説明

パネル支持装置

【課題】パネルの位置決めを容易に行うことができ、パネル支持装置が支持するパネルに貫通孔などの追加工を行わなくてもパネルの縁部を支持することができるパネル支持装置を提供する。
【解決手段】パネル支持装置1は、支柱5に固定されるベース金具6と、ベース金具6に取り付けられるカバープレート7とを備え、ベース金具6は、パネル2が当接する当接面16と、パネル2の端面が当接する凸部13と、カバープレート7が取り付けられるねじ孔15とを備え、カバープレート7は、パネル2が当接する当接面24と、ねじ孔15に取り付けられる貫通孔28とを備え、ベース金具6の凸部13およびねじ孔15を境に当接面16とは反対側の位置と、カバープレート7の貫通孔28を境に当接面24とは反対側の位置との間に挟み込み部材20が挟み込まれ、ねじ孔15と貫通孔28との間に隙間が確保された状態でカバープレート7がビス止め固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物のフェンスや仕切りなどを形成するガラスパネルなどのパネルの縁部を支持するパネル支持装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ガラスなどのパネルを支持するパネル支持装置が特許文献1に記載されている。パネルの縁部は、一端側が支柱に固定されたパネル支持装置の他端側にねじ止めされる。パネル支持装置のパネル取り付け孔は長孔とされており、該長孔を用いてパネル取り付け位置の微調整が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−150196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のパネル支持装置では、パネルをパネル支持装置にねじ止めするために、パネルに貫通孔を形成しなければならない。パネルが合わせガラスなど複数枚のガラスで構成されている場合には、各々のガラスに貫通孔を形成しなければならない。作業者は、パネルの取り付け位置を調整しながらパネルの位置決めを行うので、パネルの位置決めを容易に行うことができず長い時間を要している。
【0005】
本発明の目的は、パネルの位置決めを容易に行うことができ、パネル支持装置が支持するパネルに貫通孔などの追加工を行わなくてもパネルの縁部を支持することができるパネル支持装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するために請求項1の発明は、パネルの縦方向に向く遊端側の縁部を支柱に支持するパネル支持装置であって、パネル支持装置は、支柱に固定されるベース金具と、パネルの縦方向に向く縁部を挟み込んだ状態でベース金具に取り付けられるカバープレートとを備え、ベース金具は、ベース金具を支柱に固定する固定部と、前記パネルの縦方向に向く縁部の裏面が当接する第1当接面と、前記パネルの縦方向に向く縁部の端面が当接する凸部と、カバープレートが取り付けられる取り付け部とを備え、カバープレートは、前記パネルの縦方向に向く縁部の表面が当接する第2当接面と、前記取り付け部に取り付けられる被取付け部とを備え、ベース金具の凸部および取り付け部を境に第1当接面とは反対側の位置と、カバープレートの被取り付け部を境に第2当接面とは反対側の位置との間に挟み込み部材が挟み込まれ、取り付け部と被取り付け部との間に隙間が確保された状態で、ベース金具に対しカバープレートがビス止め固定される第1支持金具と、支柱に固定されるベース金具と、パネルの縦方向に向く縁部を挟み込んだ状態でベース金具に取り付けられるカバープレートとを備え、ベース金具は、ベース金具を支柱に固定する固定部と、前記パネルの縦方向に向く縁部の裏面が当接する第1当接面と、前記パネルの縦方向に向く縁部の端面が当接する凸部と、カバープレートが取り付けられる取り付け部とを備え、カバープレートは、前記パネルの縦方向に向く縁部の表面が当接する第2当接面と、前記取り付け部に取り付けられる被取付け部とを備え、ベース金具の凸部および取り付け部を境に第1当接面とは反対側の位置と、カバープレートの被取り付け部を境に第2当接面とは反対側の位置との間に挟み込み部材が挟み込まれ、取り付け部と被取り付け部との間に隙間が確保された状態で、ベース金具に対しカバープレートがビス止め固定され、ベース金具とカバープレートとの下端にパネルの下端横方向に向く縁部に当接しパネルの荷重を受ける荷重支持部材が挟み込まれる第2支持金具とを備えるものである。
【0007】
