説明

バスケット型遠心分離機

【課題】支柱の摺動面を容易且つ安価に取り替える。
【解決手段】バスケット型遠心分離機1において、バスケット2が回転可能に支持されたフレーム3と、ベッド4上に立設され、フレーム3を吊り下げて、摺動させる事によりほぼ水平に揺動可能に支持する支持機構5とを備え、支持機構5の吊りボルト11に取り付けられた球面ブッシュ12と摺動するブッシュ受け座13が、支柱10と別部材で設けられ、支柱10の上面部10aに着脱可能に取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原液を固形物と液分とに固液分離するバスケット型遠心分離機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のバスケット型遠心分離機101は、3箇所の支柱110によって、図4に示すように、バスケット102を回転可能に支持するフレーム103を吊りボルト111を介して吊り下げ支持しており、吊りボルト111に取り付けられた半球形状の球面ブッシュ112と支柱110の上面部110aに形成されたブッシュ受け面110bとの摺動により、重心位置を保持しながら稼働している。支柱110の摺動面であるブッシュ受け面110bには、極端な発熱或いは摩耗を防止するために、潤滑剤を塗布しているが、経年劣化により、摩耗限度に達したものは定期的な取り替えが必要となる。
【0003】
しかしながら、ブッシュ受け面110bは、支柱110の上面部110aに形成されているので、取り替えるためには支柱110そのものを一体で取り替える必要がある。したがって、ユーザは、部品費及び作業工賃のメンテナンス費を過大支出することになる。更に、ユーザは、支柱110の取り替えに際し、遠心分離機本体までを一旦分解した後に支柱110をベッド104から取り外すという手順を踏むために、据付け精度の確認を含む作業による生産設備停止損失が生じ、更には仕上げ職人等の施工者の高い技量を要する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−120711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、支柱の摺動面を容易且つ安価に取り替えることができるバスケット型遠心分離機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のバスケット型遠心分離機は、バスケットが回転可能に支持されたフレームと、ベッド上に立設され、フレームを吊り下げて、摺動させる事によりほぼ水平に揺動可能に支持する支持機構とを備えている。そして、支持機構は、ベッド上に立設された支柱と、上端に拡径部を有し、拡径部が支柱の上面に支持され、下端が支柱の内部に収納され、フレームをほぼ水平に揺動可能に支持する吊りボルトと、フレームよりも下方の吊りボルトの下端に設けられ、フレームが吊りボルトから抜け落ちるのを防止する抜止部と、拡径部の下面に着脱可能に取り付けられた球面ブッシュと、支柱の上面に取り付けられ、球面ブッシュが摺動可能に収納される球面凹部を有し、吊りボルトをベッドに対して揺動可能に支持するブッシュ受け座と、吊りボルトの外周に設けられ、支柱の上面とフレームとの間に配設された緩衝部材とを有している。そして、ブッシュ受け座は、支柱の上面に着脱可能に取り付けられている。
【0007】
更に、ブッシュ受け座は、本体部と、本体部の上端に設けられたフランジ部とを有し、支柱の上面には、ブッシュ受け座が嵌合される嵌合凹部が形成されており、ブッシュ受け座は、本体部が嵌合凹部に嵌合されて、フランジ部が支柱の上面に当接された状態で、支柱の上面にボルトで締結されているようにしてもよい。
【0008】
更に、ブッシュ受け座には、吊りボルトが挿通され、吊りボルトを揺動可能にするボルト径よりも大きな貫通孔が形成されており、支柱の上面には、吊りボルトが挿通され、ブッシュ受け座の貫通孔よりも大きな貫通孔が形成されているようにしてもよい。
【0009】
