ドアホン連動型ホームセキュリティシステム
【課題】ドアホンを利用して侵入者を威嚇し或いは異常事態を報知する。
【解決手段】センサにより異常を検知して当該異常情報をセンタ装置へ送信するホームセキュリティ装置２、ホームセキュリティ装置２に接続されたセンタ装置１、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホン３，４からなり、センタ装置１から異常情報を送信したホームセキュリティ装置２に対する指示に基づき、前記ドアホンが音声及び／又は映像を出力する。
【解決手段】センサにより異常を検知して当該異常情報をセンタ装置へ送信するホームセキュリティ装置２、ホームセキュリティ装置２に接続されたセンタ装置１、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホン３，４からなり、センタ装置１から異常情報を送信したホームセキュリティ装置２に対する指示に基づき、前記ドアホンが音声及び／又は映像を出力する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドアホンを利用して屋内の異常や侵入者への威嚇を行うドアホン連動型ホームセキュリティシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
近年、一般家庭内における安全対策としてホームセキュリティシステムが普及しつつある。
従来は、侵入者や火災、ガス漏れなどの監視を行い、異常があると警備センタに通報し、また、例えば携帯電話機などを通じて本人にも知らせるなどして、警備員等が駆けつけるとういうのが一般的なセキュリティシステムである。
しかしながら、警備員などが現場に到着するまでに時間が掛かることから、その間に窃盗などが行われ犯人が逃走してしまう等の問題がある。
【０００３】
そこで、異常通報が発信されてから、警備員などが現場に到着するまでの間に、不法侵入者を威嚇して退去させるようにして犯罪を防止するようにしたホームセキュリティシステムも提案されている。
その１例として、宅内で防犯センサによる異常検知や緊急ボタンの押下等を検知すると、公衆回線網を通じて、その情報を警備会社等のセンタ装置、又は、自身の携帯電話等に通報し、その情報を受信した警備会社や本人が現場に駆けつけるまでの間に、侵入者を威嚇して退散させるようにしたものが知られている（特許文献１参照）。
【０００４】
具体的には、コンピュータからなるサーバー、居住者宅に設置される警備装置、及び居住者が所持する情報端末装置をネットワークを介して接続し、警備装置は、異常を検知する外部センサ及び内部センサから発信される検知信号を認識して、スピーカーから、例えば、「警察に通報します。」などの警告メッセージを発声させ、それでも侵入者が居座る場合にはサイレンを鳴らして、不審者が侵入しているのを近所に知らせるようにしている。
【０００５】
このシステムは、不法な侵入者を退去させるには有効であると思われる。しかしながら、この従来のシステムでは、スピーカやサイレンおよびそれらの駆動装置等を特別に用意しなければならず、しかも、これらは緊急時にしか使用しないため不経済であり、一般家庭に導入するにはコスト面から問題がある。
【特許文献１】特開２００４−８６６５８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、侵入者を威嚇して退散させたり、或いは異常事態を近隣に報知するセキュリティシステムを低コストで実現することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１の発明は、センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記ホームセキュリティ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、センタ装置からの制御指示に基づき、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とする。
請求項２の発明は、センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、センタ装置及びホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記センタ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とする。
請求項３の発明は、ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記ドアホンが屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋外共通ドアホンは屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された音声及び／又は映像による異常情報を前記他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
