説明

ビデオプレーヤを用いた商取引の方法及びシステム

本発明は、DVD又は高解像度ビデオプレーヤのようなコンシューマ用ビデオプレイバック装置を用いて、ビデオ中に登場する商品を購入しうるようにするものである。本発明によるビデオディスクは、宣伝又は販売用の商品の表示に対応するトリガ又はコマンドと共に特別に符号化されたビデオを有する。ビデオディスクは、例えばDVDにすることができ、ビデオは動画にすることができる。プレイバック装置は、これらのトリガを認識するよう構成されており、ユーザに商品が購入可能であることを示す。商品がビデオに表示されると、その商品が購入可能であることをユーザに示すインジケータがスクリーン上に現れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DVDのようなビデオディスクに関するコマースを行うシステム及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
双方向テレビジョン及びテレビジョン商取引は、現在、多くの企業により認識され推進されている。双方向TV用のアプリケーションソフトを開発している企業には、WINK社や、OpenTV社や、ABC’s Enhanced TV社や、GoldPocket Interactive社がある。Scientific AtlantaやMotorola等の企業は、双方向テレビジョンシステム用のセットトップボックスを製造している。
【0003】
先進テレビ拡張フォーラム(ATVEF)と称される、高機能テレビジョンのプログラムの制作及び配給を促進する為の高機能コンテンツフォーラムも存在する。このATVEFは、放送及びケーブルのネットワーク業界、テレビジョン流通業界、コンシューマ向け電子機器業界及びPC業界を代表する企業からなる産業横断的な企業同盟である。この企業同盟は、ハイパーテキストマークアップラングエージ(HTML)に基づく高機能テレビジョンのためのプロトコルを定めており、これにより、コンテンツ制作者が、全ての通信形態(アナログ、デジタル、ケーブル及び衛星)により高機能プログラムをいかなるインテリジェントレシーバにも送れるようになっている。
【0004】
殆どの双方向テレビジョンの実現には、PC又はテレビジョンセットトップボックスへの広帯域機構(ケーブルモデム、インターネット接続)を介しての、ユーザに対するマルチメディア資産又はトリガの送信を伴う。放送センターが、セットトップボックスに信号を送信しコンテンツを表示させる。ユーザのセットトップボックスが、インターネットバックチャネルを有する場合には、ユーザは、キーボード、マウス又は遠隔制御部を用いて、宣伝されている商品について更に情報を要求したり、クーポンを受け取ったり、更には宣伝されている商品を購入することさえできる。
【0005】
米国においては、セットトップボックスに基づくテレビジョン商取引は未だ定着するに至っていない。現在の実現状態においては、セットトップボックスはコンシューマにとってあまり魅力的とはいえない。セットトップボックスは、高価で且つ速度が遅く表示能力が制限されている。また、通常の放送技術によっては、これらのセットトップボックスに多量の魅力的で上質な宣伝コンテンツを送信するのは困難である。
【0006】
従って、テレビジョン商取引に関するコンテンツはほとんどなく、既存のテレビジョン商取引のコンテンツによる実績は、インターネット商取引による実績を大幅に下回っている。
【0007】
企業が多額の投資をして、動画及び他の映画に自社商品の広告を入れることはよく知られてることである。例えば、著名な俳優が自社のブランドの清涼飲料水を飲んだり、新しいデザインの靴を履いたりサングラスをかけたりしているのを見せることにより、特に、ターゲットとする年齢層の消費者に流行を生ぜしめることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、視聴者が、動画又はその他のビデオ製品で紹介される商品を購入するのを容易にするのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、DVD又は高機能ビデオプレーヤのようなビデオプレイバック装置を用いることにより、ビデオに登場する商品を購入可能にするものである。ビデオには、ビデオ内で商品が表示される位置に対応するトリガが与えられている。プレイバック装置は、これらのトリガを認識し商品が購入可能であることをユーザに知らせるよう構成されている。購入可能な商品がビデオ内に表示されると、その商品が購入可能であることをユーザに知らせるインジケータがスクリーン上に現れる。インジケータは、例えばアイコン又はグラフィックのような視覚的なものとすることができる。また、インジケータを音にすることもできる。
