説明

ネットワーク上でデジタルコンテンツを将来配信する方法、システム、および装置

【課題】ネットワーク上のサービスを、ユーザが選択した将来の時点で、ユーザがコンテンツにアクセスすることを許可する。
【解決手段】データネットワーク上でデジタルコンテンツの将来の配信のためのシステムおよび方法が提供される。デジタルコンテンツは、クライアントデバイスから、またはサードパーティベンダのサーバから、ネットワークを介してサーバにおいて得られる。デジタルコンテンツは、指定された配信日に、または指定された配信日の後に、1または複数の受信者へ将来配信される。配信のメタデータは、少なくとも1つの受信者と、配信日とを含んでもよい。デジタルコンテンツは、配信日までは保存され、且つ受信ユーザによってアクセスされることができない。配信日には、コンテンツは、前記少なくとも1つの受信者に配信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アーカイブ、およびネットワーク上のデジタルコンテンツの将来配信のためのシステムおよび方法、より具体的には、インターネットアプリケーションやソーシャルネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
様々なインターネットアプリケーションは、ユーザがメッセージやマルチメディア、デジタルコンテンツを送信することを可能にする。例えば、ユーザが電子メールを介して、テキストや、ビデオファイルやオーディオファイルなどの添付ファイルを、送信することができ、またはユーザは、彼ら自身の専用スペースにコンテンツを掲示でき、それによって例えばfacebook(登録商標)などのソーシャルネットワークを介して、許可されたユーザがコンテンツを見ることを可能にする。コンテンツを通信するための他の方法は、ユーザが実質的にリアルタイムにテキストや他のコンテンツを送受信することができるインスタントメッセージングを含む。そのようなビデオファイルなどの大容量マルチメディアコンテンツファイルについては、ユーザは、サーバ上にコンテンツをアップロードすることができ、コンテンツは、例えばYou Tube(登録商標)などのウェブサイト上でユーザに利用可能となる。或る通信サービスは、限られた期間でのサーバ上や、クライアントデバイス上において、将来の参照のためにコミュニケーションのアーカイブを許可する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2009−510551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さらにサービスがネットワーク上のコンテンツをアップロードし且つ同コンテンツをアーカイブするために存在するが、そのようなサービスは、ユーザが選択した任意の時点で、ユーザ(そしておそらく、ユーザの社会的な接点:social contacts of the user)がコンテンツにアクセスすることを許可するのみである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、データネットワーク上でデジタルコンテンツを将来配信するシステムおよび方法が提供される。デジタルコンテンツは、クライアントデバイスから、またはベンダのサーバからデータネットワークを介してサーバ上で得られ、デジタルコンテンツは、指定された配信日以降に、1または複数の受信者に将来配信されることを意図されている。配信のメタデータは、少なくとも1つの受信者と配信日を含めることができる。デジタルコンテンツは、格納され、配信日に、少なくとも1人の受信者に配信されうる。
【0006】
本発明の実施形態によれば、格納されたデジタルコンテンツは、配信メタデータに基づき、インデックスされうる。本発明の実施形態によれば、デジタルコンテンツは、クライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話(interact)することで、サーバによって取得される。よって、クライアントデバイスに、例えばマイクおよび/またはカメラを使用して、デジタルコンテンツをキャプチャさせうる。サーバは、クライアントデバイスに、デジタルコンテンツをサーバに送信させうる。本発明の或る実
施形態では、デジタルコンテンツは、サーバにアップロードされうる、録音済みのファイルでもよい。サーバは、コンテンツを格納する前に、承認のために記録(録音/録画)されたコンテンツを再生しうる。
【0007】
本発明の実施形態によれば、配信日は、絶対日付または相対日付である。または別のユーザに関連するデータに基づき、算出されてもよい。本発明の或る実施形態によれば、配信は、例えば電子メールまたはSMSテキストを介してユーザに通知を送信することによって実行されうる。通知は、記録ユーザからのデジタルコンテンツが利用できることを示し、そのときに受取人がサーバにログインしてよく、受取人がデジタルコンテンツを閲覧または再生できる。
【0008】
本発明の実施形態によれば、例えばコンテンツが送信したユーザによるコンテンツの購入時に、サードパーティベンダのサーバから、少なくとも部分的に将来配信のためのコンテンツは、得られる。
【0009】
本発明の実施形態は、例として説明されるが、部材番号が対応するまたは同様の要素を示す以下の図面に限定されない。
説明を簡潔且つ明瞭にするために、図に示す要素が必ずしも正確なスケールに描かれていないことが理解されるであろう。例えば、いくつかの要素の寸法は、明確にするために他の要素に対して誇張されうる。または複数の物理コンポーネントは、1つの機能ブロックまたは要素に含まれうる。さらに適切と考えられる場合には、部材番号は、対応するまたは類似する要素を示すために複数の図面において繰り返されうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態によるサーバ動作を含むシステム。
【図2】本発明の実施形態によるコンテンツ配信方法を示すフロー図。