請求項４の発明は、ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記ドアホンが１個の屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された異常情報を他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、広く普及しているドアホンを利用して、犯人への威嚇が可能でかつ住人の安全を確保し、また、周囲にもより明確に異常情報を知らせることができるホームセキュリティシステムを低コストで提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明のドアホン連動型ホームセキュリティシステムの実施形態を図面を参照して説明する。
図１は、本発明の第１の実施形態を概略的に示す構成図である。
ホームセキュリティ装置（又はホームセキュリティ端末ともいう）２は、その装置全体を制御するマイクロコンピュータからなる制御部２０，警備会社のセンタ装置１と商用通信網５を介して通信するための通信部２１、映像情報などを記憶するための外部記憶部２２、表示部２３、ドアホンを制御するためのドアホン制御Ｉ／Ｆ２４等からなっている。また、屋内ドアホン３は、屋内ドアホン３全体を制御する制御部３０と、ＬＣＤなどでできた表示部３１、屋外ドアホン４と通話するためのマイク・スピーカからなる音声入出力部３２とを備えている。また、屋外ドアホン４も、屋外ドアホン４全体を制御する制御部４０、屋内ドアホン３と通話するためのマイク・スピーカからなる音声入出力部４２と共に、外来者を撮影するためのビデオカメラ４１を有している。
【００１０】
本実施形態では、宅内に配置されたホームセキュリティ装置２に搭載したドアホン制御Ｉ／Ｆにより、センタ装置１からホームセキュリティ装置２を通してドアホン制御を行う。即ち、ホームキュリティ装置２は、宅内に設けた例えば赤外線などによる人感センサ、窓等の開放を検知するセンサからの異常を検知すると、その異常検知情報を通信網５を介してセンタ装置１に通報し、センタ装置１側では、自動で或いはオペレータが通報してきたホームセキュリティ装置２に対してドアホンの制御を指示し、制御指示情報を受信したホームセキュリティ装置２がドアホン３，４の制御を行う。
【００１１】
即ち、ホームセキュリティ装置２は、警備会社のセンタ装置１からの指示により、宅内のドアホン即ち、屋内に取り付けられた屋内ドアホン３と、玄関や門等に取り付けられた屋外ドアホン４を制御する。
具体的には、ホームセキュリティ装置２は、例えば不審者の侵入を検知すると、その情報をセンタ装置１に送り、センタ装置１からの指示により、例えば外部記憶装置に蓄積した映像情報や音声情報を屋内ドアホン３に送り、或いはチャイムを鳴らすようドアホンを制御する。
【００１２】
図２は、本実施形態におけるドアホンに映像や音声を送出するための処理の手順を示すフロー図であり、ここではセンタ装置１を経ずにローカルな処理を行う場合を示す。
まず、ホームセキュリティ装置２をＯＮにするなどしてセンタ装置１に通知して警備がスタートし、例えば人感センサなどで異常を検知すると（Ｓ１０１、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２はその異常発生をセンタ装置１に通報する（Ｓ１０２）、同時にホームセキュリティ装置２はチャイム音や蓄積した音声情報を屋内ドアホン３に出力し、かつ蓄積した画像情報を屋内ドアホンの表示装置に表示する処理を行う（Ｓ１０３）。これにより恰も訪問者があるかのごとき演出を行い屋内にいる侵入者を威嚇する。
【００１３】
図３は、本発明の第２の実施形態を概略的に示す構成図である。
本実施形態は、警備会社のセンタ装置１からドアホン制御を直接行うため、ドアホンに通信機能を搭載させている。即ち、図中、屋内ドアホン３は、第１の実施形態に加えてセンタ装置１からの情報を受信するための通信部３３を有し、かつ屋外ドアホン４も同様に、センタ装置１からの情報を受信するための通信部４３を有している。
以上の構成において、宅内の異常を検知したホームセキュリティ装置２が、通信網５を介して異常発生をセンタ装置１に通報し、センタ装置１側で異常と判断すると、センタ装置１側のオペレータが通報した住宅のドアホン３，４に対して、直接リモート制御を行う。
【００１４】
図４は、本実施形態において、センタ装置１側のリモート制御により屋内のドアホンに映像や音声を送出するための処理手順を示すフロー図である。
まず、第１の実施形態と同様に警備がスタートし監視を行い、センサからの情報で異常を検知すると（Ｓ２０１、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２はセンタ装置１に前記異常発生を通報する（Ｓ２０２）、ここでセンタ装置１側で異常を確認すると、センタ装置１はホームセキュリティ装置２にドアホン制御要求を出す（Ｓ２０３、ＹＥＳ）。ホームセキュリティ装置２はセンタ装置１と屋内ドアホン３とをオンライン接続し、接続後、センタ装置１は蓄積された音声や画像情報を直接屋内ドアホン３に送信し、屋内ドアホン３はセンタ装置１から送信された音声を出力したり画像を表示して（Ｓ２０４）、第１の実施形態と同様に、恰も訪問者があるかのごとき演出を行い屋内にいる侵入者を威嚇する。
【００１５】
図５は、上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第１処理フロー図であり、センタ装置１を経由せずに行う処理手順を示す。
