説明

フィルタ及び液処理方法

【課題】比表面積が大きいフィルタと、このフィルタを用いた液処理方法とを提供する。
【解決手段】極細繊維よりなる基材層2と、該基材層2上に積層されたイオン交換基を有する高分子材料の微粒子及び/又はナノファイバよりなるイオン交換材層3とを有した複合層4よりなるフィルタ1。ナノファイバは好ましくは電界紡糸法によって紡糸されたものである。複合層4を複数積層してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水、水溶液、有機溶媒等の液体の処理に好適に用いられるフィルタと、このフィルタを用いた液処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体製造プロセスなどで用いられる超純水の高純度化処理のためにプリーツ型イオン交換フィルタが広く用いられている。このプリーツ型イオン交換フィルタは、不織布あるいは多孔質膜などの平膜をプリーツ型にしたものである。
【0003】
プリーツ型イオン交換フィルタはプリーツの折り込み部分に流れが偏りやすく、上述のような極低濃度域では十分な除去率を得ることはできない。また、膜厚が薄いために破過が早く寿命が短い。除粒子の観点からも、上述の通り、長寿命、高除去性能化が課題となっている。イオン除去率を向上させるため、膜厚を厚くしたり、膜の細孔を小さくすると、透水性が犠牲となるという問題があった。
【0004】
繊維径がナノメーターオーダーである極細のナノファイバの製造方法として電界紡糸法(静電紡糸法)が公知である(下記特許文献1,2等)。この電界紡糸法では、ノズルとターゲットとの間に電界を形成しておき、該ノズルから液状原料を細繊維状に吐出させて紡糸が行われる。
【特許文献1】特開2007−92237
【特許文献2】特開2006−144138
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のプリーツ型イオン交換フィルタは、寿命が短く、長寿命化が求められている。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、濾過性能に優れ、寿命を長くすることも可能なフィルタと、このフィルタを用いた液処理方法とを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1のフィルタは、流体を濾過するフィルタにおいて、高分子材料の極細繊維よりなる基材層と、該基材層上に積層された、イオン交換基を有する高分子材料の微粒子及び/又はナノファイバよりなるイオン交換材層とからなる複合層を少なくとも1層備えたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2のフィルタは、請求項1において、該極細繊維または該ナノファイバは電界紡糸されたものであることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3のフィルタは、請求項1又は2において、前記ナノファイバの相当直径(a)は10〜1000nmであり、前記極細繊維の相当直径(b)と、この相当直径(a)との比b/aが1〜1000であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4のフィルタは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記微粒子の平均粒径(c)は1〜1000μmであり、この平均粒径(c)と前記極細繊維の相当直径(b)との比c/bが2〜1000であることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5のフィルタは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記高分子材料はフッ素を含有することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6のフィルタは、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記基材層からイオン交換材層に向う積層方向における末端に位置する前記イオン交換材層上にさらに前記基材層が積層されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7の液処理方法は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のフィルタに被処理液を透過させることにより処理液を得ることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8の液処理方法は、請求項7において、被処理液が金属イオン濃度0.5〜5ng/Lの超純水であることを特徴とするものである。
【0015】
請求項9の液処理方法は、請求項7又は8において、被処理液の温度が50〜100℃であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明(請求項1)のフィルタは、極細繊維よりなる基材層の上に微粒子及び/又はナノファイバよりなるイオン交換材層を積層した複合層を有するものである。このフィルタは、イオン交換材として、比表面積が大きい微粒子及び/又はナノファイバよりなるものを用いているため、イオン交換容量が大きい。このイオン交換材層が基材層上に積層されることにより、イオン交換材の流出が防止される。また、このフィルタはイオン交換機能だけでなく濾過性能にも優れたものとなる。
