説明

バーコード画像生成装置、及びバーコード画像読取装置、及びバーコード画像生成読取システム

【課題】バーコードの表す内容に応じた適切な視覚的表現を備えたバーコード画像を簡単に生成することが可能なバーコード画像生成装置、及び視覚的表現を備えたバーコード画像からバーコードの表す内容を読取ることが可能なバーコード画像読取装置、及びバーコード画像生成読取システムを提供する。
【解決手段】コンテンツの内容に応じてコンテンツIDを付与し、それに基づきコンテンツIDの視覚的表現仕様を決定し、視覚的表現仕様に応じたバーコード画像を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像パターンに情報を含むバーコード画像を生成するバーコード画像生成装置、及びバーコード画像から情報を読取るバーコード画像読取装置、及びバーコード画像生成読取システム関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、バー(黒い線)とスペース(白または背景色)の縞模様のパターン画像を、数字や、その他文字、記号と対応させ、置き換えることで、機械によりパターン画像から情報を読取ることを可能にしたバーコードが広く利用されてきた。
【0003】
このバーコード画像を紙やプラスチック、その他の媒体上に印字することで、識別番号や注文番号など、機械に読取らせたい情報を、手間を掛けずに正確に入力することが可能になる。このようなバーコードの例を図14(a)、図14(b)に示す。図14(a)は、一般的なバーとスペースのパターンであるバーコード、図14(b)は、近年よく使用されるようになった二次元のバーコードである。
【0004】
これらの従来のバーコードの利用は、当初想定されていた工場内での使用から、印刷物、ホームページ、チケット、商品パッケージ、携帯電話向け画像、TV画像等、利用者にとって有意な画像の一部に含まれるような形での利用が拡がっている。図14(c)には、文書画像に付加印刷されている例、図14(d)には、携帯電話で入力画像を表示している例を示す。
【0005】
このように利用者にとって意味のある物品や画像等の一部としてバーコード画像が付加されていることにより、利用者が関連情報をWebを通じて参照したり、バーコード読取機能を有する携帯電話等の装置で電話番号やURL等のアドレスを簡単に入力したりする等、広い用途で利用することができる。
【0006】
しかしながら、こういった用途を想定した場合、利用者がバーコード画像を認識し、能動的にバーコード画像を読取るという操作が必要である。ところが、従来のバーコードの画像自体は、人間が認知する対象としては考えられておらず、無意味で認識しづらいものであった。利用者はバーコードであるということは分かるものの、その内容を識別することは不可能であり、ただ機械に読取らせるという作業の対象としか認識できない。場合によっては、読取内容が予期した内容と相違しており、無駄な作業であったことが後から分かるといったことも起こり得る。
【0007】
そこで、図14(e)に示すように、利用者がバーコードの内容を識別できるようにバーコード画像に対応した数字や、アルファベット等の文字列をバーコード画像の下部に付加したバーコードが知られている。しかしながら、このような文字列は、情報量が非常に多く、また、バーコード画像との視覚的関連性が乏しい、さらには、機械読取の対象外であり読取時に整合性の確認ができない等、利用者がその内容を識別するために有効なものではなかった。
【0008】
こういった問題に対して、バーコード画像に視覚的に認知できるような表現を与えようという技術が開発されてきた(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
特許文献1によれば、カラーバーコードを用い、バーコード画像を構成するセルの色の配色により情報を読取るという技術が提示されている。このような方式では、読取に必要なセル毎の配色さえ確保すれば、色、形状、大きさ、背景色、などを自由にデザインして、利用者に視覚的に認知可能な有意なバーコード画像形態を実現することが可能である。
【0010】
カラーバーコードの例を図15に示す。カラーバーコードは、5×5のセルから構成され、各セルの配色は、実際は図15中A部に示したようなR、G、B、Bk(赤、緑、青、黒)の4色が配置されている。例えばこの各セルの形や大きさを変形する等して、機械判読性を保ちながら、画像全体として、人間にとって視覚的に有意な形態とすることができる。
【0011】
しかしながら、このようにカラーバーコードの視覚的表現を、バーコードの表す内容に応じて適切に設定するための簡便な方法はなかった。カラーバーコードのデザインは、一律に行えるものでなく、その場合に応じて、人手による多くの工数を用いて行われているのが現状である。そのためカラーバーコードの視覚的表現は、企業のロゴデザイン等の、バーコードの表す内容とは直接関係しない、少数の固定されたデザインが流用される場合が多かった。
【0012】
そこで、カラーバーコードの視覚的表現を、バーコードの表す内容に即したものにし、かつ簡単にバーコード画像として作成できるような装置や方法が求められている。