警備がスタートし監視を行い、センサが異常を検知すると（Ｓ３０１、ＹＥＳ）、センタ装置１に異常発生を通報し（Ｓ３０２）、セキュリティ装置２から屋外ドアホン４に緊急状態を伝える音声信号（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に緊急状態を表す文字や絵柄・動画を表す映像情報）を送出し（Ｓ３０３）、屋外側ドアホンのスピーカから受信した音声、例えば「賊が侵入しております」等を送出する（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に緊急事態を表す文字や絵柄・動画の映像を表示する）（Ｓ３０４）。
これによって、屋内に例えば不審者が侵入していることを周りに訴え、侵入者を威嚇して追い出すようにする。
【００１６】
図６は、上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第２の処理フロー図であり、センタ装置１を経由して行う処理手順を示す。
即ち、警備がスタートし監視を行い、センサが異常を検知すると（Ｓ４０１、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２はセンタ装置１に異常発生を通報し（Ｓ４０２）、異常を確認したセンタ装置１よりホームセキュリティ装置２に制御指示があると（Ｓ４０３、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２は、自身の記憶部に蓄積した緊急状態を伝える音声信号（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に緊急状態を表す映像情報）を屋外側ドアホンに送出し（Ｓ４０４）、屋外側ドアホンのスピーカから受信した音声例えば「賊が侵入しています」を送出する（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に映像を表示する）（Ｓ４０５）。
これによって、屋内に例えば不審者が侵入していることを周りに訴えることにより、侵入者を追い出すようにする。
【００１７】
図７は、本発明の第３の実施形態を概略的に示す構成図である。
この実施形態は、共同住宅における共通の屋外ドアホンと屋内ドアホンホン付きホームセキュリティ装置とからなる、ドアホン機能を装備したホームセキュリティシステム（ドアホンとホームセキュリティ装置が一体化したシステム）である。
本実施形態は、図示のように、屋外ドアホン４ａは共通であり、共同住宅のエントランスに設けられている。また、この屋外共通ドアホン４ａは、共同住宅を構成する各戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａ・・・２ｎに接続されている。他方、各戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａ・・・２ｎは、通信網５を介して警備会社のセンタ装置１と接続されている。
本システムを構成するドアホンやホームセキュリティ装置の構造自体は、既に説明した実施形態と同様である。
【００１８】
以上の構成において、センサからの情報で集合住宅における宅内の異常を検知した屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置（例えば２ａ）は、警部会社のセンタ装置１に通報し、同時に、屋外共通ドアホン４ａに当該ホームセキュリティ装置２ａ、つまり異常事態が発生した屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａの識別情報及び異常情報を送る。屋外ドアホン４ａは内蔵した受信手段で受信すると共に前記識別情報に基づき送信手段により、共同住宅の他の住戸の屋内ドアホン２ｂ・・・２ｎに対してその異常情報を送り、他の住戸の屋内ドアホン２ｂ・・・２ｎは受け取った情報を例えば液晶表示及び音声によって住民に通知する。
このようにして、共同住宅の場合は異常事態が発生した住戸の情報が共同住宅の他の全ての住戸に通報される。
なお、異常情報の通報先は、他の全ての住戸に送付する代わりに一部又は特定の住戸の屋内ドアホンに送信するようにしてもよい。
【００１９】
図８は、集合住宅内において、ある住戸で発生した火災、ガス漏れ等の異常情報を、他の住戸に通知（表示）させるための手順を示すフロー図である。
警備がスタートし監視を行い、ある住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａが、センサからの情報で例えば、火災、ガス漏れ等の異常を検知すると（Ｓ５０１、ＹＥＳ）、当該屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａは、エントランスの屋外共通ドアホン４ａに通知すると共にセンタ装置１へ通知する（Ｓ５０２）、前記屋外共通ドアホン４ａは通報のあった住戸を除く特定または全ての住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎへ異常を通知し（Ｓ５０３）、通知を受けた各住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎが前記異常を音声及び／又はＬＣＤによる表示画像で警報情報を通知し（Ｓ５０４）、共同住宅の他の住民へ周知する（Ｓ５０５）。
