説明

ネットワーク要素構成スキーム

1つまたは複数のネットワーク要素のための構成スキームにおいて、ネットワーク管理エンティティは、動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値のセットを決定し、そしてその決定されたセットをネットワーク要素へ送信する。次いで、ネットワーク要素は、受信されたセットからパラメータ値を選択し、そしてネットワーク要素の1つまたは複数の態様を構成するために選択されたパラメータ値を使用する。

【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
[35U.S.C.§119の下の優先権の主張]
本願は、その開示が、これによりここにおいて参照によって組み込まれている、2008年7月1日に出願され、そして代理人ドケット番号081969P1が割り当てられた、共同所有された米国仮特許出願第61/077,354号の利益と優先権とを主張するものである。
【背景】
【0002】
[分野]
本願は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、排他的ではないが、ネットワーク要素(network elements)を構成することに関する。
【0003】
[序文]
ワイヤレス通信システムは、複数のユーザに対して様々なタイプの通信(例えば、音声、データ、マルチメディアサービスなど)を提供するために広範に展開される。典型的なシステムにおいては、基地局は、これらのエリアを通してローミングするモバイルユニットについてのローカルワイヤレス接続性を提供するために、地理的エリアを通して分散される。基地局は、順に、広域ネットワークの接続性を提供するコアネットワークノードと通信する。さらに、基地局は、ネットワークを管理し、そして構成管理、故障管理および性能管理を含む管理機能を実行する管理インターフェース上でネットワーク要素(例えば、基地局)と通信する運用管理保守エンティティ(operation, administration and maintenance entity)(運用保守エンティティ(operation and maintenance entity)、または運用統治管理保守エンティティ(operation, administration, management and maintenance entity)とも称される;以下ではOAMと称される)を備えることができるネットワークノードと通信する。
【0004】
高レートおよびマルチメディアのデータサービスを求める要求が、急速に高まるにつれて、自己構成機能(self-configuration capability)を含む高性能を有する高効率および堅牢な通信システムを実装する課題が存在している。例えば、基地局などのネットワーク要素は、1つまたは複数の無線パラメータを自動的に最適化するとしてもよい。したがって、これらおよび他のネットワーク要素を構成するための改善された技法に対する必要性が、存在している。
【0005】
従来のモバイル電話ネットワーク基地局を補完するために、小さなカバレージの基地局が、モバイルユニットに対してより堅牢な屋内ワイヤレスカバレージを提供するために、展開される(ユーザの家にインストールされる)ことができる。そのような小さなカバレージの基地局は、一般に、アクセスポイント基地局、ホームノードB、またはフェムトセルとして知られる。典型的には、そのような小さなカバレージの基地局は、DSLルータまたはケーブルモデムを経由してインターネットおよびモバイルオペレータのネットワークに接続される。実際には、これらの小さなカバレージの基地局は、アドホック様式で、および比較的大きな数で展開される。その結果として、そのような基地局を構成するための改善された技法についての必要性が存在する。
【概要】
【0006】
本開示の態様の例についての概要が続く。ここでの用語の態様に対する任意の基準は、本開示の1つまたは複数の態様について参照することができることを理解すべきである。
【0007】
本開示は、ある態様においては、ネットワーク要素を構成するためのスキームに関する。そのようなネットワーク要素は、例えば、アクセスポイント、アクセス端末、またはネットワークの中で展開される何らかの他のエンティティを備えることができる。
【0008】
いくつかの態様においては、ネットワーク管理エンティティは、動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値のセットを決定し、そしてその決定されたセットをネットワーク要素へと送信する。次いで、ネットワーク要素は、受信されたセットからパラメータ値を選択し、そしてネットワーク要素の何らかの態様を構成するために選択されたパラメータ値を使用することができる。
【0009】
さらなる一例として、自己組織化ネットワークにおいて、ある複数のパラメータは、複数のアクセスポイント(例えば、複数のeNodeB)によって構成されるとしてもよい。コアネットワークが、アクセスポイントによって選択されるパラメータ値上で何らかの制御を行うことを可能にするために、ネットワーク管理エンティティは、そのようなパラメータについての値の有効なセットを構成するとしてもよい。次いで、ネットワーク要素は、このセットから(例えば、そのセットから最適なパラメータを選択するための適切なアルゴリズムを使用して)値を選択することにより、それ自体を構成するとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示のこれらおよび他の例態様は、以下に続く詳細な説明および添付の特許請求の範囲の中で、および添付の図面の中で説明されるであろう。
【図1】図1は、ネットワーク要素が、ネットワークノードから受信されるパラメータ値のセットに基づいて構成される場合の通信システムのいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図2】図2は、ネットワークノードから受信されるパラメータ値のセットに基づいてネットワーク要素を構成するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図3】図3は、ネットワーク要素を構成するために実行されることができるオペレーションのいくつかの例の態様のフローチャートである。
【図4】図4は、通信ノードにおいて使用されることができるコンポーネントのいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図5】図5は、ワイヤレス通信システムの簡略化された図である。
【図6】図6は、フェムトノードを含むワイヤレス通信システムの簡略化された図である。
【図7】図7は、ワイヤレス通信のためのカバレージエリアを例示する簡略化された図である。
【図8】図8は、通信コンポーネントのいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図9】図9は、ここで教示されるように、ネットワーク要素構成オペレーションを実行するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【図10】図10は、ここで教示されるように、ネットワーク要素構成オペレーションを実行するように構成された装置のいくつかの例の態様の簡略化されたブロック図である。
【0011】
一般的な慣行に従って、図面の中に示される様々な特徴は、縮尺して描かれていない場合がある。したがって、様々な特徴についての寸法は、明確にするために、任意に拡大され、縮小されている場合がある。さらに、図面のうちのいくつかは、明確にするために簡略化されている場合がある。したがって、図面は、与えられた装置(例えば、デバイス)または方法のコンポーネントの必ずしもすべてを図示していない場合がある。最後に、同様な参照番号は、本明細書と図面との全体を通して同様な特徴を示すために使用されることができる。
【詳細な説明】
【0012】
本開示の様々な態様が、以下で説明される。ここにおける教示は、多種多様な形態で実施されることができることと、ここで開示される任意の特定の構造、機能、またはそれらの両方は単に代表的なものにすぎないこととは、明らかなはずである。ここにおける教示に基づいて、当業者は、ここにおいて開示される一態様が、他の任意の態様とは独立して実装されることができることと、これらの態様のうちの2以上が、様々なやり方で組み合わされることができることと、を理解すべきである。例えば、ここで説明される任意の数の態様を使用して、装置が実装されるとしてもよく、あるいは方法が実行されるとしてもよい。さらに、ここにおいて説明される1つまたは複数の態様に加えて、あるいはそれらの態様以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されるとしてもよく、あるいはそのような方法が実行されるとしてもよい。さらに、一態様は、請求項の少なくとも1つの要素を備えるとしてもよい。
【0013】
図1は、一例の通信システム100(例えば、通信ネットワークの一部分)のいくつかのノードを例示する。例証の目的のために、本開示の様々な態様は、互いに通信する1つまたは複数のネットワーク管理エンティティ(例えば、OAMなどのネットワークノード)およびネットワーク要素(例えば、アクセスポイントおよびアクセス端末)との場合について説明されることになる。しかしながら、ここにおける教示は、他の専門用語を使用して言及される他のタイプの装置、または他の類似した装置に対して適用可能とすることができることを理解すべきである。例えば、様々な実装においては、アクセスポイントは、基地局またはeNodeBとして称され、あるいは実装されるとしてもよく、アクセス端末は、ユーザ装置またはモバイルとして称され、あるいは実装されるとしてもよいなどである。
【0014】
システム100におけるアクセスポイントネットワーク要素は、内部にインストールされることができ、あるいは関連する地理的エリアを通してローミングすることができる1つまたは複数のアクセス端末ネットワーク要素に対して1つまたは複数のサービス(例えば、ネットワーク接続性)を提供することができる。図1の例においては、ある時点において、ネットワーク要素102は、ネットワークエンティティ104によってサーブされることができる。ネットワーク要素104は、広域ネットワークの接続性を容易にするために、順番に、1つまたは複数のネットワーク管理エンティティ(便宜上、ネットワーク管理エンティティ106によって表される)と通信することができる。ネットワーク管理エンティティは、例えば、1つまたは複数のコアネットワークエンティティ(例えば、OAM機能を提供するネットワークノード、モビリティ管理エンティティ、または何らかの他の適切なネットワークエンティティ)のように、様々な形態を取ることができる。
【0015】
ここにおける教示に従って、ネットワーク要素104は、それが、オペレーション中にそれが使用する1つまたは複数のパラメータ値を自律的に選択することができるという点で、自動構成可能である。さらに、ネットワークオペレータが、ネットワーク要素104によって選択されるパラメータ値上で制御のレベルを維持することを可能にするために、ネットワーク管理エンティティ106は、使用可能なパラメータ値のセットのうちのどのパラメータ値が、ネットワーク要素104によって使用されることができるかを指定することができる。このネットワーク要素構成スキームは、他のタイプのネットワーク要素(例えば、ネットワーク要素102)に対して適用可能とすることができることを理解すべきである。
【0016】