請求項2の発明は、固定部が支柱側に凸状に突出しているものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の発明によれば、第2支持金具のベース金具とカバープレートとの下端に嵌め込まれる荷重支持部材がパネルの荷重を受けた状態で、ベース金具の凸部および取り付け部を境に第1当接面とは反対側の位置と、カバープレートの被取り付け部を境に第2当接面とは反対側の位置との間に挟み込み部材が挟み込まれ、パネルの縦方向に向く縁部の端面を凸部に当接させ、取り付け部と被取り付け部との間に隙間が確保された状態でベース金具に対しカバープレートをビス止め固定して、ベース金具の第1当接面とカバープレートの第2当接面とをパネルに当接させてパネルの位置決めを容易に行うことができるので、パネル支持装置が支持するパネルに貫通孔などの追加工を行わなくてもパネルの縁部を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1の実施の形態に係るパネルが取り付けられた状態の斜視図である。
【図2】第1支持金具の部品構成を示す斜視図である。
【図3】第2支持金具の部品構成を示す斜視図である。
【図4】一方側から見たベース金具の斜視図である。
【図5】他方側から見たベース金具の斜視図である。
【図6】他方側から見たカバープレートの斜視図である。
【図7】一方側から見たカバープレートの斜視図である。
【図8】パネルの取り付け状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の第1の実施の形態について図1〜図8に基づいて説明する。パネル支持装置1は、パネル2の垂直方向の周縁部を支持する第1支持金具3と、パネル2の下端角部を支持する第2支持金具4とを備える。第1支持金具3と第2支持金具4とは支柱5にねじ止めされる。第1支持金具3は、支柱5にねじ止めされるベース金具6と、パネル2の周縁部をベース金具6との間に挟み込んでベース金具6にねじ止め固定されるカバープレート7とを備える。ベース金具6およびカバープレート7はステンレス等の金属を用いて上下対称に一体成型される。
【0011】
ベース金具6は四角形の板状に形成されたプレート部8を備える。プレート部8の一方側の面には凸状に突出した固定部である段付き部9が形成される。段付き部9の端面10には貫通孔11が形成される。貫通孔11にはベース金具6を支柱5にねじ止めする六角ボルトが挿通される。
【0012】
プレート部8の他方側の面には、ベース金具6を支柱5にねじ止めする六角ボルトの頭部が収容される孔部12が形成される。孔部12は六角形に形成されており、六角ボルトの頭部は回り止めされた状態で孔部12に係合する。孔部12に隣接して垂直方向に細長な凸部13,13が形成される。凸部13にはカバープレート7をねじ止めするためのねじ孔15が形成される。凸部13,13に隣接した位置であって孔部12の周縁部には当接面16が形成される。当接面16にはパネル2の裏面が当接する。パネル2は端面が凸部13の側面17に当接した状態で裏面が当接面16に当接する。これによってパネル2が位置決めされる。
【0013】
凸部13,13およびねじ孔15を境に当接面16とは反対側の位置には、挟み込み部材20が係止される溝部21が形成される。挟み込み部材20は長方形に形成された金属製の板である。溝部21は垂直方向に細長に形成される。なお、凸部13,13間にカバープレート7の凸部25が係合するために、凸部13,13の対向する端面22,22は、V字形の凹状に形成されている。
【0014】
カバープレート7は四角形の板状に形成されたプレート部23を備える。プレート部23の一方側の面には、パネル2の表面が当接する当接面24が形成される。当接面24に隣接して垂直方向に細長な凸部25が形成される。凸部25は、カバープレート7がベース金具6に取り付けられたとき、ベース金具6に形成された2つの凸部13,13間に嵌め込まれる。このとき垂直方向の両端にあるV字の凸状に形成された端面26,26が、凸部13の端面22,22に係合する。これによってカバープレート7が水平方向および垂直方向にずれることが防止される。
【0015】
なお、凸部25の水平方向の幅は、ベース金具6に形成される凸部13,13の水平方向の幅よりも多少幅狭に形成されており、凸部13,13の側面17,17に当接するパネル2の端面が凸部25の側面27に当接することが防止される。プレート部23の他方側の面には、カバープレート7をベース金具6にねじ止めするための貫通孔28が形成される。本実施の形態においては皿小ねじ34が用いられるため貫通孔28は座くりされている。カバープレート7の貫通孔28を境に当接面24とは反対側の位置には、挟み込み部材20が係止される溝部29が形成される。溝部29は垂直方向に細長に形成される。