【００２０】
図９は、集合住宅内において、ある住戸で発生した火災、ガス漏れ等の異常情報を、センタ装置１経由で他の住戸に通知（又は表示）するための手順を示す別のフロー図である。
警備がスタートし監視を行い、ある住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａが、センサからの情報で火災、ガス漏れ等の異常を検知すると（Ｓ６０１、ＹＥＳ）、当該ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａはセンタ装置１へ通知し（Ｓ６０２）、センタ装置１が、警報を受けた集合住宅の通報のあった住戸を除く、近隣、特定または全住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎに異常を通知し（Ｓ６０３）、通知を受けた屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎが音声及び／又はＬＣＤによる表示画像で警報情報を通知し（Ｓ６０４）、共同住宅の他の住民への周知を行う（Ｓ６０５）。
本実施形態では、共同住宅の住民が異常情報を共有できることから、コストを掛けずに特に高齢者などの安全確保が可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２１】
【図１】本発明の第１の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図２】屋内のドアホンに映像や音声を送出するための処理を、センタ装置を経ずにローカルな処理で行う場合のフロー図である。
【図３】本発明の第２の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図４】第２の実施形態において、センタ装置側のリモート制御により屋内のドアホンに映像や音声を送出するための処理手順を示すフロー図である。
【図５】、上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第１処理フロー図であり、センタ装置１を経由せずに行う処理手順を示す。
【図６】上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第２の処理フロー図であり、センタ装置１を経由して行う処理手順を示す。
【図７】本発明の第３の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図８】集合住宅において、火災、ガス漏れ警報等を、他の住戸に通知（又は表示）させるための手順を示すフロー図である。
【図９】集合住宅において、火災、ガス漏れ警報等を、センタ装置経由で他の住戸に通知（又は表示）するための手順を示す別のフロー図である。
【符号の説明】
【００２２】
１・・・センタ装置、２・・・ホームセキュリティ装置、２０・・・制御部、２１・・・通信部、２２・・・外部記憶部、２３・・・表示部、２４・・・ドアホン制御Ｉ／Ｆ、３・・・屋内ドアホン、３０・・・制御部、３１・・・表示部、３２・・・音声入出力部、４・・・屋外ドアホン、４０・・・制御部、４１・・・ビデオカメラ、４２・・・音声入出力部、５・・・通信網。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドアホンを利用して屋内の異常や侵入者への威嚇を行うドアホン連動型ホームセキュリティシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
近年、一般家庭内における安全対策としてホームセキュリティシステムが普及しつつある。
従来は、侵入者や火災、ガス漏れなどの監視を行い、異常があると警備センタに通報し、また、例えば携帯電話機などを通じて本人にも知らせるなどして、警備員等が駆けつけるとういうのが一般的なセキュリティシステムである。
しかしながら、警備員などが現場に到着するまでに時間が掛かることから、その間に窃盗などが行われ犯人が逃走してしまう等の問題がある。
【０００３】
そこで、異常通報が発信されてから、警備員などが現場に到着するまでの間に、不法侵入者を威嚇して退去させるようにして犯罪を防止するようにしたホームセキュリティシステムも提案されている。
その１例として、宅内で防犯センサによる異常検知や緊急ボタンの押下等を検知すると、公衆回線網を通じて、その情報を警備会社等のセンタ装置、又は、自身の携帯電話等に通報し、その情報を受信した警備会社や本人が現場に駆けつけるまでの間に、侵入者を威嚇して退散させるようにしたものが知られている（特許文献１参照）。
【０００４】
具体的には、コンピュータからなるサーバー、居住者宅に設置される警備装置、及び居住者が所持する情報端末装置をネットワークを介して接続し、警備装置は、異常を検知する外部センサ及び内部センサから発信される検知信号を認識して、スピーカーから、例えば、「警察に通報します。」などの警告メッセージを発声させ、それでも侵入者が居座る場合にはサイレンを鳴らして、不審者が侵入しているのを近所に知らせるようにしている。
【０００５】
