説明

パイプの接続構造

【課題】部品価格の低減が図れ、かつ、シール箇所の少ないパイプの接続構造を提供すること。
【解決手段】機器ハウジング51に沿って配管されるパイプ52の先端部52aを略90度に曲折させ、その曲折部先端を機器ハウジングの流体通路51aの開口に嵌挿させて接続するパイプの接続構造50であって、前記パイプの曲折部先端にジョイント53を固着させるとともに、該ジョイントにステー54を係止し、前記ジョイントの周面にOリング55を嵌着させ、前記ステーを前記機器ハウジングに固定することによって、パイプの先端を機器ハウジングに接続させたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプの接続構造に関するもので、詳しくは、トランスミッション,エンジン等の機器ハウジングの表面に沿って設置されたパイプを、機器ケースの流体通路の開口部に連結するパイプの接続構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、トランスミッションでは、オイルパイプをハウジングの表面に沿って設置され、そのオイルパイプ端がジョイントを介してハウジングの流体通路の開口部に連結されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1では、パイプの端部にアイジョイントを連結し、このアイジョイントをアイボルトによってハウジングの流体通路の開口部に連結することによって、パイプをハウジングの流体通路に接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−106493号公報(図2参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した特許文献1のパイプの接続構造では、アイジョイントおよびアイボルト、更には2個のワッシャーを必要とし、部品点数が多く、部品の価格が高くなっていたとともに、シール箇所が多く、管理項目が多くなっていた。
【0006】
本発明は、上記のような背景技術が有する実情に鑑みて成されたもので、部品価格の低減が図れ、かつ、シール箇所の少ないパイプの接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するため、請求項1のパイプの接続構造は、機器ハウジングに沿って配管されるパイプの先端部を略90度に曲折させ、その曲折部先端を機器ハウジングの流体通路の開口に嵌挿させて接続するパイプの接続構造であって、前記パイプの曲折部先端にジョイントを固着させるとともに、該ジョイントにステーを係止し、前記ジョイントの周面にOリングを嵌着させ、前記ステーを前記機器ハウジングに固定することによって、パイプの先端を機器ハウジングに接続させたことを特徴とする。
【0008】
また、上記した目的を達成するため、請求項2のパイプの接続構造は、機器ハウジングに沿って配管されるパイプの先端部を略90度に曲折させ、その曲折部先端を機器ハウジングの流体通路の開口に嵌挿させて接続するパイプの接続構造であって、前記パイプの曲折部先端にジョイントを固着させるとともに、前記ジョイントの周面にOリングを嵌着させ、前記ジョイントをワンタッチ式のリテーナを介して機器ハウジングに係止することによって、パイプの先端を機器ハウジングに接続させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記した本発明のパイプの接続構造によれば、パイプの先端を曲折し、その曲折部先端を機器ハウジングの流体通路の開口に嵌挿させ、嵌挿させたパイプの外周と機器ハウジングの流体通路の内周との間をOリングによってシールする構造であるため、パイプを極小直角曲げを行うことでコンパクトで部品点数の少ない接続が可能となるとともに、シール箇所が少なく、管理が容易となる。また、シールのためのOリングは、パイプの先端に固着したジョイントの周面に嵌着させることによって、位置決めが成されるとともに脱落が生じ難いものとなるため、容易に接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】パイプの接続構造の参考例を示した断面図である。
【図2】図1の参考例に係るパイプの接続構造の変形例を示した断面図である。
【図3】パイプの接続構造の他の参考例を示した断面図である。
【図4】図3の参考例に係るパイプの接続構造の変形例を示した断面図である。
