パワーコンバータ回路及び方法
複数のタイプが異なるスイッチングパワーコンバータの動作を同時に調整するコントロールシステムおよび方法。本システムは、パワーコンバータでサンプリングされたデータ及び非線形フィードバック制御ループの調整に用いる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
パワーコンバータの出力ターミナルにおける負荷に印加される出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが、前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択的に接続されるインダクタを具える方法において、
第1の時間インターバル間に前記出力電圧を検知するステップと;
前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバルの内に、前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの次の電流値を計算するステップと;
前記計算した次の電流と、前記インダクタの飽和電流に応じて、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて前記第2の時間インターバル間に前記インダクタ内の電流を変化させるステップであって、前記デューティサイクルが前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続する前記第2の時間インターバルの部分であるステップと:
を具えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記第1及び第2の時間インターバルが同じ期間であることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法が更に、前記第2の時間インターバルに続く第3の時間インターバルの間に、前記第3の時間インターバルのデューティサイクルを、前記インダクタの電流の平均が前記負荷によって引き出される電流の平均とほぼ同じになるように変化させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記出力電圧と前記ターゲット電圧が、前記第3の時間インターバルの開始時点においてほぼ同じであることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、前記計算された次の電流に対応するデューティサイクルが予め決められた最小値よりも低く、前記方法が、この最小値を前記第2の時間インターバルの間に前記スイッチに印加し、前記第2の時間インターバルに続く一又はそれ以上の時間インターバルの間0%のデューティサイクルを保つことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルを変化させ、前記インダクタに流れる結果としての電流を測定することによって、前記インダクタのインダクタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルを変化させ、ある時間インターバル中に前記コンデンサにかかる電圧の変化を測定することによって、前記出力コンデンサのキャパシタンスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルと、前記出力電圧と、入力電圧を用いて効率値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、前記パワーコンバータが更に基準抵抗を具え、前記方法が更に、前記デューティサイクルと前記スイッチの開閉の直前にサンプリングされる基準レジスタにかかる電圧を用いて、平均インダクタ電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、前記方法が更に、前記出力電圧のサンプルからリップル電圧を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、前記方法が更に、前記平均電流と前記リップル電圧を用いて出力コンデンサの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項1に記載の方法において、前記パワーコンバータが基準抵抗を更に具え、前記方法が更に、前記入力電圧と前記基準抵抗の電圧とから前記スイッチの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、同じデューティサイクルと異なる期間における時間インターバルを用いて計算された効率値に基づいて効率ロスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法において、前記第1の時間インターバルで検知した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が所定の値より小さい場合に、前記第2の時間インターバルのデューティサイクルが変化しないことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧との差の大きさに応じた量まで変化することを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法において、前記第1の時間インターバルの間に検出した前記出力電圧と前記ターゲット電圧との差の大きさに比例したより大きな値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1に記載の方法において、前記デューティサイクルが100%以下の所定の値より低い値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法において、前記デューティサイクルが0%以上の所定の値より高い値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項1に記載の方法において、前記検出した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が、所定の値より小さいときに、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバル間に変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバルにおける前記差を蓄積するステップと;
前記蓄積された差が所定の値を超える場合に、前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップ;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項21】
請求項1に記載の方法において、前記検出した出力電圧と前記ターゲット電圧の差が所定の値より小さいときに、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバルの間変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバルにおける前記差をモニタするステップと;
前記複数の時間インターバルにおいて前記差が持続する場合に、続く時間インターバルにおいて、前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップ;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項22】
パワーコンバータの出力ターミナルの負荷にかかる出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが前記出力ターミナルと接地基準との間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準との間のスイッチによって選択的に接続されているインダクタとを具える方法において、当該方法が:
第1の時間インターバル間の前記出力電圧を検知するステップと;
前記パワーコンバータのリニアモデルに従って前記インダクタの次の電流値を計算するステップであって、前記次の電流値が前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバル内で前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な値であるステップと;
