説明

ピックアップ装置

【課題】板状体の大きさや形状に簡単に対応させることができ、しかも、スルーホールを有する板状体であっても確実に吸着させる。
【解決手段】板状体4を吸着させてピックアップするピックアップ装置を構成する際、表面に複数の吸着口24を有する第一の吸着ユニット21と、第一の吸着ユニット21の左右に設けられ、表面に複数の吸着口24を有する複数の第二の吸着ユニット22と、第二の吸着ユニット22をスライドレール31に沿って離間させるためのリードスクリュー32を備えるようにする。そして、リードスクリュー32のネジ山を、第一の吸着ユニット21に対してそれぞれ逆方向に設定し、リードスクリュー32をモーター33で回転させることによって、第二の吸着ユニット22を同時に離間させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板状体を吸着してピックアップするピックアップ装置に関し、より詳しくは、種々の大きさや形状を有する板状体に対しても、簡単に吸着させることができるようにしたピックアップ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ガラス基板やプリント基板などの板状体を吸着させてピックアップするピックアップ装置が種々提案されている。
【0003】
このピックアップ装置は、独立して設けられた複数の吸着パッドと、その吸着パッドに吸引動作を行わせる真空ポンプなどを備えてなるもので、その吸着パッドを板状体の表面に吸着させて板状体を持ち上げられるようにしたものが一般的に用いられている。また、近年では、種々の大きさや形状の板状体に対応できるようにしたものとして、下記の特許文献1に記載されるような装置も提案されている。
【0004】
この特許文献1に記載されるピックアップ装置について図7を用いて説明すると、図7において、符号91は矩形状に枠組みされたフレームであり、符号92は、そのフレーム91内に架け渡された梁である。これらのフレーム91や梁92には、吸着パッド93がその軸方向に沿ってスライド可能にネジ94で取り付けられており、板状体の大きさや形状に合わせて吸着パッド93をフレーム91や梁92に沿ってスライドさせ、板状体に対応した位置で板状体(破線部分で示す)を吸着させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−12321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、このようなピックアップ装置を用いて板状体を吸着する場合、図7の構成では、種々の大きさや形状に対応することができるというメリットがある反面、次のような問題を生ずる。
【0007】
すなわち、図7に示すような構造では、フレーム91と梁92に独立した吸着パッド93を個々に取り付けているため、板状体の大きさに合わせて吸着パッド93を増減させようとすると、一旦、フレーム91や梁92を解体して吸着パッド93を取り付けなければならない。そのため、頻繁に板状体の大きさや形状が変更される場合は、その都度、フレーム91や梁92を解体して吸着パッド93の数や位置を変更しなければならない。このため、その解体作業や組み立て作業に時間がかかってしまう。しかも、このような吸着パッド93は、一般的に、スタッカに積層された板状体との距離が短くなるような位置に設けられており、しかも、下方側に向かって吸着パッド93が位置するように設けられているため、板状体の大きさに合わせて位置を設定するのに多大な労力を要することになる。
【0008】
また、このようなピックアップ装置において、スルーホールを有するプリント基板をピックアップさせる場合は、そのプリント基板の大きさに対応させるだけではなく、スルーホールの位置を逃した位置に吸着パッドを位置させる必要があるが、吸着パッドの位置がフレームや梁の位置に拘束された状態であると、その吸着パッドの位置を簡単に変更することができず、吸着パッドがスルーホールの位置で吸着してしまうといった問題もある。
【0009】
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたもので、板状体の大きさや形状に簡単に対応させることができ、しかも、スルーホールを有する板状体であっても確実に吸着させることができるようなピックアップ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明のピックアップ装置は、平面状の板状体の表面を吸着させてピックアップするピックアップ装置において、表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットとは独立して設けられ、表面に複数の吸着口を有する第二の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットと第二の吸着ユニットをスライドレールに沿って離間させるためのモーターを有するスライド機構とを備えるようにしたものである。
【0011】
より具体的には、表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットの左右に設けられ、表面に複数の吸着口を有する複数の第二の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットと第二の吸着ユニットをスライドレールに沿って離間させるためのリードスクリューおよび当該リードスクリューを回転させるためのモーターを有するスライド機構とを備えるようにする。
【0012】
