説明

データ転換及びシェアのシステム及び方法

【課題】 異なるデータを転換後、インターネットを通してデータをエンドデバイス(PC或いはモバイルエンドデバイスなど)とシェア或いはエンドデバイス(PC或いはモバイルエンドデバイスなど)に伝送するデータ転換及びシェアのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】 主にエンドデバイス規格データベースは複数の異なる種類のエンドデバイスの規格データを保存し、データ転換処理ユニットは異なるデータフォーマットに転換し、データ保存データベースはデータを保存する。使用者はエンドデバイスを使用し、データをインターネットを通して本発明のデータ転換処理ユニットにアップロードし、異なるデータフォーマットに転換し、転換完成後のデータは本発明のデータ保存データベースに保存され他のユーザーはダウンロード或いはブラウズすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種のデータ転換及びシェアのシステム及び方法に関する。特に一種のインターネット(Internet)を通して様々なエンドデバイスに基づきデータ転換及びシェアを提供するシステム及び方法に係る。
【背景技術】
【0002】
インターネット(Internet)の広範な応用に従い、インターネットを通した様々なデータコンテンツへの需要はますます大きくなっており、インターネットの伝送速度の高速化により、図や動画、音楽及び文字を含むものなどデータコンテンツの形式も多様化している。
同時に、モバイルワイヤレスエンドデバイス(携帯電話、PDAなど)の使用の普及に連れて、モバイルワイヤレスエンドデバイスを利用し、E-MAILの送受信を行い、データコンテンツをブラウズする需要も高まっている。
モバイルワイヤレスエンドデバイスのユーザーは、エンドデバイス上の各種アプリケーションプログラムとサービスを利用し、マルチメディアデータを処理することはできるが、やはり解決すべきいくつかの問題がある。
第一に、各種マルチメディアアプリケーションプログラムとサービスの操作の過程がそれぞれ異なるため、使用者は各種の異なる操作方法を学習する必要がある点である。
第二には、各種マルチメディアアプリケーションプログラムとサービス間には直列の効果がないため、使用者は各アプリケーションプログラムとサービス間で切換えを行わなければならず非常に不便である。
第三に、各種エンドデバイスが提供可能なマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスもそれぞれに異なるため、使用者はエンドデバイス上にはないアプリケーションプログラムとサービスを使用することはできないという問題点もある。
このため、本発明は一種のデータ転換及びシェアのシステム及び方法を提供し、エンドデバイス使用者は該エンドデバイスの使用時、異なるマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを直列することができるため、使用者は同一の操作過程を通して、様々なマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを使用可能となり、使用の利便性を向上させることができる。しかもマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスはエンドデバイス上に保存可能で、またネットワーク上の別のエンドデバイスに保存することもでき、使用者は異なる操作を一切行う必要なく、エンドデバイス上に属さない他のマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを使用することができる。
【0003】
一方、ワイヤレスエンドデバイスのユーザーにおいては、該ワイヤレスエンドデバイスを通して情報の内容を処理することはできるが、現行の状況ではなお以下のような問題が存する。
第一に、ワイヤレスエンドデバイスと一般のコンピュータではデータ容量、データの処理速度、表示規格及びメモリ容量などにそれぞれ個別に異なる特性及び制限を有するため、一般のコンピュータの使用向きに設計されたデータ処理の方式はワイヤレスエンドデバイス上での執行及び使用にはほとんど適していない点である。
第二に、ワイヤレスエンドデバイスのデータ処理速度は一般のデスクトップPC及びノートPCに比べ緩慢で、データ処理に比較的長い時間を必要とするという問題もある。特に該情報が大量の図及び文字を含む時には、処理において、使用者がワイヤレスエンドデバイスを使用し情報を処理しようとするなら極めて大きな問題を生じる。
一般にワイヤレスエンドデバイスはサブ的な情報処理の道具として利用されているため、ワイヤレスエンドデバイスを通して情報の内容を処理するにはかなりの限界がある。同時に、映像データの処理など特定情報の内容に対する処理において、ワイヤレスエンドデバイスの動作は満足のいくものではない。
