ビーチタオル
【課題】砂が付きにくいとともに、付着したとしても砂を容易に払い落とすことができるビーチタオルを提供する。
【解決手段】ともにフィラメントを高密度に織成又は編成して形成され吸水加工を施された表層１及び裏層２と、表層１と裏層２との間に挟まれ吸水性素材により構成された内層３とにより構成してある。
【解決手段】ともにフィラメントを高密度に織成又は編成して形成され吸水加工を施された表層１及び裏層２と、表層１と裏層２との間に挟まれ吸水性素材により構成された内層３とにより構成してある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、砂の付きにくいビーチタオルに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
海浜においては、熱砂から身を守るとともに、体に砂が付着しないように、一般的にビーチタオルを敷きつめて使用されている。
【０００３】
ところで、当然のことながら、砂上に敷きつめたビーチタオルには砂が付着するが、この付着した砂を払い落とすのは難儀な作業である。特に体が濡れているときには、水分がビーチタオルに滲み込むので、ビーチタオルに砂がより付着しやすくなり、この付着した砂を払い落とすのは容易ではない。
【０００４】
この問題点を鑑みて、特許文献１において、砂上に置いて使用するためのマットをメッシュ形状の第１層と第２層との２層構造とし、第１層及び第２層は砂が通過するのを許容するようになっているとともに、第１層と第２層との開口が実質的に重ならないように配置されており、第１層と第２層との間に砂を保持するようにしたものが開示されている。
【０００５】
しかし、特許文献１に開示されたマットは、第１層と第２層との間に砂を保持することにより体に砂が付着しないようにしてはいるが、使用後において、第１層と第２層との間に保持された砂を払い落とすのは簡単ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】特開２００８−２５９８７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
解決しようとする問題点は、ビーチタオルにおいて、砂が付きにくいと共に、たとい付着したとしても、砂を容易に払い落とすことができるようにした点である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、砂が付着しにくく、また、付着したとしても砂を容易に払い落とせるようにするため、表層及び裏層を高密度のフィラメントで構成するとともに、内層を吸水性素材で構成したことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明のビーチタオルは、吸水性をよくしてあるので、水を吸収しやすい。
しかも、表層及び裏層を高密度に織成又は編成して形成してあるので、砂が表層又は裏層に付着しにくいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】図１は本発明に係るビーチタオルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
砂が付着しにくく、また、付着したとしても、砂を容易に払い落とせるようにするという目的を、表層及び裏層を高密度のフィラメントで構成するとともに、内層を吸水性素材で構成することにより実現した。
【実施例１】
【００１２】
図１は、本発明に係るビーチタオルの１実施例の断面図であって、１は表層、２は裏層であり、３は表層１と裏層２との間に挟まれた内層である。
ビーチタオルは、表層１、内層３、裏層２の３層で構成されており、砂と接触する面は、表層１でも裏層３でもよい。
【００１３】
表層１と裏層２は、ともにフィラメントを高密度に織成又は編成して形成してある。
フィラメントの素材としては、ポリエステル又はナイロン繊維を使用すればよい。
また、フィラメントには、水分を吸収しやすくするために、吸水加工を施すのがよい。
【００１４】
内層３は、綿又はレーヨン等の吸水性の良い素材により構成されており、クッション性を備えている。
この内層３により、ビーチタオルの吸水性をアップさせることができる。
【００１５】
本発明に係るビーチタオルは、表層１と裏層２とのフィラメントに吸水加工を施すとともに、内層３が吸水性のよい素材により構成されているので、水を吸収しやすく構成してある。
そして、表層１と裏層２とのフィラメントを高密度に織成又は編成して形成してあるので、砂が表層１又は裏層２に付着しにくいという効果を有する。
【００１６】
ビーチタオルは、表層１、内層３、裏層２を重ね合わせた周縁部を縫着することにより形成されているが、縫い目から砂が入りにくくするため、縫い目を樹脂によりコーティングしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【００１７】
本発明に係るビーチタオルは、砂が付着しにくく、海浜で使用できるのは勿論、吸水性を有するので、バスタオルとしても使用できる。
【符号の説明】
【００１８】
１ 表層
２ 裏層
３ 内層
【技術分野】
【０００１】
本発明は、砂の付きにくいビーチタオルに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
海浜においては、熱砂から身を守るとともに、体に砂が付着しないように、一般的にビーチタオルを敷きつめて使用されている。
【０００３】
ところで、当然のことながら、砂上に敷きつめたビーチタオルには砂が付着するが、この付着した砂を払い落とすのは難儀な作業である。特に体が濡れているときには、水分がビーチタオルに滲み込むので、ビーチタオルに砂がより付着しやすくなり、この付着した砂を払い落とすのは容易ではない。
【０００４】
この問題点を鑑みて、特許文献１において、砂上に置いて使用するためのマットをメッシュ形状の第１層と第２層との２層構造とし、第１層及び第２層は砂が通過するのを許容するようになっているとともに、第１層と第２層との開口が実質的に重ならないように配置されており、第１層と第２層との間に砂を保持するようにしたものが開示されている。
