説明

トイレットロール及びトイレットロールの製造方法

【課題】巻取り状態における滑らかな手触り感と取り扱いに優れる1プライタイプのトイレットロールを提供する。
【解決手段】薄葉紙5の平滑面2がトイレットロール1の外周面4となるように、1枚の長く連続した薄葉紙5を巻取る。一具体例としては、湿紙をドライヤシリンダー外周面に圧着させて、ドライヤシリンダーを加熱すると共にドライヤシリンダーの周囲から湿紙に熱風を吹き付けることで湿紙を乾燥して薄葉紙5に仕上げ、得られた薄葉紙の表裏2面のうちでドライヤシリンダー外周面に接触した側のシリンダー接触面6がトイレットロール1の外周面4となるように1枚の長く連続した薄葉紙5を巻取る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状の薄葉紙が巻取られた1プライタイプのトイレットロール及び1プライタイプのトイレットロールの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
家庭用衛生紙の1つであるトイレットロールは、薄葉紙が巻取られたものであり、適度な強度、吸水性及び水溶性などの機能的な要素の他に、日常から高頻度で使用されるために良好な手触り感などの質感も重要視されている。
【0003】
良好な手触り感を有する薄葉紙を得るために、例えば、特許文献1においては、原料の針葉樹パルプと広葉樹パルプの配合比率や、パルプの平均繊維長及び繊維幅などの好適な条件を設定して抄紙する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2008−88612号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、薄葉紙は、通常、いかに質感を向上させても表裏2面の間で滑らかな面と粗い面というように滑らかさが異なる。薄葉紙の粗い面がトイレットロールの外周面となるように巻取られている場合、巻取られた状態のトイレットロールの手触り感はよくない。また、薄葉紙の粗い面が外周面となるように巻取られているトイレットロールは、トイレットロールの外周面の摩擦抵抗が大きく、包装時やホルダーに設置して薄葉紙を引き出す際に摩擦によって薄葉紙が破れてしまうなどの不都合も生じやすい。
【0006】
上記の問題に鑑みて、本発明の課題は、巻取り状態における滑らかな手触り感と取り扱いに優れるトイレットロールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、以下のトイレットロール及びトイレットロールの製造方法が提供される。
【0008】
[1] 一方の面が平滑面であり他方の面が粗面である1枚の帯状の薄葉紙が、前記平滑面をトイレットロールの外周面となるように巻取られたトイレットロール。
【0009】
[2] パルプから薄層を形成し、次いで脱水された湿紙を、一方の面が平滑面であり他方の面が粗面である1枚の長く連続した薄葉紙に仕上げる乾燥工程と、1枚の前記薄葉紙が巻取られた原紙ロールを形成する原紙巻取り工程と、前記原紙ロールに巻取られた前記薄葉紙を解いた後、前記平滑面が外周面となるように再び1枚の前記薄葉紙を巻取る加工工程と、を有するトイレットロールの製造方法。
【0010】
[3] 前記乾燥工程は、前記湿紙をドライヤシリンダー外周面に圧着させて、前記ドライヤシリンダーを加熱すると共に前記ドライヤシリンダーの周囲から前記湿紙に熱風を吹き付けて前記湿紙を乾燥することで、前記ドライヤシリンダーに接触した側の面が前記平滑面である前記薄葉紙に仕上げる、前記[2]に記載のトイレットロールの製造方法。
【発明の効果】
【0011】
本発明のトイレットロールは、巻取り状態における滑らかな手触り感と取り扱いに優れる効果を奏する。本発明のトイレットロールの製造方法では、巻取り状態における滑らかな手触り感や取り扱いに優れたトイレットロールを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
【0013】
A.本発明のトイレットロール:
A‐1.本発明のトイレットロールの概要:
図1に示されるように、本発明のトイレットロール1は、一方の面が平滑面2であり他方の面が粗面3である1枚の帯状の薄葉紙5が、平滑面2をトイレットロールの外周面4となるように巻取られていることを特徴とする。
【0014】
A‐2.トイレットロールに関する用語の定義:
ここでいう「薄葉紙」とは、広葉樹材、針葉樹材から得られる化学パルプ、新聞古紙、上質古紙、OA古紙等を脱墨処理して得られる脱墨古紙パルプ(DIP)などを原料として作られたトイレ用の衛生用紙のことをいう。
【0015】