しかし、本発明が提出する一種のデータ転換及びシェアのシステム及び方法により、エンドデバイス使用者はエンドデバイスの使用において、使用者の使用習慣を変える必要がないばかりか、自動的にエンドデバイスの保存空間及びCPUの演算能力などのエンドデバイスのハードウェア規格及び計算能力を拡張可能である。
【0004】
しかしさらには、ワイヤレスエンドデバイスのユーザーは該ワイヤレスエンドデバイスを通して情報の内容を表示することはできるが、また別の問題が存在する。
それは第一に、各種エンドデバイスの規格と能力が異なるため、様々なマルチメディアデータを異なるエンドデバイス上に表示及び再生するのは容易ではない点である。
第二には、エンドデバイスが他のエンドデバイス上のマルチメディアデータを表示するためには、煩雑な手続き及び操作を通して始めてそのデータをエンドデバイス上に伝送することができるが、必ずスムーズに表示或いは再生できるとは限らない。
このため、本発明が提供するデータ転換及びシェアのシステム及び方法により、エンドデバイス使用者はエンドデバイスの使用において、本システムを通してマルチメディアデータを各種エンドデバイスの規格すなわち能力に基づき最良化転換(フォーマット、ファイルの大きさ、解析度、深度など)を行い、これにより同一のマルチメディアデータは各種異なるエンドデバイス上において表示と再生が可能となり、しかも各種エンドデバイス及び各種マルチメディアデータの交換、保存、ダウンロード、再生を非常に容易に行うことができるようになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
公知構造には以下の欠点があった。
すなわち、各種マルチメディアアプリケーションプログラムとサービスの操作の過程は異なるため、使用者は各種の操作方法を学習する必要があり、また各種マルチメディアアプリケーションプログラムとサービス間には直列の効果がないため、使用者は各アプリケーションプログラムとサービス間で切換を行わなければならず、さらに各種エンドデバイスが提供可能なマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスもそれぞれに異なるため、使用者はエンドデバイス上にはないアプリケーションプログラムとサービスを使用することはできない。
また、ワイヤレスエンドデバイスと一般のコンピュータではデータ容量、データの処理速度、表示規格及びメモリ容量などが異なる特性及び制限を有するため、一般のコンピュータ用に設計されたデータ処理の方式はワイヤレスエンドデバイス上での執行及び使用にはほとんど適さず、またワイヤレスエンドデバイスのデータ処理速度は一般のPCに比べ緩慢であるため、情報が大量の図及び文字を含む時には処理に長い時間がかかってしまい、さらに一般にサブ的な情報処理の道具として利用されているワイヤレスエンドデバイスを通して情報を処理するにはかなりの限界があり、同時に、映像データの処理など特定情報の内容に対する処理において、ワイヤレスエンドデバイスの動作は満足のいくものではない。
さらに各種エンドデバイスの規格と能力は異なるため、様々なマルチメディアデータを異なるエンドデバイス上に表示及び再生するのは容易ではなく、また該エンドデバイスが他のエンドデバイス上のマルチメディアデータを表示するためには、煩雑な手続き及び操作を通して始めて可能であり、しかも必ずスムーズに表示或いは再生できるとは限らない。
本発明は上記構造の問題点を解決したデータ転換及びシェアのシステム及び方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は下記のデータ転換及びシェアのシステム及び方法を提供する。
それは主にエンドデバイス使用者にエンドデバイス使用時において異なるマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを直列可能とし、使用者は同一の操作過程を通して、異なるマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを使用可能となり使用における利便性を増強し、しかもマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスをエンドデバイス上に保存可能で、またネットワーク上の別のエンドデバイスに保存することもでき、使用者は異なる操作を一切行う必要なく、エンドデバイス上に属さない他のマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを使用することができ、
さらにそれにより、エンドデバイス使用者はエンドデバイス上での使用において、使用習慣を変える必要なく、エンドデバイスの保存空間及びCPUの演算能力などのエンドデバイスのハードウェア規格及び計算能力を自動的に拡張可能で、
またそれにより、エンドデバイス使用者は該エンドデバイスの使用において、本システムを通してマルチメディアデータを各種エンドデバイスの規格及び能力に応じて最良化転換(フォーマット、ファイルの大きさ、解析度、深度など)し、同一のマルチメディアデータは各種異なるエンドデバイス上において表示と再生が可能となり、しかも各種エンドデバイス及び各種マルチメディアデータの交換、保存、ダウンロード、再生を非常に容易に行うことができることを特徴とするデータ転換及びシェアのシステム及び方法である。
