説明

パチンコ玉計数機

【課題】 整列レーンの周辺で起きる玉詰まりを検知し、その都度玉詰まりを解消することのできるパチンコ玉計数機を提供する。
【解決手段】 玉計数ユニット30に備わる整列レーン40は、側壁となるガイド板41と底板42とでもって溝状に形成されており、この整列レーン40に対して打撃を加えることのできるフラッパー装置50が配設されている。そして、整列レーン40を流下して玉計数センサ60を通過するパチンコ玉の通過時間T1および相前後して通過するパチンコ玉の間隔時間T2と、それぞれに対して予め設定した設定値とが比較され、間隔時間T2が設定値より大きい場合は、玉詰まりと判断してフラッパー装置50のフラッパー51が作動し、ガイド板41を打撃して振動させることによって玉詰まり状態を解消させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコの玉数をカウントするためのパチンコ玉計数機に関し、特にこの玉計数機に組み込まれる玉計数ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ台による遊技を提供する遊技ホールには、遊技客がゲームを行って獲得したパチンコ玉の玉数をカウントするためのパチンコ玉計数機が、カウンタ周辺などに設置されている。このようなパチンコ玉計数機のなかに、上部に玉受皿が設けられ、その底部に玉計数ユニットが内装されたタイプのものがある。玉計数ユニットには、玉受皿に多量に投入されるパチンコ玉を速やかに正確に処理することができるように、多数の整列レーンが並設され、整列レーンによって整列させられて流下するパチンコ玉の玉数を一列ごとにカウントするようになっている。
【0003】
このようなパチンコ玉計数機に玉詰まりが生じると、その修復作業のために遊技ホールの店員の手間がとられたり、その間遊技客を待たせることになったり、遊技客が獲得したパチンコ玉の数が不正確にカウントされたりすることになる。特に、一日の営業終了間際には、カウントしようとする遊技客が集中するために、パチンコ玉計数機の玉詰まりは、遊技ホールの評判を落とすことにもなりかねない。
【0004】
さて、パチンコ玉計数機に玉詰まりが生じた場合の対策として開示されている従来技術の多くは、特許文献1に代表されるものである。すなわち、計数レールの搬送経路には計数センサが設置され、カウントされたパチンコ玉がまとまって玉計数機の外に排出される際の排出口の周辺には排出センサが設置されたものである。そして、このように離間して設けられた2つの検知センサの間をパチンコ玉が通過するときの時間差によって、玉詰まりが生じているか否かを判断している。したがって、このような構成によって検知されるのは、排出口周辺に生じる玉詰まりであって、計数レール上に起きる玉詰まりには対応していない。また、このような従来技術の多くは、異常が検知された場合には、何らかの報知手段を用いることによって知らせるという方法がとられている。
【0005】
一方、上記のような従来のパチンコ玉計数機に対し、後述する本願発明のパチンコ玉計数機に近似した玉計数機が製品化されている。すなわち、整列レーンをフラッパーによって打撃し、それによって生じる衝撃や振動でもって玉詰まりの解消を図ろうとするものである。しかしながら、このパチンコ玉計数機は、投入されたパチンコ玉の総てのカウントが終了する間際になって初めて、フラッパーが作動するように構成されたもので、計数から漏れるパチンコ玉のないようにしたことを特徴とするものである。なお、本件に関する先行技術文献は見当たらなかった。
【特許文献1】 特開平5−285268号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、玉受皿にパチンコ玉が投入されてからカウントが終わるまでの間において、特に整列レーンの周辺で起きやすい玉詰まりを検知することのできるパチンコ玉計数機を提供することにある。