バッティングマシン用バネ
【課題】本発明は、バッティンクマシンに使用されるコイルバネの耐久寿命を延ばす事と、発生する騒音を小さくする、バッティングマシン用のコイルバネの技術を提供するものである。
【解決手段】バネ取付フック（１）のフック軸（４）に、雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設け、さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を溶接して固定して設け、最後にコイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着してなる。
【解決手段】バネ取付フック（１）のフック軸（４）に、雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設け、さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を溶接して固定して設け、最後にコイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着してなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、バッティングマシンに於けるボール投球アームに、頻度に使用されるコイルバネの技術に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、これらのコイルバネはバネ取付フックのフック軸に、ナットのみを固定して設け、コイルバネの開口先端部分を絞り込んで、前記フックが抜けない構造にしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、この構造であると、コイルバネと、ナットのみを設けたバネ取付フックとにガタがあり、バッティングマシンが動作中は絶えず、コイルバネが急激に伸縮を繰り返すので、絞り込んだコイルバネ先端内部に、ナットが強烈に衝突を繰り返す事になるので、その衝撃でコイルバネとバネ取付フックが破損し易く、耐久寿命が短かった。またこの現象による騒音が大きかった。
これら問題点を改善するために本発明はなされたのである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
これらの課題を解決する手段として、まずバッティングマシンの投球アームに装着する、バネ取付フック（１）の軸部分のフック軸（４）に、コイルバネ（６）の山直径、つまりバネの太さに合わせた雌ネジを設けた、雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設ける。さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を設けて、これらを一緒に溶接して固定して設ける。最後にコイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着する。
本発明は以上のような構成よりなる、バッティングマシン用バネである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、ガシャガシャ音がなくなり設置地域周辺に対する騒音が消失した。
また、フック軸とコイルバネ内部がしっかりと固定されているので、ガタつきが無くなり、バネの寿命が従来に比較して５〜６倍になり超越的に伸びた。また、バネの絞り込み加工は大変であり、この手間が無くなった事により、効率的にバネ加工が出来た。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は、野球のバッティング練習のバッティングマシンに使用するので、その使用頻度は激しく、耐久性が問われる。その中でもコイルスプリングは伸縮回数も厳しいもので、その寿命も１ケ月と保たないのである。また、騒音も大きく近辺の苦情の対象になっている。以下、本発明を図１〜図４を参考に説明すれば、図４は従来のコイルバネ（６）の構造である。これはバネ取付フック（１）のフック軸（４）に、ナット（３）を固定しただけの構成であり、コイルバネ（６）は先端部をこのナット（３）とフック軸（４）を包み込むように、絞り込まれている。これで、このバネ取付フック（１）が抜けないように形成しているのであるが、コイルバネ（６）とバネ取付フック（１）とに、かなりのガタがあるので、このガタの衝撃でコイルバネ（６）の先端が開いたり、破壊されたりしていた。また同時に、ガタの衝撃音による騒音は想像を絶していた。
また、バネの末端を絞り込む加工は大変に難しく手間がかかっていた。
【０００７】
本発明は図２のごとく、バネ取付フック（１）のフック軸（４）に対して、図３に示す雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設け、さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を溶接して固定して設ける。最後に図１のごとく、コイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、コイルバネ（６）に雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着して形成した、バッティングマシン用バネである。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】 本発明の斜視図である。
【図２】 本発明のバネ取付フック組立図である。
【図３】 本発明の雌ネジ付ブッシュの斜視図ある。
【図４】 従来のコイルバネ構造説明図である。
【符号の説明】
【０００９】
１バネ取付フック
２雌ネジ付ブッシュ
３ナット
４フック軸
５ストッパー
６コイルバネ
７ガタ衝撃