更に、ブッシュ受け座は、鋼材または鋳鋼で形成されているようにしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、吊りボルトの拡径部の下面に取り付けられた球面ブッシュと摺動するブッシュ受け座が、支柱と別部材で設けられ、支柱の上面部に着脱可能に取り付けられている。したがって、本発明によれば、経年劣化によりこのブッシュ受け座を取り替える際には、従来のように支柱そのものを一体に取り替える必要がなく、ブッシュ受け座単体を取り替えればよい。よって、本発明によれば、従来よりも、支柱の摺動面を容易且つ安価に取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明を適用したバスケット型遠心分離機の平面図である。
【図2】本発明を適用したバスケット型遠心分離機の正面図である。
【図3】本発明を適用したバスケット型遠心分離機の支持機構の縦断面図である。
【図4】従来のバスケット型遠心分離機の支持機構の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を適用したバスケット型遠心分離機について、図面を参照して説明する。
【0013】
図1乃至図3に示すように、バスケット型遠心分離機1は、バスケット2が回転可能に支持されたフレーム3と、ベッド4上に立設され、フレーム3を吊り下げて、摺動させる事によりほぼ水平に揺動可能に支持する支持機構5とを備えている。
【0014】
フレーム3は、図1及び図2に示すように、例えば、円板状に形成されており、上面3aの略中央部に、原液を固形物と液分とに分離するバスケット2が軸受等の回転支持部材を介して縦軸周りに回転可能に支持されている。このようなバスケット2は、フレーム3の外周3bに設けられた設置部3cに設置された駆動モータ等の駆動部6によって、プーリやタイミングベルト又はギア群等の伝達部材7を介して回転駆動される。したがって、バスケット2は、内部に供給された原液中の液分を、遠心力によって周壁の透過孔を通して排出させ、原液を固形物と液分とに分離する。なお、駆動部6は、バスケット2に直結するものでもよい。
【0015】
また、フレーム3の上面3aには、ケーシング8が取り付けられている。ケーシング8は、フレーム3と略同径の側面部8bの上端に上面部8aを有し、下端が開口された有天円筒状に形成されている。このようなケーシング8は、上面部8aと側面部8bとでバスケット2を覆うように設けられ、下端がボルト等の締結部材によってフレーム3の上面3aに締結されている。
【0016】
更に、フレーム3の外周3bには、図3に示すように、後述する支持機構5の吊りボルト11が挿通される挿通孔3dが形成された取付部3eが設けられている。この取付部3eは、フレーム3の外周3bから半径方向外側に突出した突出片であり、図1に示すように、フレーム3の外周3bに、平面視二等辺三角形状となるように、3箇所に設けられている。
【0017】
フレーム3を吊り下げ支持する支持機構5は、図3に示すように、ベッド4上に立設された支柱10と、上端が支柱10に支持され、フレーム3をほぼ水平に揺動可能に支持する吊りボルト11と、吊りボルト11に取り付けられた球面ブッシュ12と、支柱10の上面部10aに取り付けられ、球面ブッシュ12を収納し、吊りボルト11を揺動可能に支持するブッシュ受け座13と、支柱10の上面部10aとフレーム3との間に設けられた緩衝部材14とを有している。
【0018】
ベッド4は、例えば、鋼材または鋳造によって形成された鋳物であり、図1に示すように、略矩形箱状に形成されており、長手方向の一方の2つの角部が直線状に面取られている。このようなベッド4は、例えば、図2に示すように、床面20に据え付けられている。
【0019】
更に、図1に示すように、ベッド4上には、支柱10が複数個立設されている。具体的に、支柱10は、フレーム3の取付部3eと平面視で重なるように設けられており、フレーム3の取付部3eと同様に、ベッド4上に、平面視二等辺三角形状となるように、3箇所設けられている。
【0020】
