなる。
【0004】
そこで、動画データの記録が可能な撮像装置において、動画記録モードでファイル数が所定の上限値を超えたとき、動画記録モードを静止画記録モードに切り替えることが提案されている(特許文献1)。
これによって、動画記録モードでファイル数が所定の上限値を超えたときにも、静止画の記録規格に準じて動画を記録することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−295070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のデータ記録装置においては、静止画の記録規格に準じた動画の記録が可能であることが前提であり、この様な構成は装置の複雑化を来たすばかりでなく、音声データの記録には採用することが出来ない問題があった。
【0007】
そこで本発明は、データファイル数が上限値に達した場合にも、更に新たなデータの記録再生が可能となる、簡易な構成のデータ記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るデータ記録装置は、音声データ及び/又は動画データを含むデジタルデータをメモリに記録するものであって、
記録開始時及び記録終了時に操作すべき操作部と、
記録開始操作から記録終了操作までに入力される音声データ及び/又は動画データを1つのデータファイルとしてメモリに記録するデータ記録制御部と、
メモリに記録されている1又は複数のデータファイルの管理データからなる管理データファイルを作成するファイル管理制御部
とを具え、前記ファイル管理制御部は、
操作部の操作時点で、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によってデータファイルの数が閾値を越えていると判断されたとき、メモリに記録されている複数のデータファイルから同一期間内に記録された複数のデータファイルを検索するファイル検索手段と、
前記ファイル検索手段によって検索された複数のデータファイルについての管理データを、その中の特定の1つのデータファイルに対して他のデータファイルを結合してなる1つの結合データファイルとして処理するための管理データに書き換えるファイル結合手段
とを具えている。
【0009】
上記本発明のデータ記録装置においては、例えば記録開始の操作が行なわれると、先ず、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えているか否か判断される。データファイルの数が閾値を越えていないときは、データ記録制御部によって、記録開始操作から記録終了操作までに入力される一連の音声データ及び/又は動画データが新たな1つのデータファイルとしてメモリに記録される。
又、ファイル管理制御部によって、新たなデータファイルの管理データ(ファイル名、サイズ、記録日時等)が生成され、該データに基づいて管理データファイルが更新される。
【0010】
これに対し、データファイルの数が閾値を越えているときは、新たなデジタルデータの記録を開始する前に、メモリに記録されている複数のデータファイルから同一期間内に記録された複数のデータファイルが検索され、検索された複数のデータファイルについての管理データは、その中の特定の1つのデータファイルに対して他のデータファイルを結合してなる1つの結合データファイルとして処理するための管理データに書き換えられる。
【0011】
上記データファイルの結合によって、メモリに記録されているデータファイルの数が減少する。この結果、メモリに記録されているデータファイルの数が上限値未満となって、その後のデジタルデータの記録再生が可能となる。
【0012】
その後、データ記録制御部によって、記録開始操作から記録終了操作までに入力される一連の音声データ及び/又は動画データが新たな1つのデータファイルとしてメモリに記録される。
又、ファイル管理制御部によって、新たなデータファイルの管理データが生成され、管理データファイルが更新される。
【0013】
或いは、上記本発明のデータ記録装置においては、例えば記録開始の操作が行なわれると、先ず、データ記録制御部によって、記録開始操作から記録終了操作までに入力される音声データ及び/又は動画データが新たな1つのデータファイルとしてメモリに記録される。この際、メモリ内のデータファイルの数が閾値を越えているか否かに拘わらず、メモリにデータ容量が残存している場合には、新たなデータファイルをメモリに一時的に記録することが可能である。
【0014】
その後、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えているか否か判断される。データファイルの数が閾値を越えていないときは、ファイル管理制御部によって、新たなデータファイルの管理データが生成され、該データに基づいて、管理データファイルが更新される。
【0015】
これに対し、データファイルの数が閾値を越えているときは、メモリに記録されている複数のデータファイルから同一期間内に記録された複数のデータファイルが検索され、検索された複数のデータファイルについての管理データは、その中の特定の1つのデータファイルに対して他のデータファイルを結合してなる1つの結合データファイルとして処理するための管理データに書き換えられる。
【0016】
上記データファイルの結合によって、メモリに記録されているデータファイルの数が減少することになる。この結果、メモリに記録されているデータファイルの数が上限値未満となって、その後のデジタルデータの再生を前提とした記録が可能となる。