【図3】本発明の実施形態による記録ユーザ、将来配信ユーザ、サードパーティベンダ、および受信者の間の対話のフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の詳細な説明では、多数の具体的な詳細が、本発明の完全な理解を提供するために記載されている。しかし、本発明がこれらの特定の詳細なしで実施することができることは、当業者によって理解されるであろう。他の事例において、周知の方法、手順、およびコンポーネント、モジュール、ユニットおよび/または回路は、本発明を不明瞭してしまうことを避けるために、詳細には説明されていない。一実施形態に関して説明される或る特徴や要素は、他の実施形態に関して説明された特徴や要素と組合わされてもよい。明瞭化のために、同一または類似した特徴や要素についての説明は、繰り返されなくてもよい。
【0012】
本発明の実施形態は以下の点に限定されないが、例えば「処理」、「コンピューティング」、「算出」、「決定」、「確立」、「分析」、「チェック」のような語句を使用する説明は、コンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、またはその他の電子コンピューティングデバイスの操作および/または処理を参照しうる。そのような操作および/または処理は、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリ内の物理(電子)量として示されるデータを、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリまたは持続性記憶媒体内の物理量として単に示される他のデータに、操作および/または変換しうる。レジスタやメモリや記憶媒体は、操作および/または処理を実行するための命令を格納しうる。
【0013】
本発明の実施形態は以下の点に限定されないが、本明細書中で使用される用語「複数」
は、例えば「複数」または「2以上の」を含みうる。用語「複数」は、2以上のコンポーネント、デバイス、要素、ユニット、パラメータ等を記述するために明細書全体にわたって使用されうる。特に明記されていない限り、本明細書に記載の方法の実施形態は、特定の順序または配列に制約されない。さらに、記載された方法の実施形態または要素のいくつかは、同時に実行されうる。
【0014】
現在のほとんどのビデオ共有/メッセージングシステムは、利用されるために、ソフトウェアのインストール(例えば、スカイプ(登録商標))とファイルのアップロード(例えば、You Tube(登録商標))のいずれかを必要とする。潜在的な消費者にとって、これらの障壁は、彼ら(潜在的な消費者)がサービスを利用することを阻止してしまう。ソフトウェアのインストールは、例えば、貴重なメモリを占有し、コンピュータを遅くしてしまう。一方、実際には簡単であるにもかかわらず、ファイルのアップロードは、技術的にあまり精通していないユーザを阻止してしまうおそれがある。本発明の実施形態によれば、単純なコンテンツ配信システムが提供される。コンテンツ配信システムは、ソフトウェアをインストールする必要も、大規模なコンテンツファイルをアップロードする必要もない。むしろユーザは、ネットワーク経由でサーバに直接記録でき、上記の欠点の少なくとも幾つかは、排除される。
【0015】
特に或るユーザから別のユーザへのコンテンツのアーカイブおよびスケジュール配信を可能にするためのシステム及び方法を提供する必要性が、さらに存在する。本発明の実施形態によれば、(例えば、数ヶ月または数年後の)将来に、友人や家族にあるいは一般公衆に配信されうるマルチメディアメッセージをユーザが作成且つ記録する機能を備えていてもよい。本発明の或る実施形態にしたがって、アーカイブサービスは、将来配信の前後にコンテンツを格納するために提供されうる。
【0016】
本発明の実施形態によれば、ユーザ、例えば、両親や祖父母は、他のユーザ、例えば、彼らの子供や孫のためのグリーティングやアドバイスや他のメッセージを記録(録音/録画)し、例えば、将来の日付で、または将来のイベントまたは状況を参照して、将来配信をスケジュールすることもできる。本発明の或る実施形態によれば、送信側ユーザは、以下でさらに議論されるように、サードパーティベンダによって将来配信されるコンテンツを有してもよい。ユーザはまた、例えばデジタルコンテンツ、またはそれ以降の生活の中で自己使用のためのオンラインビデオジャーナルのアーカイブとして、ユーザ自身に将来配信をスケジュールすることもできる。サブスクリプションモデルもまた、提供される。
【0017】
図1は、本発明の実施形態によるサーバ110の動作を含むシステム100を示す。サーバは、リモートクライアントデバイス上のユーザがインターネットなどのネットワークを介して接続することや、サーバと対話することや、サーバ110に関連付けられたストレージ120に格納されているコンテンツにアクセスすることを可能する。サーバが複数のサーバやクラウドコンピューティングサービスを備えうることが、理解されるであろう。ストレージ120は、マルチメディアコンテンツやそれに関連するメタデータを格納するための任意の適切なストレージとすることができる。サーバおよび/またはストレージがインデックス機能を有しうることが理解されるであろう。インデックス機能は、そこに格納されたマルチメディアコンテンツの迅速な検索および取得操作を可能にする。
【0018】
リモートユーザは、デスクトップコンピュータ130A、ラップトップコンピュータ130B、タブレットコンピュータ130C、スマートフォンの130Dなどのモバイルデバイスなどを含む任意の適当なクライアントデバイスを使用して、インターネットなどのデータネットワーク140を介して、サーバ110にアクセスすることができる。或るクライアントデバイス、例えばスマートフォン130Dは、複数のネットワーク、例えば携帯電話ネットワーク150とデータネットワーク140を介して接続することができる。
例えば記録ユーザによって使用されるような或るクライアントデバイスは、一体型または周辺型の記録デバイス、例えば、マイクロフォン160および/またはカメラ170を含んでもよい。或るクライアントデバイスは、典型的には、一体型または周辺型の再生装置、例えば、オーディオスピーカーを含んでもよい。