【0016】
カバープレート7の上端および下端にはプレート部23から立ち上がる立ち上がり部30,30が形成される。立ち上がり部30,30は、カバープレート7がベース金具6にねじ止めされたときベース金具6の凸部13を垂直方向に挟みこみ、カバープレート7が上下方向にずれることを防止するとともに、ベース金具6の凸部13を覆って第1支持金具3および第2支持金具4の外観を美的に処理する。
【0017】
第2支持金具4は、第1支持金具3に荷重支持部材31を取り付けたものである。第2支持金具4の説明において、第1支持金具3と重複する部分については説明を省略し同一の参照符を用いる。荷重支持部材31は長方形に形成された金属製の板状である。ベース金具6の他方側の面とカバープレート7の一方側の面との上端および下端には、水平方向に細長な溝部32および33が形成されており、荷重支持部材31の端面が、下端に位置する溝部32,33に嵌め込まれる。カバープレート7は、荷重支持部材31がベース金具6とカバープレート7とに挟み込まれた状態でベース金具6に取り付けられる。
【0018】
パネル2は、ベース金具6とカバープレート7との間に上方から嵌め込まれて、下端面が荷重支持部材31に当接する。荷重支持部材31は長方形の板状に形成されており、荷重支持部材31の向きを変えることによって2つの異なる厚みのパネル2に対応することができる。さらに異なる形状の荷重支持部材31を複数枚用意することによって、3つ以上の異なる厚みのパネル2に対応することができる。第2支持金具4のベース金具6およびカバープレート7は、第1支持金具3のベース金具6およびカバープレート7と同一形状とされるので、製作コストの削減を図ることができる。
【0019】
なお、第1支持金具3のベース金具6の当接面16および凸部13,13の側面17,17、第1支持金具3のカバープレート7の当接面24、第2支持金具4のベース金具6の当接面16および凸部13,13の側面17,17、第2支持金具4のカバープレート7の当接面24には緩衝用の樹脂が貼られている。
【0020】
ここでパネル2の取り付け手順について説明する。まず、第2支持金具4のベース金具6を支柱5にねじ止めする。図示しないが、ベース金具6の孔部12に六角ボルトを嵌め込んで、ベース金具6の一方側にボルトのねじ部を突出させる。このボルトを支柱5の貫通孔に挿通させ、支柱5の背面側からボルトのねじ部にナットを螺合させて、ベース金具6を支柱5にねじ止めする。このとき六角ボルトの頭部は孔部12に嵌め込まれて回り止めされるので、作業者はボルトの頭部を軽く押さえてナットを螺合させることができる。
【0021】
パネル2の厚みに合った挟み込み部材20を選び、該挟み込み部材20の一端面を第2支持金具4のベース金具6の溝部21に嵌め込む。さらにパネル2の厚みに合った荷重支持部材31を選び、該荷重支持部材31の一端面をベース金具6の下端側溝部32に嵌め込む。挟み込み部材20および荷重支持部材31の一端面が嵌め込まれたベース金具6にカバープレート7を取り付けて、挟み込み部材20および荷重支持部材31の他端面をカバープレート7の溝部29および下端側溝部33に嵌め込む。挟み込み部材20および荷重支持部材31はベース金具6とカバープレート7との間に挟み込まれる。
【0022】
このときカバープレート7の凸部25はベース金具6の凸部13,13の端面22,22間に係合し、カバープレート7の立ち上がり部30,30はベース金具6の凸部13,13を挟み込む。この状態でカバープレート7の貫通孔28に皿小ねじ34を挿通させて、カバープレート7をベース金具6に緩み状態でねじ止めする。
【0023】
次に、第2支持金具4の上方に第1支持金具3のべース金具6を取り付ける。第1支持金具3のべース金具6は第2支持金具4のベース金具6の取り付け手順と同様の手順で取り付けられる。ベース金具6の孔部12に六角ボルトを嵌め込んで、ベース金具6の一方側にボルトのねじ部を突出させる。このボルトを支柱5の貫通孔に挿通させ、支柱5の背面側からボルトのねじ部にナットを螺合させて、ベース金具6を支柱5にねじ止めする。
【0024】
