説明

ヌクレオチドアナログ

【課題】抗ウィルス活性を有するヌクレオチドアナログ化合物を提供する。
【解決手段】以下の式Ibの化合物、ならびにこのような化合物の立体異性体および塩が抗ウィルス活性を持つ。


(式中、XはO又はS、♯は光学活性を示す炭素、Bは核酸塩基の残基、Lはアルコキシカルボニルメトキシ、アシルメトキシ等の基を表す。)


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式Ibの化合物、ならびにこのような化合物の立体異性体および塩:
【化1】

ここで、
1は、OまたはSであり;
1は、アミノ酸、ポリペプチド残基、置換アミンまたは未置換アミン、オキシエステル、あるいはチオエステルであり;そして
#で表される炭素原子は配置、配置、またはRS配置での置換基と結合しており、L1はC1-C4アルキルエステルではく、またはBがシトシン-1-イルである場合、L1は、OCH2C(O)NR5a2、OCH2C(O)OR5a、OCH2OC(O)R5a、OCH(R5a)OC(O)R5a(R立体化学、S立体化学、またはRS立体化学)、OCH2C(R5a)2CH2OH、OCH2OR5a、OR5a、NHR5a、またはNR5a2ではなく、ここで、R5aはC1-C20アルキル、アリールまたはアリール-アルキルであり、ヒドロキシおよびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されていてもよく、置換されていなくてもよく、但し、X1がOであり、かつBがアデニン、シトシン、グアニン、チミン、ウラシル、2,6-ジアミノプリン、ヒポキサンチン、またはZ2である場合であって;Z2
【化2】

であり、
Qが、H、Cl、NHRX、NRX2、NHC(O)RX、N(C(O)RX)2、OH、またはNCHN(RX)2から独立して選択される場合、L1は、ORY、NH2、NHRX、またはN(RX)2ではなく、ここで、RYは、CH2C(O)N(RX)2、CH2C(O)ORX、CH2OC(O)RX、CH(RX)OC(O)RX、CH2C(RX)2CH2OH、またはCH2ORXからなる群より選択される、生理学的に加水分解可能なエステル基を示し;RYはまたRXであり得、但し、RYおよびRXは同時にアルキルではなく;
Xは、C1-C20アルキル、アリール、またはアリール-アルキルを示し、ヒドロキシ、酸素、窒素、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されていてもよく、置換されていなくてもよい。
【請求項2】
1がNHR40またはOR31であり、ここで、
40はC1-20アルキルであり;
31は、2,3-ジヒドロ-6-ヒドロキシインデン;セサモール;カテコールモノエステル;-CH2-C(O)-N(R7)2、ここで、各R7は同一かまたは異なる;-CH2-S(O)-(R7);-CH2-S(O)2-(R7);-O-CH2-CH(OC(O)CH27)-CH2(OC(O)CH27);コレステリル;単糖;二糖;オリゴ糖(3から9の単糖残基)、エノールピルベート;グリセロール;α-D-β-ジグリセリド;トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化3】

3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換されたC3-C6アリール;もしくは
アリール部分において、3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個から2個の原子または基により置換されたC1-C4アルキレン-C3-C6アリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Bが、
【化4】

であり、ここで、R15は、H、OH、F、Cl、Br、I、OR16、SH、SR16、NH2、またはNHR17であり;
16はC1-C6アルキルであり;
17はC1-C6アルキルであり;
18はN、CF、CCl、CBr、CI、CR19またはCSR19、COR19であり;
19は、H、C1-C9アルキル、C2-C9アルケニル、C2-C9アルキニル、もしくは未置換の、あるいはOH、O、N、F、Cl、Br、またはIにより置換されたC7-C9アリール-アルキルであり;
20はNまたはCHであり;
21は、N、CH、CCN、CCF3、CC≡CH、またはCC(O)NH2であり;
22は、H、OH、NH2、SH、SCH3、SCH2CH3、SCH2CCH、SCH2CHCH2、SC37、NH(CH3)、N(CH3)2、NH(CH2CH3)、N(CH2CH3)2、NH(CH2CCH)、NH(CH2CHCH2)、NH(C37)、またはハロゲンであり;
23は、H、OH、F、Cl、Br、I、SCH3、SCH2CH3、SCH2CCH、SCH2CHCH2、SC37、OR16、NH2、またはNHR17であり;
そして
24は、O、S、またはSeである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Bが、シトシン-1-イル、6-アザシトシン-1-イル、5-フルオロシトシン-1-イル、アデニン-9-イル、グアニン-9-イル、または2,6-ジアミノプリン-9-イルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
31が、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2-エトキシ-5-ヒドロキシフェニル、2-エトキシ-4-ヒドロキシフェニル3,5-ジメトキシフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2-(ハロアルキル)-フェニル、3-(ハロアルキル)-フェニル、4-(ハロアルキル)-フェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-エトキシフェニル、3-エトキシフェニル、4-エトキシフェニル、2-カルボエトキシフェニル、3-カルボエトキシフェニル、4-カルボエトキシフェニル、あるいは2-ハロアルキルベンジル、3-ハロアルキルベンジル、または4-ハロアルキルベンジルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
以下の式IIaを有する、請求項1に記載の化合物:
【化5】