【0017】
本発明のフィルタは、複合層の厚さ方向に液を透過させて濾過に使用されるが、このとき複合層のイオン交換材層から基材層に向う方向に通水する。かかる通水方式のフィルタは、プリーツ型フィルタのような偏流がなく、寿命が長い。そして、長期にわたって透過流束を高く保つことができる。
【0018】
本発明のフィルタは、超純水などの製造に用いるのに好適である。なお、近年、50℃以上の高温水を処理することが電子部品製造工程で必要とされることがある。微粒子及びナノファイバとして耐熱性の高い素材のものを用いることにより、このような高温水も十分に処理することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明について詳細に説明する。第1図(a)は実施の形態に係るフィルタの厚み方向と垂直方向の断面図である。
【0020】
このフィルタ1は、イオン交換基を有しない高分子材料Bの極細繊維よりなる基材層2と、この基材層2の上に積層されたスルホ基などのイオン交換基を有する高分子材料Aの微粒子及び/又はナノファイバよりなるイオン交換材層(この実施の形態ではカチオン交換材層)3とを備えている。
【0021】
高分子材料Bよりなる基材層2の極細繊維としては、相当直径が1〜1000nm特に10〜700nm程度の著しく細い繊維が好適である。「相当直径」とは、1本の繊維(ファイバ)の断面積と断面積の外周長さとから、(相当直径)=4×(断面積)/(断面の外周長さ)によって算出される値である。この極細繊維の長さは、1μm以上が好適である。なお、電解紡糸で作製した場合、数十cmの長さにすることができ、また連続的に紡糸することもできるため、上限なく長くすることができる。
【0022】
この高分子材料Bは所定の透水性、強度を確保されるものであれば特に限定されない。
【0023】
高分子材料Bとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドなどのポリエーテル、PTFE、CTFE、PFA、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などのフッ素樹脂、ポリ塩化ビニルなどのハロゲン化ポリオレフィン、ナイロン−6、ナイロン−66などのポリアミド、ユリア樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン、セルロース、酢酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリベンゾイミダゾール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリアクリルニトリル、ポリエーテルニトリル、ポリビニルアルコールおよびこれらの共重合体などの素材が使用できるが、この限りではない。特に1種類の素材に限定されることはなく、必要に応じて種々の素材を選択できる。ただし、50℃以上の高温水の処理に用いるときには、耐熱性を有するフッ素樹脂が好適である。なお、フッ素樹脂にポリオレフィン、ポリエーテル等の他のポリマーを混合してもよい。
【0024】
基材層2は上記高分子材料Bを電界紡糸した極細繊維の繊布又は不織布よりなることが好ましい。
【0025】
基材層2の厚みは1〜1000μm特に10〜100μm程度が好適である。
【0026】
イオン交換材層3は、スルホ基などのイオン交換基を有する高分子材料Aの微粒子及び/又はナノファイバよりなる。この高分子材料Aは、好ましくはフッ素を有するものであり、具体的にはポリスチレンスルホン酸、ポリスルホン酸、グリシジルメタクリレートを亜硫酸と反応させてスルホ基を有する材料、スルホ基を有するフッ素樹脂などの少なくとも1種が例示される。スルホ基を導入したフッ素樹脂としては、市販のナフィオン(登録商標)などが例示される。なお、イオン交換基は、カルボキシル基、リン酸基、1〜4級のアミノ基などであってもよい。
【0027】
イオン交換材層3の微粒子としては、平均粒径が1〜1000μm特に10〜700μmのものが好適である。なお、この平均粒径は、電子顕微鏡の撮像から求められる。このの微粒子の製造方法は、特に限定されるものではないが、電界造粒法が好適である。電界造粒法では、液状原料を電解紡糸法と同様の原理に基づいて電圧を印加して吐出させることにより微粒子が製造される。
【0028】
イオン交換材層3のナノファイバとしては、好ましくは相当直径(a)が10〜1000nm特に50〜700nmの電界紡糸されたものを用いる。このように著しく細い繊維は、比表面積が大きく、被処理水中の被分離物質の除去性能が高い。
本発明では、イオン交換材層3を構成する微粒子の平均粒径(c)と基材層を構成する極細繊維の相当直径(b)との比c/bを2〜1000特に5〜100とするのが好ましい。なお、極細繊維が太すぎると微粒子が流出するため好ましくなく、細すぎると十分な透水性が得られない。
イオン交換材層をナノファイバで構成する場合、極細繊維の相当直径(b)とナノファイバの相当直径(a)との比b/aを1〜1000倍特に1〜100倍の太さとするのが好ましい。なお、イオン交換材層のナノファイバが過度に細いと、通水抵抗が増大し、ナノファイバが過度に太いとイオン交換性能が低いものとなる。