８溶接部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、バッティングマシンに於けるボール投球アームに、頻度に使用されるコイルバネの技術に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、これらのコイルバネはバネ取付フックのフック軸に、ナットのみを固定して設け、コイルバネの開口先端部分を絞り込んで、前記フックが抜けない構造にしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかし、この構造であると、コイルバネと、ナットのみを設けたバネ取付フックとにガタがあり、バッティングマシンが動作中は絶えず、コイルバネが急激に伸縮を繰り返すので、絞り込んだコイルバネ先端内部に、ナットが強烈に衝突を繰り返す事になるので、その衝撃でコイルバネとバネ取付フックが破損し易く、耐久寿命が短かった。またこの現象による騒音が大きかった。
これら問題点を改善するために本発明はなされたのである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
これらの課題を解決する手段として、まずバッティングマシンの投球アームに装着する、バネ取付フック（１）の軸部分のフック軸（４）に、コイルバネ（６）の山直径、つまりバネの太さに合わせた雌ネジを設けた、雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設ける。さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を設けて、これらを一緒に溶接して固定して設ける。最後にコイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着する。
本発明は以上のような構成よりなる、バッティングマシン用バネである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、ガシャガシャ音がなくなり設置地域周辺に対する騒音が消失した。
また、フック軸とコイルバネ内部がしっかりと固定されているので、ガタつきが無くなり、バネの寿命が従来に比較して５〜６倍になり超越的に伸びた。また、バネの絞り込み加工は大変であり、この手間が無くなった事により、効率的にバネ加工が出来た。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は、野球のバッティング練習のバッティングマシンに使用するので、その使用頻度は激しく、耐久性が問われる。その中でもコイルスプリングは伸縮回数も厳しいもので、その寿命も１ケ月と保たないのである。また、騒音も大きく近辺の苦情の対象になっている。以下、本発明を図１〜図４を参考に説明すれば、図４は従来のコイルバネ（６）の構造である。これはバネ取付フック（１）のフック軸（４）に、ナット（３）を固定しただけの構成であり、コイルバネ（６）は先端部をこのナット（３）とフック軸（４）を包み込むように、絞り込まれている。これで、このバネ取付フック（１）が抜けないように形成しているのであるが、コイルバネ（６）とバネ取付フック（１）とに、かなりのガタがあるので、このガタの衝撃でコイルバネ（６）の先端が開いたり、破壊されたりしていた。また同時に、ガタの衝撃音による騒音は想像を絶していた。
また、バネの末端を絞り込む加工は大変に難しく手間がかかっていた。
【０００７】
本発明は図２のごとく、バネ取付フック（１）のフック軸（４）に対して、図３に示す雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設け、さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を溶接して固定して設ける。最後に図１のごとく、コイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、コイルバネ（６）に雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着して形成した、バッティングマシン用バネである。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】 本発明の斜視図である。
【図２】 本発明のバネ取付フック組立図である。
【図３】 本発明の雌ネジ付ブッシュの斜視図ある。
【図４】 従来のコイルバネ構造説明図である。
【符号の説明】
【０００９】
１バネ取付フック
２雌ネジ付ブッシュ
３ナット
４フック軸
５ストッパー
６コイルバネ
７ガタ衝撃
８溶接部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
バネ取付フック（１）のフック軸（４）に、雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設け、さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を溶接して固定して設け、最後にコイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着してなる、バッティングマシン用バネ。
【請求項１】
バネ取付フック（１）のフック軸（４）に、雌ネジ付ブッシュ（２）を挿入固定して設け、さらにフック軸（４）の末端に、ナット（３）を挿入して設け、このナット（３）をフック軸（４）と共に、ストッパー（５）を溶接して固定して設け、最後にコイルバネ（６）の山内径を雄ネジとして、雌ネジ付ブッシュ（２）をねじ込んで固定装着してなる、バッティングマシン用バネ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００７−３０３６６８（Ｐ２００７−３０３６６８Ａ）
【公開日】平成１９年１１月２２日（２００７．１１．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−１６０２３８（Ｐ２００６−１６０２３８）
【出願日】平成１８年５月１３日（２００６．５．１３）
【出願人】（５９１０６９０５３）有限会社竪川スプリング製作所 (3)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１１月２２日（２００７．１１．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年５月１３日（２００６．５．１３）
【出願人】（５９１０６９０５３）有限会社竪川スプリング製作所 (3)
【Ｆターム（参考）】
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