【0017】
具体的態様において、前記ファイル管理制御部は更に、ファイル結合手段によって複数のデータファイルが結合されたとき、データファイル間の境界位置を示すインデックスファイルを作成するインデックスファイル作成手段を具えている。
【0018】
該具体的態様によれば、複数のデータファイルが結合された場合にも、インデックスファイルを参照することによって、データファイル間の境界位置を知ることが出来るので、その境界位置で再生を自動的に中断する処理や、元の複数のデータファイルに分割する処理が可能となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るデータ記録装置によれば、同一期間に記録された複数のファイルを結合する機能を有する簡易な構成で、データファイル数が上限値に達した場合にも、更に新たなデータの記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の一実施態様であるICレコーダの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、データファイルの結合を説明する図である。
【図3】図3は、管理データファイルのデータ構造を説明する図である。
【図4】図4は、インデックスファイルのデータ構造を説明する図である。
【図5】図5は、本発明におけるデータ録音の手続きを示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明におけるデータ録音の他の手続きを示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明におけるファイル検索の手続きを示すフローチャートである。
【図8】図8は、本発明におけるファイル結合の手続きを示すフローチャートである。
【図9】図9は、本発明によるファイル結合の効果を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明をICレコーダに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の一実施態様であるICレコーダは、図1に示す如く、マイクロフォン(1)と、マイクロフォン(1)から得られるアナログ音声信号をデジタル音声データに変換するAD変換器(2)と、AD変換器(2)からの音声データを処理すべきメイン制御回路(3)と、メイン制御回路(3)から得られる音声データをアナログ音声信号に変換するDA変換器(4)と、DA変換器(4)からの音声信号を出力するスピーカ(5)と、メイン制御回路(3)に接続された外部メモリ(6)と、録音開始や録音終了等の各種の操作を行なうための操作部(7)と、ファイル名等の各種の情報やメッセージを表示するための表示部(8)とを具えている。
又、メイン制御回路(3)は、エンコード部及びデコード部(31)と、メイン制御部(32)とを具えている。
【0022】
メイン制御回路(3)のメイン制御部(32)は、エンコード部及びデコード部(31)から得られるデジタルデータに基づいて、記録開始操作から記録終了操作までに入力される音声データを1つのデータファイルとして外部メモリ(6)に記録することが出来る。
【0023】
又、メイン制御部(32)は、外部メモリ(6)に記録されている1又は複数のデータファイルについて、図3(a)に示す如く管理データファイル(95)を作成して外部メモリ(6)に記録することが出来る。
管理データファイル(95)には、図示の如く、各データファイルのファイル名、サイズ、録音日時、更新日時等が記録される。
【0024】
上記ICレコーダにおいては、外部メモリ(6)の残存容量に拘わらず記録再生を行なうことが出来るデータファイルの数に規格制限の上限値(例えばmax=99)が存在し、データファイル数が上限値に達している場合に録音開始操作を行なうと、外部メモリ(6)に記録されている複数のデータファイルから同一録音日の複数のデータファイルが検索され、検索された複数のデータファイルを互いに結合して1つのデータファイルとすることで、ファイル数を減少させる処理が実行される。
【0025】
例えば図2(a)に示す如く同一録音日の3つの音声データファイル(91)(92)(93)が存在する場合、データファイル数が上限値に達しているときに録音開始操作を行なうと、これら3つのファイルが互いに結合されて、図2(b)に示す如く3つのファイル部からなる1つの音声データファイル(94)が生成される。
【0026】
このデータファイルの結合に伴って、図3(a)に示す管理データファイル(95)は、同図(b)に示す管理データファイル(95)に更新される。
該管理データファイル(95)においては、結合後のデータファイルのファイル名として、結合前の3つのデータファイルの中の先頭のデータファイルのファイル名“FileA”が採用される。又、結合後のデータファイルのサイズとして、結合前の3つのデータファイルのサイズの合計値が記録される。更に、結合後のデータファイルの録音日時及び更新日時として、結合前の3つのデータファイルの中の先頭のデータファイルの録音日時及び更新日時が採用される。
【0027】
又、データファイルの結合に伴って、図2(b)に示す様に3つのファイル部間の境界位置にはインデックスが付与され、図4に示す如きインデックスファイル(96)が作成される。
該インデックスファイル(96)には、インデックス番号を示すデータと、インデックス位置を示すデータ(データファイル先頭位置からのデータ量)が含まれる。
