説明

ネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体及びネットワークシステムの制御方法

【課題】画像情報のサーバへの登録やゲーム装置で取得したデータと課金用のIDとの紐付けのためにユーザーにかかる労力を削減する。
【解決手段】撮影画像に画像処理を施す画像処理部と、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに基づき生成したURL情報を非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理部と、前記非接触通信用IDと、画像情報を直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理部を含み、前記サーバは、ゲーム装置から受信した画像情報を前記非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、アクセスにより取得されるアクセス元の機器IDと非接触通信用IDを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体及びネットワークシステムの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、CCDカメラ等の撮影部で撮影された被写体の画像を編集してプリントする写真シール製造機(写真印刷装置の一例)が知られている。
【0003】
写真シール製造機では、被写体の画像に編集処理を行い、通常の写真とは異なる自由度の高い写真シールを生成して楽しむことができる。
【0004】
最近では写真シール製造機で生成された写真を携帯電話等に送信するサービスも行われて、撮影して編集した画像を携帯電話等の待ち受け画像等に使用して楽しむこともできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−162719号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
最近では、撮影した画像をサーバで保存管理し、Web上に設けられた各ユーザーのマイページで撮影した画像を閲覧させるサービスが行われており、ユーザーの利用も増えている。
【0007】
かかるサービスを利用して、撮影した写真をWeb上で閲覧するためには、例えば写真シール製造機で生成された画像を一旦ユーザーの携帯電話に保存した後、サーバへの登録処理を行う等の処理が必要であるため、ユーザーの手間がかかり面倒であるという問題点があった。また撮影装置が直接サーバに画像データを送信することも可能であるが、ユーザーが何らかの方法でサーバのデータにアクセスして自分のデータとして登録するための処理が必要であるため、やはり手間がかかり面倒であった。
【0008】
またサーバ上のデータに課金するためには、課金可能なIDに対応づけてデータ管理を行うことが必要であるが、撮影端末で取得したデータと課金用のIDとの紐付けをユーザーの手間をかけずに行うことが好ましい。
【0009】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、画像情報のサーバへの登録や撮影端末で取得したデータと課金用のIDとの紐付けのためにユーザーにかかる労力を削減しユーザーインターフェースに優れたネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体及びネットワークシステムの制御方法が提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明は、
撮影端末とサーバとを含むネットワークシステムであって、
前記撮影端末は、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
入力情報に基づき前記撮影画像に画像処理を施した画像データを生成する画像処理部と、
所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、前記非接触通信用ICチップに記憶されている非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を前記非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理部と、
前記画像データを含む画像情報と、前記所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理部と、を含み、
前記サーバは、
前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、
前記URLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、
前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理部と、を含むネットワークシステムに関する。
【0011】
非接触通信用ICチップは、非接触通信用ICカードと呼ばれるものでもよい。例えば「近接型(Proximity)」の非接触型ICカードでもよい。非接触式ICカードとは、カードの内部にアンテナを持ち、外部の端末が発信する弱い電波を利用してデータを送受信するICカードである。
【0012】
非接触通信用ICチップは、リーダ・ライタからキャリアを送信して電磁誘導によりICチップに電力を供給し、キャリアの変調によりリーダ・ライタとICチップ間で通信を行う。
【0013】
URL(Uniform Resource Locator)は、インターネット上のリソース(資源)を特定するための形式的な記号の並びであり、WWWをはじめとするインターネットアプリケーションにおいて提供されるリソースを、主にその所在を表記することで特定するものである。なお、リソースとは(主にインターネット上の)データやサービスを指し、例えばウェブページや電子メールの宛先といったものも含む。
【0014】
前記URL情報は、前記非接触通信用IDに対応するユーザー固有のURLでもよいし、ユーザー固有のURLにリンク可能なURLでもよいし、前記非接触通信用IDに対応するユーザー固有のURLにアクセスするための問い合わせメールの内容及びそのメールアドレスの情報でもよい。
【0015】
例えば前記URL情報は、携帯型情報通信機器のブラウザを起動して前記URLを表示させるためのコマンドでもよい。
【0016】
また例えば前記URL情報は、携帯型情報通信機器のメーラーを起動して、前記URLを取得するための問い合わせメール(前記非接触通信用IDが記載され、サーバのメールアドレスを宛先とするメール)の送信画面を表示させるためのコマンドでもよい。
【0017】
前記URLは、前記非接触通信用IDに基づき生成されるURLでもよい。
【0018】
前記URLやメールアドレスは、撮影端末が生成してもよいし、サーバ装置と通信して、サーバ装置から取得したものでもよい。
【0019】
前記URLは、撮影端末側又はサーバの少なくとも一方で所定のアルゴリズムで生成してもよい。なお両方で同じアルゴリズムを用いて別個に生成してもよいし、どちらか一方で生成して他方に送信する構成でもよい。
【0020】
前記URLは、例えばサーバが運営するWeb上のサイトのユーザーのマイページのURLでもよい。また前記URLは、URLの一部に非接触通信用ID自体又は非接触通信用IDから一義的に導かれる識別IDを含んだアドレスでもよい。
【0021】
本発明によれば、ユーザーに前記URLにアクセスさせることにより、撮影端末で取得した画像情報と、非接触通信用IDと、携帯型情報通信機器の機器IDとを自動的に紐づけてサーバで管理することができる。
【0022】
(2)本発明は、
撮影端末とサーバとを含むネットワークシステムであって、
前記撮影端末は、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、前記非接触通信用ICチップに記憶されている非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を前記非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理部と、
撮影画像の画像データを含む画像情報と、前記所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理部と、を含み、
前記サーバは、
前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、
前記URLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、
前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理部と、を含むネットワークシステムに関する。
【0023】
(3)このネットワークシステムにおいて、
前記サーバは、
機器IDに対応づけて登録されている前記画像情報に基づき、機器ID毎に画像情報に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザー別Webページを生成し、当該ユーザー別WebページをWeb上で閲覧させる制御を行う画像情報閲覧制御処理部を含んでもよい。
【0024】
サーバはユーザー別Webページの集まりであるウェブサイト Web Siteを運営する。
【0025】
Webページとは、WWW(World Wide Web システムを使ってインターネット上で公開されている文書であり、Webブラウザに一度に表示されるデータのまとまりで、テキストデータやHTMLによるレイアウト情報、文書中に埋め込まれた画像や音声、動画などから構成される。
【0026】
ユーザー別Webページへのリンクアドレスは、前記ユーザー固有のURLと同じアドレスにしてもよいし、新たに生成されたアドレスを用いてもよい。
【0027】
(4)このネットワークシステムにおいて、
前記画像処理部は、
所与の画像処理でゲーム単位を区切って、ゲーム単位にゲームIDを生成し、
前記画像情報送信処理部は、
前記画像情報を取得したゲーム単位のゲームIDに関連づけてサーバに送信するとともに、前記非接触通信用IDを取得したゲーム単位のゲームIDに関連づけてサーバに送信し、
前記画像情報保存処理部は、
