バイオリン及びビオラの演奏の左手のトレーニング器
【課題】本発明はバイオリンとビオラの演奏のための左手のストレッチ、および左手の指に体感により正しい音程の幅を記憶させるトレーニング器である。
【解決手段】 移動式指板(3)に本来のバイオリンの半音の幅に穴を開けて置く。Eより高い音程は、ジグザグ方向になるべく詰めて穴を設ける。移動式指板に1本〜4本、指を入れ親指を横用補助板又は底用補助板に当て前後に揺するトレーニングをする。
【解決手段】 移動式指板(3)に本来のバイオリンの半音の幅に穴を開けて置く。Eより高い音程は、ジグザグ方向になるべく詰めて穴を設ける。移動式指板に1本〜4本、指を入れ親指を横用補助板又は底用補助板に当て前後に揺するトレーニングをする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバイオリン及びビオラの演奏に関するものである。
【背景技術】
【0002】
(イ)今まで、指板の正しい指の位置にシールを貼ることは知られていたが、音程の幅に指を固定でき、音程の幅を体感によって覚えられるトレーニング器はなかった。
(ロ)複雑な指の並び〔図23〕などの音程をとる時、又スムーズにポジションチェンジを行うとき、柔軟な手の筋肉が必要であるが、今まで演奏者のできる範囲でやればいいと割り切られている面があった。
(ハ)指板を押さえる上で、下から支える親指の柔軟性が演奏のレベルを大きく左右するが、今まで演奏者のできる範囲でやればいいと割り切られている面があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(イ)バイオリン及びビオラのファーストポジションの正しい音程の間隔を左手の指に体感により覚えさる。
(ロ)左手の指の関節を柔らかくし、力まずに指板の特定の場所を正確に抑えることが出来るようにする。
(ハ)ポジションチェンジがスムーズに出来得るよう親指の付け根の筋肉を柔軟にする。
(ニ)親指の柔軟性を高める。〔図18〕〔図19〕〔図20〕〔図21〕
(ホ)様々な左手の形〔図23〕などに素早く対応できるよう筋肉を柔軟にする。
【課題を解決する手段】
【0004】
(イ)本体
選択図〔図1〕移動式指板(3)に本来のバイオリンの半音の幅に指板穴(14)を開けて置く。A線の音で言うとB,H,C,Cis,D,Dis,Eになる。Eより高い音程は、半音の幅が、一般的な人の指の幅より狭くなるために穴を設けることが困難なので、ジグザグ方向になるべく詰めて穴を設ける。〔図14〕
移動式指板(3)を移動棒(4)に通す。その際接着剤などで固定するのではなくトレーニングの際前後に自由に動くようにしておく。移動棒は本体の中央に固定する。この場所は本来のバイオリンのネックの位置である。
本体(1)に本体首当て部分(2)を設ける。これは一般的な人の首の大きさ形を模る。〔図1〕
補助板溝(5)を設ける。これは、横用補助板(7)を取り付けるためのものである。
本体の裏に底用補助板取り付けネジ(10)を設ける。これは、底用補助板(6)を取付ける為のものである。
運動可能範囲(11)は本来のバイオリンのネックより少し長めにしておく。
本体に底板(12)を設け、トレーニング器を本来のバイオリンと同じ厚さにする。
(ロ)横用補助板
片面は全面ウレタンなどの滑り止め素材にする〔図9〕。
他の片面は、レール(9)を張る。〔図8〕そこに親指当て(8)を通す。
親指当て(8)の片面には滑り止めを張り、裏はレール(9)を張る。〔図15〕
横用補助板を使用者の手の大きさに合わせ、本体の補助板溝(5)に止めネジ(13)などで取り付ける。〔図10〕〔図11〕
(ハ)底用補助板(6)〔図4〕片面にウレタンなどの滑り止めを張る。滑り止めを下側にし、底用補助板取り付けねじ(10)に取り付ける。〔図5〕〔図6〕
【発明の効果】
【0005】