ここで、
nは、1、2、3、4、または5であり、ここで、n>1について各-C(R2)(R3)は、同一かまたは異なり;
n1は整数であり;
1は、H、または未置換の、またはOH、O、N、COOR4、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC1-C9アルキル、未置換の、またはOH、O、N、COOR4、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C6アリール、あるいは未置換の、またはOH、O、N、COOR4、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C9アリール-アルキルであり;
2=R1であり、そして独立して選択され;
3は、C(O)-OR4、アミノ、C1-C3アルキルアミノ、C1-C3アルキルジアミノ、C1-C6アルケニルアミノ、ヒドロキシ、チオール、C1-C3アルコキシ、C1-C3アルクチオール、(CH2)nCOOR4、未置換の、またはOH、ハロゲン、SH、NH2、フェニル、ヒドロキシフェニル、またはC7-C10アルコキシフェニルで置換されたC1-C6アルキル;未置換の、またはOH、ハロゲン、SH、NH2、フェニル、ヒドロキシフェニル、またはC7-C10アルコキシフェニルで置換されたC2-C6アルケニル;未置換の、またはOH、ハロゲン、SH、NH2、フェニル、ヒドロキシフェニル、またはC7-C10アルコキシフェニルで置換されたC6-C12アリールであり;そして
4はHであり、但し、n1は1より大きく、またはOH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C6アルキル、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C6アリール、またはOH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C6アリール-アルキルである。
【請求項7】
nおよびn1が1であり;
1が、H、メチル、フェニル、またはベンジルであり;
2がHであり;
3が、H、-CH3、-CH(CH3)2、-CH2-CH(CH3)2、-CHCH3-CH2-CH3-、-CH2-C65、-CH2CH2-S-CH3、-CH2OH、-CH(OH)-CH3、-CH2-SH、-CH2-C64OH、-CH2-CO-NH2、-CH2-CH2-CO-NH2、-CH2-COOH、-CH2-CH2-COOH、-(CH2)4-NH2、-(CH2)3-NH-C(NH2)-NH2、1-グアニジノプロプ-3-イル、ベンジル、4-ヒドロキシベンジル、イミダゾール-4-イル、インドール-3-イル、メトキシフェニル、またはエトキシフェニルであり;そして
4が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t-ブチル、フェニル、ベンジル、1-ピリジル、3-ピリジル、1-ピリミジニル、ピバロイルオキシメチル、N-エチルモルホリノ、N-2-プロピルモルホリノ、メトキシエチル、4-N-メチルピペリジル、3-N-メチルピペリジル、2-、3-、または4-N,N-ジメチルアミノフェニル、2-、3-、または4-N,N-ジエチルアミノフェニル、あるいは1-エチルピペラジニルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
Bが、シトシン-1-イル、6-アザシトシン-1-イル、アデニン-9-イル、グアニン-9-イル、または2,6-ジアミノプリン-9-イルであり、そしてX1がOである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式(OR31)2P(O)-Z1-Bまたは(OR)(OR31)P(O)-Z1-Bを有する、化合物:
Bは複素環塩基であり;
1は、-CH2-O-CH2-CH2-、-CH2-O-C#H(CH2OH)-CH2-、-CH2-O-C#H(CH3)-CH2-、-CH2-O-C#H(CH2F)-CH2-、-CH2-O-C#H(CH=CH2)-CH2-、および-CH2-O-C#H(CH23)-CH2-からなる群より選択され;
RはH、
3-C241-アシロキシ-1-アルキル、
6-C241-アシロキシ-1-アリール-1-アルキル、
3-C241-アシロキシ-2-アルコキシ-1-アルキル、
3-C241-アシロキシ-2-ハロ-1-アルキル、
未置換の、またはOH、O、N、およびハロ−ゲン(F、Cl、Br、I)からなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC1-C20アルキル、
未置換の、またはC1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル、シアノ、ニトロ、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C20アリール、あるいは
未置換の、またはアリール部分において、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル、シアノ、ニトロ、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC4-C20アリール-アルキルであり;
31は、2,3-ジヒドロ-6-ヒドロキシインデン;セサモール;カテコールモノエステル;-CH2-C(O)-N(R7)2、ここで、各R7は、水素またはC1-4アルキルであり、そして同一であるかまたは異なり;-CH2-S(O)(R7);-CH2-S(O)2(R7);-O-CH2-CH(OC(O)CH27)-CH2(OC(O)CH27);コレステリル;単糖;二糖;オリゴ糖(3から9の単糖残基)、エノールピルベート;
グリセロール;α-D-β-ジグリセリド;トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化6】