前記ゲームIDに基づき、受信した前記画像情報と前記非接触通信用IDとを関連づけて記憶部に保存してもよい。
【0028】
例えば1クレジット(1回のコイン投入)で行われる画像処理を1ゲーム単位としてもよい。この様な場合、例えば1回のコイン投入に基づく画像処理の開始又は終了処理(所与の画像処理の一例)でゲーム単位を区切ってもよい。
【0029】
(5)このネットワークシステムにおいて、
前記アクセス情報通信処理部は、
メールの一部に前記非接触通信用ID又はこれに一義的に対応するIDデータであるID情報を含み、前記サーバが受信可能なメールアドレスをあて先とする問い合わせメールを起動させるための問い合わせメール起動コマンドを前記URL情報として送信し、
前記対応情報生成部は、
前記問い合わせメールを受信すると、メールの一部に含まれた前記ID情報に基づき、前記非接触通信用IDに対応する前記URLを特定し、特定した前記URLをメールの送信元に送信してもよい。
【0030】
(6)このネットワークシステムにおいて、
前記画像情報登録処理部は、
受信した前記画像情報が対応づけられる機器IDに既に他の画像情報が登録されている場合には、受信した前記画像情報を前記機器IDに対応つけて追加登録してもよい。
【0031】
このようにすると、画像情報を取得する度に、機器IDに対応づける画像情報を追加することができるので、ユーザーは取得した画像情報を自己の機器IDに対応づけてサーバに自動蓄積させることができる。
【0032】
またサーバの画像情報閲覧制御処理部は、追加登録された画像情報に対応するコンテンツが追加されたユーザー別Webページを生成するので、画像情報を取得する度にWeb上のユーザー別Webページでも新たに取得した画像情報が閲覧できるように更新される。
【0033】
(7)このネットワークシステムにおいて、
前記画像処理部は、
複数のユーザーの撮影画像の画像処理を行い、
前記アクセス情報通信処理部は、
複数非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、複数の非接触通信用IDを取得し、
前記画像情報送信処理部は、
前記複数の非接触通信用IDと、画像情報を直接又は間接的に関連づけてサーバに送信し、
前記画像情報保存処理部は、
前記複数の非接触通信用IDと直接又は間接的に関連づけられた前記画像情報を受信すると、当該画像情報を、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた複数の前記非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させ、
前記画像情報登録処理部は、
前記複数の非接触通信用IDの1の非接触通信用IDに対応する機器IDに対応づけて、前記複数の非接触通信用IDの他の前記非接触通信用IDに対応する機器IDに関する情報を友人情報として登録し、
前記画像情報閲覧制御処理部は、
所与の機器IDに対応づけて登録されている友人情報に基づき、所与の機器IDに対応するユーザー別Webページに友人のユーザー別Webページへのリンク情報を設定してもよい。
【0034】
友人情報として、同時に撮影を行ったユーザーの機器IDを登録してもよいし、同時に撮影を行ったユーザーのユーザー別WebページのURLを登録してもよい。
【0035】
(8)このネットワークシステムにおいて、
前記画像処理部は、
ゲーム単位で非接触通信可能期間を設け、前記非接触通信可能期間に受け付けた複数の非接触通信用IDを同じ画像情報又は同じゲームIDに関連づけてもよい。
【0036】
(9)このネットワークシステムにおいて、
前記サーバは、
前記URLへのアクセスによって生成された前記対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係について、当該機器ID又は当該非接触通信用IDについて既に存在する対応情報との整合性に問題ありと判断した場合には、不一致を通知する不一致通知処理を行う不一致通知処理部を、含んでもよい。
【0037】
(10)このネットワークシステムにおいて、
前記アクセス情報通信処理部は、
前記非接触通信用IDを受信した場合に、当該非接触通信用IDについて前記対応情報が存在するか否かを前記サーバに問い合わせ、
前記問い合わせの結果、対応情報が存在する場合には、前記URL通知処理に替えて、ブラウザに所定のメッセージ画像を起動させるためのコマンドを非接触通信で送信してもよい。
【0038】
(11)このネットワークシステムにおいて、
前記撮影端末は、
前記非接触通信用IDを受信した場合に、当該非接触通信用IDに対応する機器IDに登録されている画像情報等の登録情報があるか否かを前記サーバに問い合わせ、
前記登録情報がある場合には、登録情報の少なくとも一部をサーバから受信する登録情報取得処理部を含み、
前記画像処理部は、
受信した登録情報に基づき、画像処理に用いるコンテンツを選択して、選択したコンテンツを用いて画像処理を行ってもよい。
【0039】
(12)本発明は、
撮影端末とネットワークを介して接続されたサーバを制御するためのプログラムであって、
前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、
前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、
前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理部と、してコンピュータを機能させるプログラムに関する。
【0040】
(13)このプログラムにおいて、
機器IDに対応づけて登録されている前記画像情報に基づき、機器ID毎に画像情報に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザー別Webページを生成し、当該ユーザー別WebページをWeb上で閲覧させる制御を行う画像情報閲覧制御処理部と、してさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0041】
(14)このプログラムにおいて、
前記画像情報保存処理部は、
前記撮影端末からゲームIDに関連づけられた前記画像情報とゲームIDに関連づけられた前記非接触通信用IDを受け取り、前記ゲームIDに基づき、受信した前記画像情報と前記非接触通信用IDとを関連づけて記憶部に保存してもよい。
【0042】
(15)このプログラムにおいて、
前記対応情報生成部は、
メールの一部に前記非接触通信用ID又はこれに一義的に対応するIDデータであるID情報を含み、前記サーバが受信可能なメールアドレスをあて先とする問い合わせメールを受信すると、メールの一部に含まれた前記ID情報に基づき、前記非接触通信用IDに対応する前記URLを特定し、特定した前記URLをメールの送信元に送信してもよい。
【0043】
(16)このプログラムにおいて、
前記画像情報登録処理部は、
受信した前記画像情報が対応づけられる機器IDに既に他の画像情報が登録されている場合には、受信した前記画像情報を前記機器IDに対応つけて追加登録してもよい。
【0044】
(17)このプログラムにおいて、
前記画像情報保存処理部は、
前記複数の非接触通信用IDと直接又は間接的に関連づけられた前記画像情報を受信すると、当該画像情報を、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた複数の前記非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させ、
前記画像情報登録処理部は、
前記複数の非接触通信用IDの1の非接触通信用IDに対応する機器IDに対応づけて、前記複数の非接触通信用IDの他の前記非接触通信用IDに対応する機器IDに関する情報を友人情報として登録し、
前記画像情報閲覧制御処理部は、
所与の機器IDに対応づけて登録されている友人情報に基づき、所与の機器IDに対応するユーザー別Webページに友人のユーザー別Webページへのリンク情報を設定してもよい。
【0045】
(18)このプログラムにおいて、
前記URLへのアクセスによって生成された前記対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係について、当該機器ID又は当該非接触通信用IDについて既に存在する対応情報との整合性に問題ありと判断した場合には、不一致を通知する不一致通知処理を行う不一致通知処理部と、してさらにコンピュータを機能させてもよい。
【0046】
(19)本発明は、
コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記のいずれかに記載のプログラムが記憶されていることを特徴とする情報記憶媒体に関する。
【0047】
(20)本発明は、
撮影端末とサーバとを含むネットワークシステムの制御方法であって、
前記撮影端末が、被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影ステップと、
前記撮影端末が、入力情報に基づき前記撮影画像に画像処理を施した画像データを生成する画像処理ステップと、
前記撮影端末が、所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、前記非接触通信用ICチップに記憶されている非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を前記非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理ステップと、
前記撮影端末が、前記画像データを含む画像情報と、前記所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理ステップと、
前記サーバが、前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理ステップと、
前記サーバが、前記URLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理ステップと、
前記サーバが、前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理ステップと、を含むネットワークシステムの制御方法に関する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本実施形態のネットワークシステムを示す図。