ここでいう「『1プライタイプ』のトイレットロール」とは、1層の薄葉紙が巻取られているトイレットロールのことをいう。なお、2プライタイプのトイレットロールは、2層の紙、換言すれば2枚重ねの薄葉紙が巻取られているトイレットロールのことをいう。
【0016】
ここでいう「薄葉紙の『平滑面』」とは、トイレットロールを構成する薄葉紙の表裏2面のうち、繊維の毛羽立ちが少なく滑らかな、シリンダードライヤーに接触した面のことをいう。また、「薄葉紙の『粗面』」とは、薄葉紙の表裏2面のうちで平滑面とは反対側の面のことをいう。なお、平滑面と粗面は、1個のトイレットロールを構成する薄葉紙の表裏から相対的に決定されるものとする。
【0017】
ここでいう「ロールの『外周面』」とは、紙を巻取った際にロールの外周に現れる紙の面のことをいう。なお、「ロール」という用語は、「トイレット」あるいは「原紙」などの語が付されていない限り、薄葉紙が巻取られたものの総称として用いる。
【0018】
A‐3.本発明のトイレットロールの作用:
上記のようにロール外周面が平滑面となるようにすることで、本発明のトイレットロールは、巻取り状態で取り扱う際に滑らかな手触り感を与えることができる。また、本発明のトイレットロールでは、ロール外周面の摩擦抵抗が低減されていることで、トイレットロールの包装時及びホルダーに装着したトイレットロールから薄葉紙を引き出す際などに、扱いに手間取るあるいは薄葉紙を破るといったトラブルの発生を減少させることができる。
【0019】
ここまでに述べた本発明のトイレットロールは、例えば、以下に詳しく述べる製造方法によって得ることができる。
【0020】
B.本発明のトイレットロールの製造方法:
B‐1.本発明のトイレットロールの製造方法の概要:
本発明のトイレットロールの製造方法は、パルプから薄層を形成し、次いで脱水された湿紙を、一方の面が平滑面であり他方の面が粗面である1枚の長く連続した薄葉紙に仕上げる乾燥工程と、1枚の薄葉紙が巻取られた原紙ロールを形成する原紙巻取り工程と、原紙ロールに巻取られた薄葉紙を解いた後、平滑面が外周面となるように再び1枚の薄葉紙を巻取る加工工程と、を有することを特徴とする。
【0021】
また、上記の乾燥工程は、湿紙をドライヤシリンダー外周面に圧着させて、ドライヤシリンダーを加熱すると共に湿紙が圧着したドライヤシリンダーの周囲から熱風を吹き付けて湿紙を乾燥することで、ドライヤシリンダーに接触した側の面が平滑面である薄葉紙に仕上げる工程である。
【0022】
図2、3を参照して概要を説明すると、本発明のトイレットロールの製造方法は、パルプの薄層を形成し、このパルプの薄層を搾水することで湿紙を形成する湿紙形成工程(図2のワイヤーパート11で行われる)と、湿紙形成工程に続いて前記湿紙を脱水する脱水工程(図2のプレスパート12で行われる)と、脱水工程に続いて、湿紙をドライヤシリンダー外周面に圧着させて、ドライヤシリンダーを加熱すると共にドライヤシリンダーの周囲から湿紙に熱風を吹き付けて湿紙を乾燥し、湿紙から薄葉紙に仕上げる乾燥工程(図2のドライヤパート13で行われる)と、乾燥工程に続いて、ドライヤシリンダー外周面に接触した側の薄葉紙の面が原紙ロールの外周面となるように薄葉紙を巻取って原紙ロールを形成する原紙巻取り工程(図2のリールパート15で行われる)と、原紙巻取り工程に続いて、原紙ロールを回転させて巻取りから薄葉紙を解いた後、巻取りを解くための原紙ロールの回転の方向と同じ回転方向で再び1枚の前記薄葉紙を巻取る加工工程(図3及び図4参照)を含む構成にすることができる。
【0023】
上記のトイレットロールの製造方法によって、図1に示されるような、トイレットロール1の外周面4が平滑面2となっている手触り感及び取り扱いに優れたトイレットロール1を得ることができる。
【0024】
B‐2.本発明のトイレットロールの製造方法の説明:
本発明のトイレットロールの製造方法は、後で詳細に説明する乾燥工程、原紙巻取り工程及び加工工程を用いるものであれば、従来公知のトイレットロールの製造方法における材料や諸工程を適用することが可能である。以下の記述では、図2、3及び図4を参照して説明をする。なお、名称等は、「紙パルプ技術便覧・第5版」(紙パルプ技術協会編)を参照する。
【0025】
B‐2‐1.パルプ:
本発明のトイレットロールの製造方法に用いるパルプ21(図2のワイヤーパート11中で示す)は、薄葉紙の主原料であり、従来公知のものも本発明に用いられるパルプ21に該当する。例えば、広葉樹材、針葉樹材から得られる化学パルプ、新聞古紙、上質古紙、OA古紙等を脱墨処理して得られる脱墨古紙パルプ(DIP)などを挙げることができる。
【0026】
B‐2‐2.湿紙形成工程:
湿紙形成工程は、一般に、図2に示された抄紙機のワイヤーパート11で行われる工程がこれに相当する。本発明で用いる湿紙形成工程には、ワイヤーパート11で行われる従来公知の湿紙を形成するための工程を用いることができる。