3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換されたC3-C6アリール;もしくは
アリール部分において、3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個から2個の原子または基により置換されたC1-C4アルキレン-C3-C6アリールであり、但し、Z1が-CH2-O-CH2-CH2-で、かつBがアデニン-9-イルである場合は、両方のR31は、4-ニトロベンジルまたは4-トリフルオロメチル−ベンジルではなく、そしてZ1が、-CH2-O-CH2-CH2-、-CH2-O-C#H(CH2OH)-CH2-、-CH2-O-C#H(CH3)-CH2-、-CH2-O-C#H(CH2F)-CH2-、または-CH2-O-C#H(CH=CH2)-CH2-であり、かつBが、アデニン、シトシン、グアニン、チミン、ウラシル、2,6-ジアミノプリン、ヒポキサンチン、またはZ2である場合であって;Z2
【化7】

であり、
Qが、H、Cl、NHRX、NRX2、NHC(O)RX、N(C(O)RX)2、OH、またはNCHN(RX)2より独立して選択される場合、このときL1は、ORY、NH2、NHRX、またはN(RX)2ではなく、ここで、RYは、CH2C(O)N(RX)2、CH2C(O)ORX、CH2OC(O)RX、CH(RX)OC(O)RX、CH2C(RX)2CH2OH、またはCH2ORXからなる群より選択される、生理学的に加水分解可能なエステル基を示し;RYはまたRXであってもよく、但し、RYおよびRXは同時にアルキルではなく;
Xは、C1-C20アルキル、アリール、またはアリール-アルキルを示し、ヒドロキシ、酸素、窒素、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されていてもよく、または置換されていなくてもよい。
【請求項10】
31が、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2-エトキシ-5-ヒドロキシフェニル、2-エトキシ-4-ヒドロキシフェニル3,5-ジメトキシフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2-(ハロアルキル)-フェニル、3-(ハロアルキル)フェニル、4-(ハロアルキル)-フェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-エトキシフェニル、2-カルボエトキシフェニル、3-カルボエトキシフェニル、4-カルボエトキシフェニル、あるいは2-ハロアルキルベンジル、3-ハロアルキルベンジル、または4-ハロアルキルベンジルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Bが、シトシン-1-イル、6-アザシトシン-1-イル、5-フルオロシトシン-1-イル、アデニン-9-イル、グアニン-9-イル、または2,6-ジアミノプリン-9-イルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
式(L1)2P(O)-Z-B1または
【化8】

を有する、化合物:
#で表される炭素原子に結合する置換基は、配置、配置、またはRS配置内にあり;
1は、独立してアミノ酸、ポリペプチド、オキシエステル、チオエステル、あるいは置換アミンまたは未置換アミンであり;
1は保護された複素環塩基であり;そして
Z-B1は、
【化9】