この状態で、上方から第2支持金具4にパネル2を嵌め込んで、パネル2の側面を凸部13,13の側面17,17に当接させ、パネル2の底部端面を荷重支持部材31に当接させる。これによってパネル2は横方向および垂直方向の位置決めがされる。図8はこの状態を示している。
第2支持金具4のベース金具6に緩み状態でねじ止めされているカバープレート7を本締めすると、挟み込み部材20の一端面がベース金具6溝部21の底部に到達し、挟み込み部材20の他端面がカバープレート7溝部29の底部に到達する。パネル2は当接面16と当接面24とによって挟み込まれて固定される。挟み込み部材20の前後方向の幅は、パネル2が当接面16と当接面24とによって均衡が取れた状態で挟み込まれる寸法とされる。
【0025】
複数枚の異なる寸法の挟み込み部材20を用意することによって、複数枚の異なる厚みのパネル2に対応することができる。このとき、カバープレート7の一方側に位置する貫通孔28周縁部と、ベース金具6の他方側に位置する凸部13ねじ孔15周縁部との間には常に隙間が確保されている。
なお、皿小ねじ34を締め込んだとき、荷重支持部材31の端面が溝部32と33との底面に圧接して、パネル2を当接面16と当接面24とによって挟み込むことができなくなることを防止するために、荷重支持部材31は挟み込み部材20よりも前後方向の幅が幅狭に形成されている。
【0026】
次に、第1支持金具3のベース金具6溝部21に挟み込み部材20の一端面を嵌め込む。カバープレート7の凸部25をベース金具6の凸部13,13の端面22,22間に係合するとともに、ベース金具6に嵌め込まれた挟み込み部材20の他端面をカバープレート7の溝部29に嵌め込む。このときカバープレート7の立ち上がり部30,30はベース金具6の凸部13,13を挟み込む。
【0027】
カバープレート7の貫通孔28に皿小ねじ34を挿通して、カバープレート7をベース金具6にねじ止めする。ねじ止めは、カバープレート7の一方側に位置する貫通孔28周縁部と、ベース金具6の他方側に位置する凸部13ねじ孔15周縁部との間に隙間が確保された状態で行われる。
【0028】
本実施の形態では、ベース金具6を支柱5に固定する六角ボルトの頭部が、支柱5側に凸状に突出した段付き部9に収容されるので、パネル2の遊端側から横方向に突出するパネル支持装置1の突出部を小さくして、すっきりとした外観とすることができる。
本実施例においては、パネル2の荷重は、第2支持金具4の下端に設置された荷重支持部材31で受けており、ベース金具6の当接面16とカバープレート7の当接面24とはパネル2の荷重を受けていないので、当接面16と当接面24とでパネル2の荷重を受けるためにパネル2に貫通孔を設けることを要しない。パネル2を、荷重支持部材31と、凸部13の側面17と、当接面16,24とに当接させてパネル2の位置決めを容易に行うことができる。
【0029】
六角ボルトを用いてベース金具6を支柱5にねじ止めしているが、これに限定されるものではなく、たとえば六角孔付きボルトを用いることもできる。この場合には、ナットを螺合するときに、ボルト頭部の孔に六角レンチを差し込んでボルトを固定する必要がある。また、支柱5の後ろにスペースがない場合には、支柱5自体にねじを切って、支柱5の正面から直接六角孔付きボルトをねじ込んで、ベース金具6を支柱5に固定することができる。
【0030】
このように、パネル2の縦方向に向く遊端側の縁部を支柱5に支持するパネル支持装置1は、支柱5に固定されるベース金具6と、パネル2の縦方向に向く縁部を挟み込んだ状態でベース金具6に取り付けられるカバープレート7とを備え、ベース金具6は、ベース金具6を支柱5に固定する固定部である段付き部9と、パネル2の縦方向に向く縁部の裏面が当接する第1当接面である当接面16と、パネル2の縦方向に向く縁部の端面が当接する凸部13と、カバープレート7が取り付けられる取り付け部であるねじ孔15とを備え、カバープレート7は、パネル2の縦方向に向く縁部の表面が当接する第2当接面である当接面24と、ねじ孔15に取り付けられる被取付け部である貫通孔28とを備え、ベース金具6の凸部13およびねじ孔15を境に当接面16とは反対側の位置と、カバープレート7の貫通孔28を境に当接面24とは反対側の位置との間に第1のプレート片である挟み込み部材20が挟み込まれ、ねじ孔15と貫通孔28との間に隙間が確保された状態で、ベース金具6に対しカバープレート7がビス止め固定される第1支持金具3と、支柱5に固定されるベース金具6と、パネル2の縦方向に向く縁部を挟み込んだ状態でベース金具6に取り付けられるカバープレート7とを備え、ベース金具6は、ベース金具6を支