システム100のオペレーションの例が、次に、図2のフローチャートに関連してより詳細に論じられることになる。便宜上、図2のオペレーション(またはここにおいて論じられ、または教示される他の任意のオペレーション)は、特定のコンポーネント(例えば、システム100の、あるいは図4に示されるようなコンポーネント)によって実行されているものとして説明されることができる。しかしながら、これらのオペレーションは、他のタイプのコンポーネントによって実行されることができ、そして異なる数のコンポーネントを使用して実行されることができることを理解すべきである。ここにおいて説明されるオペレーションのうちの1つまたは複数は、与えられた実装において使用されなくてもよいことも理解すべきである。
【0017】
図2のブロック202によって表されるように、ネットワーク管理エンティティ106は、動作可能なパラメータ値のセット110から少なくとも1つのパラメータ値を備えるセット108を決定する。上記で述べられるように、ネットワーク管理エンティティ106は、ネットワークレベルにおいてOAM機能を実行することができる。そのようなOAM機能は、例えば、1つまたは複数の構成管理、故障管理、性能管理、ソフトウェア管理、システム管理、在庫管理、または加入管理を含むことができる。ここで特に興味深いのは、構成管理機能(例えば、これは、ここにおいて教示されるようにパラメータ値のセットを構成することができる)と、故障管理機能(例えば、これは、パラメータ値のセットが無効であることを示す通知を受信し、そして処理することができる)とである。図1の例においては、これらのオペレーションは、構成マネージャ112によって表されるように1つまたは複数の構成マネージャによって実行されることができる。
【0018】
動作可能なパラメータ値のセット110は、ネットワーク要素104の様々な動作態様に関連していることができる。例えば、セット110は、ネットワーク要素104によって使用される無線パラメータ、移動性パラメータ、パワー制御パラメータ、または他の適切な任意のパラメータに関連していることができる。
【0019】
いくつかの態様においては、セット110は、与えられたネットワークにおいてネットワーク要素による使用のために使用可能であるパラメータ値を指定することができる。いくつかの実装においては、セット110は、通信規格により(例えば、LTEなどの中で)定義されることができる。一例として、ネットワーク要素についての最大送信パワーは、10mWと10Wとの間にあるように指定されることができる。別の例として、システムの中のアクセスポイントに割り当てられるために使用可能であるノード識別子(例えば、物理セル識別子)の数は、504に制限されることができる。
【0020】
いくつかの状況においては、ネットワークオペレータは、ネットワーク要素によって選択されることができるパラメータ値を制限することにより、ある程度まで自動構成可能ネットワーク要素のオペレーションを制御したいと望むことができる。すなわち、ネットワーク要素にある許容範囲(セット110)の中の任意の値を選択するようにさせるのではなく、ネットワークは、ネットワーク要素のうちの1つまたは複数により(例えば、恒久的に、またはある種の条件下で、あるいはある種の時刻に)選択されることができる範囲を制限することを選択することができる。制約されたセットを提供する決定は、例えば、コアネットワークにおいて知られているネットワーク、ネットワーク(例えば、オペレータ)ポリシー、または何らかの他の要因(単数または複数)に関する情報に基づいたものとすることができる。
【0021】
セット108は、様々なやり方で定義されることができる。いくつかの場合においては、セット108は、セット110の一部分を備えることができる。いくつかの場合においては、セット108は、セット110に等しくすることができる。
【0022】
いくつかの場合においては、セット108は、列挙された値または範囲のセット(例えば、必ずしも連続値であるとは限らない)を備えることができる。これらの場合においては、ネットワーク要素104は、列挙された値または範囲の指定されたセットからパラメータについての任意の値を選択する柔軟性を有する。例えば、パラメータは、セット110についてのセット{値1,値2,値3,...値9}の中の任意の値を取ることが許容されることができる。次いで、ネットワーク管理エンティティ106は、セット108を提供するために、このパラメータをセット{値3,値4,値5}からの任意の値に構成することができる。
【0023】
パラメータが、連続する範囲の中の値を取ることができる場合には、ネットワーク管理エンティティ106は、値の範囲としてセット108を指定することができる。例えば、そのようなセットは、範囲の中のすべての値、範囲の始まり(例えば、最小範囲の値)、範囲の終わり(例えば、最大範囲の値)、または範囲の幅、のうちの1つまたは複数によって指定されることができる。これらの場合においては、ネットワーク要素104は、指定された範囲内のパラメータについて任意の値を選択する柔軟性を有する。
【0024】
いくつかの場合には、セット108は、単一の値を備えることができる。例えば、1つの要素を有するセットが、指定されることができる。代わりに、パラメータの特性に応じて、パラメータの範囲は、0の幅(例えば、範囲の最小値は、範囲の最大値に等しく設定される)で指定されることもできる。これらの場合には、ネットワーク管理エンティティ106は、ネットワーク要素104が選択することになる正確な値を指定することができる。
【0025】
いくつかの実装おいては、ネットワーク管理エンティティ106は、セット108を決定するために、1つまたは複数の他のエンティティ(便宜上、他のエンティティ120として図1の中で表される)と協力することができる。例えば、パラメータ値のセットを生成するために、ネットワーク管理エンティティ106は、1つまたは複数の外部エンティティ、アルゴリズム、ツール、またはアプリケーションに従事することができる。そのようなエンティティの特定の例は、商用ネットワーク計画ツールを含み、この商用ネットワーク計画ツールは、パラメータ計画構成モジュール(parameter planning and configuration modules)を含むことができる。この場合には、ネットワーク管理エンティティ106は、適切な入力情報(例えば、セット110)を含む要求を他のエンティティ120へと送信することができ、そしてセット108を逆に受信する。次いで、ネットワーク管理エンティティ106は、下記で論じられるように、ネットワーク要素104の中のセット108を構成することができる。
【0026】
ブロック204によって表されるように、ネットワーク管理エンティティ106(例えば、構成マネージャ112)は、セット108から1つまたは複数のデフォルトパラメータ値を識別することができる。いくつかの場合には、デフォルトパラメータ値は、ネットワーク要素がパラメータ値を選択しない場合に、ネットワーク要素が、使用することができる初期の、または好ましいパラメータ値を備える。いくつかの場合には、よりよいパラメータ情報が、ネットワーク要素104に対して使用可能でない場合(例えば、ネットワーク要素によって実行される最適化アルゴリズムが、最適なパラメータ値を識別しない場合)に、そのようなデフォルトパラメータは、使用されることができる。いくつかの場合には、ネットワーク要素104は、初期パラメータ値を使用してオペレーションを開始し、そして次いでローカルアルゴリズムによって後で指定される場合に代替値へと(セット108から)移動することができる。
【0027】
デフォルト値の特定の一例として、セット108は、有効な動作チャネル(例えば、チャネル周波数)のリストを備えることができる。この場合には、ネットワーク管理エンティティ106は、ネットワーク管理エンティティ106において知られている何らかの判断基準(単数または複数)(例えば、他のチャネル上の干渉)に基づいてこれらのチャネルのうちの1つを好ましいチャネルとして選択することができる。ここで、ネットワーク管理エンティティ106によって使用される判断基準(単数または複数)は、静的なもの(例えば、あらかじめ構成された判断基準)、あるいは動的なもの(例えば、ネットワーク管理エンティティ106によって検出されるような現在のネットワーク状態に基づいた判断基準)とすることができる。
【0028】
ブロック206によって表されるように、ネットワーク管理エンティティ106は、少なくとも1つのパラメータ値の決定されたセット108をネットワーク要素104へと送信する(例えば、セットのうちの1つまたは複数の値が、導き出されることができる1つまたは複数の指示を送信する)。1つまたは複数のネットワーク要素は、1つまたは複数の決定されたセットの使用を通して構成されることができることを理解すべきである。例えば、いくつかの場合には、ネットワーク管理エンティティ106は、同じ決定されたセットを複数のネットワーク要素へと送信することができる。いくつかの場合には、ネットワーク管理エンティティ106は、異なる決定されたセットを異なるネットワーク要素へと送信することができる。
【0029】
さらに、ここにおいて教示されるように決定されたセットの使用を通してそのネットワークの中でこれらおよび/または他のネットワーク要素を構成する他のネットワーク管理エンティティが、与えられたネットワークの中に存在することができる。例えば、異なるネットワーク管理エンティティは、異なるネットワークドメイン(例えば、ドメイン当たりに1つのエンティティ)の中でOAM機能についての責任を負うことができる。ここで、ネットワークドメインは、例えば、地理的領域、同じベンダーによって製造されるネットワーク要素のセット、または同じ無線アクセス技術を使用するネットワーク要素のセット(例えば、LTEドメイン、UMTSドメインなど)を表すことができる。それ故に、いくつかのインプリメンテーションにおいては、ネットワーク管理エンティティは、ドメイン管理レイヤエンティティを備えることができる。さらに、いくつかの実装において、ネットワーク管理エンティティは、1つまたは複数のドメイン管理レイヤエンティティを管理することができる。
【0030】
ネットワーク管理エンティティ106は、決定されたセット108を送信することと一緒に1つまたは複数のデフォルトパラメータ値をネットワーク要素へと送信することもできる。ここで、デフォルトパラメータ値は、決定されたセット108と同じメッセージ、または異なるメッセージの中で送信されることができる。
【0031】
ブロック208によって表されるように、ネットワーク要素104は、適用可能な場合に、決定されたセットと、1つまたは複数のデフォルト値とを受信する(例えば、決定されたパラメータ値の1つまたは複数の指示を受信する)。図1に示されるように、ネットワーク要素104は、受信されたパラメータのセット114のコピーを(例えば、データメモリに)保持することができる。
【0032】
ブロック210によって表されるように、ネットワークエンティティ104(例えば、パラメータセレクタ116)は、構成オペレーションにおける使用のためにセット114からパラメータ値を選択する。パラメータ値は、与えられたアプリケーションの要件に応じて様々なやり方でパラメータ値のセット114から選択されることができる。典型的な場合には、ネットワークエンティティ104は、セット114から適切なパラメータを識別しようと試みる最適化アルゴリズムを実行する。ここで、様々な判断基準が、構成されているパラメータと、構成されているネットワーク要素と、展開されたネットワーク(例えば、ネットワークの構成および状態)とに応じて最適化アルゴリズムによって使用されることができる。代わりに、いくつかの場合には、パラメータ値は、ラウンドロビン様式でセット114から選択されることができる。他の場合には、パラメータ値は、ランダムにセット114から選択されることができる。