であり、ここで、
27は、H、OH、ハロゲン、N3、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシであり、またはR26がSである場合は、R27は存在せす;
28は、H、OH、ハロゲン、N3、C1-C4アルキル、またはC1-C4アルコキシであり;
29は、O、S、CH2、CHF、またはCF2であり;
33は、H、OH、TBSO、ハロゲン、シアノ、CH23、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、CH2OH、またはアジドであり;そして
34は、H、CH2CN、またはCF3であり、但し、構造XXXについて、R25がOまたはCH2であり、かつR29がCH2またはOである場合は、L1は、HまたはC1-C6アルキルではなく、以下の構造を有する化合物
【化10】

であり、
このときB1
【化11】

であり、
ここで、Qが、H、Cl、NHRX、NRX2、NHC(O)RX、N(C(O)RX)2、OH、またはNCHN(RX)2から独立して選択される場合、このときL1は、ORY、NH2、NHRX、またはN(RX)2ではなく、ここで、RYは、CH2C(O)N(RX)2、CH2C(O)ORX、CH2OC(O)RX、CH(RX)OC(O)RX、CH2C(RX)2CH2OH、またはCH2ORXからなる群より選択される生理学的に加水分解可能なエステル基を示し;RYはまたRXであってもよく、但し、RYおよびRXは同時にアルキルではなく;
Xは、C1-C20アルキル、アリール、またはアリール-アルキルを示し、ヒドロキシ、酸素、窒素、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されていてもよく、または置換されていなくてもよく;
但し、R25がOであり、R29がCH2であり、R26がCHであり、R27がOHであり、R28がHまたはFであり、かつBがアデニン、チミン、グアニン、シトシン、あるいは保護されたアデニン、保護されたグアニン、または保護されたシトシンである場合、両方のL1は、H、メチル、またはフェニルではない。
【請求項13】
1が、
【化12】

であり、ここで、
18は、N、CF、CCl、CBr、CI、CR19またはCSR19、OCR19であり;
20はNまたはCHであり;
21は、N、CH、CCN、CCF3、CC≡CH、またはCC(O)NH2であり;
22AはR39またはR22であり、但し、R22はNH2ではなく;
22は、H、OH、NH2、SH、SCH3、SCH2CH3、SCH2CCH、SCH2CHCH2、SC37、NH(CH3)、N(CH3)2、NH(CH2CH3)、N(CH2CH3)2、NH(CH2CCH)、NH(CH2CHCH2)、NH(C37)、あるいはハロゲン(F、Cl、Br、またはI)であり:
23AはR39またはR23であり、但し、R23はNH2ではなく;
23は、H、OH、F、Cl、Br、I、SCH3、SCH2CH3、SCH2CCH、SCH2CHCH2、SC37、OR16、NH2、またはNHR17であり;
24は、O、S、またはSeであり;そして
39は、NHR40、NHC(O)R36、またはNCR41N(R38)2であり、ここで、
36は、ハロゲン、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシ、およびシアノより選択される1個または2個の原子または基により置換された、C1-C19アルキル、C1-C19アルケニル、C3-C10アリール、アダマントイル、アルキルアリール、またはC3-C10アリールであり;
38はC1-C10アルキルであるか、または両方のR38は共に1-モルホリノ、1-ピペリジン、または1-ピロリジンであり;
40はC1-20アルキルであり;そして
41は水素またはCH3である、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
1が、RまたはR31であり、ここで、
Rは、
3-C241-アシロキシ-1-アルキル、
6-C241-アシロキシ-1-アリール-1-アルキル、
3-C241-アシロキシ-2-アルコキシ-1-アルキル、
3-C241-アシロキシ-2-ハロ-1-アルキル、
未置換の、またはOH、O、N、およびハロゲン(F、Cl、Br、I)からなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC1-C20アルキル、
未置換の、またはC1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル(1個から3個のハロゲン原子)、シアノ、ニトロ、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC3-C20アリール、
未置換の、またはアリール部分において、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル(1個から3個のハロゲン原子)、シアノ、ニトロ、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換されたC4-C20アリール-アルキル、
3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルからなる群より独立して選択される1個から2個の原子または基により置換されたC3-C6アリール、もしくは
アリール部分において、3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルからなる群より独立して選択される1個から2個の原子または基により置換されたC1-C4アルキレン-C3-C6アリールであり;そして
31は、2,3-ジヒドロ-6-ヒドロキシインデン;セサモール;カテコールモノエステル;-CH2-C(O)-N(R7)2、ここで、各R7は同一かまたは異なり;-CH2-S(O)(R7);-CH2-S(O)2(R7);-O-CH2-CH(OC(O)CH27)-CH2(OC(O)CH27);コレステリル;単糖;二糖;オリゴ糖(3から9の単糖残基)、エノールピルベート;グリセロール;α-D-β-ジグリセリド;トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化13】