【0028】
この結果、外部メモリ(6)に記録されている複数のデータファイルの内、同一録音日の複数のデータファイルが互いに結合され、データファイルの数が減少することになる。
【0029】
図5は、音声データファイルのファイル名として1から始まる連続番号を含むものを採用した場合における録音手続きを示している。
先ずステップS1では、録音ボタンがオン操作されたか否かを判断し、オン操作されたときは、ステップS2にて、外部メモリに記録されている音声データファイルの数nが上限値max以上であるか否かが判断される。
【0030】
ステップS2にてノーと判断されたきは、ステップS5に移行して、録音を開始する。これに対し、ステップS2にてイエスと判断されたきは、ステップS3にてファイル検索を実行する。
【0031】
ファイル検索においては、図7に示す様に、先ずステップS21にて最小番号を有するファイルの録音日を取得し、これを比較元のAとおく。次にステップS22では、次の番号を有するファイルの録音日を取得し、これを比較先のBとおく。
そして、ステップS23では、録音日Aと録音日Bとが同一であるか否かを判断する。ここで、イエスと判断されたときは、ステップS24でファイル番号を記憶した後、ステップS25にて録音日Bのファイルが最終ファイルであるか否かを判断する。
又、ステップS23にてノーと判断されときは、ステップS24を迂回してステップS25に移行する。
【0032】
ステップS25にてノーと判断されたときはステップS22に戻って次の番号を有するファイルの録音日を取得し、これをBとして、録音日を比較する手続きを繰り返す。
その後、ステップS25にてイエスと判断されたときは、ステップS26に移行し、同一録音日を有するファイルが有るか否かを判断し、イエスと判断されたときは手続きを終了する。
【0033】
ステップS26にてノーと判断されたときは、ステップS27に移行して、録音日Aのファイルが最終ファイルよりも1つ前のファイルであるか否かを判断する。ここでイエスと判断されたときは手続きを終了する。
ステップS27にてノーと判断されたときは、録音日Aをカウントアップして、比較元を変更した上、ステップS22に戻って次の番号を有するファイルの録音日を取得し、これをBとして、録音日を比較する手続きを繰り返す。
【0034】
上記一連の手続きによって、同一録音日を有する複数のデータファイルが検索されることになる。
その後、図5のステップS4に移行し、ファイル結合を実行する。
【0035】
ファイル結合においては、図8に示す様に、先ずステップS31では、前記ファイル探索手続きによって同一録音日を有するファイル(以下、同一ファイルという)の番号が記憶されているか否かを判断する。ここでノーと判断されたときは手続きを終了する。
【0036】
ステップS31にてイエスと判断されたときは、ステップS32にて、最小の番号を有する同一ファイルをAとし、ステップS33にて、次の番号を有する同一ファイルをBとして、ステップS34ではAとBを互いに結合し、結合ファイルをAとする。
そして、ステップS35では、結合境界部の位置情報をインデックスファイルに記録する。
【0037】
続いてステップS36では、他に同一ファイルの番号が有るか否かを判断し、ここでイエスと判断されたときは、ステップS37に移行して、次の同一ファイルを取得して、これをBとした後、ステップS34に戻ってAとBを互いに結合し、結合ファイルをAとする。
【0038】
その後、ステップS36にてノーと判断されたときは、ステップS38にて、結合されなかったファイル(非結合ファイル)の番号を先頭ファイルの番号1から連続する番号に変更し、手続きを終了する。
【0039】
上記一連の手続きによって、同一録音日を有する複数のデータファイルが結合されることになる。
その後、図5のステップS5に移行し、録音を開始する。そして、ステップS6では、録音終了ボタンがオン操作されたか否かを判断し、イエスと判断されたとき、ステップS7に移行して、録音を終了した後、一連の手続きを終了する。
【0040】
上記録音手続きによれば、録音操作時にデータファイル数が上限値に達していたとしても、先ずファイル結合によってデータファイル数が削減されるので、その後の新たなデータファイルの記録が可能となる。
【0041】
図6は、音声データファイルのファイル名として1から始まる連続番号を含むものを採用した場合における他の録音手続きを示している。
先ずステップS11では、録音ボタンがオン操作されたか否かを判断し、オン操作されたときは、ステップS12にて、外部メモリに記録されている音声データファイルの数nが上限値max以上であるか否かが判断される。
【0042】
ステップS12にてノーと判断されたきは、ステップS14に移行して、通常の録音を開始する。
これに対し、ステップS12にてイエスと判断されたきは、ステップS13にて、仮番号(例えばファイル数の上限値maxよりも1だけ大きな番号)を含むファイル名で録音を開始する。この場合、外部メモリにデータ容量が残存していれば録音は可能である。
【0043】
その後、ステップS15では、録音終了ボタンがオン操作されたか否かを判断する。ここでイエスと判断されたとき、ステップS16に移行して、外部メモリに記録されている音声データファイルの数nが上限値max以上であるか否かが判断される。
【0044】
ステップS16にてノーと判断されたときは、ステップS20に移行して録音を終了する。