そしてさらに、玉詰まりを検知した時点で、その都度自動的に玉詰まりを解消するようにすることによって、カウントの停止したレーンにおけるロスタイムを無くし、結果的に従来のパチンコ玉計数機以上に迅速なカウントがなされるようにした信頼性の高いパチンコ玉計数機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の如き課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載のパチンコ玉計数機は、投入されるパチンコ玉を受入れてパチンコ玉数をカウントするパチンコ玉計数機であって、該玉計数機に組み込まれる玉計数ユニットには、パチンコ玉を一列に整列させる複数の整列レーンと、前記整列レーンごとに配設されて通過するパチンコ玉をそれぞれカウントする玉計数センサと、前記整列レーンに打撃を加えることのできるフラッパーと、前記整列レーンごとに前記玉計数センサを相前後して通過するパチンコ玉の間隔時間を計測する時間間隔計測手段と、前記玉計数センサによる計測結果および前記時間間隔計測手段による計測結果に基づいて前記フラッパーを作動させる制御手段とが備わっていることを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項2に記載のパチンコ玉計数機は、前記整列レールの側面が、一枚板からなるガイド板が前記玉整列計数ユニット本体に設けられた複数の溝にクリアランスを有して挿着されることによって形成され、前記フラッパーは、該ガイド板の上縁に対して打撃を加えるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
さらにまた、請求項3に記載のパチンコ玉計数機は、前記玉計数センサをパチンコ玉が通過するのに要した時間が、所定の時間を超える長さに計測された場合に、前記制御手段は、前記フラッパーを作動させることを特徴とする。
【0010】
あるいはまた、請求項4に記載のパチンコ玉計数機は、前記時間間隔計測手段によって、前記玉計数センサを相前後して通過するパチンコ玉の間隔時間が、所定の時間を超える長さに計測された場合に、前記制御手段は、前記フラッパーを作動させることを特徴とする。
【0011】
上記のような構成のパチンコ玉計数機において、玉受皿に投入されたパチンコ玉は、整列レーンによって整列させられながら流下する。その際、流下経路の途中に設置された計数センサによって、パチンコ玉自身が通過するのに要する時間、ならびに相前後して通過する2つのパチンコ玉の時間間隔が計測される。そして、計測結果に基づいて玉詰まりと判断された場合には、制御手段によってフラッパーが作動し、整列レーンに打撃が加えられる。そして、加えられた打撃による衝撃と振動によって、玉詰まりの解消が図られるようになっている。
【0012】
整列レーンの両側面は、それぞれ一枚板からなるガイド板によって形成され、ユニット本体との嵌合部となる溝にはクリアランスを有して挿着されているから、打撃に伴う振動が起きやすくなっている。また、打撃を加える箇所がガイド板の上縁であることは、溝との嵌合部より離れた位置となるため、振動を起こすのに最も効果的な箇所を叩いていることになる。
【0013】
上記のパチンコ玉計数機によって解消されるべき玉詰まり状態は、以下の3つのケースに分けることができる。その第1は、パチンコ玉が玉計数センサを通過するのに要する時間が長い場合であり、そのほとんどの場合は、通過先に玉詰まりが生じていて先に進むことができず、玉計数センサ上にパチンコ玉が滞留したままの状態となるケースである。第2のケースは、玉計数センサを通過するパチンコ玉と、次にやってくるパチンコ玉との時間間隔が、所定の時間以上に長くなる場合であり、これは、2つのケースに分けることができる。1つは、整列レーン上にゴミなどの異物が介在するなどしてパチンコ玉の流れが阻害され、2つのパチンコ玉の時間間隔が長くなる場合である。もう1つは、パチンコ玉同士が干渉し合ってブリッジなどを形成し、特定の整列レーンにおいてパチンコ玉が流れなくなる場合である。本発明は、設定値を設定してこれと比較することによって、以上のようなケースに対応できるようにしている。
【発明の効果】
【0014】
本発明のパチンコ玉計数機は、玉計数ユニットでの玉詰まりを検知し、玉計数機自身が玉詰まりを自動的に解消する構造となっているから、その分、遊技ホールの店員の手を煩わせることがない。また、遊技客が、玉詰まりからの修復作業の時間を待たされるということがなくなる。さらに、カウント中に起きるパチンコ玉の玉詰まりに対して、それが生じた時点で即座に解消する構造となっているから、総ての整列レーンが無駄なく効率的に使用されることとなり、結果として迅速なカウントが行われることになる。
【0015】