【発明の効果】
【0007】
上記のように、本発明におけるエンドデバイスはPC(Personal Computer/PC)、PDA(PDA)、携帯電話(Mobile Phone)或いはその他形式のエンドデバイスで、使用するネットワークはインターネットの他にコンテンツ業者が異なる型式のネットワークを通してサービスを提供することができる。すなわち、データコンテンツはモバイルエンドデバイスの規格データに基づき転換後さらに伝送されるため、モバイルエンドデバイスの使用者は適当にダウンロードし、或いはデータコンテンツを表示可能である。しかも、データコンテンツは適当に圧縮後伝送されるため、使用者は緩慢なワイヤレス通信環境においても效率的に情報の内容を受信することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
先ず図1に示すように、本発明のデータ転換及びシェアのシステムはエンドデバイス規格データベース11、データ転換処理ユニット12、データ保存データベース13、エンドデバイス14、インターネット16、アプリケーションサービス連接ユニット17、保存メモリ管理ユニット22、デジタルメディア再生ユニット23、アプリケーションサービス連接ユニット24を含む。
該エンドデバイス規格データベース11は複数の異なる種類のエンドデバイスの規格データを保存する。
該データ転換処理ユニット12は該エンドデバイス規格データベース11中に保存するエンドデバイス規格データに基づき異なるデータフォーマットに転換し、該データ転換処理ユニット12はさらにコンテンツプロファイルモジュール31(Content Profiling Module)、エンドデバイス規格プロファイルモジュール32(Device Profiling Module)を含む。
該コンテンツプロファイルモジュール31(Content Profiling Module)はアップロードするマルチメディアデータに対してプロファイリングを行い、最適な転換パラメーターを探し出す。
該エンドデバイス規格プロファイルモジュール32(Device Profiling Module)は、エンドデバイスがあるマルチメディアデータをダウンロードし再生しようとする時、該エンドデバイス規格プロファイルモジュールは先ず該エンドデバイス規格に基づき分析を行い、該コンテンツプロファイルモジュールが分析し得られたマルチメディアデータ転換パラメーターを加え、最も適当な転換を行う。
【0009】
該データ保存データベース13はデータを保存する。
該アプリケーションサービス連接ユニット17はあるアプリケーションサービスのフレーム及び複数の異なるサービスを接続し、該アプリケーションサービスのフレームはアプリケーションサービスの規格及び直列接続メカニズムを定義し、該アプリケーションサービスのフレームが開発した付加価値サービス(アプリケーションサービスA、アプリケーションサービスBからアプリケーションサービスNまでなど)に基づき、該アプリケーションサービス連接ユニット17を接続する。
該インターネット16はネットワークとの連結及び伝送サービスを提供する。
該エンドデバイス14はデータを処理する。該エンドデバイス14はさらにエンドデバイス管理インターフェース20、エンドデバイス規格ディテクト設定ユニット21を含む。
該エンドデバイス管理インターフェース20によりエンドデバイス使用者はエンドデバイスの使用時に、異なるマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを直列可能となり、使用者は同一の操作過程を通して、異なるマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを使用可能で、使用の利便性を増加し、しかもマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスはエンドデバイス上に保存可能で、またネットワーク上の別のエンドデバイスに保存することもでき、使用者は異なる操作は一切行う必要はなく、エンドデバイス上に属さない他のマルチメディアアプリケーションプログラムとサービスを管理及び使用可能となる。
該エンドデバイス規格ディテクト設定ユニット21はエンドデバイスの規格情報をディテクト及び設定し、該エンドデバイス規格ディテクト設定ユニット21を通してエンドデバイスに対してモニタの解析度、モニタの色彩深度、CPU速度、メモリの大きさ及び保存空間のサイズなど規格のディテクト及び設定を行うことができる。
【0010】
該保存メモリ管理ユニット22はエンドデバイス上の保存空間及びサーバエンド(リモートエンドのサーバを含む)などの該エンドデバイスの保存空間を含む保存メモリを管理する。またそれは、デジタルメディアの内容に対して管理(シェア、視聴、アップロード及びダウンロードなど)を行い、使用者はサーバエンド保存空間の位置を理解する必要なく使用可能で、自動的にエンドデバイス上の保存空間を拡張することができる。