【0033】
ブロック212によって表されるように、ネットワークエンティティ104は、選択されたパラメータ値に基づいて構成される。例えば、構成エンティティ118(例えば、構成マネージャを備える)は、ネットワークエンティティ104の1つまたは複数のコンポーネントによって使用されるパラメータ値を(例えば、データメモリに書き込むことによって)初期化し、または変更することができる。特定の一例として、ネットワークエンティティ104のワイヤレストランシーバは、無線パラメータ(例えば、最大パワー、ノード識別子など)を用いて構成されることができる。
【0034】
いくつかの場合には、この構成と一緒に、ネットワーク要素104は、選択されたパラメータ値と、ネットワーク要素104が、そのパラメータ値で構成されていることとを示す報告をネットワーク管理エンティティ106へと返信することができる。
【0035】
ここにおける教示は、様々なタイプのパラメータに対して適用可能である。説明の目的のために、如何にしてパラメータ値が選択されることができるかについてのいくつかの例が続いている。
【0036】
アクセスポイントなどのネットワーク要素(例えば、特定のセルに関連する)についての最大送信パワーが、その一例であり、そこでは、OAMなどのネットワーク管理エンティティが、パラメータ値のセットを構成することは、有利とすることができる。このパワーパラメータの値は、例えば、アクセスポイントの範囲と、同様にアクセスポイントがその近隣に与える可能性がある干渉とを決定する。したがって、このパラメータは、局所最適化のために有利に適したものとすることができる。
【0037】
ここで、アクセスポイントに許容範囲におけるどのような最大送信パワーを選択するようにさせるのではなくて、ネットワークは、ある種のアクセスポイントを制約することを選択することができる。特定の一例として、ネットワークオペレータは、密集した都市エリアに設置されるマクロセルが、5Wまでの最大送信パワーを割り当てられるべきであるが、田舎エリアの環境に設置されるマクロセルが、適用可能な規格によって許容される(例えば、10Wまでの)最大送信パワーまで送信することが許容されるべきであることを決定することができる。逆に、フェムトセルは、100mWまでの最大送信パワーに制約されることができる。
【0038】
OAMから最大送信パワーのパラメータ値のセットの指示を受信すると、アクセスポイントは、そのセットから特定の値を選択することができる。例えば、この決定は、アクセスポイントが、隣接するネットワーク要素(例えば、アクセスポイント)から受信するフィードバックに基づいたものとすることができる。
【0039】
アクセスポイントなどのネットワーク要素についての物理セル識別子(physical cell identifier)(「PCID」)は、別の例であり、ここで、OAMなどのネットワーク管理エンティティが、パラメータ値のセットを構成することは、有利とすることができる。アクセスポイント(例えば、セルの)のPCIDは、アクセスポイントがブロードキャストするパイロットシーケンスを決定するために使用される。このパイロットシーケンスは、アクセスポイントにアクセスすることができるのに十分な情報を収集するためにアクセス端末によって使用される。それ故に、2つの隣接するアクセスポイントが、同じPCIDをブロードキャストすること(この状況は、「PCID衝突」と称されることができる)がないことが、重要であり、そうでなければ、アクセス端末は、PCIDを復号することができないであろう。計画されたマクロネットワークにおいては、これは、注意深い計画を通して達成される。しかしながら、アドホック様式で展開される多数の小さなアクセスポイント(例えば、フェムトノード、ピコノード)を有するネットワークにおいては、もっと実用的な展開スキームは、それらのPCIDを自己構成するアクセスポイントを有することである。
【0040】
ここで、PCID空間の一部分が、これらのより小さなセル(フェムトセルまたはピコセル)による使用のために予約されることが、望ましいものとすることができる。例えば、504個のうちの50個の使用可能なPCIDが、より小さなセルのために予約されることができる。このようにして、計画されたマクロセルと、計画外のより小さなセルとの間のPCID衝突が、回避されることができる。それに応じて、OAMは、より小さなセルに関連するアクセスポイントのためにこのより小さなセットのPCIDを構成することができる。次いで、これらのアクセスポイントにおいて展開されるPCID選択アルゴリズムに基づいて、アクセスポイントは、このより小さなセットからPCIDのうちの1つを選択することができる。したがって、PCID空間は、サブセット(例えば、範囲)がネットワーク管理エンティティによって構成される場合のパラメータの別の例であり、そして正確な値は、分散された局所化アルゴリズムに従ってネットワーク要素によって選択される。
【0041】
アクセスポイントなどのネットワーク要素についてのハンドオーバパラメータは、OAMなどのネットワーク管理エンティティが、パラメータ値のセットを構成することが有利とすることができるパラメータの別の例である。例えば、アクセス端末は、サーブするアクセスポイント(第1のネットワーク要素)からの信号と、隣接するアクセスポイント(第2のネットワーク要素)からの信号との受信信号強度を測定することができる。タイマは、隣接するアクセスポイントからの信号が、定義されたオフセットだけ、サーブするアクセスポイントからの信号を超過するときに、開始されることができる。次いで、アクセス端末は、タイマが満了するときにイベントを(例えば、測定報告を経由して)報告することができる。ここで、オフセットと、タイムアウト期間とについてのパラメータは、サーブするアクセスポイントによってアクセス端末に対して指定される。次には、これらのパラメータは、OAMによってサーブするアクセスポイントにおいて構成されることができる。特定の例として、自己最適化ネットワークにおいて、OAMは、これらのパラメータについてのパラメータ値のセットを構成することができ、ここでオフセットは、3dBの推奨値を用いて2dBから4dBへと分布することができ、そしてここでタイムアウト期間は、320msの推奨値を使用して列挙された値{320ms,640ms}のうちの1つとなる。ここで、サーブするアクセスポイントは、初めに推奨値を使用することができる。しかしながら、そのアクセス端末のハンドオーバ性能に応じて、サーブするアクセスポイントは、局所的な決定を行い、そして異なるパラメータ値を(パラメータ値のセットからの値を使用して)選択することができる。
【0042】
ここにおける教示は、異なる実装においては異なるやり方で実装されることができる。例えば、図3は、パラメータ値のセットが有効であるかどうかを決定することと(ブロック304〜310)、ネットワーク要素を構成することに関連して実行されることができるデフォルトパラメータ値を使用すべきかどうかを決定することと(ブロック312〜320)、に関連したオペレーションを説明している。便宜上、これらのオペレーションは、同じフローチャートの中で示される。しかしながら、実際には、これらのオペレーションのうちの一方または、両方のいずれかは、与えられた実装において使用されなくてもよい。
【0043】
ブロック302によって表されるように、ネットワーク要素は、ブロック208において上記で論じられるように、パラメータ値のセットと、デフォルトパラメータ値と、を受信する。
【0044】
ブロック304によって表されるように、ネットワーク要素104(例えば、パラメータセレクタ116)は、受信されたパラメータ値のセットが有効であるかどうかを決定する。例えば、ネットワーク要素104(例えば、ワイヤレスレシーバ)によって決定されるような現在のネットワーク状態に基づいて、ネットワーク要素104は、受信されたパラメータ値のセットによって指定されるパラメータ値(例えば、PCID、送信パワー、チャネルなど)のうちのどれかを使用することが、可能でない、または望ましくないことを決定することができる。
【0045】
ブロック306および308によって表されるように、受信されたパラメータ値のセットが、無効であると見なされる場合には、ネットワーク要素104は、ネットワーク要素104がパラメータ値のセットが無効であると考えることを示す指示を含む報告をネットワーク管理エンティティ106へと送信する。この報告を受信すると、ネットワーク管理エンティティ106は、別のセット108を決定することを選択し、そしてこの新しいセットをネットワーク要素へと送信することができる(ブロック310)。次いで、動作フローは、ブロック302へと進んで戻ることができる。
【0046】
受信されたパラメータ値のセットが、ブロック306において有効と見なされる場合には、ネットワーク要素104は、構成オペレーションを進めることができる。
【0047】
ブロック312によって表されるように、いくつかの場合には、ネットワーク要素104は、上記で論じられるように、受信されたパラメータ値のセット114から適切なパラメータ値を識別するために、最適化アルゴリズムを実行することができる。ブロック314および316によって表されるように、適切な値が識別される場合に、ネットワーク要素104は、ブロック212において論じられるように、そのパラメータ値を使用して構成されることができる。
【0048】
他方、適切な値が、最適化アルゴリズムによって識別されない場合、ネットワーク要素104(例えば、パラメータセレクタ116)は、デフォルトパラメータ値(ブロック318)を使用して構成されることができる。したがって、この場合には、そのセットからのパラメータ値の選択は、デフォルトパラメータを選択することを備える。
【0049】
ブロック320および322によって表されるように、最適化アルゴリズムは、一度(ブロック322)、あるいは反復ベースで(ブロック312へと継続して戻り)実行されることができる。後者の場合の例として、アルゴリズムは、定期的に実行され、あるいは何らかのイベント(例えば、受信されたRF信号、または信号を送信する必要性)によってトリガされることができる。このようにして、ネットワーク要素104の構成パラメータは、最適な性能を達成する試みの中で、時間経過を超えてアップデートされることができる。
【0050】
いくつかの実装においては、図2のブロック208〜212と、図3のブロックとの機能は、ネットワーク要素の中で実装されるサブネットワークレベルのOAMエージェントエンティティによって実行されることができる。例えば、マクロeNodeBにおいては、そのようなエンティティは、IRPエージェントとして実装されることができるが、ホームeNodeBにおいては、そのようなエンティティは、TR−069エージェントとして実装されることができる。したがって、この場合には、サブネットワークOAMの構成管理エンティティは、ネットワーク管理エンティティ106からパラメータ値のセットを受信し、そしてネットワーク要素の中でそのセットを構成することができる。さらに、サブネットワークOAMの故障管理エンティティは、受信されたパラメータのセットが、無効である場合に、ネットワーク管理エンティティ106へと通知(例えば、警告)を送信することができる。
【0051】