【図2】本実施形態のネットワークシステムのサーバの機能ブロック図の一例。
【図3】本実施形態のゲーム装置(撮影端末PM)のブロック図の一例。
【図4】本実施形態の写真印刷装置の外観の一例を示す斜視図。
【図5】本実施形態の写真印刷装置の外観の一例を示す斜視図。
【図6】本実施形態の写真印刷装置の外観の一例を示す斜視図。
【図7】ゲーム装置、サーバ、携帯型情報通信機器間でのデータのやりとりを説明するための図。
【図8】撮影端末(ゲーム装置)、サーバ、ユーザー(携帯型情報通信機器の処理も含む)の処理の流れの一例ついて説明するための図。
【図9】サーバのデータベースに登録されている情報について説明するための図。
【図10】図10(A)(B)(C)は、URL情報通知画像の例。
【図11】ユーザー固有のURLへのリンク時の画像例。
【図12】ユーザー固有のURLへのリンク時の画像例。
【図13】図13(A)〜(C)は、接触通信可能期間に表示される画像例。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0050】
1.ネットワークシステム
図1に、本実施形態のネットワークシステムを示す。本実施形態のネットワークシステム1は、ネットワーク10を介して接続されたゲーム装置200とサーバ100とによって構成される。ネットワーク10の伝送路は、無線の伝送路を含んでいてもよいし、有線の伝送路で接続されていてもよい。また一般回線を使用する場合でもよいし専用回線を使用する場合でもよい。
【0051】
サーバ100は、インターネット回線等に接続されてデータの送受信を行う通信装置110、ワークステーション等のホストコンピュータ120、データベース150を含み、Web(World Wide Web)サーバ機能やメールサーバ機能を備え、Webサーバ等としての機能も備えており、インターネット上でワールド・ワイド・ウェブ(WWW)に対応したホームページを開設している。
【0052】
なお通信装置110は、モデム、ターミナルアダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して、他のサーバや端末との間でデータの送受信を行う。
【0053】
ゲーム装置200は、サーバとネットワーク10を介して通信可能に構成される。またゲーム装置200は、携帯型情報通信機器30が内蔵する非接触通信用ICチップ32と非接触通信が可能に構成されている。
【0054】
携帯型情報通信機器30は、インターネット(WAN)、LANなどのネットワークを介してサーバ100に接続可能な装置であるとともに、非接触通信用ICチップ32を含み、ゲーム装置200と非接触通信を行うことが可能に構成された情報機器である。例えば携帯電話(PHS端末も含む)、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA等)、携帯型ゲーム機、画像生成装置などの情報通信装置である。なお、携帯型情報通信機器30とサーバ100との通信回線は、有線でもよいし無線でもよい。
【0055】
非接触通信用ICチップ32は、非接触型ICカードの技術方式を搭載したICチップであり、リーダ・ライタからキャリアを送信して電磁誘導によりICチップに電力を供給し、キャリアの変調によりリーダ・ライタとICチップ間で通信を行うものである。
【0056】
携帯型情報通信機器30はWebページを閲覧可能なウェブブラウザを備え、サーバ100が提供するWebページを参照することができる。
【0057】
2.ネットワークシステムのサーバ
図2は本実施形態のネットワークシステムのサーバ100の機能ブロック図の一例である。なお以下に説明する本ネットワークシステムのサーバ100の機能は、物理的に複数のコンピュータに分散して持たせて実行させるようにしてもよい。
【0058】
ネットワークシステムのサーバ100は、ホストコンピュータ120、データベース150を含んでいる。
【0059】
ホストコンピュータ120は、処理部130と記憶部122と情報記憶媒体126と送受信部124を含んでいる。
【0060】
送受信部124は、ゲーム装置200や携帯型情報通信機器30やデータベース150とデータのやり取りをするもので送信機能と受信機能の両方を有するが、送信手段と受信手段とに分散して送受信機能を実現してもよい。
【0061】
記憶部122は処理部130や送受信部124などのワーク領域となるものであり、その機能は例えばRAM等のハードウェアにより実現される。
【0062】
処理部130は受信した処理要求に基づき、どの端末によって送信されたものであるか、どのような配信要求であるかなどを判別し、各種処理を行うもので、その機能は、ハードウェア(CPU、DSP等のプロセッサ又はゲートアレイ等のASIC)とプログラム(ゲームプログラム、又はファームウェア等)との組み合わせにより実現される但し、処理部100の機能の全てを、ハードウェアにより実現してもよいし、その全てをプログラムにより実現してもよい。
【0063】
また処理部130は、各端末からの処理要求情報に基づき各端末にホームページ画像を表示するためのコンテンツや画像情報を生成する処理も行う。なお画像情報は、各端末でWebページを表示できるように、例えば、HTMLファイル等のコンテンツ記述言語により記述されたファイルで生成される。
【0064】
なお処理部130はコンテンツのみ生成してユーザーの携帯型情報通信機器30に送信し、ユーザーの携帯型情報通信機器30で、例えばjavaアプレット等で画像生成を行うようにしてもよいし、処理部130でXMLで記述されたコンテンツを生成してユーザーの携帯型情報通信機器30に送信し、ユーザーの携帯型情報通信機器30で画像生成を行うようにしてもよい。
【0065】
また処理部130は、各種処理要求に基づき、ホームページ上の画像の更新等の各種処理を行う。
【0066】
処理部130は、画像情報保存処理部132、対応情報生成処理部133,画像情報登録処理部134、画像情報閲覧制御処理部135、不一致通知処理部136を含む。
【0067】
画像情報保存処理部132は、ゲーム装置200から非接触通信用IDと直接又は間接的に関連づけられた画像情報を受信すると、当該画像情報を、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させる。
【0068】
対応情報生成処理部133は、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスがあると、当該ユーザー固有のURLに対応する非接触通信用IDと、アクセスにより取得されるアクセス元の機器IDとを同一ユーザーとして対応つける対応情報を生成する。
【0069】
画像情報登録処理部134は、対応情報に基づき、画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する。
【0070】
画像情報閲覧制御処理部135は、機器IDに対応づけて登録されている画像情報に基づき、ユーザー毎に画像情報に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザー別Webページを生成し、当該ユーザー別WebページをWeb上で閲覧させる制御を行う。
【0071】
また画像情報保存処理部132は、ゲーム装置200からゲームIDに関連づけられた画像情報とゲームIDに関連づけられた非接触通信用IDを受け取り、ゲームIDに基づき、ゲーム装置200から受信した画像情報と非接触通信用IDとを関連づけて記憶部に保存してもよい。
【0072】
また対応情報生成部133は、メールの一部に非接触通信用ID又はこれに一義的に対応するIDデータであるID情報を含み、サーバ100が受信可能なメールアドレスをあて先とする問い合わせメールを受信すると、メールの一部に含まれたID情報に基づき、非接触通信用IDに対応するユーザー固有のURLを特定し、特定したユーザー固有のURLをメールの送信元に送信してもよい。
【0073】
また画像情報登録処理部134は、受信した画像情報が対応づけられる機器IDに既に他の画像情報が登録されている場合には、受信した画像情報を機器IDに対応づけて追加登録してもよい。
【0074】
また画像情報保存処理部は、ゲーム装置200から複数の非接触通信用IDと直接又は間接的に関連づけられた画像情報を受信すると、当該画像情報を、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた複数の非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させ、画像情報登録処理部134は、複数の非接触通信用IDの1の非接触通信用IDに対応する機器IDに対応づけて、複数の非接触通信用IDの他の非接触通信用IDに対応する機器IDに関する情報を友人情報として登録し、画像情報閲覧制御処理部135は、所与のユーザーの機器IDに対応づけて登録されている友人情報に基づき、所与の機器IDに対応したユーザー別Webページに友人のユーザー別Webページへのリンク情報を設定してもよい。
【0075】
不一致通知処理部136は、ユーザー固有のURLにアクセスによって生成された対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係について、当該機器ID又は当該非接触通信用IDについて既に存在する対応情報との整合性に問題ありと判断した場合には、不一致を通知する不一致通知処理を行う。
【0076】
情報記憶媒体(コンピュータにより使用可能な記憶媒体)126は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
【0077】
処理部130は、この情報記憶媒体180に格納される情報に基づいて本発明(本実施
形態)の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体126には、本発明(本実施形態)の手段(特に処理部110に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラム或いはデータ)が格納される。
【0078】
なお、上述したその他の機能も情報記憶媒体126から情報を読み取って実現することも可能である。
【0079】