【0027】
湿紙形成工程では、網状のワイヤー35上にパルプ21がひろげられてパルプの薄層が形成され、プレスパート12に向かって移送されながら、パルプの薄層の水分が網の下へ抜かれることでパルプの薄層は搾水される。これによって湿紙22が形成される。
【0028】
一般に、ワイヤー35は、金属またはプラスチック製の網を環にしたものであり、パルプ21は、このワイヤー35の外周の面にひろげられる。ワイヤー35は、パルプの薄層をプレスパート12に向かって移送する。
【0029】
パルプの薄層を形成するにあたっては、例えば、針葉樹パルプと広葉樹パルプを混合したパルプスラリーを抄紙して均一な1つの層として湿紙22を形成する方法、及び、針葉樹パルプ層と広葉樹パルプ層を抄き合わせて1枚の湿紙22を形成する方法のいずれも適用することができる。2層を抄き合わせて1枚の湿紙22を形成する場合、ツインワイヤータイプの2層抄きのヤンキー抄紙機により抄紙して広葉樹パルプの層と針葉樹パルプの層を抄き合わせる手法を挙げることができる。
【0030】
B‐2‐3.脱水工程:
脱水工程は、一般に、図2に示された抄紙機のプレスパート12で行われる工程がこれに相当する。本発明で用いる脱水工程には、プレスパートで行われる従来公知の工程を用いることができる。
【0031】
プレスパート12では、例えば図2に示されるように、環状のフェルト33が備えられている。ワイヤーパート11から移送された湿紙22は、環状のフェルト33の外周の面に貼り付けられて、この工程の途中で湿紙22の水分が除かれる。また、湿紙22は、環状のフェルト33の回転に伴って次のドライヤパート13へ移送される。
【0032】
B‐2‐4.乾燥工程:
乾燥工程は、一般に、図2に示された抄紙機のドライヤパート13で行われる工程がこれに相当する。本発明で用いる乾燥工程には、ドライヤパートで行われる従来公知の工程を用いることができる。
【0033】
例えば図2に示されるように、回転しているドライヤシリンダー外周面32に湿紙22を圧着させ、この状態でドライヤシリンダー31と湿紙22が共に約1/2〜2/3回転することで、次のパート(図2ではカレンダーパート14)へと薄葉紙5を移送する工程としてもよい。この間に、湿紙22は、ドライヤシリンダー31の内部に送られた蒸気によってドライヤシリンダーが加熱され、同時にドライヤシリンダー31の周囲を覆うフード36でドライヤシリンダー31に向けて開口された噴射口からドライヤシリンダー外周面32に圧着した湿紙22に向かって熱風を吹き付けることで乾燥される。
【0034】
また、ドライヤシリンダー外周面32への湿紙22の圧着は、ドライヤシリンダー31に向かって湿紙22をフェルト33と一緒に押さえつけて行う。
【0035】
ドライヤシリンダー外周面32を平滑な面で硬質な材質からなるものとすることで、紙のシリンダー接触面6が、紙の反対側の面と比較して、繊維の毛羽立ちが少ない平滑面2となるように1枚の長く連続した薄葉紙5を仕上げることができる。
【0036】
なお、紙(本明細書では湿紙22又は薄葉紙5)の表裏2面のうちで、乾燥工程においてドライヤシリンダー外周面32に接触した側の紙の面のことを、本明細書では「シリンダー接触面」ということにする。
【0037】
上記の乾燥工程を経た紙は、一般に、図2に示される抄紙機のように、カレンダーパート14で、紙の表面の平滑化と組織の緻密化及び紙厚の均一化を所望の紙の質感に合わせて行ってもよい。
【0038】
B‐2‐5.原紙巻取り工程:
原紙巻取り工程は、図2のリールパート15で行われ、上記の工程を経て仕上げられた薄葉紙5が巻取られることで、原紙ロール23がつくられる。この際、薄葉紙5のシリンダー接触面6が原紙ロール23の外周面4となるように薄葉紙5を巻取る。
【0039】
原紙巻取り工程では、通常、原紙ロール23を回転させながら薄葉紙5を巻取っていく手法が用いられる。具体例としては、薄葉紙5が移送されてくる方向と垂直に原紙ロール23の芯の長手方向を保持し、この原紙ロール23の芯の外周面を薄葉紙5に接触させて原紙ロール23の芯と薄葉紙5とを付着させた後に、薄葉紙5の平滑面2(シリンダー接触面6)が原紙ロール23の外周面4となる方向に回転させて1枚の薄葉紙5を連続的に巻取っていく。薄葉紙5の平滑面2(シリンダー接触面6)を下方にして右から左へと薄葉紙5が移送されている図2の場合、原紙ロール23の芯を時計周りに回転させながら薄葉紙5が巻取られる。
【0040】
B‐2‐6.加工工程:
加工工程は、例えば図3に示されるような装置を用いて行う。図4に示されるように、上記の外周面4が平滑面2となっている原紙ロール23を回転させて巻取りを解き、巻取りから解かれた1枚(1層)の連続した薄葉紙5を外周面4が平滑面2となるように再び巻取ることで、完成品のトイレットロール1の元になる棒状巻取り紙いわゆるログ24がつくられる。