前記計算した次の電流と前記インダクタの飽和電流とに応じて、前期スイッチのデューティサイクルを変化させて前記第2の時間インターバル間の前記インダクタの電流を変更するステップであって、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバルの一部であって、その間前記スイッチが前記インダクタを前記パワーサプライに接続するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが更に、100%のデューティサイクルで実行されるように計算された第2の次の電流値に応じて変化することを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが更に、0%のデューティサイクルで実行されるように計算された第2の次の電流値に応じて変化することを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項22に記載の方法において、前記リニアモデルが、前記インダクタの現電流の増分変化に基づいて次の電流値を持続することを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法において、前記次の電流値が前記電流デューティサイクルによって重み付けされていることを特徴とする方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法において、前記第1及び第2のインターバルが、前記パワーコンバータの最大基本周波数の周期より実質的に短いことを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項22に記載の方法が、更に、負荷電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項22に記載の方法が、更に、前記出力コンデンサの電圧を予測するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項30】
平衡状態を実行するべくデューティサイクルを変化させる方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法において、前記平衡状態が、前記出力電圧が前記ターゲット電圧と実質的に同じである状態を具えることを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法において、前記平衡状態が更に、前記インダクタ電流が負荷電流と実質的に同じである状態を具えることを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法において、前記平衡状態が更に、前記インダクタ電流が実質的に一定に保たれている状態を具えることを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項22に記載の方法において、前記計算された次の電流に対応するデューティサイクルが所定の最小値より小さいとき、前記方法が、前記第2の時間インターバル中に当該最小値を前記スイッチに与え、前記第2の時間インターバルに続く一又はそれ以上の時間インターバル間に0%デューティサイクルを維持することを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項22に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルを変化させ、前記インダクタにかかる結果としての電圧を測定することによって前記インダクタのインダクタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項22に記載が更に、前記デューティサイクルを変化させ、一の時間インターバル中に前記コンデンサにかかる電圧の変化を測定することによって前記出力コンデンサのキャパシタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項22に記載の方法が更に、前記デューティサイクルと、前記出力電圧と、入力電圧を用いて効率値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項37に記載の方法が更に、前記出力電圧のサンプルからリップル電圧を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項38に記載の方法が更に、前記平均電流と前記リップル電圧を用いて前記出力コンデンサの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項22に記載の方法において、前記パワーコンバータが更に基準抵抗を具え、前記方法が更に、前記入力電圧と前記基準抵抗の電圧から前記スイッチにおける寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項22に記載の方法において、前記方法が更に、同じデューティサイクルと異なる期間における時間インターバルを用いて計算した効率値に基づいて効率ロスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項42】
請求項22に記載の方法において、前記第1の時間インターバルで検出した出力電圧とターゲット電圧との差が所定の値より小さい場合に、前記第2の時間インターバルにおけるデューティサイクルが変化しないことを特徴とする方法。
【請求項43】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量以下にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項44】
請求項43に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバルの間に検出された前記出力電圧と前記ターゲット電圧との差の大きさに応じた値にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項45】
請求項44に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧間の差の大きさに比例して、より大きな値にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項46】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが、1以下の所定の値以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項47】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが、0以上の所定の値以上まで変化することを特徴とする方法。
【請求項48】
請求項22に記載の方法において、前記検知した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が所定の値以下である場合、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバル中変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバル中前記差を蓄積するステップと;
前記蓄積した差が所定の値を超えるときに前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項49】
請求項22に記載の方法において、前記検知した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が所定の値以下である場合、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバル中変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバル中の前記差をモニタするステップと;
前記差が前記複数の時間インターバル中持続するときに、前記デューティサイクルを変化させて、続く時間インターバルにおける前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項50】
パワーコンバータの出力ターミナルの負荷に印加する出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択可能に接続されているインダクタと、前記インダクタの電流を検出するための基準抵抗を具える方法において、前記方法が:
モデルパワーコンバータのパラメータ値を、前記出力電圧と前記インダクタの電流の検知に基づいて計算するステップであって、前記パラメータが前記インダクタの一又はそれ以上のインダクタ値と、前記出力コンデンサのキャパシタンス値と、前記インダクタと前記出力コンデンサの寄生抵抗とを具えるステップと;
その後、複数の時間インターバルの各々において、
その時間インターバル間の出力電圧を検出するステップと;
前記時間インターバルに続く第2の時間インターバル中に、前記モデルによって、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させることによって前記出力電圧を調整するステップであって、前記デューティサイクルが、前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続している間前記第2の時間インターバルの一部であるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項51】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルを変化させ、前記インダクタにかかる結果としての電圧を測定することによって前記インダクタのインダクタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項52】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルを変化させ、一の時間インターバル中に前記キャパシタにかかる電圧の変化を測定することによって前記出力コンデンサのキャパシタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項53】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルと、前記出力電圧と、入力電圧を用いて効率値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項54】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルと、前記スイッチの開と閉の直前にサンプリングされた前記基準抵抗にかかる電圧とを用いて平均インダクタ電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記出力電圧のサンプルからのリップル電圧を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項56】
請求項55に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが更に、前記平均電流と前記リップル電圧を用いて出力コンデンサの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記入力電圧と前記基準抵抗の電圧とから前記スイッチの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項58】
請求項38に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、同じデューティサイクルと、異なる期間における時間インターバルを用いて計算した効率値に基づいて効率ロスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項59】
パワーコンバータの出力ターミナルの負荷に印加する出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択可能に接続されているインダクタとを具える方法において、前記方法が:
第1の時間インターバル間に出力電圧を検出するステップと;
前記検出された出力電圧が、所定の値によってターゲット電圧から得られる場合に、
前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバル内で前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの次の電流値を計算するステップと;
前記計算した次の電流に応じて、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて前記第2の時間インターバルの間に前記インダクタの電流を変化させるステップであって、前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続している間、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバルの一部であるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項60】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量より小さい量まで変化することを特徴とする方法。
【請求項61】
請求項60に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検出した出力電圧と前記ターゲット電圧との差の大きさに応じた値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項62】
請求項61に記載の方法において、前記デューティサイクルが前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧との差の大きさに比例して、より大きな値にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項63】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記インダクタを飽和電流にするのに必要な量以下の値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項64】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、1以下の所定の値以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項65】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、0以上の所定の値以上まで変化することを特徴とする方法。
【請求項66】
請求項59に記載の方法において、ターゲット電圧について高リミットと低リミットが規定されており、前記検出した電圧が、前記所定の電圧より大きく、前記高リミットと低リミット間にあるターゲット電圧から派生したものであるときに、前記次の電流値と前記デューティサイクルの結果としての変化が固定値として提供されていることを特徴とする方法。
【請求項67】
請求項66に記載の方法において、前記検出した電圧が前記高リミットと低リミットとの間にある場合に、前記パワーコンバータが低電力モードで稼動することを特徴とする方法。
【請求項68】
パワーコンバータの出力ターミナルにおける負荷に印加される出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが、前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択的に接続されたインダクタとを具える方法において、
第1の時間インターバル間に前記出力電圧と前記インダクタの電流を検知するステップと;
前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバルの間に、前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの次の電流値を計算するステップと;
前記計算した次の電流に応じて前記スイッチのデューティサイクルを所定のレンジ内で変化させて前記第2の時間インターバル間に前記インダクタ内の電流を変化させるステップであって、前記デューティサイクルが前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続する前記第2の時間インターバルの部分であるステップと:
を具えることを特徴とする方法。
【請求項69】
請求項68に記載の方法において、前記所定のレンジが100%以下である最大デューティサイクルによって制限されることを特徴とする方法。