該デジタルメディア再生ユニット23はデジタルメディアを最良化し再生する。該デジタルメディア再生ユニット23はさらに効果プロファイルモジュール33を含む。ダウンロードされたマルチメディアを再生する時、該モジュールはエンドデバイスに対して効果の分析を行い、これによりマルチメディアデータは該エンドデバイス上において最良化された再生を行うことが可能となる。
【0011】
該アプリケーションサービス連接ユニット24は該エンドデバイス14中のあるアプリケーションサービスのフレーム41及び複数の異なるサービスを接続する。該アプリケーションサービスのフレームはアプリケーションサービスの規格及び直列接続メカニズムを定義し、アプリケーションサービスC、アプリケーションサービスDからアプリケーションサービスMに至るまでなど該アプリケーションサービスのフレームが開発した付加価値サービスに基づき、該アプリケーションサービス連接ユニット24を接続する。
該アプリケーションサービスは一般の映像編集サービスなどの付加価値サービス(Value-Added Service)で、図或いは動画中の映像に対してホワイトバランス、フィルター処理、映像合成、映像強化などのサービス、或いは図または動画を生じるサービスを提供する。
さらにそれは文字、図或いは動画に対して、特定のシーンに基づき一定時間の動画を生じ、或いはある人の顔の絵に応じて、一定時間の会話の動画或いはアニメを生じ、或いは一定の長さの文字を2D或いは3D、静態或いは動態の図、動画或いはアニメ、或いは音声発生などのサービスに転換する。
またそれは、文字、図或いは動画に対して、特定のシーンに基づき、ある一定の長さの音声を生じる。
実際使用の実施例では、使用者は該エンドデバイス14 (PC或いはモバイルエンドデバイスなど)を使用し、インターネット16を通してデータを本発明のデータ転換処理ユニット12にアップロードし、異なるデータフォーマットに転換し、転換完了後のデータは本発明のデータ保存データベース13に保存され、他のユーザーはダウンロード或いはブラウズが可能となる。
【0012】
また、上記の付加価値サービスはサーバエンド(上記のエンドデバイス規格データベース、データ転換処理ユニット、データ保存データベースなどが位置するエンド)に位置し、或いはエンドデバイス上に位置する。使用者は該アプリケーションサービス連接ユニット24(エンドデバイス上に位置する)を通して、該エンドデバイス上において出現する付加価値サービスの種類において、エンドデバイス使用者は該アプリケーションサービス連接ユニット24を通してある付加価値サービスの使用を選択する。各付加価値サービスは入力及び出力のマルチメディアファイルフォーマット定義を含み、該エンドデバイス使用者は該保存記憶管理ユニットを通して、特定の入力及び出力のマルチメディアファイルを選択及び設定する。しかも該入力及び輸出のマルチメディアファイルはエンドデバイス上に制限されず、サーバエンド上とすることもできる。すなわち、使用者が選択可能な付加価値サービスもまたエンドデバイス上に限らず、サーバエンド上とすることもできる。
次に図2に示すように、本発明のデータ転換処理ユニット12はさらにコンテンツプロファイルモジュール121 (Content Profiling Module)及びエンドデバイス規格プロファイルモジュール122 (Device Profiling Module)を含む。
該データ転換処理ユニット12はエンドデバイスがアップロードする各種マルチメディアファイルに対してデータ分析を行い、データのダウンロード時にはダウンロードするエンドデバイスに対して分析を行う。続いて、2種の分析が生じる数値データに基づき、適したエンドデバイスの最良化されたマルチメディアデータを生じ、最良化した視聴及び再生を行う。詳細は以下に説明する。
【0013】
(a).コンテンツプロファイルモジュール (Content Profiling Module)
アップロードされたマルチメディアデータに対して分析を行い、最適な転換パラメーターを探し出す。例えば、動画のアップロードでは、人の顔を拡大し特別に描写した動画、交差点の交通量分析の動画において、該2種の動画が発生しなければならない転換パラメーターは完全に異なる。すなわち、人の顔を拡大し特別に描写した動画静態の動画で、交差点の交通量分析の動画は動態の動画である。後者は動画の伝送において前者よりも複雑で、必要とするシステムリソースも多い。当然転換されたパラメーターもまた同一ではない。一方、分析の方式手動或いは自動方式で行う。
(b).エンドデバイス規格プロファイルモジュール(Device Profiling Module)
あるエンドデバイスがあるマルチメディアデータに対してダウンロード再生を要求する時、エンドデバイス規格プロファイルモジュールはエンドデバイス規格に基づき分析を行う。しかも前記のコンテンツプロファイルモジュールを分析し得られたマルチメディアデータ転換パラメーターを加え、最適な転換を行い、これによりダウンロードされたマルチメディアデータはエンドデバイス上において最良化された再生を行うことができる。
【0014】
さらに図3に示すように、エンドデバイス上のメディア再生ユニット24は効果プロファイルモジュール124を含む。