【特許文献1】特許第3336311号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
前述のようにバーコード画像に視覚的表現を備えさせることは、利用者に読取結果を予測させ、安心感を与えることができるが、バーコード画像の表す内容にふさわしい視覚的表現を簡便にデザインする装置や方法がなかった。
【0014】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、バーコードの表す内容に応じた適切な視覚的表現を備えたバーコード画像を簡単に生成することが可能なバーコード画像生成装置、及び視覚的表現を備えたバーコード画像からバーコードの表す内容を読取ることが可能なバーコード画像読取装置、及びバーコード画像生成読取システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的は、下記の1乃至6のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
【0016】
1.コンテンツに基づきバーコード画像を生成するバーコード画像生成手段を有するバーコード画像生成装置において、
前記コンテンツに、その内容に基づいたコンテンツIDを付与するID付与手段と、
前記コンテンツIDに基づいて、機械により判読可能な前記バーコード画像の機械判読仕様を決定する機械判読仕様決定手段と、
前記コンテンツIDに基づいて、視覚により判読可能な前記バーコード画像の視覚的表現仕様を決定する視覚表現仕様決定手段と、を有し、
前記バーコード画像生成手段は、前記機械判読仕様および前記視覚的表現仕様に基づいて、前記バーコード画像を生成することを特徴とするバーコード画像生成装置。
【0017】
2.前記ID付与手段は、前記コンテンツIDを構成する数字の一部に、少なくとも前記コンテンツの作成日情報、格納場所情報、アカウント名情報、作成者情報、記述言語情報、価格情報、キーワード情報、タイトル情報、文書タイプ情報、作成手段情報、サイズ情報の内、いずれか1つの情報、または複数の情報に基づいた数字を付与することを特徴とする前記1に記載のバーコード画像生成装置。
【0018】
3.前記視覚的表現仕様は、前記バーコード画像を構成する複数のセルの内、前記視覚的表現仕様としての表現パターンが付与されるセルを指定する情報と、指定したセルの少なくとも色、形状を指定する属性情報を有することを特徴とする前記1または2に記載のバーコード画像生成装置。
【0019】
4.前記コンテンツIDは、URLであることを特徴とする前記1乃至3のいずれか1項に記載のバーコード画像生成装置。
【0020】
5.コンテンツIDに基づいて生成されたバーコード画像から前記コンテンツIDを判読するID判読手段を有するバーコード画像読取装置において、
前記バーコード画像は、視覚により前記コンテンツIDの一部を判読可能な視覚的表現仕様としての表現パターンを有するものであって、
前記表現パターンから前記コンテンツIDの一部を判読するID部分判読手段と、
前記ID判読手段で判読されたコンテンツIDと前記ID部分判読手段で判読されたコンテンツIDの一部とを照合し、照合結果に基づいて警告を出力するID照合手段と、を有することを特徴とするバーコード画像読取装置。
【0021】
6.前記1に記載のバーコード画像生成装置および前記5に記載のバーコード画像読取装置を有することを特徴とするバーコード画像生成読取システム。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、バーコード画像生成装置は、コンテンツの内容に応じてコンテンツIDを付与し、それに基づきコンテンツIDの視覚的表現仕様を決定し、視覚的表現仕様に応じたバーコード画像を生成することにより、コンテンツの内容に応じた適切な視覚的表現を備えたバーコード画像を簡単に生成することができる。
【0023】
これにより、バーコードの利用者は、バーコード上にデザインされたコンテンツIDの視覚的表現を視認することで、事前にバーコードの読取結果を推測することが可能になり、安心感を持って読取が行える。また不要な読取を行う無駄を排除し、必要な情報により確実にアクセスすることが可能になる。
【0024】
また、バーコード画像読取装置は、視覚的表現を備えたバーコード画像を読取ることができるので、バーコード画像の利用者は、バーコード画像にデザインされたコンテンツIDの視覚的表現を視認することで、事前にバーコード画像の読取結果を推測することが可能になり、安心感を持って読取が行える。また不要な読取を行う無駄を排除し、必要な情報により確実にアクセスすることが可能になる。また、ID照合手段は、ID判読手段で判読されたコンテンツIDと、ID部分判読手段で判読された視覚的表現パターンに対応するコンテンツIDの一部とを照合し、照合結果に基づいて警告を出力することができる。すなわち、バーコード画像の視覚的表現に生じたエラーを検知することができるので、バーコード画像の信頼性が高まり、安心感を持って読取が行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面に基づいて、本発明のバーコード画像生成装置、バーコード画像読取装置、及びバーコード画像生成読取システムに係る実施の形態を説明する。尚、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