【0010】
一例においては、ビデオディスクに、宣伝又は販売用の商品の表示に対応するトリガと共に特別に符号化されたビデオが含まれるようにする。ビデオディスクは、例えばDVDにすることができ、ビデオは動画にすることができる。
【0011】
他の例では、ビデオディスクが、ビデオ及びトリガデータを有する。但し、トリガデータは、ビデオと共に符号化する必要のないものである。例えば、トリガは、トリガが何時何処で起こるかについてビデオ中の時間を示すタイムを有しうる。トリガは、リストとしてコンパイルし、ファイルにセーブすることができる。他の例では、トリガを、データベーステーブルのデータベースエントリーとしてリスト化することができる。更に他の例では、トリガは、ビデオと同時に再生される個別のビデオトラックに符号化することができる。ファイル又はデータベーステーブルは、ビデオディスクに設けることができる。
【0012】
他の例では、ビデオと別にトリガデータを提供する。例えば、インターネット接続を介して、トリガをビデオプレイバック装置に提供することができ、その後のアクセスの為に、このビデオプレイバック装置のメモリに記憶させることができる。従って、ビデオディスクは、商品の購入を可能にするためのトリガデータをディスク上に有してなくてもよい。その代わり、この場合、ビデオプレイバック装置は、インターネット接続のような通信リンクを介して、ビデオディスク上のビデオに対応するトリガデータを要求する。トリガデータは、ダウンロードしてプレイバック装置上のメモリにセーブすることができる。他の例では、プレイバック装置がトリガデータを要求しなくても、コンテンツプロバイダが、プレイバック装置にトリガデータを送信するようにする。
【0013】
ビデオに表示される商品の購入は、種々の方法で行うことができる。一例において、ユーザが、対応するトリガデータを有するビデオを視聴する。そして、対応するトリガを有する商品が表示されたら、インジケータを表示させる。ユーザは、ビデオを視聴し続けてもよいし、中断してもよい。
【0014】
一例においては、スクリーン上のインジケータにより、ユーザが商品を「ウィッシュリスト」に加えたいのかどうかを確認する。ユーザは遠隔制御を用いて応答する。ユーザは、ビデオの視聴を継続し、その後でウィッシュリストを訪れて商品の購入を完了することができる。
【0015】
或いは又、他の例では、ユーザは、ビデオの再生を中断して商品を購入することができる。商品の購入は、視聴者をウェブサイトに向かわせそこで商品購入取引を完了するものでもよい。従って、ビデオプレイバック装置は、ウェブサイトにアクセスしこれを表示しうるよう構成することができる。
【0016】
ある例では、ビデオに表示される商品に関する詳細な商品情報を視聴者に提供する。このような例では、上述したのと同様にトリガを使用するが、ユーザは、商品に関する更に詳細な情報を要求しうる。この商品情報は、インターネット接続を介してプレイバック装置にダウンロードさせることもできるし、ビデオディスク上のビデオと共に用意しておくこともできる。
【0017】
本発明の上述した及び他の目的、特徴及び利点は、本発明の特徴及び利点を説明する以下の代表的な実施例の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0018】
詳細な説明
以下の代表的な実施例の説明においては、本願の開示内容を実施しうる本発明の一部である特定の実施例を示す添付図面を参照する。本願の開示範囲を逸脱することなく、他の実施例を用いたり、構造的及び機能的な変更を加えうることを理解されたい。
【0019】
本発明によれば、DVD又は高解像度ビデオプレーヤのようなビデオプレイバック装置を用いることにより、ビデオ内に登場する商品を購入しうるようになる。ビデオ内で商品が表示される位置に対応するトリガをビデオに付与する。プレイバック装置は、これらのトリガを認識し商品が購入可能であることをユーザに示す。ビデオに購入可能な商品が表示されると、その商品が購入可能であることをユーザに示すインジケータがスクリーン上に現れる。このインジケータは、例えば、アイコン又はグラフィックのような視覚的なものにすることができる。また、インジケータを音にすることもできる。
【0020】
図1は、本発明による代表的なビデオ商取引システムのブロックダイヤグラムを示している。
【0021】
ブロック100に示されているように、視聴者に提供されるべき購入用の商品が表示されるビデオ内の位置に関してビデオを調査する。ビデオは、例えば動画とする。ビデオの調査処理は手動の処理とすることができる。