【図5】本発明に係るパイプの接続構造の一実施形態を示した断面図である。
【図6】図5の本発明に係るパイプの接続構造の変形例を示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明に係るパイプの接続構造の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は、パイプの接続構造の参考例を示した断面図であり、この図1に示したパイプの接続構造10では、クラッチ,エンジン等の機器ハウジング11に、流体通路11aが形成され、その開口部に座ぐり孔11bが形成されている。そして、座ぐり孔11bの開口縁には、雌ねじ孔11cが形成されている。
【0013】
機器ハウジング11の表面に沿って配管されるパイプ12は、端部が略90度に極小直角曲げ加工され、その曲折部12aの先端には、カーリング加工等によるフランジ12bが形成されている。
【0014】
このパイプの接続構造10は、ステー13を備えている。ステー13は、板体13aによって形成され、この板体13aには、中央部にバーリング加工等による筒状突出部13bを有するパイプ挿通孔13cが形成され、このパイプ挿通孔13cと周縁との間に、ねじ挿通孔13dが形成されている。また、この板体13aの一部には、舌片13eが形成され、この舌片13eは、筒状突出部13bとは反対の方向へクランク状に折曲されている。そして、このステー13は、パイプ挿通孔13cをパイプ12の曲折部12aに嵌合させた上で、筒状突出部13bがパイプ12の曲折部12aに、また、舌片13eがパイプ12の直管部12cに、それぞれろう付け等によって固設される。
【0015】
なお、上記筒状突出部13bとパイプ12の曲折部12aとの間、また、上記舌片13eとパイプ12の直管部12cとの間の固着は、必ずしも必要としないが、固着することによって、ステー13のパイプ12に対する位置決め、機器ハウジング11への組付け作業の容易化を図ることができる。
【0016】
このパイプの接続構造10では、パイプ12の曲折部12aにおけるフランジ12bとステー13の筒状突出部13bの先端との間にOリング14を挿嵌させた状態で、曲折部12aを機器ハウジング11の座ぐり孔11bに挿嵌させ、ステー13のねじ挿通孔13dにねじ15を挿通させ、その先端を機器ハウジング11の雌ねじ孔11cに螺合させることによって、パイプ12を機器ハウジング11に締結する。
【0017】
このようにして組み付けられたパイプの接続構造10によれば、Oリング14がパイプ12のフランジ12bとステー13の筒状突出部13bとの間に拘束され、パイプ12の周面と機器ハウジング11における座ぐり孔11bとの間がシールされる。また、パイプ12は、ステー13によって、機器ハウジング11に接続される。
【0018】
図2は、図1の参考例に係るパイプの接続構造の変形例を示した断面図であり、この図2に示したパイプの接続構造20では、機器ハウジング21に、流体通路21aが形成され、その流体通路21aの開口部には、座ぐり孔21bが形成されている。そして、座ぐり孔21bの開口縁には、雌ねじ孔21cが形成されている。
【0019】
機器ハウジング21の表面に沿って配管されるパイプ22は、端部が略90度に極小直角曲げ加工され、その曲折部22aの先端には、カーリング加工等によるフランジ22bが形成されている。さらに、このパイプ22では、曲折部22aの途中にスプール22c,22dが形成されている。このスプール22c,22dは、後述するステー23を挟持するためのもので、ステー23をパイプ22の曲折部22aに挿嵌させた後に、端末処理によって形成される。
【0020】
ステー23は、略円形の板体23aによって形成され、その中央にパイプ挿通孔23bが形成され、パイプ挿通孔23bと周縁との間に、ねじ挿通孔23cが形成されている。また、この板体23aの一部には、舌片23dが延設され、この舌片23dは、クランク状に上方に折曲されている。
【0021】
そして、このステー23のパイプ挿通孔23bをパイプ22の曲折部22aに嵌合させ、端末処理によってスプール22c,22dを形成して、それらの間にステー23の板体23aを挟み込み、パイプ挿通孔23bの周縁部をパイプ22のスプール22c,22d間に、また、舌片23dをパイプ22の直管部22eに、それぞれろう付け等によって固設する。
【0022】