【0026】
最初に、バーコード画像生成読取システム1の概略構成を図1を用いて説明する。図1は、バーコード画像生成読取システム1の構成を示すブロック図である。
【0027】
バーコード画像生成読取システム1は、図1に示す様に、バーコード画像生成装置を備えたバーコード画像生成装置内蔵プリンタ10、バーコード画像読取装置30、コンテンツ管理サーバー群20、及びホストコンピュータ50等から構成される。
【0028】
バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10は、ホストコンピュータ50から、プリンタとしてプリント出力するためのプリント用画像Aと、プリント用画像Aに関連したコンテンツBとを入力し、入力したコンテンツBをコンテンツ管理サーバー群20に登録するとともにコンテンツ管理サーバー群20からコンテンツBに対応したコンテンツIDを取得する。そして取得したコンテンツIDに基づいて、機械および利用者の視覚により判読可能なバーコード画像を生成し、生成したバーコード画像をプリント用画像Aの一部に合成してバーコード画像付プリント出力Cを出力する。
【0029】
バーコード画像読取装置30は、バーコード画像付プリント出力Cを入力し、入力したバーコード像付プリント出力CからコンテンツIDを判読する。そして判読したコンテンツIDに基づいて、コンテンツ管理サーバー群20からコンテンツIDに対応するコンテンツBを取得し、利用者に提示する。
【0030】
以上がバーコード画像生成読取システム1の概略説明であるが、これらはすべて、コンテンツを元に対応するバーコード画像を生成し、それらを読取ることでバーコードIDを取得し、対応するコンテンツ自体にアクセスできるようにするという基本的な流れを達成するためのものである。
【0031】
この目的のためには、バーコード画像からコンテンツIDを読取ることさえできればよいのであるが、本実施形態では、バーコード画像自体が視覚的表現を有しており、利用者が視覚的に対応するコンテンツの特徴を認知することができるため、前もってある程度得られるコンテンツに対する予測が可能であり、安心感を持ってバーコード読取の操作を行うことができる。また場合によっては、意図に沿わない場合は読取を省略し、手間を省くこともできる。
【0032】
以下、バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10、コンテンツ管理サーバー群20、及びバーコード画像読取装置30の詳細を説明する。
【0033】
〔実施形態1〕
最初に、バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10の構成を図1を用いて説明する。
【0034】
バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10は図1に示す様に、画像入力部101、プリント用画像生成部102、バーコード画像合成部103、プリント部104、コンテンツ入力部111、コンテンツ登録部112、バーコード機械判読仕様決定部113、バーコード視覚的表現仕様決定部114、視覚用仕様設定部115、バーコード画像生成部116、及び操作部120等から構成される。
【0035】
画像入力部101は、ホストコンピュータ50からプリント用画像Aを入力する。プリント用画像Aは、プリントアウトの対象画像であり、一般的なプリンタが入力可能な様々な形式が利用できる。この画像Aの媒体へのプリント出力の一部にバーコード画像が合成される。
【0036】
プリント用画像生成部102は、画像入力部101で入力された様々な形式のプリント用画像Aをプリント用の画像データに変換する。例えば後述するプリント部104に適した解像度でCMYK2値の画像データを生成する。
【0037】
バーコード画像合成部103は、プリント用画像生成部102で生成されたプリント用画像データに、バーコード画像生成部116で生成されたバーコード画像を合成する。
【0038】
プリント部104は、バーコード画像合成部103でバーコード画像が合成されたプリント用画像を紙等の記録媒体上にプリントして出力する。
【0039】
コンテンツ入力部111は、ホストコンピュータ50からプリント用画像Aに関連したコンテンツBを入力する。
【0040】
コンテンツ登録部112は、本発明におけるID付与手段に該当し、コンテンツ入力部111で入力されたコンテンツBをコンテンツ管理サーバー群20に登録する。また、登録したコンテンツBに対応するコンテンツIDをコンテンツ管理サーバー群20から取得する。
【0041】
ここで、コンテンツ登録部112で行われる動作の詳細を、図2を用いて説明する。図2は、コンテンツ登録部112で行われる動作の流れを示すフローチャートである。
【0042】
