パパイヤモザイクウイルスに基づくインフルエンザ用ワクチン
パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はパパイヤモザイクウイルスに由来するウイルス様粒子(VLP)と併用される1つ以上の抗原を含む抗原提示系(APS)が提供される。特に、1つ以上のウイルス抗原を含むAPSが提供される。APSは、例えばインフルエンザに対するワクチンとして使用することができる。APSに含まれる1つ以上の抗原は、PapMV又はPapMV VLPのコートタンパク質に結合することができ、又は結合しなくてもよい(すなわちPapMV又はPapMV VLPと分離していてもよい)。結合は、例えばコートタンパク質との遺伝子融合によって、又は共有結合、非共有結合又は親和力手段を通しての結合であり得る。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む抗原提示系。
【請求項2】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項1に記載の抗原提示系。
【請求項3】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項1又は2に記載の抗原提示系。
【請求項4】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項1又は2に記載の抗原提示系。
【請求項5】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項3に記載の抗原提示系。
【請求項6】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項3に記載の抗原提示系。
【請求項7】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項8】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項9】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項10】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項1〜3及び5のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗原提示系を1つ以上含有する、インフルエンザワクチン組成物。
【請求項12】
1つ以上のインフルエンザウイルス抗原に融合したパパイヤモザイクウイルスコートタンパク質を含むポリペプチド。
【請求項13】
前記ポリペプチドが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含む、請求項12に記載のポリペプチド。
【請求項14】
請求項12又は13に記載のポリペプチドをエンコードするポリヌクレオチド。
【請求項15】
動物においてインフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導するための抗原提示系の使用方法であって、前記抗原提示系が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む使用方法。
【請求項16】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項15に記載の使用方法。
【請求項17】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項15又は16に記載の使用方法。
【請求項18】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項15又は16に記載の使用方法。
【請求項19】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項17に記載の使用方法。
【請求項20】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項17に記載の使用方法。
【請求項21】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項15〜20のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項22】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項15〜20のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項23】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項15〜22のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項24】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項15〜17及び19のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項25】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項15〜24のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項26】
前記動物がヒトである、請求項15〜25のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項27】
前記動物が非ヒト動物である、請求項15〜25のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項28】
動物においてインフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導するための、抗原提示系、及びアジュバント又はオプソニンを含む組成物の使用方法であって、前記抗原提示系が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む使用方法。
【請求項29】
前記組成物がアジュバントを含む、請求項28に記載の使用方法。
【請求項30】
前記アジュバントがPapMV又はPapMV VLPを含む、請求項29に記載の使用方法。
【請求項31】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項28〜30のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項32】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項28〜31に記載の使用方法。
【請求項33】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項28〜31に記載の使用方法。
【請求項34】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項32に記載の使用方法。
【請求項35】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項32に記載の使用方法。
【請求項36】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項28〜35のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項37】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項28〜35のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項38】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項28〜37のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項39】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項28〜32及び34のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項40】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項28〜39のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項41】
前記動物がヒトである、請求項28〜40のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項42】
前記動物が非ヒト動物である、請求項28〜40のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項43】
薬剤の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗原提示系の使用方法。
【請求項44】
前記薬剤が、動物においてインフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導するためのものである、請求項43に記載の使用方法。
【請求項45】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項44に記載の使用方法。
【請求項46】
前記動物がヒトである、請求項44又は45に記載の使用方法。
【請求項47】
前記動物が非ヒト動物である、請求項44又は45に記載の使用方法。
【請求項48】
前記薬剤がアジュバント又はオプソニンをさらに含む、請求項43〜47のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項49】
前記アジュバントがPapMV又はPapMV VLPを含む、請求項48に記載の使用方法。
【請求項50】
インフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導する方法であって、前記方法は、1つ以上の抗原提示系を含有する有効量の組成物を動物に投与する工程を含み、前記抗原提示系の各々が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む方法。
【請求項51】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項50又は51に記載の方法。
【請求項53】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項50又は51に記載の方法。
【請求項54】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項50〜55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項50〜55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項50〜57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項50〜52及び54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項50〜59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項61】
前記動物がヒトである、請求項50〜60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記動物が非ヒト動物である、請求項50〜60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項63】
インフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導する方法であって、前記方法は、アジュバント又はオプソニン及び1つ以上の抗原提示系を含有する有効量の組成物を動物に投与する工程を含み、前記抗原提示系の各々が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む抗原提示系からなる方法。
【請求項64】
前記組成物がアジュバントを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
前記アジュバントがPapMV又はPapMV VLPを含む、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項63〜65のいずれか一項に記載の方法。
【請求項67】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項63〜66に記載の方法。
【請求項68】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項63〜66に記載の方法。
【請求項69】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又はVLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項63〜70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項63〜70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項73】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項63〜72のいずれか一項に記載の方法。
【請求項74】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項63〜67及び69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項75】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項63〜74のいずれか一項に記載の方法。
【請求項76】
前記動物がヒトである、請求項63〜75のいずれか一項に記載の方法。
【請求項77】
前記動物が非ヒト動物である、請求項63〜75のいずれか一項に記載の方法。
【請求項1】
パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む抗原提示系。
【請求項2】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項1に記載の抗原提示系。
【請求項3】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項1又は2に記載の抗原提示系。
【請求項4】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項1又は2に記載の抗原提示系。
【請求項5】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項3に記載の抗原提示系。
【請求項6】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項3に記載の抗原提示系。