【0029】
イオン交換材層3は微粒子のみ又はナノファイバのみから構成されてもよく、両者の混合物にて構成されてもよい。イオン交換材層3をナノファイバ及び微粒子で構成する場合は、上述の条件を共に満たすような太さの極細繊維を用いるのが好ましい。
【0030】
イオン交換材層3の厚さは1〜1000μm特に10〜100μm程度が好適である。
【0031】
なお、イオン交換材層3のイオン交換基を有する高分子材料よりなる微粒子又はナノファイバは、イオン交換基を有する高分子材料を造粒又は紡糸することによって製造されてもよく、造粒又は紡糸した微粒子又はナノファイバにイオン交換基を付与する処理を施してもよい。
【0032】
イオン交換基の導入方法は素材材質によって適当な導入方法を選択するのが好ましい。例えば、スルホ基をポリスチレンに導入する場合、硫酸溶液中にパラホルムアルデヒドを適量添加し、加熱架橋することで、スルホ基の導入が可能である。
本発明においては、基材層上の内部にイオン交換材層が多少入り込んでいてもよい。
【0033】
このように構成されたフィルタ1を用いて水処理を行う場合、被処理水はフィルタ1を複合層の厚さ方向に透過し、濾過水として取り出されるが、このときフィルタの下流側の末端が基材層となるように通水する。
【0034】
第1図(a)では、フィルタ1は1層の複合層4のみにて構成されているが、第1図(b)のフィルタ1Aのように、複数の複合層4を積層したものであってもよい。この場合も、水は図の上側から下側へ、すなわち各複合層4においてイオン交換材層3から基材層2へ向かう方向に通水される。なお、複合層4の積層数は通水圧損を勘案して適宜設定されるが、通常は1000以下、特に500以下とされる。
各層2,3,4の材料、厚さ等は第1図(a)と同様である。
【0035】
本発明では、第1図(c)のフィルタ1Bのように、基材層2からイオン交換材層3に向かう積層方向末端側のイオン交換材層3上に基材層2を積層してもよい。このフィルタ1Bによれば、図の上側から通水する使用方法と、下側から通水する使用方法とのいずれにも用いることができる。
【0036】
第1図(c)では、複合層4を複数積層した第1図(b)の態様において、最上層のイオン交換材層3上に基材層2を積層しているが、1層の複合層4のイオン交換材層3の上に基材層2を積層したサンドイッチ構造(基材層2、イオン交換材層3及び基材層2をこの順に積層した3層構造)のフィルタとしてもよい。
【0037】
本発明は、金属イオン濃度0.5〜5ng/Lの超純水を濾過処理し、金属イオン濃度を0.1ng/L以下程度にする場合に用いるのに好適である。
【0038】
なお、本発明のフィルタは、水以外の液体の処理にも用いることができる。
【実施例】
【0039】
[実施例1]
<基材層2の構造>
高分子材料BとしてAldrich製PVDF(Mw=273,000)をDMA(ジメチルアセトアミド)に17wt%で溶解したポリマードープを50kVの電圧を印加した電界紡糸装置(パナソニックファクトリーソリューションズ株式会社製)で電界紡糸し、相当直径100nmの極細繊維を得た。この極細繊維を吐出口を動かしながら噴き付けることにより厚さ50μmの不織布よりなる基材層2を製造した。
【0040】
<イオン交換材層3の製造>
市販のナフィオン(スルホ基導入ポリテトラフルオロエチレン。登録商標)20重量部を水35重量部と1−プロパノール45重量部(合計80重量部)の混合溶媒に溶解させ、微粒子又はナノファイバ製造用ポリマードープを調製した。
【0041】
このポリマードープを印加電圧50kVとした電界造粒装置(パナソニックファクトリーソリューションズ株式会社製)によって造粒して平均粒径2μmの微粒子を製造した。吐出口を動かしながらこの微粒子を基材層2に噴きつけることにより、基材層2の上に微粒子よりなるイオン交換材層3を積層して複合層4を形成し、さらにフィルタの厚さが2mmとなるように複合層4を35層積層して最上層に基材層を積層してフィルタ1Aを製造した。
【0042】
作製したフィルタ1Aを5%の塩酸で十分に洗浄した後、超純水で塩酸を洗い流した。これを膜面積13cmのフィルターホルダに装着した。その後、被処理水の金属(Na,Mg,Al,K,Ca,Cr,Fe,Cu,Zn)濃度が10ng/Lになるように原子吸光用標準液を超純水に添加した常温の試験水を30KPaで20L通水処理した。処理水中の金属濃度を測定した結果を表1に示す。測定はサンプリング水を濃縮してからICPMS(横河アナリティカルシステムズAgilent−4500)で分析することにより行った。
【0043】
[実施例2]
高分子材料Bのポリマードープの濃度を20wt%とし、印加電圧を20kVとしたこと以外は実施例1と同様にして平均繊維径500nmの極細繊維を得た。これから、上記と同様にして厚さ50μmの基材層2を製造した。
高分子材料Aとして、上記のナフィオン20重量部を水34重量部と1−プロパノール45重量部(合計80重量部)の混合溶媒に溶解させ、さらにポリエチレンオキサイド1重量部を溶解させてナノファイバ製造用ポリマードープを調製した。
【0044】
このポリマードープを印加電圧50kVとした電界紡糸装置によって電界紡糸し、平均繊維径500nmのナノファイバを得た。吐出口を動かしながらこのナノファイバを基材層2に噴きつけることにより、基材層2の上にナノファイバよりなるイオン交換材層3を積層して複合層4を形成し、さらにフィルタの厚さが2mmとなるように複合層4を○○層積層してフィルタ1Aを製造した。