ベッド4上に立設された支柱10は、鋼材または鋳造によって形成された鋳物であり、図3に示すように、上端に上面部10aを有し、下端が開口された有天円筒状に設けられており、下端の開口部の外周に設けられたフランジ部10bがベッド4にボルト等の締結部材によって締結されている。すなわち、支柱10は、ベッド4に着脱可能に取り付けられている。
【0021】
更に、支柱10の上面部10aの略中央部には、後述する吊りボルト11が挿通される貫通孔10cと、この貫通孔10cと同軸で、後述するブッシュ受け座13が嵌合される嵌合凹部10dとが形成されている。更に、支柱10の側面部10eには、フレーム3の取付部3eが挿通される挿通部10fが形成されている。
【0022】
支柱10の貫通孔10cに挿通される吊りボルト11は、軸部11aと、軸部11aの上端に軸部11aよりも径が大きな拡径部11bとを有する。更に、軸部11aの下端には、軸部11aがフレーム3の取付部3eの挿通孔3dに挿通された際に、フレーム3の下方に位置し、フレーム3を抜け止めする抜止部11cが設けられている。この抜止部11cは、例えば、軸部11aの下端に形成された貫通孔11dに楔部材11eが差し込まれてなる。更に、拡径部11bの下面には、半球面状の球面ブッシュ12が取り付けられている。
【0023】
吊りボルト11の拡径部11bの下面に取り付けられる球面ブッシュ12は、上述したように、凸半球面状に形成されている。更に、球面ブッシュ12の平坦部12aの略中央部には、吊りボルト11の軸部11aと略同径の貫通孔12bが形成されている。このような球面ブッシュ12は、貫通孔12bに吊りボルト11の軸部11aを挿通させて、平坦部12aが吊りボルト11の拡径部11bの下面に当接されるように、軸部11aの外周に取り付けられている。すなわち、球面ブッシュ12は、吊りボルト11に着脱可能に取り付けられている。
【0024】
支柱10の嵌合凹部10dに嵌合されるブッシュ受け座13は、鋼材で形成されており、円柱状の本体部13aと、この本体部13aの上端に形成された本体部13aよりも径が大きなフランジ部13bとを有する。更に、このフランジ部13bの略中央部には、吊りボルト11の軸部11aよりも大きな径を有する貫通孔13cが形成されている。例えば、貫通孔13cは、フレーム3が揺動された際に、フレーム3と当接しないように形成されている。更に、支柱10の上面部10aの貫通孔10cは、この貫通孔13cよりもやや大きな径を有するように形成されている。更に、フランジ部13bの上端側には、貫通孔13cと同軸上に、吊りボルト11に取り付けられた球面ブッシュ12を収納する球面凹部13dが形成されている。この球面凹部13dは、球面ブッシュ12の凸半球面状に対応し、球面ブッシュが収納可能な凹半球面状に形成されている。更に、フランジ部13bには、本体部13aの軸線を中心に、ブッシュ受け座13を支柱10の上面部10aに締結するためのボルトが挿通される締結孔13eが形成されている。この締結孔13eは、例えば、本体部13aの軸線を中心に、等間隔に4個形成されている。なお、締結孔13eの数及び配置位置は、適宜変更可能である。
【0025】
このようなブッシュ受け座13は、本体部13aが嵌合凹部10dに嵌合されて、フランジ部13bが支柱10の上面部10aに当接された状態で、支柱10の上面部10aにボルト等で締結されている。すなわち、ブッシュ受け座13は、支柱10の上面部10aに着脱可能に取り付けられている。
【0026】
更に、ブッシュ受け座13は、貫通孔13cに吊りボルト11の軸部11aが挿通され、球面凹部13dに吊りボルト11に取り付けられた球面ブッシュ12を収納することで、球面ブッシュ12を介して、吊りボルト11の上端を支持する。このとき、ブッシュ受け座13は、球面凹部13dと球面ブッシュ12とがともに半球面状である。したがって、ブッシュ受け座13は、バスケット2の内部に原液が供給されたときに、原液を含むバスケット2全体の重心がバスケット2の回転軸に対してずれている場合であっても、重心のずれに応じて球面ブッシュ12が球面凹部13dに対して摺動し、吊りボルト11がブッシュ受け座13を支点として自由に揺動することにより、重心位置を保持しながら、バスケット型遠心分離機1全体が激しく振動を伴なって、回転駆動させることができる。