なお、上記パイプ挿通孔23bの周縁部とパイプ22のスプール22c,22dとの間、また、上記舌片23dとパイプ22の直管部22eとの間の固着は、必ずしも必要としないが、固着することによって、ステー23のパイプ22に対する位置決め、機器ハウジング21への組付け作業の容易化を図ることができる。
【0023】
そして、フランジ22bとスプール22cとの間にOリング24を嵌装させた上で、パイプ22の曲折部22aの先端を機器ハウジング21の座ぐり孔21bに嵌挿させ、ステー23のねじ挿通孔23cにねじ25を挿通させ、その先端を機器ハウジング21の雌ねじ孔21cに螺合させることによって、パイプ22を機器ハウジング21に締結する。
【0024】
このようにして組み付けられたパイプの接続構造20によれば、Oリング24がパイプ22のフランジ22bとスプール22cとの間に拘束され、パイプ22の周面と機器ハウジング21における座ぐり孔21bとの間がシールされる。また、パイプ22は、スプール22c,22dがステー23に係合されているので、該ステー23を介して機器ハウジング21に接続される。
【0025】
図3は、パイプの接続構造の他の参考例を示した断面図であり、この図3に示したパイプの接続構造30では、機器ハウジング31に、流体通路31aが形成され、その流体通路31aの開口部に、座ぐり孔31bが形成されている。そして、座ぐり孔31bの開口縁には、雌ねじ孔31cが形成されている。
【0026】
機器ハウジング31の表面に沿って配管されるパイプ32は、端部が略90度に極小直角曲げ加工されている。
【0027】
このパイプの接続構造30は、ステー33を備えている。ステー33は、板体33aによ って形成され、この板体33aには、中央部にバーリング加工等による筒状突出部33bが形成されている。筒状突出部33bには、先端にフランジ33cが形成され、中間部にスプール33dが形成されている。また、筒状突出部33bに形成されるパイプ挿通孔33eと周縁との間には、ねじ挿通孔33fが形成されている。そして、このステー33は、筒状突出部33bがパイプ32の曲折部32aに、ろう付け等によって固設される。
【0028】
このパイプの接続構造30では、ステー33の筒状突出部33bにおけるフランジ33cとスプール33dとの間にOリング34を挿嵌させた状態で、筒状突出部33bを機器ハウジング31の座ぐり孔31bに挿嵌させ、ステー33のねじ挿通孔33fにねじ35を挿通させ、その先端を機器ハウジング31の雌ねじ孔31cに螺合させることによって、パイプ32を機器ハウジング31に締結する。
【0029】
このようにして組み付けられたパイプの接続構造30によれば、Oリング34がステー33のフランジ33cとスプール33dとの間に拘束され、ステー33の筒状突出部33bと機器ハウジング31における座ぐり孔31bとの間がシールされる。そして、パイプ32は、ステー33によって、機器ハウジング31に接続される。
【0030】
図4は、図3の参考例に係るパイプの接続構造の変形例を示した断面図であり、この図4に示したパイプの接続構造40では、機器ハウジング41に、流体通路41aが形成され、その流体通路41aの開口部に、座ぐり孔41bが形成されている。そして、座ぐり孔41bの開口縁には、雌ねじ孔41cが形成されている。
【0031】
機器ハウジング41の表面に沿って配管されるパイプ42は、端部が略90度に極小直角曲げ加工されている。
【0032】
このパイプの接続構造40は、ステー43を備えている。ステー43は、板体43aによって形成され、この板体43aには、中央部にバーリング加工等による筒状突出部43bが形成されている。筒状突出部43bには、先端部にスプール43cが形成されている。また、筒状突出部43bに形成されるパイプ挿通孔43dと周縁との間には、ねじ挿通孔43eが形成されている。そして、このステー43は、筒状突出部43bがパイプ42の曲折部42aに、ろう付け等によって固設される。
【0033】
このパイプの接続構造40では、ステー43の筒状突出部43bにおけるスプール43cと筒状突出部43bの基部43fとの間にOリング44を挿嵌させた状態で、筒状突出部43bを機器ハウジング41の座ぐり孔41bに挿嵌させ、ステー43のねじ挿通孔43eにねじ45を挿通させ、その先端を機器ハウジング41の雌ねじ孔41cに螺合させることによって、パイプ42を機器ハウジング41に締結する。
【0034】