【0019】
図2のフロー図は、本発明の実施形態に係るコンテンツ配信方法200を示す。記録ユーザは、例えばブラウザを使用してウェブサイトを開くことによって、そして尋ねられたときには、サーバによって検証されうるユーザ名とパスワードを提供することによって、サーバにログインしうる(210)。認証の際には、ユーザは、配信用のコンテンツをアップロードすることまたは作成すること、配信されたコンテンツを閲覧すること、およびスケジュールされたコンテンツ配信を管理することを含む、多数のオプションを備えてもよい。
【0020】
ユーザが配信用のコンテンツをアップロードすることや作成することを選択した場合、ユーザは、サーバにコンテンツを記録および/またはアップロードすること(220)に進むことができる。記録する前には、サーバは、いずれの記録デバイスが利用可能である確かめるために、クライアントデバイスを照会し、それらデバイスの録音オプションを提供してもよい。例えばマイクのみが検出された場合、ユーザは、オーディオ録音を提供することを指示されうる。マイクとカメラの両方が検出された場合、ユーザは、オーディオビジュアル記録などを提供することを指示されうる。
【0021】
本発明の実施形態によれば、サーバは、特定のイベントや用途、例えば、高校卒業、誕生日、子供の誕生、遠距離ケアパッケージ、および定期的なメッセージング用にカスタマイズされた設定を、記録ユーザに提供してもよい。必要に応じて、様々なグリーティングのためにサーバのウェブサイトに関する助言(tips)が提供されてもよい。したがって例えば、ユーザが誕生日のグリーティングを録音すると、助言は、その誕生時のグリーティングユーザの経験に言及する提案や、または人生の特定の段階、例えばティーンエージについての可能なアドバイスを含んでもよい。
【0022】
ユーザの準備ができたら、ユーザは、記録を開始することができ、その時に、ユーザが終了するまで、オーディオとビデオ入力をキャプチャすることができる。本発明の或る実施形態によれば、コンテンツは、リアルタイムでユーザによって記録されるにつれて、実質的にサーバに直接ストリーミングされうる。したがってダウンロードされ且つクライアントデバイス上で動作するアプリケーションを必要としない。本発明の他の実施形態によれば、コンテンツは、一時的に保存されるか、またはクライアントデバイス上でバッファリングされ、記録が完了した場合にサーバにアップロードされてもよい。
【0023】
ユーザは、ユーザがコンテンツに満足しているか否か判断するために(230)、コンテンツを再生するオプションを有してもよい。満足していない場合は、ユーザは、コンテンツを再記録してもよい。ユーザが満足した場合には、コンテンツは、格納され、処理が進む。事前に記録されたコンテンツ(例えば、オーディオビジュアルファイル、写真、テキストまたはプレゼンテーションドキュメント、またはその他のファイル)が単純に、同様の方法でファイルとしてアップロードされうることが理解されるであろう。
【0024】
ユーザは、記録されたコンテンツの将来配信に関するメタデータを提供するように指示されてもよく、サーバは、メタデータを受信してもよい(240)。メタデータは、例えば、コンテンツの受信者、コンテンツの配信日、コンテンツの件名、コンテンツの行事(occasion)、コンテンツの簡単な説明を含む。
【0025】
記録ユーザは、コンテンツが配信されるべき1または複数の受信者のユーザに提供する
ことを求められてもよい。記録ユーザは、単一の受信者、例えば誕生日を祝う人、または限られたグループの受信者、例えば家族のグループ、クラスメートのグループなどを示してもよい。記録ユーザはまた、コンテンツが直接接続を有するとして、例えばコンタクトツリーにおいて登録されている記録ユーザとともに任意のユーザに利用可能であること、またはシステムに登録されているすべてのユーザに利用可能であることを示してもよい。
【0026】
受信者は、登録ユーザでもよく、記録ユーザの連絡先、または非登録ユーザの中でもよい。本発明の実施形態によれば、記録ユーザが連絡先にはないユーザのためのコンテンツを作成する場合、サーバは、名前、場所、相互の連絡先、およびその他の情報によって受信者を検索しようとしてもよい。受信者が見つからない場合は、サーバは、記録ユーザによって提供される電子メールやその他の情報を含む、非登録ユーザ用のプレースホルダ(placeholder)またはシャドウレコード(shadow record)またはプロファイル(profile)を開いてもよい。サーバは、サービスに参加し且つプロファイルを開くために登録する電子メール招待状を、見込みのある(prospective)ユーザ/受信者に送信してもよい。また記録ユーザがコンテンツを記録し完了したとき、サーバは、コンテンツが彼らのために記録されていることを通知し且つそれらのサービスに参加し且つプロファイルを開くために登録することを招待する電子メールを、見込みのあるユーザ/受信者に送信してもよい。受信者がプロファイルを作成する場合は、プレースホルダまたはシャドウプロファイル(shadow profile)の場所を取ってもよく、以前に記録されたコンテンツをその場所に関連付けてもよい。
【0027】
本発明の実施形態によれば、記録ユーザは、他のユーザとの接続(connections)を登録してもよく、接続の度合いを示してもよく、例えば家族関係を指定してもよく、または単に家族のグループを作成するなどしてもよい。家族グループにおけるユーザは、ユーザのためのシステムによって、例えば家族の一員を示す、ユーザのユーザ名の横にあるアイコンによって、視覚的に示されてもよい。したがって記録ユーザがコンテンツを記録するとき、彼には、個々のユーザに、自分自身に、自分のコンタクトツリー全体に、自分の家族全員だけに、または個々のユーザに送信する、または公の任意のメンバーに、コンテンツを送信するオプションが与えられてもよい。
【0028】