【0027】
緩衝部材14は、例えばバネ等の弾性部材であり、吊りボルト11の外周に位置し、支柱10の上面部10aとフレーム3との間に設けられている。このような緩衝部材14は、フレーム3に下方向への力を加える。したがって、緩衝部材14は、球面ブッシュ12とブッシュ受け座13の球面凹部13dとを当接させ、フレーム3と抜止部11cの楔部材11eとを当接させるとともに、フレーム3の上下方向の振動を抑制する。
【0028】
なお、支柱10の上面部10aには、ブッシュ受け座13及び吊りボルト11の拡径部11bを覆うカバー部材15を設けるようにしてもよい。このようなカバー部材15は、球面ブッシュ12やブッシュ受け座13に塵埃や水等が浸入することを防止する。更に、フレーム3の取付部3eの挿通孔3dには、挿通孔3dの周囲を保護する保護部材16を設けるようにしてもよい。このような保護部材16は、緩衝部材14及び楔部材11eから保護するとともに、吊りボルト11の軸部11aと挿通孔3dとのガタつきを防止し、摺動性を向上させる。
【0029】
次に、バスケット型遠心分離機1の支持機構5の球面ブッシュ12及びブッシュ受け座13の取り替え方法について、説明する。
【0030】
先ず、フレーム3をクレーン等の吊上装置で吊り上げたり、フレーム3の底面3fにスペーサを配設して、フレーム3が上下方向に摺動しないように固定する。次いで、吊りボルト11の抜止部11cの楔部材11eを貫通孔11dから抜き取る。
【0031】
次いで、カバー部材15を、支柱10の上面部10aから取り外し、吊りボルト11を、支柱10内から抜き取る。次いで、吊りボルト11から球面ブッシュ12を取り外す。そして、新たな球面ブッシュ12を、貫通孔12bに吊りボルト11の軸部11aを挿通させて、平坦部12aが吊りボルト11の拡径部11bの下端に当接するように、軸部11aの外周に取り付ける。
【0032】
次いで、ブッシュ受け座13を支柱10の上面部10aに締結しているボルトを取り外し、ブッシュ受け座13を、支柱10の上面部10aから取り外す。そして、新たなブッシュ受け座13を、本体部13aが支柱10の嵌合凹部10dに嵌合されて、フランジ部13bが支柱10の上面部10aに当接された状態で、支柱10の上面部10aにボルト等で締結して、支柱10の上面部10aに取り付ける。
【0033】
次いで、新たな球面ブッシュ12と新たなブッシュ受け座13の球面凹部13dに、摩耗を防止するために、潤滑剤を塗布する。そして、新たな球面ブッシュ12が取り付けられた吊りボルト11の軸部11aを、新たなブッシュ受け座13の貫通孔13c、支柱10の上面部10aの貫通孔10c、緩衝部材14、フレーム3の取付部3eの挿通孔3dの順に挿通させる。そして、新たな球面ブッシュ12を、新たなブッシュ受け座13の球面凹部13dに収納する。これにより、新たなブッシュ受け座13は、新たな球面ブッシュ12を摺動可能に支持し、吊りボルト11の上端をベッド4に対して揺動可能に支持する。
【0034】
次いで、フレーム3の下方に位置する吊りボルト11の軸部11aの下端の貫通孔11dに、楔部材11eを差し込み、フレーム3を抜け止めする。これにより、吊りボルト11の軸部11aは、フレーム3を支持する。そして、カバー部材15を支柱10の上面部10aに取り付ける。以上のようにして、バスケット型遠心分離機1の球面ブッシュ12及びブッシュ受け座13を取り替える。
【0035】
本発明を適用したバスケット型遠心分離機1によれば、フレーム3を吊り下げ支持する吊りボルト11に取り付けられた球面ブッシュ12と摺動するブッシュ受け座13が、支柱10と別部材で設けられ、支柱10の上面部10aに着脱可能に取り付けられている。したがって、本発明を適用したバスケット型遠心分離機1によれば、従来のブッシュ受け面110bが支柱110に形成されたもののように、支柱110までも取り替える必要がなく、ブッシュ受け座13単体を取り替えればよい。よって、本発明を適用したバスケット型遠心分離機1によれば、部品費を低減し、取り外し及び取り付け作業を簡素化することができ、容易且つ安価に取替作業を行うことができる。