このシステムは、不法な侵入者を退去させるには有効であると思われる。しかしながら、この従来のシステムでは、スピーカやサイレンおよびそれらの駆動装置等を特別に用意しなければならず、しかも、これらは緊急時にしか使用しないため不経済であり、一般家庭に導入するにはコスト面から問題がある。
【特許文献１】特開２００４−８６６５８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、侵入者を威嚇して退散させたり、或いは異常事態を近隣に報知するセキュリティシステムを低コストで実現することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１の発明は、センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記ホームセキュリティ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、センタ装置からの制御指示に基づき、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とする。
請求項２の発明は、センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、センタ装置及びホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記センタ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とする。
請求項３の発明は、ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記ドアホンが屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋外共通ドアホンは屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された音声及び／又は映像による異常情報を前記他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
請求項４の発明は、ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、前記ドアホンが１個の屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された異常情報を他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、広く普及しているドアホンを利用して、犯人への威嚇が可能でかつ住人の安全を確保し、また、周囲にもより明確に異常情報を知らせることができるホームセキュリティシステムを低コストで提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明のドアホン連動型ホームセキュリティシステムの実施形態を図面を参照して説明する。
図１は、本発明の第１の実施形態を概略的に示す構成図である。
ホームセキュリティ装置（又はホームセキュリティ端末ともいう）２は、その装置全体を制御するマイクロコンピュータからなる制御部２０，警備会社のセンタ装置１と商用通信網５を介して通信するための通信部２１、映像情報などを記憶するための外部記憶部２２、表示部２３、ドアホンを制御するためのドアホン制御Ｉ／Ｆ２４等からなっている。また、屋内ドアホン３は、屋内ドアホン３全体を制御する制御部３０と、ＬＣＤなどでできた表示部３１、屋外ドアホン４と通話するためのマイク・スピーカからなる音声入出力部３２とを備えている。また、屋外ドアホン４も、屋外ドアホン４全体を制御する制御部４０、屋内ドアホン３と通話するためのマイク・スピーカからなる音声入出力部４２と共に、外来者を撮影するためのビデオカメラ４１を有している。
【００１０】
本実施形態では、宅内に配置されたホームセキュリティ装置２に搭載したドアホン制御Ｉ／Ｆにより、センタ装置１からホームセキュリティ装置２を通してドアホン制御を行う。即ち、ホームキュリティ装置２は、宅内に設けた例えば赤外線などによる人感センサ、窓等の開放を検知するセンサからの異常を検知すると、その異常検知情報を通信網５を介してセンタ装置１に通報し、センタ装置１側では、自動で或いはオペレータが通報してきたホームセキュリティ装置２に対してドアホンの制御を指示し、制御指示情報を受信したホームセキュリティ装置２がドアホン３，４の制御を行う。
【００１１】
即ち、ホームセキュリティ装置２は、警備会社のセンタ装置１からの指示により、宅内のドアホン即ち、屋内に取り付けられた屋内ドアホン３と、玄関や門等に取り付けられた屋外ドアホン４を制御する。
具体的には、ホームセキュリティ装置２は、例えば不審者の侵入を検知すると、その情報をセンタ装置１に送り、センタ装置１からの指示により、例えば外部記憶装置に蓄積した映像情報や音声情報を屋内ドアホン３に送り、或いはチャイムを鳴らすようドアホンを制御する。
【００１２】
図２は、本実施形態におけるドアホンに映像や音声を送出するための処理の手順を示すフロー図であり、ここではセンタ装置１を経ずにローカルな処理を行う場合を示す。