【請求項70】
請求項68に記載の方法において、前記所定のレンジが0%以上である最小デューティサイクルによって制限されることを特徴とする方法。
【請求項71】
請求項68に記載の方法において、前記デューティサイクルが前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項72】
請求項71に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバルの間に検出された出力電圧と、前記ターゲット電圧間の差の大きさに応じた値によって変化することを特徴とする方法。
【請求項73】
請求項72に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧間の差の大きさに比例して、より大きな値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項74】
請求項68に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記インダクタを飽和電流にするのに必要な量以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項75】
請求項68に記載の方法において、前記パワーコンバータが前記電源に接続された複数のパワーコンバータの一つであることを特徴とする方法。
【請求項76】
パワーコンバータの出力ターミナルにおける負荷に印加される出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが、前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記設置基準間のスイッチによって選択的に接続されるインダクタを具える方法において、
電力イベントと、対応する開ループ応答をメモリ装置に格納するステップと;
複数の時間インターバル間に前記出力電圧と前記インダクタの電流を検出するステップと;
各時間インターバルについて、
前記検出した出力電圧と前記検出した電流とを前記メモリ装置に格納するステップと;
前記検出した出力電圧と、前記メモリ装置に格納されている一又はそれ以上の事前の時間インターバルの検出した電流が、前記格納した電力イベントに合致するかどうかを比較するステップと;
を具え、
合致が見出せない場合に、閉ループ応答を提供し、
前記即時サイクルにおける前記検出した出力電圧と前記検出した電流に基づいて次の電流を計算するステップと;
前記計算した次の電流に応じて、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて、前記直後の時間インターバルの間の前記インダクタの電流を変化させるステップであって、合致が見出せない場合に、前記デューティサイクルが、前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続している間前記第2の時間インターバルの一部であるステップと;
合致が見出された場合に、
前記メモリ装置から検索を行い、対応する開ループ応答を提供するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項77】
請求項76に記載の方法において、前記比較が有限状態のマシーンによって行われることを特徴とする方法。
【請求項78】
請求項76に記載の方法において、前記対応する開ループ応答が、一又はそれ以上の時間インターバルの間適用すべきデューティサイクルのバリエーションのスケジュールを具えることを特徴とする方法。
【請求項79】
請求項76に記載の方法において、前記閉ループ応答の提供が、前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバルの間に、前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項80】
請求項76に記載の方法において、前記開ループ応答に対する期待回路を前記電力イベントと共に前記メモリ装置に保存するステップと;
前記開ループ応答が適用されている間に、
各時間インターバルにおける前記検出出力電圧と前記検出インダクタ電流を前記期待回路応答と比較するステップと;
前記比較が、前記期待回路応答からのずれている場合に、対応する開ループ応答の適用を中止するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項81】
請求項76に記載の方法において、前記検出電圧と前記ターゲット電圧の差が所定の値より小さい場合、前記デューティサイクルが直後の時間インターバルの間変化せず、前記方法が更に、
複数の時間インターバルにおける前記差を蓄積するステップと;
前記蓄積した差が所定の値を超えるときに、前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項82】
請求項76に記載の方法において、前記検出電圧と前記ターゲット電圧の差が所定の値より小さい場合、前記デューティサイクルが直後の時間インターバルの間変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバルの前記差をモニタするステップと;
前記差が前記複数の時間インターバル中持続している場合に、続く時間インターバルにおいて前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項83】
請求項76に記載の方法において、前記メモリ装置に複数の電力イベントと対応する開ループ応答が保存されており、前記方法が更に:
前記開ループに対する期待回路応答を各電力イベントと共に前記メモリ装置に保存するステップと;
前記開ループ応答が適用される間に:
各時間インターバルにおける前記検出出力電圧と前記検出インダクタ電流を前記期待回路応答と比較するステップと;
前期比較ステップが前記期待回路応答からずれている場合に:
前記検出出力電圧と前記検出電流が、前記メモリ装置に保存されている第1の電力イベントと前記第1の電力イベントの重なりに合致するかどうかの決定を行うステップと;
前記決定が重なりの合致を表示する場合に、前記第1及び第2の電力イベントに対応する前記開ループ応答の重なりに応じて前記デューティサイクルを変化させるステップと;
前記決定が重なりの合致を表示しない場合に、前記回ループ応答を事実上中断するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項1】
パワーコンバータの出力ターミナルにおける負荷に印加される出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが、前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択的に接続されるインダクタを具える方法において、
第1の時間インターバル間に前記出力電圧を検知するステップと;
前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバルの内に、前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの次の電流値を計算するステップと;
前記計算した次の電流と、前記インダクタの飽和電流に応じて、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて前記第2の時間インターバル間に前記インダクタ内の電流を変化させるステップであって、前記デューティサイクルが前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続する前記第2の時間インターバルの部分であるステップと:
を具えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記第1及び第2の時間インターバルが同じ期間であることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法が更に、前記第2の時間インターバルに続く第3の時間インターバルの間に、前記第3の時間インターバルのデューティサイクルを、前記インダクタの電流の平均が前記負荷によって引き出される電流の平均とほぼ同じになるように変化させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記出力電圧と前記ターゲット電圧が、前記第3の時間インターバルの開始時点においてほぼ同じであることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、前記計算された次の電流に対応するデューティサイクルが予め決められた最小値よりも低く、前記方法が、この最小値を前記第2の時間インターバルの間に前記スイッチに印加し、前記第2の時間インターバルに続く一又はそれ以上の時間インターバルの間0%のデューティサイクルを保つことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルを変化させ、前記インダクタに流れる結果としての電流を測定することによって、前記インダクタのインダクタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルを変化させ、ある時間インターバル中に前記コンデンサにかかる電圧の変化を測定することによって、前記出力コンデンサのキャパシタンスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルと、前記出力電圧と、入力電圧を用いて効率値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、前記パワーコンバータが更に基準抵抗を具え、前記方法が更に、前記デューティサイクルと前記スイッチの開閉の直前にサンプリングされる基準レジスタにかかる電圧を用いて、平均インダクタ電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、前記方法が更に、前記出力電圧のサンプルからリップル電圧を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、前記方法が更に、前記平均電流と前記リップル電圧を用いて出力コンデンサの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項1に記載の方法において、前記パワーコンバータが基準抵抗を更に具え、前記方法が更に、前記入力電圧と前記基準抵抗の電圧とから前記スイッチの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、前記方法が更に、同じデューティサイクルと異なる期間における時間インターバルを用いて計算された効率値に基づいて効率ロスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法において、前記第1の時間インターバルで検知した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が所定の値より小さい場合に、前記第2の時間インターバルのデューティサイクルが変化しないことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧との差の大きさに応じた量まで変化することを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法において、前記第1の時間インターバルの間に検出した前記出力電圧と前記ターゲット電圧との差の大きさに比例したより大きな値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1に記載の方法において、前記デューティサイクルが100%以下の所定の値より低い値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法において、前記デューティサイクルが0%以上の所定の値より高い値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項1に記載の方法において、前記検出した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が、所定の値より小さいときに、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバル間に変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバルにおける前記差を蓄積するステップと;
前記蓄積された差が所定の値を超える場合に、前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップ;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項21】
請求項1に記載の方法において、前記検出した出力電圧と前記ターゲット電圧の差が所定の値より小さいときに、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバルの間変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバルにおける前記差をモニタするステップと;
前記複数の時間インターバルにおいて前記差が持続する場合に、続く時間インターバルにおいて、前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップ;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項22】
パワーコンバータの出力ターミナルの負荷にかかる出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが前記出力ターミナルと接地基準との間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準との間のスイッチによって選択的に接続されているインダクタとを具える方法において、当該方法が:
第1の時間インターバル間の前記出力電圧を検知するステップと;
前記パワーコンバータのリニアモデルに従って前記インダクタの次の電流値を計算するステップであって、前記次の電流値が前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバル内で前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な値であるステップと;
前記計算した次の電流と前記インダクタの飽和電流とに応じて、前期スイッチのデューティサイクルを変化させて前記第2の時間インターバル間の前記インダクタの電流を変更するステップであって、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバルの一部であって、その間前記スイッチが前記インダクタを前記パワーサプライに接続するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが更に、100%のデューティサイクルで実行されるように計算された第2の次の電流値に応じて変化することを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが更に、0%のデューティサイクルで実行されるように計算された第2の次の電流値に応じて変化することを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項22に記載の方法において、前記リニアモデルが、前記インダクタの現電流の増分変化に基づいて次の電流値を持続することを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法において、前記次の電流値が前記電流デューティサイクルによって重み付けされていることを特徴とする方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法において、前記第1及び第2のインターバルが、前記パワーコンバータの最大基本周波数の周期より実質的に短いことを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項22に記載の方法が、更に、負荷電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項22に記載の方法が、更に、前記出力コンデンサの電圧を予測するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項30】