【0036】
更に、本発明を適用したバスケット型遠心分離機1によれば、ブッシュ受け座13が、従来の鋳鉄製の支柱110に形成されたブッシュ受け面110bよりも機械的強度に優れた鋼材で形成されているので、従来よりも、耐久性や耐摩耗性の向上を図ることができる。したがって、本発明を適用したバスケット型遠心分離機1によれば、従来よりも、支柱10の摺動面を取り替える間隔が長くなり、コストを低減することができる。
【0037】
なお、本発明を適用したバスケット型遠心分離機1のバスケット2は、固液分離するものに限定されるものではなく、原液中の2液を液液分離するものであってもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 バスケット型遠心分離機、2 バスケット、3 フレーム、3a 上面、3b 外周、3c 設置部、3d 挿通孔、3e 取付部、3f 底面、4 ベッド、5 支持機構、6 駆動部、7 伝達部材、8 ケーシング、8a 上面部、8b 側面部、10 支柱、10a 上面部、10b フランジ部、10c 貫通孔、10d 嵌合凹部、10e 側面部、10f 挿通部、11 吊りボルト、11a 軸部、11b 拡径部、11c 抜止部、11d 貫通孔、11e 楔部材、12 球面ブッシュ、12a 平坦部、12b 貫通孔、13 ブッシュ受け座、13a 本体部、13b フランジ部、13c 貫通孔、13d 球面凹部、13e 締結孔、14 緩衝部材、15 カバー部材、16 保護部材、20 床面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バスケットが回転可能に支持されたフレームと、
ベッド上に立設され、上記フレームを吊り下げて、摺動させる事によりほぼ水平に揺動可能に支持する支持機構とを備え、
上記支持機構は、
上記ベッド上に立設された支柱と、
上端に拡径部を有し、該拡径部が上記支柱の上面に支持され、下端が該支柱の内部に収納され、上記フレームをほぼ水平に揺動可能に支持する吊りボルトと、
上記フレームよりも下方の上記吊りボルトの下端に設けられ、該フレームが該吊りボルトから抜け落ちるのを防止する抜止部と、
上記拡径部の下面に着脱可能に取り付けられた球面ブッシュと、
上記支柱の上面に取り付けられ、上記球面ブッシュが摺動可能に収納される球面凹部を有し、上記吊りボルトを上記ベッドに対して揺動可能に支持するブッシュ受け座と、
上記吊りボルトの外周に設けられ、上記支柱の上面と上記フレームとの間に配設された緩衝部材とを有し、
上記ブッシュ受け座は、上記支柱の上面に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするバスケット型遠心分離機。
【請求項2】
上記ブッシュ受け座は、本体部と、該本体部の上端に設けられたフランジ部とを有し、
上記支柱の上面には、上記ブッシュ受け座が嵌合される嵌合凹部が形成されており、
上記ブッシュ受け座は、上記本体部が上記嵌合凹部に嵌合されて、上記フランジ部が上記支柱の上面に当接された状態で、該支柱の上面にボルトで締結されていることを特徴とする請求項1記載のバスケット型遠心分離機。
【請求項3】
上記ブッシュ受け座には、上記吊りボルトが挿通され、該吊りボルトを揺動可能にする上記ボルト径よりも大きな貫通孔が形成されており、
上記支柱の上面には、上記吊りボルトが挿通され、上記ブッシュ受け座の貫通孔よりも大きな貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2記載のバスケット型遠心分離機。
【請求項4】
上記ブッシュ受け座は、鋼材または鋳鋼で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1記載のバスケット型遠心分離機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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