【0045】
作製したフィルタ1Aを5%の塩酸で十分に洗浄した後、超純水で塩酸を洗い流した。その後、実施例1と同様にして通水試験を行った。結果を表1に示す。
なお、基材層2にイオン交換材層3を積層して複合層4を形成しているときのSEM写真を第3図に示す。第3図は、実施例2の条件で高分子材料Bの極細繊維を作製して実施例1の条件で高分子材料Aの微粒子を付着させている途中のSEM写真である。
【0046】
[比較例1]
イオン交換不織布、ポリスルホン多孔質膜、ポリプロピレン不織布(流路材)を積層し、厚さ2mmのフィルタを作製した。このフィルタに同様にして上記試験水を通水した。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】

【0048】
表1の通り、本発明によると、高透過流束にて十分に金属イオンを除去することができる。なお、この高透過流束は30日以上にわたって維持された。
【0049】
[参考例]
参考例1
実施例1における基材層2の製造条件をポリマードープの濃度を25wt%と変えたこと以外は同様にしてそれぞれ厚さ40μm、75μm及び110μmの不織布よりなるフィルタを製造した。このフィルタは、基材層2のみからなるものである。
【0050】
参考例2
参考例1における極細繊維の製造条件のうちポリマードープの濃度を10wt%と変えることにより平均粒径10μmの微粒子を製造した。この微粒子を膜厚さが上記参考例1と同じになるように層状に形成してフィルタとした。
【0051】
これら参考例1,2のフィルタについてそれぞれ0.4KPaにて純水を通水し、透過流束を測定した。この結果を第2図に示す。
【0052】
第2図の通り、電界紡糸繊維を用いると透過流束が著しく高くなることが認められる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】実施の形態に係るフィルタの模式的な断面図である。
【図2】参考例のフィルタの透過流束の測定結果を示すグラフである。
【図3】製造途中の複合層のSEM写真である。
【符号の説明】
【0054】
1,1A,1B フィルタ
2 基材層
3 イオン交換材層
4 複合層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を濾過するフィルタにおいて、
高分子材料の極細繊維よりなる基材層と、該基材層上に積層された、イオン交換基を有する高分子材料の微粒子及び/又はナノファイバよりなるイオン交換材層とからなる複合層を少なくとも1層備えたことを特徴とするフィルタ。
【請求項2】
請求項1において、該極細繊維または該ナノファイバは電界紡糸されたものであることを特徴とするフィルタ。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記ナノファイバの相当直径(a)は10〜1000nmであり、前記極細繊維の相当直径(b)と、この相当直径(a)との比b/aが1〜1000であることを特徴とするフィルタ。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項において、前記微粒子の平均粒径(c)は1〜1000μmであり、この平均粒径(c)と前記極細繊維の相当直径(b)との比c/bが2〜1000であることを特徴とするフィルタ。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項において、前記高分子材料はフッ素を含有することを特徴とするフィルタ。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項において、前記基材層からイオン交換材層に向う積層方向における末端に位置する前記イオン交換材層上にさらに前記基材層が積層されていることを特徴とするフィルタ。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のフィルタに被処理液を透過させることにより処理液を得ることを特徴とする液処理方法。
【請求項8】
請求項7において、被処理液が金属イオン濃度0.5〜5ng/Lの超純水であることを特徴とする液処理方法。
【請求項9】
請求項7又は8において、被処理液の温度が50〜100℃であることを特徴とする液処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−202116(P2009−202116A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−48091(P2008−48091)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成19年度、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「革新的部材産業創出プログラム/新産業創造高度部材基盤技術開発/先端機能発現型新構造繊維部材基盤技術の開発」にかかる委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願
【出願人】(000001063)栗田工業株式会社 (1,536)
【出願人】(304021417)国立大学法人東京工業大学 (1,821)
【Fターム(参考)】