ダウンロードされたマルチメディアを再生する時、該モジュールエンドデバイスに対して効果の分析を行い、これによりマルチメディアデータは該エンドデバイス上において最良化された再生を行うことが可能となる。例えば、あるエンドデバイスが動画を再生する時、6FPSしかなく、再生するマルチメディアファイルが10FPSであるなら、エンドデバイスは該効果プロファイルモジュール分析のデータに基づき調整を行い、6FPSを使用し再生を行う。
【0015】
続いて図3に示すように、本発明の一種データ転換及びシェアの方法は少なくとも以下のステップを含む。
ステップ211:使用者はエンドデバイスによりネットワーク伝送媒介を通してマルチメディアファイルをサーバエンドに伝送する。
ステップ212:該サーバエンドは該マルチメディアファイルをデータ保存データベースに保存する。
ステップ213:該サーバエンドのコンテンツプロファイルモジュールは該マルチメディアファイルのデータ特性に対してデータ分析を行い、分析結果を該データ保存データベースに保存する。
ステップ214:該使用者或いは別の使用者が該エンドデバイス或いはあるエンドデバイスを通して該メディアファイルにアクセスしようとする時、エンドデバイス規格プロファイルモジュールはエンドデバイス規格データベース中の該エンドデバイス規格データを参考に分析を行い、最も適当な転換パラメーターを獲得する。
ステップ215:データ転換処理ユニットは該コンテンツプロファイルモジュールが分析した転換パラメーター及び該エンドデバイス規格プロファイルモジュールが分析した転換パラメーターに基づき、最良化したマルチメディアデータ転換を行う。
ステップ216:転換が完了し最良化されたマルチメディアデータを該ネットワーク伝送媒介を通して該エンドデバイス上に伝送し、保存及び再生を行う。
ステップ217:該エンドデバイスはデジタルメディア再生ユニットを通して再生を行う時、その内の効果プロファイルモジュールは該エンドデバイスの効果分析を行い、これにより伝送されて来た該マルチメディアファイルは最良の効果により再生、視聴が行われる。
【0016】
ここに上述のステップについて詳述を加える。あるネットワーク使用者が他のネットワーク使用者にデータを伝送、或いは他のネットワーク使用者とデータをシェアしようとする時、エンドデバイス(PC或いはモバイルエンドデバイスなど)を通して、ネットワーク(インターネットなど)を経由しデータを本発明のデータ保存データベース中に保存するため、他のネットワーク使用者がダウンロード或いは該データをブラウズする時、エンドデバイスを使用しダウンロード或いは該データをブラウズすることができる。
各PC或いはモバイルワイヤレスエンドデバイスのデータ容量、表示規格及びメモリ容量においてはそれぞれ個別に異なる規格及び特性を具えるため、多くの状況下においては、データコンテンツは最良化された状態でモバイルワイヤレスエンドデバイスのモニタ上に表示されず、また、データコンテンツフォーマットが異なるため、モバイルワイヤレスエンドデバイスのデータ受信及び表示に対して重大な影響を与える。
同様に画像ファイルであっても、.jpgファイルフォーマットのサイズは.bmpフォーマットに比べ非常に小さく、もしモバイルワイヤレスエンドデバイスが.bmpのデータフォーマットを使用しデータを伝送及び受信するなら非常に長い時間を要する。このため、本発明中のデータ転換処理ユニットはエンドデバイス規格データベース中に保存する規格データに基づき、該データを適当に転換することができる。 データは最適のフォーマットに転換処理され、処理後のデータは該PC或いは該モバイルエンドデバイスにおいて伝送され或いは表示される。
【0017】
本発明のデータ転換処理ユニットはエンドデバイス規格データベース中に保存するハードウェア規格データに基づき、映像ファイルの大きさを縮小し、色彩の数を減らし、映像ファイルをモバイルエンドデバイスの要求に符合するよう圧縮するなどデータを適当に転換する。
また、モバイルエンドデバイスのモニタの大きさとPDA及び携帯電話のモニタの大きさは異なるため、本発明のデータ転換処理ユニットは映像ファイルのファイルサイズ及び色彩数を減らし、モバイルエンドデバイスのモニタの大きさに符合するよう映像ファイルを圧縮する。
本発明のデータ転換処理ユニットはエンドデバイス規格データベース中に保存するハードウェア規格データに基づきデータを適当に転換する他、異なるハードウェア規格データに基づき異なる圧縮技術を使用することもできる。また、モバイルエンドデバイスの表示容量のサイズに基づき映像ファイルを修正し、同時にデータコンテンツの伝送速度を高速化し、或いは映像圧縮技術のみを使用しデータコンテンツの伝送速度を向上させ、また該モバイルエンドデバイスに最適の伝送方式により情報の内容を伝送し最高の効率を獲得する
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のシステム構造図である。
【図2】本発明実施例のシステム構造図である。
【図3】本発明の別種の実施例の操作の過程チャートである。
【符号の説明】
【0019】