平衡状態を実行するべくデューティサイクルを変化させる方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法において、前記平衡状態が、前記出力電圧が前記ターゲット電圧と実質的に同じである状態を具えることを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法において、前記平衡状態が更に、前記インダクタ電流が負荷電流と実質的に同じである状態を具えることを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法において、前記平衡状態が更に、前記インダクタ電流が実質的に一定に保たれている状態を具えることを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項22に記載の方法において、前記計算された次の電流に対応するデューティサイクルが所定の最小値より小さいとき、前記方法が、前記第2の時間インターバル中に当該最小値を前記スイッチに与え、前記第2の時間インターバルに続く一又はそれ以上の時間インターバル間に0%デューティサイクルを維持することを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項22に記載の方法において、前記方法が更に、前記デューティサイクルを変化させ、前記インダクタにかかる結果としての電圧を測定することによって前記インダクタのインダクタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項22に記載が更に、前記デューティサイクルを変化させ、一の時間インターバル中に前記コンデンサにかかる電圧の変化を測定することによって前記出力コンデンサのキャパシタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項22に記載の方法が更に、前記デューティサイクルと、前記出力電圧と、入力電圧を用いて効率値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項37に記載の方法が更に、前記出力電圧のサンプルからリップル電圧を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項38に記載の方法が更に、前記平均電流と前記リップル電圧を用いて前記出力コンデンサの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項22に記載の方法において、前記パワーコンバータが更に基準抵抗を具え、前記方法が更に、前記入力電圧と前記基準抵抗の電圧から前記スイッチにおける寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項22に記載の方法において、前記方法が更に、同じデューティサイクルと異なる期間における時間インターバルを用いて計算した効率値に基づいて効率ロスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項42】
請求項22に記載の方法において、前記第1の時間インターバルで検出した出力電圧とターゲット電圧との差が所定の値より小さい場合に、前記第2の時間インターバルにおけるデューティサイクルが変化しないことを特徴とする方法。
【請求項43】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量以下にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項44】
請求項43に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバルの間に検出された前記出力電圧と前記ターゲット電圧との差の大きさに応じた値にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項45】
請求項44に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧間の差の大きさに比例して、より大きな値にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項46】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが、1以下の所定の値以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項47】
請求項22に記載の方法において、前記デューティサイクルが、0以上の所定の値以上まで変化することを特徴とする方法。
【請求項48】
請求項22に記載の方法において、前記検知した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が所定の値以下である場合、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバル中変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバル中前記差を蓄積するステップと;
前記蓄積した差が所定の値を超えるときに前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項49】
請求項22に記載の方法において、前記検知した出力電圧と前記ターゲット電圧との差が所定の値以下である場合、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバル中変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバル中の前記差をモニタするステップと;
前記差が前記複数の時間インターバル中持続するときに、前記デューティサイクルを変化させて、続く時間インターバルにおける前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項50】
パワーコンバータの出力ターミナルの負荷に印加する出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択可能に接続されているインダクタと、前記インダクタの電流を検出するための基準抵抗を具える方法において、前記方法が:
モデルパワーコンバータのパラメータ値を、前記出力電圧と前記インダクタの電流の検知に基づいて計算するステップであって、前記パラメータが前記インダクタの一又はそれ以上のインダクタ値と、前記出力コンデンサのキャパシタンス値と、前記インダクタと前記出力コンデンサの寄生抵抗とを具えるステップと;
その後、複数の時間インターバルの各々において、
その時間インターバル間の出力電圧を検出するステップと;
前記時間インターバルに続く第2の時間インターバル中に、前記モデルによって、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させることによって前記出力電圧を調整するステップであって、前記デューティサイクルが、前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続している間前記第2の時間インターバルの一部であるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項51】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルを変化させ、前記インダクタにかかる結果としての電圧を測定することによって前記インダクタのインダクタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項52】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルを変化させ、一の時間インターバル中に前記キャパシタにかかる電圧の変化を測定することによって前記出力コンデンサのキャパシタンス値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項53】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルと、前記出力電圧と、入力電圧を用いて効率値を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項54】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記デューティサイクルと、前記スイッチの開と閉の直前にサンプリングされた前記基準抵抗にかかる電圧とを用いて平均インダクタ電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記出力電圧のサンプルからのリップル電圧を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項56】