ステップS11では、コンテンツ登録部112は、アドレス管理サーバー201に対して問合せを行い、コンテンツ管理サーバー202のアドレスを取得する。この際には操作部120やホストコンピュータ50から入力されたアカウント名をアドレス管理サーバー201に送信することで、アカウント名に対応したコンテンツ管理サーバー202が選択される。ここではコンテンツ管理サーバーA202が選択され、コンテンツ管理サーバーA202に対応するアドレスである2桁の数値、例えば「01」がIDとしてコンテンツ登録部112に返信される。
【0043】
ステップS12では、コンテンツ登録部112は、アドレス管理サーバー201から返信されたアドレスを用いてコンテンツ管理サーバーA202に問合せを行いアクセス許可を取得する。この際には操作部120やホストコンピュータ50から入力されたアカウント名とパスワードがコンテンツ管理サーバーA202に送信する。
【0044】
ステップS13では、コンテンツ登録部112は、コンテンツ管理サーバーA202に対してコンテンツBを送付する。コンテンツBはコンテンツ管理サーバーA202の空き領域に格納され、格納先のアドレスを示す2桁の数値、例えば「10」がIDとしてコンテンツ登録部112に返信される。
【0045】
ステップS14では、コンテンツ登録部112は、アドレス管理サーバー201およびコンテンツ管理サーバーA202から取得したIDを合せることでコンテンツIDを作成する。この場合、図3に示す様に、コンテンツ管理サーバーA202のIDである2桁の数値「01」を上位、コンテンツ管理サーバーAにおけるコンテンツBの格納先のIDである2桁の数値「10」を下位とする4桁の数値「0110」がコンテンツIDとして作成される。
【0046】
図1に戻って、バーコード機械判読仕様決定部113は、本発明における機械判読仕様決定手段に該当し、コンテンツ登録部112で作成されたコンテンツIDに基づいて、機械で判読可能なバーコード画像の機械判読仕様を決定する。
【0047】
バーコード視覚的表現仕様決定部114は、本発明における視覚表現仕様決定手段に該当し、視覚用仕様設定部115から取得した仕様データに従い、コンテンツ登録部112で作成されたコンテンツIDからその一部を取り出し、アドレス管理サーバー201に問い合わせてコンテンツIDの一部に対応したバーコード画像の視覚的表現仕様データを読出し、バーコード画像の視覚的表現仕様を決定する。
【0048】
視覚用仕様設定部115は、バーコード視覚的表現仕様決定部114に対して、コンテンツIDを構成する数字の何処からバーコード画像の視覚的表現仕様を決定するかを指定する。この場合、図4に示す様に、コンテンツIDを示す4桁の数値「0110」の中でバーコードコンテンツ管理サーバーA202のIDに対応する上位2桁の数値「01」を指定する。
【0049】
バーコード画像生成部116は、バーコード機械判読仕様決定部113およびバーコード視覚的表現仕様決定部114で決定されたそれぞれの仕様に基づいてバーコード画像を生成する。
【0050】
ここで、バーコード画像生成部116でバーコード画像が生成される様子を図5を用いて説明する。図5は、バーコード画像が生成される流れを示す模式図である。
【0051】
視覚的表現仕様は、セルの形状(アルファベットの表示、図形の表示)、図案(文字を含む)、大きさ、背景画像等を指定することで利用者が視覚によりコンテンツIDの一部を推定可能なものである。本実施形態では、図5(a)に示す様に、機械判読仕様としてR、G、B、Bk(赤、緑、青、黒)の4色のカラーセルを組み合わせた3×3のバーコードを用いる。また、図5(b)に示す様に、視覚的表現仕様としてセルの形状を用いる。この場合、セルの中心部およびセル全体の面積の一定(例えば40%)以上に色が残っていれば、機械判読可能であることから、その範囲でセルの形状を利用者に有意なものに調整する。これは、カラージップ仕様の制約によるものである。
【0052】
バーコード画像生成部116は、図5(c)に示す様に、この様な機械判読仕様、視覚的表現仕様を表現するそれぞれの画像に基づいてバーコード画像を生成する。尚、バーコード画像の視覚的表現仕様は、コンテンツIDの上位2桁の数値を用いて、図6に示す様にマッピングされる。この様に、バーコード機械判読仕様決定部113、バーコード視覚的表現仕様決定部114、及びバーコード画像生成部116は、本発明におけるバーコード画像生成手段に該当するものである。
【0053】
次に、視覚的表現仕様データおよびそれに対応したバーコード画像を図7を用いて説明する。図7は、視覚的表現仕様データおよびそれに対応したバーコード画像の一例を示す図である。
【0054】
図7に示す様に、視覚的表現仕様データは、コンテンツIDの上位2桁の数値に対応した白黒のビットマップ画像であり、前述のバーコードの機械判読仕様を表現する画像と合成することでバーコード画像が生成される。尚、視覚的表現仕様が同じで、機械判読仕様が異なる場合のバーコード画像の例を図8に示す。
【0055】
図1に戻って、操作部120は、図示しないディスプレイや各種操作キー等を備え、利用者が装置の制御に関わることができる。例えばバーコード画像生成装置内蔵プリンタ10で生成されたバーコード画像をディスプレイに表示して、利用者からの確認を示すキー入力受けてプリントアウトを実行するといったことも可能である。