【0022】
このビデオ内で識別された位置に基づき、ブロック110に示されるようにトリガデータを生成する。このトリガデータ120は種々の形態にすることができ、トリガは多くの方法で実行することができる。
【0023】
一例においては、トリガデータ120をビデオと共に符号化して、ブロック140に示されるようにビデオディスク160上に設ける。ビデオディスク160は、例えばDVDにすることができ、ビデオは動画にすることができる。或いは又、ビデオディスクは、ビデオデータを提供するビデオCD(VCD)、DVD−ROM、Divxディスク又はその他の任意の媒体にすることもできる。
【0024】
例えば、消費者が本発明によるビデオディスクを購入し、家に持ち帰り、それを本発明によるビデオプレーヤにセットする。そして、ビデオプレーヤのスイッチをオンしてこのディスクのコンテンツを視聴する。動画には、ブランド名の入ったソーダからビロード玩具まで多くの商品が紹介されている。このビデオディスクには更に、このような商品の表示に対応するトリガが含まれている。これらのトリガを認識するようにビデオプレイバック装置内の論理が構成されている。次に、これらトリガは、プロセッサで実行される論理処理によりユーザに対してインジケータを表示させる。インジケータは、種々の形態にすることができる。ビデオを一時停止させると、或いは一時停止させなくても、商品のアニメーショングラフィックが、「ショッピングカートに入れる」のように書かれたボタンと共にスクリーン上に現れる。遠隔制御部の「Enter(エンター)」キーを押すことにより、この「ショッピングカートに入れる」を選択する。プロセッサは、全ての選択をビデオプレーヤ内の不揮発性メモリ内に記憶させる。
【0025】
他の実施例においては、トリガデータ120をビデオ又はビデオディスク160は別に付与する。例えば、インターネット接続175を介してトリガデータをビデオプレイバック装置180に付与し、後のアクセスのためにビデオプレイバック装置180のメモリに記憶させておくことができる。従って、ビデオディスク160には、商品を購入可能にする為のディスク上のトリガデータ120を含ませる必要はない。その代わりに、ビデオプレイバック装置180は、インターネット170への接続を利用する等して通信リンク175を介して、ビデオディスク上のビデオに対応するトリガデータ120を要求する。このトリガデータはダウンロードすることができ、ビデオプレイバック装置180のメモリにセーブすることができる。他の実施例では、ビデオプレイバック装置がデータを要求しなくても、コンテンツプロバイダが、トリガデータをビデオプレイバック装置に送信するようにする。トリガデータは、例えば中央サーバ150に記憶させておくことができる。
【0026】
更に他の実施例では、消費者が、例えば動画が含むビデオディスクを購入し、それを本発明によるビデオプレーヤにセットする。この例では、ビデオディスクはトリガデータを含まない。しかし、ビデオプレーヤは、ディスク上にトリガデータが存在しているか否かを識別するように構成する。従って、ビデオプレーヤは、ディスク上にトリガデータが存在していないことを識別し、このディスク上の動画に関連するトリガデータをビデオプレーヤに送信するよう要求する。このことは、中央サーバ150のようなコンテンツプロバイダと交信することにより行うことができる。それにより、ビデオディスク上に存在する動画その他のビデオに対応するトリガデータを、コリモートサーバからビデオプレーヤにダウンロードさせることができる。他の実施例では、コンテンツプロバイダが、複数のビデオに関連するトリガデータをビデオプレーヤに送信しうるようにし、トリガデータを要求しなくてもよいようにしうる。
【0027】
一実施例においては、ブロック125に示されるように、トリガデータが1つ以上のトリガを含み、各トリガがタイムを含むようにする。このタイムとは、商品の提供が何時又は何処で行われるかについてビデオ中の時間を示す。例えば、トリガデータ125は、トリガのリストとしてコンパイルすることができ、テキストその他のファイルフォーマットのファイルにセーブすることができる。他の実施例では、トリガデータが、データベーステーブルにセーブされる1つ以上のデータベースエントリを含むようにする。
【0028】
更に他の実施例では、ブロック130に示されるように、トリガデータが、ビデオと同時に再生される、1つ以上のトリガを有する別個のトラック又はストリームを有する。このトリガは、他の場所に記憶されているデータに対するポインタとすることができる。
【0029】