また情報記録媒体126に格納されるプログラム、データ等は、その一部もしくは全部をネットワーク回線などの伝送媒体を介して受信する構成にしてもよい。すなわち、ホストコンピュータ120は、情報記憶媒体126からではなく、例えば、ネットワークを介して所定のホスト端末装置等から搬送波に具現化された(embodied)形式のプログラム、データ等を受信して上述した種々の機能を実現することも可能である。
【0080】
またデータベース150は、ホストコンピュータ120とデータの送受信を行う送受信部152と、情報記憶媒体160を含む。情報記憶媒体160には、ゲーム情報(画像情報の一例)162、ユーザー情報164、友人情報166等が記憶されユーザー別画像情報データベース168として機能する。
【0081】
情報記憶部160は磁気的、光学的記録媒体や半導体メモリ等のCPUで読み取り可能な記憶媒体であり、例えばRAM、ハードディスク(磁気ディスク)やフレキシブルディスク、CD−ROM等により実現される。
【0082】
3.ゲーム装置の構成
図3は、本実施形態のゲーム装置200の一実施形態である撮影端末PMのブロック図である。なお、ゲーム装置200(撮影端末PM)は、図3の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
【0083】
撮影部298は、被写体を撮影するためのもので、例えばCCDカメラ、CMOSカメラ、又はビデオカメラなどにより実現できる。
【0084】
操作部260(ポインティングデバイス、レバー、ボタン等)は、ユーザーが編集用コンテンツ選択メニューの選択操作や編集操作を行うためのものである。
【0085】
記憶部270(RAM)は、処理部210や通信部296などのワーク領域となるものである。
【0086】
情報記憶媒体280(CD、DVD、HDD、ROMなどのコンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものである。この情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0087】
ディスプレイ290は画像を表示するものであり、例えば図6の撮影用モニタCMNや編集用ディスプレイ等である。
【0088】
撮影用モニタCMNは、例えばタッチパネル等が用いられ、ディスプレイに表示された入力用のボタンに、ユーザーが指を接触させることにより、各種指示入力(例えばコラージュ背景の選択や撮影モードの選択等)を行うことができるように構成されている。
【0089】
編集用ディスプレイとしては、例えば液晶タブレットやタッチパネル等が用いられ、タッチペン(ポインティングデバイスの一例)等の先端をディスプレイ表面に接触させ、文字や図形を描くことにより手書き画像を入力できるようになっている。また予め用意された星マークやハートマーク等のスタンプ画像を選択して、タッチペンの先端をディスプレイ表面に接触させることによりスタンプ画像を入力できるようになっている。
【0090】
音出力部292は音声、ゲーム音などの音を出力するものである。
【0091】
携帯型情報記憶装置294は、ユーザーの個人データや編集用のセーブデータなどが記憶されるものである。
【0092】
本実施の形態の撮影端末PMは、印刷部295が備えられ、印刷部295により撮影された画像を印刷媒体(シール紙、印画紙、プラスチック板又は記録層)に画像を印刷する処理を行う。この場合の印刷方式としては昇華型、熱転写型、インクジェット方式、レーザプリント方式などの種々の方式がある。また印刷用のプリンタとしては、インクジェット式プリンタ、レーザープリンタ、昇華型プリンタ、熱転写型プリンタ、溶融型プリンタ、サーマルプリンタ、印画紙プリンタ、インスタントフィルムプリンタ等を用いるようにしてもよい。
【0093】
処理部210(プロセッサ)は、操作部260からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部210は、記憶部270内の主記憶部272をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部210の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又は
ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0094】
処理部210は、アクセス情報通信処理部212、画像情報送信処理部214、登録情報取得処理部216、画像処理部220、画像生成部230、音生成部240を含む。
【0095】
画像処理部220は、プレーヤの画像を撮影する撮影処理と撮影時の画面制御処理、撮影された画像の編集処理等の画像処理を行い、画像情報(例えば撮影、編集した画像)を取得する。
【0096】
画像処理部220は、入力情報に基づき撮影画像に画像処理を施した画像データを生成する。アクセス情報通信処理部212は、所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、非接触通信用ICチップ32に記憶されている非接触通信用IDを取得し、非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を非接触通信用ICチップ32に送信する。画像情報送信処理部214は、画像データを含む画像情報と、所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバ100に送信する。
【0097】
また画像処理部220は、所与の画像処理でゲーム単位を区切って、ゲーム単位にゲームIDを生成し、画像情報送信処理部214は、画像情報を取得したゲーム単位のゲームIDに関連づけてサーバに送信するともに、非接触通信用IDを取得したゲーム単位のゲームIDに関連づけてサーバ100に送信してもよい。
またアクセス情報通信処理部112は、 メールの一部に非接触通信用ID又はこれに一義的に対応するIDデータであるID情報を含み、サーバ100が受信可能なメールアドレスをあて先とする問い合わせメールを起動させるための問い合わせメール起動コマンドをURL情報として送信してもよい。
【0098】
また画像処理部220は、複数のユーザーの撮影画像の画像処理を行い、アクセス情報通信処理部212は、複数非接触通信用ICチップ32と非接触通信を行い、複数の非接触通信用IDを取得し、画像情報送信処理部214は、複数の非接触通信用IDと、画像情報を直接又は間接的に関連づけてサーバ100に送信してもよい。
【0099】
また画像処理部220は、ゲーム単位で非接触通信可能期間を設け、非接触通信可能期間に受け付けた複数の非接触通信用IDを同じ画像情報又は同じゲームIDに関連づけてもよい。
【0100】
アクセス情報通信処理部212は、非接触通信用IDを受信した場合に、当該非接触通信用IDについて対応情報が存在するか否かをサーバ100に問い合わせ、問い合わせの結果、対応情報が存在する場合には、URL通知処理に替えて、ブラウザに所定のメッセージ画像を起動させるためのコマンドを非接触通信で送信してもよい。
【0101】
登録情報取得処理部216は、非接触通信用IDを受信した場合に、非接触通信用IDに対応する機器IDに登録されている画像情報等の登録情報があるか否かをサーバ100に問い合わせ、登録情報がある場合には、登録情報の少なくとも一部をサーバ100から受信し、画像処理部220は、受信した登録情報に基づき、画像処理に用いるコンテンツを選択して、選択したコンテンツを用いて画像処理を行う。
【0102】
画像生成部230は、撮影や編集の結果に基づいて画像を生成し、ディスプレイ290に出力する。
【0103】
音生成部240は、処理部210で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部292に出力する。
【0104】
通信部296は、インターネットなどのネットワークを介してデータを送信又は受信する処理を行う。より具体的には、通信部296は、カメラの撮影画像により生成されたデータを、ネットワークを介して外部のサーバなどに送信する。このようにすればユーザー(被写体)は、自身が被写体となっている画像のデータを、自分の家のパーソナルコンピュータにサーバからダウンロードすることが可能になる。そしてダウンロードした画像データに基づいて、自分の家のプリンタを用いて、紙やシールに画像を印刷して出力することが可能になる。またユーザーが撮影した画像をサーバに保存しておき、撮影端末にダウンロードして印刷して出力することも可能である。
【0105】
この通信部296の機能は、例えば通信用のデバイス(IC)などのハードウェアや、通信用のプログラムなどにより実現できる。なお印刷部295、通信部296のいずれか一方を設けない構成としてもよい。
【0106】
非接触通信部297(図5,6のFT1)は、携帯型情報通信機器に内蔵されている非接触通信用ICチップ32と非接触通信を行うもので、アンテナ、リーダ・ライタ等のハードウェアを含む。
【0107】
なお本実施形態の撮影端末は、固定された筐体である装置でもよいし、携帯用の装置でもよい。
【0108】
なお本実施形態の撮影端末で撮影される被写体は人間には限定されない。
【0109】
また本実施形態の撮影端末を、ユーザーの撮影画像をゲームに使用するようなタイプのゲーム装置に利用することも可能である。即ち本実施形態の撮影端末をゲーム装置の画像取り込み装置として機能させることも可能である。
【0110】
図4は、本実施形態の撮影端末PMの外観の一例を示す斜視図である。図4に示すように、本実施形態の撮影端末PMは、代価受付部RMと、撮影部CMと、編集操作受付部EMと、写真シール提供部PBとを有する。
【0111】
図4に示す代価受付部RMは、ユーザーが本実施形態の撮影端末PMを利用する際に最初に接するものであり、撮影端末PMを利用するための代価を投入するためのものである。
【0112】
図4に示す撮影部CMは、上述した代価受付部RMに対して代価の投入を行ったユーザーの画像を撮影するためのものであり、上述した代価受付部RMとは異なる位置に設けられている。本実施形態では撮影部CMは、画像の背景に周囲の景色が写りこまないように、また、撮影されているユーザーが周囲から見えないように、シートSTで周囲が覆われている。
【0113】
図5は、本実施形態の撮影端末PMのシートSTを取り除いた状態の外観を、撮影部CMの前面が右正面となるように示した斜視図である。