【0056】
次に、コンテンツ管理サーバー群20の構成を図1を用いて説明する。
【0057】
コンテンツ管理サーバー群20は、図1に示す様に、アドレス管理サーバー201、及び複数のコンテンツ管理サーバー202等から構成される。
【0058】
コンテンツ管理サーバー群20は、バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10からコンテンツBを入力し、入力したコンテンツBに対応するコンテンツIDを返信する。また、バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10からコンテンツIDを入力し、入力したコンテンツIDに対応する視覚的表現仕様データを返信する。また、バーコード画像読取装置30からコンテンツIDを入力し、入力したコンテンツIDに対応するコンテンツBを返信する。
【0059】
アドレス管理サーバー201は、アカウント名に対応するコンテンツ管理サーバー202のアドレスおよびアカウント名に対応するバーコード画像の視覚的表現仕様データを登録することができ、アカウント名が入力されると対応したコンテンツ管理サーバー202のアドレスを読出して返信する。また、コンテンツ管理サーバー202のアドレスが入力されると対応したバーコード画像の視覚表現仕様データを読み出して返信する。尚、登録内容の更新は特定の管理者に限定されるが、読出しには制限はなく一般利用者が参照できる。
【0060】
コンテンツ管理サーバー202は、コンテンツBの登録、読出しが可能である。登録はアカウント名とパスワードによる認証が必要であるが、読出しには制限はなく一般利用者が参照できる。コンテンツBの登録時にはIDが返信され、IDを用いて登録したコンテンツBの読出しが可能である。
【0061】
次に、バーコード画像読取装置30の構成を図1を用いて説明する。
【0062】
バーコード画像読取装置30は、図1に示す様に、バーコード画像入力部301、バーコード機械判読仕様判定部302、コンテンツ取得部303、視覚用仕様設定部304、コンテンツ提示部305、及び操作部320等から構成される。
【0063】
バーコード画像読取装置30は、バーコード画像付プリント出力Cを入力し、入力したバーコード画像付プリント出力CからコンテンツIDを判読する。そして判読したコンテンツIDに基づいて、コンテンツ管理サーバー群20からコンテンツIDに対応するコンテンツBを取得し、利用者に提示する。
【0064】
バーコード画像入力部301は、バーコード画像付プリント出力Cからバーコード画像を読取り、バーコード画像の画像データを取得する。
【0065】
バーコード機械判読仕様判定部302は、本発明におけるID判読手段に該当し、バーコード画像入力部301で取得されたバーコード画像の画像データより、コンテンツIDを判定する。
【0066】
コンテンツ取得部303は、バーコード機械判読仕様判定部302で判定されコンテンツIDを用いて、コンテンツ管理サーバー群20より、コンテンツBを取出し、コンテンツ提示部305に提示する。
【0067】
ここで、コンテンツ取得部303で行われる動作の詳細を、図9を用いて説明する。図9は、コンテンツ取得部303で行われる動作の流れを示すフローチャートである。
【0068】
ステップS31では、コンテンツ取得部303は、視覚用仕様設定部304の設定に従い、バーコード機械判読仕様判定部302で判定されコンテンツIDの4桁の数値「0110」より視覚的表現仕様に対応する上位2桁の数値「01」を取り出す。
【0069】
ステップS32では、取り出した数値「01」をサーバーアドレスとしてコンテンツ管理サーバー群20に問合せを行なう。問合せはコンテンツ管理サーバーA202に到達する。
【0070】
ステップS33では、コンテンツ取得部303は、コンテンツ管理サーバーA202に対して、コンテンツIDの4桁の数値「0110」の内、コンテンツIDの視覚的表現仕様に対応する上位2桁の数値「01」を除く下位2桁「10」を用いて問合せを行なう。問合せの際には操作部320を介して利用者に確認を求めることができる。
【0071】
ステップS34では、コンテンツ取得部303は、コンテンツ管理サーバーA202からコンテンツID「0110」対応するコンテンツBを取得する。
【0072】
ステップS35では、コンテンツ提示部305は、コンテンツ取得部303で取得されたバコンテンツBを操作部320のディスプレイに表示する。
【0073】
この様に、本発明に係るバーコード画像生成装置内蔵プリンタ10によれば、コンテンツBの内容に応じてコンテンツIDを付与し、それに基づきコンテンツIDの視覚的表現仕様を決定し、視覚的表現仕様に応じたバーコード画像を生成することにより、コンテンツBの内容に応じた適切な視覚的表現を備えたバーコード画像を簡単に生成することができる。
【0074】