図4は、ここにおいて教示されるようなネットワーク要素構成オペレーションを実行するために、ネットワーク管理エンティティ106及びネットワーク要素104などのノードに組み込まれることができるいくつかの例のコンポーネントを示している。説明されたコンポーネントはまた、通信システムにおける他のノードに組み込まれることもできる。例えば、システムの中の他のノード(例えば、ネットワーク要素102)は、類似した機能を提供する、ネットワーク要素104について説明されるこれらのコンポーネントに類似したコンポーネントを含むことができる。与えられたノードは、説明されたコンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことができる。例えば、ネットワーク要素は、ネットワーク要素が、複数の周波数上で動作し、かつ/または異なる技術を経由して通信することを可能にする複数のトランシーバコンポーネントを含むことができる。
【0052】
図4に示されるように、ネットワーク管理エンティティ106と、ネットワーク要素104とは、他のノードと通信するために、それぞれトランシーバ402と、404とを含むことができる。トランシーバ402は、信号(例えば、構成メッセージ)を送信するためのトランスミッタ406と、信号を受信するためのレシーバ408と、を含む。同様に、トランシーバ404は、信号(例えば、報告メッセージ)を送信するためのトランスミッタ410と、信号を受信するためのレシーバ412と、を含む。図4のノードの間の接続性に応じて、トランシーバ402および/またはトランシーバ404は、異なる通信技術(例えば、有線、またはワイヤレス)をサポートすることができる。
【0053】
ネットワーク管理エンティティ106と、ネットワーク要素104とはまた、ここにおいて教示されるようなネットワーク要素構成オペレーションに関連して使用されることができる他のコンポーネントを含んでいる。例えば、ネットワーク管理エンティティ106と、ネットワーク要素104とは、他のノードとの通信(例えば、メッセージ/指示を送信することと、受信することと)を管理するための、そしてここにおいて教示されるような他の関連した機能を提供するための、それぞれ通信コントローラ414、および416を含むことができる。特定の一例として、通信コントローラ414は、定義されたセット108(およびオプショナルに1つまたは複数のデフォルトパラメータ値)をネットワーク要素104へと送信する1つまたは複数のメッセージを生成することができる。逆に、通信コントローラ416は、これらのメッセージを受信し、そして処理することができる。同様に、通信コントローラ416は、メッセージ(例えば、報告メッセージ)を生成し、そしてこれらのメッセージをネットワーク管理エンティティ106へと送信することができ、ここで、それらは、通信コントローラ414によって受信され、そして処理される。
【0054】
また、やはり上記で論じられるように、ノード104および106は、ここにおいて説明される機能のうちの1つまたは複数を実行するOAMエンティティを備えることもできる。例えば、ネットワーク管理エンティティ106は、OAMマネージャエンティティ418を備えることができ、そしてネットワーク要素104は、OAMエージェントエンティティ420を備えることができる。
【0055】
いくつかの態様においては、ここにおける教示は、マクロスケールカバレージ(例えば、一般的にマクロセルネットワーク、またはWANと称される3Gネットワークなどの広域セルラネットワーク)と、より小さなスケールカバレージ(例えば、一般的にLANと称される住宅ベース、または建物ベースのネットワーク環境)とを含む自己組織化ネットワークまたは他のタイプのネットワークの中で使用されることができる。アクセス端末(access terminal)(「AT」)がそのようなネットワークを通して移動するときに、アクセス端末は、マクロカバレージを提供するアクセスポイントによってある種のロケーションにおいてサーブされることができるが、アクセス端末は、より小さなスケールカバレージを提供するアクセスポイントによって他のロケーションにおいてサーブされることができる。いくつかの態様においては、より小さなカバレージのノードは、付加される容量増大、建物内カバレージ、および異なるサービス(例えば、より堅牢なユーザ経験のための)を提供するために使用されることができる。さらに、ネットワークの中に多数のこれらのより小さなカバレージのノードが存在することができるので、これらのノードを少なくともある程度まで自己組織化するようにさせることが有利であると立証することができる。
【0056】
ここにおける説明において、比較的大きなエリア上でのカバレージを提供するノード(例えば、アクセスポイント)は、マクロノードと称されることができるが、比較的小さなエリア(例えば、住居)上でのカバレージを提供するノードは、フェムトノードと称されることができる。ここにおける教示は、他のタイプのカバレージエリアに関連するノードに提供可能とすることができることを理解すべきである。例えば、ピコノードは、マクロエリアよりも小さく、そしてフェムトエリアよりも大きいエリア上でのカバレージ(例えば、商用建物内のカバレージ)を提供することができる。様々なアプリケーションにおいては、他の専門用語は、マクロノード、フェムトノード、または他のアクセスポイントタイプのノードについて言及するために使用されることができる。例えば、マクロノードは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eNodeB、マクロセルなどとして構成され、あるいは称されることができる。また、フェムトノードは、ホームノードB、ホームeNodeB、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして構成され、あるいは称されることもできる。いくつかの実装において、ノードは、1つまたは複数のセルあるいはセクタに関連づけられ(例えば、分割され)ることができる。マクロノード、フェムトノード、またはピコノードに関連するセルあるいはセクタは、それぞれマクロセル、フェムトセル、またはピコセルと称されることができる。
【0057】
図5は、いくつかのユーザをサポートするように構成されたワイヤレス通信システム500を示しており、このシステムの中において、ここにおける教示は、実装されることができる。システム500は、各セルが、対応するアクセスポイント504(例えば、アクセスポイント504A〜504G)によってサービスされて、例えば、マクロセル502A〜502Gなど、複数のセル502についての通信を提供する。図5に示されるように、アクセス端末506(例えば、アクセス端末506A〜506L)は、時間経過を超えてシステム全体を通して様々なロケーションに分散されることができる。各アクセス端末506は、例えば、アクセス端末506がアクティブであるかどうかと、それがソフトハンドオフの形であるかどうかとに応じて、与えられた瞬間に順方向リンク(forward link)(「FL」)および/または逆方向リンク(reverse link)(「RL」)の上で1つまたは複数のアクセスポイント504と通信することができる。ワイヤレス通信システム500は、大きな地理的領域上でサービスを提供することができる。例えば、マクロセル502A〜502Gは、近隣における数ブロック、または田舎の環境における数マイルをカバーすることができる。
【0058】
図6は、例示の通信システム600を示しており、ここで、1つまたは複数のフェムトノードが、ネットワーク環境内に展開される。特に、システム600は、比較的小さなスケールのネットワーク環境に(例えば1つまたは複数のユーザの住居630の中に)設置される複数のフェムトノード610(例えば、フェムトノード610Aおよび610B)を含んでいる。各フェムトノード610は、DSLルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示されず)を経由して広域ネットワーク640(例えば、インターネット)とモバイルオペレータコアネットワーク650とに結合されることができる。以下で論じられることになるように、各フェムトノード610は、関連するアクセス端末620(例えば、アクセス端末620A)と、オプショナルに、他の(ハイブリッドまたは異質な)アクセス端末620(例えば、アクセス端末620B)とをサーブするように構成されていることができる。言い換えれば、フェムトノード610に対するアクセスは、制約されることができ、それによって与えられたアクセス端末620は、1セットの指定された(例えば、ホーム)フェムトノード610(単数または複数)によってサーブされることができるが、指定されていないどのようなフェムトノード610(例えば、隣のフェムトノード610)によってもサーブされることができない。
【0059】
図7は、いくつかの追跡(トラッキング)エリア702(あるいは経路指定エリアまたはロケーションエリア)が定義されるカバレージマップ700の一例を示しており、追跡エリアのおのおのは、いくつかのマクロカバレージエリア704を含んでいる。ここで、追跡エリア702A、702B、および702Cに関連するカバレージのエリアは、幅広線によって示され、そしてマクロカバレージエリア704は、より大きな六角形によって表される。追跡エリア702はまた、フェムトカバレージエリア706を含んでいる。この例においては、フェムトカバレージエリア706(例えば、フェムトカバレージエリア706C)のおのおのは、1つまたは複数のマクロカバレージエリア704(例えば、マクロカバレージエリア704B)内に示される。しかしながら、フェムトカバレージエリア706の一部または全部は、マクロカバレージエリア704内に位置しなくてもよいことを理解すべきである。実際には、多数のフェムトカバレージエリア706は、与えられた追跡エリア702またはマクロカバレージエリア704を用いて定義されることができる。また、1つまたは複数のピコカバレージエリア(図示されず)は、与えられた追跡エリア702またはマクロカバレージエリア704の内部で定義されることができる。
【0060】
図6を再び参照すると、フェムトノード610の所有者は、モバイルオペレータコアネットワーク650を通して提供される、例えば、3Gモバイルサービスなどのモバイルサービスに加入することができる。さらに、アクセス端末620は、マクロ環境と、より小さなスケールの(例えば、住居の)ネットワーク環境との両方において、動作することができるようにすることができる。言い換えれば、アクセス端末620の現在のロケーションに応じて、アクセス端末620は、モバイルオペレータコアネットワーク650に関連するマクロセルアクセスポイント660により、あるいは1セットのフェムトノード610(例えば、対応するユーザ住居630内に存在するフェムトノード610Aおよび610B)のうちの任意の1つにより、サーブされることができる。例えば、加入者が、加入者の家の外にいるとき、加入者は、標準的なマクロアクセスポイント(例えば、アクセスポイント660)によってサーブされ、そして加入者が家にいるときには、加入者は、フェムトノード(例えば、ノード610A)によってサーブされる。
【0061】
フェムトノードは、いくつかの態様に制限されることができる。例えば、与えられたフェムトノードは、ある種のサービスをある種のアクセス端末に対して提供することができるだけである。いわゆる制限された(または閉ざされた)関連付けを有する展開においては、与えられたアクセス端末は、マクロセルモバイルネットワークと、定義された1セットのフェムトノード(例えば、対応するユーザ住居630内に存在するフェムトノード610)とによってサーブされることができるだけである。いくつかの実装においては、ノードは、少なくとも1つのノードについて、信号方式、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限されることができる。