【0114】
図5に示すように撮影部CMの前面上部には、撮影領域CAに位置するユーザーの画像を撮影するカメラCRが設けられている。カメラCRは、例えばCCDカメラ、C−MOSカメラ、又はビデオカメラなどにより実現できる。カメラCRは、被写体を正面方向から撮影するもので、撮影部として機能する。
【0115】
また撮影部CMの前面上部から中部には、撮影領域CAに位置するユーザーを照明する撮影用照明部CLが設けられている。この撮影用照明部CLは、カメラCRがユーザーの画像の撮影を開始した場合に点灯するように制御される。そして、カメラCRがユーザーの画像を撮影している間、ユーザーを照明し続けるように制御される。
【0116】
また撮影部CMの前面中部には、撮影領域CAに位置するユーザーに対して、カメラCRが撮影している画像を表示する撮影用モニタCMN(表示部の一例)が設けられている。本実施形態ではカメラCRが画像の撮影を開始すると、撮影用モニタCMNは、撮影領域CAに位置するユーザーの画像をリアルタイムの動画として表示する。これによりユーザーは、カメラCRが撮影しているユーザーの画像を撮影用モニタCMNにより確認することができる。撮影用モニタCMNは、ユーザーの視点から見下ろす高さに、ユーザーに対してその表示画面がほぼ正対するように、筺体に取り付けられている。カメラCRで撮影された映像は撮影用モニタCMNに表示され、ユーザーはこの撮影用モニタCMNに表示された映像を見て自身のポーズが適当か否かを確認することができる。
【0117】
また撮影用モニタCMNは、接触位置を検出できるタッチセンサパネルが積層されたタッチパネル式モニタにより構成されており、ユーザーが撮影用モニタCMNを触ることにより操作入力を行うことができる。
【0118】
そして、ユーザーの画像の撮影が開始されてから所定時間が経過するとユーザーの画像の撮影を終了する。そして、撮影領域CAに位置するユーザーに対して、編集操作受付部EMの前側の領域である編集領域EA(第3の領域の一例)に移動する案内を行う。
【0119】
図4に示す編集操作受付部EMは、上述した撮影部CMにおいて画像を撮影したユーザーが、撮影した画像を編集するための操作を行うためのものであり、上述した撮影部CMとは異なる位置に設けられている。本実施形態では編集操作受付部EMは、編集操作を行っているユーザーが周囲から見えないように、シートSTで周囲が覆われている。特に本実施形態では編集操作受付部EMとして、第1の編集操作受付部EM1と第2の編集操作受付部EM2とが設けられている。図5は、本実施形態の撮影端末PMのシートSTを取り除いた状態の外観を、第1の編集操作受付部EM1の前面が右正面となるように示した斜視図である。
【0120】
図6に示すように第1の編集操作受付部EM1の前面中央部には、第1の編集操作受付部EM1の前側の領域である編集領域EA1(第3の領域の一例)に位置するユーザーに対して、シールに印刷する静止画として決定した画像を表示しつつ、表示した画像を編集するための操作を受け付けるタッチパネル式の編集用モニタEMNが設けられている。
【0121】
本実施形態では、編集用モニタEMNの左右にそれぞれタッチペンTPが用意されており、ユーザーはタッチペンTPの先端を編集用モニタEMNの任意の位置に接触させることにより、決定した画像に合成する線図を描いたり、模様や図柄のテンプレート(スタンプ画像)を選択してこれを画像に配置して、シールに印刷する静止画を編集する。
【0122】
なお本実施の形態では、図6に示す第1の編集操作受付部EM1の背面側に、第1の編集操作受付部EM1と同様の構成を有する第2の編集操作受付部EM2が設けられ、第2の編集操作受付部EM2の前側の領域である編集領域EA2(第4の領域の一例)に位置するユーザーに対して、シールに印刷する静止画として決定した画像を表示しつつ、表示した画像を編集するための操作を受け付ける。
【0123】
そして、画像の編集操作の受け付けが開始されてから所定時間が経過するか、ユーザーの操作により編集操作の終了が選択されると、画像の編集操作の受け付けを終了する。そして、編集領域EA1又は編集領域EA2に位置するユーザーに対して、写真シール提供部PB(印刷物提供部の一例)の前側の領域である取出領域PA(第5の領域の一例)に移動するように案内する。
【0124】
そして図6に示すように、第1の編集操作受付部EM1の左側面には、編集された画像をシールに印刷した写真シール(印刷物の一例)をユーザーに提供する写真シール提供部PBが設けられている。本実施形態では、取出領域PAに位置するユーザーに対して写真シールを提供するように、写真シール提供部PBの前面に写真シール取出口POが設けられている。
【0125】
また図5、図6に示すように、第1の編集操作受付部EM1、第2の編集操作受付部EM2の編集用モニタEMNの上部に非接触通信部FT1、FT2(図示せず)が設けられている。非接触通信部FT1、FT2(図示せず)は、キャリアを送信して電磁誘導により携帯型情報通信機器30が内蔵する非接触通信用ICチップ32に電力を供給し、キャリアの変調により非接触通信用ICチップ32と通信を行うリーダ・ライタで構成される。リーダ・ライタと非接触通信用ICチップ32の間は13.56MHzの電波で通信し、10cm程度のごく近距離で100〜400kbpsの双方向通信が可能となっている。撮影端末PM
【0126】
4.ゲーム装置、サーバ、携帯型情報通信機器間でのデータのやりとり
図7は、撮影端末(ゲーム装置の一例)200、サーバ100、携帯型情報通信機器間でのデータのやりとりを説明するための図である。
【0127】
ここでは撮影端末(ゲーム装置)200で撮影した画像又はそれに編集を施した画像の画像データ(画像情報の一例)を、サーバ100が開設するWeb上のサイト300(ユーザーの画像を登録可能なサイト)のマイページ310(ユーザー別Webページの一例)に登録して、携帯電話(携帯型情報通信機器の一例)で閲覧する場合を例にとり説明する。
【0128】
なおWeb上のマイページ310はパーソナルコンピュータ向けに作られた一般のインターネットのWebコンテンツを表示可能なインターネットブラウザ(フルブラウザ)で閲覧可能なWebページでもよいし、携帯電話等のブラウザで閲覧可能なWebページでもよいが、ここでは携帯電話で参照可能なWebページも作成されるとする。
【0129】
携帯電話K1〜K3は非接触通信用ICチップを含んでおり、撮影装置の非接触通信部297と非接触通信可能に構成されている。
【0130】
ここで撮影を行うユーザーY1〜Y4のうちY1〜Y3は非接触通信用ICチップを内蔵した携帯電話K1〜K3を所有しており、ユーザーY4は所有していないとする。携帯電話K1〜K3は、機器ID(携帯電話番号に対応して課金可能な携帯ID)d1〜d3を有している。機器IDはWeb上のアクセスに伴いサーバに通知される。
【0131】
また携帯電話K1〜K3に内蔵された非接触通信用ICチップには、非接触通信用IDc1〜c3が記憶されている。非接触通信用IDは非接触通信で、撮影端末(ゲーム装置)200に通知される。
【0132】
ユーザーY1〜Y4はコイン(クレジット)の投入により撮影を開始させ、撮影端末(ゲーム装置)200の撮影部298で撮影を行う(t1)。
【0133】
撮影端末(ゲーム装置)200は、コイン(クレジット)の投入によりゲームが開始されるとゲームID(a)を作成し、撮影された画像又はそれに編集を施した画像の画像データ(b)をゲームID(a)に関連づけてネットワークを介してサーバ100に送信する(t2)。
【0134】
サーバ100は、ゲーム装置から受信した画像データをゲームIDに関連づけて、記憶部に一時保存する(t3)。
【0135】
ユーザーY1〜Y3は、撮影の開始から終了までのいずれかの時点で(又は撮影用のクレジットの有効期限内のいずれかの時点)で、非接触通信用ICチップ内蔵の携帯電話K1〜K3を撮影装置200の非接触通信部297にかざす又はタッチする操作(以下「タッチ操作」という)を行う(t4)。このタッチ操作により、非接触通信用ICチップに記憶された非接触通信用IDが、撮影端末(ゲーム装置)200に非接触通信で送信される。
【0136】
撮影端末(ゲーム装置)200は、非接触通信で非接触通信用IDを受信すると、非接触通信用IDに基づきURL情報(当該ユーザー固有のURLへアクセスするための情報であり、サーバのWebページへのリンクアドレスやサーバへのメールアドレス)を生成し、非接触通信で非接触通信用のICチップ内蔵の携帯電話に送信する(t5)。例えば、携帯電話のブラウザを起動させユーザー別WebページのURLを通知する画像を表示させるコマンドを送信してもよい。これを受けた携帯電話の画像にはユーザー別WebページのURLが表示された画像が表示される。
【0137】
また撮影端末(ゲーム装置)200は、非接触通信で受信した非接触通信用ID(c)とゲームID(a)をサーバに送信する(t6)。複数のユーザーがタッチ操作を行った場合には複数のタッチ操作により得られた複数の非接触通信用ID(c)をゲームID(a)とともに送信する。なお撮影日時の情報やその他当該ゲームに付随する情報もともに送信してもよい。
【0138】
サーバ100は、ゲーム装置から受信したゲームID(a)と非接触通信用ID(c)に基づき記憶部に一時保存してある画像データと、非接触通信用IDの対応付けを行う(t7)。
【0139】
ユーザーY1〜Y3は、非接触通信用のICチップ内蔵の携帯電話でゲーム装置から通知されたURL情報の示すURL(ユーザー固有のURL)にアクセスを行う(t8)。例えば画面上に表示されているURLを選択実行することによりアクセス可能である。このアクセスに伴い、機器ID(携帯電話の電話番号に対応して付与されている携帯ID)d1〜d3もサーバに通知される。
【0140】
ユーザー固有のURLは、Web上のサイトのユーザーのマイページのURLでもよい。またユーザー固有のURLは、URL自体に非接触通信用ID自体又は非接触通信用ID空一義的に導かれる識別IDを含んだアドレスでもよい。
【0141】
ユーザー固有のURLへのアクセスを受けたサーバ100は、当該URLに対応する非接触通信用IDと、アクセスに伴って通知される機器IDとの対応付けを行う対応情報を生成する(t9)。
【0142】