このように構成すれば、複数の吸着口を有する吸着ユニットをそれぞれモーターやリードスクリューで離間させるため、吸着パッドやフレーム、梁などを取り外すことなく簡単にその位置を変更させることができるようになる。これにより、板状体の大きさや形状が変更された場合であっても、瞬時にその大きさに対応させることができ、しかも、吸着パッドの幅を無段階的に大きくすることができるようになる。また、吸着ユニットの表面には、複数の吸着口が設けられているため、スルーホールが存在している場合であっても、多数ある吸着口のうち、いずれかの吸着口で板状体を吸着させることができ、また、無段階的に吸着ユニットの位置をずらすことで、最適な位置に吸着ユニットを位置させることができる。
【0013】
また、このような発明において、表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットの左右に設けられ、表面に複数の吸着口を有する複数の第二の吸着ユニットと、当該第二の吸着ユニットを第一の吸着ユニットに対して左右に離間させるための一本のリードスクリューおよび当該リードスクリューを回転させるためのモーターとを備え、当該リードスクリューのネジ山を、第一の吸着ユニットに対してそれぞれ逆方向に設定し、当該リードスクリューをモーターで回転させることによって、第二の吸着ユニットを同時に逆方向に離間させるようにする。
【0014】
このように構成すれば、それぞれの第二の吸着ユニットを離間させる場合であっても、一本にリードスクリューを一方向に回転させるだけで、それぞれの第二の吸着ユニットを逆方向に離間させることができる、これにより、簡単な構成で、かつ、低コストに吸着ユニットの距離を離間させることができるようになる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、平面状の板状体の表面を吸着させてピックアップするピックアップ装置において、表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットとは独立して設けられ、表面に複数の吸着口を有する第二の吸着ユニットと、当該第一の吸着ユニットと第二の吸着ユニットをスライドレールに沿って離間させるためのモーターを有するスライド機構とを備えるようにしたので、吸着パッドやフレーム、梁などを取り外すことなく簡単にその位置を変更させることができるようになる。これにより、板状体の大きさや形状が変更された場合であっても、瞬時にその大きさに対応させることができ、しかも、吸着パッドの幅を無段階的に大きくすることができるようになる。また、吸着ユニットの表面には、複数の吸着口が設けられているため、スルーホールが存在している場合であっても、多数ある吸着口のうち、いずれかの吸着口で板状体を吸着させることができ、また、無段階的に吸着ユニットの位置をずらすことで、最適な位置に吸着ユニットを位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施の形態におけるピックアップ装置の底面図
【図2】図1におけるピックアップ装置を紙面下方から見た図
【図3】図2におけるA−A断面図
【図4】同形態における異なる板状体をピックアップさせる際の状態図
【図5】同形態における異なる板状体をピックアップさせる際の状態図
【図6】他の実施の形態におけるピックアップ装置の底面図
【図7】従来例におけるピックアップ装置を示す図
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。この実施の形態におけるピックアップ装置1は、ガラス板や液晶基板、プリント基板などのような板状体4を吸着してピックアップさせるようにしたもので、板状体4をピックアップした後に、分別したり、検査したりできるようにしたものである。そして、特徴的には、このピックアップ装置1を、図1に示すように、ボックス状に構成された第一の吸着ユニット21と、その左右両側に同じくボックス状に構成された第二の吸着ユニット22と、その第一の吸着ユニット21の上下方向(図1では上方向のみを記載)に同じくボックス状に構成された第三の吸着ユニット23とを設けて構成し、第一の吸着ユニット21を中心として第一のリードスクリュー32aや第二のリードスクリュー32bを介して第二の吸着ユニット22や第三の吸着ユニット23を離間させるようにしている。以下、本実施の形態におけるピックアップ装置1の構造について詳細に説明する。なお、説明の関係上、図1における第一の吸着ユニット21の底面部分を基準として、紙面の上下左右方向を上側、下側、左側、右側として説明する。
【0018】
まず、このピックアップ装置1を構成する吸着ユニット2(第一の吸着ユニット21〜第三の吸着ユニット23)は、図1に示すように、それぞれ、ボックス状に構成された筐体20の底面部に複数の吸着口24を備えてなるもので、その筐体20の内側空間を減圧させることによって、それぞれの吸着口24から同時に吸着を行えるように構成されている。この吸着口24から吸着させる場合は、筐体20の上面部分に取り付けられた吸引パイプ5(図2や図3参照)を介して真空ポンプを作動させ、その筐体20の内部を減圧させることによって板状体4を吸着させるようにしている。これらの吸引パイプ5や真空ポンプは、それぞれの吸着ユニット2で独立して吸引させるようになっており、例えば、横長の板状体4を吸着させる場合は、第一の吸着ユニット21と第二の吸着ユニット22のそれぞれを作動させて吸着させる。このとき、その板状体4の長さに応じて、左右いずれかの第二の吸着ユニット22を作動させることもできる。また、比較的大きな正方形状もしくは長方形状の板状体4(図5(d))のような板状体4)を吸着させる場合は、第一の吸着ユニット21から第三の吸着ユニット23まですべてを作動させて全体を吸着させるようにする。