【0062】
いくつかの態様において、制限されたフェムトノード(これは、閉ざされた加入者グループホームノードB(Closed Subscriber Group Home NodeB)と称されることもできる)は、制限され、用意された1セットのアクセス端末に対してサービスを提供するものである。このセットは、必要に応じて一時的に、あるいは恒久的に拡張されることができる。いくつかの態様においては、閉ざされた加入者グループ(Closed Subscriber Group)(「CSG」)は、アクセス端末の共通のアクセス制御リストを共用するアクセスポイント(例えば、フェムトノード)のセットとして定義されることができる。
【0063】
便宜上、ここにおける開示は、フェムトノードの場合についての様々な機能を説明している。しかしながら、ピコノードは、より大きなカバレージエリアについて同じまたは類似した機能を提供することができることを理解すべきである。例えば、ピコノードは、制限されることができ、ホームピコノードは、与えられたアクセス端末のために定義されることができるなどである。
【0064】
ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレスアクセス端末についての通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクと逆方向リンクとの上の送信を経由して1つまたは複数のアクセスポイントと通信することができる。順方向リンク(またはダウンリンク)は、アクセスポイントから端末への通信リンクを意味し、そして逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末からアクセスポイントへの通信リンクを意味する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、多入力多出力(multiple-in-multiple-out)(「MIMO」)システム、または何らかの他のタイプのシステムを経由して確立されることができる。
【0065】
MIMOシステムは、データ送信のために複数の(NT個の)送信アンテナと、複数の(NR個の)受信アンテナと、を使用する。NT個の送信アンテナと、NR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、NS個の独立チャネルへと分解されることができ、これらの独立チャネルは、空間チャネルとも称され、ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルのおのおのは、次元(dimension)に対応する。複数の送信アンテナと受信アンテナとによって生成される追加の次元が、利用される場合、MIMOシステムは、改善された性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより大きな信頼性)を提供することができる。
【0066】
MIMOシステムは、時分割二重化(time division duplex)(「TDD」)と、周波数分割二重化(frequency division duplex)(「FDD」)とをサポートすることができる。TDDシステムにおいては、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とは、同じ周波数領域上にあり、その結果、相反性原理は、逆方向リンクチャネルから順方向リンクチャネルの推定を可能にする。これは、複数のアンテナが、アクセスポイントにおいて使用可能であるときに、アクセスポイントが、順方向リンク上で送信ビーム形成利得を抽出することを可能にする。
【0067】
ここにおける教示は、少なくとも1つの他のノードと通信するために様々なコンポーネントを使用するノード(例えば、デバイス)へと組み込まれることができる。図8は、ノードの間の通信を容易にするために使用されることができるいくつかの例のコンポーネントを示している。特に、図8は、MIMOシステム800のワイヤレスデバイス810(例えば、アクセスポイント)と、ワイヤレスデバイス850(例えば、アクセス端末)と、を示している。デバイス810において、いくつかのデータストリームについてのトラフィックデータは、データソース812から送信(「TX」)データプロセッサ814へと供給される。
【0068】
いくつかの態様においては、各データストリームは、それぞれの送信アンテナ上で送信される。TXデータプロセッサ814は、符号化されたデータを供給するそのデータストリームのために選択される特定の符号化スキームに基づいて各データストリームについてのトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、そしてインターリーブする。
【0069】
各データストリームについての符号化されたデータは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化されることができる。パイロットデータは、一般的に、知られている方法で処理される知られているデータパターンであり、そしてチャネル応答を推定するためにレシーバシステムにおいて使用されることができる。次いで、各データストリームについての多重化されたパイロットデータと符号化データとは、変調シンボルを供給するそのデータストリームのために選択される特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調される(すなわち、シンボルマッピングされる)。各データストリームについてのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ830によって実行される命令によって決定されることができる。データメモリ832は、デバイス810のプロセッサ830または他のコンポーネントによって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
【0070】
次いで、すべてのデータストリームについての変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ820へと供給され、このTX MIMOプロセッサは、さらに、変調シンボル(例えば、OFDMについての)を処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ820は、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(「XCVR」)822Aないし822Tへと供給する。いくつかの態様においては、TX MIMOプロセッサ820は、データストリームのシンボルに対して、そしてシンボルが送信されているアンテナに対して、ビーム形成重みを適用する。
【0071】
各トランシーバ822は、1つまたは複数のアナログ信号を供給するためにそれぞれのシンボルストリームを受信し、そして処理し、そしてさらに、MIMOチャネル上で送信に適した被変調信号を供給するためにアナログ信号を調整する(例えば、増幅し、フィルタにかけ、そしてアップコンバートする)。次いで、トランシーバ822Aないし822TからのNT個の被変調信号は、それぞれNT個のアンテナ824Aないし824Tから送信される。
【0072】
デバイス850において、送信された被変調信号は、NR個のアンテナ852Aないし852Rによって受信され、そして各アンテナ852からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(「XCVR」)854Aないし854Rへと供給される。各トランシーバ854は、それぞれの受信信号を調整し(例えば、フィルタにかけ、増幅し、そしてダウンコンバートし)、サンプルを供給するために調整された信号をデジタル化し、そしてさらに、対応する「受信された」シンボルストリームを供給するためにサンプルを処理する。
【0073】
次いで、受信(「RX」)データプロセッサ860は、NT個の「検出された」シンボルストリームを供給する特定のレシーバ処理技法に基づいてNR個のトランシーバ854からのNR個の受信シンボルストリームを受信し、そして処理する。次いで、RXデータプロセッサ860は、データストリームについてのトラフィックデータを回復するために検出された各シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、そして復号する。RXデータプロセッサ860による処理は、デバイス810におけるTX MIMOプロセッサ820と、TXデータプロセッサ814とによって実行される処理に対して相補的である。
【0074】
プロセッサ870は、どのプレコーディング行列(pre-coding matrix)を使用すべきかを定期的に決定する(下記で論じられる)。プロセッサ870は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを定式化する。データメモリ872は、デバイス850のプロセッサ870または他のコンポーネントによって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
【0075】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、やはりデータソース836からいくつかのデータストリームについてのトラフィックデータを受信するTXデータプロセッサ838によって処理され、変調器880によって変調され、トランシーバ854Aないし854Rによって調整され、そしてデバイス810へと返信される。
【0076】
デバイス810において、デバイス850からの被変調信号は、アンテナ824によって受信され、トランシーバ822によって調整され、復調器(「DEMOD」)840によって復調され、そしてデバイス850によって送信される逆方向リンクメッセージを抽出するために、RXデータプロセッサ842によって処理される。次いで、プロセッサ830は、ビーム形成重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、次いで抽出されたメッセージを処理する。
【0077】
図8はまた、通信コンポーネントが、ここにおいて教示されるように構成制御オペレーションを実行する1つまたは複数のコンポーネントを含むことができることも示している。例えば、構成(CONFIG.)制御コンポーネント890は、ここにおいて教示されるように別のデバイス(例えば、デバイス850)へと/から信号を送信/受信するためにデバイス810のプロセッサ830および/または他のコンポーネントと協力することができる。同様に、構成制御コンポーネント892は、別のデバイス(例えば、デバイス810)へと/から信号を送信/受信するために、デバイス850のプロセッサ870および/または他のコンポーネントと協力することができる。各デバイス810および850について、説明されたコンポーネントのうちの2つ以上の機能は、単一のコンポーネントによって提供されることもできることを理解すべきである。例えば、単一の処理コンポーネントが、構成制御コンポーネント890の機能を提供することができ、そしてプロセッサ830と、単一の処理コンポーネントとが、構成制御コンポーネント892とプロセッサ870との機能を提供することができる。
【0078】