(イ)本発明の効果として、ファーストポジションの左手の指の広げる幅を体感的に覚える事が出来る。
(ロ)指の筋肉が硬い人がバイオリンを演奏する際に頭では左指をどのように押さえるべきか把握していても、手がその形にならない、又その形を作ることができても時間がかかりそのためにリズムが狂う、又力をいれなければその形を維持できないなど、多々問題があった。それを、指板穴(14)に指を入れ任意の形に固定できるので、手を思い通りの形に力を入れずにすばやく持ってくる訓練ができる。
(ハ)バイオリンを演奏する際親指をネックに残したまま他の4本の指を様々な形に動かすのであるが親指の柔軟性がなければ4本の指の動きが不自由になる。本発明は親指を、底用補助板(6)や横用補助板(7)の全面滑り止め側〔図9〕に固定したまま他の4本の指を移動式指板の指板穴に入れ演奏時よりもっと活発に動かすことができるので、問題解決の助けになる。〔図7,13〕
(ニ)ポジションチェンジの際に親指の周辺の筋肉が硬い人は親指がバイオリンの表板や側板にあたってポジションチェンジに支障を来たす事がよくある。本発明は親指以外の4本の指を移動式指板(3)に固定したまま横用補助板(7)のレール側〔図8〕の親指当て(8)に親指を当て、前後に活発に動かせるので問題解決の助けになる。〔図12〕
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
(イ)本体
選択図〔図1〕移動式指板(3)に本来のバイオリンの半音の幅に指板穴(14)を開けて置く。A線の音で、B,H,C,Cis,D,Dis,Eになる。Eより高い音程は、半音の幅が、一般的な人の指の幅より狭くなるために穴を設けることが困難なので、ジグザグ方向になるべく詰めて穴を設ける。〔図14〕
移動式指板(3)を移動棒(4)に通す。その際移動式指板と移動棒は接着剤などで固定するのではなくトレーニングの際前後に自由に動くようにしておく。移動棒は本体の中央に固定する。この場所は本来のバイオリンのネックの位置である。
本体(1)に本体首当て部分(2)を設ける。これは一般的な人の首の大きさ形を模る。〔図1〕
補助板溝(5)を設け横用補助板(7)が取り付けられるようにする。
本体の裏に底用補助板取り付けねじ(10)を取り付ける。〔図2〕これは、底用補助板(6)を取り付けるためのものである。
運動可能範囲(11)は本来のバイオリンのネックより少し長めにしておく。〔図1〕
本体に底板(12)を設け、本来のバイオリンと同じ厚さにする。〔図2〕
(イ)横用補助板(7)〔図8〕〔図9〕
片面は全面ウレタンなどの滑り止め素材にする〔図9〕。
他の片面、レール(9)を張る。そこに親指当て(8)を通す。〔図8〕親指当ての片面には滑り止めを張り、裏はレール(9)を張る。〔図15〕
(ロ)底用補助板〔図4〕片面にウレタンなどの滑り止めを張る。底用補助板の滑り止めを下側にし、底用補助板取り付けねじ(10)に取り付ける。〔図5〕〔図6〕
【実施例1】
【0008】
補助板を使用しない。
移動式指板(3)の指板穴(14)に任意の指を1本または複数本入れ移動式指板を前後に揺する。〔図3〕これは音程感覚を身に付けると共に、指の開かない人にとってストレッチ効果もある。
【実施例2】
【0009】
底用補助板を使用して、トレーニングする。〔図7〕
親指を補助板底用に固定し他の指、1本〜4本を移動式指板(3)に入れ親指と他の指を繋ぐ筋肉のストレッチをする。
【実施例3】
【0010】
横用補助板(7)の全面滑り止め側を使用する。〔図11〕親指を横用補助板に置き、他の指1本〜4本を指板穴に入れ左手を前後に揺する。〔図13〕高いポジションの演奏のストレッチに効果がある。
【実施例4】
【0011】
横用補助板(7)のレール側を使用する。〔図10〕親指を横用補助板の親指当て(8)に置き、他の指1本〜4本を指板穴(14)に入れ左腕を伸縮させる。〔図12〕ポジション移動をスムーズに行う効果がある。