【0019】
このように構成された吸着ユニット2のうち、第一の吸着ユニット21は、平面視においてほぼ正方形状をなすように構成されており、一方、その左右両側に設けられた第二の吸着ユニット22は、第一の吸着ユニット21よりも縦長の長方形状に構成されている。また、第三の吸着ユニット23は、その第一の吸着ユニット21と第二の吸着ユニット22を密着させた場合に、図4(b)に示すように、全体として正方形状をなすような横長形状に構成されている。
【0020】
一方、これらの吸着ユニット2を離間させるスライド機構3は、各吸着ユニット2をスライドさせるためのスライドレール31と、そのスライドレール31に沿って吸着ユニット2を離間させるためのリードスクリュー32と、そのリードスクリュー32を回転させるためのモーター33を備えている。
【0021】
これらのスライド機構3のうち、スライドレール31は、各吸着ユニット2の底面側(すなわち、吸着口24を有する面側)が同一平面上で横方向にスライドできるようにしたもので、第一の吸着ユニット21の上辺部分と下辺部分にそれぞれ対向して平行に取り付けられている。そして、そのスライドレール31の中央部分に第一の吸着ユニット21を固定するとともに、その左右両側で第二の吸着ユニット22をスライドさせるようにしている。また、上下に沿った方向についても同様に、第一の吸着ユニット21の右辺部分と左辺部分に対向するようにスライドレール31を取り付けており、そのスライドレール31に沿って第三の吸着ユニット23をスライドさせるようにしている。
【0022】
第一のリードスクリュー32aは、第一の吸着ユニット21の左右方向に沿って設けられており、中央部分に第一の吸着ユニット21を位置させた状態で、その中央部分を対称に左右方向にネジ山を逆方向に切って構成されており(図1および図2参照)、これによって、一端側に設けられたモーター33によって回転できるようにしている。この第一のリードスクリュー32aには、ナット部材25がその軸方向にスライド可能に取り付けられており、そのナット部材25を第二の吸着ユニット22の上面側に固定することによって第二の吸着ユニット22を左右にスライドさせるようにしている。
【0023】
一方、第二のリードスクリュー32bは、第一の吸着ユニット21の上下方向に沿って設けられるもので、図1では、一端側を第一の吸着ユニット21に設け、他端側にモーター33を設けて第三の吸着ユニット23を図1の紙面における上下方向に移動させるようにしている。この離間動作についても、第二の吸着ユニット22の場合と同様に、第三の吸着ユニット23の上面側にナット部材25を取り付け、第二のリードスクリュー32bを回転させることによって、第三の吸着ユニット23を離間させるようにする(図1および図3参照)。
【0024】
次に、このように構成されたピックアップ装置1を用いて大きさの異なる板状体4を吸着させる場合の動作について説明する。
【0025】
まず、最も小さい板状体4を吸着させる場合は(図4(a))、第二の吸着ユニット22や第三の吸着ユニット23を第一の吸着ユニット21から離間させ、第一の吸着ユニット21のみを吸引動作させて、その板状体4を吸着させる。このとき、第一のリードスクリュー32aを一方向に回転させることによって第二の吸着ユニット22を左右方向に離間させておくとともに、第三の吸着ユニット23を離間させる場合についても同様に、第二のリードスクリュー32bを一方向に回転させることで、第三の吸着ユニット23を離間させておく。
【0026】
また、図4(a)よりも少し大きめの正方形状をなす板状体4を吸着させる場合は(図4(b))、第二の吸着ユニット22や第三の吸着ユニット23を第一の吸着ユニット21に密着させ、この状態ですべての吸着ユニット21〜23の吸引動作を作動させて板状体4を吸着させる。
【0027】
次に、横長状の板状体4を吸着させる場合は(図5(c))、その長さに対応させて第二の吸着ユニット22を離間させる。このとき、その離間距離については、板状体4の中央部分を第一の吸着ユニット21に位置させた状態で、その左右両端方向における差の分だけ第二の吸着ユニット22を左右方向に移動させる。このように左右対称形状をなすように第二の吸着ユニット22を移動させてから板状体4を吸着させると、ピックアップ時に、その吸着力の差から自重によるモーメントがかかることを防止することができ、確実にピックアップさせることができるようになる。
【0028】
さらに、もっと大きな板状体4を吸着させる場合は(図5(d))、左右方向については第二の吸着ユニット22を離間させて左右方向の幅に対応させ、また、上下方向については第三の吸着ユニット23を離間させて上下方向の高さに対応させる。そして、このように各吸着ユニット2の位置を合わせて吸着動作を行わせてピックアップできるようにする。
【0029】
このとき、板状体4にスルーホールなどが存在して吸着力が弱い場合には、モーター33を回転させて、少しだけ第二の吸着ユニット22や第三の吸着ユニット23をスライドさせ、再度吸着を行わせるようにする。
【0030】