【0041】
原紙ロール23の外周面4が薄葉紙5の平滑面2である場合の加工工程の具体的な一例を、図3及び図4を参照しながら以下で説明をする。
【0042】
原紙ロール23は、繰出しベルト駆動ロール41などに架けられている環状の繰出し用ベルト54の外周の面と接触させて配置される。図3に示すように、環状の繰出し用ベルト54と接触している原紙ロール23に薄葉紙5の巻き取りを解く回転が生じるように、環状の繰出し用ベルト54を回転させる。
【0043】
原紙ロール23の巻取りから解かれた薄葉紙5は、図3に示されるように、適度の張りを保った状態でロール部材の外周に架けられながら、ターレット52まで連続的に移送される。
【0044】
また、薄葉紙5にエンボス加工を施すために、途中で薄葉紙5の両面をエンボスロール53で狭窄してもよい。
【0045】
ターレット52において、移送されてきた薄葉紙5を巻取ることでログ24を形成する。ライダーロール51の外周面をログ24の芯又は巻取り途中のログ24の外周面4に接触させてライダーロール51を回転させることで、薄葉紙5の巻取りのためのログ24の回転運動を行う。
【0046】
なお、ライダーロール51の回転方向は、薄葉紙5の平滑面2(シリンダー接触面6)がログ24の外周面4となるような巻取り回転を生じるように調整する。
【0047】
最終工程として、巻取られた薄葉紙5の先端部が糊付けによってログ24の外周面4に接着されて、次いでログ24が所望の幅に切断されることで(図示せず)、トイレットロール1が完成する。
【0048】
以上から、薄葉紙5のシリンダー接触面6がトイレットロール1の外周面4となるように薄葉紙5が巻取られたトイレットロール1を得る。すなわち、本発明のトイレットロールの製造方法によって、繊維の毛羽立ちが少ない薄葉紙5の平滑面2がトイレットロール1の外周面4となっているトイレットロール1を得る。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、巻取り状態における滑らかな手触り感と取り扱いに優れるトイレットロールに関するものである。また、本発明は、巻取り状態における滑らかな手触り感と取り扱いに優れるトイレットロールの製造方法に関するものである。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】先端部の巻取りを解いた状態の本発明のトイレットロールの斜視図である。
【図2】本発明のトイレットロールの原紙の製造工程の一具体例の概要を表した図である。
【図3】本発明のトイレットロール加工工程の一具体例を表した図である。
【図4】本発明における原紙ロールの巻取りの解きとログの巻取りとの関係を表した図である。
【符号の説明】
【0051】
1:トイレットロール、2:平滑面、3:粗面、4:外周面、5:薄葉紙、6:シリンダー接触面、11:ワイヤーパート、12:プレスパート、13:ドライヤパート、14:カレンダーパート、15:リールパート、21:パルプ、22:湿紙、23:原紙ロール、24:ログ、31:ドライヤシリンダー、32:ドライヤシリンダー外周面、33:フェルト、35:ワイヤー、36:フード、41:繰出しベルト駆動ロール、50:ベットロール、51:ライダーロール、52:ターレット、53:エンボスロール、54:繰出し用ベルト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の面が平滑面であり他方の面が粗面である1枚の帯状の薄葉紙が、前記平滑面をトイレットロールの外周面となるように巻取られたトイレットロール。
【請求項2】
パルプから薄層を形成し、次いで脱水された湿紙を、一方の面が平滑面であり他方の面が粗面である1枚の長く連続した薄葉紙に仕上げる乾燥工程と、
1枚の前記薄葉紙が巻取られた原紙ロールを形成する原紙巻取り工程と、
前記原紙ロールに巻取られた前記薄葉紙を解いた後、前記平滑面が外周面となるように再び1枚の前記薄葉紙を巻取る加工工程と、
を有するトイレットロールの製造方法。
【請求項3】
前記乾燥工程は、前記湿紙をドライヤシリンダー外周面に圧着させて、前記ドライヤシリンダーを加熱すると共に前記ドライヤシリンダーの周囲から前記湿紙に熱風を吹き付けて前記湿紙を乾燥することで、前記ドライヤシリンダーに接触した側の面が前記平滑面である前記薄葉紙に仕上げる、請求項2に記載のトイレットロールの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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