ここにおける教示は、様々なタイプの通信システムおよび/またはシステムコンポーネントへと組み込まれることができる。いくつかの態様においては、ここにおける教示は、使用可能なシステムリソースを(例えば、1つまたは複数の帯域幅、送信パワー、符号化、インターリービングなどを指定することにより)共用することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムの中で使用されることができる。例えば、ここにおける教示は、以下の技術:符号分割多元接続(Code Division Multiple Access)(「CDMA」)システム、マルチキャリア(Multiple-Carrier)CDMA(「MCCDMA」)、広帯域CDMA(「W−CDMA」)、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access)(「HSPA」、「HSPA+」)システム、時分割多元接続(Time Division Multiple Access)(「TDMA」)システム、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access)(「FDMA」)システム、単一キャリア(Single-Carrier)FDMA(「SC−FDMA」)システム、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)(「OFDMA」)システム、または他の多元接続技法、のうちの任意の1つ、またはそれらの技術の組合せに対して適用されることができる。ここにおける教示を使用したワイヤレス通信システムは、IS−95規格、cdma2000規格、IS−856規格、W−CDMA規格、TDSCDMA規格、他の規格など、1つまたは複数の規格を実装するように設計されることができる。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)(「UTRA」)、cdma2000、何らかの他の技術などの無線技術を実装することができる。UTRAは、W−CDMAと、低チップレート(Low Chip Rate)(「LCR」)とを含む。cdma2000技術は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格とをカバーする。TDMAネットワークは、移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communication)(「GSM(登録商標)」)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、進化型UTRA(Evolved UTRA)(「E−UTRA」)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(Flash-OFDM)(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAと、E−UTRAと、GSMとは、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System)(「UMTS」)の一部分である。ここにおける教示は、3GPPロングタームエボリューション(3GPP Long Term Evolution)(「LTE」)システムと、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra-Mobile Broadband)(「UMB」)システムと、他のタイプのシステムとの中に実装されることができる。LTEは、E−UTRAを使用するUMTSのリリース(release)である。本開示のある種の態様は、3GPPの専門用語を使用して説明されることができるが、ここにおける教示は、3GPP(Rel99、Rel5、Rel6、Rel7)技術、ならびに3GPP2(IxRTT、1xEV−DO RelO、RevA、RevB)技術、および他の技術に対して適用されることができることを理解すべきである。
【0079】
ここにおける教示は、様々の装置(例えば、ノード)へと組み込まれる(例えば、内部に実装され、またはそれによって実行される)ことができる。いくつかの態様においては、ここにおける教示に従って実装されるノード(例えば、ワイヤレスノード)は、アクセスポイントまたはアクセス端末を備えることができる。
【0080】
例えば、アクセス端末は、ユーザ装置、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の専門用語、を備え、それらとして実装され、あるいはそれらとして知られていることができる。いくつかのインプリメンテーションにおいては、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol)(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop)(「WLL」)局、携帯型個人情報端末(personal digital assistant)(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、あるいはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイス、を備えることができる。したがって、ここにおいて教示される1つまたは複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント(personal data assistant))、娯楽デバイス(例えば、音楽デバイス、ビデオデバイス、または衛星無線)、全地球測位システムデバイス(global positioning system device)、あるいはワイヤレス媒体を経由して通信するように構成された他の適切な任意のデバイス、へと組み込まれることができる。
【0081】
アクセスポイントは、ノードB、eNodeB、無線ネットワークコントローラ(radio network controller)(「RNC」)、基地局(base station)(「BS」)、無線基地局(radio base station)(「RBS」)、基地局コントローラ(base station controller)(「BSC」)、基地トランシーバ局(base transceiver station)(「BTS」)、トランシーバ機能(transceiver function)(「TF」)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(basic service set)(「BSS」)、拡張サービスセット(extended service set)(「ESS」)、マクロセル、マクロノード、ホームeNB(Home eNB)(「HeNB」)、フェムトセル、フェムトノード、ピコノード、または何らかの他の類似した専門用語、を備え、それらとして実装され、あるいはそれらとして知られていることができる。
【0082】
いくつかの態様においては、ノード(例えば、アクセスポイント)は、通信システムのためのアクセスノードを備えることができる。そのようなアクセスノードは、例えば、ネットワークに対する有線またはワイヤレスの通信リンクを経由してネットワーク(例えば、インターネットやセルラネットワークなどの広域ネットワーク)についての、あるいはそれに対する接続性を提供することができる。したがって、アクセスノードは、別のノード(例えば、アクセス端末)が、ネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスすることを可能にすることができる。さらに、それらのノードのうちの一方または両方はポータブルであり、あるいはいくつかの場合には、比較的ポータブルでないとすることができることを理解すべきである。
【0083】
また、ワイヤレスノードが、ワイヤレスでない方法で(例えば、有線接続を経由して)情報を送信すること、および/または受信すること、を可能とすることができることを理解すべきである。それ故に、ここにおいて論じられるようなレシーバとトランスミッタとは、ワイヤレスでない媒体を経由して通信する適切な通信インターフェースコンポーネント(例えば、電気または光のインターフェースコンポーネント)を含むことができる。
【0084】
ワイヤレスノードは、適切な任意のワイヤレス通信技術に基づいている、あるいはそうでなければその技術をサポートする、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを経由して通信することができる。例えば、いくつかの態様においては、ワイヤレスノードは、ネットワークに関連づけることができる。いくつかの態様においては、ネットワークは、ローカルエリアネットワーク、または広域ネットワークを備えることができる。ワイヤレスデバイスは、ここにおいて論じられるもの(例えば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、Wi−Fiなど)など、様々なワイヤレス通信の技術、プロトコル、または規格のうちの1つまたは複数をサポートする、あるいはそうでなければ使用することができる。同様に、ワイヤレスノードは、様々な対応する変調スキームまたは多重化スキームのうちの1つまたは複数をサポートする、あるいはそうでなければ使用することができる。ワイヤレスノードは、それ故に、上記または他のワイヤレス通信技術を使用した1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを経由して確立し、そして通信する適切なコンポーネント(例えば、エアインターフェース)を含むことができる。例えば、ワイヤレスノードは、ワイヤレス媒体上の通信を容易にする様々なコンポーネント(例えば、信号ジェネレータと信号プロセッサと)を含むことができる関連するトランスミッタコンポーネントとレシーバコンポーネントとを有するワイヤレストランシーバを備えることができる。
【0085】
ここにおいて説明される機能(例えば、添付図面のうちの1つまたは複数に関する)は、いくつかの態様においては、添付の特許請求の範囲の中の、同様に指定された機能「手段」("means for" functionality)に対応することができる。図9および10を参照すると、装置900および1000は、一連の相互に関連した機能モジュールとして表される。ここでパラメータ値のセットの受信モジュール902は、少なくともいくつかの態様において、例えば、ここにおいて論じられるような通信コントローラに対応することができる。パラメータ値のセットの選択モジュール904は、少なくともいくつかの態様において、例えば、ここにおいて論じられるようなパラメータセレクタに対応することができる。ネットワーク要素構成モジュール906は、少なくともいくつかの態様において、例えば、ここにおいて論じられるような構成エンティティに対応することができる。パラメータ値のセットの決定モジュール1002は、少なくともいくつかの態様において、例えば、ここにおいて論じられるような構成マネージャに対応することができる。決定されたセットの送信モジュール1004は、少なくともいくつかの態様において、例えば、ここにおいて論じられるような通信コントローラに対応することができる。
【0086】