このトリガは更に、対応する商品に関連する追加データを含んでもよいし、この追加データと関連づけてもよい。例えば、商品の詳細な説明や、写真又はビデオのような情報を含ませることができる。価格情報を含ませてもよい。このトリガは更に、商品を購入することができるウェブサイトのURL若しくはアドレス又はこのサイトへのリンクを有してもよい。ある実施例では、トリガ自体が情報を含むようにする。他の実施例では、トリガは、単純に追加データへのリンクを有するようにする。
【0030】
ビデオプレイバック装置180は、DVDプレーヤ、高解像度ビデオプレーヤ又はパーソナルコンピュータのようなものとしうる。一実施例では、ビデオプレーヤは、プログラム可能な処理ユニットを有する。他の実施例では、ビデオプレーヤは、インターネット接続を有する。但し、この場合プレーヤを常時接続させる必要はない。ビデオプレイバック装置は更に、遠隔制御部のようなユーザインターフェース機器を有する。
【0031】
図2は、本発明による代表的なビデオ商取引の方法に係る幾つかのステップを示すブロックフロー流れ図である。
【0032】
ビデオプレーヤは、ブロック200に示されるようにディスクのコンテンツを読み取る。ビデオプレーヤは、ブロック210においてディスクに配置されたトリガデータが存在するか否かを識別する。トリガデータが存在する場合には、ブロック220においてビデオプレーヤが、トリガデータ及びトリガを認識するのに必要なソフトウェアロジックの双方又はいずれか一方をロードし、ブロック240に進んでビデオを再生する。
【0033】
トリガデータがディスクに存在しない場合には、ビデオプレーヤは、ブロック250に示されるようなリモート位置(多くの場合インターネットを通じてアクセスしうるサーバ)にトリガデータを要求するよう構成することができる。この場合、ブロック260に示されるように、トリガデータがビデオプレーヤにダウンロードされる。
【0034】
ビデオプレーヤは、前述したように異なる種類のデータを認識しうるようにすることができる。例えば、ビデオプレーヤは、ファイル又はデータベースに配置されたトリガデータを認識することもできるし、ビデオストリームと同時に再生される別個のストリームの形態のトリガデータを認識することもできる。
【0035】
図3は、本発明による代表的な実施例を示すブロック流れ図である。ビデオプレーヤは、ブロック300に示されるようにトリガを検出しうるソフトウェア及びハードウェアを有する。トリガが検出されると、ビデオプレーヤは、ブロック310に示されるように視聴者にインジケータを表示する。このインジケータは、簡単な表示若しくはアイコン又は音或いはこれらの組み合わせから、ユーザが「商品の提供」に対して応答しうるより複雑なメニューシステムまで、複数の形態をとりうる。
【0036】
本発明によるビデオディスクの代表的なスクリーンショットを図4に示す。図4においては、ビデオ、例えば動画が表示されている。購入可能な商品は参照番号400で示されている。図4では、商品が光っているように見える。通常、動画において商品が光っているように見えることはない。しかし、本実施例では、商品400を取り囲む「光」420が、商品が購入可能であることをユーザに示すインジケータになっている。
【0037】
更に、スクリーンの下部にメニューが現れ、ユーザが商品の購入を望むかどうかを確かめる。図3のブロック330は、ビデオプレーヤがユーザからの応答を待ちうることを示している。この実施例では、図4のメニューオプション440及び図3のブロック330に示されるように、ユーザは商品をウィッシュリストに加えることを促されている。ビデオプログラムが終了したら、ユーザはウィッシュリストを調べてウィッシュリスト中の全ての商品を購入するのか、又は選択した商品のみを購入するのかを選ぶことができる。その後、ビデオプレーヤは、インターネットに接続し、インターネットプロトコルを通じてeコマースのサイト又は各商品に特有のサイトに購入要求を送信する。ビデオプレーヤは、eコマースのサイトに請求及びデリバリ情報を安全に送信し取引が完了する。
【0038】
一実施例においては、ビデオディスクがメニューシステムを有し、それによりユーザが購入オプションを表示させるかどうかをユーザが選択するようになっている。これにより、ビデオディスクは、単にビデオを表示する「標準モード」と、ビデオと共に商品購入に関するインジケータ及び指示メッセージを表示する「高機能モード」とを有しうるものとなる。
【0039】