請求項55に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが更に、前記平均電流と前記リップル電圧を用いて出力コンデンサの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項50に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、前記入力電圧と前記基準抵抗の電圧とから前記スイッチの寄生抵抗を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項58】
請求項38に記載の方法において、前記パラメータ値の計算ステップが、同じデューティサイクルと、異なる期間における時間インターバルを用いて計算した効率値に基づいて効率ロスを計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項59】
パワーコンバータの出力ターミナルの負荷に印加する出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択可能に接続されているインダクタとを具える方法において、前記方法が:
第1の時間インターバル間に出力電圧を検出するステップと;
前記検出された出力電圧が、所定の値によってターゲット電圧から得られる場合に、
前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバル内で前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの次の電流値を計算するステップと;
前記計算した次の電流に応じて、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて前記第2の時間インターバルの間に前記インダクタの電流を変化させるステップであって、前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続している間、前記デューティサイクルが前記第2の時間インターバルの一部であるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項60】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量より小さい量まで変化することを特徴とする方法。
【請求項61】
請求項60に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検出した出力電圧と前記ターゲット電圧との差の大きさに応じた値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項62】
請求項61に記載の方法において、前記デューティサイクルが前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧との差の大きさに比例して、より大きな値にまで変化することを特徴とする方法。
【請求項63】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記インダクタを飽和電流にするのに必要な量以下の値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項64】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、1以下の所定の値以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項65】
請求項59に記載の方法において、前記デューティサイクルが、0以上の所定の値以上まで変化することを特徴とする方法。
【請求項66】
請求項59に記載の方法において、ターゲット電圧について高リミットと低リミットが規定されており、前記検出した電圧が、前記所定の電圧より大きく、前記高リミットと低リミット間にあるターゲット電圧から派生したものであるときに、前記次の電流値と前記デューティサイクルの結果としての変化が固定値として提供されていることを特徴とする方法。
【請求項67】
請求項66に記載の方法において、前記検出した電圧が前記高リミットと低リミットとの間にある場合に、前記パワーコンバータが低電力モードで稼動することを特徴とする方法。
【請求項68】
パワーコンバータの出力ターミナルにおける負荷に印加される出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが、前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記接地基準間のスイッチによって選択的に接続されたインダクタとを具える方法において、
第1の時間インターバル間に前記出力電圧と前記インダクタの電流を検知するステップと;
前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバルの間に、前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの次の電流値を計算するステップと;
前記計算した次の電流に応じて前記スイッチのデューティサイクルを所定のレンジ内で変化させて前記第2の時間インターバル間に前記インダクタ内の電流を変化させるステップであって、前記デューティサイクルが前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続する前記第2の時間インターバルの部分であるステップと:
を具えることを特徴とする方法。
【請求項69】
請求項68に記載の方法において、前記所定のレンジが100%以下である最大デューティサイクルによって制限されることを特徴とする方法。
【請求項70】
請求項68に記載の方法において、前記所定のレンジが0%以上である最小デューティサイクルによって制限されることを特徴とする方法。
【請求項71】
請求項68に記載の方法において、前記デューティサイクルが前記出力電圧を前記ターゲット電圧にするのに必要な量以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項72】
請求項71に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバルの間に検出された出力電圧と、前記ターゲット電圧間の差の大きさに応じた値によって変化することを特徴とする方法。
【請求項73】
請求項72に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記第1の時間インターバル間に検知された出力電圧と、前記ターゲット電圧間の差の大きさに比例して、より大きな値まで変化することを特徴とする方法。
【請求項74】
請求項68に記載の方法において、前記デューティサイクルが、前記インダクタを飽和電流にするのに必要な量以下まで変化することを特徴とする方法。
【請求項75】
請求項68に記載の方法において、前記パワーコンバータが前記電源に接続された複数のパワーコンバータの一つであることを特徴とする方法。
【請求項76】
パワーコンバータの出力ターミナルにおける負荷に印加される出力電圧を調整する方法であって、前記パワーコンバータが、前記出力ターミナルと接地基準間に接続された出力コンデンサと、電源と前記設置基準間のスイッチによって選択的に接続されるインダクタを具える方法において、
電力イベントと、対応する開ループ応答をメモリ装置に格納するステップと;
複数の時間インターバル間に前記出力電圧と前記インダクタの電流を検出するステップと;
各時間インターバルについて、
前記検出した出力電圧と前記検出した電流とを前記メモリ装置に格納するステップと;
前記検出した出力電圧と、前記メモリ装置に格納されている一又はそれ以上の事前の時間インターバルの検出した電流が、前記格納した電力イベントに合致するかどうかを比較するステップと;
を具え、
合致が見出せない場合に、閉ループ応答を提供し、
前記即時サイクルにおける前記検出した出力電圧と前記検出した電流に基づいて次の電流を計算するステップと;