柱5に固定する段付き部9と、パネル2の縦方向に向く縁部の裏面が当接する当接面16と、パネル2の縦方向に向く縁部の端面が当接する凸部13と、カバープレート7が取り付けられるねじ孔15とを備え、カバープレート7は、パネル2の縦方向に向く縁部の表面が当接する当接面24と、ねじ孔15に取り付けられる貫通孔28とを備え、ベース金具6の凸部13およびねじ孔15を境に当接面16とは反対側の位置と、カバープレート7の貫通孔28を境に当接面24とは反対側の位置との間に挟み込み部材20が挟み込まれ、ねじ孔15と貫通孔28との間に隙間が確保された状態で、ベース金具6に対しカバープレート7がビス止め固定され、ベース金具6とカバープレート7との下端にパネル2の下端横方向に向く縁部に当接しパネル2の荷重を受ける荷重支持部材31が挟み込まれる第2支持金具4とを備えるので、パネル支持装置1が支持するパネル2に貫通孔などの追加工を行わなくてもパネル2の縁部を支持することができる。
【0031】
さらに、固定部である段付き部9が支柱5側に凸状に突出しているので、パネル2の遊端側から横方向に突出するパネル支持装置1の突出部を小さくして、すっきりとした外観とすることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 パネル支持装置
2 パネル
3 第1支持金具
4 第2支持金具
5 支柱
6 ベース金具
7 カバープレート
8 プレート部
9 段付き部
10,22,26 端面
11 貫通孔
12 孔部
13,25 凸部
15 ねじ孔
16,24 当接面
17,27 側面
20 挟み込み部材
21,29,32,33 溝部
23 プレート部
28 貫通孔
30 立ち上がり部
31 荷重支持部材
34 皿小ねじ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルの縦方向に向く遊端側の縁部を支柱に支持するパネル支持装置であって、
パネル支持装置は、支柱に固定されるベース金具と、パネルの縦方向に向く縁部を挟み込んだ状態でベース金具に取り付けられるカバープレートとを備え、
ベース金具は、ベース金具を支柱に固定する固定部と、前記パネルの縦方向に向く縁部の裏面が当接する第1当接面と、前記パネルの縦方向に向く縁部の端面が当接する凸部と、カバープレートが取り付けられる取り付け部とを備え、
カバープレートは、前記パネルの縦方向に向く縁部の表面が当接する第2当接面と、前記取り付け部に取り付けられる被取付け部とを備え、
ベース金具の凸部および取り付け部を境に第1当接面とは反対側の位置と、カバープレートの被取り付け部を境に第2当接面とは反対側の位置との間に挟み込み部材が挟み込まれ、取り付け部と被取り付け部との間に隙間が確保された状態で、ベース金具に対しカバープレートがビス止め固定される第1支持金具と、
支柱に固定されるベース金具と、パネルの縦方向に向く縁部を挟み込んだ状態でベース金具に取り付けられるカバープレートとを備え、
ベース金具は、ベース金具を支柱に固定する固定部と、前記パネルの縦方向に向く縁部の裏面が当接する第1当接面と、前記パネルの縦方向に向く縁部の端面が当接する凸部と、カバープレートが取り付けられる取り付け部とを備え、
カバープレートは、前記パネルの縦方向に向く縁部の表面が当接する第2当接面と、前記取り付け部に取り付けられる被取付け部とを備え、
ベース金具の凸部および取り付け部を境に第1当接面とは反対側の位置と、カバープレートの被取り付け部を境に第2当接面とは反対側の位置との間に挟み込み部材が挟み込まれ、取り付け部と被取り付け部との間に隙間が確保された状態で、ベース金具に対しカバープレートがビス止め固定され、
ベース金具とカバープレートとの下端にパネルの下端横方向に向く縁部に当接しパネルの荷重を受ける荷重支持部材が挟み込まれる第2支持金具とを備えることを特徴とするパネル支持装置。
【請求項2】
前記固定部は支柱側に凸状に突出していることを特徴とする請求項1に記載のパネル支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−64278(P2013−64278A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204000(P2011−204000)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(592163893)ジョー・プリンス竹下株式会社 (32)
【Fターム(参考)】