まず、ホームセキュリティ装置２をＯＮにするなどしてセンタ装置１に通知して警備がスタートし、例えば人感センサなどで異常を検知すると（Ｓ１０１、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２はその異常発生をセンタ装置１に通報する（Ｓ１０２）、同時にホームセキュリティ装置２はチャイム音や蓄積した音声情報を屋内ドアホン３に出力し、かつ蓄積した画像情報を屋内ドアホンの表示装置に表示する処理を行う（Ｓ１０３）。これにより恰も訪問者があるかのごとき演出を行い屋内にいる侵入者を威嚇する。
【００１３】
図３は、本発明の第２の実施形態を概略的に示す構成図である。
本実施形態は、警備会社のセンタ装置１からドアホン制御を直接行うため、ドアホンに通信機能を搭載させている。即ち、図中、屋内ドアホン３は、第１の実施形態に加えてセンタ装置１からの情報を受信するための通信部３３を有し、かつ屋外ドアホン４も同様に、センタ装置１からの情報を受信するための通信部４３を有している。
以上の構成において、宅内の異常を検知したホームセキュリティ装置２が、通信網５を介して異常発生をセンタ装置１に通報し、センタ装置１側で異常と判断すると、センタ装置１側のオペレータが通報した住宅のドアホン３，４に対して、直接リモート制御を行う。
【００１４】
図４は、本実施形態において、センタ装置１側のリモート制御により屋内のドアホンに映像や音声を送出するための処理手順を示すフロー図である。
まず、第１の実施形態と同様に警備がスタートし監視を行い、センサからの情報で異常を検知すると（Ｓ２０１、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２はセンタ装置１に前記異常発生を通報する（Ｓ２０２）、ここでセンタ装置１側で異常を確認すると、センタ装置１はホームセキュリティ装置２にドアホン制御要求を出す（Ｓ２０３、ＹＥＳ）。ホームセキュリティ装置２はセンタ装置１と屋内ドアホン３とをオンライン接続し、接続後、センタ装置１は蓄積された音声や画像情報を直接屋内ドアホン３に送信し、屋内ドアホン３はセンタ装置１から送信された音声を出力したり画像を表示して（Ｓ２０４）、第１の実施形態と同様に、恰も訪問者があるかのごとき演出を行い屋内にいる侵入者を威嚇する。
【００１５】
図５は、上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第１処理フロー図であり、センタ装置１を経由せずに行う処理手順を示す。
警備がスタートし監視を行い、センサが異常を検知すると（Ｓ３０１、ＹＥＳ）、センタ装置１に異常発生を通報し（Ｓ３０２）、セキュリティ装置２から屋外ドアホン４に緊急状態を伝える音声信号（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に緊急状態を表す文字や絵柄・動画を表す映像情報）を送出し（Ｓ３０３）、屋外側ドアホンのスピーカから受信した音声、例えば「賊が侵入しております」等を送出する（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に緊急事態を表す文字や絵柄・動画の映像を表示する）（Ｓ３０４）。
これによって、屋内に例えば不審者が侵入していることを周りに訴え、侵入者を威嚇して追い出すようにする。
【００１６】
図６は、上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第２の処理フロー図であり、センタ装置１を経由して行う処理手順を示す。
即ち、警備がスタートし監視を行い、センサが異常を検知すると（Ｓ４０１、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２はセンタ装置１に異常発生を通報し（Ｓ４０２）、異常を確認したセンタ装置１よりホームセキュリティ装置２に制御指示があると（Ｓ４０３、ＹＥＳ）、ホームセキュリティ装置２は、自身の記憶部に蓄積した緊急状態を伝える音声信号（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に緊急状態を表す映像情報）を屋外側ドアホンに送出し（Ｓ４０４）、屋外側ドアホンのスピーカから受信した音声例えば「賊が侵入しています」を送出する（屋外側ドアホンに表示装置がある場合は、同時に映像を表示する）（Ｓ４０５）。
これによって、屋内に例えば不審者が侵入していることを周りに訴えることにより、侵入者を追い出すようにする。
【００１７】
図７は、本発明の第３の実施形態を概略的に示す構成図である。
この実施形態は、共同住宅における共通の屋外ドアホンと屋内ドアホンホン付きホームセキュリティ装置とからなる、ドアホン機能を装備したホームセキュリティシステム（ドアホンとホームセキュリティ装置が一体化したシステム）である。
本実施形態は、図示のように、屋外ドアホン４ａは共通であり、共同住宅のエントランスに設けられている。また、この屋外共通ドアホン４ａは、共同住宅を構成する各戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａ・・・２ｎに接続されている。他方、各戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａ・・・２ｎは、通信網５を介して警備会社のセンタ装置１と接続されている。
本システムを構成するドアホンやホームセキュリティ装置の構造自体は、既に説明した実施形態と同様である。