なお、このように吸着ユニット2をスライドさせる場合、目視によって吸着ユニット2の位置をずらすのではなく、図6に示すように、センサ6を用いて板状体4の大きさや形状を判定し、その大きさに応じて第二の吸着ユニット22や第三の吸着ユニット23をスライドさせるようにしてもよい。このセンサ6を用いて板状体4の大きさなどを判定する場合、第一の吸着ユニット21の下辺部分、第二の吸着ユニット22の左右両辺側、第三の吸着ユニット23の上辺部分に、その吸着ユニット2と一体となって移動するセンサ6を設けておき、そのセンサ6によって板状体4が検知されないような位置まで吸着ユニット2をスライドさせ、その状態で吸着動作を行わせるようにするとよい。
【0031】
このように上記実施の形態によれば、表面に複数の吸着口24を有する第一の吸着ユニット21と、当該第一の吸着ユニット21の左右に設けられ、表面に複数の吸着口24を有する複数の第二の吸着ユニット22と、当該第一の吸着ユニット21と第二の吸着ユニット22をスライドレール31に沿って離間させるためのリードスクリュー32および当該リードスクリュー32を回転させるためのモーター33を有するスライド機構3とを備えるようにしたので、図7に示すように吸着パッド93やフレーム91、梁92などを取り外すことなく、簡単にその位置を変更させることができる。これにより、板状体4の大きさや形状が変更された場合であっても、瞬時にその大きさに対応させることができ、しかも、リードスクリュー32の範囲内で幅を無段階に自由に大きくすることができるようになる。また、吸着ユニット2の表面には、複数の吸着口24が設けられているため、スルーホールが存在している場合であっても、多数ある吸着口24のうち、いずれかの吸着口24で板状体4を吸着させることができるようになる。
【0032】
また、第二の吸着ユニット22を離間させるための一本のリードスクリュー32のネジ山を、第一の吸着ユニット21に対してそれぞれ逆方向に設定し、当該リードスクリュー32ネジをモーター33で回転させることによって、第二の吸着ユニット22を同時に逆方向に離間させるようにしたので、それぞれの第二の吸着ユニット22を離間させる場合であっても、一本にリードスクリュー32を一方向に回転させるだけで、それぞれの第二の吸着ユニット22を逆方向に離間させることができる、これにより、簡単かつ低コストに吸着ユニット2の距離を離間させることができるようになる。
【0033】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく種々の態様で実施することができる。
【0034】
例えば、上記実施の形態では、第三の吸着ユニット23を一つだけ設けるようにしているが、これを上下対称となるように、第一の吸着ユニット21の底辺部分にも位置させるようにしてもよい。このとき、第二の吸着ユニット22の場合と同様に、上下対称にネジ山を切ったリードスクリュー32を設け、これを一方向に回転させることによって離間させるようにしてもよい。
【0035】
また、上記実施の形態では、第一の吸着ユニット21に対して左右方向と上下方向に離間する吸着ユニット2を設けるようにしたが、斜め方向に離間する吸着ユニット2を別に設けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1・・・ピックアップ装置
20・・・筐体
21・・・第一の吸着ユニット
22・・・第二の吸着ユニット
23・・・第三の吸着ユニット
24・・・吸着口
25・・・ナット部材
3・・・スライド機構
31・・・スライドレール
32・・・リードスクリュー
32a・・・第一のリードスクリュー
32b・・・第一のリードスクリュー
33・・・モーター
4・・・板状体
5・・・吸引パイプ
6・・・センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面状の板状体の表面を吸着させてピックアップするピックアップ装置において、
表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、
当該第一の吸着ユニットとは独立して設けられ、表面に複数の吸着口を有する第二の吸着ユニットと、
当該第一の吸着ユニットと第二の吸着ユニットをスライドレールに沿って離間させるためのモーターを有するスライド機構と、
を備えたことを特徴とするピックアップ装置。
【請求項2】
平面状の板状体の表面を吸着させてピックアップするピックアップ装置において、
表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、
当該第一の吸着ユニットの左右に設けられ、表面に複数の吸着口を有する複数の第二の吸着ユニットと、
当該第一の吸着ユニットと第二の吸着ユニットをスライドレールに沿って離間させるためのリードスクリューおよび当該リードスクリューを回転させるためのモーターを備えたスライド機構と、
を備えたことを特徴とするピックアップ装置。
【請求項3】
平面状の板状体の表面を吸着させてピックアップするピックアップ装置において、
表面に複数の吸着口を有する第一の吸着ユニットと、
当該第一の吸着ユニットの左右に設けられ、表面に複数の吸着口を有する複数の第二の吸着ユニットと、
当該第二の吸着ユニットを第一の吸着ユニットに対して左右に離間させるための一本のリードスクリューおよび当該リードスクリューを回転させるためのモーターとを備え、
当該リードスクリューのネジ山を、第一の吸着ユニットに対してそれぞれ逆方向に設定し、当該リードスクリューをモーターで回転させることによって、第二の吸着ユニットを同時に離間させるようにしたことを特徴とするピックアップ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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