11 エンドデバイス規格データベース
12 データ転換処理ユニット
13 データ保存データベース
14 エンドデバイスA
15 エンドデバイスB
16 インターネット
17 アプリケーションサービス連接ユニット
20 エンドデバイス管理インターフェース
21 エンドデバイス規格ディテクト設定ユニット
22 保存メモリ管理ユニット
23 デジタルメディア再生ユニット
24 アプリケーションサービス連接ユニット
31 コンテンツプロファイルモジュール
32 エンドデバイス規格プロファイルモジュール
33 効果プロファイルモジュール
41 アプリケーションサービスのフレーム
51 アプリケーションサービスのフレーム
121 コンテンツプロファイルモジュール
122 エンドデバイス規格プロファイルモジュール
123 デジタルメディア再生ユニット
124 効果プロファイルモジュール
A、B、N、C、D、M アプリケーションサービス
211、212、213、214、215、216、217 操作過程ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主にエンドデバイス規格データベース、データ転換処理ユニット、データ保存データベース、アプリケーションサービス連接ユニット、ネットワーク伝送媒介、エンドデバイスを含み、
該エンドデバイス規格データベースは複数の異なる種類のエンドデバイスの規格データを保存し、
該データ転換処理ユニットは該エンドデバイス規格データベース中に保存するエンドデバイス規格データに基づき異なるデータフォーマットに転換し、
該データ保存データベースはデータを保存し、
該アプリケーションサービス連接ユニットはあるアプリケーションサービスのフレーム及び複数の異なるアプリケーションサービスユニットに連接し、
該ネットワーク伝送媒介はネットワークとの連結及び伝送サービスを提供し、
該エンドデバイスはデータを処理し、
使用者は該エンドデバイスを使用し、あるデータを該ネットワーク伝送媒介を通して該データ保存データベース中に保存し、あるエンドデバイスが該ネットワーク伝送媒介を通してダウンロード或いは該データをブラウズしようとする時、該データ転換処理ユニットを通して該エンドデバイス規格データベース中に保存する該別のエンドデバイスの規格に基づき、該データを適当に転換し、該ネットワーク伝送媒介を通して転換した該データを該別のエンドデバイスに伝送或いは表示することを特徴とするデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項2】
前記データ転換処理ユニットはさらにコンテンツプロファイルモジュール(Content Profiling Module)を含み、該コンテンツプロファイルモジュール(Content Profiling Module)はアップロードするマルチメディアデータに対してプロファイリングを行い、最適な転換パラメーターを探し出すことを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項3】
前記データ転換処理ユニットはさらにエンドデバイス規格プロファイルモジュール(Device Profiling Module)を含み、あるエンドデバイスがあるマルチメディアデータをダウンロードし再生しようとする時、該エンドデバイス規格プロファイルモジュールは先ず該エンドデバイス規格に基づき分析を行い、前記コンテンツプロファイルモジュールが分析し得られたマルチメディアデータ転換パラメーターを加え、最も適当な転換を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項4】
前記エンドデバイスはさらにエンドデバイス管理インターフェースを含み、
該エンドデバイス管理インターフェースはエンドデバイス規格ディテクト設定ユニット、保存メモリ管理ユニット、デジタルメディア再生ユニット、アプリケーションサービス連接ユニットを含み、
該エンドデバイス規格ディテクト設定ユニットは該エンドデバイスの規格情報をディテクト及び設定し、
該保存メモリ管理ユニットは該エンドデバイスの保存メモリを管理し、
該デジタルメディア再生ユニットはデジタルメディアを最良化し再生し、
該アプリケーションサービス連接ユニットは該エンドデバイス中のあるアプリケーションサービスのフレーム及び複数の異なるアプリケーションサービスを連接することを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項5】
前記複数の異なる種類のエンドデバイスの規格データの更新は自動或いは手動で行うことを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項6】
前記エンドデバイスはデスクトップPC、 ノートPC、ワークステーション、ハンドヘルドデバイス、2.5G/3G携帯電話端末、PDA、及びインターネットを通してネットワークサービスに接続可能なすべてのエンドデバイスの内の1つ及びその組み合わせであることを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項7】