【実施例5】
【0012】
その他、補助板を使用する使用しないにしろ、3度の音程を例に挙げれば〔図16〕〔図17〕のようにトレーニング器に指を置き換える事により指に間隔を体感によって覚えさせ、またストレッチにもなる。
【実施例6】
【0013】
指板上の指の並びは同じでも、親指の位置によって指板上の4本の指の運動機能は大きく変わる。〔図18〕〔図19〕親指がどこにあろうとも関係なく自由に4本の指か動くことが望ましい。その為に、底用補助板に親指を固定しておき、移動式指板を前後に大きく動かす。場合によっては右手で負荷を加える。〔図20〕〔図21〕〔図22〕
【産業上の利用可能性】
【0014】
少子化が進み、十分な人数の生徒を確保が難しくなりつつある今、中高年や、お年寄りが楽器を楽しまれることが多くなってきた。その人たちの大きな問題が、指が開かない、関節が硬いといった身体的問題である。これから、十分な生徒数の確保する為にも、本発明は有効である。又、生徒が子供の場合初歩の段階での基礎訓練が面白くないために続かないことがよくある。トレーニング器で指の形を作ってから弾くことで初歩の段階の難易度が軽減されるためバイオリンを続ける生徒が多くなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本体
【図2】本体の裏面
【図3】本体に補助板を付けない使用例
【図4】底用補助板
【図5】本体に底用補助板を取り付けた図
【図6】本体に底用補助板を取り付けた裏面
【図7】本体に底用補助板を取り付けたときのトレーニングの仕方
【図8】横用補助板の移動レールのついた面
【図9】横用補助板の全面滑り止め側
【図10】横用補助板の移動レール側を使用するときの取り付け方法
【図11】横用補助板の全面滑り止め側を使用するときの取り付け方法
【図12】横用補助板の移動レール側使用時
【図13】横用補助板の全面滑り止め側使用時
【図14】移動式指板
【図15】横用補助板の親指当ての裏表
【図16】バイオリン演奏時の3度
【図17】バイオリン演奏時の3度をトレーニング器に置き換えた図
【図18】バリオリンの指板を押さえながら親指を限界までネックの方へ近寄せた図
【図19】バイオリンの指板を押さえながら親指を限界まで肩の方へ近寄せた図
【図20】〔図18〕の形の為のトレーニング
【図21】〔図19〕の形のためのトレーニング
【図22】トレーニングしたい形に左指を入れ右手で補助しながら移動式指板を前後に揺するストレッチをしている図
【図23】バイオリン演奏上の複雑な左指の形の一例
【符号の説明】
【0015】
(1)本体(2)本体首当て部(3)移動式指板(4)移動棒(5)補助板溝(6)補助板底用(7)横用補助板(8)親指当て(9)レール(10)底用補助板取り付けねじ(11)運動可能範囲(12)底板(13)止めネジ(14)指板穴
【技術分野】
【0001】
本発明はバイオリン及びビオラの演奏に関するものである。
【背景技術】
【0002】
(イ)今まで、指板の正しい指の位置にシールを貼ることは知られていたが、音程の幅に指を固定でき、音程の幅を体感によって覚えられるトレーニング器はなかった。
(ロ)複雑な指の並び〔図23〕などの音程をとる時、又スムーズにポジションチェンジを行うとき、柔軟な手の筋肉が必要であるが、今まで演奏者のできる範囲でやればいいと割り切られている面があった。
(ハ)指板を押さえる上で、下から支える親指の柔軟性が演奏のレベルを大きく左右するが、今まで演奏者のできる範囲でやればいいと割り切られている面があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(イ)バイオリン及びビオラのファーストポジションの正しい音程の間隔を左手の指に体感により覚えさる。