このようにして組み付けられたパイプの接続構造40によれば、Oリング44がステー43のスプール43cと基部43fとの間に拘束され、ステー43の筒状突出部43bと機器ハウジング41における座ぐり孔41bとの間がシールされる。そして、パイプ42は、ステー43によって、機器ハウジング41に接続される。
【0035】
図5は、本発明に係るパイプの接続構造の一実施形態を示した断面図であり、この図5に示したパイプの接続構造50では、機器ハウジング51に、流体通路51aが形成され、その流体通路51aの開口部に、座ぐり孔51bが形成されている。そして、座ぐり孔51bの開口縁には、雌ねじ孔51cが形成されている。
【0036】
機器ハウジング51の表面に沿って配管されるパイプ52は、端部が略90度に極小直角曲げ加工され、その曲折部52aの先端に、ジョイント53が配設されている。ジョイント53は、中間部にフランジ状部53aを備え、基端周縁に環状の切欠き53bが形成され、先端部周面に環状凹部53cが形成されている。
【0037】
また、このパイプの接続構造50は、ステー54を備えている。このステー54は、板体54aの中央にジョイント挿通孔54bが形成され、ジョイント挿通孔54bと周縁との間にねじ挿通孔54cが形成されている。また、この板体54aの一部には、舌片54dが延設され、該舌片54dはクランク状に上方に折曲されている。
【0038】
そして、このパイプの接続構造50では、ステー54のジョイント挿通孔54bをジョイント53の環状切欠き53bに嵌合させた状態で、ジョイント53の開口部をパイプ52の曲折部52aの先端に嵌合させてろう付けするとともに、ジョイント挿通孔54bの周縁部をジョイント53の環状切欠き53bに、また舌片54dをパイプ52の直管部52bに、それぞれろう付け等によって固設する。
【0039】
なお、上記ステー54のジョイント挿通孔54bの周縁部とジョイント53の環状切欠き53bとの間、また、上記舌片54dとパイプ52の直管部52bとの間の固着は、必ずしも必要としないが、固着することによって、ステー54のパイプ52に対する位置決め、機器ハウジング51への組付け作業の容易化を図ることができる。
【0040】
そして、ジョイント53の環状凹部53cにOリング55を嵌装させた上で、ジョイント53の先端を機器ハウジング51の座ぐり孔51bの挿嵌させ、ステー54のねじ挿通孔54cにねじ56を挿通させ、その先端を機器ハウジング51の雌ねじ孔51cに螺合させることによって、パイプ52を機器ハウジング51に締結する。
【0041】
このようにして組み付けられたパイプの接続構造50によれば、Oリング55がジョイント53の環状凹部53c内に拘束され、機器ハウジング51における座ぐり孔51bの内面に当接して、ジョイント53と機器ハウジング51との間をシールする。また、パイプ52は、ジョイント53を介してステー54によって、機器ハウジング51に接続される。
【0042】
図6は、図5の本発明に係るパイプの接続構造の変形例を示した断面図であり、この図6に示したパイプの接続構造60では、機器ハウジング61に、流体通路61aが形成され、その流体通路61aの開口部には、座ぐり孔61bが形成され、その座ぐり孔61bの開口に、大径の凹部61cが形成されている。そして、凹部61cの開口縁には、フランジ61dが形成されている。
【0043】
機器ハウジング61の表面に沿って配管されるパイプ62は、端部が略90度に極小直角曲げ加工され、その曲折部62aの先端に、ジョイント63が配設されている。
ジョイント63は、中間部にフランジ状部63aを備え、基端周縁に環状の切欠き63bが形成され、先端部周面に環状凹部63cが形成されている。
【0044】
また、このパイプの接続構造60は、ワンタッチ式のリテーナ64を備えている。このリテーナ64は、円錐台形状を成し、周面適宜箇所、例えば相対向する2箇所に、弾性片64aを備え、該弾性片64aの外周面に凹部64bが形成されている。
【0045】
このパイプの接続構造60では、ジョイント63の開口部をパイプ62の曲折部62aの先端に嵌合させてろう付けする。そして、ジョイント63の環状凹部63cにOリング65を嵌着させた上で、ジョイント63の先端を機器ハウジング61の座ぐり孔61bに挿嵌し、その後、ワンタッチ式のリテーナ64を機器ハウジング61の凹部61c内に弾性片64aの付勢力に抗して押し込み、先端をジョイント63のフランジ状部63aに当接させた状態で、環状凹部64bを機器ハウジング61のフランジ61dに係合させる。
【0046】