これに対し、ステップS16にてイエスと判断されたときは、ステップS17に移行して、上述のファイル検索を実施し、更にステップS18にて上述のファイル結合を実行した後、ステップS19に移行する。
【0045】
ステップS19では、ステップS13にて付与された仮番号を、結合後の複数のファイルの連続番号に変更し、ステップS20にて録音を終了した後、一連の手続きを終了する。
【0046】
上記録音手続きによれば、録音操作時にデータファイル数が上限値に達していたとしても、先ず仮番号によって録音が実行された後、ファイル結合によってデータファイル数が削減されるので、迅速な録音の開始が可能となる。
【0047】
上記ICレコーダによれば、図9(a)に示す如く外部メモリに記録されている音声データファイルの数が上限値maxに達している場合でも、同一の録音日を有する複数のファイルが、録音開始操作によって互いに結合され、ファイル数が削減されるので、図9(b)に示す如く新規録音によって新しい音声データファイルを外部メモリに記録することが出来る。
【0048】
又、上記ICレコーダによれば、図2に示す如く、結合後の音声データファイルについてのインデックス位置に基づいて、そのインデックス位置で再生を自動的に中断する処理や、元の複数の音声データファイルに分割する処理が可能となる。
【0049】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、結合対象とすべきファイルは、同一録音日を有するものに限らず、同一の週、同一の月など、同一期間に録音されたファイルであってもよい。又、ファイルの結合は、録音開始操作時に限らず、録音終了操作時に実行することも可能である。
【0050】
更に又、本発明は、音声データを記録媒体に記録するデータ記録装置に限らず、動画データを記録媒体に記録するデータ記録装置に実施することも可能である。
【符号の説明】
【0051】
(1) マイクロフォン
(2) AD変換器
(3) メイン制御回路
(31) エンコード部及びデコード部
(32) メイン制御部
(4) DA変換器
(5) スピーカ
(6) 外部メモリ
(7) 操作部
(8) 表示部
(91)〜(94) 音声データファイル
(95) 管理データファイル
(96) インデックスファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声データ及び/又は動画データを含むデジタルデータをメモリに記録するデータ記録装置において、
記録開始時及び記録終了時に操作すべき操作部と、
記録開始操作から記録終了操作までに入力される音声データ及び/又は動画データを1つのデータファイルとしてメモリに記録するデータ記録制御部と、
メモリに記録されている1又は複数のデータファイルの管理データからなる管理データファイルを作成するファイル管理制御部
とを具え、前記ファイル管理制御部は、
操作部の操作時点で、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によってデータファイルの数が閾値を越えていると判断されたとき、メモリに記録されている複数のデータファイルから同一期間内に記録された複数のデータファイルを検索するファイル検索手段と、
前記ファイル検索手段によって検索された複数のデータファイルについての管理データを、その中の特定の1つのデータファイルに対して他のデータファイルを結合してなる1つの結合データファイルとして処理するための管理データに書き換えるファイル結合手段
とを具えていることを特徴とするデータ記録装置。
【請求項2】
前記データ記録制御部は、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えたとき、ファイル管理制御部によるファイル結合が実行された後、新たなデジタルデータの記録を開始する請求項1に記載のデータ記録装置。
【請求項3】
前記データ記録制御部は、メモリに記録されているデータファイルの数が閾値を越えたとき、ファイル管理制御部によるファイル結合が実行される前に、新たなデジタルデータの記録を開始し、これによって新たなデータファイルが作成された後、ファイル管理制御部がファイル結合を実行する請求項1又は請求項2に記載のデータ記録装置。
【請求項4】
前記ファイル管理制御部の判断手段は、メモリに記録し得るデータファイル数の上限値を前記閾値とする請求項1又は請求項2に記載のデータ記録装置。
【請求項5】
前記管理データにはデータファイルの作成日が含まれており、前記ファイル管理制御部のファイル検索手段は、メモリに記録されている複数のデータファイルから同一日に作成された複数のデータファイルを検索する請求項1乃至請求項4の何れかに記載のデータ記録装置。
【請求項6】
前記ファイル管理制御部のファイル結合手段は、ファイル検索手段によって検索された複数のデータファイルの内、先頭のデータファイルのファイル名を、前記結合データファイルのファイル名として採用する請求項1乃至請求項5の何れかに記載のデータ記録装置。
【請求項7】
前記ファイル管理制御部は更に、ファイル結合手段によって複数のデータファイルが結合されたとき、データファイル間の境界位置を示すインデックスファイルを作成するインデックスファイル作成手段を具えている請求項1乃至請求項6の何れかに記載のデータ記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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