(ロ)左手の指の関節を柔らかくし、力まずに指板の特定の場所を正確に抑えることが出来るようにする。
(ハ)ポジションチェンジがスムーズに出来得るよう親指の付け根の筋肉を柔軟にする。
(ニ)親指の柔軟性を高める。〔図18〕〔図19〕〔図20〕〔図21〕
(ホ)様々な左手の形〔図23〕などに素早く対応できるよう筋肉を柔軟にする。
【課題を解決する手段】
【0004】
(イ)本体
選択図〔図1〕移動式指板(3)に本来のバイオリンの半音の幅に指板穴(14)を開けて置く。A線の音で言うとB,H,C,Cis,D,Dis,Eになる。Eより高い音程は、半音の幅が、一般的な人の指の幅より狭くなるために穴を設けることが困難なので、ジグザグ方向になるべく詰めて穴を設ける。〔図14〕
移動式指板(3)を移動棒(4)に通す。その際接着剤などで固定するのではなくトレーニングの際前後に自由に動くようにしておく。移動棒は本体の中央に固定する。この場所は本来のバイオリンのネックの位置である。
本体(1)に本体首当て部分(2)を設ける。これは一般的な人の首の大きさ形を模る。〔図1〕
補助板溝(5)を設ける。これは、横用補助板(7)を取り付けるためのものである。
本体の裏に底用補助板取り付けネジ(10)を設ける。これは、底用補助板(6)を取付ける為のものである。
運動可能範囲(11)は本来のバイオリンのネックより少し長めにしておく。
本体に底板(12)を設け、トレーニング器を本来のバイオリンと同じ厚さにする。
(ロ)横用補助板
片面は全面ウレタンなどの滑り止め素材にする〔図9〕。
他の片面は、レール(9)を張る。〔図8〕そこに親指当て(8)を通す。
親指当て(8)の片面には滑り止めを張り、裏はレール(9)を張る。〔図15〕
横用補助板を使用者の手の大きさに合わせ、本体の補助板溝(5)に止めネジ(13)などで取り付ける。〔図10〕〔図11〕
(ハ)底用補助板(6)〔図4〕片面にウレタンなどの滑り止めを張る。滑り止めを下側にし、底用補助板取り付けねじ(10)に取り付ける。〔図5〕〔図6〕
【発明の効果】
【0005】
(イ)本発明の効果として、ファーストポジションの左手の指の広げる幅を体感的に覚える事が出来る。
(ロ)指の筋肉が硬い人がバイオリンを演奏する際に頭では左指をどのように押さえるべきか把握していても、手がその形にならない、又その形を作ることができても時間がかかりそのためにリズムが狂う、又力をいれなければその形を維持できないなど、多々問題があった。それを、指板穴(14)に指を入れ任意の形に固定できるので、手を思い通りの形に力を入れずにすばやく持ってくる訓練ができる。
(ハ)バイオリンを演奏する際親指をネックに残したまま他の4本の指を様々な形に動かすのであるが親指の柔軟性がなければ4本の指の動きが不自由になる。本発明は親指を、底用補助板(6)や横用補助板(7)の全面滑り止め側〔図9〕に固定したまま他の4本の指を移動式指板の指板穴に入れ演奏時よりもっと活発に動かすことができるので、問題解決の助けになる。〔図7,13〕
(ニ)ポジションチェンジの際に親指の周辺の筋肉が硬い人は親指がバイオリンの表板や側板にあたってポジションチェンジに支障を来たす事がよくある。本発明は親指以外の4本の指を移動式指板(3)に固定したまま横用補助板(7)のレール側〔図8〕の親指当て(8)に親指を当て、前後に活発に動かせるので問題解決の助けになる。〔図12〕
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
(イ)本体
選択図〔図1〕移動式指板(3)に本来のバイオリンの半音の幅に指板穴(14)を開けて置く。A線の音で、B,H,C,Cis,D,Dis,Eになる。Eより高い音程は、半音の幅が、一般的な人の指の幅より狭くなるために穴を設けることが困難なので、ジグザグ方向になるべく詰めて穴を設ける。〔図14〕