3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換されたC3-C6アリール;もしくは
アリール部分において、3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個から2個の原子または基により置換されたC1-C4アルキレン-C3-C6アリールである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
1が、エチルグリシンまたはN-メチルグリシンである、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
式(OR35)(OR35)P(O)-Z-Bを有する化合物:
ここで、
Bは複素環塩基であり;
35は、独立してRまたはR31であり、ここで、Rは、独立して
H、
3-C241-アシロキシ-1-アルキル、
6-C241-アシロキシ-1-アリール-1-アルキル、
3-C241-アシロキシ-2-アルコキシ-1-アルキル、
3-C241-アシロキシ-2-ハロ-1-アルキル、
未置換の、またはOH、O、N、およびハロゲン(F、Cl、Br、I)からなる群より独立して選択される置換基によって置換された、C1-C20アルキル
未置換の、またはC1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル(1個から3個のハロゲン原子)、シアノ、ニトロ、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換された、C3-C20アリール、または
未置換の、またはアリール部分において、C1-C6アルキル、C1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルキル(1個から3個のハロゲン原子)、シアノ、ニトロ、OH、O、N、およびハロゲンからなる群より独立して選択される置換基によって置換された、C4-C20アリール-アルキル、
3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルからなる群より独立して選択される1個から2個の原子または基により置換された、C3-C6アリール、または
アリール部分において、3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルからなる群より選択される1個から2個の原子または基により置換された、C1-C4アルキレン-C3-C6アリールであり;
31は、2,3-ジヒドロ-6-ヒドロキシインデン;セサモール;カテコールモノエステル;-CH2-C(O)-N(R7)2、ここで、各R7は、同一かまたは異なり;-CH2-S(O)(R7);-CH2-S(O)2(R7);-O-CH2-CH(OC(O)CH27)-CH2(OC(O)CH27);コレステリル;単糖;二糖;オリゴ糖(3〜9単糖残基)、エノールピルベート;グリセロール;α-D-β-ジグリセリド;トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化14】

3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換されたC3-C6アリール;または
アリール部分において、3個から5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、OH、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、C2-C12アルケニル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個から2個の原子または基により置換されたC1-C4アルキレン-C3-C6アリールであり;
Z-Bは以下からなる群より選択され、
【化15】