前記対応情報及び前記画像情報に基づき機器IDに対応づけて画像情報が登録されたユーザー別画像情報データベースを生成する(t10)。そしてユーザー別画像情報データベースから必要な情報を読み出して、各ユーザーの前記画像情報(撮影画像)に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザー別Webページを生成し、ユーザーのマイページ310のURLにアクセスがあった場合には、ユーザーのマイページ310を携帯電話で閲覧させる制御を行う。
【0143】
なお携帯電話を有しないユーザーY4は、撮影端末(ゲーム装置)200の印刷部296から画像データがプリントされたシール370を受け取ることができる(t11)。シール370にはQRコード372が印刷されており、ユーザーY4はこのQRコードを読み取ってサーバ100のサイト300にアクセスすることができる(t12)。QRコードはゲームIDに対応して生成される。
【0144】
また今回のゲームに参加していないユーザーY5は、ユーザーY1等からサーバのURLの通知を受けることで(t13)、サーバ100のサイト300にアクセスすることができる(t14)。
【0145】
図8は、撮影端末(ゲーム装置)、サーバ、ユーザー(携帯型情報通信機器の処理も含む)の処理の流れの一例ついて説明するための図である。
【0146】
まずユーザー(複数でも可)は、撮影端末(ゲーム装置)にコインを投入する(ステップS10−Y)。コインが投入されると、撮影端末(ゲーム装置)は、アトラクトモードからゲームモードに移行し、ゲームを開始する(ステップS10−G)。
【0147】
プレーヤが撮影用の操作を行うと(ステップS20−Y)、撮影端末(ゲーム装置)は撮影処理を行う(S20−G)。具体的には、撮影された画像を取り込みクロマキー処理等により被写体画像を取り出して所与の背景画像と合成して編集用の画像を生成する処理等を行う。また撮影端末(ゲーム装置)は、ゲームIDを生成してサーバに送信する(ステップS22−G)。ゲームIDはゲーム単位に生成され、ゲーム毎に一意な英字、数字、又は英数字文字列となる。例えば撮影端末(ゲーム装置)に付与されている識別番号と現在時刻(年月日時分秒)等に基づき生成してもよい。ゲームIDを受けとったサーバは、記憶部に保存する(ステップS22−S)。
【0148】
撮影を終えたユーザーは落書きコーナーに移動し、落書き入力を行う(ステップS30−Y)。撮影端末(ゲーム装置)は、落書き入力に基づき、落書き処理を行う(ステップS30−G)。ここにおいて落書き入力とは、編集用画面に表示された編集用の画像に対し、ユーザーがタッチペン等で、落書きしたり、スタンプを押したりする入力であり、落書き処理とは、ユーザーの落書き入力を反映させた画像を編集する処理である。
【0149】
ユーザーがWeb上のマイページに登録する画像を選択できる仕様である場合には、送信画像選択情報の入力を行う(ステップS40−Y)。送信画像選択入力を受け付けた撮影端末(ゲーム装置)は、ゲームIDとともに撮影された全画像(編集された場合には編集後の画像)の画像データと、送信画像選択情報とを送信する(ステップS40−G)。
【0150】
サーバは受信した画層データをゲームIDに関連づけて保存し、保存結果を撮影端末(ゲーム装置)に送信する(ステップS40−S)。撮影端末(ゲーム装置)は、保存結果がNGを示すものである場合には、再送信の処理を行うようにしてもよい。
【0151】
ユーザーが、タッチ操作開始ボタンを押すと(ステップS50−Y)、撮影端末(ゲーム装置)は、非接触通信を開始する(ステップS50−G)。撮影端末(ゲーム装置)は、編集用の画面に図13(A)に示すような画像を表示してユーザーにタッチ操作を促してもよい。
【0152】
ユーザーが携帯電話でタッチ操作を行うと(ステップS60−Y)、撮影端末(ゲーム装置)は、携帯電話に内蔵された非接触通信用ICチップに記憶された非接触通信用IDを受信し、非接触通信用IDに基づきURL情報(当該ユーザー固有のURLへアクセスするための情報であり、サーバのWebページへのリンクアドレスやサーバへのメールアドレス)を生成し、非接触通信用のICチップ内蔵の携帯電話に非接触通信で送信する(ステップS60−G)。ここでは、URL情報として図10(A)又は図10(B)に示すような問い合わせメール起動コマンドが非接触通信で送信されるものとする。携帯電話のキャリアに応じていずれかの画像が表示される問い合わせメール起動コマンドが送信される。いずれの場合でも携帯電話では、メーラーが起動され図10(B)に示す問い合わせメールが生成される。この問い合わせメールは、ユーザー固有のURLを取得するための問い合わせメールであり、前記非接触通信用IDが記載され(540参照)、サーバのメールアドレス520を宛先とするメールである。なおゲームIDも記載されていてもよい(530参照)。
【0153】
携帯電話に図10(A)に示す問い合わせメール送信画像が表示されている場合には、ユーザーが「空メール送信」510を選択実行することで、図10(B)に示す問い合わせメールが、サーバに送信される。
【0154】
撮影端末(ゲーム装置)は、非接触通信で受信した非接触通信用IDとゲームIDと関連づけてサーバに送信する(ステップS62−G)。
【0155】
サーバは、撮影端末(ゲーム装置)から受信したゲームIDと非接触通信用IDに基づき、記憶部に一時保存してある画像と非接触通信用IDの対応づけを行う(ステップS62−G)。
【0156】
非接触通信可能期間は、開始ボタンが押されてから終了ボタンが押されるか又は非接触通信可能期間の制限時間の残り時間が0になるまでである。その間撮影端末(ゲーム装置)は、繰り返しタッチ操作を受け付ける。例えばタッチ操作が行われ非接触通信が成功すると図13(B)に示すような画像を表示し、「次の人がタッチ」ボタン620がタッチされると、次の非接触入力を受け付けるようにしてもよい。また図13(B)に示すような画像で「タッチ終了」ボタン630がタッチされると、図13(C)に示すような確認画面画像を表示し、「ハイ」ボタン640がタッチされるか(ステップS64−Y)、又は残り時間が0になると非接触通信を終了する(ステップS64−G)。
【0157】
そして撮影端末(ゲーム装置)は、撮影、編集画像に基づき生成したシールを受け取り口に排出し(ステップS70−G)、ユーザーはシールを受け取る(ステップS70−Y)。
【0158】
また非接触通信のタッチ操作により携帯電話に図10(A)(B)に示すような画像が表示されているので、ユーザーが問い合わせメールを送信すると(ステップS80−Y)、サーバはURL通知メールを作成する(ステップS80−S)。
【0159】
図10(C)は、URL通知メールの一例である。URL通知メールには、ユーザー固有のURL550が記載されている。通知されるURLは、ユーザー固有のURLであり問いあわせメールに記載された非接触通信用IDに基づき生成されるURLでもよい。なおユーザー固有のURLは、例えばサーバが運営するWeb上のサイトのユーザーのマイページのURLでもよい。またユーザー固有のURLは、URL自体に非接触通信用ID自体又は非接触通信用IDから一義的に導かれる識別IDを含んだアドレスでもよい。
【0160】
ユーザー固有のURLは、Web上のサイトのユーザーのマイページのURLでもよい。またユーザー固有のURLは、URL自体に非接触通信用ID自体又は非接触通信用IDから一義的に導かれる識別IDを含んだアドレスでもよい。
【0161】
サーバがURL通知メールを送信すると(ステップS82−S)、ユーザーの携帯電話はURL通知メールを受信する(ステップS82−Y)。そしてユーザーがURL通知メールに記載されているユーザー固有のURL(サイト)にアクセスすると(ステップS90−Y)、アクセスに伴い、機器ID(携帯電話の電話番号に対応して付与されている携帯ID)もサーバに通知される。
【0162】
ユーザー固有のURLへのアクセスを受けたサーバは、当該URLに対応する非接触通信用IDと、アクセスに伴って通知される機器IDとの対応付けを行う対応情報を生成し、対応情報及び画像情報に基づき機器IDに対応づけて画像情報が登録されたユーザー別画像情報データベースを生成し、ユーザー別画像情報データベースから当該ユーザーの画像情報(撮影画像)を読み出して、ユーザーが撮影端末(ゲーム装置)で撮影編集した画像が表示されたユーザーのマイページを携帯電話で閲覧させる制御を行う(ステップS90−S)。
【0163】
ここで既にユーザーがマイページを持っている場合とそうでない場合とで、異なる画面制御を行うようにしてもよい。例えば、ユーザーがユーザー固有のURLにアクセスするのが今回初めてである場合や、まだユーザーのマイページを作成することに同意していない場合には、図11に示すように今回撮影編集した画像を表示して「マイアルバム(マイページに表示するアルバム)ページ作成の意思確認」を行って、OKでればマイページを作成するようにしてもよい。
【0164】
5.データベースの構成
図9は、サーバのユーザー別画像情報データベースに登録されている情報について説明するための図である。本実施の形態では、サーバの記憶部(情報記憶媒体)に機器ID410に対応づけてユーザー毎の画像情報460やユーザー情報420が登録されて、データベースが構築される。
【0165】
機器ID410に対応づけて登録される情報には、ユーザー情報420や画像情報460や友人情報470等がある。
【0166】
ユーザー情報420は、例えばニックネーム422や生年月日424等のユーザーがサイトに登録したユーザー登録情報430を含んでもよい。またユーザー情報420には、対応情報により機器ID410と対応づけられている非接触通信用ID440を含んでもよい。また画像情報460は、ゲーム装置から非接触通信用IDやゲームIDに関連づけて受信した情報であり、例えば画像データ464やタグ情報466を含む。タグ情報には、画像データの撮影日時や一緒に撮影した友人情報等を含んでもよい。
【0167】
友人情報470は、友人として登録してあるユーザーの情報であり、各ユーザーの情報472には、機器IDやユーザーのマイページ(ユーザー別Webページ)のURL情報等を含んでもよい。
【0168】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
【0169】