記録ユーザは、コンテンツが提供されることになっている将来の日付を提供するように指示されてもよい。日付は、固定日付(例えば、2020年6月12日)として、相対日付(例えば、2020年10月の第1月曜日)として、または受信者ユーザの生活におけるイベント(甥オスカーの17歳の誕生日)に基づく日付として、提供されてもよい。受信者のさまざまな個人的な日付、例えば誕生日や結婚記念日などは、既知であってもよい。したがって特定の受信者の17歳の誕生日を単に示すことによって、サーバは、受信者のプロファイルを参照して日付を算出してもよい。
【0029】
記録された/アップロードされたコンテンツに関する他のメタデータが、提供されてもよい。例えば誕生日、記念日、卒業式、などの行事(occasion)のドロップダウンメニューが提供されうる。特に様々なトピック、たとえば恋愛や結婚についての沈思(musings)またはアドバイスを有するコンテンツのために、件名フィールドが提供されてもよい。メッセージを受信する際に閲覧するために受信ユーザへのコメントが記録ユーザによって加えられるフリーフォームのテキスト記述が、提供されてもよい。コンテンツが記録されることと、メタデータが本発明の範囲内で任意の順序で入力されうることとが理解されるであろう。
【0030】
記録ユーザはまた、プライバシー/公開設定を示してもよい。例えば記録ユーザは、特定のコンテンツが転送されないことを好むかもしれない。または家族としてシステムに登録されたユーザにコンテンツが転送されることを、記録ユーザは好むかもしれない。一部
のコンテンツは、パブリック(public)としてラベル付けされてもよい。その場合には、コンテンツが利用可能になった場合に、すべてのユーザは、コンテンツを検索し閲覧しうる。パブリックコンテンツは、様々なメタデータタグ、例えば記録ユーザの名前、コンテンツの件名、記録ユーザの国、記録日付、などに基づき、インデックスされ且つ検索されうる。記録ユーザはさらに、コンテンツの貢献の特定の識別コレクションのために意図されるように記録されたコンテンツを指定してもよい。
【0031】
コンテンツが完成し、メタデータが受信されると、サーバは、コンテンツをアーカイブおよびインデックスしうる(250)。サーバは、長期アーカイブ(long−term
archive)やストレージリソースに、コンテンツを、任意にはメタデータを、格納してもよい。本発明の実施形態によれば、コンテンツは、データの損失に対して追加のセキュリティを提供するために、複数の物理的な場所に格納され且つバックアップされてもよい。
【0032】
コンテンツへのポインタは、様々なインデックス、例えば記録ユーザ、受信ユーザ、撮影日、配信日、件名、機会、説明のキーワードに基づき、分類されてもよい。そのようなインデックスは、コンテンツ、たとえば孫娘の10歳の誕生日のために孫娘ユーザへの祖父ユーザのメッセージや、ビジネスのためのアドバイスに関するメッセージをブール検索(Boolean searching)することを可能にする。他のインデックスは、例えばパブリック/プライベートチェックボックスを含んでもよい。したがってビデオギャラリーが作成されてもよい。ビデオギャラリーでは、ビデオが公共に利用可能に作成した記録ユーザによってコンテンツが、作成される。したがって例えば、何年にも亘って子供達のためにコンテンツを記録した他の両親からの育児アドバイスを、人は検索することができる。
【0033】
記録ユーザがスケジュール化された配信を管理すること、例えばもはや関連しないコンテンツを除去すること、コンテンツを再記録すること、配信日を変えることなどが許可されることが、理解されるであろう。本発明の実施形態によれば、記録ユーザは、デジタルコンテンツが利用可能になる前に、例えば記録され且つ格納される時刻に、または配信が行われる前の所定の時刻に、受信ユーザに、コンテンツが利用可能ではないが記録がなされたことを通知するまたは通知しないことを選択できてもよい。例えば或る受信者には、親が誕生日のグリーティングを記録したこと、そしてデジタルコンテンツが将来の特定の日に受信者に利用可能となるであろうことが通知されてもよい。或るメタデータ、例えばテキストの説明は、配信日よりも前に利用可能でもよい。
【0034】
本発明の実施形態によれば、記録ユーザは、配信前に、配信されるべきコンテンツを、確認、修正、および再記録してもよい。受信者ユーザに記録されたコンテンツの存在が通知される場合には、記録ユーザは、受信者に、記録されたコンテンツが修正されたことを通知するか、または通知しないことができる。
【0035】
コンテンツの配信日が決定または計算され、配信がスケジュールされてもよい(260)。コンテンツの配信のための時間および/または日付になると、コンテンツは、適切な受信者に配信されてもよい(270)。ユーザは、プロファイルを構成したり、通知のための好適な手段、例えば電子メール、SMSメッセージなどを規定したりしてもよい。コンテンツメッセージの配信準備ができたら、受信者ユーザは、それぞれの通信チャネルを使用して通知されてもよいし、ログインしてコンテンツを閲覧するよう奨励されてもよい。ログイン時に、受取人ユーザは、彼/彼女の受信トレイに新しいメッセージを見るかもしれない。メッセージを選択する時に、受取人ユーザには、テキストの説明が表示されてもよく、記録された/アップロードされたコンテンツを再生してもよい。本発明の或る実施形態にしたがって、ログインせず配信されたコンテンツを閲覧していない受信者ユーザ
には、1または複数のリマインダが送信されてもよい。記録ユーザは、コンテンツが配信時に受信者のために再生されたことが通知されてもよい。
【0036】
本発明の実施形態によれば、記録ユーザのオプションにおいて、受信者ユーザは、コンテンツがまだ利用できない場合でも、コンテンツが作成および格納された時点で作成されたことが通知されてもよい。例えば受信者には、コンテンツが記録されたが、将来の日付まで「ロック(locked)」されていることが通知されてもよい。サムネイル、例えば灰色のまたはシェードされた(shaded)アイコンは、受信トレイに重畳された「ロック(lock)」アイコンと、コンテンツがいつリリースされるかについて記載した日付とともに、受信者の受信トレイに表示されてもよい。