本発明の他の実施例では、ビデオ上に異なるボタンが現れる。このボタンは、「すぐ購入する」ボタンである。ユーザがこのボタンを選択すると、購入要求は、不揮発性メモリに記憶する必要なく、直ちに適切なeコマースのサイトに送られる。このインターフェイスを更に変形して、「すぐ購入する」ボタンをクリックした後に「はい」又は「いいえ」確認ボタンが現れるようにすることもできる。「いいえ」をクリックすると、ユーザは動画に戻り、「はい」をクリックすると適切な商品が発注される。
【0040】
遠隔制御を介して、ユーザは商品に関する更なる情報を要求することができる。この場合も、ビデオを一時停止させることなく、処理装置は、メモリ、ビデオデータ若しくは不揮発性記憶部に記憶されている又はインターネットからの追加の商品情報を取出すことができる。
【0041】
この種の実施例によれば、この事実上の双方向カタログであるマルチメディア資産に関するユーザの動的制御も可能になる。ユーザは、遠隔制御部又はキーボード上の矢印キーを用いて、商品の3D表示を回転させ商品を全ての方向から評価することができる。
【0042】
本発明の好適実施例に関する上述の記載は、説明のためのものである。これらの記載は、網羅的であることや、開示されたとおりの形態に本発明を限定することを意図するものではない。上述した記載に基づき多くの変更例及び変型例を得ることができる。例えば、上述した種々の動作及び追加的特徴は、ユーザがDVD以外の記憶媒体を用いる場合にも得られる。商品に関して上述した以外の特徴及び追加コンテンツを加えることもできる。本発明の範囲は、発明の詳細な説明により限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲により規定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は、本発明によるシステムを示すブロック線図である。
【図2】図2は、本発明の代表的な実施例のブロック流れ図である。
【図3】図3は、本発明の代表的な実施例のブロック流れ図である。
【図4】図4は、本発明の代表的な実施例を示すスクリーンショットである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオにおいて示される商品を販売する方法であって、
ビデオにおいて示される商品の表示に対応する少なくとも1つのトリガをこのビデオに付与する処理と、
前記トリガが認識されたら、ビデオに表示されている商品が購入可能であることを示すインジケータを表示する処理と、
ユーザが商品を選択しうるように構成されたユーザインターフェイスを提供する処理と
を有する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記ビデオが、動画である方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、
前記ビデオが、DVDに設けられている方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、
前記トリガが、前記ビデオ内における商品の表示に対応するタイムである方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記トリガが、ビデオと同時に再生される別個のトラック/ストリーム内に配置されている方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、
前記トリガが、前記ビデオのストリームに符号化されている方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、
前記トリガが、インターネットからのダウンロードにより付与される方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、
前記トリガを、DVD上のビデオに付与する方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、
前記ユーザインターフェイスが、遠隔制御部である方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、
この方法が、更に、前記ビデオに登場する商品に関する情報を提供する処理を有する方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法において、
前記インジケータが、前記ビデオに現れるグラフィックである方法。
【請求項12】
ビデオにおいて示される商品を販売する方法であって、
少なくとも1つのトリガ及びビデオを有する高機能ビデオディスクを準備する処理であって、このトリガが、このビデオにおける商品の表示に対応するものである当該処理と、