【００１８】
以上の構成において、センサからの情報で集合住宅における宅内の異常を検知した屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置（例えば２ａ）は、警部会社のセンタ装置１に通報し、同時に、屋外共通ドアホン４ａに当該ホームセキュリティ装置２ａ、つまり異常事態が発生した屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａの識別情報及び異常情報を送る。屋外ドアホン４ａは内蔵した受信手段で受信すると共に前記識別情報に基づき送信手段により、共同住宅の他の住戸の屋内ドアホン２ｂ・・・２ｎに対してその異常情報を送り、他の住戸の屋内ドアホン２ｂ・・・２ｎは受け取った情報を例えば液晶表示及び音声によって住民に通知する。
このようにして、共同住宅の場合は異常事態が発生した住戸の情報が共同住宅の他の全ての住戸に通報される。
なお、異常情報の通報先は、他の全ての住戸に送付する代わりに一部又は特定の住戸の屋内ドアホンに送信するようにしてもよい。
【００１９】
図８は、集合住宅内において、ある住戸で発生した火災、ガス漏れ等の異常情報を、他の住戸に通知（表示）させるための手順を示すフロー図である。
警備がスタートし監視を行い、ある住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａが、センサからの情報で例えば、火災、ガス漏れ等の異常を検知すると（Ｓ５０１、ＹＥＳ）、当該屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａは、エントランスの屋外共通ドアホン４ａに通知すると共にセンタ装置１へ通知する（Ｓ５０２）、前記屋外共通ドアホン４ａは通報のあった住戸を除く特定または全ての住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎへ異常を通知し（Ｓ５０３）、通知を受けた各住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎが前記異常を音声及び／又はＬＣＤによる表示画像で警報情報を通知し（Ｓ５０４）、共同住宅の他の住民へ周知する（Ｓ５０５）。
【００２０】
図９は、集合住宅内において、ある住戸で発生した火災、ガス漏れ等の異常情報を、センタ装置１経由で他の住戸に通知（又は表示）するための手順を示す別のフロー図である。
警備がスタートし監視を行い、ある住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａが、センサからの情報で火災、ガス漏れ等の異常を検知すると（Ｓ６０１、ＹＥＳ）、当該ドアホン付きホームセキュリティ装置２ａはセンタ装置１へ通知し（Ｓ６０２）、センタ装置１が、警報を受けた集合住宅の通報のあった住戸を除く、近隣、特定または全住戸の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎに異常を通知し（Ｓ６０３）、通知を受けた屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置２ｂ・・・２ｎが音声及び／又はＬＣＤによる表示画像で警報情報を通知し（Ｓ６０４）、共同住宅の他の住民への周知を行う（Ｓ６０５）。
本実施形態では、共同住宅の住民が異常情報を共有できることから、コストを掛けずに特に高齢者などの安全確保が可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２１】
【図１】本発明の第１の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図２】屋内のドアホンに映像や音声を送出するための処理を、センタ装置を経ずにローカルな処理で行う場合のフロー図である。
【図３】本発明の第２の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図４】第２の実施形態において、センタ装置側のリモート制御により屋内のドアホンに映像や音声を送出するための処理手順を示すフロー図である。
【図５】、上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第１処理フロー図であり、センタ装置１を経由せずに行う処理手順を示す。
【図６】上記第１及び第２の実施形態において、屋外側のドアホンに緊急事態を知らせるメッセージを送出し、周囲（近所）に異常を知らせるための第２の処理フロー図であり、センタ装置１を経由して行う処理手順を示す。
【図７】本発明の第３の実施形態を概略的に示す構成図である。
【図８】集合住宅において、火災、ガス漏れ警報等を、他の住戸に通知（又は表示）させるための手順を示すフロー図である。
【図９】集合住宅において、火災、ガス漏れ警報等を、センタ装置経由で他の住戸に通知（又は表示）するための手順を示す別のフロー図である。
【符号の説明】
【００２２】