また、投入されたパチンコ玉が玉計数ユニット内に残留することがなくなるから、正確なカウントが実行され、もって信頼性の高いパチンコ玉計数機を提供できることとなる。なお、玉詰まりの発生とは関係なく、定期的定常的に打撃を加えるという手法をとることもできるが、一日に大量の計数が実施されるパチンコ玉計数機において、フラッパーやその駆動装置などの部品寿命を考慮すれば、玉詰まりが発生した場合にのみフラッパーを作動させるという本発明の手法の方が、寿命上も優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、本発明の最良の実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、図1は、本発明のパチンコ玉計数機の正面図と側面図、図2は、このパチンコ玉計数機に内装されている玉計数ユニットの外観図、図3は、この玉計数ユニットの正面図、図4は、この実施形態に使用されている玉計数センサの外観図、図5は、玉計数ユニットのフラッパーの作動状態を説明するためのそれぞれ側面図である。さらに、図6は、フラッパー装置の制御手段に関わるブロック図である。
【0017】
図1において、パチンコ玉計数機10には、上方から投入されるパチンコ玉を受入れる玉受皿20が配設されている。また、パチンコ玉計数機10には玉計数ユニット30が内装されており、凹状をなす玉受皿20の底部に設けられた開口に対して、玉計数ユニット30の上部に備わる整列レーン40が臨むように配置されている。
【0018】
玉計数ユニット30は、図2および図3に示すように、前記整列レーン40のほか、フラッパー装置50、玉計数センサ60、および玉計数センサ60による計測手段,後述する時間間隔計測手段,フラッパー装置を作動させる制御手段などの制御の中枢となる制御基板70を収納した基板ボックス71によって構成されている。
【0019】
整列レーン40は、形状の異なる2種類の板、すなわちガイド板41と底板42とによって形成されている。このうち、ガイド板41は、その上縁が「へ」の字状をした一枚板からなるもので、パチンコ玉の通路を形成する間隔でもって、設置したパチンコ玉計数機10の手前(図1(b)の下方)から後方(図1(b)の上方)に向かって「へ」の字の長辺が次第に低位となる傾斜を有して立設されている。したがって、多量のパチンコ玉が玉受皿20に投入された場合には、傾斜の最低鞍部に集まるようになる。
【0020】
整列レーン40を形成するもう一方の底板42もやはり一枚板からなるもので、隣り合う2枚のガイド板41の中間に立設されている。そして、その上縁は、ガイド板41の上縁よりも低位に配設され、しかもガイド板41の上縁とは対照的に、手前側に次第に低位となる傾斜を有して立設されている。したがって、2枚のガイド板41と1枚の底板42とでもって一本の溝が形成されたことになり、底板42の上縁上に置かれたパチンコ玉は手前に向かって転がろうとする。
【0021】
底板42上を転がるパチンコ玉の行く先に、玉計数センサ60が配置されている。玉計数センサ60には、一般的には遮光形あるいは反射形のフォトセンサが使われている。本発明においても、フォトセンサを利用した構成とすることももちろん可能であるが、コンパクトな設計とするために、ここでは近接センサ形の計数センサ(オムロン株式会社製)を使用している。この計数センサには、パチンコ玉が通過する通過穴が設けられており、パチンコ玉が通過する際に、通過穴を取り巻くようにセンサヘッド部に埋め込まれているコイルのインダクタンスが変化することにより、その通過が検出される。
【0022】
玉計数センサ60には、図4に示すように、電気的な相互の干渉が起きないようにするために、前後に若干離間して配設された2つのセンサヘッド61が備わり、双方のセンサヘッド61にパチンコ玉の通過穴62が穿設されている。パチンコ玉は、矢印Xの方向に通過する。この玉計数センサ60は、複数の整列レーン40のうちの隣り合う2本のレーンに対応することになり、このような玉計数センサ60を並べ置くことにより、すべての整列レーン40に対して1レーンごとに計数することができるようになる。
【0023】
ところで、整列レーン40におけるガイド板41および底板42は、玉計数ユニット30とは、玉計数ユニット30の本体部に条設された取付溝43に嵌挿される形で組み込まれている。その際、整列レーン40に打撃が加えられたときに振動が生じて玉詰まりしたパチンコ玉をふるい落としやすくするために、ガイド板41および底板42と取付溝43との間にクリアランスが設けてある。また、クリアランスの設定は、玉計数ユニット30の組み立て作業において、作業が行いやすいという利点もある。
【0024】
このようなクリアランスの大きさは経験的に求められるもので、具体的には両サイドの合計で0.1〜0.3mmが好適である。クリアランスが前記範囲より小さいと振動の効果が現れにくくなり、また前記範囲より大きい場合には、平常時においてガタつきが大きくなって、かえってパチンコ玉の正常な流れに支障を来たす恐れがあるからである。