図9および10のモジュールの機能は、ここにおける教示と整合した様々なやり方で実装されることができる。いくつかの態様においては、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気コンポーネントとして実装されることができる。いくつかの態様においては、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサコンポーネントを含む処理システムとして実装されることができる。いくつかの態様においては、これらのモジュールの機能は、例えば、1つまたは複数の集積回路(例えば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装されることができる。ここにおいて論じられるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連したコンポーネント、またはそれらの何らかの組合せを含むことができる。これらのモジュールの機能は、ここにおいて教示されるように何らかの他の方法で実装されることもできる。
【0087】
「第1の」や「第2の」などの指定を使用したここにおける要素についてのどのような言及も、一般にこれらの要素の量または順序を限定してはいないことを理解すべきである。もっと正確に言えば、これらの指定は、2つ以上の要素、または要素の例の間で区別する便利な方法として、ここにおいて、使用されることができる。したがって、第1および第2の要素に対する言及は、2つの要素だけが、そこで使用されることができること、または第1の要素が、何らかの方法で第2の要素に先行する必要があること、を意味してはいない。また、別の方法で述べられていない限り、要素のセットは、1つまたは複数の要素を備えることができる。さらに、明細書、または特許請求の範囲の中で使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ(at least one of: A, B, or C)」という形式の述語は、「AまたはBまたはC、あるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
【0088】
当業者(Those of skill in the art)は、情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのどれを使用しても表されることができることを理解するであろう。例えば、上記説明全体を通して参照されることができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁気の場または粒子、光学的な場または粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表されることができる。
【0089】
当業者(Those of skill)は、さらに、ここにおいて開示される態様に関連して説明される様々な例示の論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのどれもが、電子ハードウェア(例えば、ソースコーディング技法または何らかの他の技法を使用して設計されることができるデジタルインプリメンテーション、アナログインプリメンテーション、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(これは、ここにおいて、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称されることができる)、あるいは両方の組合せとして実装されることができることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの交換可能性を明確に示すために、様々な例示のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点で上記に一般的に説明されている。そのような機能が、ハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーションと、全体的なシステムに課される設計制約条件とに依存する。当業者(Skilled artisans)は、特定の各アプリケーションについて変化するやり方で、説明された機能を実装することができるが、そのようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲からの逸脱(departure)を引き起こすものとしては解釈されるべきではない。
【0090】
ここにおいて開示される態様に関連して説明される様々な例示の論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(integrated circuit)(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイントの内部に実装され、あるいはそれらによって実行されることができる。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)(DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit)(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array)(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートなゲートまたはトランジスタのロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント(discrete hardware components)、電気コンポーネント、光コンポーネント、機械コンポーネント、あるいはここにおいて説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せ、を備え、そしてICの内部に、ICの外部に、あるいは両方に存在するコードまたは命令を実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替案においては、プロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わされた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのような任意のコンフィギュレーション、として実装されることもできる。
【0091】
どのような開示されたプロセスの中のステップのどのような特定の順序、または階層も、サンプルアプローチの一例であることが、理解される。設計の好みに基づいて、プロセスの中のステップの特定の順序、または階層は、本開示の範囲内にとどまりながら、再構成されることができることが、理解される。添付の方法の特許請求の範囲は、様々なステップの要素を一例の順序で提示しており、提示される特定の順序または階層だけに限定されるようには意味されてはいない。
【0092】
1つまたは複数の例示の実施形態においては、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せの形で実装されることができる。ソフトウェアの形で実装される場合、それらの機能は、コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶され、あるいはその上で送信されることができる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含めて、コンピュータ記憶媒体と、通信媒体との両方を含んでいる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる使用可能な任意の媒体とすることができる。例として、限定するものではないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で望ましいプログラムコードを搬送し、または記憶するために使用されることができ、そしてコンピュータによってアクセスされることができる他の任意の媒体、を備えることができる。また、任意の接続も、コンピュータ可読媒体と適切に名づけられる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者回線(digital subscriber line)(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、そのときには同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。ここにおいて使用されるようなディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク(optical disc)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスク(blu-ray disc)を含み、ここでディスク(disks)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(discs)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた
、コンピュータ可読媒体の範囲内に含められるべきである。コンピュータ可読媒体は、適切な任意のコンピュータプログラムプロダクトの中に実装されることができること、を理解すべきである。
【0093】
開示された態様の以上の説明は、当業者が、本開示を作り、または使用することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正は、当業者には簡単に明らかになり、そしてここにおいて定義される包括的な原理は、本開示の範囲を逸脱することなく、他の態様に対しても適用されることができる。したがって、本開示は、ここにおいて示される態様だけに限定されるようには意図されず、ここにおいて開示される原理および新規特徴と整合した最も広い範囲が与えられるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク要素においてパラメータ値のセットを受信することと、
前記ネットワーク要素において前記セットからパラメータ値を選択することと、
前記選択されたパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素を構成することと、
を備える構成方法。
【請求項2】
前記ネットワーク要素において運用管理保守エージェントエンティティによって実行される請求項1の方法。
【請求項3】
前記ネットワーク要素は、eNodeBを備え、
前記セットは、前記セットを決定した運用管理保守エンティティから受信される、請求項1の方法。
【請求項4】
前記パラメータ値の前記選択は、前記ネットワーク要素に実装される最適化アルゴリズムに基づく、請求項1の方法。
【請求項5】
前記セットは、無線パラメータ値のセットを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記セットは、パラメータ値の範囲を備える、請求項1の方法。
【請求項7】
前記セットのデフォルトパラメータ値の指示を受信することをさらに備え、前記パラメータ値の前記選択は、
前記セットから適切なパラメータ値を識別する試みの中で最適化アルゴリズムを実行することと、
前記最適化アルゴリズムが、前記セットからの適切なパラメータ値を識別しない場合に、前記選択されたパラメータ値を提供するために前記デフォルトパラメータ値を選択することと、
を備える、請求項1の方法。
【請求項8】
前記セットから別のパラメータ値を識別するために前記最適化アルゴリズムを再実行することと、