１・・・センタ装置、２・・・ホームセキュリティ装置、２０・・・制御部、２１・・・通信部、２２・・・外部記憶部、２３・・・表示部、２４・・・ドアホン制御Ｉ／Ｆ、３・・・屋内ドアホン、３０・・・制御部、３１・・・表示部、３２・・・音声入出力部、４・・・屋外ドアホン、４０・・・制御部、４１・・・ビデオカメラ、４２・・・音声入出力部、５・・・通信網。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記ホームセキュリティ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、センタ装置からの制御指示に基づき、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項２】
センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、センタ装置及びホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記センタ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項３】
ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記ドアホンが屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋外共通ドアホンは屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された音声及び／又は映像による異常情報を前記他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項４】
ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記ドアホンが１個の屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された異常情報を他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項１】
センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記ホームセキュリティ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、センタ装置からの制御指示に基づき、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項２】
センタ装置と、センタ装置に接続されたホームセキュリティ装置と、センタ装置及びホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記センタ装置は前記ドアホンを制御する制御装置及び前記音声及び／又は映像の蓄積手段を有し、前記ホームセキュリティ装置が前記ドアホンを制御して音声及び／又は映像を出力することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項３】
ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記ドアホンが屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋外共通ドアホンは屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された音声及び／又は映像による異常情報を前記他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【請求項４】
ホームセキュリティ装置と、ホームセキュリティ装置に接続されたセンタ装置と、ホームセキュリティ装置に接続され音声及び／又は映像を出力する出力装置を備えたドアホンからなるホームセキュリティシステムであって、
前記ドアホンが１個の屋外共通ドアホンと複数の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置とからなり、前記屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置から送信された異常情報を他の屋内ドアホン付きホームセキュリティ装置に送信する送信手段を有することを特徴とするドアホン連動型ホームセキュリティシステム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【公開番号】特開２００７−１０４０７８（Ｐ２００７−１０４０７８Ａ）
【公開日】平成１９年４月１９日（２００７．４．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２８８３４２（Ｐ２００５−２８８３４２）
【出願日】平成１７年９月３０日（２００５．９．３０）
【出願人】（３０４０２０４９８）サクサ株式会社 (678)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年４月１９日（２００７．４．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年９月３０日（２００５．９．３０）
【出願人】（３０４０２０４９８）サクサ株式会社 (678)
【Ｆターム（参考）】
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