【0037】
本発明の或る実施形態によれば、受信者は、送信ユーザに返信してもよく、その場合には、方法200は、メッセージを記録するために受信者ユーザのために繰り返されてもよい。メタデータにおけるプライバシーの表示に基づき、例えば記録ユーザによって許可されている場合には、メッセージはまた、他のユーザにコンテンツを転送してもよく、例えば家族メンバーとして登録されたユーザにのみ転送してもよい。
【0038】
本発明の実施形態によれば、ユーザは、将来の日付に受信者に配信されるべき、例えば記録されたグリーティングが同行しているコンテンツのアイテム(item)を注文してもよい。したがって例えば、親は、子の将来の誕生日の誕生日の贈り物として本、映画、音楽、または他のサードパーティのコンテンツを注文してもよく、ギフトの意義を説明するために子供用のグリーティングを記録してもよい。本発明の或る実施形態では、サードパーティのコンテンツは、デジタルコンテンツでもよく、サードパーティベンダ、例えばアマゾン・ドットコム(登録商標)からネットワーク経由で注文されてもよい。
【0039】
サーバによって実行された上記の方法のステップとアクションは、サーバのプロセッサによって実行される命令を含む、手順を実行する適切なコンピュータプログラムを実行することによって実現されてもよいことが理解されるであろう。コンピュータプログラムの命令は、不揮発性のコンピュータ可読メモリに格納されてもよい。不揮発性のコンピュータ可読メモリは、上記のステップとアクションを実行するサーバのプロセッサによって、アクセスされ、解釈され、実行されうる。
【0040】
本発明の実施形態によれば、図3は、記録ユーザ、将来配信のための将来配信サーバ、サードパーティベンダ、および受信者の間の対話のフロー図300を示す。例えば、記録ユーザ、例えば親は、或る行事、例えば子供の18歳の誕生日のために、将来配信サーバで、行事を記録する行事記録(occasion record)を開始しうる(310)。記録ユーザは、例えば、実質的に上述したように、グリーティングを記録してもよい(320)。
【0041】
記録ユーザはそして、サードパーティのベンダに直接または将来配信サーバを介してログインし、デジタルコンテンツである贈り物、例えば電子書籍、音楽ファイル、ムービーなどを選択し購入してもよい(330)。サードパーティベンダとの取引のチェックアウト時に、記録ユーザは、将来配信サーバに配信されるべき、コンテンツを購入してもよい(340)。サードパーティサーバと将来配信サーバとの間のこの対話は、多くの異なる方法のうちのいずれかで生じうる。例えば本発明の一実施形態では、これは、将来配信サーバのドメイン名とともに登録されているメールアドレスを提供することによって、実行されうる。また配信時に、将来配信サーバは、記録ユーザに通知し、購入が関連している将来の行事を特定することを記録ユーザに求めてもよい。
【0042】
本発明の実施形態では、サードパーティベンダのサーバと将来配信サーバは、協力し且
つより密接に通信することによって、将来配信を容易にする。例えばサードパーティベンダは、将来配信サーバと通信することによって、記録ユーザに関連付けられているさまざまな公開された(open)行事記録の存在やID(identity)を確認してもよい。チェックアウト時に、サードパーティベンダは、「将来配信」オプションの「将来のギフト」を利用可能にしてもよい。「将来配信」オプションにおいて、購入されたコンテンツの配信のために特定される電子メールアドレスや電子装置の代わりに、サードパーティのベンダは、購入者がオープンな行事を選択し且つ購入をその行事に関連付けることを可能にしてもよい。コンテンツはそして、将来配信サーバに送信され、自動的に、選択された機会に関連付けられる。
【0043】
購入したコンテンツは、他の配信データ、例えば記録されたグリーティングや配信メタデータに関連して、上述のように格納されてもよい(350)。
配信時に、将来配信サーバは、実質的に上記のように進んでもよい。本発明の実施形態では、記録されたグリーティングが使用可能であるとの通知が送信されてもよく(360)、受信者がログインし且つ記録されたグリーティングが再生され(370)、保存されているサードパーティのコンテンツは、受信者に配信される(380)。
【0044】
本発明の実施形態によれば、サーバは、追加機能、例えば様々な課金(charging)を提供してもよい。例えばユーザには、特定の選択されたコンテンツが、メール送信され、ダウンロードされ、またはDVDに焼き付けて、ユーザに郵送されることを要求するオプションが与えられてもよい。
【0045】
追加機能や個人用(personalization)オプションはさらに、上記の基本システムおよび方法を拡張させてもよい。
本発明の実施形態によれば、サーバは、グリーティングを送信するために、ユーザにリマインダを提供してもよい。例えば、所定時間、例えば近づきつつある誕生日、記念日、休日、例えばクリスマスの例えば一週間前は、グリーティングを送信するユーザにリマインダをトリガ(trigger)してもよい。リマインダが、マーケティングリスト(marketing lists)に基づき、可能性のある(prospective)新たなユーザにだけでなく、登録ユーザに送られうることが理解されるであろう。
【0046】
本発明の実施形態では、システムは、友人のプロファイル、家族のプロファイル、および記録ユーザに関連付けられた他の個人のプロファイルを維持してもよい。サーバは、ユーザの友人のプロファイル、家族のプロファイル、およびユーザに関連付けられている他の個人のプロファイルに基づき、メッセージのリマインダや推奨事項を、記録ユーザに提供してもよい。したがって例えば、記録ユーザが別のユーザに関連しているとして登録されている場合、サーバは、他のユーザの誕生日が近づいているというリマインダを記録ユーザに提供してもよい。システムはさらに、上述のように、機会のタイプに基づき、記録されるデジタルコンテンツに関する提案を提供してもよい。本発明の或る実施形態によれば、さまざまな機会への事前時間は、機会に基づき、グリーティングなどされる個人に基づき、ユーザごとにアレンジされてもよい。