上記実施の形態では、ゲーム装置が撮影端末である場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えばゲーム装置は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステム、携帯型ゲームシステム等のいずれのタイプでも構成可能であり、ゲームの種類もシューティングゲームやレースゲームやロールプレイングゲームやパズルゲーム等の種々のゲームシステムに適用できる。
【0170】
また上記実施の形態では、ゲーム装置のURL通知処理の例として、携帯電話(携帯型情報通信機器の一例)のブラウザに起動させユーザーのユーザー別WebページのURLを通知する画像を表示させるコマンドを送信する場合と、携帯電話のメーラーを起動してURL問い合わせ用送信メールを生成させるコマンドを送信する場合を例にとり説明したがこれに限られない。
【0171】
また上記実施の形態では、タッチ操作後にゲーム装置から携帯電話(携帯型情報通信機器の一例)URL通知が行われる場合を例にとり説明したが、これに限られない。例えば、ゲーム装置は、非接触通信用IDを受信した場合に、非接触通信用IDについて対応情報が存在するか否かを前記サーバに問い合わせ、問い合わせの結果、対応情報が存在する場合には、URL通知処理に替えて、他のメッセージ画像を携帯型情報通信機に起動させるためのコマンドを非接触通信で送信するようにしてもよい。
【0172】
サーバが既に非接触通信用IDについて対応情報を有している場合には、携帯型情報通信機がユーザー固有のURLへのアクセスを行わなくても、非接触通信用IDに対応する機器IDに画像情報の登録を行うことが可能である。従ってURL通知処理を行わずに、他のメッセージ画像(例えば「画像情報を登録しました」等のメッセージが表示された画像)を携帯型情報通信機のブラウザに表示させるコマンドを送信するようにしてもよい。
【0173】
また上記実施の形態では、ユーザー固有のURLにアクセスがあった場合にゲーム画像を機器IDに関連づけて登録し、ユーザー別Webページを作成する場合を例にとり説明したが、登録やユーザー別Webページの作成の前に対応関係の整合性のチェックを行い、整合性に問題がある場合にはID不一致の通知を行うようにしてもよい。
【0174】
すなわちサーバは、ユーザー固有のURLにアクセスによって生成された対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係が、機器ID又は非接触通信用IDについて既に存在する対応情報と背反関係にあると判断した場合には、不一致を通知する不一致通知処理を行うようにしてもよい。
【0175】
新たに生成された対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係が、機器ID又は非接触通信用IDについて既に存在する対応情報と背反関係にある場合とは、例えば機器ID又は非接触通信用IDに対して異なる対応情報が存在する場合である。
【0176】
ユーザーが携帯型情報通信機器の機種を変更すると、機器IDは同じであるが非接触通信用IDが変更になるようなケースがある。この様な場合、同じ機器IDに対して異なる非接触通信用IDが対応する対応情報が生成されることになる。機器IDに登録可能な非接触通信用IDが1つである場合には、登録を新たな非接触通信用IDに置き換えるか否かの確認を行うことが好ましい。確認により、間違って他人の非接触通信用IDが登録される自体を防ぐことができる。
【0177】
また何らかの理由で非接触通信用IDは同じであるが機器IDが変更になるようなケースもある。このような場合には、同じ非接触通信用IDに対して異なる機器IDが対応する対応情報が生成されることになる。課金処理は機器IDで行われるので、機器IDの変更は確認を行うことが好ましい。確認により、間違って他人の機器IDに課金される自体を防ぐことができる。
【0178】
いずれも場合にも新たに生成される対応情報が既に生成されている対応情報と異なる内容になる。
【0179】
不一致を通知する処理とは、例えばユーザー固有のURLのWebページに不一致のメッセージを表示する処理でもよい。またユーザーの機器IDに関連づけてメールアドレスが登録されている場合には、ユーザーに不一致のメッセージを送信する処理でもよい。
【0180】
またゲーム装置がサーバから画像情報やユーザー情報を取得して、取得した情報に基づき、ゲーム処理に用いるコンテンツ等を選択や決定や変更等行うようにしてもよい。
【0181】
すなわちゲーム装置は、非接触通信用IDを受信した場合に、非接触通信用IDに対応する機器IDにユーザー情報又は画像情報が登録されているか否かをサーバに問い合わせ、ユーザー情報又は画像情報が登録されている場合には、これらの少なくとも一部の登録情報をサーバから受信する登録情報取得処理部を含み、
前記ゲーム装置の前記画像処理部は、受信した登録情報に基づき、ゲーム処理に用いるコンテンツを選択して、選択したコンテンツを用いてゲーム処理を行うようにしてもよい。
【0182】
ゲーム処理に用いるコンテンツとは、例えばゲーム処理が撮影画像の編集処理である場合に用いるスタンプ画像でもよいし、ゲームのキャラクタの内容や属性等でもよいし、ゲームの背景や、ゲームで使用されるメッセージやアイテム等でもよい。
【0183】
この様にすると登録された内容に応じてゲームで使用するコンテンツを変化させることができる。
また上記実施の形態では、ゲーム装置が撮影端末である場合を例にとり説明したが、本発明は、撮影、印刷機能を有しないゲーム装置にも応用可能である。
【符号の説明】
【0184】
PM 撮影装置、RM 代価受付部、CM 撮影部、EM 編集操作受付部、PB 写真シール提供部、SP スピーカ、RA 受付領域、RMN 受付用モニタ、CI コイン投入口、RL 受付用照明部、MR 鏡MR、BT 撮影移行ボタン、CA 撮影領域、ST シート、CR カメラ、CL 撮影用照明部、CMN 撮影用モニタ、EA 編集領域、EMN 編集用モニタ、TP タッチペン、PA 取出領域、PO 写真シール取出口、10 ネットワーク、30 携帯型情報通信機器、32 非接触通信用ID、100 サーバ、110 通信装置120 ホストコンピュータ、122 記憶部、124 送受信部、126 情報記憶媒体、130 処理部、132 画像情報保存処理部、134 画像情報登録処理部、135 画像情報閲覧制御処理部、150 データベース、152 送受信部、160 情報記憶媒体、162 画像情報、164 ユーザー情報、166 友人情報、168 ユーザー別画像情報データベース、200 撮影端末(ゲーム装置)、210 処理部、212 アクセス情報通信処理部、214 画像情報送信処理部、220 画像処理部、230 画像処理部、240 音生成部、260 操作部、270 記憶部、280 情報記憶媒体、290 ディスプレイ、292 音出力部、294 携帯型情報記憶装置、295 印刷部、296 通信部、297 非接触通信部、298 撮影部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影端末とサーバとを含むネットワークシステムであって、
前記撮影端末は、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
入力情報に基づき前記撮影画像に画像処理を施した画像データを生成する画像処理部と、
所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、前記非接触通信用ICチップに記憶されている非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を前記非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理部と、
前記画像データを含む画像情報と、前記所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理部と、を含み、
前記サーバは、
前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、
前記URLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、
前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理部と、を含むネットワークシステム。
【請求項2】
撮影端末とサーバとを含むネットワークシステムであって、
前記撮影端末は、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、前記非接触通信用ICチップに記憶されている非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理部と、
撮影画像の画像データを含む画像情報と、前記所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理部と、を含み、
前記サーバは、
前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、
前記URLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、
前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理部と、を含むネットワークシステム。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記サーバは、
機器IDに対応づけて登録されている前記画像情報に基づき、機器ID毎に画像情報に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザー別Webページを生成し、当該ユーザー別WebページをWeb上で閲覧させる制御を行う画像情報閲覧制御処理部を含むネットワークシステム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記画像処理部は、
所与の画像処理でゲーム単位を区切って、ゲーム単位にゲームIDを生成し、
前記画像情報送信処理部は、
前記画像情報を取得したゲーム単位のゲームIDに関連づけてサーバに送信するとともに、前記非接触通信用IDを取得したゲーム単位のゲームIDに関連づけてサーバに送信し、
前記画像情報保存処理部は、