【請求項7】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項8】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項9】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項10】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項1〜3及び5のいずれか一項に記載の抗原提示系。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗原提示系を1つ以上含有する、インフルエンザワクチン組成物。
【請求項12】
1つ以上のインフルエンザウイルス抗原に融合したパパイヤモザイクウイルスコートタンパク質を含むポリペプチド。
【請求項13】
前記ポリペプチドが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含む、請求項12に記載のポリペプチド。
【請求項14】
請求項12又は13に記載のポリペプチドをエンコードするポリヌクレオチド。
【請求項15】
動物においてインフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導するための抗原提示系の使用方法であって、前記抗原提示系が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む使用方法。
【請求項16】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項15に記載の使用方法。
【請求項17】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項15又は16に記載の使用方法。
【請求項18】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項15又は16に記載の使用方法。
【請求項19】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項17に記載の使用方法。
【請求項20】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項17に記載の使用方法。
【請求項21】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項15〜20のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項22】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項15〜20のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項23】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項15〜22のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項24】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項15〜17及び19のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項25】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項15〜24のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項26】
前記動物がヒトである、請求項15〜25のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項27】
前記動物が非ヒト動物である、請求項15〜25のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項28】
動物においてインフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導するための、抗原提示系、及びアジュバント又はオプソニンを含む組成物の使用方法であって、前記抗原提示系が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む使用方法。
【請求項29】
前記組成物がアジュバントを含む、請求項28に記載の使用方法。
【請求項30】
前記アジュバントがPapMV又はPapMV VLPを含む、請求項29に記載の使用方法。
【請求項31】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項28〜30のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項32】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項28〜31に記載の使用方法。
【請求項33】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項28〜31に記載の使用方法。
【請求項34】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項32に記載の使用方法。
【請求項35】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項32に記載の使用方法。
【請求項36】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項28〜35のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項37】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項28〜35のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項38】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項28〜37のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項39】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項28〜32及び34のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項40】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項28〜39のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項41】
前記動物がヒトである、請求項28〜40のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項42】
前記動物が非ヒト動物である、請求項28〜40のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項43】
薬剤の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗原提示系の使用方法。
【請求項44】
前記薬剤が、動物においてインフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導するためのものである、請求項43に記載の使用方法。
【請求項45】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項44に記載の使用方法。
【請求項46】
前記動物がヒトである、請求項44又は45に記載の使用方法。
【請求項47】
前記動物が非ヒト動物である、請求項44又は45に記載の使用方法。
【請求項48】
前記薬剤がアジュバント又はオプソニンをさらに含む、請求項43〜47のいずれか一項に記載の使用方法。
【請求項49】
前記アジュバントがPapMV又はPapMV VLPを含む、請求項48に記載の使用方法。
【請求項50】
インフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導する方法であって、前記方法は、1つ以上の抗原提示系を含有する有効量の組成物を動物に投与する工程を含み、前記抗原提示系の各々が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む方法。
【請求項51】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項50又は51に記載の方法。
【請求項53】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項50又は51に記載の方法。
【請求項54】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又は前記VLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項50〜55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項50〜55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項50〜57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項50〜52及び54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項50〜59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項61】
前記動物がヒトである、請求項50〜60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記動物が非ヒト動物である、請求項50〜60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項63】
インフルエンザウイルスに対する免疫応答を誘導する方法であって、前記方法は、アジュバント又はオプソニン及び1つ以上の抗原提示系を含有する有効量の組成物を動物に投与する工程を含み、前記抗原提示系の各々が、パパイヤモザイクウイルス(PapMV)又はPapMVコートタンパク質を含むVLPと併用される1つ以上のインフルエンザウイルス抗原を含む抗原提示系からなる方法。
【請求項64】
前記組成物がアジュバントを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
前記アジュバントがPapMV又はPapMV VLPを含む、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記VLPが、前記VLPを形成するように自己組織化することができる修飾PapMVコートタンパク質を含む、請求項63〜65のいずれか一項に記載の方法。
【請求項67】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又は前記VLPのコートタンパク質に結合している、請求項63〜66に記載の方法。
【請求項68】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が前記PapMV又はVLPに結合していない、請求項63〜66に記載の方法。
【請求項69】
前記系がVLPを含み、かつ前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原がVLPの前記コートタンパク質に遺伝子的に融合している、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記1つ以上のインフルエンザウイルス抗原が、前記PapMV又はVLPの前記コートタンパク質に共有結合している、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2タンパク質に由来する、請求項63〜70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記インフルエンザウイルス抗原の少なくとも1つがM2eペプチド又はそのフラグメントである、請求項63〜70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項73】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号1又は3に示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項63〜72のいずれか一項に記載の方法。
【請求項74】
前記抗原提示系がVLPを含み、前記VLPが、配列番号4、47及び48のいずれか1つに示される配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有するPapMVコートタンパク質を含む、請求項63〜67及び69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項75】
前記免疫応答が体液性応答を含む、請求項63〜74のいずれか一項に記載の方法。
【請求項76】
前記動物がヒトである、請求項63〜75のいずれか一項に記載の方法。
【請求項77】
前記動物が非ヒト動物である、請求項63〜75のいずれか一項に記載の方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図23】
【図24】
【図27】
【図34】
【図35】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図5】
【図12】
【図22】
【図25】
【図26】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図36】
【図37】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図23】
【図24】
【図27】
【図34】
【図35】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図5】
【図12】
【図22】
【図25】
【図26】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図36】
【図37】
【公表番号】特表2010−508860(P2010−508860A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536573(P2009−536573)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際出願番号】PCT/CA2007/002069
【国際公開番号】WO2008/058396
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(509135795)フォリア バイオテック インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際出願番号】PCT/CA2007/002069
【国際公開番号】WO2008/058396
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(509135795)フォリア バイオテック インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
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