【0047】
本発明の実施形態によれば、サーバは、特定のイベントや用途、例えば、高校卒業、誕生日、子供の誕生、長距離ケアパッケージ(long distance care packages)、および定期的なメッセージングにカスタマイズした設定を、記録ユーザに提供してもよい。
【0048】
本発明の実施形態によれば、一部のサービスが無料で提供され且つ他の人が料金の支払いに基づき提供されるような、メンバーシップサービスであってもよい。
本発明の実施形態によれば、ウェブサイトの自由な部分において、スペースは、広告主
に販売されてもよい。広告主は、登録されたプロファイル、例えば、年齢、場所、性別などに基づき、ユーザをターゲットにすることを望んでもよい。これら広告は、コンテンツの記録前または後に、バナー広告やショートビデオの形を取ってもよい。代替的には、またはさらに、企業は、必要な費用を払って、コンテンツのスケジュールされた配信のためおよび/またはそのようなコンテンツの格納のための費用を援助(sponsor)してもよい。本発明の或る実施形態では、例えばスポンサーからの広告は、バナーとして表示されてもよく、または記録されたコンテンツの受信者による再生の前または後に、広告が再生されてもよい。
【0049】
本発明の一実施形態によれば、初めてのユーザは、無償の基本的なアクセスと通信のサービスを可能にするログインIDとパスワードとを作成するように指示されてもよい。その後、ユーザは、将来配信のために格納されたデジタルコンテンツを格納するための、例えばストレージスペースのギガバイトごとに課金されてもよい。本発明の実施形態によれば、配信日よりも前のしきい値の期間よりも短い保存期間、例えば一年間は、無償でもよいが、配信前に、しきい値期間よりも長い保存は、保存期間に対する課金が発生しうる。そのような課金は、1年毎に、または事前の一括払いでもよい。
【0050】
本発明の実施形態によれば、記録ユーザが保管料を支払うことに失敗した場合、他のユーザ、例えば記録ユーザの家族、または特定の記録されたコンテンツの受信者には、未払いユーザに関連した配信されていないコンテンツが存在するということを通知されてもよく、他のユーザには、配信日まで保管料を支払うためのオプションが表示されてもよい。本発明の或る実施形態によれば、サーバは、例えば登録の際に、記録ユーザ、および他のユーザの電話番号、例えば携帯電話の番号を取得してもよい。ユーザはまた、例えば音声メッセージやSMSテキストのような電話通信の好ましいモードを示してもよい。
【0051】
未払いのトリガーに達したときに、例えば支払いが30日遅れているという場合に、サーバは、記録ユーザの登録設定に応じて、通信、例えば自動音声メッセージまたはSMSメッセージを、ユーザの登録された電話に配信してもよい。配信では、支払いが受理されていない場合、記録され且つ未配信のコンテンツが削除されることを通知する。電子メールが使用されていない場合、例えば登録された電子メールアドレスに配信できない場合に、このような方法はまた、使用されてもよい。他の方法、例えば未配信のコンテンツとともに未払いのアカウントのオーナーを一覧にしたローカル新聞の広告の発行は、未払いの場合に使用されてもよい。広告の発行は、このようなアカウントを取得したり、再度有効にする方法について興味を持った受信者に指示したりする。
【0052】
本発明の或る実施形態によれば、保管料が支払われていないコンテンツは、削除されてもよい。または猶予期間、例えば一年間はユーザから隠匿されてもよく、支払いの回復時にコンテンツは、読出されるようにしてもよい。
【0053】
本発明の実施形態によれば、ユーザには、配信されたコンテンツをダウンロードするオプション、またはコンテンツをDVDに焼き付けるオプションが与えられても良い。オプションは、或る料金にて提供されうる。
【0054】
本発明のシステムは、大規模なコンテンツファイルの単なるアーカイブに使用されうる。そのような用途のために、ユーザは、長期的なビデオのアーカイブのために、例えばギガバイトのストレージスペースごとに課金されてもよい。そのようなビデオは、格納期間がしきい値の期間、例えば1年以上の場合に、送信され且つ受信される。本発明の実施形態によれば、記録ユーザが保管料を支払うことに失敗した場合、他のユーザ、例えば記録ユーザの家族は、未払いユーザに関連したアーカイブされたコンテンツが存在すると通知されてもよい。他のユーザには、保管料を支払うためのオプションが指示されてもよい。
【0055】
本発明の特定の機能はここで説明されたが、多くの変更、置換、変更、および均等物は、当業者にとって発生しうる。したがって、特許請求の範囲は、本発明の主旨内に収まるようなすべての修正及び変更を包含するように意図されていることが理解されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データネットワークにおいて、デジタルコンテンツアイテムを将来配信する方法であって、前記方法は、
前記データネットワークを介してサーバが、将来配信のための少なくとも1つのデジタルコンテンツアイテムと、前記デジタルコンテンツアイテムの将来配信に関連する配信メタデータとを取得することであって、前記配信メタデータは、少なくとも1つの受信者と配信日を含むことと;
前記デジタルコンテンツアイテムを記憶すること(220)と;
前記配信日に、前記デジタルコンテンツアイテムを、前記少なくとも1つの受信者に配信すること(270)と
を有する方法。
【請求項2】
前記方法はさらに、前記配信メタデータに基づき、前記デジタルコンテンツアイテムをインデックスすること(250)を有する、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記デジタルコンテンツアイテムを取得することは、元のクライアントが前記デジタルコンテンツアイテムをキャプチャするように、元のクライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話することによって、前記元のクライアントデバイスからデータネットワークを介して前記デジタルコンテンツアイテムを取得することである、