前記ゲームIDに基づき、受信した前記画像情報と前記非接触通信用IDとを関連づけて記憶部に保存するネットワークシステム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記アクセス情報通信処理部は、
メールの一部に前記非接触通信用ID又はこれに一義的に対応するIDデータであるID情報を含み、前記サーバが受信可能なメールアドレスをあて先とする問い合わせメールを起動させるための問い合わせメール起動コマンドを前記URL情報として送信し、
前記対応情報生成部は、
前記問い合わせメールを受信すると、メールの一部に含まれた前記ID情報に基づき、前記非接触通信用IDに対応する前記URLを特定し、特定した前記URLをメールの送信元に送信するネットワークシステム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記画像情報登録処理部は、
受信した前記画像情報が対応づけられる機器IDに既に他の画像情報が登録されている場合には、受信した前記画像情報を前記機器IDに対応つけて追加登録するネットワークシステム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記画像処理部は、
複数のユーザーの撮影画像の画像処理を行い、
前記アクセス情報通信処理部は、
複数非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、複数の非接触通信用IDを取得し、
前記画像情報送信処理部は、
前記複数の非接触通信用IDと、画像情報を直接又は間接的に関連づけてサーバに送信し、
前記画像情報保存処理部は、
前記複数の非接触通信用IDと直接又は間接的に関連づけられた前記画像情報を受信すると、当該画像情報を、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた複数の前記非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させ、
前記画像情報登録処理部は、
前記複数の非接触通信用IDの1の非接触通信用IDに対応する機器IDに対応づけて、前記複数の非接触通信用IDの他の前記非接触通信用IDに対応する機器IDに関する情報を友人情報として登録し、
前記画像情報閲覧制御処理部は、
所与の機器IDに対応づけて登録されている友人情報に基づき、所与の機器IDに対応するユーザー別Webページに友人のユーザー別Webページへのリンク情報を設定するネットワークシステム。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかにおいて、
前記画像処理部は、
ゲーム単位で非接触通信可能期間を設け、前記非接触通信可能期間に受け付けた複数の非接触通信用IDを同じ画像情報又は同じゲームIDに関連づけることを特徴とするネットワークシステム。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記サーバは、
前記URLへのアクセスによって生成された前記対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係について、当該機器ID又は当該非接触通信用IDについて既に存在する対応情報との整合性に問題ありと判断した場合には、不一致を通知する不一致通知処理を行う不一致通知処理部を、含むネットワークシステム。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記アクセス情報通信処理部は、
前記非接触通信用IDを受信した場合に、当該非接触通信用IDについて前記対応情報が存在するか否かを前記サーバに問い合わせ、
前記問い合わせの結果、対応情報が存在する場合には、前記URL通知処理に替えて、ブラウザに所定のメッセージ画像を起動させるためのコマンドを非接触通信で送信するネットワークシステム。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
前記撮影端末は、
前記非接触通信用IDを受信した場合に、当該非接触通信用IDに対応する機器IDに登録されている画像情報等の登録情報があるか否かを前記サーバに問い合わせ、
前記登録情報がある場合には、登録情報の少なくとも一部をサーバから受信する登録情報取得処理部を含み、
前記画像処理部は、
受信した登録情報に基づき、画像処理に用いるコンテンツを選択して、選択したコンテンツを用いて画像処理を行うネットワークシステム。
【請求項12】
撮影端末とネットワークを介して接続されたサーバを制御するためのプログラムであって、
前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理部と、
前記前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理部と、
前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理部と、してコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項13】
請求項12において、
機器IDに対応づけて登録されている前記画像情報に基づき、機器ID毎に画像情報に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザー別Webページを生成し、当該ユーザー別WebページをWeb上で閲覧させる制御を行う画像情報閲覧制御処理部と、してさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項14】
請求項12又は13において、
前記画像情報保存処理部は、
前記撮影端末からゲームIDに関連づけられた前記画像情報とゲームIDに関連づけられた前記非接触通信用IDを受け取り、前記ゲームIDに基づき、受信した前記画像情報と前記非接触通信用IDとを関連づけて記憶部に保存するプログラム。
【請求項15】
請求項12乃至14のいずれかにおいて、
前記対応情報生成部は、
メールの一部に前記非接触通信用ID又はこれに一義的に対応するIDデータであるID情報を含み、前記サーバが受信可能なメールアドレスをあて先とする問い合わせメールを受信すると、メールの一部に含まれた前記ID情報に基づき、前記非接触通信用IDに対応する前記URLを特定し、特定した前記URLをメールの送信元に送信するプログラム。
【請求項16】
請求項12乃至15のいずれかにおいて、
前記画像情報登録処理部は、
受信した前記画像情報が対応づけられる機器IDに既に他の画像情報が登録されている場合には、受信した前記画像情報を前記機器IDに対応つけて追加登録するプログラム。
【請求項17】
請求項12乃至16のいずれかにおいて、
前記画像情報保存処理部は、
前記複数の非接触通信用IDと直接又は間接的に関連づけられた前記画像情報を受信すると、当該画像情報を、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた複数の前記非接触通信用IDに対応づけて記憶部に記憶させ、
前記画像情報登録処理部は、
前記複数の非接触通信用IDの1の非接触通信用IDに対応する機器IDに対応づけて、前記複数の非接触通信用IDの他の前記非接触通信用IDに対応する機器IDに関する情報を友人情報として登録し、
前記画像情報閲覧制御処理部は、
所与の機器IDに対応づけて登録されている友人情報に基づき、所与の機器IDに対応するユーザー別Webページに友人のユーザー別Webページへのリンク情報を設定するプログラム。
【請求項18】
請求項12乃至17のいずれかにおいて、
前記URLへのアクセスによって生成された前記対応情報が示す機器IDと非接触通信用IDの対応関係について、当該機器ID又は当該非接触通信用IDについて既に存在する対応情報との整合性に問題ありと判断した場合には、不一致を通知する不一致通知処理を行う不一致通知処理部と、してさらにコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項19】
コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項12乃至18のいずれかに記載のプログラムが記憶されていることを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項20】
撮影端末とサーバとを含むネットワークシステムの制御方法であって、
前記撮影端末が、被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影ステップと、
前記撮影端末が、入力情報に基づき前記撮影画像に画像処理を施した画像データを生成する画像処理ステップと、
前記撮影端末が、所定期間中に、非接触通信用ICチップと非接触通信を行い、前記非接触通信用ICチップに記憶されている非接触通信用IDを取得し、前記非接触通信用IDに対応するURLにアクセスするための情報であるURL情報を前記非接触通信用ICチップに送信するアクセス情報通信処理ステップと、
前記撮影端末が、前記画像データを含む画像情報と、前記所定期間中に取得した少なくとも1つの非接触通信用IDとを直接又は間接的に関連づけてサーバに送信する画像情報送信処理ステップと、
前記サーバが、前記画像情報送信処理部から受信した画像情報と、当該画像情報と直接的又は間接的に関連づけられた非接触通信用IDとを対応づけて記憶部に記憶させる画像情報保存処理ステップと、
前記サーバが、前記URLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応する非接触通信用IDとを対応付ける対応情報を生成する対応情報生成処理ステップと、
前記サーバが、前記対応情報に基づき、前記画像情報を前記機器IDに対応づけて登録する情報登録処理ステップと、を含むネットワークシステムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−164724(P2011−164724A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−23624(P2010−23624)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.JAVA
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】