すなわち、コンテンツBをそのアカウント名と対応したコンテンツ管理サーバー202に格納し、コンテンツ管理サーバー202のアドレスを含むコンテンツIDをバーコード画像の機械判読仕様とし、コンテンツIDの一部に対応するコンテンツ管理サーバー202のアドレスまたはコンテンツ管理サーバー202のアドレスに対応づけたアカウント名を視覚的表現仕様とすることで、利用者は3×3セルのバーコード画像の視覚的表現が与える限られた情報から、バーコード画像の機械判読仕様の主要部分、コンテンツBの格納サーバー、アカウント名等様々な情報を類推することができる。また、利用者がバーコード画像から類推できる情報については操作部120から利用者への確認を省略することができ、手早くコンテンツにアクセスすることができる。
【0075】
また、本発明に係るバーコード画像読取装置30は、視覚的表現を備えたバーコード画像を読取ることができるので、バーコード画像の利用者は、バーコード画像にデザインされたコンテンツIDの視覚的表現を視認することで、事前にバーコード画像の読取結果を推測することが可能になり、安心感を持って読取が行える。また不要な読取を行う無駄を排除し、必要な情報により確実にアクセスすることが可能になる。
【0076】
尚、本実施形態では、コンテンツIDは、4桁の数値から構成されるが、インタネット上にコンテンツBを保存し、URLをコンテンツIDとしてもよい。この場合、URLはコンテンツBを格納するサーバーのIPアドレスに対応する部分を含み、アドレス管理サーバー201は、アドレス管理サーバー201のIDとしてサーバーのIPアドレスを用いる。
【0077】
また、本実施形態では、バーコード画像は3×3サイズのものであったが、コンテンツIDの情報量に対応した大きなサイズにすることもできる。この場合、バーコード画像のサイズはコンテンツIDの情報量とコンテンツIDの視覚的表現部分の情報量を表現可能であるように設定する。また、操作部102により、このバーコード画像のサイズを調整できる様にしてもよい。
【0078】
また、本実施形態では、アドレス管理サーバー201がコンテンツIDの一部に対応して視覚的表現仕様データを返信し、視覚的表現仕様データをコンテンツ管理サーバー202で管理する構成としたが、視覚的表現仕様データをバーコード画像生成装置内蔵プリンタ10に備えるようにしてもよい。
【0079】
また、本実施形態では、視覚的表現仕様は、コンテンツIDの上位2桁の数値を直接的に表す表現であったが、利用者の視覚によりコンテンツIDとの対応づけが可能であれば如何なるものでもよく、利用者が識別できる文字形、図、絵等を用いてもよい。また、機械判読用仕様は白黒でもよい。
【0080】
本実施形態では、アカウント名に対応してコンテンツ管理サーバー202を割り当て、割り当てたコンテンツ管理サーバー202のアドレスをバーコード画像の視覚的表現仕様に対応させたが、例えば、アカウント名をバーコード画像の視覚的表現仕様に対応させてもよい。図10にアカウント名の頭文字をバーコード画像の左上のセルの形状としたバーコード画像の例を示す。
【0081】
また、本実施形態では、バーコード画像の視覚的表現仕様として、コンテンツIDの4桁の数値の内、コンテンツ管理サーバー202のアドレスに対応する上位2桁の数値としたが、バーコード画像の判読に有効なものあれば、他の部分でもよい。例えば、コンテンツ管理サーバー202内のコンテンツBの格納先アドレスに対応する部分をバーコード画像の視覚的表現仕様とし、コンテンツ管理サーバー202については、操作部120を用いて読取ったアドレスを提示して、利用者に確認を求めるようにしてもよい。
【0082】
〔実施形態2〕
実施形態2によるバーコード画像生成装置内蔵プリンタ10、コンテンツ管理サーバー群20の要部構成は、前述の実施形態1によるものと略同様なので詳細な説明は省略し、実施形態1と異なるバーコード画像の仕様、及びバーコード画像読取装置31について説明する。
【0083】
実施形態1によるバーコード画像は、1つのセルの形状を用いて1つの数字や文字を表す構成としたが、実施形態2によるバーコード画像は、複数のセルの色を用いてバーコード画像に視覚的表現を与えるものである。
【0084】
この場合、バーコード機械判読仕様決定部113は、コンテンツIDを2値化データ化し、図11(a)に示すような機械判読用仕様を出力する。この際、リードソロモン符号等の誤り訂正可能な2値化データとし、更にバースト誤りに対する耐性を持たせるためデータの並べ換えを行うことで全体の面積の30%以下の部分のセル色の変更に対して同じコンテンツIDを読み出すことが可能であるように設定している。
【0085】
また、バーコード視覚的表現仕様決定部114は、アドレス管理サーバー201に格納された図11(b)に示すような視覚的表現仕様データを読み出す。視覚的表現仕様データはバーコード画像の面積の30%以下のセル色を指定するものである。
【0086】
また、バーコード画像生成部116は、バーコード機械判読仕様データと視覚表現仕様データを合成し図11(c)に示すようなバーコード画像を生成する。この合成処理は視覚的表現仕様データで一定範囲のバーコード機械判読用仕様データを上書きすることで行なう。
【0087】
この様に、バーコード画像の視覚的表現仕様は、特定位置の複数セルの色の組み合わせであり、バーコード画像読取装置31で機械判読が可能である。
【0088】