請求項1記載の取得方法。
【請求項4】
前記デジタルコンテンツアイテムを取得することはさらに、前記元のクライアントデバイスに関連した少なくとも1つの記録デバイスを用いて、前記元のクライアントデバイスが前記デジタルコンテンツアイテムをキャプチャするように、前記ブラウザアプリケーションと対話することを有し、
前記記録デバイスは、マイクとカメラとから選択される、
請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記デジタルコンテンツアイテムを取得することはさらに、前記元のクライアントデバイスが前記デジタルコンテンツアイテムを前記サーバに送信するように、前記ブラウザアプリケーションと対話することを有する、
請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記方法はさらに、前記デジタルコンテンツアイテムを取得した後に、前記デジタルコンテンツアイテムの再生を許可することと、前記デジタルコンテンツアイテムを記憶する前に、前記デジタルコンテンツアイテムの承認を要求することとを有する、
請求項3記載の方法。
【請求項7】
前記デジタルコンテンツアイテムを取得することは、前記デジタルコンテンツアイテムを有するファイルが前記元のクライアントデバイスから前記サーバにアップロードされることを許可するように、前記元のクライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話することによって、前記元のクライアントデバイスから前記データネットワークを介して前記デジタルコンテンツアイテムを取得することを有する、
請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記配信メタデータは、複数の受信者からなる受信者グループを含む、
請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記配信日は、絶対的日付と、相対的日付と、前記少なくとも1つの受信者に関するデータに基づき算出される日付とから選択される日付である、
請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記デジタルコンテンツアイテムを、前記少なくとも1つの受信者に配信することは、
前記少なくとも1つの受信者に、配信通知を送信することと;
前記データネットワークを介して前記少なくとも1つの受信者が前記サーバに接続することを許可することと;
前記データネットワークを介して、前記少なくとも1つの受信者に前記デジタルコンテンツアイテムを配信することと
を有する、
請求項1記載の方法。
【請求項11】
将来配信のための前記デジタルコンテンツアイテムを取得することは、ベンダサーバから前記コンテンツを取得することを有する、
請求項1に記載の取得方法。
【請求項12】
前記ベンダサーバから取得された前記デジタルコンテンツアイテムは、テキストファイル、画像ファイル、ビデオファイル、電子書籍ファイル、および音楽ファイルからなる群から選択される、
請求項11記載の方法。
【請求項13】
データネットワークを介してデジタルコンテンツを将来配信するシステムであって、
前記データネットワークに接続されたサーバであって、前記サーバは、前記データネットワークを介して、複数のリモートユーザから、将来配信のための対応する複数のデジタルコンテンツアイテムと、前記デジタルコンテンツの将来配信に関する配信メタデータとを取得することができ、デジタルコンテンツアイテムそれぞれのための前記配信メタデータは、少なくとも1つの受信者と配信日とを有することと;
取得された前記デジタルコンテンツアイテムを記憶できる記憶媒体と
を備え、
前記サーバはさらに、前記記憶媒体に記憶された前記デジタルコンテンツアイテムを、前記少なくとも1つの配信者に前記配信日に配信できる、システム。
【請求項14】
前記サーバはさらに、前記配信メタデータに基づき、前記デジタルコンテンツアイテムをインデックスできる、
請求項13記載のシステム。
【請求項15】
前記サーバは、前記リモートユーザに関連したクライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話することによって、前記クライアントデバイスからデータネットワークを介して、前記デジタルコンテンツアイテムを取得することができ、
前記サーバは、前記クライアントデバイスが前記デジタルコンテンツアイテムをキャプチャできるようにする、
請求項13記載のシステム。
【請求項16】
前記サーバは、前記ブラウザアプリケーションと対話することによって、少なくとも1つの前記クライアントデバイスに関連した少なくとも1つの記録デバイスを用いて、前記クライアントデバイスが前記デジタルコンテンツアイテムをキャプチャするようにし、
前記記録デバイスは、マイクとカメラとのうちから選択される、
請求項15記載のシステム。
【請求項17】
前記サーバは、前記ブラウザアプリケーションと対話することによって前記デジタルコンテンツアイテムを取得でき、
前記サーバは、少なくとも1つの前記クライアントデバイスが少なくとも1つのデジタルコンテンツアイテムを前記サーバに送信させる、
請求項15記載のシステム。
【請求項18】
前記サーバは、前記デジタルコンテンツを取得した後に、前記データネットワークを介して前記取得したデジタルコンテンツアイテムを再生することを許可でき、且つ前記デジタルコンテンツアイテムを格納する前に、前記デジタルコンテンツアイテムの承認を要求できる、
請求項15記載のシステム。
【請求項19】
前記サーバは、クライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話することによって、前記クライアントデバイスから前記データネットワークを介して前記デジタルコンテンツアイテムを取得することができ、
前記サーバは、前記デジタルコンテンツアイテムそれぞれを含むファイルが前記クライアントデバイスから前記サーバにアップロードされることを許可する、