プロセッサ及びインターネット接続部を有し、前記高機能ビデオディスクの読み取りが可能なビデオディスクプレーヤを準備する処理と、
このビデオディスクプレーヤを用いて符号化したビデオを表示させ、当該プレーヤがトリガを認識した場合に、ビデオに表示されている商品が購入可能であることを示すインジケータを表示する処理と
を有する方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法において、
前記ビデオが、動画である方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法において、
前記高機能ビデオディスクが、DVDである方法。
【請求項15】
請求項12に記載の方法において、
前記トリガが、前記ビデオにおける商品の表示に対応するタイムである方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、
前記トリガを、データベーステーブルに記憶させる方法。
【請求項17】
請求項12に記載の方法において、
前記トリガが、ビデオと同時に再生される別個のトラック/ストリーム内に配置されている方法。
【請求項18】
請求項12に記載の方法において、
前記トリガが、前記ビデオのストリームに符号化されている方法。
【請求項19】
請求項12に記載の方法において、
前記ユーザインターフェイスが、遠隔制御部である方法。
【請求項20】
請求項12に記載の方法において、
前記ビデオディスクが、更に、前記ビデオに登場する各商品に関する情報を有する方法。
【請求項21】
請求項12に記載の方法において、
前記ビデオディスクプレーヤが、ネットワーク接続部を有し、インターネットにアクセスしうるようになっている方法。
【請求項22】
請求項12に記載の方法において、
この方法が、更に、ユーザがインターネット接続を介して商品を購入しうるようにする処理を有する方法。
【請求項23】
トリガデータを提供する方法であって、
ビデオディスクプレーヤにビデオディスクを収容する処理と、
このビデオディスクのコンテンツを読み取る処理と、
このビデオディスクにトリガデータが存在しているか否かを判断する処理と、
このビデオディスクにトリガデータが存在しない場合には、リモートサーバにトリガデータを要求する処理と、
前記ビデオディスクプレーヤのメモリにトリガデータをロードし、ビデオのストリームと共に使用する処理と
を有する方法。
【請求項24】
請求項23に記載の方法において、
前記ビデオディスクが、DVDである方法。
【請求項25】
ビデオにおいて示される商品を販売する方法であって、
ビデオプレイバック装置においてビデオを受信する処理と、
このビデオプレイバック装置においてトリガデータを受信する処理と、
このトリガデータを認識するように構成したソフトウェアモジュールを始動させる処理と、
このソフトウェアモジュールに前記トリガデータをロードする処理と、
ビデオを再生する処理と、
トリガが認識されたらインジケータを表示させ、このインジケータにより、ビデオに表示される商品が購入可能であることを視聴者に知らせる処理と
を有する方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法において、
この方法が、更に、ユーザが商品を購入しうるように構成したユーザインターフェイスを提供する処理を有する方法。
【請求項27】
請求項25に記載の方法において、
前記ビデオを、ビデオディスクから受信する方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法において、
前記ビデオディスクが、DVDである方法。
【請求項29】
請求項25に記載の方法において、
前記トリガデータをビデオディスクから受信する方法。
【請求項30】
請求項25に記載の方法において、
前記トリガデータをインターネットから受信する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−526658(P2007−526658A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−515142(P2006−515142)
【出願日】平成16年6月2日(2004.6.2)
【国際出願番号】PCT/US2004/017547
【国際公開番号】WO2005/001613
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(504399716)ディズニー エンタープライゼス インコーポレイテッド (73)
【Fターム(参考)】