ここで、実施形態2によるバーコード画像読取装置31の構成を図12を用いて説明する。図12は、バーコード画像読取装置31の構成を示すブロック図である。尚、図12にはコンテンツ管理サーバー群20も記しておいた。
【0089】
バーコード画像読取装置31は、図12に示す様に、バーコード画像入力部301、バーコード機械判読仕様判定部302、コンテンツ取得部303、視覚用仕様設定部304、コンテンツ提示部305、操作部320、及びバーコード視覚的表現仕様判定部307、コンテンツID照合部308等から構成される。尚、バーコード画像入力部301、バーコード機械判読仕様判定部302、コンテンツ取得部303、視覚用仕様設定部304、コンテンツ提示部305、操作部320で行われる動作は、前述の実施形態1によるバーコード画像読取装置30での各部位の動作と略同様なので説明は省略する。
【0090】
バーコード視覚的表現仕様判定部307は、本発明におけるID部分判読手段に該当し、バーコード画像入力部301で取得されたバーコード画像の画像データより、コンテンツIDの視覚的表現仕様に対応する一部を推定する。
【0091】
コンテンツID照合部308は、本発明におけるID照合手段に該当し、バーコード機械判読仕様判定部302およびバーコード視覚的表現仕様判定部307のそれぞれで取得されたコンテンツIDの一部を照合し、相違があればエラーとして読取動作を停止させて、操作部320にエラーメッセージを表示する。
【0092】
これにより、バーコード画像生成装置内蔵プリンタ10でのプリント時のエラー等によってバーコード画像の視覚的表現に生じたエラーを検知することが可能であり、バーコード画像の信頼性が高まり、安心感を持って読取が行える。
【0093】
尚、本実施形態では、視覚的表現仕様データで一定範囲のバーコード機械判読用仕様を上書きすることによりバーコード画像に視覚的表現を与えたが、図13(b)に示すような、例えば赤色の視覚的表現仕様データを用いて、図13(a)に示すバーコード機械判読仕様とかけ合わせることで、図13(c)に示すように対応するセル色を赤色に変更するようにしてもよい。尚、図13(c)において、図13(b)に示す視覚的表現仕様「s,a,w」に対応するセル色は赤色に表示されているものとする。これにより、変更されるセルの数を削減することができ、バーコード機械判読仕様決定部113における誤りに対する耐性を低く設定することが可能であり、機械判読可能な情報量を増やすことができる。
【0094】
また、本実施形態では、視覚的表現仕様は、文字形を表す構成としたが、文字形に限らずに利用者に有意な形状であればよい。
【0095】
〔実施形態3〕
実施形態3によるバーコード画像生成装置内蔵プリンタ10、コンテンツ管理サーバー群20、及びバーコード画像読取装置30の要部構成は、前述の実施形態1、実施形態2によるものと略同様なので詳細な説明は省略し、実施形態1、実施形態2と異なるコンテンツIDの付与方法について説明する。
【0096】
実施形態1、実施形態2においては、コンテンツBに、そのアカウント名に対応したコンテンツ管理サーバー202を割り当てた後に、コンテンツ管理サーバー202内の空き領域を割り当ててコンテンツIDを付与したが、コンテンツBに対して構造化されたIDを割り当てる方法であれば如何なるものでもよい。実施形態3では、コンテンツBに、その関連属性を用いてコンテンツIDを付与するものである。
【0097】
例えば、コンテンツBの価格帯に対応してコンテンツ管理サーバー202を割り当てた後に、コンテンツ管理サーバー202内の空き領域を割り当てる。
【0098】
この場合、実施形態1、実施形態2における「アカウント名」の代わりにコンテンツBの価格帯情報を用いる。価格帯情報は操作部120やホストコンピュータ50から利用者が対応する価格帯を設定する。
【0099】
これにより、利用者はバーコード画像よりコンテンツBの価格帯を判読することができ、バーコード画像を一層有効に利用できる。また,同様に、コンテンツBに関連した日付、場所、作成者、記述言語、キーワード、タイトル、文書タイプ、作成に用いた手段、コンテンツのサイズ情報等、様々な情報が利用可能である。また複数の関連属性を組み合わせることも可能である。
【0100】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は前述の実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、適宜変更、改良が可能であることは勿論である。
【0101】
例えば、前述の実施形態においては、バーコード画像生成装置がプリンタに内蔵されていたが、単独の使用形態でもよいし、また他の装置内にバーコード画像生成装置が含まれるような形態や、直接あるいはネットワークを介してプリンタや外部装置等と接続される形態であってもよい。また、サーバ、Web向けホームページやPDF文書に生成され、電子データとして保存あるいは利用されたり、PDA、電子ペーパなどの端末装置に表示されたり、さまざまな利用形態があり、それに従ってバーコード画像生成装置の装置としての使用形態も様々にあり得る。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明に係るバーコード画像生成読取システムの構成を示すブロック図である。