ここで、
#で表される炭素原子に結合する置換基は、配置、配置、またはRS配置内にあり、
25は、CH2、CHF、またはOであり;
26はCHまたはSでり、但し、R25がCHである場合は、R26はSではなく;
27は、H、OH、ハロゲン、N3、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシであり、またはR26がSである場合は、R27は存在せず;
28は、H、OH、ハロゲン、N3、C1-C4アルキル、またはC1-C4アルコキシであり;
29は、O、S、CH2、CHF、またはCF2であり;
33は、H、OH、TBSO、ハロゲン、シアノ、CH23、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、CH2OH、またはアジドであり;そして
34は、H、CH2CN、またはCF3であり、但し、構造XXXについて、R25がOまたはCH2であり、かつR29がCH2またはOである場合は、R35は、HまたはC1-C6アルキルではなく;そして
但し、R25がCH2であり、R29がCH2であり、R26がCHであり、R27がHであり、R28がHであり、かつBがアデニンである場合、R35は両者がHまたはC37ではなく;そして
但し、R25がOであり、R29がCH2であり、R26がSであり、R28がHであり、そしてBがシトシンまたは保護されたシトシンである場合は、R35は両者がHまたはエチルではなく;そして
但し、R25がCH2であり、R29がOであり、R26がCHであり、R27がHであり、R28がHであり、かつBがアデニン、グアニン、ヒポキサンチン、シトシン、ウラシル、またはチミンである場合は、R35は両者がHまたはC37ではなく;そして
但し、R25がOであり、R29がCH2であり、R26がCHであり、R27がN3であり、R28がHであり、かつBがチミンである場合は、R35はHまたはフェニルではなく;そして
但し、R25がCH2であり、R29がOであり、R26がCHであり、R27がHであり、R28がHであり、かつBがチミンである場合は、R35はHまたはC1-C6アルキルではなく;そして
但し、R25がOであり、R29がCH2であり、R26がCHであり、R27がOHであり、R28がHまたはFであり、かつBがアデニン、チミン、グアニン、シトシン、あるいは保護されたアデニン、保護されたグアニン、または保護されたシトシンである場合は、両方のR35は、H、メチル、またはフェニルではなく;そして
但し、R25がOであり、R29がOであり、R26がCHであり、R27が、H、OH、またはC1-C4アルキルであり、R28が、H、OH、またはC1-C4アルキルであり、かつBが、キサンチン、置換キサンチン、グアニン、置換グアニン、プリン、置換プリン、シトシン、置換シトシン、チミン、ウラシル、置換ウラシル、アデニン、または置換アデニンである場合は、R35はHまたはC1-C6アルキルではない。
【請求項17】
35が、独立してフェニル、ベンジル、アダマントイルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2-エトキシ-5-ヒドロキシフェニル、2-エトキシ-4-ヒドロキシフェニル3,5-ジメトキシフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2-(ハロアルキル)-フェニル、3-(ハロアルキル)-フェニル、4-(ハロアルキル)-フェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-エトキシフェニル、2-カルボエトキシフェニル、3-カルボエトキシフェニル、4-カルボエトキシフェニル、あるいは2-ハロアルキルベンジル、3-ハロアルキルベンジル、または4-ハロアルキルベンジルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
1が、N4-ベンゾイルシトシン-1-イル、N4-(6-アミノヘキシル)シトシン-1-イル、N4-(10-アミノデシル)シトシン-1-イル、N4-(14-アミノラウリル)シトシン-1-イルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
抗ウイルス効果用量を被験体に経口投与するための、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物が、リン酸原子のキラル中心でエンリッチまたは分割される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
以下の構造
【化16】

を有する、抗ウイルス効果用量を被験体に経口投与するための、請求項12に記載の化合物。
【請求項22】
前記化合物が、リン酸原子のキラル中心でエンリッチまたは分割される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
式(R31O)2P(O)-CH2-OHまたは(R31O)2P(OSi(CH3)3)を有する化合物:ここで、
31は、トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化17】

ここで、R7は、水素またはC1-4アルキルであり;または
3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換され、但し、化合物(R31O)2P(O)-CH2-OHについてR31はフェニルではないC3-C6アリールである。
【請求項24】
構造(R31O)2P(O)-CH2-OHを有する化合物を合成する方法であって、約1当量のビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミドで構造(R31O)2P(O)Hの化合物をシリル化する工程と、得られた化合物を乾燥する工程と、得られた化合物を触媒量のルイス酸を含むパラホルムアルデヒドと反応させる工程とを包含し、ここで、R31は、トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化18】

ここで、R7は水素またはC1-4アルキルであり;
3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換されたC3-C6アリールである、方法。
【請求項25】
以下の構造を有する化合物を合成する方法であって、
【化19】

以下の構造を有する化合物
【化20】

とヨウ素および(R31O)2P(O)-CH2-OHとを高温で反応させる工程を包含し、ここで、B2は複素環塩基または保護された複素環塩基であり;R31は、トリメトキシベンジル;トリエトキシベンジル;2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル);
【化21】

ここで、R7は水素またはC1-4アルキルであり;
3個、4個、または5個のハロゲン原子、あるいはハロゲン、C1-C12アルコキシ、シアノ、ニトロ、C1-C12ハロアルキル、C1-C12アルキル、またはC2-C12アルキニルより選択される1個または2個の原子または基により置換されたC3-C6アリールであり;そしてR44はヨウ素またはフッ素である、方法。
【請求項26】
以下の式を有する化合物ならびにこのような化合物の立体異性体および塩:
【化22】