移動式指板(3)を移動棒(4)に通す。その際移動式指板と移動棒は接着剤などで固定するのではなくトレーニングの際前後に自由に動くようにしておく。移動棒は本体の中央に固定する。この場所は本来のバイオリンのネックの位置である。
本体(1)に本体首当て部分(2)を設ける。これは一般的な人の首の大きさ形を模る。〔図1〕
補助板溝(5)を設け横用補助板(7)が取り付けられるようにする。
本体の裏に底用補助板取り付けねじ(10)を取り付ける。〔図2〕これは、底用補助板(6)を取り付けるためのものである。
運動可能範囲(11)は本来のバイオリンのネックより少し長めにしておく。〔図1〕
本体に底板(12)を設け、本来のバイオリンと同じ厚さにする。〔図2〕
(イ)横用補助板(7)〔図8〕〔図9〕
片面は全面ウレタンなどの滑り止め素材にする〔図9〕。
他の片面、レール(9)を張る。そこに親指当て(8)を通す。〔図8〕親指当ての片面には滑り止めを張り、裏はレール(9)を張る。〔図15〕
(ロ)底用補助板〔図4〕片面にウレタンなどの滑り止めを張る。底用補助板の滑り止めを下側にし、底用補助板取り付けねじ(10)に取り付ける。〔図5〕〔図6〕
【実施例1】
【0008】
補助板を使用しない。
移動式指板(3)の指板穴(14)に任意の指を1本または複数本入れ移動式指板を前後に揺する。〔図3〕これは音程感覚を身に付けると共に、指の開かない人にとってストレッチ効果もある。
【実施例2】
【0009】
底用補助板を使用して、トレーニングする。〔図7〕
親指を補助板底用に固定し他の指、1本〜4本を移動式指板(3)に入れ親指と他の指を繋ぐ筋肉のストレッチをする。
【実施例3】
【0010】
横用補助板(7)の全面滑り止め側を使用する。〔図11〕親指を横用補助板に置き、他の指1本〜4本を指板穴に入れ左手を前後に揺する。〔図13〕高いポジションの演奏のストレッチに効果がある。
【実施例4】
【0011】
横用補助板(7)のレール側を使用する。〔図10〕親指を横用補助板の親指当て(8)に置き、他の指1本〜4本を指板穴(14)に入れ左腕を伸縮させる。〔図12〕ポジション移動をスムーズに行う効果がある。
【実施例5】
【0012】
その他、補助板を使用する使用しないにしろ、3度の音程を例に挙げれば〔図16〕〔図17〕のようにトレーニング器に指を置き換える事により指に間隔を体感によって覚えさせ、またストレッチにもなる。
【実施例6】
【0013】
指板上の指の並びは同じでも、親指の位置によって指板上の4本の指の運動機能は大きく変わる。〔図18〕〔図19〕親指がどこにあろうとも関係なく自由に4本の指か動くことが望ましい。その為に、底用補助板に親指を固定しておき、移動式指板を前後に大きく動かす。場合によっては右手で負荷を加える。〔図20〕〔図21〕〔図22〕
【産業上の利用可能性】
【0014】
少子化が進み、十分な人数の生徒を確保が難しくなりつつある今、中高年や、お年寄りが楽器を楽しまれることが多くなってきた。その人たちの大きな問題が、指が開かない、関節が硬いといった身体的問題である。これから、十分な生徒数の確保する為にも、本発明は有効である。又、生徒が子供の場合初歩の段階での基礎訓練が面白くないために続かないことがよくある。トレーニング器で指の形を作ってから弾くことで初歩の段階の難易度が軽減されるためバイオリンを続ける生徒が多くなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本体
【図2】本体の裏面
【図3】本体に補助板を付けない使用例
【図4】底用補助板
【図5】本体に底用補助板を取り付けた図
【図6】本体に底用補助板を取り付けた裏面
【図7】本体に底用補助板を取り付けたときのトレーニングの仕方
【図8】横用補助板の移動レールのついた面
【図9】横用補助板の全面滑り止め側
【図10】横用補助板の移動レール側を使用するときの取り付け方法