【図2】コンテンツ登録部の動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】コンテンツIDの構成を示す図である。
【図4】コンテンツIDにおける視覚的表現仕様の配置を示す図である。
【図5】バーコード画像付プリント出力が生成される流れを示す模式図である。
【図6】視覚的表現仕様がマッピングされる流れを示す図である。
【図7】実施形態1による視覚的表現仕様データおよびバーコード画像を示す図である。
【図8】実施形態1の別例によるバーコード画像を示す図である。
【図9】コンテンツ取得部の動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】実施形態1の他の別例によるバーコード画像を示す図である。
【図11】実施形態2によるバーコード画像を示す図である。
【図12】本発明に係るバーコード画像読取り装置の実施形態2による概略構成を示すブロック図である。
【図13】実施形態2の別例によるバーコード画像を示す図である。
【図14】従来のバーコード画像を示す図である。
【図15】従来のバーコード画像を示す図である。
【符号の説明】
【0103】
1 バーコード画像生成読取システム
10 バーコード画像生成装置内蔵プリンタ
101 画像入力部
102 プリント用画像生成部
103 バーコード画像合成部
104 プリント部
111 コンテンツ入力部
112 コンテンツ登録部
113 バーコード機械判読仕様決定部
114 バーコード視覚的表現仕様決定部
115,304 視覚用仕様設定部
116 バーコード画像生成部
120,320 操作部
20 コンテンツ管理サーバー群
201 アドレス管理サーバー
202 コンテンツ管理サーバーA,コンテンツ管理サーバーB
30,31 バーコード画像読取装置
301 バーコード画像入力部
302 バーコード機械判読仕様判定部
303 コンテンツ取得部
305 コンテンツ提示部
307 バーコード視覚的表現仕様判定部
308 コンテンツIDエラー確認部
320 操作部
50 ホストコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツに基づきバーコード画像を生成するバーコード画像生成手段を有するバーコード画像生成装置において、
前記コンテンツに、その内容に基づいたコンテンツIDを付与するID付与手段と、
前記コンテンツIDに基づいて、機械により判読可能な前記バーコード画像の機械判読仕様を決定する機械判読仕様決定手段と、
前記コンテンツIDに基づいて、視覚により判読可能な前記バーコード画像の視覚的表現仕様を決定する視覚表現仕様決定手段と、を有し、
前記バーコード画像生成手段は、前記機械判読仕様および前記視覚的表現仕様に基づいて、前記バーコード画像を生成することを特徴とするバーコード画像生成装置。
【請求項2】
前記ID付与手段は、前記コンテンツIDを構成する数字の一部に、少なくとも前記コンテンツの作成日情報、格納場所情報、アカウント名情報、作成者情報、記述言語情報、価格情報、キーワード情報、タイトル情報、文書タイプ情報、作成手段情報、サイズ情報の内、いずれか1つの情報、または複数の情報に基づいた数字を付与することを特徴とする請求項1に記載のバーコード画像生成装置。
【請求項3】
前記視覚的表現仕様は、前記バーコード画像を構成する複数のセルの内、前記視覚的表現仕様としての表現パターンが付与されるセルを指定する情報と、指定したセルの少なくとも色、形状を指定する属性情報を有することを特徴とする請求項1または2に記載のバーコード画像生成装置。
【請求項4】
前記コンテンツIDは、URLであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバーコード画像生成装置。
【請求項5】
コンテンツIDに基づいて生成されたバーコード画像から前記コンテンツIDを判読するID判読手段を有するバーコード画像読取装置において、
前記バーコード画像は、視覚により前記コンテンツIDの一部を判読可能な視覚的表現仕様としての表現パターンを有するものであって、
前記表現パターンから前記コンテンツIDの一部を判読するID部分判読手段と、
前記ID判読手段で判読されたコンテンツIDと前記ID部分判読手段で判読されたコンテンツIDの一部とを照合し、照合結果に基づいて警告を出力するID照合手段と、を有することを特徴とするバーコード画像読取装置。
【請求項6】
請求項1に記載のバーコード画像生成装置および請求項5に記載のバーコード画像読取装置を有することを特徴とするバーコード画像生成読取システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−71024(P2008−71024A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−247800(P2006−247800)
【出願日】平成18年9月13日(2006.9.13)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】