ここで、
Bはプリンまたはピリミジン塩基であり;
35はRまたはR31であり;
Rは、2-アルコキシフェニル、3-アルコキシフェニル、4-アルコキシフェニル(C1-C12アルキル)、2-ハロフェニル、3-ハロフェニル、4-ハロフェニル、2,3-ジハロフェニル、2,4-ジハロフェニル、2,5-ジハロフェニル、2,6-ジハロフェニル、3,4-ジハロフェニル、3,5-ジハロフェニル、4-ハロアルキルフェニル(1個から5個のハロゲン、C1-C12アルキル)、カルボアルコキシフェニル(C1-C4アルキル)、2-ハロアルキルベンジル、3-ハロアルキルベンジル、4-ハロアルキルベンジル(1個から5個のハロゲン原子、C1-C12アルキル)、アルキルサリチルフェニル(C1-C4アルキル)、アルコキシエチル(C1-C6アルキル)、アリールオキシエチル(必要に応じてOH、NH2、ハロ、C1-C4アルキル、あるいはOHによりまたは1個から3個のハロ原子により置換されたC1-C4アルキルによって置換されたアリール)、2-ピロリル、3-ピロリル、2-チエニル、3-チエニル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、3-イソオキサゾリル、4-イソオキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、3-イソチアゾリル、4-イソチアゾリル、5-イソチアゾリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-エトキシフェニル、3-エトキシフェニル、4-エトキシフェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2,4-ジクロロフェニル、2-トリフルオロメチルフェニル、3-トリフルオロメチルフェニル、4-トリフルオロメチルフェニル、2-トリクロロメチルフェニル、3-トリクロロメチルフェニル、4-トリクロロメチルフェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-カルボエトキシフェニル、3-カルボエトキシフェニル、4-カルボエトキシフェニル(-C64-C(O)-OC25)、2,3-ジカルボエトキシフェニル、2,4-ジカルボエトキシフェニル、2,5-ジカルボエトキシフェニル、2,6-ジカルボエトキシフェニル、3,4-ジカルボエトキシフェニル、3,5-ジカルボエトキシフェニル、1-ピリジニル、2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル(-C54N)、2-ニトロフェニル、3-ニトロフェニル、4-ニトロフェニル、4-トリフルオロメチルベンジル、2-エチルサリチルフェニル、3-エチルサリチルフェニル、4-エチルサリチルフェニル、2-アセチルフェニル、3-アセチルフェニル、4-アセチルフェニル、1,8-ジヒドロキシ-ナフチル(-O-C106-OHまたは-O-C106-O-)、2,2'-ジヒドロキシビフェニル(-O-C64-C64-O-)、メトキシエチル(-CH2-CH2-O-CH3)、フェノキシメチル、フェノキシエチル、-C64-CH2-N(CH3)2、またはN-エチルモルホリノ-(CH2)2-N[(CH2)2(CH2)2]O)であり;
31は、2,3-ジヒドロ-6-ヒドロキシインデン、セサモール、カテコールモノエステル、-CH2-C(O)-N(R7)2、ここで、各R7は、同一かまたは異なり、-CH2-S(O)-(R7)、-CH2-S(O)2-(R7)、-O-CH2-CH(OC(O)CH27)-CH2(OC(O)CH27)、コレステリル、エノールピルベート、グリセロール、α-D-β-ジグリセリド、トリメトキシベンジル、トリエトキシベンジル、または2-アルキルピリジニル(C1-4アルキル)であり;
7はHまたはC1-C4アルキルであり;そして
#で表される炭素原子は、配置、配置、またはRS配置内の置換基と結合している。
【請求項27】
35がRである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
Rが、2-アルコキシフェニル、3-アルコキシフェニル、4-アルコキシフェニル(C1-C12アルキル)、2-ハロフェニル、3-ハロフェニル、4-ハロフェニル、2,3-ジハロフェニル、2,4-ジハロフェニル、2,5-ジハロフェニル、2,6-ジハロフェニル、3,4-ジハロフェニル、3,5-ジハロフェニル、4-ハロアルキルフェニル(1個から5個のハロゲン、C1-C12アルキル)、カルボアルコキシフェニル(C1-C4アルキル)、2-ハロアルキルベンジル、3-ハロアルキルベンジル、4-ハロアルキルベンジル(1個から5個のハロゲン原子、C1-C12アルキル)、アルキルサリチルフェニル(C1-C4アルキル)、アルコキシエチル(C1-C6アルキル)、またはアリールオキシエチル(必要に応じてOH、NH2、ハロ、C1-C4アルキル、もしくはOHによりあるいは1個から3個のハロ原子により置換されたC1-C4アルキルによって置換されたC6-C9アリール)である、請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
Bが、シトシン、5-フルオロシトシン、5-メチルシトシン、アデニン、グアニン、2,6-ジアミノプリン、2-アミノプリン、ヒポキサンチン、またはチミンである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Rがアルキルサリチルフェニルである、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
Bがシトシンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
Rが、2-ピロリル、3-ピロリル、2-チエニル、3-チエニル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、3-イソオキサゾリル、4-イソオキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、3-イソチアゾリル、4-イソチアゾリル、5-イソチアゾリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-エトキシフェニル、3-エトキシフェニル、4-エトキシフェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2,4-ジフルオロフェニル、2,4-ジクロロフェニル、2-トリフルオロメチルフェニル、3-トリフルオロメチルフェニル、4-トリフルオロメチルフェニル、2-トリクロロメチルフェニル、3-トリクロロメチルフェニル、4-トリクロロメチルフェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-カルボエトキシフェニル、3-カルボエトキシフェニル、4-カルボエトキシフェニル(-C64-C(O)-OC25)、2,3-ジカルボエトキシフェニル、2,4-ジカルボエトキシフェニル、2,5-ジカルボエトキシフェニル、2,6-ジカルボエトキシフェニル、3,4-ジカルボエトキシフェニル、3,5-ジカルボエトキシフェニル、1-ピリジニル、2-ピリジニル、3-ピリジニル、4-ピリジニル(-C54N)、2-ニトロフェニル、3-ニトロフェニル、4-ニトロフェニル、4-トリフルオロメチルベンジル、2-エチルサリチルフェニル、3-エチルサリチルフェニル、4-エチルサリチルフェニル、2-アセチルフェニル、3-アセチルフェニル、4-アセチルフェニル、1,8-ジヒドロキシ-ナフチル(-O-C106-OHまたは-O-C106-O-)、2,2'-ジヒドロキシビフェニル(-O-C64-C64-O-)、メトキシエチル(-CH2-CH2-O-CH3)、フェノキシメチル、フェノキシエチル、-C64-CH2-N(CH3)2、またはN-エチルモルホリノ(-(CH2)2-N[(CH2)2(CH2)2]O)である、請求項26に記載の化合物。
【請求項33】
Bが、シトシン、5-フルオロシトシン、5-メチルシトシン、アデニン、グアニン、2,6-ジアミノプリン、2-アミノプリン、ヒポキサンチン、またはチミンである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
Bが、シトシン、5-フルオロシトシン、5-メチルシトシン、アデニン、グアニン、2,6-ジアミノプリン、2-アミノプリン、ヒポキサンチン、またはチミンである、請求項26に記載の化合物。
【請求項35】
以下の式を有する、化合物およびこのような化合物の塩の使用:
【化23】