【0025】
フラッパー装置50は、概ね、制御基板70を収容した基板ボックス71と、フラッパー51と、ソレノイド52とによって構成されている。フラッパー51は、長方形状をなす平板からなり、その長さは、少なくとも、整列レーン40に並列されたガイド板41の「へ」の字状をなす上縁のすべての短辺をカバーする長さを有している。そして、フラッパー51は、トーションスプリングの組み込まれたバネ付き蝶番53によって、基板ボックス71の一側面に回動自在に取り付けられており、平常時は、ガイド板41の前記上縁の短辺部に当接するようにバネ力によって付勢されている。
【0026】
フラッパー51は、ガイド板41より離間する方向にバネ力に抗して機械的に回動させられ、回動する力が解放されたときに、バネの復元力でもってガイド板41に打撃を加えるようになっている。このときのガイド板41を回動させるための駆動源として、本実施例はソレノイド52を採用したものであるが、このほか、モータとカムとの組合せなどによって構成することも可能である。
【0027】
ソレノイド52は、整列レーン40の側方に張り出した固定板72に固定されている。ソレノイド52の主軸52a先端部には、縦割れするスリット52bが形成されている。そして、このスリット52bにL形梃子54の一端54aが嵌挿され、一端54aは、ネジやピンなどを介して主軸52aに軸支されている。また、L形梃子54の屈曲部54bは、固定板72から突出させた取付片にネジやピンなどを介して軸支されている。
【0028】
L形梃子54のもう一方の一端54cは、フラッパー51の張り出し部の背面から当接している。図5(a)は、このような状態を示したものである。そして、ソレノイド52が主軸52aを引き込む方向に作動したときは、図5(b)に示すように、L形梃子54は、その軸支された屈曲部54bを支点として、反時計回りに回動する。もって、L形梃子54の一端54cが、フラッパー51の背面を摺動しながら反時計回りに回動して、フラッパー51をガイド板41より離間させる方向に押しやる。
【0029】
ソレノイド52がその主軸52aを引き込む力を解放することにより、フラッパー51が、バネ付き蝶番53のバネの復元力でもって元に戻る際に、ガイド板41に打撃を加える。打撃の加わる箇所は、ガイド板41の上縁であるから最も振動が起きやすく、しかもクリアランスの作用でもって、ガイド板41が一層効果的に振動するばかりではなく、底板42にも振動が伝わって、玉詰まりしていたパチンコ玉の玉詰まりの解消が図られる。なお、ソレノイド52による打撃は、一回の作動時において、連続的に、例えば4〜5回繰り返されるようになっている。
【0030】
次に、図6に基づいて、フラッパー装置50の作動に関わる制御について説明する。なお以下の説明における計測や制御は、すべて制御ボックス71に収容された制御基板70によってなされるものである。
【0031】
まず、パチンコ玉計数機10にパチンコ玉が投入され(ステップ80)、玉計数センサ60がパチンコ玉の通過を検知したときから、パチンコ玉のカウントが開始される(ステップ81)。また、これと同時に、検出されるインダクタンスにトリガレベルを設定することにより、設定レベルを超えている間の時間を計測することができるようになるから、1つのパチンコ玉が玉計数センサ60の通過に要する通過時間T1が認識できるようになる(ステップ82)。
【0032】
1つのパチンコ玉の通過時間T1が、予め設定した設定値Aより大きな値となったときは、パチンコ玉が円滑に流れていないか、滞留しているかのいずれかであるから、制御手段は、フラッパー装置50を作動させる指令を送信する(ステップ83)。一方、1つのパチンコ玉の通過時間T1が設定値Aより小さい場合は、次のステップとして、先行するパチンコ玉と、後続して通過するパチンコ玉との間の間隔時間T2が、時間間隔計測手段によって認識され、計測された間隔時間T2と、予め設定した設定値Bとの間の値の大きさが比較される(ステップ84)。なお、ここでいう間隔時間T2とは、文字通り時間を単位とするものであってもよいし、単位時間当たりのパチンコ玉の通過数で代用させたものであっても結局の中身は同じことである。
【0033】
相前後して通過するパチンコ玉の間隔時間T2が、設定値Bより小さな値となった場合には、支障なくカウントがなされているわけだから、フラッパー装置50は作動指令を受けないまま停止している(ステップ85)。一方、間隔時間T2が設定値Bより大きな値となった場合には、何らかの支障が生じている可能性が考えられるから、次のステップ(ステップ86)に進む。