前記計算した次の電流に応じて、前記スイッチのデューティサイクルを変化させて、前記直後の時間インターバルの間の前記インダクタの電流を変化させるステップであって、合致が見出せない場合に、前記デューティサイクルが、前記スイッチが前記インダクタを前記電源に接続している間前記第2の時間インターバルの一部であるステップと;
合致が見出された場合に、
前記メモリ装置から検索を行い、対応する開ループ応答を提供するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項77】
請求項76に記載の方法において、前記比較が有限状態のマシーンによって行われることを特徴とする方法。
【請求項78】
請求項76に記載の方法において、前記対応する開ループ応答が、一又はそれ以上の時間インターバルの間適用すべきデューティサイクルのバリエーションのスケジュールを具えることを特徴とする方法。
【請求項79】
請求項76に記載の方法において、前記閉ループ応答の提供が、前記第1の時間インターバルの直後の第2の時間インターバルの間に、前記出力電圧をターゲット電圧にするのに十分な前記インダクタの電流を計算するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項80】
請求項76に記載の方法において、前記開ループ応答に対する期待回路を前記電力イベントと共に前記メモリ装置に保存するステップと;
前記開ループ応答が適用されている間に、
各時間インターバルにおける前記検出出力電圧と前記検出インダクタ電流を前記期待回路応答と比較するステップと;
前記比較が、前記期待回路応答からのずれている場合に、対応する開ループ応答の適用を中止するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項81】
請求項76に記載の方法において、前記検出電圧と前記ターゲット電圧の差が所定の値より小さい場合、前記デューティサイクルが直後の時間インターバルの間変化せず、前記方法が更に、
複数の時間インターバルにおける前記差を蓄積するステップと;
前記蓄積した差が所定の値を超えるときに、前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項82】
請求項76に記載の方法において、前記検出電圧と前記ターゲット電圧の差が所定の値より小さい場合、前記デューティサイクルが直後の時間インターバルの間変化せず、前記方法が更に:
複数の時間インターバルの前記差をモニタするステップと;
前記差が前記複数の時間インターバル中持続している場合に、続く時間インターバルにおいて前記デューティサイクルを変化させて前記インダクタの電流を変化させるステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項83】
請求項76に記載の方法において、前記メモリ装置に複数の電力イベントと対応する開ループ応答が保存されており、前記方法が更に:
前記開ループに対する期待回路応答を各電力イベントと共に前記メモリ装置に保存するステップと;
前記開ループ応答が適用される間に:
各時間インターバルにおける前記検出出力電圧と前記検出インダクタ電流を前記期待回路応答と比較するステップと;
前期比較ステップが前記期待回路応答からずれている場合に:
前記検出出力電圧と前記検出電流が、前記メモリ装置に保存されている第1の電力イベントと前記第1の電力イベントの重なりに合致するかどうかの決定を行うステップと;
前記決定が重なりの合致を表示する場合に、前記第1及び第2の電力イベントに対応する前記開ループ応答の重なりに応じて前記デューティサイクルを変化させるステップと;
前記決定が重なりの合致を表示しない場合に、前記回ループ応答を事実上中断するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13】
【図14】
【図15】
【図15A】
【図16】
【図17】
【図17A】
【図18】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図36A】
【図36B】
【図36C】
【図36D】
【図37】
【図37A】
【図37B】
【図37C】
【図37D】
【図37E】
【図38】
【図38A】
【図38B】
【図38C】
【図38D】
【図38E】
【図38F】
【図38G】
【図38H】
【図38I】
【図39】
【図40】
【図40A】
【図40B】
【図40C】
【図40D】
【図40E】
【図40F】
【図40G】
【図40H】
【図40I】
【図40J】
【図40K】
【図41】
【図42】
【図42A】
【図42B】
【図43】
【図43A】
【図43B】
【図43C】
【図44】
【図44A】
【図45】
【図45A】
【図45B】
【図45C】
【図46】
【図46A】
【図46B】
【図46C】
【図46D】
【図46E】
【図47】
【図48】
【図48A】
【図49】
【図49A】
【図50】
【図50A】
【図51】
【図51A】
【図51B】
【図51C】
【図51D】
【図51E】
【図51F】
【図51G】
【図51H】
【図51I】
【図51J】
【図51K】
【図51L】
【図51M】
【図51N】
【図51O】
【図51P】
【図52】
【図53】
【図54】
【図54A】
【図54B】
【図54C】
【図55】
【図55A】
【図55B】
【図55C】
【図55D】
【図55E】
【図55F】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13】
【図14】
【図15】
【図15A】
【図16】
【図17】
【図17A】
【図18】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図36A】
【図36B】
【図36C】
【図36D】
【図37】
【図37A】
【図37B】
【図37C】
【図37D】
【図37E】
【図38】
【図38A】
【図38B】
【図38C】
【図38D】
【図38E】
【図38F】
【図38G】
【図38H】
【図38I】
【図39】
【図40】
【図40A】
【図40B】
【図40C】
【図40D】
【図40E】
【図40F】
【図40G】
【図40H】
【図40I】
【図40J】
【図40K】
【図41】
【図42】
【図42A】
【図42B】
【図43】
【図43A】
【図43B】
【図43C】
【図44】
【図44A】
【図45】
【図45A】
【図45B】
【図45C】
【図46】
【図46A】
【図46B】
【図46C】
【図46D】
【図46E】
【図47】
【図48】
【図48A】
【図49】
【図49A】
【図50】
【図50A】
【図51】
【図51A】
【図51B】
【図51C】
【図51D】
【図51E】
【図51F】
【図51G】
【図51H】
【図51I】
【図51J】
【図51K】
【図51L】
【図51M】
【図51N】
【図51O】
【図51P】
【図52】
【図53】
【図54】
【図54A】
【図54B】
【図54C】
【図55】
【図55A】
【図55B】
【図55C】
【図55D】
【図55E】
【図55F】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【公表番号】特表2006−506937(P2006−506937A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−553795(P2004−553795)
【出願日】平成15年11月13日(2003.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2003/036641
【国際公開番号】WO2004/047265
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(505175766)ファイアー ストーム,インク. (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年11月13日(2003.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2003/036641
【国際公開番号】WO2004/047265
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(505175766)ファイアー ストーム,インク. (3)
【Fターム(参考)】
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