ここで、#で表される炭素原子は配置、配置、またはRS配置内の置換基と結合し、Bはシトシンであり、そしてR35はアルキルサリチルフェニル(C1-C4アルキル)であり、抗ウイルス効果用量の該化合物を感染被験体に投与することによって、ウイルス感染を治療するための医薬品の調製における、使用。
【請求項36】
前記化合物が、リン酸原子のキラル中心でエンリッチまたは分割される、請求項35に記載の化合物の使用。
【請求項37】
抗ウイルス効果用量の化合物を感染被験体に投与することによって、ウイルス感染を治療するための医薬品の調製における、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項38】
前記化合物が、リン酸原子のキラル中心でエンリッチまたは分割される、請求項37に記載の化合物の使用。
【請求項39】
以下の構造を有する、請求項12に記載の化合物の使用であって、
【化24】

抗ウイルス効果用量の化合物を感染被験体に投与することによって、ウイルス感染を治療するための医薬品の調製における、該化合物の使用。
【請求項40】
前記化合物が、リン酸原子のキラル中心でエンリッチまたは分割される、請求項39に記載の化合物の使用。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−182779(P2006−182779A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−361122(P2005−361122)
【出願日】平成17年12月14日(2005.12.14)
【分割の表示】特願平7−509394の分割
【原出願日】平成6年9月16日(1994.9.16)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】