請求項13記載のシステム。
【請求項20】
前記サーバは、複数のデジタルコンテンツアイテムそれぞれについて、
前記少なくとも1つの受信者に配信通知を送信することと;
前記少なくとも1つ受信者がデータネットワークを介して前記サーバに接続することを許可することと;
前記データネットワークを介して、前記少なくとも1つの受信者に前記デジタルコンテンツアイテムを配信することと
によって、前記デジタルコンテンツアイテムを前記少なくとも1つの受信者に配信できる、
請求項13記載のシステム。
【請求項21】
前記サーバは、ベンダサーバから前記デジタルコンテンツアイテムを取得することによって将来配信のための前記デジタルコンテンツアイテムを取得することができる、
請求項13記載のシステム。
【請求項22】
前記ベンダサーバから取得される前記デジタルコンテンツアイテムは、テキストファイル、画像ファイル、ビデオファイル、電子書籍ファイル、および音楽ファイルからなる群から選択される、
請求項21記載のシステム。
【請求項23】
コンピュータが読取可能な複数の命令が格納される不揮発性のコンピュータ可読媒体であって、前記命令がサーバによって実行されると、サーバに:
将来配信のための少なくとも1つのデジタルコンテンツアイテムと、前記デジタルコンテンツアイテムの将来配信に関連する配信メタデータとを、データネットワークを介して前記サーバが取得することであって、前記配信メタデータは、少なくとも1つの受信者と配信日とを有することと;
前記デジタルコンテンツアイテムを格納することと;
前記配信日に、前記デジタルコンテンツアイテムを前記少なくとも1つの受信者に配信することと
を実行させる、コンピュータが読取可能な複数の命令が格納される不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記サーバに、前記配信メタデータに基づき前記デジタルコンテンツアイテムをインデックスさせる、
請求項23記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記サーバが元のクライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話することによって、前記元のクライアントデバイスから前記データネットワークを介して前記デジタルコンテンツアイテムを前記サーバに取得させ、
前記サーバは、前記元のクライアントデバイスに前記デジタルコンテンツアイテムをキャプチャさせる、
請求項23記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記サーバが前記ブラウザアプリケーションと対話することによって、前記サーバに前記デジタルコンテンツアイテムを取得させ、
前記サーバは、前記元のクライアントデバイスが前記元のクライアントデバイスに関連した少なくとも1つの記録デバイスを用いて、前記元のクライアントデバイスに前記デジタルコンテンツアイテムをキャプチャさせ、
前記記録デバイスは、マイクロフォンとカメラとのうちから選択される、
請求項25記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記ブラウザアプリケーションと対話することによって、前記サーバに前記デジタルコンテンツアイテムを取得させ、
前記サーバは、前記元のクライアントデバイスに、前記サーバに前記デジタルコンテンツアイテムを送信させる、
請求項25記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記デジタルコンテンツアイテムを取得した後に、前記デジタルコンテンツアイテムの再生を前記サーバに許可させ、前記デジタルコンテンツアイテムを格納する前に、前記デジタルコンテンツアイテムの承認を前記サーバに要求させる、
請求項25記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項29】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、元のクライアントデバイス上で動作するブラウザアプリケーションと対話することによって、前記元のクライアントデバイスから前記データネットワークを介して前記デジタルコンテンツアイテムを前記サーバに取得させ、
前記サーバは、前記デジタルコンテンツアイテムを有するファイルが前記元のクライアントデバイスから前記サーバにアップロードされることを許可する、
請求項23記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項30】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記サーバに、
前記少なくとも1つの受信者に配信通知を送信することと;
前記少なくとも1つ受信者が前記データネットワークを介して前記サーバに接続することを許可することと;
前記データネットワークを介して、前記少なくとも1つの受信者に前記デジタルコンテンツアイテムを配信することと
によって、前記デジタルコンテンツアイテムを前記少なくとも1つの受信者に配信させる

請求項23記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。
【請求項31】
前記コンピュータが読取可能な複数の命令はさらに、実行された場合に、前記サーバにベンダサーバから前記デジタルコンテンツアイテムを取得させる、
請求項23記載の不揮発性のコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−45448(P2013−45448A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−129130(P2012−129130)
【出願日】平成24年6月6日(2012.6.6)
【出願人】(512148779)キープツリー エルエルシー (1)
【氏名又は名称原語表記】KEEPTREE,LLC
【Fターム(参考)】