前記識別された別のパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素を再構成することと、
をさらに備える請求項7の方法。
【請求項9】
前記セットは、運用管理保守エンティティから受信され、
前記運用管理保守エンティティは、前記セットを決定した少なくとも1つの構成マネージャを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記運用管理保守エンティティに対して前記選択されたパラメータ値を報告することをさらに備える請求項9の方法。
【請求項11】
前記運用管理保守エンティティに対して前記セットが前記ネットワーク要素によって無効と考えられることを報告すること、をさらに備える請求項9に記載の方法。
【請求項12】
ネットワーク要素装置において、
パラメータ値のセットを受信するように構成された通信コントローラと、
前記セットからパラメータ値を選択するように構成されたパラメータセレクタと、
前記選択されたパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素装置を構成するように構成された構成エンティティと、
を備える、装置。
【請求項13】
前記ネットワーク要素装置は、eNodeBを備え、
前記セットは、前記セットを決定した運用管理保守エンティティから受信される、請求項12の装置。
【請求項14】
前記パラメータセレクタは、さらに、最適化アルゴリズムに基づいて前記パラメータ値を選択するように構成されている、請求項12の装置。
【請求項15】
前記セットは、無線パラメータ値のセットを備える、請求項12の装置。
【請求項16】
前記通信コントローラは、さらに、前記セットのデフォルトパラメータ値の指示を受信するように構成されており、
前記パラメータセレクタは、さらに、前記セットから適切なパラメータ値を識別する試みの中で最適化アルゴリズムを実行するように、そして前記最適化アルゴリズムが、前記セットから適切なパラメータ値を識別しない場合に、前記選択されたパラメータ値を提供するために前記デフォルトパラメータ値を選択するように、構成されている、請求項12の装置。
【請求項17】
前記パラメータセレクタは、さらに、前記セットから別のパラメータ値を識別するために前記最適化アルゴリズムを再実行するように構成されており、
前記構成エンティティは、さらに、前記識別された別のパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素を再構成するように構成されている、請求項16の装置。
【請求項18】
ネットワーク要素装置において、
パラメータ値のセットを受信するための手段と、
前記セットからパラメータ値を選択するための手段と、
前記選択されたパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素装置を構成するための手段と、
を備える、装置。
【請求項19】
前記ネットワーク要素装置は、eNodeBを備え、
前記セットは、前記セットを決定した運用管理保守エンティティから受信される、請求項18の装置。
【請求項20】
前記選択するための手段は、最適化アルゴリズムに基づいて前記パラメータ値を選択するように構成されている、請求項18の装置。
【請求項21】
前記セットは、無線パラメータ値のセットを備える、請求項18の装置。
【請求項22】
前記受信するための手段は、前記セットのデフォルトパラメータ値の指示を受信するように構成されており、
前記選択するための手段は、前記セットから適切なパラメータ値を識別する試みの中で最適化アルゴリズムを実行するように、そして前記最適化アルゴリズムが、前記セットから適切なパラメータ値を識別しない場合に、前記選択されたパラメータ値を提供するために前記デフォルトパラメータ値を選択するように、構成されている、請求項18の装置。
【請求項23】
前記選択するための手段は、前記セットから別のパラメータ値を識別するために前記最適化アルゴリズムを再実行するように構成されており、
前記構成するための手段は、前記識別された別のパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素を再構成するように構成されている、請求項22の装置。
【請求項24】
コンピュータに、
ネットワーク要素においてパラメータ値のセットを受信することと、
前記ネットワーク要素において前記セットからパラメータ値を選択することと、
前記選択されたパラメータ値に基づいて前記ネットワーク要素を構成することと
を行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項25】
前記ネットワーク要素は、eNodeBを備え、
前記セットは、前記セットを決定した運用管理保守エンティティから受信される、請求項24のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項26】
前記コンピュータ可読媒体は、前記コンピュータに、最適化アルゴリズムに基づいて前記パラメータ値を選択することを行わせるためのコードをさらに備える、請求項24のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項27】
ネットワーク管理エンティティにおいて、動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値のセットを決定することと、
ネットワーク要素が、前記決定されたセットからパラメータ値を選択することを可能にするために、前記決定されたセットを前記ネットワーク要素へ送信することと、
を備える構成方法。
【請求項28】
前記ネットワーク管理エンティティは、ドメイン管理エンティティを備える、請求項27の方法。
【請求項29】
前記ネットワーク管理エンティティは、少なくとも1つのドメイン管理エンティティを管理する、請求項27の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つのパラメータ値のセットの前記決定は、前記ネットワーク管理エンティティが、
前記少なくとも1つのパラメータ値のセットについての要求を別のエンティティへ送信することと、
前記別のエンティティから前記少なくとも1つのパラメータ値のセットを受信することと、
を含む、請求項27の方法。
【請求項31】
前記ネットワーク管理エンティティは、運用管理保守エンティティを備え、
前記ネットワーク要素は、eNodeBを備える、請求項27の方法。
【請求項32】
前記決定されたセットは、前記動作可能なパラメータ値のセットの一部分である、請求項27の方法。
【請求項33】
前記決定されたセットは、単一のパラメータ値を指定する、請求項27の方法。
【請求項34】
前記決定されたセットは、無線パラメータ値のセットを備える、請求項27の方法。
【請求項35】
前記決定されたセットは、パラメータ値の範囲を備える、請求項27の方法。
【請求項36】
前記決定されたセットのデフォルトパラメータ値を識別することと、
前記デフォルトパラメータ値の指示を前記ネットワーク要素へ送信することと、
をさらに備える請求項27の方法。
【請求項37】
前記ネットワーク要素から選択されたパラメータ値の報告を受信すること、をさらに備える請求項27の方法。
【請求項38】
前記決定されたセットが、前記ネットワーク要素によって無効と考えられることを示す報告を前記ネットワーク要素から受信することと、
前記動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値の別のセットを決定することと、
前記別の決定されたセットを前記ネットワーク要素へ送信することと、
をさらに備える請求項27の方法。
【請求項39】
動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値のセットを決定するように構成された構成マネージャと、
ネットワーク要素が、前記決定されたセットからパラメータ値を選択することを可能にするために前記決定されたセットを前記ネットワーク要素へ送信するように構成された通信コントローラと、
を備えるネットワーク管理装置。
【請求項40】
前記ネットワーク管理装置は、運用管理保守エンティティを備え、
前記ネットワーク要素は、eNodeBを備える、請求項39の装置。
【請求項41】
前記決定されたセットは、前記動作可能なパラメータ値のセットの一部分である、請求項39の装置。
【請求項42】
前記決定されたセットは、無線パラメータ値のセットを備える、請求項39の装置。
【請求項43】
前記構成マネージャは、さらに、前記決定されたセットのデフォルトパラメータ値を識別するように構成されており、
前記通信コントローラは、さらに、前記デフォルトパラメータ値の指示を前記ネットワーク要素へ送信するように構成されている、請求項39の装置。
【請求項44】
動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値のセットを決定するための手段と、
ネットワーク要素が、前記決定されたセットからパラメータ値を選択することを可能にするために前記決定されたセットを前記ネットワーク要素へ送信するための手段と、
を備えるネットワーク管理装置。
【請求項45】
前記ネットワーク管理装置は、運用管理保守エンティティを備え、
前記ネットワーク要素は、eNodeBを備える、請求項44の装置。
【請求項46】
前記決定されたセットは、前記動作可能なパラメータ値のセットの一部分である、請求項44の装置。
【請求項47】
前記決定されたセットは、無線パラメータ値のセットを備える、請求項44の装置。
【請求項48】
前記決定するための手段は、前記決定されたセットのデフォルトパラメータ値を識別するように構成されており、
前記送信するための手段は、前記デフォルトパラメータ値の指示を前記ネットワーク要素へ送信するように構成されている、請求項44の装置。
【請求項49】
コンピュータに、
ネットワーク管理エンティティにおいて動作可能なパラメータ値のセットから少なくとも1つのパラメータ値のセットを決定することと、
ネットワーク要素が、前記決定されたセットからパラメータ値を選択することを可能にするために前記決定されたセットを前記ネットワーク要素へ送信することと、
を行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項50】
前記ネットワーク管理エンティティは、運用管理保守エンティティを備え、
前記ネットワーク要素は、eNodeBを備える、請求項49のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項51】
前記決定されたセットは、前記動作可能なパラメータ値のセットの一部分である、請求項49のコンピュータプログラムプロダクト。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公表番号】特表2011−527162(P2011−527162A)
【公表日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516850(P2011−516850)
【出願日】平成21年7月1日(2009.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2009/049400
【国際公開番号】WO2010/002988
【国際公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】