【0034】
ステップ86では、設定値Bより大きな値である設定値Cが判断基準として設定されている。そして、間隔時間T2が、予め設定した設定値Cより小さい場合(すなわち、設定値B<間隔時間T2<設定値C)には、玉詰まりが生じているものと判断してステップ83まで戻り、フラッパー装置50を作動させることにより支障を解消するようにする。一方、間隔時間T2が設定値Cより大きい場合(すなわち、設定値B<設定値C<間隔時間T2)には、後続するパチンコ玉を待ち受けているものの、なかなか続いて流れてこない状態であって、このような状態となったときは、パチンコ玉のカウントが終了に近づいたものと判断してステップ87に進む。
【0035】
ステップ87は、最後に念のためにフラッパー装置50を作動させて、どこかに残留しているかもしれないパチンコ玉をカウントできるようにしたのちに、玉計数作業を終了するという行程である。もし、残留するパチンコ玉があるならば、ステップ80からの繰り返しとなるが、その後は、流下するパチンコ玉は無くなる。そして、計数作業の当事者が終了ボタンを押下することにより、例えば計数結果が電光表示されてプリントアウトされたり、遊技ホールの管理システムによっては、ホールコンピュータに計数結果データが記憶されたりすることになる(ステップ88)。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】 本発明のパチンコ玉計数機を示す(a)は左側面図、(b)は正面図である。
【図2】 パチンコ玉計数機の斜視図である。
【図3】 パチンコ玉計数機に内装された玉計数ユニットの正面図である。
【図4】 玉計数センサの斜視図である。
【図5】 図3の左側面図であって、(a)はソレノイドノの非作動時の状態、(b)はソレノイドの作動時の状態を表わす。
【図6】 フラッパー装置の制御に関わるブロック図である。
【符号の説明】
【0037】
10 パチンコ玉計数機
30 玉計数ユニット
40 整列レーン
41 ガイド板
42 底板
50 フラッパー装置
51 フラッパー
52 ソレノイド
54 L形梃子
60 玉計数センサ
70 制御基板
T1 通過時間
T2 間隔時間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
投入されるパチンコ玉を受入れてパチンコ玉数をカウントするパチンコ玉計数機であって、該計数機に組み込まれる玉計数ユニットには、パチンコ玉を一列に整列させる複数の整列レーンと、前記整列レーンごとに配設されて通過するパチンコ玉をそれぞれカウントする玉計数センサと、前記整列レーンに打撃を加えることのできるフラッパーと、前記整列レーンごとに前記玉計数センサを相前後して通過するパチンコ玉の間隔時間を計測する時間間隔計測手段と、前記玉計数センサによる計測結果および前記時間間隔計測手段による計測結果に基づいて前記フラッパーを作動させる制御手段とが備わっていることを特徴とするパチンコ玉計数機。
【請求項2】
前記整列レールの側面は、一枚板からなるガイド板が前記玉整列計数ユニット本体に設けられた複数の溝にクリアランスを有して挿着されることによって形成され、前記フラッパーは、該ガイド板の上縁に対して打撃を加えるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項3】
前記玉計数センサをパチンコ玉が通過するのに要した時間が、所定の時間を超える長さに計測された場合に、前記制御手段は、前記フラッパーを作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ玉計数機。
【請求項4】
前記時間間隔計測手段によって、前記玉計数センサを相前後して通過するパチンコ玉の間隔時間が、所定の時間を超える長さに計測された場合に、前記制御手段は、前記フラッパーを作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ玉計数機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−150013(P2006−150013A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−378046(P2004−378046)
【出願日】平成16年11月29日(2004.11.29)
【出願人】(000128485)株式会社オーイズミ (191)
【Fターム(参考)】