【０００５】
しかし、特許文献１に開示されたマットは、第１層と第２層との間に砂を保持することにより体に砂が付着しないようにしてはいるが、使用後において、第１層と第２層との間に保持された砂を払い落とすのは簡単ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
【特許文献１】特開２００８−２５９８７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
解決しようとする問題点は、ビーチタオルにおいて、砂が付きにくいと共に、たとい付着したとしても、砂を容易に払い落とすことができるようにした点である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、砂が付着しにくく、また、付着したとしても砂を容易に払い落とせるようにするため、表層及び裏層を高密度のフィラメントで構成するとともに、内層を吸水性素材で構成したことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明のビーチタオルは、吸水性をよくしてあるので、水を吸収しやすい。
しかも、表層及び裏層を高密度に織成又は編成して形成してあるので、砂が表層又は裏層に付着しにくいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】図１は本発明に係るビーチタオルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
砂が付着しにくく、また、付着したとしても、砂を容易に払い落とせるようにするという目的を、表層及び裏層を高密度のフィラメントで構成するとともに、内層を吸水性素材で構成することにより実現した。
【実施例１】
【００１２】
図１は、本発明に係るビーチタオルの１実施例の断面図であって、１は表層、２は裏層であり、３は表層１と裏層２との間に挟まれた内層である。
ビーチタオルは、表層１、内層３、裏層２の３層で構成されており、砂と接触する面は、表層１でも裏層３でもよい。
【００１３】
表層１と裏層２は、ともにフィラメントを高密度に織成又は編成して形成してある。
フィラメントの素材としては、ポリエステル又はナイロン繊維を使用すればよい。
また、フィラメントには、水分を吸収しやすくするために、吸水加工を施すのがよい。
【００１４】
内層３は、綿又はレーヨン等の吸水性の良い素材により構成されており、クッション性を備えている。
この内層３により、ビーチタオルの吸水性をアップさせることができる。
【００１５】
本発明に係るビーチタオルは、表層１と裏層２とのフィラメントに吸水加工を施すとともに、内層３が吸水性のよい素材により構成されているので、水を吸収しやすく構成してある。
そして、表層１と裏層２とのフィラメントを高密度に織成又は編成して形成してあるので、砂が表層１又は裏層２に付着しにくいという効果を有する。
【００１６】
ビーチタオルは、表層１、内層３、裏層２を重ね合わせた周縁部を縫着することにより形成されているが、縫い目から砂が入りにくくするため、縫い目を樹脂によりコーティングしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【００１７】
本発明に係るビーチタオルは、砂が付着しにくく、海浜で使用できるのは勿論、吸水性を有するので、バスタオルとしても使用できる。
【符号の説明】
【００１８】
１ 表層
２ 裏層
３ 内層
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ともにフィラメントを高密度に織成又は編成して形成され吸水加工を施された表層及び裏層と、表層と裏層との間に挟まれ吸水性素材により構成された内層とにより構成したことを特徴とするビーチタオル。
【請求項２】
表層及び／又は裏層をポリエステルのフィラメントにより構成したことを特徴とする請求項１記載のビーチタオル。
【請求項３】
表層及び／又は裏層をナイロンのフィラメントにより構成したことを特徴とする請求項１記載のビーチタオル。
【請求項４】
内層を綿素材により構成したことを特徴とする請求項１、２又は３記載のビーチタオル。
【請求項５】
内層をレーヨン素材により構成したことを特徴とする請求項１、２又は３記載のビーチタオル。
【請求項１】
ともにフィラメントを高密度に織成又は編成して形成され吸水加工を施された表層及び裏層と、表層と裏層との間に挟まれ吸水性素材により構成された内層とにより構成したことを特徴とするビーチタオル。
【請求項２】
表層及び／又は裏層をポリエステルのフィラメントにより構成したことを特徴とする請求項１記載のビーチタオル。
【請求項３】
表層及び／又は裏層をナイロンのフィラメントにより構成したことを特徴とする請求項１記載のビーチタオル。
【請求項４】
内層を綿素材により構成したことを特徴とする請求項１、２又は３記載のビーチタオル。
【請求項５】
内層をレーヨン素材により構成したことを特徴とする請求項１、２又は３記載のビーチタオル。
【図１】
【公開番号】特開２０１２−１０８３２（Ｐ２０１２−１０８３２Ａ）
【公開日】平成２４年１月１９日（２０１２．１．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−１４８６０９（Ｐ２０１０−１４８６０９）
【出願日】平成２２年６月３０日（２０１０．６．３０）
【出願人】（５９２０６８９８９）綾部紡績株式会社 (2)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年１月１９日（２０１２．１．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年６月３０日（２０１０．６．３０）
【出願人】（５９２０６８９８９）綾部紡績株式会社 (2)
【Ｆターム（参考）】
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