このようにして組み付けられたパイプの接続構造60によれば、Oリング65がジョイント63の環状凹部63c内に拘束され、機器ハウジング61における座ぐり孔61bの内面に当接して、ジョイント63と機器ハウジング61との間をシールする。また、パイプ62は、ワンタッチ式のリテーナ64を介して機器ハウジング61に極めて容易に接続される。
【0047】
以上、本発明に係るパイプの接続構造の実施形態を説明したが、本発明は、何ら既述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
【符号の説明】
【0048】
10 パイプの接続構造
11 機器ハウジング
11a 流体通路
11b 座ぐり孔
11c 雌ねじ孔
12 パイプ
12a 曲折部
12b フランジ
12c 直管部
13 ステー
13a 板体
13b 筒状突出部
13c パイプ挿通孔
13d ねじ挿通孔
13e 舌片
14 Oリング
15 ねじ
20 パイプの接続構造
21 機器ハウジング
21a 流体通路
21b 座ぐり孔
21c 雌ねじ孔
22 パイプ
22a 曲折部
22b フランジ
22c,22d スプール
22e 直管部
23 ステー
23a 板体
23b パイプ挿入孔
23c ねじ挿通孔
23d 舌片
24 Oリング
30 パイプの接続構造
31 機器ハウジング
31a 流体通路
31b 座ぐり孔
31c 雌ねじ孔
32 パイプ
32a 曲折部
33 ステー
33a 板体
33b 筒状突出部
33c フランジ
33d スプール
33e パイプ挿通孔
33f ねじ挿通孔
34 Oリング
35 ねじ
40 パイプの接続構造
41 機器ハウジング
41a 流体通路
41b 座ぐり孔
41c 雌ねじ孔
42 パイプ
42a 曲折部
43 ステー
43a 板体
43b 筒状突出部
43c スプール
43d パイプ挿入孔
43e ねじ挿通孔
43f 基部
44 Oリング
45 ねじ
50 パイプの接続構造
51 機器ハウジング
51a 流体通路
51b 座ぐり孔
51c 雌ねじ孔
52 パイプ
52a 曲折部
52b 直管部
53 ジョイント
53a フランジ状部
53b 切欠き
53c 環状凹部
54 ステー
54a 板体
54b ジョイント挿通孔
54c ねじ挿通孔
54d 舌片
55 Oリング
60 パイプの接続構造
61 機器ハウジング
61a 流体通路
61b 座ぐり孔
61c 凹部
62 パイプ
62a 曲折部
63 ジョイント
63a フランジ状部
63b 切欠き
63c 環状凹部
64 ワンタッチ式のリテーナ
64a 弾性片
64b 環状凹部
65 Oリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器ハウジングに沿って配管されるパイプの先端部を略90度に曲折させ、その曲折部先端を機器ハウジングの流体通路の開口に嵌挿させて接続するパイプの接続構造であって、前記パイプの曲折部先端にジョイントを固着させるとともに、該ジョイントにステーを係止し、前記ジョイントの周面にOリングを嵌着させ、前記ステーを前記機器ハウジングに固定することによって、パイプの先端を機器ハウジングに接続させたことを特徴とするパイプの接続構造。
【請求項2】
機器ハウジングに沿って配管されるパイプの先端部を略90度に曲折させ、その曲折部先端を機器ハウジングの流体通路の開口に嵌挿させて接続するパイプの接続構造であって、前記パイプの曲折部先端にジョイントを固着させるとともに、前記ジョイントの周面にOリングを嵌着させ、前記ジョイントをワンタッチ式のリテーナを介して機器ハウジングに係止することによって、パイプの先端を機器ハウジングに接続させたことを特徴とするパイプの接続構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−15223(P2013−15223A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−190699(P2012−190699)
【出願日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【分割の表示】特願2009−263688(P2009−263688)の分割
【原出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(390039929)三桜工業株式会社 (106)
【Fターム(参考)】