【図11】横用補助板の全面滑り止め側を使用するときの取り付け方法
【図12】横用補助板の移動レール側使用時
【図13】横用補助板の全面滑り止め側使用時
【図14】移動式指板
【図15】横用補助板の親指当ての裏表
【図16】バイオリン演奏時の3度
【図17】バイオリン演奏時の3度をトレーニング器に置き換えた図
【図18】バリオリンの指板を押さえながら親指を限界までネックの方へ近寄せた図
【図19】バイオリンの指板を押さえながら親指を限界まで肩の方へ近寄せた図
【図20】〔図18〕の形の為のトレーニング
【図21】〔図19〕の形のためのトレーニング
【図22】トレーニングしたい形に左指を入れ右手で補助しながら移動式指板を前後に揺するストレッチをしている図
【図23】バイオリン演奏上の複雑な左指の形の一例
【符号の説明】
【0015】
(1)本体(2)本体首当て部(3)移動式指板(4)移動棒(5)補助板溝(6)補助板底用(7)横用補助板(8)親指当て(9)レール(10)底用補助板取り付けねじ(11)運動可能範囲(12)底板(13)止めネジ(14)指板穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオリンとビオラのファーストポジションの半音の間隔で指の入る大きさの穴を設け、それより高い音程の部分は、なるべく詰めて穴をジグザグ方向に設けた移動式指板(3)を前後に揺することで、指に体感により正しい音程の間隔を身に付け又ストレッチも出来るトレーニング器。〔図1〕
【請求項2】
移動式指板(3)に指を入れながら、親指を本来のバイオリンの下の位置で固定できる底用補助板(6)を持つトレーニング器。〔図7〕
【請求項3】
移動式指板(3)に指を入れながら、親指を本来のバイオリンの横の位置に固定できる横用補助板(7)の全面滑り止め側を持つトレーニング器。〔図11〕
【請求項4】
移動式指板(3)に指を入れながら、親指を横用補助板(7)のレール側の親指当て(8)に置き、低いポジションから高いポジション間、親指と他の4本の指を同時に前後に揺することが出来るトレーニング器。〔図12〕
【請求項1】
バイオリンとビオラのファーストポジションの半音の間隔で指の入る大きさの穴を設け、それより高い音程の部分は、なるべく詰めて穴をジグザグ方向に設けた移動式指板(3)を前後に揺することで、指に体感により正しい音程の間隔を身に付け又ストレッチも出来るトレーニング器。〔図1〕
【請求項2】
移動式指板(3)に指を入れながら、親指を本来のバイオリンの下の位置で固定できる底用補助板(6)を持つトレーニング器。〔図7〕
【請求項3】
移動式指板(3)に指を入れながら、親指を本来のバイオリンの横の位置に固定できる横用補助板(7)の全面滑り止め側を持つトレーニング器。〔図11〕
【請求項4】
移動式指板(3)に指を入れながら、親指を横用補助板(7)のレール側の親指当て(8)に置き、低いポジションから高いポジション間、親指と他の4本の指を同時に前後に揺することが出来るトレーニング器。〔図12〕
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2008−40439(P2008−40439A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−236679(P2006−236679)
【出願日】平成18年8月5日(2006.8.5)
【出願人】(505090562)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年8月5日(2006.8.5)
【出願人】(505090562)
【Fターム(参考)】
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