前記ネットワーク伝送媒介はインターネット(Internet)であることを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項8】
前記アプリケーションサービスは付加価値サービス(Value-Added Service)であることを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項9】
前記保存メモリ管理ユニットは該エンドデバイスの保存空間及びリモートサーバエンドの保存空間を含む保存空間を管理可能であることを特徴とする請求項4記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項10】
前記保存メモリ管理ユニットはデジタルメディアコンテンツを管理可能であることを特徴とする請求項4記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項11】
前記デジタルメディア再生ユニットが再生するデジタルメディアは文字、図、動画及び音声の内の1つ及びその組み合わせであることを特徴とする請求項4記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項12】
前記アプリケーションサービスは付加価値サービス(Value-Added Service)であることを特徴とする請求項4記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項13】
前記アプリケーションサービスのフレームはアプリケーションサービスの規格及び直列接続メカニズムを定義し、該アプリケーションサービスのフレームが開発した付加価値サービスに基づき、該アプリケーションサービス連接ユニットを接続し、しかも該付加価値サービスはサーバエンドに位置し、或いはエンドデバイスエンドに位置することを特徴とする請求項1記載のデータ転換及びシェアのシステム。
【請求項14】
主に少なくとも以下のステップを含み、
(a).使用者はエンドデバイスによりネットワーク伝送媒介を通してマルチメディアファイルをサーバエンドに伝送し、
(b).該サーバエンドは該マルチメディアファイルをデータ保存データベースに保存し、
(c).該サーバエンドのコンテンツプロファイルモジュールは該マルチメディアファイルのデータ特性に対してデータ分析を行い、分析結果を該データ保存データベースに保存し、
(d).該使用者或いは別の使用者が該エンドデバイス或いはあるエンドデバイスを通して該メディアファイルにアクセスしようとする時、あるエンドデバイス規格プロファイルモジュールはエンドデバイス規格データベース中の該エンドデバイス規格データを参考に分析を行い、最も適当な転換パラメーターを獲得し、
(e).データ転換処理ユニットは該コンテンツプロファイルモジュールが分析した転換パラメーター及び該エンドデバイス規格プロファイルモジュールが分析した転換パラメーターに基づき、最良化したマルチメディアデータ転換を行い、
(f).転換が完了した最良化マルチメディアデータを該ネットワーク伝送媒介を通して該エンドデバイス上に伝送し、保存及び再生を行い、
(g).該エンドデバイスはデジタルメディア再生ユニットを通して再生を行う時、その内の効果プロファイルモジュールは該エンドデバイスの効果分析を行い、伝送されて来た該マルチメディアファイルは最良の効果により再生、視聴されることを特徴とするデータ転換及びシェアの方法。
【請求項15】
前記エンドデバイス規格データベース中には複数の異なる種類のエンドデバイスの規格データを保存し、該複数の異なる種類のエンドデバイスの規格データの更新は自動或いは手動で行うことを特徴とする請求項14記載のデータ転換及びシェアの方法。
【請求項16】
前記エンドデバイスはデスクトップPC、 ノートPC、ワークステーション、ハンドヘルドデバイス、2.5G/3G携帯電話端末、PDA、及びインターネットを通してネットワークサービスに接続可能なすべてのエンドデバイスの内の1つ及びその組み合わせであることを特徴とする請求項14記載のデータ転換及びシェアの方法。
【請求項17】
前記ネットワーク伝送媒介はインターネット(Internet)であることを特徴とする請求項14記載のデータ転換及びシェアの方法。
【請求項18】
前記マルチメディアファイルは文字、図、動画及び音声の内の1つ及びその組み合わせであることを特徴とする請求項14記載のデータ転換及びシェアの方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−85681(P2006−85681A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−230892(P2005−230892)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【出願人】(503021065)甲尚股▲ふん▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】